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桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

観音寺の牡丹

2011年05月07日 19時34分11秒 | 

 柏の観光協会が発行している「かしわ観光マップ」の中に「かしわフラワーマップ」という地図があって、市内十五か所+周辺二か所の花のスポットが掲載されています。



 我が庵があるのはこのマップの左下・アジサイ(本土寺)とあるあたりです。そこから真横に目を転ずると、東武線の逆井駅近くに観音寺というお寺があります。ボタンの見所とあって、わかりやすい道がほぼ一直線に走っているようでもあり、いかにも簡単に行けそうです。
 ボタンの見所は柏市内にはもう二か所 ― 地図の左上のほうに載せられています。船戸の医王寺と大室の吉祥院です。ボタンの季節ではありませんでしたが、私は両方とも参詣しています。
 先にボタンを観に行った篠籠田(しこだ)の西光院は、このフラワーマップには載っていません。

 西光院には結構な数のボタンがありました。そこを見所として載せずして、観音寺というお寺を載せているからには、西光院を凌駕するだけのボタンの花があるのだろうと思います。
 インターネットの地図で最短経路を検索すると、6キロをオーバーする距離でしたが、歩けない距離ではないと考えて、行きだけは歩いて行くことにしました。



 我が庵から一時間半かけて到達しました。
 わかりやすかった代わり、単調な道で、道の両側にはとくに見るべきものとてなかったのに、不思議なことに疲れたり、脚も痛くなったりせず、一時間半も歩いたという実感のないうちに着いてしまいました。



 西光院より少し多いと感じる人出でした。
 門は二か所ありました。私はこの門の右にある門から入りましたが、山門があり、その奥に本堂が望めるところを見ると、こちらが正式な山門のようです。



 観音寺本堂。創建は文禄四年(1595年)。観音寺という名であるのに、本尊は不動明王です。開山は不明とぞ。



 観音寺の風鐸(ふうたく)は飛鳥型の変型です。

 

 西光院より数日遅かったせいか、どの花も少し元気がありません。
 私の想像(期待)に反して、花の数も西光院のほうが多いようです。素人目には観音寺をボタンの名所として取り上げるのであれば、当然西光院を取り上げてしかるべし、と思うのではありますが、どうも柏という市がやることは松戸以上にわからないところがあります。



 天明二年(1782年)建立の観音堂。
 覗こうとしましたが、御堂の中は見えず、お寺のホームページにも記載がないので、どういう観音様が祀られているのか不明です。



 境内の各所に石蕗(ツワブキ)がありました。すべて花を咲かせる株であれば、晩秋はかなり壮観な眺めが期待できそうです。



 うっかり見逃すところでありましたが、境内の片隅に無患子(ムクロジ)がありました。「ムクロジ」という札が提げられているだけで、樹齢や樹高など何もわかりませんが、幹の太さ、高さから推し量ってみるところ、百年は超えているであろうと思わせます。
 北上尾の龍光院、流山の観音寺を手始めとして、これで無患子のある寺院を訪れるのは七つ目となりました。



 帰りは東武線の逆井駅から電車に乗るつもりでした。
 門前の道をしばし歩くと、高架になっている東武線が見えてきました。逆井駅は東西両側に駅の入口があるので、線路の手前に西口に到る道があると思ったのですが、見逃したものかどうか見当たりませんでした。高架をくぐって歩いて行くと、見覚えのある場所に出ました。

 ほぼ一か月前、片栗(カタクリ)の花を観にきたのに、早過ぎてまだ花がなかったので、近くのお寺を巡ることにしようと切り替えて、坂を下って出た場所でした。予期せず片栗の群生地を通ることになりました。無論のことながら、すでに花はありません。



 帰り途、本土寺の参道を通ったら、まだ小さいのですが、紫陽花(アジサイ)に蕾が出ていました。



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