田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

ヤナギラン

2008年07月11日 | 田舎暮らし

今朝は、激しい雨の音で目覚めました。
ログハウスの屋根裏部屋のようなところに寝ていますので、雨が降り
始めると、すぐ頭の上でバシャバシャとトタンを打つ大きな音がします。

昨日、家内が「ヤナギランが咲いている」と言うので、散歩がてらカメ
ラを持って見に行くことにしました。

立ち木につかまって、ゴルフ場の土手を這い上がると、ちょっとした群
落がありました。ちょうど見ごろで、しばらくその艶やかな姿に見とれて
しまいました。

上の写真ですが、もう少し大きなサイズ (1,000x667pixs)でもご覧になれ
ます。

土手を降りて、別荘地と道々の交差点の方へ行くと、そこはジャガイモ
畑で、白い花が今を盛りと咲いています。

曇天で、あまりきれいに撮れていませんが、雰囲気だけはお楽しみいた
だけるのではないかと思います。


イエローカード&レッドカード

2008年07月10日 | 田舎暮らし

今日もニセコは、はっきりしないお天気です。
湿度も高く、鬱陶しいかぎりです。

洞爺湖サミットが終わりました。
地球温暖化対策、原油高騰や食糧危機に対して、実効性のある対策を
示して欲しいと願っていましたが、残念ながら、見るべき方策が示されな
いまま、閉幕となりました。

特に、地球温暖化対策で期待された、長期・中期の削減目標の設定に
ついては、玉虫色の文言を宣言に盛り込んだだけで、その決定を国連の
協議の場に委ねるとして、G8のインシアチヴを放棄してしまいました。

これでは、G8の存在意義そのものを問われるでしょう。この際、G8には
イエローカードを出しておきましょう。

一方、このサミットで、終始ご機嫌で、元気が良かったのがブッシュ大統
領だったとの言います。つまり、「何も決めないという米国の主張を押し
通して凱旋した」と報道されています。

温室ガス排出のチャンピオンである米国が、その立場にふさわしい態度
を示してこそ、まとまる話なのに、こんな誰にでもわかる道理を投げ捨て
て恥じませんでした。

また、立場の異なる中国やインドなどの新興国を引き込んで自らの責任
をあいまいにし、裏では、原発ビジネスの地ならしをするなど、あきれて
物も言えない感じです。

これは、まさにレッドカードものですが、この秋には退場が決まっている
ブッシュ氏のことですから、深追いせず、「ブッシュ後にするさ」と、クール
な対応を見せたEUなど、欧州各国の巻き返しに期待したいところです。

期待が大きかっただけに、小生には後味の悪いサミットでした。

野菜の花や実も、近づいて観察してみると、なかなか面白いものだと
思いました。菜園のキュウリと絹サヤです。

 


霧の洞爺湖

2008年07月09日 | エコロジー

今日もニセコは、はっきりしないお天気です。
気温は少し下がるようですが、湿度が高くまるで梅雨のようです。

地球温暖化防止にG8がどのような結論を出すのか注目されていました
が、終わってみれば、「中国、インドと一緒じゃなきゃイヤ!」と駄々をこ
ねる米国に配慮したあいまいな合意にとどまりました。

皮肉っぽく言えば、霧に包まれた洞爺湖での討議にふさわしい結論と言
えるでしょう。

第一の問題は、「2050年までの50%削減という目標を世界全体の目標
として採択することを求める」として、中国、インドなど、主要経済国の貢
献を強調しつつ、先進国の責任をあいまいにしていることです。

現在の地球温暖化の危機は、主として先進国による温室効果ガスの排
出によるものである以上、先進国、特にG8諸国が、意欲的な削減目標
を掲げ、それを実施に移してこそ、新興国の同意と参加を得ることがで
きます。

しかし、先進諸国の責任をあいまいにしたまま「世界共同責任」を提唱
すれば、かえって、世界的合意形成に混乱を持ち込むことにならないで
しょうか。

第二には、2020年頃までの中期削減目標については、「野心的な国別
総量目標を実施する」としましたが、具体的数値を明示するに至りませ
んでした。つまり、「総論あいまい、各論はさらにあいまい」では、一体、
何のために洞爺湖に集まったのかということになります。

これは、このサミットに期待した私たち多くの市民の期待を裏切る結果
になったと言わざるを得ないでしょう。

敷地の片隅に、ことしもジキタリスが咲き始めました。ジキタリスは、
ラテン語で「指」のことで、学名は、「キツネノテブクロ」だそうです。


ランキングですよ!

