桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

大勝院の山桜

2012年04月15日 22時56分56秒 | 

 三日前、二日前の暖かい、というより暑いほどだった日々と較べると、今日は少し肌寒く感じる陽気でしたが、散歩で歩いているうち、うっすらと汗を浮かべました。



 先月、夫婦連れらしき二人が富士川の土手で何かを摘み取っているのを見て、それが辛子菜(カラシナ)という菜で、おひたしにしたりして食べられること、こんなところに自生していることなどを識りました。
 それから二週間経ってみると、スルスルと茎が伸び、花を咲かせていました。アブラナ科特有の花です。葉っぱはすでにゴワゴワしていて、コリャ食べられそうもないナ、という感じです。

 ふと大勝院の山桜を観に行こうかと思いつきました。樹齢七百五十年という桜です。
 大勝院は真言宗豊山派の寺院です。北小金周辺では由緒ある寺院の一つなのですが、私が普段散歩をするのと正反対の方角に当たるので、行く機会は滅多にありません。



 山門に到るまでに、かつては両側に塔頭が並んでいたのだろうと思わせる、長さ300メートルほどの参道があります。



 これは山桜ではありません。前の画像で山門左に写っている染井吉野(多分)。



 大勝院を紹介している松戸市のホームページには、「境内に入るには事前許可が必要」という注記がありますが、ほとんど誰もいないことが多く、私がくるのも数か月に一回程度という頻度なので、無断でお邪魔させてもらってもいいんじゃないでしょうか、と独り言を呟きながら入ります。第一、入山如何を問うべく、庫裡らしきところを訪ねようとすれば、とりあえず無断で境内に入って、縦断しなければならないのです。



 樹齢七百五拾年と記された山桜の石碑。



 これが山桜です。主幹は割り竹で覆われたところから少し上で朽ちてしまっています。

 


 墓域のあちこちで咲いている東洋錦です。
 去年のいまごろ、山桜を観にきて、初めてこういう花があることを識りました。薄いピンクの花びらに紅の筋が入るというのも不思議ですが、同じ枝からまったく異なった紅一色の花が咲くというのも不思議です。
 園芸図鑑には改良された品種で人気、と書かれていましたが、そういう不思議を「改良」といっていいのかどうか。



 大勝院からの帰り道、新しい猫スポットを見つけました。目隠しの陰にもう一匹います。初めて会う私に物怖じしないところをみると、二匹とも飼い猫のようです。
 ここもいつもの散歩コースではありませんが、本土寺の参道からはわりと近いので、これからはキャットフードを持って、ちょくちょく寄ろうかと思います。



 本土寺参道の桜は半分ほど散ってしまいました。正面が仁王門です。
 現金なもので、日曜だというのに花見客の姿はパッタリと途絶えました。雪柳も盛りを過ぎました。



 桜と選手交代して山吹が満開期を迎えています。

コメント (3)
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