田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

忘れ物~チビニンジン

2010年12月14日 | 田舎暮らし

お天気が安定しません。
風雪が二日続いたと思ったら、続く二日は気温が上がって雪が解けるという繰り返しです。

これでは、いつになったらスキーができるようになるかわかりません。
やはり、今年の天気はどこかおかしいようです。

ところで、先日、春菊の後片付けをして、今年の菜園仕事はおしまいと思っていたのですが、遅蒔きのニンジンの収穫を忘れていました。

昨日、家内が雪を掻き分けてチビニンジンを掘り出して来ました。

一度蒔いた種が発芽せず、遅れて二度蒔きとなったため、時間が足りず小さいままですが、さすが、今時分まで土の中に居ると、味は良く、グーでした。

まだ、畑には採り残したものがあるのですが、彼らは、来春までの長い長い眠りにつきます。


振り返れば~今年の読書

2010年12月12日 | 読書三昧

今年の漢字「暑」に同感し、流行語大賞の「ゲゲゲの~」には違和感を覚えつつ、「国民読書年」でもあった今年、ブログの書評をリストアップしてみたら下記のようになりました。

 ・浅田次郎著「終わらざる夏
 ・中島京子著「小さいおうち」
 ・村山由佳著「アダルト・エデュケーション」
 ・浅田次郎著「マンチュリアン・リポート」
 ・山崎直子著「夢をつなぐ
 ・黒井千次著「高く手を振る日
 ・吉田修一著「悪人」
 ・村上春樹著「1Q84(3)」
 ・山本兼一著「命もいらず名もいらず」
 ・やなせたかし著「人生、90歳からおもしろい!」
 ・笹本稜平著「特異家出人」
 ・斉藤貴男著「消費税のカラクリ」
 ・篠田節子著「讃歌」
 ・篠田節子著「女たちのジハード
 ・井上ひさし著「ムサシ」
 ・古川薫編「高杉晋作~その魅力と生き方」
 ・熊谷達也著「銀狼王」
 ・羽根田治・他著「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか
 ・姜尚中著「母・オモニ」
 ・横山秀夫著「看守眼」
 ・外山滋比古著「人生二毛作のすすめ」
 ・船戸与一著「灰燼の暦」
 ・山本一力著「あかね空」
 ・山本兼一著「千両花嫁」
 ・張本勲著「もう一つの人生」
 ・西木正明著「ウェルカムトゥパールハーバー
 ・藤沢周平著「乳のごとき故郷」
 ・天道荒太著「静人日記」
 ・山本兼一著「狂い咲き正宗」
 ・財部誠一著「中国」
 ・山崎豊子著「二つの祖国
 ・山崎豊子著「暖簾」
 ・伊熊よし子著「図説:ショパン」
 ・中村・澤地著「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」
 ・重松清著「きみ去りしのち」
 ・伊藤千尋著「一人の声が世界を変えた!」
 ・川上未映子著「ヘヴン」
 ・帚木蓬生著「水神」
 ・冲方丁著「天地明察」
 ・山崎豊子著「小説ほど面白いものはない」
 ・堤未果著「貧困大国アメリカⅡ」
 ・山崎豊子著「大阪づくし、私の産声」
 ・池澤夏樹著「カデナ」
 ・半藤末利子著「漱石の長襦袢」
 ・佐々木譲著「廃墟に乞う」
 ・北村薫著「元気でいてよ、R2-D2」
 ・乙川優三郎著「闇の華たち」
 ・中村安希著「インパラの朝」
 ・北村薫著「ひとがた流し」
 ・戸塚洋二著「がんと闘った科学者の記録
 ・筑紫哲也著『この「くに」の面影』
 ・湊かなえ著「告白
 ・山崎豊子著「作家の使命~私の戦後」
 ・なかにし礼著「長崎ぶらぶら節」

以上54冊ですが、印象に残ったものを上げると次のようになるでしょうか。

・歴史の重さを痛感させられた本~山崎豊子著「二つの祖国」、浅田次郎著「終わらざる夏」/「マンチュリアン・リポート」、西木正明著「ウェルカムトゥパールハーバー」、船戸与一著「灰燼の暦」など。

