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●アベ様は《5月25日…「わずか1カ月半で今回の流行はほぼ収束させることができた。日本モデルは世界の模範だ」と語っていたが…》

2020年07月29日 00時00分09秒 | Weblog

[※ 【1都3県の新規感染者数の推移】(東京新聞 2020年7月17日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/責任者不在、まるで政権末期のでたらめぶり】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202007240000035.html)。

 《★都知事・小池百合子がコロナ禍拡大で都民に「不要不急の外出をやめてほしい」と言ったその日に銀座のステーキ店に首相・安倍晋三、自民党幹事長・二階俊博、同党幹事長代理・林幹雄、同党事務総長・元宿仁、プロ野球ソフトバンク球団会長・王貞治、俳優・杉良太郎、政治評論家・森田実、洋画家・絹谷幸二と会食した。政府はやりたいことはやりますということを実践した国民の規範となる定見を持たない政治家たちの行動に眉をひそめたところで、経済と感染対策の両立という名の経済優先戦略一辺倒の政権に何を言っても無駄ということか。 ★だが1兆4000億もの税金が投入されたGoToキャンペーンでたらめぶり政権末期の様相だ》。

 とうの昔から《でたらめぶり政権末期の様相》が続いているのですが、いつまでも終わりを見ません。数々のアベ様案件総理案件首相案件安倍案件)で、《責任》を口にしはしますが、責任をとることはありません。そもそも〝犯罪者〟なのですから、裁判後に速やかに刑務所に送られるべきです。#GoToJailキャンペーン! #さよなら安倍総理! #犯罪者は刑務所へ#GoTo刑務所の臭い飯…がとうの昔に、実現していなければいけないはず。〝犯罪者〟が国会議員に居座っているどころか、首相です…。
 そして、COVID19人災では、<それにつけてもアベ様や小池「ト」知事の無能さよ>…無為無策無能で、市民の生命や生活を危機に陥れています。徹底した検査をすることもないため、無症状の陽性者が無意識にウイルスを拡散していくし、最早、追跡もままならなくなっています。

   『●選挙を私物化して税金投入し、私怨を晴らすためにアベ様がやったこと
             …下関市長選では《安倍派のライバル候補…》既視感
   『●アベ様マネー1.5億円の原資は? その一部はアベ様や自公に《還流》?
        そりゃぁ、賭けマージャンな黒川弘務氏を検事総長にしたいよねぇ
   『●無《責任政党》の《大物》政治屋幹事長…《影響を及ぼすほどの
     大物議員でもなければ、そんなに大騒ぎするような立場の人の行動でもない》

   『●《広島県府中町議が、昨年5月に克行容疑者に白封筒に入った
     現金30万円を渡された際、克行容疑者から「安倍さんから」と言われた》
   『●リテラ《安倍首相と克行容疑者が面談をおこなった直後や前後に、
     自民党本部は相場からかけ離れた巨額の選挙資金を投じていた──》

   『●金子勝さん《PCR検査数が圧倒的に少なければ、何の意味もない。
         …東京の異様な数値は、検査数の圧倒的不足を示している》
   『●【黒鉄好 アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」
     驚愕の事実】《復興副大臣へ「献金」…若松謙維参院議員(公明、比例)》
   『●《十分な議論もないまま国の権限が強化され、個人の自由が制限される
        ことがあってはならない…見えない束縛は危機に紛れて忍び寄る》
   『●国会からトンズラ総理・アベ様の縁故資本主義およびCOVID19
     無能無為無策…《火事場泥棒によるピンハネで日本は滅びてしまう》
   『●金子勝さん《コロナ対応で失敗続きの小池…東京が感染のエピセンター
      (震源地)と化してしまうのではないか》? 「ト」政によって既に…
   『●小池百合子「ト」政の下、《震源地》化。一方、閣議決定を受け、
      なぜ「アベ様、アベノカビマスクを有難う」の声が巷に溢れない?
   『●東京都知事選挙の結果…コロナ人災の惨状を見せつけられても、
     この酷い小池「ト」政でも、小池百合子「ト」知事に投票していても…
   『●(政界地獄耳)《ポストに興味があって街に興味がない》
     《自分ファースト》…《自分》以外に興味なしな小池百合子「ト」知事の無責任』 
   『●首相会見は官邸記者クラブ主催のアベ様「慰労会」…アベ様が「思いを
       語る」独演会に始まり、「更問い」も無い《台本劇》《台本営発表》
   『●小池百合子「ト」知事が《圧勝の裏で露骨にメディア選別、
     批判的な記者は“排除”》…居ても〝居ないことにされてしまった記者〟ら
   『●COVID19《震源地》となり、小池「ト」政や東京都知事選挙から
     見えてきたこと…《東京とは差別の都》へと堕ちていっていること
   『●番犬様にアベ様も《受け入れ国の要望》…やる訳無いか、〝植民国〟
      だものね。《在韓米軍は海外から来た全ての関係者にPCR検査》…
   『●【金子勝の「天下の逆襲」/野党は「消費減税で戦う」ではなく
      ニューディール議論を】…最悪な税制なんかを導入したが故に…
   『●金(カネ)色の五つの輪に御執心なお二人は<それにつけてもアベ様や
      小池「ト」知事の無能さよ>…市民や都民の命や生活なんてそっちのけ
   『●閉会中審査に出席することもなく、国会を開くこともないアベ様は
     自ら「GoTo」に積極的にご参加…#GoToJail、#GoTo刑務所の臭い飯

 即刻中止を決断すべきなのに、金(カネ)色の五つの輪に御執心なアベ様ら。どう考えても、無理でしょうに。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/国民の五輪熱低下 どう響くか】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202007250000082.html)によると、《★世界でのコロナ禍の猛威で東京オリンピック・パラリンピックは来年まで1年延期となったが国民の熱は冷めているようだ。18、19日の朝日新聞の全国世論調査で五輪開催について3択で問うと「来夏に開催」は33%、「再延期」32%、「中止」29%と意見が割れた。17日から3日間おこなったNHKの世論調査では「開催すべき」が26%、「さらに延期すべき」が35%、「中止すべき」が31%となり、いずれも再延期か中止という声が多い》。

 検査検査検査…・追跡・隔離もせず、市民の命や生活なんてそっちのけだ。国会を開くこともなく、閉会中審査からもトンズラ総理。「逃げるは恥だし役立たず」なアベ様は《今は逃げるが勝ちと判断した》訳です。な~にが《日本モデル》か!
 山岡俊介さんのアクセスジャーナルの【<書籍紹介>『PCR検査を巡る攻防ーー見えざるウイルスの、見えざる戦い』(著者・木村浩一郎。リーダーズノート出版)】(https://access-journal.jp/52646)によると、《安倍首相は「緊急事態宣言」が解除された5月25日、記者会見で、「わずか1カ月半で今回の流行はほぼ収束させることができた。日本モデルは世界の模範だ」と語っていたが、昨日の新たな感染者は全国で981人、東京で366人と、共に2日連続で過去最多を更新したのはご存じの通り。「安倍経産省内閣」とも揶揄されるように、当初から国民の健康や命より、経済界に忖度してPCR検査をろくにせず、無症状関係者を放置して来た結果がこれで、日本モデルは世界の模範だなどとよくいったものだ。また、国民の7割以上が反対しているのに、東京都だけ除外するかたちで「GoToキャンペーン」を強行。本書の著者である木村浩一郎氏も、同様の見方のようで、このままでは大規模な第2波が来ると強い危機感を持ち、この間の医療界とメディア報道を分析しまとめたのが本書だ》。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202007240000035.html

コラム
政界地獄耳
2020年7月24日8時11分
責任者不在、まるで政権末期のでたらめぶり

★都知事・小池百合子がコロナ禍拡大で都民に「不要不急の外出をやめてほしい」と言ったその日に銀座のステーキ店に首相・安倍晋三、自民党幹事長・二階俊博、同党幹事長代理・林幹雄、同党事務総長・元宿仁、プロ野球ソフトバンク球団会長・王貞治、俳優・杉良太郎、政治評論家・森田実、洋画家・絹谷幸二と会食した。政府はやりたいことはやりますということを実践した国民の規範となる定見を持たない政治家たちの行動に眉をひそめたところで、経済と感染対策の両立という名の経済優先戦略一辺倒の政権に何を言っても無駄ということか。

★だが1兆4000億もの税金が投入されたGoToキャンペーンでたらめぶりは政権末期の様相だ。8月上旬からスタート予定のこのでたらめ企画なぜ前倒しにしたのか。この4連休を企画のスタートダッシュにしたかったのだろう。だがコロナ禍は4月をほうふつとさせる猛威を振るい始めている中、野党、自民党、官庁などありとあらゆる機関と国民から「このタイミングではないのではないか」と問われたものの強引に予定通りに進めた

★ところが企画内容は固まっておらず、見切り発車するさまはお粗末の限りだ。国交省や観光庁は身勝手な要求を突きつける政治家や政府中枢のわがままに翻弄(ほんろう)されたことだろう。ただ、ダメなものはダメと官僚や政治家が止められなかったことに政権中枢の裸の王様ぶりを感じる。一体だれがどうしてこのキャンペーンを前倒しして強引に進めたか。政治は結果責任。感染拡大の中、立ち止まり引き返すチャンスは山ほどあった。ところが国交相・赤羽一嘉も当事者とは思えない迷走ぶりだ。結局、政府のどこの誰の責任なのかすらわからないまま、税金の蛇口だけは止まらずじゃぶじゃぶと吐き出される。税金の無駄遣いに責任者がおらず、誰も責任も取らないのならば確かに政権末期と言ってもいいだろう。公明党を含め政府与党は国民が許していると思わない方がいい。(K)※敬称略
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●《「自分ごと」と捉える人はどれくらいいるだろうか。権力の横暴を傍観し、いつか矛先が自分に向けられたときには手遅れかもしれない》

2020年05月21日 00時00分08秒 | Weblog


【検察庁法改正案強行は河井克行の逮捕潰しだった! 買収の原資“安倍マネー”に捜査が及ぶことを恐れた官邸が検察幹部と裏取引の動き】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5420.html)。

 《コロナ感染拡大のどさくさにまぎれた安倍政権の検察庁法改正ゴリ押しに批判が高まっているなか、政権の介入危機にさらされている検察の新たな動きが報道された。日本テレビ、そして共同通信が、広島地検が河井克行・前法相を立件するという方針を固めたと報じたのだ。容疑は、妻の案里氏が出馬した昨年7月の参院選をめぐり、地元議員らに現金を配ったという公選法の買収容疑だ》。

 《検察庁法改正ゴリ押し》強行採決、今回は、〝見送り〟となったようだ。あくまでも、見送りであり、近々、再提出されてもおかしくはない。廃案にすべきだ。その前に、1月の、黒川弘務氏の定年延長の閣議決定、これを取り消すべきではないのか。
 さて、《河井克行・前法相…妻の案里氏》の捜査へどのように波及していくか? 《検察は河井逮捕に踏み切れるのか》? 『●選挙を私物化して税金投入し、私怨を晴らすためにアベ様がやったこと…下関市長選では《安倍派のライバル候補…》既視感』…1億5千万円の出所はどこでしょうか、興味津々だな。。
 でも、未だ3割程度の内閣支持率があるそうだ。まだ、支持している人がいるとはねぇ…。

   『●《安倍政権は、官邸に近い黒川検事長を検察トップである検事総長に
        就け、検察組織を官邸の支配下に置くつもりだ》、あぁ………
   『●アベ様は検事総長人事までも私物化…《それならば「三権分立は
      絵に描いた餅で政界では実現しない」と閣議決定すべきだろう》
   『●《官邸の番犬》黒川弘務氏を《論功行賞として検察トップに据える》
          のみならず、カジノ汚職捜査を止めるという目的があった
   『●《政界の不正を摘発するのが特捜部の使命》のはずが…行政府の長・
      アベ様が《従来の法解釈》を恣意的に変更! アベ様による独裁…
   『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
        間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題
   『●《「法案の審議のスケジュールにつきましてはですね、これはまさに、
       国会でお決めになることでございますから」…この台詞によって…》
   『●《緊急事態宣言を利用した監視社会強化に反対》! 《国民を互いに
     監視させ、体制批判をする人を密告…》…が横行する社会でいいの?
   『●神保哲生さん《ええっ、何だよ、ひでえ法案じゃねえか。…一番重要な
     ポイントが定年延長が内閣の一存で恣意的に行われることが可能に…》

 リテラの記事【安倍応援団の攻撃に怯まない「#検察庁法改正に抗議します」の有名人たち…小泉今日子は「読んで、見て、考えた。その上で今日も呟く」】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5421.html)によると、《多数の著名人を含む人びとがTwitter上で声をあげた「#検察庁法改正案に抗議します」。ついには900万ツイートという驚異的な数字を叩き出しているが、一方、安倍首相はこうした市民の声も無視して検察庁法改正案を明日か明後日にも衆院内閣委員会で強行採決することを目論んでいる》。
 西日本新聞の記事【春秋/小泉今日子さんが♪なんてったってアイドル、と歌ったのは35年前…】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/607838/)によると、《今、多くの国民の心をつかんでいるメッセージは「なんてったって民主主義」「なんてったって三権分立」。安倍晋三政権が成立を急ぐ検察庁法改正案を巡るツイートだ。…▼「保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さいこの国を壊さないで」(俳優井浦新さん)「コロナ禍の混乱の中、集中すべきは人の命どうみても民主主義とかけ離れた法案を強引に決めることは、日本にとって悲劇です」(演出家宮本亜門さん) ▼<#検察庁法改正案に抗議します>への賛同は広がり、投稿は500万件を超えた。緊急事態の解除が注目されるタイミングで法案を通そうというのも「どさくさ紛れ」と怒りを買った ▼歌のアイドルは「清く、正しく、美しく」。検察官は「清く、正しく」でなければ。「なんてったって1強政権」ならば法治すら意のままにできる-という前例を残してはならない》。

 日刊ゲンダイの記事【“官邸の守護神”黒川検事長の黒歴史 安倍官邸擁護に暗躍8年】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273096)によると、《コロナ禍のさなか、政府与党がシレッと成立を狙う検察庁法改正案に批判が集中している。安倍政権の目的は、検察トップの検事総長に“官邸の守護神”を据えること。数日間で600万~700万件に上る抗議ツイートが投稿されているが、守護神の“黒歴史”を振り返ると、史上最長政権を支えてきた疑惑潰しの正体が垣間見えた》。
 直ぐに、黒川氏は辞職すべきではないのか?