2008年07月07日 | エコロジー

今日のニセコは、生憎の雨模様です。
洞爺湖サミットの初日ですが、ちょっと残念なお天気です。

世界各地からのお客様に北海道の魅力を満喫していただくためにも、
良いお天気であって欲しいと思いますが、これだけは神のみぞ知るで、
回復を祈るばかりです。

サミットを前に福田首相が発表した地球温暖化防止策(福田ビジョン)
は、経済界への配慮から中期削減目標すら明示しない消極的なもの
となりました。これに対し、欧州各国や関係NGOなどからは、努力の
姿勢が見えないと酷評されました。

このビジョンで、唯一、評価されて良いと思うのは、「排出量取引」を、
この秋から試行するとした点です。つまり、CO2の削減に市場メカニズ
ムを導入し、企業の削減努力を加速させようというわけです。

しかし、電気事業連合会の勝俣会長(東京電力社長)などは、早速、
この排出量取引について「幻想だ」と後ろ向きのコメントをしています。
(6月13日)

しかし、実は、彼ら(経済界首脳)はわかっていないのだと思います。
近い将来、省エネやCO2削減対策を怠る企業の製品など、誰も相手
にしなくなるでしょう。

ちなみに、一昨日の経済面に載った次の記事を見て下さい。

本年上半期の国内新車販売台数ランキングですが、ガソリンや食料品
の高騰、排ガス抑制等への配慮から、需要は、完全に小型車にシフト
しています。この点、トヨタ、ニッサンなどの高級車販売拡大路線は、修
正を余儀なくされています。

一般家庭で使用する電力も、気に入らないなら他社から購入できると良
いのですが、そうなっていない以上、消費者である私たちは、電力各社
に対しCO2削減努力を強く求めることになるでしょう。そうなった場合に、
上記のように「幻想だ」などと開き直っていられるでしょうか。
上記のデーターは5日付け朝日新聞から借用しました。


行者ニンニク

2008年07月06日 | 田舎暮らし

昨日から気温が上がって、今日も夏日になりそうです。
当地に住んで10年。すっかり白熊のような肌感覚になっていますので、
少し気温が上がるとすぐ音を上げてしまいます。

今年も畑の片隅に植えてあった行者ニンニクが芽を出しましたとお知
らせしたのですが、それが、花を付け、現在は実を付けています。



ここ数年、家内がこの実(種)を採取して、敷地のあちこちに蒔いていて、
可愛い一つ葉がたくさん出てきていますから、その内、我が家は行者ニ
ンニク畑に化けるのではないかと心配しています。

「男爵」ジャガイモの花も咲き始めましたが、予想に反して(と言うより誤
解していて)薄紫の花でした。本物の白い花は、「洞爺」という品種のもの
のようです。

また、採れ始めたイチゴは、食べてしまうのが惜しいほど艶やかです。
しばらくは、デザートとして、我が家の食卓を飾りそうです。


そうか、もう君はいないのか

2008年07月05日 | 読書三昧

今日のニセコは、はっきりしないお天気です。
隣接するスキーセンターの駐車場では、「倶知安ジャズフェステバル」
が始まりました。

城山三郎氏の「そうか、もう君はいないのか」を読みました。

同氏は、「総会屋錦城」で直木賞を受賞後、広田弘毅首相の生涯を書
いた「落日燃ゆ」や「男子の本懐」、「毎日が日曜日」などの話題作の著
者として広く知られていますが、昨年3月79歳で逝去されました。

2000年2月、最愛の奥様を(癌で)亡くした同氏が、その後の7年間をど
のような思いで過ごしたのかを克明に記しています。

そこには、”50億の中でただ一人「おい」と呼べる妻へ”あてた愛惜の
念とともに、妻に先立たれた老作家の悲愁が赤裸々に綴られていて、
比較的年代の近い小生には、身につまされるものがありました。

自分が同じような境遇におかれることになった場合、果たして、自分は
力強く生きていけるのだろうか? そして、それはまた、家内にとっても
言えることで、我々同年代を生きる老人にはさけて通れない問題です。 