・エンタメとして面白く読めた本~冲方丁著「天地明察」、天道荒太著「静人日記」、篠田節子著「女たちのジハード」、山本兼一著「狂い咲き正宗」、北村薫著「ひとがた流し」、なかにし礼著「長崎ぶらぶら節」など。

・話題作ながら問題多いと感じた本~湊かなえ著「告白」、川上未映子著「ヘヴン」、村上春樹著「1Q84(3)」、村山由佳著「アダルト・エデュケーション」など。

さてさて、来る2011年はどんな本と出合えるでしょうか。


絶品~イシガレイ

2010年12月11日 | インポート

一昨日、例によって1週間分の食料の買出しにでかけました。
いつものスーパーで、そろそろ美味しいババガレイでも出ていないかなと、鮮魚売り場を覗いてみましたが、これと言ったものはありません。

ちょっとガッカリしていたら、きれいな切り身が目に留まりました。

隣町の岩内港に上がった「石ガレイ」との表示があります。
こんな魚食べたことないし、元々どんな姿、形をしているのかもわからず躊躇したのですが、あまりにきれいで生きが良さそうだったので、求めて帰りました。

夕食時、大きな卵を抱いた(切り身の)煮付けが出てきました。食べてみると、とても美味しく、何か得をした気分になりました。

ただ、どんな魚なのか気になってネットで調べてみると、いろいろな写真がありました。1枚お借りしてお見せします。

この写真でははっきりしませんが、わき腹に、ゴツゴツしたコブ状の突起がいくつかあり、それが石のように硬いことから、この名が付いたようです。

写真は、35cmくらいのものですが、大きいものは60cmくらいになるそうです。釣りの良い相手でもあるようです。


怖いスピーカー

2010年12月10日 | 音楽三昧

ある日、王妃が魔法の鏡に向かって「世界で一番美しい女性は誰?」と尋ねると、「白雪姫!」という答えが返ってきます。激怒した王妃は、家来に白雪姫を殺すよう命じます。

この魔法の鏡は、自分の美の基準で見たままを正直に答え、頑固で融通が利きませんが、過日から拙宅に仲間入りした静電型のスピーカーも同じような性格の持ち主です。

この衝立のような変なスピーカー。
うわさに違わず繊細な響きを聴かせてくれていますが、原音の忠実な再生にも優れ、ソフトの良し悪しを如実に現してしまいます。

そう言えば、このスピーカーをオークションに出した米国のオーデイオ屋の主人が、次のように記していたのを思い出しました。

The strenghs of the ESL are there realism, extremely clean and open they are one of the best loudspeakers ever built, every audiophile writer owns some form of the ESLs・・・they can be too revealing with poor recordings.

「美しい方は美しく、それなりの方はそれなり」に映さず、録音の欠点を暴きだしてしまう怖さを持ったスピーカーです。


食事を美味しく

2010年12月09日 | 田舎暮らし

先日来の胃の不調から脱すべく、食事をよく咀嚼して食べるようにしたら、味もよくわかるし、少量でも満腹感を得られるようになりました。

これは、従来よく言われていたことなのですが、いざテーブルにつくと食べることに気がはやり、それほど咀嚼せず食べていることもわかりました。

現代人の場合、食事を早くするよう子供の頃からせかされるせいか、無意識の内に早食いになっているようです。

最近厚労省が発表した「国民健康・栄養調査」でも、よく咀嚼して食事をする重要性を説いています。

つまり、頭脳が満腹の度合いを感じるには時間がかかるので、早食いの人は、満腹感を感じないまま、ついつい食べ過ぎるのがメタボの原因になるようです。ちなみに、メタボの人は、「どちらかと言えば、早食い」と答えた人が63.9%もいたそうです。

また、男性の場合、メタボ率が、30代で34.8%、40代では36.2%にもなっているというのですから驚きです。

よく咀嚼しながら食事をすることは、胃の負担を減らし、美味しさを味わい、且つ、メタボ防止にも役立つと一石三鳥の効果があるようなので、せいぜい実践して行きたいと思っています。(図表は、同資料から拝借しました)


