赤毛のアンちゃん

赤毛の柴犬アンちゃんは2014年11月、14年5カ月の生涯を閉じました。『決してリードは放しま宣言』発信中のブログです♪

ふたりでふらり[30] 紅葉特集『風雅の燃え―二尊院』下巻

2006-11-30 06:43:38 | (4)ふたりでふらり


古都の晩秋を彩る紅葉の晴れ舞台を
存分にお楽しみください。

山腹で見せるその姿はまるで


たなびく赤い雲のようにも


色とりどりの錦織にも


一面を覆いつくす満天の星空にも
見えてきます。

ただ「きれい」だけの表現では言い表せない
激しさ、荒々しさが伝わってきます。



それは、境内に下りたとき
ふと想ったことでもありました。




その姿は、まさに完成された伝統の美しさ。



朱や赤や紅にもまして
陽の光に呼応する黄金の輝きもまた
風雅の燃え。



ここには、あの「萌え」という言葉は似合いません。
そんな曖昧なものではない明快な
いま日本が追い求める
「人として」のありようが見えてきそうです。



<二尊院 完>



つづく

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ふたりでふらり[30] 紅葉特集『風雅の燃え―二尊院』中巻

2006-11-29 19:35:09 | (4)ふたりでふらり


『二尊院』の見所は紅葉だけではありません。

参道の紅葉の馬場から

『八社ノ宮』の奥に続く石段を登り
山腹に向かいます。


登れば登るほど紅葉の色合いが
激しく変化してくるのがわかります。



『三帝陵』をはじめとして


天皇家ゆかりの菩提寺として
さらには、法然上人廟でも知られています。



そして、もう一人の有名人の墓所があります。


【坂東妻三郎墓所】
往年の銀幕の大スター『坂妻』、といっても
ご存知の方は多くはないかもしれません。
名優・故田村高廣さんの父上です。

一般の人や映画界関係者がお参りし易いようにとの
配慮でしょうか、境内の隅で紅葉に包まれています。




【しあわせの鐘】
梵鐘は、慶長9(1604)年の鋳造でしたが
平成4(1992)年に再鋳し、こう名づけられました。


【本堂】
京都御所の「紫辰殿」を模して造られたといわれます。


【唐門(勅使門)】
応仁の乱(1467~1477)によって
本堂とともに全焼しましたが
約30年後に再建されました。



それでは、紅葉の数々をごらんいただきましょうか・・・

下巻につづく



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ふたりでふらり[30] 紅葉特集『風雅の燃え―二尊院』上巻

2006-11-28 22:03:40 | (4)ふたりでふらり


『野宮神社』を出て、線路を越え北の方角へ。
次にめざすのは、百人一首で有名な小倉山の東麓に位置する
『二尊院』ですが、数々の名所旧跡の地への
一里塚といってもいいでしょうか・・・
この道を歩きます。


そこには、こんな風景が広がります。
野菜畑には、白菜、壬生菜、水菜、かぶなどの京野菜が。
この野菜畑の向こう側の一角に
人だかりが見えます。


紅葉と柿の実といえば・・・『落柿舎』
ほんの少し寄り道してみます・・・


一昨年訪れた時には
紅葉も柿の実もこれほどはなかったのですが・・・
季節のひずみが想われます。


庵の裏からの珍しい画像ですが
いい眺めです。



さあ、お目当てのひとつ『二尊院』に到着しました。


【総門】


総門の内に入ると、そこには


【紅葉の馬場】
下界と一線を隔す紅葉の回廊が開けます。


見事な朱赤の紅葉が出迎えてくれました。



【二尊院】
「百人一首」で名高い小倉山の東麓にあって
本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀るため
二尊院と呼びますが、正しくは『小倉山二尊教院華台寺』といい
明治以降天台宗に属しています。
嵯峨天皇(在位809~823)の勅願により
慈覚大師が承和年間(834~847)に開山したと
いわれています。



つづく



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ふたりでふらり[29] 紅葉特集『嵯峨野錦秋―野宮神社』