城山三郎氏は、同書の中で、

 2000年2月24日、杉浦(城山の姓)容子、永眠。享年68。

 あっという間の別れ、という感じが強い。
 癌と分かってから4ヶ月、入院してから2ヶ月と少し。
 4歳年上の夫としては、まさか容子が先に逝くなどとは、思っていな
 かった。

 もちろん、容子の死を受け入れるしかない、とは思うものの、彼女は
 もういないのかと、ときに不思議な気分に襲われる。容子がいなくな
 ってしまった状態に、私はうまく慣れることができない。

 ふと、容子に話しかけようとして、われに返り、「そうか、もう君は
 いないのか」と、なおも容子に話しかけようとする。

と、その心境を吐露しています。同年代の方にご一読をお勧めします。
2枚目の写真は、NHKハイビジョン特集「ただ一人“おい”と呼べる君へ
~城山三郎 亡き妻への遺稿~」からお借りしました。


野菜の花

2008年07月03日 | 田舎暮らし

今日は時々薄日の漏れるお天気です。
午後遅くから雨になるとの予報がでています。

菜園の野菜は、そこそこ元気に育っていて、このところの晴天で、
いろいろな花を付け始めました。

これはご存知、ジャガイモの花です。

ここニセコ(倶知安町)は、地質と天候がジャガイモの生育に適してい
ることから、ジャガイモの名産地として全国的に知られています。
このため、町のマスコットも「じゃが太」君で、宣伝に一役かっています。

このジャガイモの花は、キタアカリという品種のもので、濃い紫色が特長
です。拙宅では、他に「男爵」をつくっていますが、まだ花をつけていま
せん。すこし白っぽい清楚な感じの花です。近所にも大きなジャガイモ畑
があって、一面、ジャガイモの花で埋まっています。

これは、絹サヤの花です。たくさん咲いていますから、そのうち食べ
きれないほど収穫できると思います。

ミニトマトの小さな花も、よく見るとなかなか味のある形をしています。

イチゴも実を付け始め、このところ毎朝、朝食のデザートにいただい
ています。自家製のものは、新鮮で(身びいきもあり)とても美味しい
ですね。


早朝ゴルフ

2008年07月02日 | 田舎暮らし

今日もニセコは快晴です。
湿度が下がり、北国らしいさわやかなお天気になりました。

今朝4時起きして早朝ゴルフに行ってきました。
ゴルフ場(ニセコ東急GC)は、この別荘地と道一つ隔てたお隣さんな
ので、クラブハウスまで車で2分の距離。眠い眼をこすりつつカートを
運転してコースに出ました。



一年ぶりのラウンドというので、クラブをどう振るのかも定かでなかっ
たのですが、終わってみればまずまずのラウンドでした。目下、坐骨
神経痛で通院中の家内も、クラブを2・3本持ってフェアウエイを走り
回っていました。

コースの詳細はこちらにあります。ラウンドフィーは、3,000円/人でした。
10月初旬までプレイできます。写真は、クラブ案内から借用しました。
いくつものホールから、お山(羊蹄山)を望むことができます。


新見温泉日帰り入浴

2008年07月01日 | 田舎暮らし

今日もニセコは良いお天気です。
早朝ゴルフの予定でしたが、モヤが濃く順延となりました。

先日、蘭越町の白樺山(海抜923m)に恒例の花見登山と洒落てみまし
たが、この登山は、帰途、新見温泉で日帰り入浴を楽しむというおまけ
がついています。

この地図は、ニセコの西側半分ほどを表わしています。
朱の下線を付した白樺山は、中央上部にあります。ここから降りると新
見峠で、そこから268号線を車で5分ほど下ると、新見温泉郷に着きま
す。

この温泉郷には、旅館が2軒あります。小生らはいつも、新見温泉ホ
テルを利用しています。泉質は硫酸塩泉ですが、透明でマイルドです。
温泉の出口にはコップが備えられていて、入浴しながら試飲できます。

汗を流してロビーに出てくると、従業員の方が「どうぞ召し上がって下
さい」と冷たい「葡萄」を一房持って来てくれました。あちこちの温泉を
利用しますが、湯上りに果物のサービスを受けるのは初めてで感激し
ました。日帰り入浴料は500円です。

上段の地図は、NISEKO EXPRESS vol.22 から借用しました。