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赤毛のアンちゃん

赤毛の柴犬アンちゃんは2014年11月、14年5カ月の生涯を閉じました。『決してリードは放しま宣言』発信中のブログです♪

オードリーが好き[73]  ディパーデット 後編

2007-03-05 00:25:27 | (2)オードリーが好き


ノミネートもされなかった作品の中にも
作品賞としてふさわしい作品があったにもかかわらず
この『ディパーデット』が受賞した理由は
外国作品のリメイクだったからでは・・・。
そう思います。

アメリカの暗闇を暴く社会派映画とも見て取れますが
あまりにも現実そのものであったからでしょうか。
オリジナルでは創れない「差別」と「偏見」が横たわる国
アメリカが描かれています。
リメイク版だから許されたアカデミー賞だったといえます。
ただ、裏を返せば、オリジナルとしてハリウッドの手で
残しておきたかった作品だったのかもしれません。

それなら、あの『幸せの黄色いハンカチ』も・・・
残念ながら、それは100%ありません。



これほどのスタッフとキャスティングを揃えたのですから
決して、作品の出来栄えが悪いとは思いません。

ただ、これほど虚脱感を覚えた映画は、そう多くはありません。
どこまでも建設的でないからですが
ひとえに、作品の中に込められた主張が見あたりません。

オリジナル作品が激減する中で、リメイク作品が増え
相変わらず高騰する製作費と葛藤しながらも
劇場観客動員数が減少の一途をたどるハリウッドの低迷が
反映された作品ともいえます。
(上映時間:2時間32分)


■作品評価3つです)

『ディパーデット』公式サイト





♪明日から、アンちゃんの春PART2がはじまります。



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オードリーが好き[73] ディパーデット 前編

2007-03-04 13:46:21 | (2)オードリーが好き


劇場に足を運んでまでは、との思いのあった
この作品がアカデミー賞作品賞を受賞。
珍しくそんな映画が上映されているなら
観ればわかるかもしれない・・・受賞の訳が。
終了間際とあって、上映も1日1回だけ。

『ディパーデット』です。



巨匠マーティン・スコセッシが
香港フィルムノワール『インファナル・アフェア』(2002)を
リメイクしたバイオレンス・サスペンス。


ボストン南部サウシー地区。
貧困と犯罪が渦巻くその場所に二人の男は生まれ育った。

ビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)は
犯罪者に一族に生まれ、自らの生い立ちと決別するために
警察官を志した男。

コリン・サリバン(マット・デイモン)は
ボストン南部一帯を牛耳る
ギャングのボス、フランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)の手によって
幼い頃から腹心の弟子として育てられた男。
彼もまた、警察官を志す。コステロのよき“内通者”となるために。

第64回ゴールデングローブ賞最優秀監督賞(マーティン・スコセッシ)受賞
第79回アカデミー賞作品賞/監督賞/脚色賞/編集賞受賞


【マーティン・スコセッシ】
1942年、アメリカ・ニューヨーク出身。
ニューヨーク大学映画学科で修士号を取得、編集の仕事を経て
『明日に処刑を…』(1972)で監督デビュー。
アカデミー賞監督賞は『アビエイター』(2004)を含め
7回ノミネートされるも無冠。
8度目にしてようやくの戴冠となった。



第79回アカデミー賞作品賞を受賞した理由が
わかったような気がします。

♪後編につづく





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オードリーが好き●第79回アカデミー賞決定!

2007-02-27 06:29:00 | (2)オードリーが好き


米映画界最大のイベント
第79回アカデミー賞は2月25日(日本時間26日)
米ロサンゼルス・ハリウッドのコダック・シアターで
全部門の受賞者と受賞作品が発表されました。
注目の主要6部門は以下の通り。

【作品賞】

『The Departed/ディパーテッド』

『Babel/バベル』
『Letters from Iwo Jima/硫黄島からの手紙』
『Little Miss Sunshine/リトル・ミス・サンシャイン』
『The Queen/クイーン』

