メキシコシティから飛行機で1時間半アガベの故郷グアダラハラに到着しました。
ここは、テキーラでも有名で多くのアガベ畑があります。
アガベをサボテンという人もいますが、アガベはどちらかというとアロエに近いです。
子株がこのように脇から顔を出してくるので
これをサイズ別に分けておいて2~3月に畑に植えていきます。
雨季の前が良いそうです。
私が「アガベ博士」と勝手呼んでいる彼は「カルロスさん」といいます
彼は、「人間同様若い年齢のアガベが沢山子供を産むんだよ」と教えてくれました。
クエルボという有名なテキーラ会社で24年原料アガベの仕入れに携わってきたそうです。
今回お会いするのは2度目ですが、初めて会った時から一目ぼれです。
スペイン語は理解できなくても彼の話し方、表情から
アガベへの情熱がバンバン読み取れます。
通訳の方も、「凄い方ですね~、何をきいても的確に答える、ほれぼれします」と
おっしゃっていたほど。この目つき、わかっていただけるでしょうか?
彼がどのような仕事をしているかというと、工場にアガベシロップの注文が入ると
カルロスさんに連絡します。必要な量を確保するためにどことどこの畑から
いつ刈り取るかを計算して地主に依頼します。
地主は依頼されたら、その畑にヒマドールを必要人数連れて行き作業にあたります。
どこが誰のアガベ畑かよくわかるな~?と子供のような疑問がフワリ。
なんたって広いし、アガべばかりだし目印もなし。
「畑を間違えたりしませんか」と訊いたら「間違って違う畑のアガベを収穫して
賠償金払ったこともあるよ」なんて笑いながら話してくれました。
これは地主さんさえも間違うってことです(笑)
カルロスさんはいわば「目利きの仕事」でどこの畑のアガベが現在糖度を蓄えて
シロップ作りに適しているかを日々畑の状態をみて歩きます。
カルロスさん糖度測定中
長年アガベ売買に携わってきているので、彼は、品質の悪いアガベを
買わされるようなことはなく、原料の質を保つ大切な役割をしているのです。
だから弊社のアガベシロップは品質、味、共に抜群なんです。
改めて本当に安心しました
次はヒマドールについて。