時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

公明党、予算に賛成しながら異論

2009年06月20日 | 政治問題
2009年度補正予算で117億円がついた「アニメの殿堂」に、公明党からも異論が相次いでいると報じられている。
中堅議員らの党コンテンツ産業推進プロジェクトチーム(PT)の会合で、ある議員から「ハコモノとして本当に必要か疑問だ」。年間目標来場者数を60万人とする文化庁の試算にも「甘いのではないか」と指摘した。
ほかの出席者からも「陳腐な展示館になる可能性はすごく強い。ビジネスとして成り立たないのではないか」「誰のため、何のために必要なのかわからない」との意見が出たという。
補正予算に賛成しておきながら、今頃になって、一体何を言っているのだろうか。
「長いものには巻かれろ」とばかり、悪法でも、愚策でも、何でも賛成する公明党の性格がよく表わされた出来事である。
ちなみに、「ビジネスとして成り立たないのではないか」という意見には、笑うしかない。
政治というのは、ビジネスではない。国民のために廉価で情報などを提供し、なおかつ、黒字になればそれが一番良いことである。しかし、たとえ赤字になろうと、国民が本当に必要としているものには税金をつぎ込むのが政治の役割である。
もちろん、「アニメの殿堂」などは、国民にとって不要不急のものである。
こんなものに117億円をつぎ込むぐらいなら、太陽光発電への補助とか、学校の耐震化とか、使うべきところはいっぱいある。
このような愚かな議員をいくら国会に送り込んでも、国民には何の役にも立たず、それこそ税金の無駄遣いというものである。

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