 毎日新聞の記事【検察庁法改正案と刑事司法の歪み】(https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20200513/pol/00m/010/001000c)によると、《政権がお気に入りの検事長を定年延長させて検事総長に据えようと謀り、その横紙破りの奇策を後づけで合法化、制度化、恒久化する改正案への反発は予想外に強いらしく、「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグをつけたツイッターの投稿は合計で500万件を超えたとも600万件を超えたとも各メディアが伝えている。これも各メディアで報じられた通り、数多くの著名人が抗議に同調したことも注目された。俳優、ミュージシャン、アーティスト、アイドル、タレント、コメディアン、作家、漫画家、その顔ぶれや分野は実に多種多様、ふだんは政治的発言をしない者たちも加わり、ネット上には次のような訴えが続々とアップされた。<これ以上、保身のために都合よく法律も政治もねじ曲げないで><得意技の「ある組織の人事を自分の都合のいいものに…>》。

 東京新聞の記事【<#ウォッチ 検察庁法改正案>元検事総長ら定年延長、反対意見書 あす法務省に提出】(https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020051490135042.html)によると、《検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案に対し、松尾邦弘元検事総長(77)ら検察OB十数人が十五日、反対する意見書を法務省に提出することが分かった。検察の元トップが法務省提出の法案に対し、公然と異を唱えるのは異例だ。(池田悌一)》。

   『●沖縄イジメ: アベ様…「大学時代の恩師は
      二つのムチ(無知、無恥)を挙げ「彼は歴史を知らない」」
   『●《恥を知》らない《日本新悲劇の座長》(星田英利さん)な
          裸のアベ様…予算委員会のための時間が無いらしい
   『●アベ様の無恥・無知・鞭…(リテラ)《とりわけ安倍首相
        だけが何段も上のレベルでタブー視されている》現状…
   『●青木理さん《そこまで政治家に期待するほどウブではない。ただ、
     子どもでもわかる嘘をこれほど連発して恥じない首相がかつていたか》?

 アベ様の無恥・無知・鞭…。
 リテラの記事【検察OB意見書が引用したジョン・ロックの訳者は安倍首相の大学時代の教授! しかも「無知で無恥」と安倍首相を徹底批判】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5428.html)によると、《ほとんどの国民は、安倍政権が自分たちの不正、汚職を握りつぶせる体制を維持するために黒川検事長を強引に定年延長させ、それを後付けで正当化する目的で、いま、検察庁法を改正しようとしていることを見抜いている》。

   『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
             …ニーメラーの警告を無視してはいけない》

 最後に、琉球新報のコラム【<金口木舌>手遅れになる前に】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1123710.html)によると、《「ナチが共産主義者を襲ったとき、自分は共産主義者ではなかったので何もしなかった」。政治学者の丸山眞男が著書で紹介したドイツのニーメラー牧師の詩はこの一文で始まる…そうまでして黒川氏を残したい政権の思惑は何か ▼小渕優子元経産相の政治資金規正法違反疑惑、甘利明元経済再生担当相の都市再生機構への口利き疑惑…。安倍政権下で数々の疑惑がうやむやになった ▼「政権の意に沿わない動きを封じ込める意図がある」と元検察トップも批判する法案だ。「自分ごと」と捉える人はどれくらいいるだろうか権力の横暴を傍観し、いつか矛先が自分に向けられたときには手遅れかもしれない》。
 アベ様らによる私権の制限、そして、悍ましい《自粛警察》《自警団社会
 《行動は自粛しても(政権への)批判は自粛しちゃだめだ…ひるまず「マジか!」を続けよう》(斎藤美奈子さん)。《殺し合いを強いられる側が狂った火事場泥棒のシナリオに乗ってしまったら、取り返しのつかないことに》(斎藤貴男さん)。

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https://lite-ra.com/2020/05/post-5420.html

検察庁法改正案強行は河井克行の逮捕潰しだった! 買収の原資“安倍マネー”に捜査が及ぶことを恐れた官邸が検察幹部と裏取引の動き
2020.05.13 07:58

     (河井克行ブログより)

 コロナ感染拡大のどさくさにまぎれた安倍政権の検察庁法改正ゴリ押しに批判が高まっているなか、政権の介入危機にさらされている検察の新たな動きが報道された。

 日本テレビ、そして共同通信が、広島地検が河井克行・前法相を立件するという方針を固めたと報じたのだ。容疑は、妻の案里氏が出馬した昨年7月の参院選をめぐり、地元議員らに現金を配ったという公選法の買収容疑だ。

「広島地検は2カ月前から、河井に金をもらった県議や後援会関係者など50人以上に聴取をおこなってきた。当初は時期の問題で公選法の買収の立件は難しいと言われていたが、現金をもらった人間が大量にいたうえに決定的な供述があって、いけると判断したようだ。東京地検特捜部の検事も応援に入れて、すでに証拠固めも終わっており、自信満々だ。共同の記事では書いていないが、広島地検としては今国会会期中に逮捕許諾請求を出し、5月中に河井氏を逮捕しようとしている」(全国紙司法担当記者)

 言うまでもないが、法相というのは法務行政の最高責任者。国会会期中にそんな経歴を持つ与党議員が逮捕されるということになれば、安倍政権にとって決定的な打撃となるだろう。

 しかも、問題は買収の原資だ。本サイトでも何度も指摘してきたが、2019年の参院選では、自民党本部から河井夫妻それぞれが代表を務める党支部に合計1億5000万円という異常な金額の選挙資金が振り込まれていた。自民党では候補者に配る選挙資金は1500万円が相場であるにもかかわらず、河井氏陣営にこの異常な額が振り込まれたのは、もちろん、これが安倍首相案件だったからだ。

 党本部からの1億5000万円の出入金記録をすっぱ抜いたのは「週刊文春」(文藝春秋)だったが、「文春」はその記事で自民党関係者と自民党のベテラン職員のこんな証言を掲載している。

「党の金の差配は幹事長マターですが、河井陣営への1億5千万円にのぼる肩入れは安倍首相の意向があってこそです」
「安倍首相の後ろ盾は絶大で、案里氏は党本部からの『安倍マネーを存分に使うことができたのです」

 たしかに、案里氏が参院選に出馬したのが安倍首相の意向だったことはもはや疑いようがない。当初、広島選挙区からは自民党の重鎮・溝手顕正氏だけが公認として立候補することになっていたが、溝手氏は第一次政権時に安倍首相の責任に言及し、下野時代には「過去の人」と批判したことがあり、安倍首相は溝手氏のことを毛嫌いしていた。そこで、“2人区で2人擁立して票を上積みする”という大義名分をたて、溝手氏を蹴落とすための“刺客”として、側近の河井前法相の妻である案里氏を新人として立たせたのだ。

 メディアではやたら、河井前法相が菅官房長官の側近であったことが強調されているが、実は、安倍首相は菅官房長官以上に河井前法相を重用してきた。たとえば、河井氏は法相就任前、総裁外交特別補佐に務めているが、2016年の米大統領選後でトランプが当選すると、安倍首相は就任前に河井氏に渡米して地ならしすることを指示。トランプタワーでの安倍・トランプ初会談にも同行させている。

 問題の選挙の際も安倍首相の力の入れようは尋常ではなかった。自ら案里氏の応援に駆けつけたのはもちろん、自分の地元事務所秘書を広島の案里氏の選対に送り込んでいたのだ。「週刊文春」でも、自民党県議が安倍首相の地元事務所の筆頭秘書をはじめとし少なくとも4人の秘書が広島入りしていたことを証言、「溝手支持で決まっているところにも手を突っ込もうとして動いとった」とも語っている。


■河井克行の買収の原資は安倍マネー、安倍首相は地元事務所秘書を投入し選挙運動も指南

 つまり、こうした安倍首相と河井前法相の関係の延長線上に出てきたのが、1億5000万円という“安倍マネー”だったのだ。もし河井氏が逮捕されれば、当然、買収という犯罪の原資になったこの金を誰の指示で出したのか、ということが問題になるだろう。

「形としては自民党本部が出していますが、検察の動きを察知した二階(俊博)幹事長はすでにオフレコで“河井の件は官邸の案件で、党は関係ない”と語っているようです。しかも、安倍首相の地元事務所の秘書が河井陣営の選挙運動の指南役をしていたわけですから、安倍首相の関係者が買収にも関与していた可能性がある。もし、河井氏が逮捕されれば、金を振り込んだ自民党本部だけでなく、安倍首相の周辺も捜査対象になるかもしれない。立件はされなくても、情報がどんどん出てきて、安倍首相が追い込まれるのは必至でしょう」(全国紙政治部デスク)

 “番犬黒川弘務・東京高検検事長を使って検察の政界捜査をことごとく潰し、人事にまで介入しはじめた安倍政権だが、検察の逆襲によって、いよいよ悪運が尽きるときがやってきたということなのか。

 しかし、状況はそう楽観的なものではないらしい。官邸はこの間、検察の捜査を潰そうと、必死で圧力をかけており、いま問題になっている検察庁法改正案もそのひとつだというのだ。

 周知のように、検察庁法改正案のいちばんの目的は、1月に閣議決定した黒川検事長の定年延長を後付けで正当化するためであることだ。しかし、それだけならここまで強引に急いで法案を成立させる必要はない。コロナ対策で大変な状況下でも、安倍官邸がこの法案にこだわり、強行に成立させようとしているのは、河井捜査にプレッシャーをかけようとしているからだというのだ。

 そのプレッシャーの道具となっているのが、まさに2月になって検察庁改正法案に加えられた2つの制度だ。


■検察庁法改正案強行に加えられた2つの規定は、検事に政権忖度と萎縮をもたらすことが狙い

 周知のように検察庁法改正案の問題点は検察官の定年が63歳から65歳に引き上げられることにあるのではない。これは昨年の秋の時点で法案にあった。問題は、管理職である最高検次長、高検検事長、地検検事正が63歳で役職を退く(検事の身分はそのまま)という「役職定年制」に、2月になって、内閣や法相が認めれば、特例として役職定年後もその役職にとどまれるという例外規定を設けたことだ(検察庁法改正案22条5、6項など)。

 同時に、内閣や法相などが認めれば、やはり特例として検事総長を含むすべての検察官について、65歳になってもその役職のまま定年退職を先送りできる「定年延長制度」も新たに導入した(同22条2項など)。

「この2つの制度によって、内閣のおぼえめでたい幹部は63歳になっても役職にとどまれるし、幹部以外のヒラの検察官もやはり内閣に気に入られれば、65歳以降も職にとどまれることになった。つまり、安倍政権はこの法律を強行することで、幹部だけではなく、現場の検事にも忖度と萎縮の効果を狙ったのではないかといわれています。実際、施行は2022年4月ですが、いま、現場で捜査に当たっている検事には大きく関係してきますからね」(前出・司法担当記者)

 また、官邸と検察幹部の間で、河井捜査と人事問題をバーターにする裏取引が進んでいるという情報もある。

「官邸としては、国会会期中の、逮捕許諾請求に基づいた逮捕だけは絶対に避けたい。そのため、反黒川的なスタンスの稲田伸夫検事総長に裏取引を持ちかけているようです。検察庁法改正案は通すが、黒川検事長の検事総長就任は見送る。その代わり、河井前法相については、在宅起訴、もしくは立件を国会終了後にするという方向ではないかといわれている」(検察関係者)

 実は、今回、「広島地検が河井前法相を立件するという方針を固めた」という報道が流れたのは、こうした安倍政権と上層部の動きに危機感を抱いた現場のリークだという見方が有力だ。

「現場はこのままいくと捜査が潰されかねない、という危機感をもっている。そこで、メディアに報道させて立件を既成事実化させて、世論を味方につけようと、リークしたということのようだ」(前出・司法担当記者)

 検察は河井逮捕に踏み切れるのか。検察庁法改正案の審議の行方とともに注意して見守りたい。

(編集部)
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●【黒鉄好 アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」驚愕の事実】《復興副大臣へ「献金」…若松謙維参院議員(公明、比例)》

