トンネルの中を走っているとコンクリートの継ぎ目からツララが垂れ下がっているところがある。
「こりゃ、面白い、撮りたい・・・」と思うものの、ぼ~っと立っていたら、車に撥ねられるのがオチである。
で、もやもやしながらドライブしていたら、使われなくなったトンネルを見つけた。
歩いて近くまで行くと、向こうが見渡せて、真っ暗でもない。
それでも、おっかなびっくり入っていった。
中は冷気が籠って、とても寒い・・・
目当てのツララを撮り、早々に退散・・・・
ただ寒いだけじゃないような雰囲気があってとても怖いから。
山をくりぬいて作られたトンネルって、地の底から何かが染み出しているような気がしてくる。
ぞくぞくぞく・・・
よだれですからお気をつけあれ。恐怖系?
そういわれてみると、3枚目、まさにエイリアンのよだれですね。
それともエイリアンの巣・・・ひゃぁ~
何が起るか解らない、何が出て来るかも解らない、暗く冷たく寂しい廃道のトンネル。
もう辺りの日は暮れて来て、頼りの明かりはカメラのバックライトのみ。
そうこうしているとトンネルの出口に差し掛かりました。
トンネルを抜けて一歩足を踏み出すと突然眩しいほどの明かりが私を包みました。
「ピカーーーーーッ!!」
トンネル抜けると、そこは何とラスベガスへの近道でした。
う~ん、ファンタジィ~ですね~。
物事行き詰ったりするとトンネルの中に入り込んだようなもので、一点の明かりが見えたりすると、とても嬉しくなり、その明かりに引かれて一途に駆けていきたくなります。でも明かりの先には、いつでも良いことばかりじゃないんですよね・・・
あぁ、またとりとめもなく・・・