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▲なぜか西尾市行政も関わっている「産廃誘致問題」。経過について県と話しました。

 この問題は、選挙前から西尾市の方から相談が来ており、今日は他にも調べ物がありましたので、ついでにこの問題についても県庁で聞き取りをしてきました。

 旧一色町のこの問題は、法の隙間の問題であり、環境省が対処すべき問題だと思います。
 どんな問題かというと、県が「産業廃棄物処分施設の許可の取り消しをした」ことにより、危険な廃棄物が埋め立てられているにもかかわらず、廃棄物処理法の手が及ばない「法的には普通の土地になっている」という問題があります。本来なら、県が環境省に報告し対処すべき問題でありながら、どうしてここまで一色町行政が関与しようとしたのか、私は不思議でしかたありません。

 許可取り消しにより放置された同様の問題は、全国でもほかにあると思いますので、全国的な調査も必要です。また、どこで起きるかわからない問題ですので、こうした法の隙間を埋める活動にも着手しようと思っています。


 以下、西尾市の問題ですが、リンクが切れるといけないので、展開しておきます。

■(2014年4月6日・中日新聞)土壌汚染、契約で秘密に 旧一色町が合併前日に結ぶ
http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=170273&comment_sub_id=0&category_id=112
 愛知県旧一色町(現西尾市)が二〇一一年、町内の産業廃棄物処分場跡地で行われた土壌汚染調査の結果を第三者に秘密にするとの契約を、調査した三重県の産廃業者との間で結んでいたことが分かった。締結は西尾市との合併前日の三月三十一日。当時、汚染の詳細は分かっていなかったが、その後、環境基準を超す鉛などが検出された。市は秘密契約は問題だったとして近く市議会に経緯を説明する。

 処分場跡地では、調査した産廃業者が新たに県内最大規模の最終処分場の建設計画を進めている。

 関係者によると、産廃業者は三月十四日にボーリング調査を実施した。調査結果は合併後の一一年秋に市に報告され、環境基準値の最大九百倍以上の鉛や、四倍のダイオキシン類が検出されていた。

 契約の存在は合併後も旧一色町職員の間で秘密にされ、今年に入るまで市長らも内容を把握していなかった。契約は産廃業者からの通知で今年三月末に解消されたが、現在も市は結果を公表していない。

 一一年秋に業者から報告を受けた当時の市幹部らによると、一業者による任意の調査結果であり、法令上の公表義務を負わないため公表は見送ったという。これに対し、三月末に新たな最終処分場建設反対の要望書を市に提出した一色地区町内会長連絡協議会の田中敏治前会長は「一色町時代の調査結果とはいえ、公表されなかったのは遺憾。地元は跡地問題の解決を望んでおり、早急に再調査をしてほしい」と話している。

 当時の一色町長の都築譲氏は、本紙の取材に「自分が責任を取れない契約を結ぶはずがないし、覚えていない」と秘密契約への関与を否定している。

 <西尾市の産廃処分場跡地問題>跡地は同市一色町生田の三河湾沿岸にある。埋め立てを終えた処分場で汚水処理施設が10年以上前に止まったことなどから、県は2006年、管理していた産廃業者の事業許可を取り消し、その後、跡地は放置された。土壌汚染が心配される中、土壌調査をした産廃業者が、跡地の浄化費を負担することと引き換えに、周辺も新たに掘削する最終処分場の建設を市に提案。市側は昨年9月の市議会で計画に前向きな姿勢を示していた。産廃業者による用地買収は2月中旬までに5割以上が進んでいる。計画では埋め立て面積53ヘクタール、容量はナゴヤドーム6杯分の最大1000万立方メートル。

■(2014年4月7日・中日新聞)西尾市「密約 1月に知った」 土壌汚染調査問題
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014040790123003.html?ref=rank 
 愛知県旧一色町(現西尾市)の土壌汚染調査の結果に関する秘密契約問題で、西尾市の榊原康正市長は7日午前、記者会見を開き、契約の存在そのものが伏せられてきたことに「一つ間違えれば行政への不信感を招きかねず、困惑している」と述べ、旧一色町の対応に疑問を呈した。

