ニセコは、今日も良いお天気です。
オホーツク海高気圧の圏内とかで、とても涼しいです。
諏訪内晶子さんの最新作、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ7番と
9番(クロイツェル)を聴きました。
ご存知の方も多いと思いますが、諏訪内さんは、90年のチャイコフスキ
ー国際コンクールヴァイオリン部門において、最年少優勝を果たした日
本が世界に誇る著名なヴァイオリニストです。
小生も何度か彼女のリサイタルを聴いていますが、その音楽性の豊か
さとテクニックの確かさ、奏でられるヴァイオリンの音色の美しさに魅了
されて来ました。
今回のベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲録音シリーズは、「意=
音と心が響きあう~渾身のラフワーク」とうたわれるように、彼女の演
奏家としての成長を問う意欲作となっています。
従来、彼女の演奏は、音楽もさることながら、どちらかと言えば、音の
美しさを追い求めるかのように感じて来ましたが、今回の演奏を聴いて、
ベートーヴェンの作曲意図をより深く理解しつつ、彼女独自の解釈を元
に、それを意欲的に表現しようと試みているように思いました。
このヴァイオリンソナタ全曲録音では、ムターの演奏が話題となりまし
たが、比較してみると、諏訪内さんの演奏は、意欲的であると同時に音
楽の持つ美しさややさしさにも気を使っているように思いました。
クラシックファンにお勧めの一枚です。
尚、彼女のデスコグラフィーの中から他に2枚ご紹介します。
シベリウスのヴァイオリンコンチェルトです。ニ短調とロ短調の2曲が収
録されています。一度、この美しいヴァイオリンをお聴きになると、一辺
に諏訪内ファンになること請け合います。PHILIPS UCCP-1065
バッハのヴァイオリンコンチェルト第一番と第二番他です。諏訪内さんが
バッハを弾くのが意外でしたが、聴いてみて納得の一枚でした。PHILIPS
UCCP-1114