ちくわブログ

ちくわの夜明け

灰色の空

2006-10-05 21:12:23 | Weblog
朝、起床し、コンビニでカフェオレとパンを買う。
それらをもさもさと食みながら、レンタルしてきたDVDを観る。『勝手にしやがれ』と『カリオストロの城』の二本。

いずれも観たいから、というよりも、名作とうたわれながらも見逃してきたものだから。
『カリオストロの城』は「絶対観た方がいい、面白いから」と幾人もの人に薦められて、渋々観ることにした。
でもやはり、どうしても宮崎駿はうけつけられない。あの牧歌的な青空は確かに美しいけど、それよりも押井守の灰色の空が好きだ。
よどんでいて重いけれど、それでもそこから抜け出そうと懸命になり、もがき、苦しみ、でもやはり抜け出せない、その現実を見つめさせる灰色が好きだ。

昼。
熊本に行ったときにおばさんからもらった、とんこつラーメンを茹でる。卵をひとつ、割って入れる。
うまかった。

昼過ぎ。
雨を背中に受け、へーっくしょいっ!ときたもんだーとばかりに自転車を走らせる。安物の透明傘ではこの大雨は防ぎきれない。
行く先はレンタルビデオ店。DVDを返却し、そのついでにまた借りる。
今度のお仕事の参考になりそうなDVDを3点と、普通に観たい映画3点を借りた。

帰り、スーパーに寄って安いメンチカツ弁当と焼きそば、それに惣菜パン、米5キロを購入。

アパートに帰る間も、雨はずっと降りしきっていた。
体が冷えた。買ってきたものが濡れたので簡単に拭き、メンチカツ弁当と冷蔵庫にあった豆腐を食べる。豆腐には最近、実家からの荷物に入っていたなめたけをかけて食うようにしている。特別うまくはない。

明日の撮影の予定を確かめるメールを打つ。

しばらくして、携帯が鳴る。
出ると、労働の派遣元からだった。「次の出勤日ですが、16日からということになりましたので」。
やや迷ってこう言った。
「あ、ちょうどキリがいいですし、俺、このまま辞めさせていただいてもよろしいですか?」



こうしてわたしは本日限りをもちまして、工場労働をやめました。
なんとあっけない。休み休みとはいえ約3年続けたのに。

もちろん、お仕事(撮影、編集)だけでは食えないので、他に何か職を探します。しかしとりあえずは今日から、お仕事中心の生活になるわけです。
めちゃくちゃ不安です。でもしょうがないです。今月の仕事量で工場労働も続けてたら、間違いなく〆切に間に合わなくなるので。

あー。がんばろうっと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする