大切なキモチ

感じるままに、日々思ったことを書いていこうと思います。

作業に焦点を当てた研修会

2010-04-01 | 勉強
今回の帰省目的であった2日間の研修会に、気楽に参加した。
そこではじめて、各都道府県の県士会から代表者が参加してしていて、
県士会あげての大々的な研修会だったことを知った。
新卒の頃、デイサービスだのに、PTと同じようなことをやり、
OTらしいアイデンティティを持てないことにとても悩んだ。

その人にが健康になる「作業」の専門家なはずなのに、
その人の生活をみて、困っていること、できないこと、やりたいことを一緒に取り組んで、
生活を豊かにしていく専門家なはずなのに、
まずはじめに身体を触り、徒手的な技術を身に付ける方向へと意識をむけなければならないのかなと、
自分自身も、周りからも求められ、そうでなければならないのかと、不安になり、自信を持てないでいた。

でも、沖縄に行き、自分が思うデイの現場で働かせてもらい、楽しいと思え、
また「作業」に焦点を当ててを考える先輩方に出会い、勉強会に参加させてもらう過程で、
だんだんPTとの違いは?といった無駄な悩みを抱かなくなっていた。

今回のOT協会主催の研修会に参加して、改めて作業の専門家という意識に自信を持ってよいのだなと思えた。

人は作業をすることで、元気になれる。

あなたにとってやりたいけど、できなくて困っていることはなんですか?


人には本来、自分で考えて答えに向かっていく力がある。

相手の力を引き出し、信じて待つこと。

作業に焦点を当てていくこと。

12月頃に沖縄で、作業科学セミナーが開催される。

一人一人のそれぞれに生きる大切な作業がどんどん広がって、
人の生活、人生が豊かになっていくことになったらいいな。

その支援をできるのが、作業療法士。

そう世間に認知してもらえるようには、地道に実践していくしかないのだろうか。

「当たり前のこと」は、大切なことだけど、
当たり前過ぎて、普段はそう思えない。
失って、できなくなってから気付かされる。

日常があるから非日常が活きてくる。

当たり前の変わりない生活があるからこそ、変化のある日が特別に思える。

日常という土台。

その中での様々な作業の営み。

あなたにとって、大切な作業はナンデスカ?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。