時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

1億円ヤミ献金事件:スッキリしない裁判

2007年05月12日 | 政治問題
自民党旧橋本派「平成研究会」(平成研)の1億円ヤミ献金事件で、政治資金規正法違反(政治資金収支報告書の不記載)の罪に問われ、1審・東京地裁で無罪を宣告された元官房長官、村岡兼造被告の控訴審判決公判が10日、東京高裁で開かれた。須田賢裁判長は、検察側が立証の柱にし、一審判決が「信用できない」と一蹴した平成研の滝川俊行元会計責任者(58)=有罪確定=の証言を「信用できる」として1審判決を破棄。禁固10月、執行猶予3年(求刑禁固10月)の逆転有罪判決を言い渡した。
さて、編集長はこの裁判で村岡氏にどういう判決が下ろうが、まったく関心はない。
多くの国民もそうではなかろうか。どうせ自民党の代議士である。現役時代には、あちこちからヤミ献金を受け取って私腹を肥やしてきたことは容易に想像できるではないか。そういう人物が禁固刑になろうがなるまいが、ほとんど国民には何の関係もないし、関心もない。
国民の最大の関心事は、このヤミ献金1億円が、どのように使われたのか?誰に渡ったのかということである。与党である自公両党はもちろん、野党対策などに使われてはいないのだろうか?しかも、この1億円などは氷山の一角だろう。実際には何十億円という裏金が使われたことは想像に難くない。
誰が受け取ったか、その場に誰がいたのか、誰が受け取るよう指示したのか?などはどうでもよいことだ。
このお金が、その後どのように使われたのかを明らかにして欲しいというのが、多くの国民の希望である。検察側、被告側とも、この点についての真相を明らかにすることを望むものである。


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