2020年05月05日 00時00分38秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



黒鉄好氏による、レイバーネットの記事【アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」驚愕の事実】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0429kuro
リテラの二つの記事【アベノマスク大量不良品の原因は安倍首相! 厚労省が品質懸念も官邸が「首相案件だから早く」と命令、医療品でない東南アジア製マスクに】(https://lite-ra.com/2020/04/post-5395.html)と、
【アベノマスク“隠されていた1社”にさらなる疑惑! 安倍首相は逆ギレ、自分のマスクの有効性強弁も「漏れ率100%」の悲惨な実験結果】(https://lite-ra.com/2020/04/post-5398.html)。

 《脱税経営者の企業へ発注…安倍政権発足時、5%だった消費税の税率は8%、そして10%へと、この間2倍になった。その重税に市民が苦しむ中、樋山ユースポット社と樋山茂社長は消費税脱税で摘発されていたのだ。… ●復興副大臣へ「献金」…「若松かねしげ市民フォーラム」は、若松謙維(かねしげ)参院議員(公明、比例)の政治団体である。寄付を行ったのは、茂氏が2015年7月6日、尚子氏が同年7月29日である。若松議員は、2015年10月から復興副大臣に就任し2016年8月まで務めた。樋山茂、尚子両氏による寄付が行われたわずか3か月後の就任である》。
 《発表直後から「いまやることがそれか」と非難が殺到していたが、先行して配布がはじまっていた妊婦向け布マスクのみならず、全戸配布用の「アベノマスク」からも虫や髪の毛の混入、カビの付着などが確認され、厚労省と布マスクを納入した興和、伊藤忠商事が未配布分の回収を発表するという騒ぎにいたっている》。
 《「アベノマスク」をめぐり、政府が頑なに公表しなかった妊婦向け布マスクの受注業者の1社が「株式会社ユースビオ」という会社であることが昨日ようやく公表されたが、それがさらなる疑念を生んでいる。このユースビオの社長に取材をおこなったメディアは「癒着は一切ない」「癒着の噂全否定」などと報じているが、疑念は深まるばかりだ》。

   『●《補償や生活支援策にはケチり続け》る一方で、《悪魔》が残して
     いったアベノマスク2枚で批判封じ…さらに、報道統制のためにドブガネ

 あぁ、アベノカビマスクのその顛末の酷さよ。《首相案件》だってさ…《悪魔》はアベノカビマスク2枚だけを残して…哀れ、その結果が回収。税金がドブガネに。

 望月衣塑子さんのツブヤキ。《首相案件の失敗の尻拭いをPCR検査の激務に追われる保健所に押し付けるのか》!

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望月衣塑子@ISOKO_MOCHIZUKI

#マスク2枚 #佐伯耕三 秘書官らの #首相案件 の失敗の尻拭いを #PCR 検査の激務に追われる保健所に押し付けるのか

#アベノマスク 不良品続出、戦場と化した「保健所」に大量の検品を“押し付け”…現場の怒り
そもそも検品は出荷時にメーカーが責任をもって行う業務のはずだ。

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アベノマスクで不良品続出、戦場と化した「保健所」に大量の検品を“押し付け”…現場の怒り

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、政府が妊婦向けに配布した布マスクに数千枚に及ぶ不良品が見つかり、配布が一時中断している問題で、全国の自治体保健関係部局は混...
biz-journal.jp
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午後4:55 2020年4月28日
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 日刊ゲンダイの記事【社長を直撃! 妊婦向けアベノマスク「謎の4社目」と献金先】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272522)によると、《27日になって、ようやく公表したものの、これまで隠蔽してきた理由がいかにも怪しい。日刊ゲンダイの調べで「4社目」には政界とのつながりがあることが見えてきた。菅官房長官は27日の会見で「4社目」について、福島市の「ユースビオ」と明かした。これまで社名が公表されなかっただけに、SNS上では「首相のお友達企業」「癒着があるのでは」と疑う声が上がっていた。やっと公表された、この企業は、社名をネット検索してもほとんど情報が出てこない。…だったら、ハナから介護施設等向け2000万枚分の受注業者5社を公表すればいいだけの話だ。厚労省医政局にそう問い合わせると、フザケた答えが返ってきた。「『介護施設等向けマスクの納入業者はどこか』とは聞かれていなかったから、答えなかった」 国民をナメ切るのもいい加減にして欲しい。税金が原資である以上、当たり前の疑問をあげつらう前に聞かれずとも5社を最初から公表すべきだろう。やっぱり、何か隠したいことでもあったのか。苦しい言い訳にしか聞こえない。一方、SNS上で騒がれていた政府との「癒着」については、菅も樋山社長も否定した。それでも、日刊ゲンダイが改めて調べてみると、社長と政界のつながりがかすかに見えてきた。社長は、福島県出身の公明党・若松謙維参院議員(比例選出)が代表を務める資金管理団体に2015年7月、12万円を寄付しているのだ。本当に「癒着はない」と言い切れるのだろうか》。

 《「国民の健康と生命」ではなく、自分の政治生命なのだ》、あぁぁ…。
 【PCR検査費1日1500件のア然…“1日2万件”は予算案から消えた】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272521)によると、《新型コロナの緊急経済対策実施に向け、27日、今年度補正予算案の国会審議が始まった。いったん閣議決定した補正案を組み替える前代未聞の事態を招いた一律10万円給付に焦点が当たっているが、見過ごせないのはPCR検査費用だ。ア然とするほどの少なさなのである。コロナ対策の最前線に立つ厚労省の補正予算案は総額1兆6371億円。大まかな内訳は▼感染拡大防止策と医療提供体制の整備及び治療薬の開発=6695億円▼雇用の維持と事業の継続=9627億円▼強靱な経済構造の構築=54億円――だ。…■「国民の健康と生命を守る」はやはり嘘…感染拡大にお手上げの安倍は、失点にしかならない実態把握にはヤル気ゼロ。必死こいて守っているのは国民の健康と生命ではなく自分の政治生命なのだ》。

 そして、こちらも酷~い、小池百合子東京「ト」知事。院内感染について報じない報道統制…アベ様や小池百合子「ト」知事は、この数カ月、一体何をやってきたのか? 【金子勝の「天下の逆襲」/戦犯・小池知事を褒めそやす論調 愚かなメディアの大本営】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272527)によると、《コロナ禍をめぐる大手メディアの報道は、先の大戦中の大本営発表のようになっている。東京都の小池知事を褒めそやすような論調さえある。小池は東京の医療崩壊の戦犯だ。先週はがん研有明病院や練馬光が丘病院でも院内感染が発生した》。

   『●大量検査・隔離・追跡、さらに、地域のサンプリング検査が必要
     …アベ様や小池「ト」知事は、この数カ月、一体何をやってきたのか?

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http://www.labornetjp.org/news/2020/0429kuro

アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」の驚愕の事実

アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」驚愕の事実
黒鉄好(安全問題研究会)

 新型コロナウィルスの感染拡大以降、こちらも世界的に深刻化する一方のマスク不足。これまで「感染者が着用するもの」だという意識で、予防的着用 の習慣がなかった欧米諸国までが、アジア諸国と同様、予防的着用をするようになったこともあいまって、事態は国際的な奪い合いにまで発展している。世界各国が増産を始めているが、全人類が1人1日1枚着用すると仮定しても、1日100億枚生産されなければ足りないことになる。当然ながら世界のマスク生産力は到底この水準には及んでいない。世界的なマスク不足は楽観的に見ても数ヶ月、最悪の場合数年は続くと覚悟しなければならないだろう。

 日本政府も、ネットでのマスクの高価転売に対し、国民生活安定緊急措置法に基づき統制に乗り出している。石油危機を受けて1973年に制定された、半世紀近く前の古めかしい法律を活用せねばならないほどの危機なのだが、それでも需要に対し供給がまったく追いつかないため、最優先でマスクを配布すべき医療機関などですら、マスク入手は次第に困難になりつつある。

 そんな中、安倍政権が突如として打ち出した布製マスク(いわゆる「アベノマスク」)の全世帯2枚配布の方針に基づいて、製造を受注した業者は4社とされ、そのうち3社は興和(愛知県、契約額54億8000万円)、伊藤忠商事(東京都、同28億5000万円)、マツオカコーポレーション(広島県、同7億6000万円)と早々に公表された。しかし、残る1社についてはなぜかこの3社との同時公表とはならず、遅れることになった。何かと横並びが多い政界、官界で「1社のみ社名公表遅延」というのは異例中の異例だ。当然、この遅延は「利権ではないか」などと憶測を呼ぶことになった。

 4月27日の菅義偉官房長官の記者会見で、残る1社が「ユースビオ」(福島市/写真)であることが明らかにされた。2007年4月から2013年3月まで、東日本大震災・福島第1原発事故を挟んで6年間福島に住んだ筆者にとっても初めて聞く名前だが、それもそのはずで、木質バイオマス事業参入のため、3年前に設立された若い企業であることもわかった。こんな設立から間もない、名前も聞いたことのない企業を誰がどんな経緯で首相官邸とつないだのか。嫌でもそこに利権の臭いを感じざるを得ない。

 そこで今回、「ユースビオ」社について、レイバーネット日本報道部と安全問題研究会は直ちに独自調査を行った。その結果判明したのは、案の定というべき事実だった。


●脱税経営者の企業へ発注

  独自に入手した登記簿によると、ユースビオ社の設立は平成29(2017)年8月24日。「再生可能エネルギー生産システム」「バイオガス発酵システム」の研究開発及び販売などを目的としている。バイオガス発酵システムとは、畜産廃棄物を堆肥など再利用可能な資源に再生処理する際に発生するメタンガスなどをエネルギー源として利用するためのシステムだ。熱源としての利用の他、発電装置を組み合わせれば発電や売電も可能になる。原発事故後の福島「復興」の一環として、国も福島県も再生可能エネルギー事業に多額の補助金を投じている。原発事故後の新たな福島の利権として、再エネ周辺には魑魅魍魎が跋扈しているのだ。

 ユースビオ社は樋山茂なる人物が社長(代表取締役)を務める。所在地の住所は「福島市西中央5丁目54-6」だが、ここには同社だけでなく「株式会社アスティア」「株式会社あづま荒川エコファーム」「技研通信工業株式会社」など、11もの企業が置かれていることになっている。これらの会社のすべてが実体を伴っているとは思えず、ほとんどがいわゆるペーパーカンパニーだろう。

 そして、この11社の中でもとりわけ注目すべきなのが「株式会社樋山ユースポット」だ。代表者は樋山茂。ユースビオ社と同じである。この会社に関しては、2018年にある「事件」を起こしている。当時の記事をご紹介しよう。

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◆「毎日新聞」2018年2月23日付記事より
 消費税約3100万円を免れたとして、仙台国税局は22日、電気通信機器修理業「樋山ユースポット」(福島市西中央5)と、同社の樋山茂社長(56)を消費税法違反(過少申告ほ脱)などの疑いで福島地検に昨年12月19日付で告発したと発表した。
 国税局によると、同社は従業員に支払った給与を、他の会社への外注費と偽装。偽の外注費分の消費税を、国などに本来納めるべき消費税から差し引く手口で、16年3月までの4年間で消費税計約3100万円を免れた疑いがある。
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  安倍政権発足時、5%だった消費税の税率は8%、そして10%へと、この間2倍になった。その重税に市民が苦しむ中、樋山ユースポット社と樋山茂社長は消費税脱税で摘発されていたのだ。まともな仕事はせず、脱法行為の足がついたら会社を畳み、素知らぬ顔をして別の名前でまた会社を立ち上げる。同じ住所に刻まれている11もの会社名は、そうした「樋山流錬金術」の足跡である可能性を示している。

 本来ならこれだけでも税金が原資となる政府契約の相手方としての資質を欠いている。だが単にそれだけなら筆者はわざわざレイバーネットにこんな記事を書くほどの労は執らない。この後の調査で出てきたのはさらに驚くべき事実だ。


●復興副大臣へ「献金」

 その公式資料はネットの片隅から見つかった。埼玉県選挙管理委員会が平成28(2016)年2月8日に受理した前年度、すなわち2015年の政治資金収支報告書だ(注1)。

 この資料の、PDFファイルのページ数で66ページ中45ページ目に問題の記載がある。政治団体「若松かねしげ市民フォーラム」に対し、「会社社長」樋山茂を名乗る人物から12万円、「会社役員」樋山尚子を名乗る人物から12万円、計24万円の寄付が行われている。2人は同じ住所で親族とわかる。夫婦の可能性もある。「若松かねしげ市民フォーラム」は、若松謙維(かねしげ)参院議員(公明、比例)の政治団体である。寄付を行ったのは、茂氏が2015年7月6日、尚子氏が同年7月29日である。若松議員は、2015年10月から復興副大臣に就任し2016年8月まで務めた。樋山茂、尚子両氏による寄付が行われたわずか3か月後の就任である。

