時は遡って2009年。
私が大工仕事の合間に、まかないで製作した子供用2段ベッド。100%木組みで製作。
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時は流れて、2017年。
引っ越し後、娘の希望でベッドを移動する事になり、再解体して再組み立てを行いました。
釘やビスや接着剤を全く使っていない100%木組みなので、凸凹がたくさんあるのです。
私が設計施工した二段ベッド、上段と下段が分離出来る様にしてあり、これは上段部分。
材は桧、杉、ベイマツで、全て無垢。合板、接着剤は完全不使用の有害化学物質ゼロ。
ちょ~健康ベッドであります。一日24時間のうち、8時間近くをここで寝てるんだもの。
接合部木組み。上小根ほぞ、下小根ほぞ、込み栓。
私ら伝統大工からすると、当たり前の技術・技能であり、組み方です。
さて、骨組みが出来て、次は床板張り。床板も檜無垢板。つまり健康第一仕様。
手前の柵は今回中止。上段部を下段で使うので、腰掛けが出来る様にしました。
骨組み同様、床板も凸凹を加工してあります。『サネ』や『メチ』と呼ぶ木組み。
梁の側面には凹が彫ってあって、そこに床板(凸)を差し込むだけ。
柱の断面。檜無垢で、芯去り材。8寸角程度の大黒柱の落としを流用しました。
正にまかないの仕事でしょ。
柱に四方柾の木目が出るし、芯去り材は割れが出にくいのだ。(古代建築がそう)
で、完成 (^-^)v
床板は目透かしで、寝具の通気性にも配慮しています。
娘がこれを見て、『パパ、ありがとう!』と、ニッコニコでしたヽ(´▽`)/
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