2013年からチョコの輸入を始めて思ったこと・・・
チョコって人を幸せにする特別なお菓子というか食品なんだな~と感じています
そのチョコを進化させて、もっと幸せになれるような商品と出会えたらいいな~と思っておりました。
すると・・・ペルーとの出会いがあり2018年、2019年と2年にわたり視察・リサーチ・交渉・開発・
としてきました。
ペルーのカカオは知る人ぞ知る、良質な原料としても有名です。
そのカカオを使って弊社のオリジナルチョコレートを作る運びになりました。
まずは、原料を知ることから・・ということでカカオ豆の勉強から。
ペルーから飛行機でタラポトへ飛ぶと、
そこは、どこまでも青い空が続く自然王国。
(リマは大都市で青い空がほぼ見えないから、ここは羨ましいと通訳の彼が言ってました)
Uberなんてまだなくて、空港降りるとこんな感じです。
自動車より多いモータータクシーです。
水のタンクを沢山積んでいたり、山道もあるから・・大活躍していました。
水やら重いものを積んでいるのが日常茶飯時のようです。
街の中にカカオ受け入れ場があり、倉庫になっています。見慣れたオーガニックロゴがあります。
オーガニック農園に到着すると、「さあ、カカオを見に行こう」と
オーナーの奥様と娘さんがスタスタ歩き出しました。
私は熱帯雨林の気候になれていないし、時差もあるし、ヘロヘロです。
そのペースが結構速くて、あとどのぐらい登るのか?思わず聞いてしまった
「あと5分ぐらい」の返答に通訳さんもホッとしていました。笑
到着したら「キヤー本当にカカオが木になっている~」と一気に疲れも飛び、Happyに
手前がワインレッドで奥の木は、黄色っぽいのがわかりますか?
品種が違うと外も中も違うそうなんです。
写真では見たことあるカカオ、木の幹から直接実がぶら下がっているのが不思議でした。
「花が咲いて→実がつく」
のが、一般的ですからね~、カカオの花はどうやって咲くのだろうと思っていたら・・・これ!
これです
こんな風に咲くから、実(=カカオポッドと言います)も幹にぶら下がっているような場所で大きくなるのですね~。最初はシシトウぐらいです。
当然ですが、実は出来る確率は40%ないそうです。
中を割るとこんな感じで、白いフワフワ(=パルプと呼びます)に包まれています。
白いところが美味しいから食べてごらん、と言われ食べてみるとと「ライチ」
みたいな味するではないですか~モグモグしているとカカオが出てきました。
これが生カカオビーンです。
作業としては、カカオを割って、この白いパルプを取り出しバケツに入れるそうです。
こちらのオーガニック農園ではクリオロ種、フォラステロ、トリニタリオ、EET95,CCN-51など
数種類のカカオ豆を栽培しています。亜熱帯地域なので湿度も高く病気にもなりやすいので
毎日観察する必要があるそうです。
カカオ豆28㎏を収穫するのに、カカオポッドはどのぐらい必要だと思いますか?
なんと、320ポッドも必要とかこれらのカカオパルプを発酵→混ぜる→乾燥をして
カカオ受け入れ場へ持ち込まれ、検査を受けます。
検査でもオーガニックは使う道具もきちんと区分されています。
麻袋の重さは70キロこれ持てる人って凄くないですか?
腰を痛める人も多いようで、労働環境改善で30キロぐらいに減らす方向になっているようです。
検査は豆をスパっと切ります。
複数種類の豆なので、色もとりどり・・・・乾燥の程度や熟度を見るそうです。
ベテランの方が説明してくれました。
ペルーのこともショコレート同様もっと知りたくなりました。