 さらに樋山ユースポット社は、全村避難の象徴となった福島県飯舘村での「復興」事業に関連して「ふくしま産業復興企業立地補助金」を受けている。この補助金は、「企業立地を加速し、当該地域での生産拡大及び継続的な雇用創出を行う企業」に対する支援を行うことを目的として、原発事故直後の2011年第3次補正予算で1700億円が措置され、2017年3月までに375社に1563億円が交付された(注2)。通常、民間企業の設備投資などに対する補助金は「企業のモラルハザード防止」などを理由に最大でも2分の1程度とされることがほとんどだが、この補助金は1件あたり200億円を上限に最大4分の3まで補助率を上げることが認められている。企業にとって「手厚い」制度のため申請件数が多かった。これだけ支援が手厚いと、不正を行う企業も現れる。実際、福島県白河市内の事業に関し、虚偽の申請でこの補助金2億5千万円をだまし取ったとして、2017年に 大阪府岸和田市の企業が摘発されている(注3)。

 ここで樋山ユースポット社に関してもう一度思い出していただきたいことがある。(1)補助金を受給した時期、(2)国税局から告発された際の摘発理由、(3)脱税を行っていた時期だ。(1)に関して言えば、申請を希望する企業への事前説明や受付、交付事務などこの補助金に関する実務上の窓口を担う福島県の資料によると、平成27(2015)年3月12日時点で交付対象になった事業として樋山ユースポット社の名前が登場しており(注4)、同社は遅くともこの時点ですでに補助金を受給していたことになる。

 (2)に関しては、上で紹介した毎日新聞の記事のとおり「従業員に支払った給与を、他の会社への外注費と偽装。偽の外注費分の消費税を、国などに本来納めるべき消費税から差し引く手口」だった。そして(3)に関して言えば、「2016年3月までの4年間」とあるから2013年から2016年までの期間であることがわかる。つまり樋山ユースポット社は、福島県内で「生産拡大及び継続的な雇用創出を行う企業」に対して支給される補助金を片手で受けながら、ほぼ同じ時期にもう片手では雇用(つまり労働者)をダシにして消費税を脱税していたことになるのである。

 最後にもう一度、全体像をまとめておこう。樋山ユースポット社が雇用維持を名目とした国の補助金を片手で受けながら、もう片手で「雇用」をダシにして消費税脱税を繰り返していたさなかの2015年10月、若松議員は復興副大臣に就任した。その就任の「前祝い」でもするかのように、2015年7月、樋山茂・尚子両氏から若松議員への寄付が行われた。そんな「前科」のある樋山茂なる人物が今度は「ユースビオ」社を設立。この会社に対して「アベノマスク」の発注が行われた--。

 少々複雑ではあるが、解きほぐしていくとこのような構図が見えてくる。ネットの片隅に眠るように置かれていた埼玉県選管の政治資金収支報告書、そして数々の公的資料が明らかにした「アベノマスク疑惑の全容である。

 若松元復興副大臣に関しては、仙台国税局によって脱税摘発が行われる2018年2月まで、その事実を知るすべはなかったのだからまだ同情の余地もあろう。だが、消費脱税と若松元復興副大臣への寄付の事実が公表されていながら、いわく付きの人物が経営する企業にアベノマスクを発注した今回の事件に関して安倍首相にはまったく同情の余地はない。多くの人命がかかったこの未曾有の危機にあっても、政策判断上の基準が「お友達か、そうでないか以外にない政権を戴いていることは、日本の市民にとってコロナそのもの以上に多くの悲劇をもたらすだろう。「新型コロナ危機は安倍政権による人災である」--そのように断罪される日は、意外に早く訪れそうな気がする。

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注1)埼玉県選挙管理委員会公表「収支報告書」 https://t.co/2RNv0HxOrp
注2)レポート「東日本大震災後の中小企業支援と今後の課題―これからの中小企業政策に求められるもの―」(参院経済産業委員会調査室、https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2012pdf/20120702036.pdf
注3)「震災復興補助金2.5億円詐取の疑い、会社役員2人逮捕」(2017年7月20日付「朝日新聞」、https://digital.asahi.com/articles/ASK7N3QFWK7NUTIL012.html
注4)「産業復興の現状とこれまでの取組」(復興庁、https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-20/shiryou1-2.pdf)。この資料のPDFページ数で67ページ中41ページに樋山ユースポット社の記載がある。

Last modified on 2020-04-29 06:05:20
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https://lite-ra.com/2020/04/post-5395.html

アベノマスク大量不良品の原因は安倍首相! 厚労省が品質懸念も官邸が「首相案件だから早く」と命令、医療品でない東南アジア製マスクに
2020.04.27 07:59

     (首相官邸HPより)

 安倍首相による前代未聞の愚策「アベノマスク」。発表直後から「いまやることがそれか」と非難が殺到していたが、先行して配布がはじまっていた妊婦向け布マスクのみならず、全戸配布用の「アベノマスク」からも虫や髪の毛の混入、カビの付着などが確認され、厚労省と布マスクを納入した興和、伊藤忠商事が未配布分の回収を発表するという騒ぎにいたっている。

 どうして、こんなにとんでもない不良品が大量に出てくる事態となったのか──。じつは、これは厚労省というより、安倍首相、官邸の責任だったことがわかった。25日付の西日本新聞が、その舞台裏をこのように報じたのだ。

〈政府関係者によると、不良品は東南アジア製で、現地の衛生基準では医療品扱いとならず、一般の布製品と同じ分類だった。品質を懸念する声も出たが、スピード感を重視する官邸サイドに担当の厚生労働省も抑え込まれ、問題発覚後もすぐに全品回収とはならなかったという。官邸筋は「首相案件だから、厚労省も強く主張できなかった」と推し量る。〉

 ようするに、厚労省が懸念を示しながらも、品質よりも早く納入できることを安倍官邸が優先させたために、東南アジアの衛生基準で医療品扱いにならない布マスクの配布が決まったというのである。

 しかも、安倍官邸が「スピード感重視」という方針をとったせいで、品質管理や検品が杜撰になってしまったのだ。

 通常、マスクの品質検査は〈保管状態による変化を確認〉する必要があり、長い時間を要するものだという(共同通信25日付)。業界関係者も「短期間で提供しようと、政府や納入サイドが品質チェックをはしょった結果だ。突貫作業はリスクが高過ぎた」と証言しているが、今回、布マスクを政府に納入したうちの1社の広報担当者も、〈マスクの生産は「政府からの強い要請」と繰り返し〉た上、こう語っている。

「政府からとにかく早く納入をと要請され、検品作業を最低限にしたところ、不良品を見逃してしまった」(毎日新聞ネット版24日付)

 つまり、安倍官邸がとにかく急げと官僚に発破をかけた結果、通常はおこなわれる品質チェックがすっ飛ばされ、不良品が大量発生してしまった、というわけだ。絶句するほかない事実だが、その上、問題なのは、厚労省は不良品を発見しながら、その事実が“隠蔽”されたことだ。

 本サイトでも既報でお伝えしたが、じつは18日時点で厚労省は全戸配布用の布マスクから虫の混入やカビの付着など200件の異物混入事例を確認、その事実は同省のマスク等物資対策班に配られた内部文書にも記載されていると21日に毎日新聞ネット版が報道した。この報道が出て、翌22日になって厚労省は「アベノマスク」に不良品が発見されたと公表したが、不良品の存在を報じられるまで、国民にその事実を明かさなかったのだ。

 前述したように、厚労省は「スピード感を重視する官邸サイド」に抑え込まれ、不良品の発覚後もすぐに全品回収には動けなかった。不良品マスクを確認しながらも非公表としたのも、安倍官邸からの圧力があったと考えるのが自然だろう。

 安倍官邸が納品を急がせた結果、カビの付着という健康を害する恐れがある不良品が発生し、さらにはその事実を隠蔽までさせる──。なぜ、こんなことになったのか。それは言うまでもない。前述した西日本新聞も〈首相の肝いり〉〈首相案件〉だったと書いていたが、この布マスク配布が安倍首相の発案だったからだ。

「『週刊新潮』と『週刊文春』が同時に、この『アベノマスク』の発案者は経産省出身で今井尚哉首相補佐官の子飼いである佐伯耕三首相秘書官だと報じたが、実際はそうじゃなく安倍首相自身の発案。どこからか『布マスクなら早くつくれる』という話を聞いてきて、配布案を今井首相補佐官と佐伯首相秘書官に漏らし、2人が『それはすばらしい』とヨイショして具体的なスキームをつくり上げたらしい。佐伯説は内調が安倍首相の擁護のために流した記事じゃないのかな」(全国紙政治部記者)

 実際、発案者が安倍首相だからこそ、ここまで不良品が発見されているというのに絶対に「アベノマスク」配布を撤回しないのだ。


■妊婦向け「アベノマスク」の検品を保健所に押し付け! パンク状態の保健所を圧迫

 しかも、安倍首相のこの「思いつき」は、税金の無駄遣いであるだけではなく、いま保健所をも圧迫しているという事実がある。

 やはり不良品が見つかっている妊婦向け「アベノマスク」は全国の市町村に発送されているが、じつは、不良品かどうかの確認作業が保健所でおこなわれているケースがあるというのだ。実際、大分市保健所では、スタッフが布マスクを1枚1枚確認し、2100枚のうち約640枚が不良品だったという。

 現在、保健所は住民からの電話相談や入院先の調整、濃厚接触者の健康観察などの業務にあたっており、パンク寸前の状態にあると報じられている。事実、感染者の多い16都道府県の35カ所の保健所に共同通信がアンケート調査した結果、9割にあたる32カ所の保健所が「限界ぎりぎりで対応している」「事実上、限界を超えている」と回答。「職員が1人でも倒れたら破綻する」(東京・池袋)「職員がいつ感染してもおかしくない」(神奈川・横須賀市)という悲鳴があがっている。だが、そんな状態の保健所に、不良品続出の妊婦向け「アベノマスク」の検品という作業まで押し付けられているとは……。

 国民がいまもっとも求めているのは、生活のための手厚い補償・支援策であり、医療体制の強化だ。だが、そこから目を背け、「マスクを配っておけば納得するだろう」と国民を軽く見た結果が、この「アベノマスク」なのである。国民を見下す総理大臣の本質が如実にあらわれた「アベノマスク」問題の追及が今後も必要だ。

(編集部)
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https://lite-ra.com/2020/04/post-5398.html

アベノマスク“隠されていた1社”にさらなる疑惑! 安倍首相は逆ギレ、自分のマスクの有効性強弁も「漏れ率100%」の悲惨な実験結果
2020.04.28 10:18

     (衆議院インターネット審議中継(4月28日)より)

 「アベノマスク」をめぐり、政府が頑なに公表しなかった妊婦向け布マスクの受注業者の1社が「株式会社ユースビオ」という会社であることが昨日ようやく公表されたが、それがさらなる疑念を生んでいる。

 このユースビオの社長に取材をおこなったメディアは「癒着は一切ない」「癒着の噂全否定」などと報じているが、疑念は深まるばかりだ。

 そもそも、他の受注業者は興和や伊藤忠商事、縫製大手であるマツオカコーポレーションといった名の知られた企業である一方、ユースビオはホームページさえも見つからない会社。さらに、法人登記簿に記載する定款の「目的」を4月1日に変更、10日に登記されているのだが、変更前は「再生可能エネルギー生産」や「バイオガス発酵システム」の研究開発と販売や、「ユーグレナ等の微細藻類」「オリゴ糖等の糖質」の生産・加工と販売などといったものが並び、マスクに結びつきそうな事業目的がなかった。しかも、同社社長が2018年には消費税約3100万円を免れたとして消費税法違反などの容疑で懲役1年6月、執行猶予3年の判決が出ていたことも判明。こうした情報から、ネット上では「どうして政府はこの会社に受注したの?」と訝しむ声が次々にあがった。

 一方、同社の社長は契約の経緯について、「もともとは、福島県や山形県につてがあって、そこにベトナム製のマスクを用意してほしいと頼まれた。その準備をしていたら、『国が一括で集めることになった』と言われたので、そちらにシフトしてスペック表やサンプルを提出し、受注する流れになった」(デイリースポーツ27日付)と語り、自身が公明党員であるとし、安倍首相や政府との癒着についても「ないですよ。安倍さんとも自民党とも、何の付き合いもない」と否定。執行猶予中であることも認めている。

 しかし、国内外にマスク製造や輸入が可能な企業は数多くあるはずなのに、どうしてこの会社が選ばれたのかという疑問は残ったまま。いや、大前提として、ここまで同社との契約に「何かあるのでは」と疑いの目が集まるのは、政府が必死で企業名を隠してきたためだ。

 そして、実際に本日の衆院予算委員会でもユースビオが受注企業に選ばれた問題について追及がおこなわれたが、安倍政権は何ら納得のいく説明をおこなわず、正当性だけを主張したのだ。

 まず、この問題を取り上げた立憲民主党の大串博志衆院議員が「この会社はどういう会社か」と質問すると、加藤勝信厚労相は「福島県福島市に本社を持って、輸出入業務をおこなっている企業」と答弁。さらに「3月16日に予備費で契約した。緊急随契(随意契約)」「木質ペレットの関係の輸出入業をやっていた」と述べた。

 だが、前述したように、法人登記簿には最近まで事業目的にマスク製造や輸出入に関連した事業はなく、4月1日におこなった変更によって「貿易及び輸出入代行業並びにそれらの仲介及びコンサルティング」が追加されたばかりだ。つまり、政府との契約後に輸出入代行業務・仲介が足されていたのである。