2006-11-27 00:01:55 | (4)ふたりでふらり


11月25日、ようやくの晴れ間に
早朝から家を出て、ふたりでふらり一年ぶりの京都へ。
今年の紅葉のクライマックスは
嵯峨嵐山をめぐります。

JR「大阪」から新快速で「京都」へ
満員の嵯峨嵐山線に乗り換え「嵯峨嵐山」下車
ここからは、ひたすらのぶらり歩きで西へ西へ

さて、今年の紅葉特集がはじまります。
毎日のように更新できるかどうかはわかりませんが
見ごろの紅葉をぜひごらんください。

まずは嵐山・嵯峨野周辺マップから。



いつものように寄り道しながら・・・
住宅地を抜けると、そこには人の賑わいと喧騒が
この通りを南に下れば超人気スポットの嵐山一帯が広がります。

通りを越えて、嵯峨野散策の起点ともいわれる『野宮神社』へ。
この時期の紅葉の名所めぐりなら地図はいりません。
初めての場所でも、人並みに任せて歩けば
まずは間違いありません。

もちろん、この周辺の道は何度も歩いたところ
迷うことはありません。



【野宮神社(ののみやじんじゃ)】


源氏物語ゆかりの地としても知られていますが
神社の入り口にあたる黒光りする鳥居にも
平安時代の風雅がうかがわれます。


見上げる空には黄金の舞扇。



陽の光をあびた黄金の輝きは
朱色と見事に対比します。

こちらでは黄色とオレンジ色の紅葉が中心です。


『野宮神社』をあとにして

さあ、燃える紅葉に会いにまいりましょうか。



♪明日へ・・・つづく

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オードリーが好き[65] プラダを着た悪魔 後編

2006-11-25 06:10:59 | (2)オードリーが好き


この映画の見方は、きっと観る人の感性の違いで
視点が変わるといってもいいかもしれません。
この作品にかかわらず、どんな映画も言えることですが・・・
ファッションに興味のある方、ない方の見方の違いに
興味がわく映画でもあります。

ファッション音痴のアンドレアが
ミランダに鍛えられスキルを重ねていくうちに



いつしか最先端のファッションリーダーに。



ファッション界の裏側がニューヨークとパリを
舞台に描かれます。
そして登場するさまざまな世界のトップブランド。
ファッションにあこがれる人にはたまらない映画が
2006年ハリウッドで完成しました。



得るものが大きければ大きいほど
失うものの大きさが目に見えない。

ひと味違ったアメリカンドリームが描かれていますが
アンドレアが選んだ道は・・・
エンディングは、なるほどの結末に・・・。

この作品の伝えたいもの
それは・・・「自分らしさ」だったようです。
いい映画です、ぜひ劇場でごらんください。
(上映時間:1時間50分)

■作品評価5つです・・・お洒落に興味のない方も必見)



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オードリーが好き[65] プラダを着た悪魔 前編

2006-11-24 06:46:35 | (2)オードリーが好き


11月23日の夜です。
冷たい秋雨がそぼ降る中、いつものシネコンへ。

今回のスクリーンは
この18日から全国で公開中のハリウッド作品
『プラダを着た悪魔』をご案内します。



2003年4月、1冊の本が刊行と同時にベストセラーに。
タイトルは『プラダを着た悪魔』
作者は、ヴォーグ誌の女性編集長のアシスタント経験を持つ
ローレン・ワイズバーガー。
作者自身の実体験が、と思わせるこの小説が原作。

華やかで苛酷なファッション界の裏舞台を垣間見せながら
誰もが社会に出たとき痛感する驚きや迷いを
女性の視点で描き出した新感覚のトレンディ・ムービー。




カリスマ編集長ミランダ・プリーストリーを
貫禄たっぷりに演じたのは
『ソフィーの選択』『めぐりあう時間たち』
『クライシス・オブ・アメリカ』のメリル・ストリープ。
アカデミー賞ノミネート最多歴を誇る。
『ソフィーの選択』では
第55回(1983年)アカデミー賞主演女優賞を獲得。


ファッション音痴でありながら
ミランダのジュニア・アシスタントとして雇われる
ジャーナリスト志望のアンドレア・サックス役には
『プリティ・プリンセス』『ブロークバック・マウンテン』の
アン・ハサウェイ。

この新旧大物女優のやり取りも見ものですが


ミランダの右腕でもあり
アンドレアのよき相談相手となるナイジェル役を演じる
『Shall we Dance?』のスタンリー・トゥッチの
存在感も見逃せない。



『7月24日通りのクリスマス』のあとだけに
なにもかもが好対照の映画。
こんなにも違うものができるのかと思うほどに・・・

♪後編につづく

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アンちゃんガンバル 『年賀状づくり』

2006-11-23 17:33:16 | (1)アンちゃん


11月23日は『勤労感謝の日』
この月2つ目の祝日です。
「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日」として
1948年(昭和23年)に制定された国民の祝日。
こんな一日ですが、残念ながら
雨降りの寒い空模様になりそうです。

