我が庭の雪柳が咲き始めました。
雪柳の花が咲き始めるころ、ミモザの花は満開に近いはず。見に行こうという気になりました。
途中、渡って行く富士川には陽気に誘われたように、カルガモの群れがスイスイと気持ちよさそうに……。
梅林の白梅もチラホラ。川を渡って、対岸の高台に向かう坂の上り口です。
我が庵から歩いて十五~六分かかりますが、たわわに花を咲かせるミモザがあります。毎年のように思うのですが、遠くから眺めるミモザの花は思わずパクリと口に含みたくなるように思えます。
ミモザとはマメ科オジギソウ属の植物。葉はこんな形です。ネム(合歓)の樹やオジギソウ(含羞草)とよく似ています。
ミモザのすぐ近くにはこんな祠がありました。
地図には「山海坊神」と記してありますが、PCの検索エンジンで山海坊神と入力して検索しても、まさにこの場所の地図(山海坊神 - Bing images)がヒットするだけで、何を祀っているのかわかりません。
前にも同じことを試みたような記憶がありますが、とりあえずカメラに収め、何が刻まれているのか、あとで拡大してみましたが、刻まれた文字は風化していて、画像を極限までシャープにする努力を払っても読めません。
ミモザの樹は近隣にもう一か所あります。近隣といっても、3キロも先。私の足ではおよそ四十分かかりますが、行ってみましょう。
途中には林や広い前庭を持った農家も多いので、もしかしたら新しい樹を見つけることができるかもしれません。いまの季節なら、鮮やかな黄色の花は遠目でも見つけられます。逆にいうと、いまでなければ、よほど注意を払っていても見逃してしまいそうです。
ムクロジ(無患子)のある家の前を通って行きます。まだ実をつけたままです。
第一現場からテクテクと歩くこと四十分、やっと第二現場に着きました。
ここにミモザがあると知ったのは去年でした。
何月のことだったか憶えていませんが、知ったのは花の季節が終わったあとで、葉しか見ていないので、この樹の花を見るのは初めてです。
第一現場より高木ですが、思ったほど咲いていませんでした。
細い道路を挟んで、向かい合わせにもう一本の樹があります。当然別々の家ですが、車一台がやっと通れる程度の細い径を隔てているだけですから、もしかしたら親子なのではないか、と私は想像しています。
向かい合わせの家にある低木。こちらはもっと花が尠ない。私の勝手な想像では、こちらが子ども。
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