 そこで、大串議員は「3月中は会社の目的として輸出入をおこなう定款になっていなかった。そういう会社だと知らないで契約したのか」と問いただしたのだが、ここで加藤厚労相は“輸出入については別の会社が担っている”と言い出し、それは「シマトレーディング」という会社であり、ユースビオは「マスクの布の調達、納品時期等の調整」、シマトレーディングは「生産・輸出入の担当」だったと説明。ユースビオとシマトレーディングの2社が一緒になった契約額が5.2億円だと述べたのだ。


■国会で追及受け安倍首相が逆ギレ「答弁を邪魔された」「私が時間稼ぎする必要なんかない」

 3月の時点でユースビオには「マスク布の調達」のような業務が含まれる定款もなかった上に、唐突に公表された新たな会社名……。問題は、どうしてこのユースビオやシマトレーディングと緊急の随意契約を結ぶにいたったのかだが、加藤厚労相はこう主張した。

「このユースビオは、他の布製マスクの供給をされている方含めてですね、政府によって広く声がけをしていただきました。これは私どもというよりも経産省主体になってやって、これはほかでもこういうことやってます。それに応えてもらった事業者の1社」
「マスクの品質および価格、企業の供給能力および迅速な対応が可能であるかという観点から選定をおこない、速やかにマスクを配布する必要があるということで随意契約をおこなった」

「経産省が広く声がけして応えてもらった1社」というが、それこそ日本には布製品の製造や輸入を手掛ける会社は山ほどある。経産省はほんとうに「広く声がけ」などおこなったのか。実際、大串議員も「私の地元には縫製工場がたくさんあり、マスクもつくっているが、経産省からの声がけなんて話は一度も聞いたことがない」と疑問を投げかけていたが、加藤厚労相はなぜユースビオと契約したのか、納得できるような説明をしなかった。

 このように、いまだ疑問が尽きない「アベノマスク」ならぬ「ナゾノマスク」──。だが、呆れたのは、「アベノマスク」の発案者たる安倍首相の対応だ。

 じつはこの布マスク問題の追及中、大串議員は最初、事務所と宿舎の2カ所に届いたという「アベノマスク」を着用していたのだが、途中で「総理に配っていただいたこのマスク、空気を吸うことがなかなか難しいので代えさせていただきましたけれども」と断って、地元の縫製工場がつくったというマスクに付け替えたのだが、これに安倍首相がキレて、こう非難したのだ。

「私、(アベノマスクを)ずっとしているんですが、あの、全然、息苦しくはございません。意図的にですね、そうやって貶めるような発言はやめていただきたい」
「『息苦しい』とかそういう苦情は、いまのところ聞いてはいない」

 「全然、息苦しくない!」と主張した安倍首相だが、しかし、じつはこの質疑がおこなわれる前、午前の質疑が終わったとき、安倍首相は委員長に一礼するやいなや、素早く「アベノマスク」を取り、背広の内ポケットにしまい込んでいた。

 みんなマスクを着用したままなのに(普通、自宅に戻るまでは着用するものだろう)、委員会が休憩に入った途端、布マスクを外した安倍首相……。それは「息苦しかった」からではないのか?とツッコまずにはいられないだろう。

 しかも、大串議員からどうして布マスクの全戸配布を決めたのかとその経緯を説明してほしいと質問された際には、「布マスクはですね、咳などによる飛沫の飛散……」などと訊かれてもいない布マスクの「有効性」について話し始め、「経緯だけでいいですから」と大串議員から言われても「これ大切なところですから」「これも経緯のひとつですから」と強弁し、安倍首相の無駄な答弁を止めてくれと委員長席に駆け寄るなか、「感染拡大に一定の効果がある」「米国のCDCも使用推奨を発表」「シンガポール、パリ、バンコクなどで市民に配布する動きが広がっている」など、長々と主張を繰り広げたのだ。

 これはあきらかに質疑時間を削るための時間の浪費だが、挙げ句、「質問者の方が立たれて答弁を遮られては、これはやりとりにならない」「答弁を邪魔された」「私が時間稼ぎする必要なんかない」などと主張。いつも時間稼ぎのダラダラ答弁ばかり繰り返してきたくせによく言うよという感じだが、当然、「私が時間稼ぎする必要なんかない」という主張に野党席がざわつくと、「(布マスクが)どういう評価を得ているかと話をすると、ヤジで遮られたり邪魔される、直ちに妨害されるのは遺憾」と言い出す始末だった。


■マスク研究者がアベノマスクを実験も、5回計測して5回とも「100%の粒子漏れ率」

 しかし、ここで安倍首相が必死になって繰り広げた「アベノマスクの有効性」は、まったくのデタラメだ。

 というのも、本日、AERA.dotに掲載された記事によると、『マスクの品格』(幻冬舎)という著書もある聖路加国際大大学院の大西一成准教授が「アベノマスク」の〈外側と内側の粒子の数を計測して、どれくらい内側に入り込んでいるか〉という「漏れ率」を計測。その「漏れ率」は、5回計測して5回とも〈100%の漏れ率〉だったとし、こうコメントしているのだ。

「ウイルスの取り込みを防ぐという観点から言うと、ほとんど効果がない。布ではフィルターの役割を果たしていないことに加えて、サイズが小さいので隙間ができやすい。一生懸命マスクの周りを押さえて測ってみても、漏れ率は97%でした。人からの感染を防ぐ効果は期待できませんね」

 つまり、専門家の計測では「アベノマスク」は「人からの感染を防ぐ効果は期待できない」ものだと判断されているのに、安倍首相は「感染拡大に一定の効果がある!」などと国会で大嘘の主張をおこなった、というわけだ。

 だいたい、「アベノマスク」の生産を請けた会社に送られたという仕様書によると、「アベノマスク」は〈1枚のガーゼを折りたたんで15重にし、左右の端の1列ずつを縦に縫って、ゴムをかけて完成〉させただけのものであるらしい(前出・AERA.dot)。それで「感染拡大に一定の効果がある」などと国民に喧伝することは、詐欺としか言いようがない。

 だが、「アベノマスク」を揶揄されて色をなしてキレまくったのも、躍起になって嘘っぱちの「アベノマスク」の有効性を主張したのも、それだけ安倍首相が「アベノマスク」の問題に過敏になっている何よりの証拠だ。さらに、受注業者をめぐる問題の追及がおこなわれたことでキレはじめたことを考えれば、そこに突かれたくない理由が何かあるのかもしれない。となると、今後もこの「ナゾノマスク」の追及が必要だ。

(編集部)
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コメント
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●「しなやかな反骨」をテーマに東京新聞のシリーズ対談: 城南信金顧問・吉原毅さん×元文科次官・前川喜平さん

2019年08月07日 00時00分51秒 | Weblog


城南信金顧問・吉原毅さん×元文科次官・前川喜平さんによる、東京新聞のシリーズ対談4回。
【<親友対談 しなやかな反骨>(1) 城南信金顧問・吉原毅さん×元文科次官・前川喜平さん】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019073002000118.html)、
【<親友対談 しなやかな反骨>(2) 元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019073102000144.html)、
【<親友対談 しなやかな反骨>(3) 元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019080102000124.html)、
【<親友対談 しなやかな反骨>(4) 元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019080202000128.html)。

 《二人は麻布中・高校(東京)の同級生で、ともにラグビー部で汗を流した親友だ。強い者に負けない志の根っこはどこにあるのか。「しなやかな反骨」をテーマに存分に語り合ってもらった》。
 《どんな組織が好ましいのか。元文部科学次官の前川喜平さんと城南信金顧問の吉原毅(よしわらつよし)さんの対談は「理想の組織」論に入った》。
 《個人と対立しがちな組織の論理。その中で人はどう生きたらいいのか。対談は佳境に入っていく》。
 《二人は、麻布中学・高校の同級生で、ともにラグビー部で過ごした仲間。「しなやかな反骨」の根っこは「麻布のDNA」だ》。

 小泉純一郎氏を持ち上げすぎな点が気に入りませんが、城南信金顧問・吉原毅さんと元文科次官・前川喜平さんの楽しい対談。

 反核発電、反アベ様等々、ぶれないお二人の《面従腹背》な《反骨》。

   『●マガイ物ではないモノもある ~城南信金~
   『●財界の総理大臣はもはや大企業の単なる代弁者
   『●経団連は原発推進・復活の第4案を希望?
   『●脱原発は可能: ビジョンある金融機関(城南信金)のトップもいる
   『●城南信金の吉原毅理事長が退任・・・
      脱原発という、「理事長交代後も考え方は引き継がれ」て欲しい
   『●警察や消費者庁の沈黙…「商取引の原則」を無視して、 
            なぜ核発電料金を支払わなければならないのか?
   『●「原子力ムラの言いなり」原子力「寄生」委員会の救い様の無さと、
                        アベ様の「危険な丸投げ・無責任体制」
   『●東電核発電人災から7年: 「村の生活は百年余りにわたり、
                 人生そのもの」…「やっぱりここにいたいべ」
   『●中西宏明経団連会長《再稼働が進まない要因を、 
      原発と原爆を同一視する地域住民の理解不足と決めつけ》?
   『●核発電「麻薬」中毒患者・中西宏明経団連会長自ら、
        ニッポンは《民主国家ではない》ことを立証して見せた

   『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
      前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」
   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
       《病的な嘘つき》アベ様…前川喜平氏の人間性と彼我の差
   『●前川喜平前文科次官、「本来、できてはいけないものが
             完成した。見たくないものを見たという感じだ」
   『●前川喜平さん授業…検閲と恫喝、《意に沿わない人物は潰す――。
                       …安倍政権のやり口は、まさに恐怖政治》
   『●隗より始めよ: 「この国をガタガタにし、
      支持率3割は取れる」高プロとして、「自分らができてから…」
   『●霞が関: 「佐川になるな前川になれ」…
      《佐川のような官僚ばかりだったら絶望するしかないだろう》
    「日刊ゲンダイの佐高信さんによる書評【週末オススメ本ミシュラン/
     「面従腹背前川喜平著/毎日新聞出版】…。《落語家の立川談四楼が
     ツイッターで、いま霞が関では<佐川(宣寿前国税庁長官)になるな
     前川になれ>が合言葉になっているとつぶやいたらしい。
     もちろん皮肉である。/…佐川のような官僚ばかりだったら
     絶望するしかないだろう》」

   『●〝前川喜平になるな佐川宣寿になれ〟!?
       「官邸べったり」藤原誠官房長の文科事務次官への昇格人事

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019073002000118.html

<親友対談 しなやかな反骨>(1) 城南信金顧問・吉原毅さん×元文科次官・前川喜平さん
2019年7月30日 朝刊

 加計学園の大学獣医学部設立認可をめぐり「行政がゆがめられた」と証言した元文部科学次官の前川喜平さん(64)と、経営トップでありながら脱原発の旗を掲げた城南信用金庫顧問の吉原毅(よしわらつよし)さん(64)。二人は麻布中・高校(東京)の同級生で、ともにラグビー部で汗を流した親友だ。強い者に負けない志の根っこはどこにあるのか。「しなやかな反骨」をテーマに存分に語り合ってもらった。 (四回シリーズでお伝えします)

吉原 文科省の課長当時、「奇兵隊、前へ!」というブログがあったよね。官僚なのにこんなこと書いていいのって思いました。

前川 確かに突出した行動ではあった。二〇〇五~〇六年ごろかな、小泉純一郎内閣の看板政策の三位一体の改革で、国から地方に税源移譲し、地方の財政の自主性を高めるという話になった。そのために国から地方への補助・負担金を減らす。そこで三兆円ある義務教育費国庫負担金がなくなりそうになった。それでは子供たちが困ると思って、反対だと言って回ったんです。地方の財政力にかかわらず、教育の機会均等を保障するためのお金です。

吉原 ブログは一般の方も見られるものですし、勇気がいりますよね。

前川 月刊誌に名前を出して書いたりしましたしね。はっきり言ってクビが飛んでもいいと思いました。

吉原 組織の上の方が白旗揚げて、ほかの人は静観する中で孤軍奮闘して…。

前川 いや、孤軍でもないのよ。課長仲間や下の連中は、すごく応援していた。素晴らしい改革のように見せようとしていたけど、小泉純一郎内閣の目玉として総務省が作り上げた話。地方公共団体はだまされたと言ってもいい。だから文科省と総務省とでドンパチやってたんです。

吉原 文科省の当時の上司の了解は? 