旅の履歴書~海外旅行編

2010年12月07日 | ギャラリー

昨夜来の雪で、周囲はホワイトクリスマス状態になりました。



一昨日、スキー(リフト)の季節券を買いに、ひらふスキーセンターへ行きましたが、多くの(特に外国人の)ファンが雪のないゲレンデを見上げてため息をついていましたので、このまま降り続いて、スキーができるようになれば良いと思っています。

さて、昨日に続き「わたしのたびものがたり」海外編ですが、気になる「世界三大何とか」を上げてみると、

 ・世界三大瀑布~ナイアガラ、イグアス、ビクトリア
 ・世界三大北壁~アイガー、グランドジョラス、マッターホルン
 ・世界三大夕日~バリ、マニラ、釧路
 ・世界三大夜景~ナポリ、函館、香港
 ・世界三大陵墓~ギザのピラミッド、始皇帝陵、仁徳天皇陵
 ・世界三大秘宝~ミロのヴィーナス、ツタンカーメン、モナリザ

等々。

加えて、世界遺産100選、世界名物料理100選などがリストアップされていて、まぁにぎやかなことではあります。

これではすっかりJTBペースです。
さて、あなたの次回の旅先はお決まりになりましたか?


わたしのたびものがたり

2010年12月06日 | ギャラリー

JTBの廉価版ツアー「旅物語」のカタログに、「わたしのたびものがたり」というチェックリストが付録でついて来ました。

国内版、海外版の2冊で、それぞれ「白地図」と「名所旧跡」などのリストが掲載されています。

つまり、「旅の実績をチェックし、次の計画に役立てて下さい」というのですが、まだ見ぬ世界が如何に多いかを自覚させ、自発的に旅に誘い出そうというわけです。

JTBの思惑はさて置き、この「三大あれこれ」というのがとても面白く、ついついリストに見入ってしまいました。

その中から、いくつかご紹介すると、

 ・日本三大古湯~有馬温泉、白浜温泉、道後温泉
 ・日本三大秘湯~ニセコ薬師温泉、谷地温泉、祖谷温泉
 ・日本三大桜~三春滝桜、山高神代桜、根尾谷淡墨桜
 ・日本三大朝市~飛騨高山、輪島、勝浦
 ・日本三大珍味~越前ウニ、三河コンワタ、野母カラスミ

等々。

加えて、日本にある世界遺産、日本温泉100選、平成百景、桜名所100選、紅葉名所100選、日本百名山、日本百名城、日本の滝100選、日本の国立公園、重要伝統的建造物群保存地区一覧、四国八十八ヶ所霊場、等々、おびただしいチェックリストが掲載されています。

これだけたくさんあると、いくら旅好きの方でも、チェックの入るところは、全体の数%にしかなり得ず、もっと旅に出なけりゃと(まんまと思惑通りに)なりそうです。おまけに、海外編もあるのですから、念の入ったことです。


Carpenters Singles 1969-1981

2010年12月05日 | 音楽三昧

My Favorite Doughnuts!
今回ご紹介するのは、Richard の監修になるSACDハイブリッド版のカーペンターズです。



1969-1981にリリースされた21曲が収録されています。

 ・Yesterday once more
 ・We've only just begun
 ・This masquerade
 ・Top of the world
 ・Only yesterday
 ・Please Mr.postman
 ・Sing

