心にうつりゆくよしなしごと / 小嶋基弘建築アトリエ

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合掌(トラス)その4

2012年07月22日 | 日記・エッセイ・コラム

木造トラス(合掌)の製作、承ります。

2016年8月2日【木造トラスの製作・施工図作成承ります。】を参考まで。

 

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設計の出来る大工、つまり伝統大工の仕事。


但しこの仕事は全て(実施設計・施工図作成・墨付け・刻み)、私に3年程付いて修行していた20代前半の若い子によるもの。【木組みによる隅木②捻組と渡腮2012.06.25】と同じ彼。


しっかりした木組みのディテール。画像クリックで大きく見られます。

Photo

【げんぞう】や【ぶっつけ】等の ”なんちゃって木組み” ではありません。
(参考過去記事【しっかり組む①2005.12.18】、【しっかり組む②2006.01.09


【渡り蟻腮:わたりありあご】【重ほぞ:じゅうほぞ】【輪薙込み:わなぎこみ】etc。合掌材(斜材)と陸梁(注:『ろくばり』と読む)接合部は【傾ぎ3枚ほぞ入れ:かたぎさんまいほぞいれ】。はさみ束も【顎掛け:あごかけ】。【げんぞう】仕事は一つもなし。


材端部の剪断破壊防止も考慮して、ベストと思われる木組みを採用しています。


高性能である、こうしたしっかりした木組みが出来るのは伝統大工だけです。
(この画像の木組みの高性能が理解出来るのも、伝統大工だけともいえますが。


お施主様に理解していただかねば。

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