ストリアネーゼのトマト缶は、レガフードという会社が作っています。
このレガフードはREGA ファミリー・一族で経営しています。
創業は1965年、トマト農家を営んでいたレーガルイージが質の良いトマト製品を作るために始めたそうです。9人兄弟で女性が4人、5人の男の子が一緒に働いていました。
私たちがお逢いした社長さんもその5人のうちの1人になります。
この写真だと前の列一番左の男の子が現社長のサルバトールさんだそうです。
その隣にいる最年少の男の子がギラレモくんのお父様だそうです。
私の隣にいる帽子を被った男性の
お父さんは品質管理担当でしたが、
2年前に亡くなったそうです。
それから自分が後を継いで品質管理を担当しているそうです。
まだ21歳の若さなのですが、大変しっかりしています。
「本当にまだ21歳ってみんなに驚かれるよ」って自慢そうでした。
他の仕事したいと思わなかったの?ときくと
「品質管理は一番大切な仕事だと思っている。この仕事が大好き」と答えます。
「毎週日曜にはおじいちゃんの家に親族全員が集合して
手作りのパスタなど一族で食事をするのが習慣だった。
今の僕たちがあるのも、全部おじいちゃんのお陰」そんなことをサラっと言える彼に
感動してしまいました。私の隣の女の子も創業者の孫で、2人は従妹になります。
もうすぐママになる予定の彼女ですが、元気にギリギリまで
仕事をしたいと言っていました。
他にもアメリカに住んでいるという孫とも話したのですが、夏の間は繁忙期なので
ナポリで働き、終わったらアメリカに戻ると言っていました。
20代ですが良く働く孫たちです。子供のころから一緒にいるから、とても仲が良くて
雰囲気も良い感じ韓国ドラマのような一族の争いもなく・・・・
他のイタリア人の人も言っていたので、休みの日に一族で集まるのは
こちらではよくやっていることのようですね。
イタリア料理が手作りで継承されている理由のひとつではないかと感じました。
そしてランチタイム~
工場近くのレストランに連れてきてもらいました。
前菜は早速トマト
シンプルだけど美味しいブルスケッタ
このハムの盛り合わせがどこに食事に行ってもよく出てくるのですが、
日本でいうところのお刺身盛り合わせかな?と思いました。
その日のおススメで、3~5種類、似ていませんか?
それから、このモッツァレラ
何もつけずに超絶美味しくてペロッと1個食べてしまい、
もう1個食べられると思ったほど。
「僕は3個食べることもあるよ」って・・・なんて贅沢なんだ
「ナポリは美味しいよ~よだれが出るぜ」って知り合った
イタリア人が言っていましたが、本当に美味しい。
田舎の食堂でこの美味しさ。素材が本当に良いのだろうな~。
ムール貝が日本よりずっと美味しくて・・・ムール貝ばかり食べている。笑
なんと駐車場にとめていた彼の車が車上荒らしにあってしまい
後部座席にガラスの破片がバラバラと・・・
社長の息子に迎えに来てもらうから、どちらか1名はバイクで
工場へ戻ってくれる?となったのです。
スカートの私が乗るはずもなく、部長が恐る恐る乗せてもらいました。
田舎道を飛ばすから怖かった・・・そうです。
海外あるあるでした。
(ビデオにしっかり犯人は写っていたそうです)