【監督賞】

マーティン・スコセッシ『The Departed/ディパーテッド』

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ『Babel/バベル』
クリント・イーストウッド『Letters from Iwo Jima/硫黄島からの手紙』
スティーブン・フリアーズ『The Queen/クイーン』
ポール・グリーングラス『United 93/ユナイテッド93』

【主演男優賞】

フォレスト・ウィテカー
『The Last King of Scotland/ザ・ラスト・キング・オブ・スコットランド』

レオナルド・ディカプリオ『Blood Diamond/ブラッド・ダイヤモンド』
ライアン・ゴズリング『Half-Nelson』
ピーター・オトゥール『Venus』
ウィル・スミス『The Pursuit of Happyness/幸せのちから』

【主演女優賞】

ヘレン・ミレン『The Queen/クイーン』

ペネロペ・クルス『Volver/ボルベール』
ジュディ・デンチ『Notes on a Scandal』
メリル・ストリープ『The Devil Wears Prada/プラダを着た悪魔』
ケイト・ウィンスレット『Little Children/リトル・チルドレン』

【助演男優賞】

アラン・アーキン『Little Miss Sunshine/リトル・ミス・サンシャイン』

ジャッキー・アール・ヘイリー『Little Children/リトル・チルドレン』
ジャイモン・ハンスゥ『Blood Diamond/ブラッド・ダイヤモンド』
エディ・マーフィ『Dreamgirls/ドリームガールズ』
マーク・ウォルバーグ『The Departed/ディパーテッド』

【助演女優賞】

ジェニファー・ハドソン『Dreamgirls/ドリームガールズ』

アドリアナ・バラッザ『Babel/バベル』
ケイト・ブランシェット『Notes on a Scandal』
アビゲイル・ブレスリン『Little Miss Sunshine/リトル・ミス・サンシャイン』
菊地凛子『Babel/バベル』



その他18部門は以下の通り。

【脚本賞】マイケル・アーント『リトル・ミス・サンシャイン』
【脚色賞】『ディパーテッド』
【撮影賞】ギレルモ・ナヴァロ『パンズ・ラビリンス(原題)』
【編集賞】セルマ・スクーンメイカー『ディパーテッド』
【美術賞】『パンズ・ラビリンス(原題)』
【衣装デザイン賞】ミレーナ・キャノネロ『マリー・アントワネット』
【メイクアップ賞】『パンズ・ラビリンス(原題)』
【作曲賞】グスタヴォ・サンタオラヤ『バベル』
【歌曲賞】“INeedtoWakeUp”『不都合な真実』
【録音賞】『ドリームガールズ』
【音響編集賞】『硫黄島からの手紙』
【視覚効果賞】『パイレーツ・オブ・カリビアンデッドマンズ・チェスト』
【長編アニメ映画賞】『ハッピーフィート』
【外国語映画賞】『善き人のためのソナタ』ドイツ
【長編ドキュメンタリー賞】『不都合な真実』
【短篇ドキュメンタリー賞】『ザ・ブラッド・オブ・インズー・ディストリクト(原題)』【短篇アニメ映画賞】『ザ・デニッシュ・ポエット(原題)』
【短篇実写映画賞】『ウエスト・バンク・ストーリー(原題)』



主要6部門の選考を見て、主演、助演の受賞は
極めて妥当な決定であったと思います。
ただ、今年もまた
作品賞と監督賞に反映された「アメリカ」があります。
アカデミー賞史上はじめて
外国作品のハリウッド・リメイク作品が作品賞を受賞したことです。
CGの進歩に反比例するかのように
想像力を失ってしまったハリウッドの陰りが見えてきます。

詳しくは
アカデミー賞公式サイト



わが家の主演女優賞はアンちゃんです。


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オードリーが好き[72] ドリームガールズ 後編

2007-02-19 06:21:42 | (2)オードリーが好き


1962年アメリカのデトロイト
遥かな未来に夢を馳せる3人のハイティーンがいた。

エフィー、ディーナ、ローレルの3人組は
コーラスグループ“ドリーメッツ”を結成し
オーディションづけの毎日が続くが、ある日
やり手マネージャーの
カーティス・テイラーJr(ジェイミー・フォックス)に見出され
成功を夢見てニューヨークへ旅立った。
大スターのジェームズ・“サンダー”・アーリー(エディ・マーフィ)の
バックコーラスとしてデビューするが・・・。