前川 上司の初等中等教育局長は、青年将校みたいなのが暴れるのを黙認していたって感じ。次官や官房長は、ほとんど白旗を揚げてました。次官のところに行ったら「この制度は廃止でしょうがないだろう」って。負け戦と思っている人もいるし、ぎりぎりまで頑張ろうという人もいた。最後の最後、助けてくれたのは与謝野馨さん(当時、自民党政調会長)。文科省の土俵で議論させてやるって、仕切ってくれた。
 その代わり中央教育審議会に、総務官僚が握っている知事・市長・町村会推薦の首長が三人入った。われわれも三人の首長に一本釣りで来てもらった。その一人が当時の鳥取県知事の片山善博さん。三位一体改革の本質を見抜いてるから、良い意見を言ってくださった。
 そのときにカウンターパートで、当時の総務省の自治財政局調整課長だったのが務台(むたい)俊介さん(現衆院議員)。中教審の会議の後、道端である女性の委員をつかまえて、いかに文科省が間違っているかと言ってるわけですよ。僕も入っていって、そうじゃないんですよと言ったら「前川さん、そんなこと言ってたらクビが飛ぶよ」と。それでブログに「クビが飛んでも構わない」と書いた。そのくらいの気持ちでした。結局、制度は守るが、負担率を二分の一から三分の一に下げることで決着をみた。

吉原 なんで文科省(旧文部省)に入ったの? 使命感を持って入ったと思うけど、誰の影響なんですか。

前川 人間の精神的な活動を広げていくっていうか、人の心の豊かさを大きくしていくっていうか。

吉原 人間教育とか、人間の魂とか、子供たちを育てたいっていう気持ちの人は文科省に入る。

前川 そういう人が多い。僕の場合はやりたい仕事のところに配置してもらえたけど、そんなに幸せでもないのよ。初等中等教育の仕事は確かにさせてもらえてよかったんだけど、それ以外の仕事も多くて。

吉原 もちろんそうでしょうね。

前川 多かったのは、政治家相手の仕事。秘書官で与謝野(馨)さんみたいな大臣と一緒に仕事をするのは楽しかったけど、理不尽なことで怒り狂っている政治家のところに行ってなだめるとか、何で怒っているか分からないけどとにかく謝るとか、そんなことばっかりやってました。国会の委員会で野党から追及されるよりも自民党の部会で攻撃されるほうがしんどいですよ。本当に言いたい放題言われますからね。

吉原 組織の中で仕事をする中で、自分が情熱をかけている初等教育、中等教育の話とは別のものがいっぱいある。それでもう嫌だという人もいるけど、本当にやりたいことがあるから頑張って、初志を貫くと。

前川 それはあるよね。義務教育費の時は、案外楽しかった。だけど防衛戦ですからね、仕掛けられた闘いをやってる感じ。その中で思ったのは、この機会に制度を見直して良い制度にすること。三位一体の改革は、義務教育費国庫負担制度(*)を良い方向に、地方の自由度を高める方向に変えるきっかけになった。外圧が改革のきっかけになることはありますよね。

吉原 厳しい状況の中で、上は支持しない、あるいは上はもう闘いを放棄してるところで、上がどうであろうとみんなの思いを結集して情熱と信念を持って、組織をまとめて。言われて動く組織じゃなくて自分が組織を組織化し、みんなのチームをつくり理想を実現していく。それをやった人だったってことです。なかなか組織人として難しいことだと思うんです。言われたことやってないと干されるし、クビにされるぞと脅かされるわけだし、その中で頑張る人って、なかなかいないと思います。

前川 安倍政権では(官僚は)なかなか言えない。小泉政権は思いっきり議論ができる政権だった。最後は小泉さんの鶴の一声で決まるけれども、そこに至るまでの間に思いっきり言いたい放題言える。僕も一見、三位一体改革という看板政策にたてついてるとんでもないヤツなんだけど。

吉原 当時は、組織が生きていた。今は全然違って、政府の上から言われたことを全部やらないとダメっていう絶対服従みたいなことをやる。小泉さんは、僕も付き合いあるから言うけども、決めたらドーンとやるけども、その前に必ず意見を言わせるんですよ。
 僕がびっくりしたのは、今原発反対をやってるんだけども、小泉先生は違う意見を聞くんですよ。僕らなんかが「あんなの頭きちゃいますよね」って言うと、そんなことない、民主主義なんだからいろんな意見があっていい、違う意見があってはじめて民主主義ってのは成り立つんだと。懐がでかいなと思ったんです。たぶん小泉政権は「万機公論に決す」で、最後は政治決着だというところがあった。今はいきなり結論ありきで、とにかく黙って従えと。この度量の狭さは、政府だけじゃなくて、現代社会に、いろんな企業も含めて組織体の共通の社会病理みたいになっている。これについてはどうですか。

前川 安倍政権的な組織体質が、日本中に広がっちゃってるんじゃないかっていう気はしてるよね。

吉原 力で勝負とか、問答無用とかね。言論しない、言論に重きを置かないでいきなり結論がある。別に安倍さんの悪口を言ってるわけじゃなくて、世の中全体がそうなってるのはどうしてだろう。不思議です。

前川 僕は安倍さんの悪口言ってるんだけど。

吉原 この場ではあんまり言わないほうがいいんじゃないか(笑)。

前川 やっぱり、そういう忖度(そんたく)が蔓延(まんえん)してますよ。


 * 教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、小・中学校など義務教育の学校の教職員給与の3分の1を国が負担する制度。以前は2分の1負担だった。

<まえかわ・きへい> 1955年、奈良県生まれ。東京大卒。79年、旧文部省(現文部科学省)に入り大臣秘書官、官房長、初等中等教育局長などを経て、2016年、文部科学次官。天下りあっせん問題の責任を取って退官後、夜間中学スタッフ、大学講師などとして活動。著書に「面従腹背」、共著に「これからの日本、これからの教育」など。

<よしわら・つよし> 1955年、東京都生まれ。慶応大卒。77年、城南信金に入り、企画部、副理事長などを経て2010年、理事長。15年、顧問。17年から麻布学園理事長。東日本大震災後、同信金の脱原発宣言を主導。小泉純一郎元首相らと活動を続ける。著書に「幸せになる金融」「原発ゼロで日本経済は再生する」など。

(対談は六月二十六日、東京都千代田区の東京新聞で行われた)
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019073102000144.html

<親友対談 しなやかな反骨>(2) 元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん
2019年7月31日 朝刊

     (理想的な組織のあり方などについて意見を交わす吉原毅さん(左)と
       前川喜平さん=東京都千代田区の東京新聞で)

 どんな組織が好ましいのか。元文部科学次官の前川喜平さんと城南信金顧問の吉原毅(よしわらつよし)さんの対談は「理想の組織」論に入った。

吉原 今の政府の人たちが心配です。安倍(晋三)さんが絶対的な権限を持っていて、総理が言えば何でも通っちゃう。でも安倍さんが逆の立場になると、自分が徹底的にやられるわけです。そういう組織は、非常に不安定です。「正しい」「間違っている」よりも力を取ったら勝ち。それで本当にいいのかと。

前川 多様性が失われている。いろんな意見があっていいんだ、存念を述べよ、みたいなところがなくなってきて。

吉原 それに対して前川さんは警鐘を鳴らしている。正しいことは正しい、あるものをなかったとは言えないと言う。素朴な言い方だけど、勇気がある人だと思って喝采しました。

前川 意を決して告発したなんていうことじゃなかったんだけどね。この文書を見たことありますかって言うから、ありますよって。加計学園問題(*1)に関しては、内部文書を表に出した職員が、今も文科省に複数人いるわけです。彼らの方がずっと僕より勇気がありますよ。

吉原 世界中が上意下達の方向に行っている気がします。時代なんですかね。

前川 国際政治も一国主義がはびこっている、リーダーが強い力を持って。プーチン(*2)だ習近平(しゅうきんぺい)(*3)だ、トランプ(*4)だ、エルドアン(*5)だと。城南信金の「クーデター」の話をしてよ。

吉原 会社も政府も一つの政治システムだと思うんです。目的は定款に書かれている。憲法みたいなものです。人々を幸せにしたいなどと書いてあり、金もうけが目的ではない。それが外国資本が増えて、成果主義とトップダウンの傾向が強まった。新自由主義です。でも、成果主義で人を人と思わずに多様性を否定すると、組織は生きない。(よい企業は)相互コミュニケーションが利いている。自由な言論があって、英知を集めて最善の道を探る。
 フラットな分権型にするのは、経営学の世界では主流になった。ところが、いまだに威張り散らして、間違った考え方を押しつける人たちが上にいる。
 これでは力を結集できないし、お客さまにちゃんとサービスを提供できない。だったらトップに代わってもらうしかないよねと。給料は保証するから権力からは外れて、という極めて穏当な「クーデター」でした。

前川 城南信金の新理事長となった吉原さんは、自らの給料を支店長平均より低い千二百万円に下げた。

吉原 千二百万円でも随分いただいていますけど。世の中がおかしくなったのは、大会社の社長がめちゃくちゃな報酬を取るようになってから。国会議員もお金をいっぱいもらうようになってから劣化した。
 小原鐡五郎(てつごろう)(*6)という、信用金庫法を作って業界を率いてきたリーダーに数年間お仕えした。その方が「吉原くん、お金は麻薬だ。持っていると人間は身を持ち崩す。適正なお金を使うことが大事。それをお勧めして、指導するのが信用金庫の仕事だ。貸すも親切、貸さぬも親切」と言った。身を持ち崩さないようにお金を使うのが大事。

前川 すごいよね。お金を扱う仕事の中にいて、お金に溺れないという哲学を持つのが。そういう話、小泉さん(純一郎元首相)とはするの?

吉原 小泉さんもお金にこだわらない清廉潔白で純粋な人ですよ。自民党って自由に民主的に話ができた政党で、けんかしたり仲良くしたりして、個性あふれる先生方が自由闊達(かったつ)に議論していた。今や一枚岩でどうしちゃったのと。

前川 首相問責決議案への三原じゅん子さん(参院議員)の反対討論を聞くと、ひと言彼女が話すたび、与党席から「そうだ!」と。

吉原 もはや自民党は、全体主義政党になってしまった。悲しい。自民党ファンとしては(かつての自民党が)復活してほしい。

前川 国民政党と言えたのは多様性があったから。宇都宮徳馬(*7)、野中広務(*8)のような人もいた。派閥は政策集団でもあったからカラーが違った。その多様性が消え、本当の保守主義でなくなった。

吉原 小泉先生は一生懸命に原発反対運動をしているけど、私は自民党です、と必ず言うんです。党の多様性を復活させようと努力している。いろんな意見を取り入れる幅広さがないと、政治も経営も社会も閉塞(へいそく)する。最大の懸念です。

前川 霞が関も全体主義になった。もともと「司(つかさ)」という言葉があって、それぞれの分野については自信と誇りと責任感を持ってやっていた。その司の責任感や独立性がほとんど失われ、官邸が肥大化して、官邸官僚といわれる人たちが総理や官房長官をガチッと固めてしまった。どの分野の政策も官邸が決めている。

吉原 現場には五感を通じて情報が集まってくるが、中央には数字のみ。数字じゃ骨しか入らない。血や肉や魂になる情報は入ってこない。でも上はアメとムチで脅かす。「良い暮らしをしたいだろう。良い地位につきたいだろう。従わないヤツは全部クビだ」と。これでは、うまくいくわけがない。危機感を覚えます。


<親友対談 しなやかな反骨>(1)

*1 安倍晋三首相の長年の友人が経営する学校法人「加計学園」が、獣医学部を新設する国家戦略特区の事業者に唯一選ばれた際、「首相案件」として官邸側が特別の便宜を図ったのではないかとされた疑惑。

*2 ロシア大統領。

*3 中国国家主席。

*4 米大統領。

*5 トルコ大統領。

*6 城南信金元理事長。元全国信用金庫協会長。1899~1989年。

*7 元衆院・参院議員。月刊誌「軍縮問題資料」創刊者。1906~2000年。

*8 元衆院議員。官房長官、自民党幹事長などを歴任。戦争反対を訴えた。1925~2018年。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019080102000124.html

<親友対談 しなやかな反骨>(3) 元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん
2019年8月1日 朝刊

     (「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」創設の記者会見をする
      吉原毅さん(左)と元首相の小泉純一郎さん=東京都品川区で)

 個人と対立しがちな組織の論理。その中で人はどう生きたらいいのか。対談は佳境に入っていく。

吉原 しょうがないから歯車になるという選択肢もあるかもしれないが、それでは面白くない。前川さんも歯車のふりをしながら、変えなきゃという思いも持っていたわけでしょ。

前川 ヨットは逆風でも前に進む。役人の立場から言うと、風に相当するのが政治の力。政治の力が正面から吹いている時、かいくぐりながら前に進む。
 沖縄・八重山の教科書採択問題がそうでした。中学の公民の教科書の採択で石垣市、与那国町、竹富町の三自治体の教育委員会が、同じ教科書を共同採択しないといけない縛りがあったが、意見が割れた。石垣市と与那国町が育鵬社、竹富町は東京書籍。東京書籍は基地問題の記述が充実し、育鵬社は領土問題をちゃんと書いていた。その時、担当の初等中等局長だった僕は無理やりは良くないと思うが、やれと言われて、竹富町に育鵬社の教科書を採択するよう地方自治法に基づく是正要求をした。面従腹背の腹背の部分では無理筋と思っていました。
 ちょうどそのころ教科書無償措置法改正案を作り、そこに共同採択地区を分けることができる仕組みを忍ばせたんです。沖縄県と竹富町の教育長とは裏で話して、法案が通ったら独立の採択地区にできるから踏ん張ってくださいと。県の教育長は半年粘った。二〇一四年に法律が通って、円満に採択地区から分離して採択できるようになった。

吉原 素晴らしいですね。そういう話聞くと、ちゃんとした考えの人が組織のあちこちにいることで、組織が正しい方向でできると思う。トップダウン組織は、トップが狂うと暴走する。自立分散型ネットワーク型組織がいい。それぞれが考えて連携しながらやっていけば、穏当で最適で正しい解決方法につながる。考えてくれる人を大事にするのが良い組織です。

前川 それぞれの組織の中のポジションに、一定の自由度や裁量はある。それぞれの頭で考えれば、組織もうまく回っていく。

     (加計学園問題をめぐり記者会見する前川喜平さん。
      「あったものをなかったことにできない」と証言した=東京・霞が関で)