これらの曲目をご覧になると、あのシルキーな Karen の歌声を思い出す方も多いのではないかと思います。当時、それほど兄妹の歌声は街中にあふれていました。

今回、ボーカルをとりわけ美しく再生する新着の静電型スピーカーで聴きましたが、兄弟ならではのハーモナイズされたコーラスに聴き惚れました。


欠礼はがき

2010年12月04日 | 田舎暮らし

この時期、空模様が定まらず何となく憂鬱なのだが、加えて欠礼のはがきが次々と舞い込み、いっそう気持ちを沈ませる。

この欠礼はがき。
大抵は、父母が亡くなり喪中だというものなのだが、今年は、
半数が同世代の逝去に伴うものであった。

中でも、中学時代からの友人の逝去の知らせには愕然とした。
中学生の時、彼が生徒会長で小生が書記長という関係で、何かと一緒に行動することが多かった。

勿論、それ以後は進路も違い没交渉となっていたのだが、5年ほど前同窓会で再会し、以後、賀状の交換を通して互いの無事を確認し合って来た。

それが、2月に他界したという。
彼の冥福を祈りつつ、すでに彼岸の声がはっきり聞こえる位置に立っていることを自覚しなければならないと思った。


地球半周旅行

2010年12月03日 | 音楽三昧

拙宅に新しく仲間入りしたスピーカーです。
米国の東海岸メイン州のBangorという田舎町から、地球を半周ほど旅してやって来ました。

英国製の静電型スピーカーで、反応が速く繊細な音がするので、以前から欲しいと思っていました。しかし正価で143万円もするのでとても手が出ません。

ところが先月、何気なく米国のオークションサイト(EBAY)を覗いていたら、展示品ですが、信じられないような安値で出品されています。

ただ、出品者は外国に発送しないと言うので、個人輸入の代理店を間に入れて落札し、品物を一旦、代理店のあるロスアンジェルスへ送ってもらい、そこから本邦へ輸入しました。

勿論、商品の代金の他に、代理店手数料、輸送費、消費税等がかかりましたが、円高の折、正価の2割ほどで手に入れることが出来ました。

まだ、仮置きの状態ですが、従来のスピーカーとは次元の異なる精緻な音に聴き惚れています。


感動大作~浅田次郎著「終わらざる夏」

2010年12月02日 | 読書三昧

1945年8月18日未明。
ソ連軍8千が海峡を渡り、千島北端の占守島に来襲した。
戦争は、3日前の玉音放送で終わったはずであった。



2005年11月から4年間、「小説すばる」に連載された浅田次郎氏の大作、「終わらざる夏(上下巻925頁)」を深い感動とともに読みました。

物語~最北端の占守島を含む千島列島には、米軍を迎え撃つため日本軍の精鋭1個師団(2万3千人)が配置されていた。

しかし、一度も本格的な砲火を交えぬまま8月15日を迎え、故国の敗戦を知った。

そして、終戦処理のため訪れるであろう米軍使節を待ったのだが、来たのはソ連軍であった・・・

先に、ロシア大統領が「自国の領土を訪問する」として、クナシリ島を視察、憤激を買いました。

このように、日本の領土である千島の領有権問題は、決して風化させてはならない今日的課題です。その点で、この小説の持つ意味は極めて大きいと思います。ご一読をお勧めします。


病院食一週間

2010年12月01日 | 田舎暮らし

胃に不快感があり、体調も良くないので、ドックにでも入ろうかと最寄の病院に問い合わせたら、「症状があるなら、先ずは外来で診察を受けて」と言われてしまいました。

そこで、診察を受けるならその前に少し節制してみたらどうかと、この一週間、お粥と味噌汁に副菜1品という、いわば「病院食」を食べ続けました。

始めの3日ほどは、飢餓感がありつらかったのですが、4日目くらいから気にならなくなり、胃の不快感も徐々になくなって行きました。

そこで、もう少し我慢して続けてみようと、一週間ほどしたら、胃の不快感は解消し、何かつき物でも落ちたように身体が軽くなり、感覚的にもすっきりした感じになりました。

ただ、少し痩せたかなと思い、体重を測定してみましたが変化はなく、「これで良いのだ」と納得しました。

つまり、日頃何もせず、室内でウツウツと暮らす老人には、いつもの食事は胃に負担になっていたようです。

現在、食事の内容も量も、従来に近いものに戻しつつありますが、過食にならないよう、また、よく咀嚼して食べるよう気をつけています。

病院食の一週間は、貴重な体験でした。これで胃の病気でもなく経過すればと願っています。