ビル・コンドン監督の用意したキャスティングは
人気と実力を兼ね備えたスターたち。


カーティス・テイラーJr(ジェイミー・フォックス)


ディーナ・ジョーンズ(ビヨンセ・ノウルズ)


ジェームズ・“サンダー”・アーリー(エディ・マーフィ)
第79回アカデミー賞助演男優賞ノミネート

そして、この超大型新人を発掘しました。

エフィー・ホワイト(ジェニファー・ハドソン)
第79回アカデミー賞助演女優賞ノミネート



まるで本物のブロードウェイの舞台を観ているかのような
錯覚さえ覚えるほどの迫力と極上のエンターテインメントに
身も震えます。
ひと足早くほんとのアカデミー賞最優秀作品を
観賞した思いに、今も胸が高鳴ります。
さらに、ジェニファー・ハドソンという
一人の名女優の誕生に喝采の拍手を贈ります。
(上映時間:2時間10分)


■作品評価5つです・・・影のアカデミー賞!)

『ドリームガールズ』公式サイト
第79回アカデミー賞
最多8部門ノミネート



アンちゃんは、映画館には入れません。
でも、「いい映画だったそうです」


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オードリーが好き[72] ドリームガールズ 前編

2007-02-18 11:27:50 | (2)オードリーが好き


冷たい雨の一日でしたが
楽しみな日がやってきました。
2月17日
『ドリームガールズ』の公開初日です。



ゆめは永遠に生き続ける―
伝説のミュージカル「ドリームガールズ」がスクリーンに!

1981年12月20日、NYブロードウェイで初演以来
毎夜、スタンディング・オベーションの喝采を浴び
1982年には、トニー賞6部門受賞となる快挙を達成した
伝説のブロードウェイミュージカルの映画化です。


コーラスガールの女性3人組が歩んだ
成功と挫折の物語を、数々の名曲に載せて描き出す
極上のエンターテインメント作品。

第64回ゴールデングローブ賞
最優秀作品賞(ミュージカル/コメディ部門)受賞
最優秀助演男優賞/エディ・マーフィ
最優秀助演女優賞/ジェニファー・ハドソン

第79回アカデミー賞
最多8部門ノミネート



第79回アカデミー賞は
2月26日(日本時間)に発表されますが
その作品賞に『ドリームガールズ』の名はありません。
不思議な国です、アメリカは・・・。



♪後編につづく





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オードリーが好き●第30回日本アカデミー賞授賞式

2007-02-17 07:30:54 | (2)オードリーが好き


昨2月16日、東京・港区の新高輪プリンスホテルで
「第30回日本アカデミー賞」の授賞式が行われ
全15部門の各正賞に加え、最優秀賞が受賞しました。
「ALWAYS 三丁目の夕日」一色に染まった昨年とは一変して
混戦の選考となったようです。
これは、今後の邦画界にとっては、いい傾向といっていいでしょう。

◎選考対象は、2005年12月3日より2006年12月1日まで
東京都内で公開された作品

主要6部門の最優秀賞と優秀賞は以下の通り。

【最優秀作品賞】
「フラガール」
 「明日の記憶」
  「男たちの大和YAMATO」
 「THE有頂天ホテル」
 「武士の一分」

【最優秀監督賞】
李 相日「フラガール」
 佐藤 純彌 「男たちの大和YAMATO」
 中島 哲也「嫌われ松子の一生」
 三谷 幸喜「THE有頂天ホテル」
 山田 洋次「武士の一分」

【最優秀主演男優賞】
渡辺 謙「明日の記憶」
 オダギリジョー「ゆれる」
 妻夫木聡「涙そうそう」
 寺尾聰「博士の愛した数式」
 役所 広司「THE有頂天ホテル」

