神社での
作業の後、
現場へGO!
作業前、
施主のお宅へ行き
玄関のチャイムを押す。
“インオォ~ン”
(・・・・・)
あいにく、
お留守のよう。
「ヴォフ、ヴォウウォウ!」
犬に吠えられた。
少々
ゴリマッチョな
ビーグル。
(俺)「あんだっ!」
(ビ)「ヴォフ、ヴォフ」
じっと
奴の目を見る。
(俺)「んっっ!」
(ビ)「ヴォ・・・」
そんなに
敵意は無いようだ。
近づいてみる。
奴の目の前に立ち
見下ろす。
奴は
上目づかいしながら
ゆっくりと
おすわり。
(俺)「よぉ~し、いい子だ」
俺もしゃがんで
撫でてやった。
嬉しそう。
しのうち
抱きつかれ、
ズボンを
泥だらけにされた。
(ビ)「ハッッ、ハッッ」
(俺)「わぁった、わぁ~った!」
俺は立ち上がり、
その場を去ろうとした
その瞬間、
俺のスネに
力強くしがみつき、
(ビ)「ヒハッッヒハッッ」
腰をカクカクカク。
(俺)「バカ、俺ぁ男だぉ!」
嬉しそう。
こんなに
警戒心の薄い
ビーグルは
初めてだ。
時間も無いので
奴を振り払い
作業へ取り掛かる。
作業終了。
作業報告をしに
施主のお宅へ。
まだ
ご帰宅を
されていない
ようなので
奴に作業報告をした。
(俺)「終わったかぁ、けぇるよ」
(ビ)「ヴォ・・・」
さみしそう。
帰宅。
うちの
マルティネスが
お出迎え。
マルティネス、
俺のズボンの
匂いを嗅ぐ。
(マ)「フンフンフンフンフン」
(俺)「犬の匂いすっか?」
(マ)「フンガッフンガッ(誰?誰?誰?)」
(俺)「お客さんとこのビーグルだ」
(マ)「ヴァフ!」
ヤキモチしてるらしい。
っつうか、
おめぇも♂だろがっ!
ったく・・・。
しっかし、
俺から
どんなフェロモンが
出てんだろか!?