野生の王国

今朝、
靴を履いたら
左足の親指に

『ぬにゅっ！』

っという
グミよりやわらかい
違和感。

（・・・なっ！？）

靴を脱ぎ
土間にトントン。

中からアマガエル。

「ひゃっ！」

幸運にも
潰れてはいなかったが
土間にへばりつき
ピクリともしない。

（ったくぅ、こんバカが！でもやべえな、内臓破裂か複雑骨折か!?）

そして約１分後、

“ぴょ～ん”

元気な跳躍。

あっという間に
姿をくらました。

これも
『田舎ならでは』か？

でも、
「ハガチ」や
「ゲジゲジ」じゃなくて
よかったが、
『田舎』だから
ありうる。

以前、
東京の友人が
こっちへ遊びに来たとき

うちの部屋で
(友)「うわっ！タランチュラ！」
(俺)「違うよ。毒グモじゃねぇよ。」

港の近くで
(友)「おぉ～！鷹だ！」
(俺)「違うよ。トンビ。」

山の湿地の水たまりで
(友)「あ！これはヤモリ？イモリ？」
(俺)「イモリ。それは知ってんだな。」
(友)「これは？ウーパールーパー!?」
(俺)「・・・あのね。それはサンショウウオの子ども。でも珍しいな。」

ってなことが
何度もあった。

「すげぇ！『野生の王国』だね！」

なんてセリフ、
毎度のように言われた。

でも、
野生の小動物、
だいぶ減ったなぁ。

特に、
「タガメ」
「タイコウチ」
「ゲンゴロウ」
「ミズスマシ」
みたいな
水生昆虫。

「キョン」や
「ハクビシン」らの
せいばかりじゃ
ないよな。

そのうち、
「生粋の田舎人」
も
「絶滅危惧種」
になるんかな？