田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

ランキングですよ!

2008年07月07日 | エコロジー

今日のニセコは、生憎の雨模様です。
洞爺湖サミットの初日ですが、ちょっと残念なお天気です。

世界各地からのお客様に北海道の魅力を満喫していただくためにも、
良いお天気であって欲しいと思いますが、これだけは神のみぞ知るで、
回復を祈るばかりです。

サミットを前に福田首相が発表した地球温暖化防止策(福田ビジョン)
は、経済界への配慮から中期削減目標すら明示しない消極的なもの
となりました。これに対し、欧州各国や関係NGOなどからは、努力の
姿勢が見えないと酷評されました。

このビジョンで、唯一、評価されて良いと思うのは、「排出量取引」を、
この秋から試行するとした点です。つまり、CO2の削減に市場メカニズ
ムを導入し、企業の削減努力を加速させようというわけです。

しかし、電気事業連合会の勝俣会長(東京電力社長)などは、早速、
この排出量取引について「幻想だ」と後ろ向きのコメントをしています。
(6月13日)

しかし、実は、彼ら(経済界首脳)はわかっていないのだと思います。
近い将来、省エネやCO2削減対策を怠る企業の製品など、誰も相手
にしなくなるでしょう。

ちなみに、一昨日の経済面に載った次の記事を見て下さい。

本年上半期の国内新車販売台数ランキングですが、ガソリンや食料品
の高騰、排ガス抑制等への配慮から、需要は、完全に小型車にシフト
しています。この点、トヨタ、ニッサンなどの高級車販売拡大路線は、修
正を余儀なくされています。

一般家庭で使用する電力も、気に入らないなら他社から購入できると良
いのですが、そうなっていない以上、消費者である私たちは、電力各社
に対しCO2削減努力を強く求めることになるでしょう。そうなった場合に、
上記のように「幻想だ」などと開き直っていられるでしょうか。
上記のデーターは5日付け朝日新聞から借用しました。