田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

黒い達磨

2008年07月23日 | 音楽三昧

ニセコのお天気はどうなってしまったのでしょうか。
今日も強い雨が降ったり止んだりの落ち着かない一日でした。

このキノコのような、達磨のような、変な格好の物体は何だとお思い
になりますか?

実はこれ、高音用のスピーカーなのです。

従来のスピーカーは、こんな格好をしていて、真鍮のホーンの中に埋も
れた金属の板が振動して音を出していたのですが、このスピーカーは、
0.006mmという紙より薄い金属の幕(リボン)に、電流を流して音を出す仕
掛けになっています。

つまり、吹けば飛ぶようなリボンが音を出すので、透明度の高い、軽やか
な音がします。例えると、スズ虫の奏でるあの澄んだ音色です。

また、従来、高音は出来るだけ音源が小さい方が、音の広がりが良いと
されて来ましたが、音の存在感が気薄になる弱点がありました。

他方、このスピーカーの場合は、直径70mmの円筒状のリボン全体が振動
して四方八方(360度)に音を出すので、音の広がりの点でも、存在感の点
でも十分性能を発揮します。

この高音用スピーカーを組み込んだシステム(片チャンネル)は、上の
写真のようになります。中央で大きな口を開けているラッパのようなも
のは、中音を受け持つスピーカーの音を拡散するホーンです。言って
みれば、これも変な格好ですね。

まだ導入して日も浅いので、音が十分こなれていないようですが、日を
追うごとにその真価を発揮してくれるものと期待しています。


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