時々新聞社

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「もったいない」を引用し、温暖化防止訴え:恥知らずな日本の国連大使

2008年02月19日 | 環境・食料問題
「もったいない」の精神で温暖化対策を-。日本の高須国連大使は総会会合で、ケニア出身の環境保護運動家でノーベル平和賞受賞者のワンガリー・マータイさんが合言葉として提唱している日本語「もったいない」を引用し、地球温暖化対策に真剣に取り組むよう各国に訴えたと伝えられている。
高須大使は「最重要課題として、環境に配慮した生活様式、すなわち『もったいない』というライフスタイルを奨励すべきだ」と述べ、リサイクルなどを推進する必要性を力説したという。そして、福田首相が唱える「クールアース推進構想」などを紹介し、日本の取り組みをアピールしたそうだ。
しかし、日本の代表として恥ずかしいとは思わないのだろうか?
京都議定書で、1990年時と比べて、温室効果ガスを6%削減するという目標を掲げておきながら、逆に、その後は7%も増やしておきながら、世界に対しては「もっとリサイクルをしろ」などという大口がよくも叩けたものだ。
日本人としての謙虚ささえ持ち合わせない人物が国連大使として派遣されていることも、日本政府の本質をよく表わしていると思われる。
世界各国に「もったいない」を訴える前に、温室効果ガス削減に背を向け続けている自分自身の姿を鏡に写してみるべきではあるまいか。


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