時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

民主党政権で一党独裁に?

2009年08月27日 | 政治問題
与謝野馨財務・金融相は、会見で後半に突入した選挙戦の情勢について、「どこも厳しい状況だ。私の選挙区も例外なく厳しい。民主党の怒涛のような波が東京中を襲っている」と自身の選挙戦にも危機感を示し、「今の勢いでいくと、国会が一党独裁になりかねない。自民党であれ、他政党であれ、ブレーキ役の政党が存在することが必要だ」と語ったという。
また、民主党の鳩山由紀夫代表がテレビ番組で2010年度の新規国債発行額を2009年度よりも増やさないと発言したことについて「そう簡単に断言できるほど日本の財政事情はやさしくない」と述べた。
各種報道の世論調査では、民主党の圧倒的優位が伝えられる一方、自民党は苦しい状況に追い込まれている。与謝野財務相は「この4年間の政権運営のあり方がトータルで国民に見られている」と指摘した。
しかし、驚くべき発言ではなかろうか?
この4年間、衆議院で3分の2以上の議席を占め、何でもかんでも再議決をして法案をゴリ押ししてきたのは、自民、民主の与党である。
この期に及んで、民主党政権の独裁が始まるなどと、他党を非難する資格はない。
自らが言明しているように、「この4年間の政権運営のあり方」が国民から批判を受けているにすぎない。他党の将来のことを心配するよりも、自らが現実に行った乱行の数々をまず反省すべきであろう。

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