時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

角田参議院副議長の驚くべき資金源

2007年01月28日 | 政治問題
政治資金の不明朗な処理を行ったとして、角田参議院副議長がやっと辞任することになった。
元々所属していた民主党からも批判の声が上がったことから、やっと副議長という職からは辞任を表明したが、どうも議員を辞めるつもりは毛頭なさそうである。
政治資金や政務調査費などで不明朗な会計処理が行われていることは、閣僚や自民党幹部の事務所経費問題や目黒、品川での公明、自民議員の政務調査費の不正使用、不正請求報道などで、すでにこういう不法行為が政治の世界で蔓延していることはよく知られており、こういう行為も直ちに正さなくてはならないが、今さら驚くことではない。
今回の件で編集長がもっとも驚いたのは、政治資金の中には、北朝鮮系の団体からの寄附が含まれていたことである。
拉致問題で、拉致被害者家族のみならず、多くの国民が北朝鮮の姿勢を非難し、核開発問題を巡っては、国をあげて経済制裁を行っている最中に、なぜ平然と北朝鮮系の団体から政治資金を受け取ることができるのだろう。その神経が信じられない。到底許されることではない。
彼は、旧社会党系の労働組合を支持母体としている議員のようだが、旧社会党の議員というのは、毛沢東が行った悪名高き「文化大革命」の最中に、毛沢東語録を高々と掲げて北京空港に降り立つような恥ずべき外交を行ってきた連中である。節操がないことこの上もない。この点では、毛沢東路線を批判した共産党の赤旗特派員が北京空港で毛沢東一派から集団暴行を受け、命からがら中国を逃げ出してきたことと対照をなしている。
また、旧社会党は、従来より北朝鮮の金日成主義を天まで持ち上げて賛美してきた。自民党や公明党も、過去の北朝鮮訪問の際には、金日成に最大級の賛辞を送り、卑屈な外交を行ってきたが、民主党に所属する旧社会党系議員や現在の社民党の場合は、今もその当時と同じ感覚を持っていることに驚かざるを得ない。
現在の北朝鮮問題に対する国民感情を逆なでする行為と言わざるを得ない。拉致問題と言う重要問題を率先して解決すべき国会の参議院の副議長職に、こういう人物を就けていたということは、日本として恥ずべきことと言えよう。
議員として相応しいとは到底思われず、即刻議員辞職すべきであろう。また、副議長として推薦した民主党の責任は重いと言わざるを得ない。


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