この時期、空模様が定まらず何となく憂鬱なのだが、加えて欠礼のはがきが次々と舞い込み、いっそう気持ちを沈ませる。
この欠礼はがき。
大抵は、父母が亡くなり喪中だというものなのだが、今年は、半数が同世代の逝去に伴うものであった。
中でも、中学時代からの友人の逝去の知らせには愕然とした。
中学生の時、彼が生徒会長で小生が書記長という関係で、何かと一緒に行動することが多かった。
勿論、それ以後は進路も違い没交渉となっていたのだが、5年ほど前同窓会で再会し、以後、賀状の交換を通して互いの無事を確認し合って来た。
それが、2月に他界したという。
彼の冥福を祈りつつ、すでに彼岸の声がはっきり聞こえる位置に立っていることを自覚しなければならないと思った。