さて、今日のお話は来年の年賀状
もちろんヒロインは、アンちゃん。
すでに撮影は終わっていました。
その時の画像をひと足速く公開します。



岸和田城二の丸公園の石垣がロケ地でした。


「また高いとこやな~」


「これで決まりやな」


「ハイ、アップでね」


ここでも、いつものおしまいの笑顔。
「やったね!さあ、帰ろ帰ろ」

あとは本番を残すばかりでした。



それが急遽変更に・・・
「違うとこになったんやって」

「アンちゃんは、これでええと思うんやけど」

「まあ、しゃぁないな」

「アンちゃん、ガンバル!」



それにしても、年賀状づくりも大変だ~。


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特集 映画の帰り道

2006-11-22 20:54:47 | 特集


小春日和の温かな日が続いていますが
それも今日までのようです。

先日観た『7月24日通りのクリスマス』の帰り道
街路樹にもイルミネーションが・・・
もうこんな季節がやってきています。



そして今年の浪切ホール広場の巨大ツリーは
昨年来のホワイトイルミネーション。


見上げる先には満点の星空がひろがります。
これが自然の星空であったなら


どんなにすばらしいことか・・・



そんなことを思い描きながら
家路に向かう湾岸道路沿いには


街路樹に飾りつけられた
イルミネーションが・・・

なにか満たされないものが
こんなところにもありました。



♪明日は、『アンちゃんガンバル』の巻です。

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オードリーが好き[64] 7月24日通りのクリスマス 後編

2006-11-21 07:18:43 | (2)オードリーが好き


日本ではあまり育たないと言われたロマンチック・コメディーに
果敢に挑戦した映画ともいえそうです。

もうごらんになった方もいるかもしれませんが
ストーリーには触れずに感想を書いてみようと思います。



妄想の舞台はどこまでも


長崎ではなく、ポルトガル・リスボンの街並。

思い描く夢の世界が非日常なら
非情なまでの現実の世界が、ありのままの日常。
そんなどこまでも退屈な日々を
妄想な毎日でまぎらすヒロインの設定は
観る者の共感とともに、反発を招いてしまうかも。

「こんなドジな女性はいない」と思えるほどの
ズッコケぶりには
多少オーバーな表現はあるものの
これが日本風と思えば
あまり違和感もなく観られてしまう。

そんな映画でした。



ハリウッドが描くとこんなものではないでしょう。
とんでもないアメリカンドリームの世界で
描かれるはずです。
スケール感も違うでしょうが
それがこの『7月24日通りのクリスマス』だったら
原作の求めるメッセージではなくなったかもしれません。

少し物足りなさを残す仕上がりは
音楽だったのかなぁ・・・。
(上映時間:1時間48分)

■作品評価4つです)



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オードリーが好き[64] 7月24日通りのクリスマス 前編

2006-11-20 07:16:09 | (2)オードリーが好き


ちょっと早いクリスマスのお話、といっても
今年は寒くなるのと同時に街にはイルミネーションが
まぶしいくらいに煌きはじめました。

11月3日から公開中の映画
『7月24日通りのクリスマス』が
今日のお話です。



異国情緒たっぷりな長崎の街を舞台に
妄想の恋に生きる女性が本物の恋を探して奮闘する
ロマンチック・コメディー『7月24日通りのクリスマス』。
芥川賞作家・吉田修一の原作を
『電車男』の村上正典監督と脚本家・金子ありさが描く純愛物語。


シンデレラのような恋を夢見る
ちょっとドジで間抜けなヒロイン(本田サユリ)には
『電車男』『嫌われ松子の一生』の中谷美紀。


サユリがあこがれる王子様(奥田聡史)役には
『解夏』『子ぎつねヘレン』で好演の大沢孝雄。



日常どこにでもあるような恋愛ドラマが
スクリーンに登場しました。
日本ではあまり育たないと言われたロマンチック・コメディー
さて、どんな仕上がりで魅せてくれるのか・・・



♪後編につづく

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