【最優秀主演女優賞】
中谷 美紀「嫌われ松子の一生」
 檀 れい「武士の一分」
 長澤 まさみ「涙そうそう」
 樋口 可南子「明日の記憶」
 松雪 泰子「フラガール」

【最優秀助演男優賞】
笹野 高史「武士の一分」
 大沢 たかお「地下鉄<メトロ>に乗って」
 香川照之「ゆれる」
 佐藤 浩市「THE有頂天ホテル」
 松山 ケンイチ「デスノート 前編」

【最優秀助演女優賞】
蒼井 優 「男たちの大和YAMATO」「フラガール」
 富司 純子「フラガール」
 もたい まさこ「かもめ食堂」
 桃井 かおり「武士の一分」

詳細を知りたい方は
【日本アカデミー賞公式サイト】
ごらんください。



さて、この機会に少し触れておきたいことがあります。

1月30日には
邦画のシェアが21年ぶりに洋画を上回る。06年国内映画動向
こんな記事が配信されました。

そして2月13日には
「幸福の黄色いハンカチ」リメイクにウィリアム・ハート&マリア・ベロ
こんな記事も配信されました。
ただ、この記事が短絡的に
「ハリウッドの低迷の象徴」を意味するのかどうかは?
それよりも
この邦画を代表する名作の舞台が
今再生に向けて動き出そうとしている夕張だったことに
注目してみたいと思っています。
映画の町夕張に
「幸福の黄色いハンカチ」がもう一度
たなびく日が来ることを願って・・・。

ちなみに、第1回日本アカデミー賞の最優秀作品賞は
「幸福の黄色いハンカチ」でした。





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オードリーが好き[71] 幸せのちから 後編

2007-02-03 07:56:03 | (2)オードリーが好き


ストーリーが進むにつれて
追い詰められていく父子の姿に
身につまされる想いが募っていく。
この映画は、決して成功へのサクセスストーリーを
描こうとはしていない。

ラストシーンで描かれる感動は、いままでの
アメリカ映画とは一味違う。



この手は、離さない

どこまでも、テーマは「父と子の愛のちから」
いま、世界中が失いかけているものの一端にはすぎないが
極限にまで追い詰められてなお、寄りそい
夢と幸せをつかもうと全力疾走する二人の姿を
等身大で描き出している。

一作ごとに旨味を増していく
俳優ウィル・スミスからも目を離せませんが
稀に見る正統派作品に
仕上がったといってもいいでしょう。

ただ、ここに母親の姿がないのが
なによりも残念でなりません。
実在の人物の半生記・・・という映画から離れてみると
何か物足りなさを感じさせられます。
それも、アメリカ社会が抱える
大きな問題点の一つかもしれませんが・・・
そんな現実に引き戻されるような想いが漂いました。



the PURSUIT of HAPPYNESS

原題に込められたこの作品の想いが
伝わってきます。


(上映時間:1時間57分)

■作品評価4つ・・・秀作です)

『幸せのちから』公式サイト



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オードリーが好き[71] 幸せのちから 前編

2007-02-02 07:10:31 | (2)オードリーが好き


06年の邦画のシェアが21年ぶりに洋画を上回ったという記事が
1月30日、日本映画製作者連盟(映連)から発表されました。
あくまで、日本国内で公開された作品の映画動向ということですが
今後ますますこの傾向には拍車がかかりそうです。
このことについては、いつかまたお話しすることとして・・・

1月中に、劇場で観た映画の本数は6本でしたが
不思議とこの数年、まったく同じ本数。
各映画賞が発表される時期とも重なって
「いい映画」(個人差があります・・・念のため)が
こぞってやってくるからかもしれません。

今回は、その1月最後の作品
『幸せのちから』をご紹介します。



全財産21ドルから立ち上がった父子の
実話に基づいた感動作。

ホームレスから億万長者となり
アメリカンドリームを実現させた実在の人物
クリス・ガードナーの半生を基に描いた感動作。


主人公クリス・ガードナー役のウィル・スミスが
人生の最も困難な時期を
愛する息子とともに切り抜けた主人公を熱演。
彼の実の息子が息子役を演じているのも見逃せない。

