アガベシロップを作ってくれる会社があってこそ私の仕事は成り立つわけです。
なのでメキシコの会社との出逢いにとてもとても感謝しています。
ささやかですが、感謝の気持ちを伝えたいとメキシコ側に申し出ると、
「高齢者のためのケアハウス」を経営しているので訪問してみますか?
と言っていただきましたので、日本からお土産持参で伺いました。
そのハウスの経営者は創立者のマニュエルさん、
グループ会社をいくつも経営されているバリバリ現役です。
メキシカンポーク、チーズ、やスーパーなどもファミリービジネスでやっています。
これは、出来たてホヤホヤのスーパーだそうです
「どんどん健康に良い商品を集めていきたいの」とお孫さんたちが頑張ってやっています。
なんて優しくて、強さを秘めた瞳なんでしょう~
傍で見ていて人間とは思えないと感じたほどの優しい瞳・・・
3年前に来日されたので、久しぶりの再会です。
「日本では本当にお世話になった」と花束とキャンディバスケットをいただき・・・
恐縮です。
ここは、無料で暮らすことのできるケアハウスなのです。
一緒に暮らしている人は、ホームレスだったり、身寄りがないつらい境遇の方々が多くいます。
「生まれて初めてベッドで寝ることができて、本当に幸せ」と嬉しそうなかた。
マニュエルさんが来ると皆さん顔がパッと明るくなり神様にでも会ったかのような表情になるのです。
ボランティアや寄付、マニュエルさんの私財で運営されているそうです。
「なぜここを作ったのですか?」との問いに「自分が年をとったときにこんな家があるといいな、
と友人と一緒に始めたんだけどみんな途中でやめちゃったんだよね、だから今は僕だけがやっている。」
これからここのサポートを少しだけでもさせてもらおうと決めたのでした
生きているだけで、素晴らしい・・・魂ひとつひとつが輝いてみえた時間でした。