 会見では合併前日の2011年3月31日に旧一色町が産業廃棄物処理業者と締結した契約書のコピーや、西尾市に報告された調査結果を公表した。

 契約書は「秘密保持契約書」と題され、町内の廃棄物最終処分場跡地で三重県桑名市の産廃業者「ケーイーシー」が実施した土壌と水質検査に関して、「第三者に開示、漏えいしてはならない」などと明記。当時の都築譲町長の公印が押されていた。

 公表されたボーリング調査結果の資料には、環境基準値を上回る鉛やダイオキシンが検出されたことが記されていた。

 会見で市側は、秘密契約の存在を知ったのはケーイーシーから契約の解除申し出があった今年1月だと説明。契約自体は同社の求めで行われ、西尾市に断りなく締結したとの認識を示した。

 西尾市が11年9月にケーイーシーから調査結果の報告を受けていながらその内容や秘密契約の公表を見送ってきた経緯については、一業者の任意調査であり、扱いに慎重になったと釈明。今後は県と連携して市が再調査するとした。

■(2014年4月8日・中日新聞)西尾市「密約 1月に知った」 土壌汚染調査問題
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014040890002643.html
 愛知県旧一色町(現西尾市)の土壌汚染調査の結果に関する秘密契約問題で、西尾市は7日、榊原康正市長の記者会見に続き、市議会全員協議会で経緯を説明した。市側は、契約の起案文書に当時の都築譲町長の直筆サインがあり、担当者への聞き取りなどから都築氏自身の指示で契約が行われたとの認識を示した。

 市の説明によると、起案文書は契約直前の2011年3月25日付。契約書にある町長公印とは別に、決裁の際に自筆のサインがあった。筆跡鑑定の結果、都築氏の署名と断定したとしている。

 都築氏は7日、西尾市役所で会見し、町長公印のある契約書のコピーを見ながら「記憶にない」と関与を否定。市議会での市の説明後も主張を崩していない。一方で、記憶違いの可能性にも言及し「その場合はおわびしなければならない」と話した。

 市長会見では、合併前日の11年3月31日に旧一色町が三重県桑名市の産業廃棄物処理業者「ケーイーシー」と締結した契約書のコピーや、西尾市に報告された調査結果を公表。調査結果の資料には環境基準値を上回る鉛やダイオキシンが検出されたことが記されていた。

 市側は、秘密契約の存在を知ったのはケーイーシーから契約の解除申し出があった今年1月だと説明。11年9月にケーイーシーから調査結果の報告を受けていながら公表を見送ってきた経緯については、1業者の任意調査であり、扱いに慎重になったと釈明し、今後は県と連携して市が再調査するとした。

↓ 2013年9月にはこんな記事も。
西尾市産廃計画20130903_1

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4月27日(日)のつぶやき

子どもの外遊びの機会を増やし、こころを育てよう!昨日「れんげ畑で運動会」があり参加。ブログを更新しました→「▲今の子育て施策は、ハコモ... blog.goo.ne.jp/aiainet_2005/e…


愛西市が寄付を受けた「松永邸とその周辺の農地」を使った事業募集をしています。施設の解体なども発生するので、小さな団体だけでは無理かもしれませんが、いろんな団体が一緒になって企画することは可能だと思います。でも、音頭取りと時間が必要。 city.aisai.lg.jp/contents_detai…

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本日の中日新聞トップ「危険!小型無線ヘリ」。以前ラジコンヘリでの農薬散布問題に取り組み取りましたが、最近、また使われているという噂を聞いています。この記事と同じ問題も含んでいるのか調べないと、子供たちの通学の安全にも関係します。 pic.twitter.com/mkt8fDncad

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本日、津島市では市長選挙と市議補選です。「地方の政治」が一番私たち市民の暮らしに影響を与えます。必ず投票に行きましょう。「白票」と「投票に行かないこと」とは全く意味が違います。選挙に行こう!


津島市の藤まつりに自転車で来てます。議員になる前、ウォーキングラリーのポイントのお寺で、出店を担当したことを思い出しました。いろいろつながりのある方が多いので、愛西との観光の連携もできるといいなあ。 pic.twitter.com/qfnnu2izoR


@tomoyasu_f お役に立てたか(^^;) これからもご意見や地域のこともお知らせいただければうれしいです。よろしくお願いします。


そうですね。合併はさておき、もっと連携したほうがよいと思います。 RT @tomoyasu_f: @yoshikawa325 旧海部郡の中でも愛西市は歴史・文化的にみても津島市とのつながりが切っても切れない関係でしょうね。


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