よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

冬のライオン

2012-03-20 | 

ノンフィクションの短編集です。
アフガニスタンの従軍記、エボラウィルスと闘う医師たちなどなど、TVの報道などで聞きかじっていても、どこか遠い世界の出来事だと冷めた目で見てしまいがちですが、読んでみて分かる実情というか、生暖かい日本に住んでいては分からない厳しい現実というのが有るということを突きつけられる一冊であります。

ところで、この中に「死の迷路からの帰還」というのがあります。
森の中で迷ったときに人間はどうなるのかといった内容で、これが一番身近なものです。
数年前のことですが、まだ雪が残る標高1000mほどの山へ行ったときのこと、帰りは足跡を辿っていけばいいと思っていたのですが、なんと途中で見失ってしまいました。
そろそろ夕暮れが近づく頃で、早く帰らなきゃという思いが強かったせいか、大いに焦ったものです。 

ベテランのハイカーであっても初めての森で道に迷った場合、死の危険が大いにあるそうです。 道が整備され外れさえしなければ大丈夫というような山でも、何が起きるか分からないので、低い山でも気をつけたいものですね。