ウィル・スミス/アカデミー賞主演男優賞ノミネート




骨密度を測る新型医療機器のセールスマンとして
生計を立てるクリス(ウィル・スミス)は
大儲けを見込んで買い取った機器を
思うように売ることができず
家賃や税金を払えない状態に陥ってしまう。
妻のリンダ(タンディ・ニュートン)にも去られた彼は
証券会社の正社員を目指して養成コースを受講しようとするが・・・

何をやっても裏目にしか出ない日々が続く。
そして、とうとう万策尽きて・・・



♪後編につづく

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オードリーが好き[70] それでもボクはやってない 後編

2007-01-28 10:28:59 | (2)オードリーが好き


ある種の衝撃を覚えました。
それは、今の社会にある現実の一面を垣間見た思い。
テーマとして取り上げられている痴漢冤罪(えんざい)問題を通して
観る者の心に否応なく突き刺さる問題意識への一矢
そんな「力」をこの作品から感じ取ることができます。


電車通勤する男性なら誰にでも起こり得ることだけに
主人公に共感する部分も随所に。
ただ、日々痴漢の脅威にさらされる女性がいることも事実。
それぞれの視点でどう観るかも見どころと
いえるかもしれません。



つい先日、5年前の冤罪事件を伝えるニュースが流れました。


「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜(むこ)を罰するなかれ」
人が人を裁いてきた歴史の中から生まれた法格言です。
「疑わしきは罰せず」ということですが
現実は「疑わしきは罰せよ」と思える判決があること
この事実をつくったのは
もしかしてこの時代に生きる私たちかも・・・



しかし


疑われるのが自分自身だったら・・・



今、民主主義社会の根幹にある三権(司法・行政・立法)という
国家権力をはじめとして、自治体が、病院が、学校が、企業が
マスコミが、そして家族までもが
壊れはじめたと思えるような事件が頻発する時代にあって
その当事者も含め、私たちは大切な何かを失ってしまったようです。
もう、「ひとにぎりの不心得者が・・・」とはいえません。
私たち一人ひとりが、どこかで関わっているとしたら・・・



折や折、司法改革の一環である
裁判員制度の導入が間近かに迫っています。

この記事の前編冒頭の
ただ、・・・。の続きは、こうでした。

私たちに人を裁くことができるのですか?


この作品は、そのことも問いかけています。
(上映時間:2時間23分)

■作品評価5つ・・・絶賛!ぜひ観てください)



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オードリーが好き[70] それでもボクはやってない 前編

2007-01-27 08:22:36 | (2)オードリーが好き


映画記事が続きますが
観た映画すべてとはいきません。
作品選択も含め、このブログらしいものを
1作でも多く公開したいと思います。

今回は、同じ裁判モノとはいえ
公開中の『愛の流刑地』(ブログ非公開)とは
まったく異形の映画のお話。
1月20日から全国で公開中の『それでもボクはやってない』

今までも期待に反してがっかりの作品が多い中
ようやく邦画に名作が誕生しました。
待った甲斐があったといってもいいでしょうか。
ただ、・・・。



【それでもボクはやってない】

名作『Shall We ダンス?』から11年
周防正行監督が描く本格的な社会派ドラマ。


電車で痴漢に間違えられた青年が
“裁判”で自分の無実を訴える姿を
日本の裁判制度の問題点を浮き彫りにした話題作。



私たちは、法律にまもられている。
と、言えるだろうか。

被告人・金子徹平(加瀬 亮)



依頼人の無罪を、必ず証明してみせる。
と、思ってた。

新人弁護士・須藤 莉子(瀬戸 朝香)



裁判が、きっと真実を明らかにしてくれる。
と、言えるだろうか。

主任弁護士・荒川 正義(役所 広司)



痴漢の「犯人」に間違えられた。
「被疑者」として留置場に入れられた。
起訴されて「被告人」と呼ばれた。

・・・ボクは「僕」をとりもどせるか?
いま、裁判が始まる。



♪後編につづく

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