吉原 みんなが考えていく組織、そういう組織人にならないと。面白くないから辞表を突きつけて辞めちゃうというのは、一見かっこいいようだけど負け。なんとか踏みとどまって、正しい組織運営のために努力しなきゃ。前川さんの言っている面従腹背が正しい組織人としてのあり方だ。

前川 そうだけど、かなり面従ばっかりしていた気もしますよ。今はメディアがねえ。東京新聞は何でも言える社風があるようだけれど、メディアが歯切れ悪くなり、権力に忖度(そんたく)する状況が出てくれば、国全体がおかしくなってしまう。

吉原 うちの会社は五権分立でやっている。台湾は五権分立。司法・立法・行政の三権分立だけでは、バランスを保てない。行政に当たる執行、国会に当たる取締役会あるいは株主総会、それらを統合する内部管理がある。さらに人事権を独立させ、外部監査を付けて監査役が監視する。この五権をしっかりやれば、均衡ある組織運営ができる。

前川 日本国憲法の中にも会計検査院という独立の組織がある。憲法上の組織ではないが、人事院もある。この会計検査院と人事院の地位が低下している。

吉原 国会が組織を作ればいい。例えば原発事故の時の事故調査委員会。政府から独立した指揮命令系統で動かすことで、議論の余地を作ることが大切です。

前川 六年半かけて、中央省庁の幹部を官邸の言うことを聞く人間ばっかりにしたから、下のレベルまで忖度感情の分厚い層ができちゃっている。それをちゃんと自分で考える人間に入れ替えていくのは、かなり時間がかかると思います。

吉原 ところで道徳の復権が叫ばれていますけど、道徳教育を押しつけちゃダメだと前川さんは言う。じゃあどうしたらいいのか。

前川 基本は自分の命を大切にすること、自分らしい生き方を大切にする自主性を持つこと。自分が大切だと思わなければ、人を大切に思わない。今の道徳教育が目指すのは滅私奉公で、自分を犠牲にしなさい、自分を抑えて全体の役に立つ人間になれという方向性を持っているが、危ない。全体のために抑圧された人間は、今度はより弱い人間を抑圧する連鎖が起こる。昔の軍隊みたいに。
 今の道徳教育をやっていくと、若い人はむしろ逃避する方向に行くと思う。ここ数年、実は不登校が増えている。どうやら学校が息苦しい場所に戻ってしまっている。いったん校則が緩まったけど、また厳しくなった。改正教育基本法第六条に「規律を重んじる」って条項が入って、後押しになった。規律を守れ、自分を抑えて全体に奉仕せよという、上からの道徳です。

吉原 権力を握っている人の了見が狭いって言うか。なんとかしなくちゃって思い、品川区(東京)と一緒にこども食堂を開いた。

前川 こども食堂とか夜間中学に出入りしていると、地域の力って捨てたもんじゃないと思います。お金にならないけど、それを喜んでやっている。労力で協力する人もいれば、お金で協力する人もいる。品川区のこども食堂は、ふるさと納税を使って支援している。返礼品じゃなくて、子供たちの喜びがお返しです。

連載<親友対談 しなやかな反骨>(1)前川さん「三位一体改革に反対 クビ飛んでもいい」 吉原さん「官僚なのにこんなブログ書いていいの」 
連載<親友対談 しなやかな反骨>(2)吉原さん「多様性が組織生かす」 前川さん「いろんな意見大切」
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019080202000128.html

<親友対談 しなやかな反骨>(4) 元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん
2019年8月2日 朝刊

     (若き前川喜平さん(右)と吉原毅さん(左)。英国駐在中の前川さんを
      吉原さんがビジネススクールの卒業旅行で訪ねた=吉原さん提供)

 二人は、麻布中学・高校の同級生で、ともにラグビー部で過ごした仲間。「しなやかな反骨」の根っこは「麻布のDNA」だ。

前川 僕は奈良の田舎の出身。小三で東京に引っ越したけど、東京の子供のリズムについていけず、不登校になった。六年になったころ急に親が麻布中学を受験してみたらと言うので、バタバタと勉強した。

吉原 僕は、もともと大田区の蒲田の梅農家です。蒲田は梅の名所で、梅を集めて作ったのが梅屋敷。麻布学園は、城南地区出身が多い。近所の兄ちゃんとかがいて親しみがある。

前川 弁当は休み時間に食べちゃう。売店で毎日、あんパンを買って食べた。中一か中二のころついたあだ名が、あんパンだぬき。

吉原 育ち盛りだからね。購買所のパンで足りなくて外で焼きそばを食べたり、一日五食ぐらい。中三でラグビー部に入った。青春と言えばラグビーという時代。あこがれますよね。

前川 僕は中二から。しばらく部活をせずにボーッとしてましたけど、授業で麻布ボールっていう麻布独自の球技をやって、その発展上にラグビーがあった。

吉原 前川さんとは体格が同じぐらいだったから「君たちはフォワードのロックね」と言われて…。

前川 スクラムの二列目です。プロップというでっかいのが二人、真ん中に足でボールをとるフッカー。その三人のお尻の間から頭を入れて押すのがロック。

吉原 展開するバックスがヒーローで、フォワードは裏方。裏方でも前の三人がかっこいいけど、後ろになると全然目立たない。

前川 勝った記憶がほとんどない。ラグビー部をつくって最初の練習試合に選んでくれた学校には勝った。

吉原 前川さんは寡黙なイメージ。テレビで見て、こんなにしゃべるのかと思った。当時は深い言葉をぼそっと言うような感じで。

前川 少しずつ外交的になってきた。中学、高校はおとなしい少年だった。

吉原 前川さんはいつも体操服。男子校って、バンカラでオッケー。共学校だと女性を意識するけど、みんなバンカラで気楽だった。

前川 吉原さんは紅顔の美少年。もう一人吉原がいてきれいな吉原と、そうでない吉原と言われていた。

吉原 「ラグビーは男のスポーツ」、この一言でなかなかやめられなくて。試合では、体格のいい選手が突っ込んでくる。左右を見ると、おまえが守るしかないと目でサインしてくる。しょうがないから、真っ正面で膝から太ももあたりを目がけてタックルする。目をつぶって。止めることはできた。勇気というほどではないけど、自己犠牲。

前川 ラグビーで身に付けたものは、何だろう。負け続けても続ける粘り強さが面従腹背につながっているのかも。麻布中高で過ごした六年は、貴重な時間だったのは間違いない。僕らの時代は紛争の真っ最中。その中で人間形成をしたのは得難い経験だった。

吉原 校長室を友達が占拠したことも。早熟な先輩たちが建国記念日制定の年、反対のデモをしたいという話から紛争になった。建国記念日は戦前回帰の動きだろうとあおって。われわれは遠巻きに見ていた。

前川 僕はノンポリ。今だったらデモに参加しているかもしれないけど。
 高校生のとき、音楽の先生が、きょうは君たちと話し合いたいと言って朗読したのが、宮沢賢治(*1)の「生徒諸君に寄せる」という詩。「本気になって取り組めば、未来が開けてくる」というメッセージをくださった。読むと、未来に向かって生きていこうという気になる。あれは、僕のその後の人生をけっこう決めている。人間には何げない一瞬がものすごく大事なことがある。僕の場合は、音楽の先生の賢治の詩。

吉原 高二の文化祭の時、機動隊が学内に入り、仲間が蹴飛ばされた。次に放水が来る。ここで逃げるわけにはいかない。ラグビー精神ですよ。ワン・フォー・オール。迷ったときは傍観者はだめ。そういうことはラグビーから学んだ。

前川 「いちご白書」(*2)の世界みたい。僕は校庭の端っこでフォークダンスをしていた。女の子と手をつなぐチャンスで。傍観者にもなっていない。
 ぼんやりした夢は、小説家か物理学者。宮沢賢治を読んでいると、宇宙がたくさん作品に出てくる。宇宙を知りたい気持ちと、人間の世界に入っていきたいという気持ち。仏教の本を読んでいたから、仏教を通じて真理に迫りたいとも。国家公務員になりたいなんて全然考えてなかった。

吉原 ラグビー部でもプラトンとか仏教の本を読む友達がいて、いろいろ個性を持っていた。旧制高校ほどデカンショ(*3)してたか分からないけれども。いろんな人たちがいるのが麻布の面白さ。目先の損得を考えるんじゃなくて、理想とか理念とか、そういったものに関心を持ってる人が多かった。最近ラグビー部の友達に会ったら、言うんだ。「麻布は結局、倫理の学校だよな」って。 =おわり

<親友対談 しなやかな反骨>(1)前川さん「三位一体改革に反対 クビ飛んでもいい」 吉原さん「官僚なのにこんなブログ書いていいの」 
<親友対談 しなやかな反骨>(2)吉原さん「多様性が組織生かす」 前川さん「いろんな意見大切」
<親友対談 しなやかな反骨>(3)吉原さん「辞めてしまうのは負け」 前川さん「ヨットは逆風でも進む」

*1 詩人、童話作家。1896~1933年。

*2 米コロンビア大の学生運動を描いた米作家ジェームズ・クネンのノンフィクション。1970年に映画化された。

*3 デカルト、カント、ショーペンハウアーの三人の哲学者の名前を合わせた呼び名。



https://youtu.be/JAzRZSvdWoo
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●「権力の監視」「番犬ジャーナリズム」を発揮せよ…「鎮火」不可な「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」

2018年08月31日 00時00分27秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶 》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



リテラの記事【自民党が新聞・テレビの総裁選報道にまた“圧力文書”!「公平・公正」を言い訳に石破茂のメディア露出を潰す卑怯やり口】(http://lite-ra.com/2018/08/post-4215.html)。
日刊ゲンダイの記事【SNSで大拡散 安倍首相「#ケチって火炎瓶」で総裁選窮地に】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236315)。

 《一体、何様のつもりだ。なんと、自民党の総裁選管理委員会が昨日、新聞・通信各社に対し、総裁選での公平・公正な報道を求める文書を配布したのだ》
 《「こういう時期にヨイショ本の刊行が相次ぎ、広告がバンバン打たれるのは、党員・党友に向けたあからさまな選挙活動と見られても仕方ない。総裁選は公選法の適用外とはいえ、特定候補の選挙活動に加担する新聞社の姿勢には疑問を感じますが、幹部が首相と頻繁にゴルフや食事を共にしている大メディアは、完全にコントロール下に置かれているということでしょう」…山田厚俊氏》。

 《特定候補の選挙活動に加担する新聞社の姿勢》につけ込まれ、《公平・公正な報道を求める文書を配布》だって? 「権力を監視」する気のある新聞やテレビ局は、売られたケンカは買うべきだ。どこまで腰抜けなのか。いまこそ、「#選挙妨害を暴力団に発注 する人が国会議員、自民党総裁でいいのか?」…マスコミは根源的な問いを多くのニッポン人に発すべき。国会でもすでに取り上げられているわけで、いまが、朝日新聞・毎日新聞・東京新聞などやTBS・テレ朝などが取り上げるべき秋です。「個人攻撃」で結構じゃないですか。権力の監視》《権力のチェック機能》《番犬ウォッチ・ドッグジャーナリズム》などあるいは《調査報道しましょうよ。このまま鎮火させては駄目だ

   『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます
   『●「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!? 
                またしても、アベ様、ダークすぎます
   『●アベ様…「政敵をおとしいれるためには
      暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法」
    「LITERA…の記事【小渕優子よりひどい!? 安倍首相が世襲した
     パチンコ御殿と暴力団人脈】」

   『●アベ様の「ダーティな政治手法」スクープ:
     「もはや地元の安倍事務所が勝手にやったではすまされない」

    「Youtubeの映像資料【安倍晋三宅放火未遂事件の真相】
     (https://www.youtube.com/watch?v=dJWkIDHMRJE&feature=youtu.be)によると…」

   『●政治家失格な…アベ様の「ダーティな政治手法」
       「ダーティな本質」についての山岡俊介さんのスクープ
   『●「安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった」… 
                  どんなダークなことを話し合ったのかな?
    「リテラの記事【山本太郎が安倍首相にあの放火未遂スキャンダルを質問!
     「暴力団と繋がる人物に選挙妨害を発注する人間が総理なのか」】…
       この国会質疑で、火炎瓶投下に屈しなかったからアベ様はダーク
     じゃない? 《「自分は被害者」「恐喝に屈しなかった」と一方的に主張》。
     飛躍しすぎでしょ? アベ様御自身が秘密会談を持った理由は一体全体
     何で、そこで何が話し合われたのですか?
       《安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった》…何を話し
     合ったのかな~? 《つまり、安倍事務所が依頼した違法な選挙妨害を
     口封じするために、安倍首相自身が小山の突きつけた要求に応じる約束を
     おこなっていたのだ》。
       《民主主義の根底を覆すような選挙妨害を発注するということは大問題…。
     …汚れ仕事を堂々と発注できるような人間がこの国の総理…》。あぁ~無惨」

   『●「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」… 
            どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける?
    《太郎ちゃんがいってたよ。
       「選挙妨害を暴力団に発注する人間(安倍晋三首相)が、
       クリーンなカジノを目指すなどと言ってる意味がわからない
       これって、1999年、自派の下関市長の再選のため、安倍首相の
     事務所が土地ブローカーに対立候補への誹謗中傷を依頼した疑惑のこと。
     でも、約束した500万円の支払いを300万円に値切ったから腹を立てた
     ブローカーが暴力団を使って安倍首相の自宅などに火炎瓶を投げ込んだ
     そして、警察に捕まった。
       安倍事務所とブローカーが交わした文書まで出てきた。
     なぜもっと大問題にならないのだろうか?
       安倍首相はこの国をどうしようとしているの?

