一ヶ月以上前の
ある晩、
市内の叔母から
ヘンテコリンな
電話がきた。
(叔)「卵にダルマの絵ぇ描いて」
(俺)「へ?」
そこの家で飼ってる
ニワトリ(3歳♀)が
ダルマのような形の
卵を産んで、
にわかに夫婦で
盛り上がってる、
とのこと。
冗談8割5分で、
(俺)「縁起モンだね、新聞に出してみる?」
と言ったら
うれしそうに、
(叔)「まかせるわ!」
某全国紙記者に連絡。
翌々日、
新聞記者が
叔母宅へ。
叔母は
インタビューを受けた後、
ダルマ卵を持って
「ニコッ」
と微笑んで
『パシャ!』
数日後、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/7c/45d05a03b82b28a73d474b2be5fe07c6.jpg)
微笑む叔母、
載らず。
っで、
現物がコレ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/28/4c3ae7e9700a85bd2567588190cde510.jpg)
一見、
とっしょりの
足の親指のようだが、
間違いなく
卵なのである。
っで、
なんで
こんな卵が
産まれてきたか。
ネットで調べたら
産卵直前のニワトリが
何かの拍子で
ビックリしてしまい
卵が産道を戻って
変な成形をしてしまう
ということらしい。
希に
殻が二重の卵とかも
産まれるんだとか。
しかし、
奇形とはいえ
こんなカタチは
珍しい。
ネットの画像にも
なかった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【工程】
さて、
絵付けの前に
やることがある。
まずは中身を抜く。
普通の卵より
かなり殻が薄く、
すでに数箇所
ヒビが入ってる。
難儀だ。
卵の下部を
安全ピンの先で
慎重に穴を開け、
ストローを挿入し
中身を取り出す。
工作というより
“オペ”に近い。
成功。
殻を煮沸。
中身は
俺が食った。
煮沸した殻を
数日ほど
自然乾燥させた後、
ヒビの拡大を
防ぐための
コーティング。
ここで使うのは
木工用ボンド。
硬化しても
ある程度弾力がある。
ヒビの周囲に
薄くのばす。
殻に開けた
穴からも注入し
内側からも
コーティング。
放っておけば
余った分が
下にたまり、
ダルマの
“重し”になる。
その後、
約一ヶ月
ほったらかし。
晴天の休日の午前中、
作業再開。
障子紙を細かくちぎり、
糊を薄めた水に
ビタビタん浸す。
浸した紙を
殻に貼っていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/bb/009225583340ac38708c0aed575ab195.jpg)
ドライヤーで
強制乾燥。
ここまでくれば
工程9割。
最後は絵付け。
少し優しい顔に
仕上げてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/3c/784ed4b3605f4560dd6281041fad72db.jpg)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
大安の昨日、
開眼の儀。
ダルマの左目
(向かい合って右側)に
思いを込めて
黒目を書き入れる。
目入れするのは
当然“飼い主”。
家長である叔父が
筆ペンで
ビッチリと入れた。
その後は宴。
すっかり
ごっつぉんなっちった。
こんな時代だから
イイコトあるといいな。
叔母が、
「ケースも作ってぇ~!」
・・・はいはい。
次は
アクリルケースです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~マチまで、あと54日~
ある晩、
市内の叔母から
ヘンテコリンな
電話がきた。
(叔)「卵にダルマの絵ぇ描いて」
(俺)「へ?」
そこの家で飼ってる
ニワトリ(3歳♀)が
ダルマのような形の
卵を産んで、
にわかに夫婦で
盛り上がってる、
とのこと。
冗談8割5分で、
(俺)「縁起モンだね、新聞に出してみる?」
と言ったら
うれしそうに、
(叔)「まかせるわ!」
某全国紙記者に連絡。
翌々日、
新聞記者が
叔母宅へ。
叔母は
インタビューを受けた後、
ダルマ卵を持って
「ニコッ」
と微笑んで
『パシャ!』
数日後、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/7c/45d05a03b82b28a73d474b2be5fe07c6.jpg)
微笑む叔母、
載らず。
っで、
現物がコレ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/28/4c3ae7e9700a85bd2567588190cde510.jpg)
一見、
とっしょりの
足の親指のようだが、
間違いなく
卵なのである。
っで、
なんで
こんな卵が
産まれてきたか。
ネットで調べたら
産卵直前のニワトリが
何かの拍子で
ビックリしてしまい
卵が産道を戻って
変な成形をしてしまう
ということらしい。
希に
殻が二重の卵とかも
産まれるんだとか。
しかし、
奇形とはいえ
こんなカタチは
珍しい。
ネットの画像にも
なかった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【工程】
さて、
絵付けの前に
やることがある。
まずは中身を抜く。
普通の卵より
かなり殻が薄く、
すでに数箇所
ヒビが入ってる。
難儀だ。
卵の下部を
安全ピンの先で
慎重に穴を開け、
ストローを挿入し
中身を取り出す。
工作というより
“オペ”に近い。
成功。
殻を煮沸。
中身は
俺が食った。
煮沸した殻を
数日ほど
自然乾燥させた後、
ヒビの拡大を
防ぐための
コーティング。
ここで使うのは
木工用ボンド。
硬化しても
ある程度弾力がある。
ヒビの周囲に
薄くのばす。
殻に開けた
穴からも注入し
内側からも
コーティング。
放っておけば
余った分が
下にたまり、
ダルマの
“重し”になる。
その後、
約一ヶ月
ほったらかし。
晴天の休日の午前中、
作業再開。
障子紙を細かくちぎり、
糊を薄めた水に
ビタビタん浸す。
浸した紙を
殻に貼っていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/bb/009225583340ac38708c0aed575ab195.jpg)
ドライヤーで
強制乾燥。
ここまでくれば
工程9割。
最後は絵付け。
少し優しい顔に
仕上げてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/3c/784ed4b3605f4560dd6281041fad72db.jpg)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
大安の昨日、
開眼の儀。
ダルマの左目
(向かい合って右側)に
思いを込めて
黒目を書き入れる。
目入れするのは
当然“飼い主”。
家長である叔父が
筆ペンで
ビッチリと入れた。
その後は宴。
すっかり
ごっつぉんなっちった。
こんな時代だから
イイコトあるといいな。
叔母が、
「ケースも作ってぇ~!」
・・・はいはい。
次は
アクリルケースです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~マチまで、あと54日~