昨日撮影した「こぶし公園」の辛夷(コブシ)の蕾です。はち切れそうなほど大きくなっていました。
「こざと公園」には南園と北園にアオサギがそれぞれ一羽ずつ飛来していました。
アオサギはなぜ単独行動なのでしょう。見ていると、自分自身を見ているようで、少し寂しいような気がしないでもありません。
木瓜(ボケ)の花も咲き始めています。隣には柊南天(ヒイラギナンテン)。
桜の蕾もかなりふくらんでいました。我がカメラ(ペンタックスオプティオ)はピントが合っているというサインがモニタに出ても、桜に関しては常にアトピンで、上手く撮れません。
満開の白木蓮。
この公園にあるのは一本だけですが、並木のようになっていたら、きっと桜に劣らない眺めになるのではないかと思います。
昼はこの白木蓮が見えるベンチに坐って、ファミリーマートで買ってきた弁当を食べました。
カメラにSDカードを装着するのを忘れていました。自宅のパソコンに挿し込んだままだったのを忘れていたのです。
幸いカメラ本体に10カット程度の記憶領域があるので、撮影はできましたが、電池を充電器に置いたまま、カメラを持って出ることも……。
最近、忘れ物をすることが多い、のです。
出勤時に必ず持つと決めているものがあります。
コートの右ポケットに、デジカメ、定期券、携帯電話(au)、自宅と勤め先の鍵、USBモジュール二つ、のど飴かミントキャンデー。
左ポケットには眼鏡(近と遠近)、携帯電話(Docomo)、小銭入れ、ハンドタオル。
シャツの胸ポケットには観音経。
スラックスの右ポケットには万歩計と100円ライター。煙草を吸わなくなったのに、なにゆえライターを持つかと問われれば、底にライトのついたヤツで、夜、鍵穴を捜すときに役立つし、梱包のビニール紐を解くときにも役立つ。
左はいまは空。前は携帯灰皿を入れていました。
鞄には長財布、バイブルサイズの手帳、ロールペンケースに入れた万年筆とボールペン、文庫本、マグボトル、メンタームなど薬を入れたポーチ、野良猫殿用のミオ。その他そのときどきで必要なもの。
ひところ、パソコン机の片隅に「備忘箱」と名づけた桐の小箱を置くことにしていました。まだ煙草を吸っていたころのことなので、必須の持ち物はさらに増えます。
朝はどうしても時間に追われるようにして家を出るので、常に何か一つは忘れている。
そこで、勤めから帰ると、コートを脱ぐ前に、ポケットに入っているもろもろのものを、その中に入れておくことにしたのです。
おかげで数日は忘れ物をせずに済みました。
しかし、広さにさほど余裕のある机ではありません。公共料金の請求書がきていたりすると、つい「備忘箱」の上に置く。宅配便やメール便の送り状や不在配達通知などがあると、ついその上に置く。
これがたび重なって「備忘箱」の役割はあっけなく崩壊することとなりました。
さあ出勤という段になって、見つからないものがあると苛々してしまいます。駅に向かって歩き出してから気づいたときであればさっぱりと諦めますが、マンションのエレベーターの中で気づけば戻るので、それも苛々します。 忘れた、と気づいて諦めていたら、勤めを終えるころになって鞄に入っていたのに気づくということもあります。
風邪気味だったので、昨日も風邪薬を持って出たつもりだったのに、昼食後、服もうとしたら、コートのポケットに入っていない。定期券など必須のものとは違うので、また忘れたか、と気楽に構えていましたが、帰り支度を始めるときに、鞄のポケットに突っ込んでいたのに気づきました。
いつまで経っても……まあ、仕方のないことです。
コートを脱ぐ季節がきたら、ポケットに入れていたもののいくつかは鞄に入れるようになります。気をつけていても、これからもっと頻繁になって行くのでしょうし……。
夜八時ちょうどに退社。オフグ一家に会おうと遠回りして帰りました。
いつものところには姿がありませんでした。そのあたりは細々とした光を放つ街路灯があるだけで、周囲はほとんど真っ暗です。
少し先に行ったところに、黒いものが蹲っているのが見えました。近づくのにつれて仔猫殿だとわかり、ぼんやりと毛並みの色も判別できるようになりました。オフグに似た茶色です。ツワノかと思いました。しかし、暗いのでよくわかりません。
しゃがんでミオを取り出そうとすると、立ち去る素振りを見せます。数か月会っていないとはいえ、ツワノならおぢさんの顔を見忘れても、ミオの匂いを忘れるはずがない。訝しく思いながら見ていると、どうやらツワノより身体が一回り小さいように見えました。
オフグ一家の住まいに近いとはいっても、道路の反対側でした。オフグの縄張りとは違うのかもしれません。
ツワノ似はやがて戻ってきて、ミオを食べてくれました。フキに似た黒っぽい仔猫が二匹現われましたが、あまり食欲はないみたいです。
袋の中のものを全部空けて立ち去ろうとしても、三匹は知らん顔でした。ツワノやフキであれば、「ニャー」と一声挨拶をしてくれたものでしたが……。