   『●《 #ケチって火炎瓶 》…「選挙妨害を暴力団に発注する」アベ様が
                  国会議員、自民党総裁、ましてや首相?
   『●「個人攻撃」の何が問題? 「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が
                    国会議員、自民党総裁でいいのか?

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http://lite-ra.com/2018/08/post-4215.html

自民党が新聞・テレビの総裁選報道にまた“圧力文書”!「公平・公正」を言い訳に石破茂のメディア露出を潰す卑怯やり口
2018.08.29

     (首相官邸HP)

 一体、何様のつもりだ。なんと、自民党の総裁選管理委員会が昨日、新聞・通信各社に対し、総裁選での公平・公正な報道を求める文書を配布したのだ。

 言っておくが、総裁選は一党の代表を決める選挙であり、公職選挙法は適用されない。むしろ総裁選報道で懸念されるのは、自民党だけをクローズアップすることが国政選挙の事前運動になりかねないことで、現に過去には総裁選のテレビ報道について「野党の動向も報道すべき」「各政党を公平に」という声があがってきた。

 だが、今回の自民党が求めた「公平・公正な報道」とは、そうしたことではない。実際、毎日新聞の記事によれば、自民党側は〈テレビ局には個別の出演交渉の際に同趣旨の要請をしている〉〈インタビューを含む記事、写真の掲載面積などについて「必ず各候補者を平等・公平に扱ってくださるようお願いいたします」と求めている〉という。

 ようするに、これは安倍首相の対抗馬である石破茂・元幹事長単独のメディア露出を潰すため、新聞・テレビに圧力をかけているのだ

 これまでの安倍首相のメディア出演といえば、読売新聞や産経新聞、日本テレビ、フジテレビといった御用メディアに登場し、鋭い指摘や疑問が投げかけられない状況で自分の主張を一方的に垂れ流してきた。それが今回の総裁選では出馬表明を引っ張り倒し、さらには告示後には外交日程を入れることで公開討論や演説会の回数も減らさせた。すべて石破氏との論戦から逃げるためだ。


●自民党がテレビ・新聞の総裁選報道に不当介入!「公平・公正」圧力

 党内の代表選とはいえ、今回の総裁選は実質的に次期総理大臣の座を競う選挙だ。しかも、安倍首相は出馬表明で昨年の総選挙の結果をもち出し、「国民のみなさまの負託に応えていくことは私の責任」と述べた。だが、その総選挙後に森友公文書改ざんや加計学園の「首相案件」文書といった大きな疑惑が出てきたのだ。そうであるかぎり、現職の安倍首相は国民の疑問に答え、対抗馬の石破氏と討論して方針を説明する義務がある。

 にもかかわらず、そうした場をもつことなく党内の会合にばかり出席し、国民に向かっては「新たな国づくりを進めていく」などという中身のない薄っぺらな出馬表明しかしていない。そればかりか、立候補者として安倍首相の政策を批判する石破氏を口封じしようと言うのだから、恥知らずにも程がある

 そもそもこの総裁選では、約6年にわたる安倍首相の政権運営や政策などについてあらためて広く検証される必要があるのは当然の話だが、この調子だと、そうした当たり前の検証さえ「石破氏を利する報道だ」などと不当な横やりを入れてくる可能性は高いだろう。

 しかも、最大の問題は、メディアに圧力をかけて石破氏が主張する場を潰そうという、そのやり口だ。

 ご存じの通り、安倍首相は2014年の総選挙前に出演した『NEWS23』(TBS)での街頭インタビューに対して「厳しい意見を意図的に選んでいる」と陰謀論まがいの主張をまくし立て、その2日後、在京テレビキー局の編成局長、報道局長宛てに公平中立、公正な報道を要求する文書を送りつけた自民党に批判的な報道をするな圧力をかけたのだ。

 実際、この脅しは効果てきめんで、その後、選挙以外でも安倍政権に対する批判はどんどんと影を潜めていった。こうした状況に、国連特別報告者であるデイヴィッド・ケイ氏(米・カリフォルニア大学教授)は「政府による『中立性』と『公平性』への絶え間ない圧力が、高いレベルの自己検閲を生み出しているように見えます」(「国際連合広報センター」ウェブサイト2016年4月19日付より)と警鐘を鳴らしている。


■6年も政権に居座り続け、一切の批判も検証も許さない安倍首相の異常

 そして今回、公職選挙法も適用されない党代表選挙で、相手候補の露出を抑え込むために、放送法があるテレビだけではなく新聞にまで、なんの根拠もない不当な圧力をかけた。──もしこれでメディア側が露出しない安倍首相に合わせるかたちで石破氏の主張を取り上げないようなことになれば、6年にも及ぶ安倍政権に対する批判や検証が一切封じ込められることになりかねない。

 それは、安倍首相が3選を果たした場合の近い将来を先取りするものだ。すでに安倍陣営は石破氏に対し支持者を含めて「党内で干す」ことをちらつかせているが、社会の公器であるメディアを恫喝によって言いなりにする選挙となれば、今後、安倍首相に楯突いて総裁選に出馬しようという議員はいなくなるだろう。このままでは3選どころか、安倍首相の体力が尽きるまで総裁の座に居座りつづけることになってもおかしくはない。

 さらに、こうやってメディアに圧力をかけ、批判的な報道を封じたかたちで、憲法改正の国民投票を迎えることは容易に想像できる。

 権力を笠に着て、自分の欲望のためにはどんな汚い手でも平気で繰り出す安倍首相。こんな人物を総理大臣にのさばらせていていいわけがないだろう。

(編集部)
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236315

SNSで大拡散 安倍首相「#ケチって火炎瓶」で総裁選窮地に
2018年8月29日

     (平積みされた礼賛本(左) 新聞広告も党員へのアピール(C)日刊ゲンダイ)

 安倍首相が総裁選への出馬を正式表明。それを伝える26日の産経新聞政治面にだから安倍晋三政権は強いという新刊広告がデカデカと載っていた。著者は同紙政治部の阿比留瑠比編集委員。安倍の総裁選出馬に合わせたかのようなタイミングだ。

 今月に入り、内閣官房参与の谷口智彦氏が書いた「安倍晋三の真実」、「月刊Hanada」の特別特集「安倍総理と日本を変える」など、安倍礼賛本が次々と出版され、本屋の店頭に平積みされている。

 6年前の総裁選直前もそうだった。12年8月に安倍首相と親しい文芸評論家の小川榮太郎氏の著書「約束の日 安倍晋三試論」が出版され、新聞広告や電車の中吊り広告で大々的に宣伝されていた。

   「こういう時期にヨイショ本の刊行が相次ぎ、広告がバンバン打たれるのは、
    党員・党友に向けたあからさまな選挙活動と見られても仕方ない。
    総裁選は公選法の適用外とはいえ、特定候補の選挙活動に加担する
    新聞社の姿勢には疑問を感じますが、幹部が首相と頻繁にゴルフや
    食事を共にしている大メディアは完全にコントロール下に置かれている
    ということでしょう」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)


■SNSの拡散は止められない

 もっとも、麻生財務相が「新聞を読まない世代は全部自民党(支持)と言っていたくらいだから、新聞広告を使って「安倍スゴイ」をアピールしたところで、効果は限定的かもしれない。それに、既存のメディアはコントロールできても、SNSの拡散を止めることは不可能だ。

 総裁選を機に、安倍首相の古傷が蒸し返され、ツイッター上ではお祭り騒ぎになっている。99年の下関市長選で、安倍事務所が暴力団に対立候補の中傷ビラまきを依頼して選挙妨害500万円の報酬を300万円に値切ったため、自宅に火炎瓶を投げ込まれたとされる事件だ。

 今年7月17日の参院内閣委で、自由党の山本太郎共同代表もこの事件について“暴力団との関わり”を追及。火炎瓶を投げ込まれたことは、公判記録もある揺るぎない事実だ。「#ケチって火炎瓶」のハッシュタグも誕生し、SNS上で大流行している。

 安倍首相が出馬表明した直後の26日夜も、「#ケチって火炎瓶」の一斉ツイートが行われ、トレンド入りしていた。党員・党友の目にも飛び込んでいるはずだ火炎瓶は消火できても、ネットの炎上はなかなか鎮火しそうにない
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●《愛僕者》アベ様のオトモダチの取巻きが滅私奉「僕」の《詐欺》を公言…県・今治市は返金を要望すべきだ

2018年06月09日 00時00分54秒 | Weblog

青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも… ↑】



日刊ゲンダイの高橋乗宣さんのコラム【日本経済一歩先の真相/景気と国政の停滞を招く居直り “断言王”にはもうウンザリ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229726)。
リテラの記事【加計学園が「安倍首相と加計理事長の面談」を自らの捏造と弁明するも嘘がバレバレ! 面談を物語る証拠がこんなに】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4034.html)。

 《安倍首相が“腹心の友”である加計学園の理事長と2015年2月25日に面会したとの記録が残る愛媛県の新たな文書が国会に提出…「首相案件」の証拠となり得る「記録」が出てくるたび、断定的に「私は知らない」と関与を否定するのは何度目か。“断言王”が開き直る姿を見るのは、もうウンザリだ》。
 《今回、加計学園側はそれを自分たちがでっち上げた嘘だったと弁明…〈…当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまった…〉…これがほんとうならば、加計学園のやったことは、愛媛県と今治市に対する「詐欺」行為ではないか》。

 《愛僕者》アベ様のオトモダチの取巻きが《詐欺》を公言…滅私奉「僕」の無謀なウソ吐き。

   『●アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…
       呆れるほどの「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)

 《この国にとって余計なことばかりしている首相はいい加減、辞めて欲しい》よ、本当に。
 「国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった」…はずがない。

   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、
        2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?

 東京新聞の記事【加計側コメント「首相面会なかったのに担当者が県へ虚偽情報」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201805/CK2018052702000118.html)によると、《共産党の小池晃書記局長は二十六日、加計学園のコメントについて「安倍首相をかばうために、想像を絶する言い訳をしているとみられる。開いた口がふさがらない」》。
 (かなりの確度で)この虚偽情報がウソで、実際には面会していたら…どうなんの? どう責任をとるの?

 東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018052802000122.html)に興味深いお話が。《ずるとかごまかしなどの不正行為は細菌のようなもので、人から人へと感染するものだそうだ▼行動経済学者でイグ・ノーベル賞受賞者のダン・アリエリー教授の『ずる』(早川書房)の中にこんな実験があった。…▼ずるをやっても、それが見過ごされ、成功するのなら、自分だって…。そんな心理に陥るのか。この説でいけば、わが国における、大規模なずるとごまかしの大感染を疑ったほうがよいかもしれぬ▼気の毒だが、政権中枢と中央官庁は既に菌にやられてしまったのだろう。国民に知られて困る記録はないと隠す政府の主張に沿った曲がったデータを国会に提出する。ここ数カ月の恥知らずなずるとごまかしの連鎖を見れば、その細菌は猛威をふるっている》。
 「Zurugomakasi種」bacteriaの猛威。Z. gomakasiによりニッポンは激しく地盤沈下し、《国ごと底なし沼に沈んでいくような気分》(斎藤美奈子さん)にさせられる。

 リテラの記事【安倍首相「焼肉くらいで」発言のまやかし! 加計理事長の接待は焼肉だけじゃない、年間1億円の報道、昭恵夫人支援も】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4039.html)によると、《加計学園のコメントはいわば“安倍首相の名前を使って愛媛県と今治市を騙した”という詐欺行為を告白した内容だ。普通に考えれば、「加計は詐欺師だ!」と激昂しても不思議はないのに、しかし安倍首相は「抗議する理由がない」と知らん顔……。…もうひとつ噴飯モノの話…接待を受けたあとに家でシメのお茶漬けをかき込めば贈収賄にならないって、それはどんな理屈なのだろうか。…新潮、文春が報じた加計理事長の「カネがかかる」「年間一億出してる」発言 いやいや、「焼肉をゴチになったから、そのお返しに」というかたちで特区が決まったなんて誰も言っていないし、思うわけがない。むしろ、「加計さんは長年の友人だ」と強調し、あたかも学生同士のカジュアルな付き合いのなかでおごってもらったかのように「印象操作」しているのは、安倍首相のほうではないか。そして、安倍首相と加計理事長の仲は、そんな「焼肉をおごる・おごられる」というような庶民的なものではけっしてない。「腹心の友」という言葉がもつ清いイメージとは裏腹な、「ズブズブの関係と表現すべき間柄だ…安倍首相のため選挙活動に協力、昭恵夫人が取り組む活動をバックアップ
 どう贔屓目に見ても「供応・饗応を疑われるようなこと」が行われておきながら、平然としていられるアベ様って一体?

   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、 
      2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?
    《決定権者である安倍首相が加計理事長とゴルフや会食をともに
     しているだけでも常識的に考えて大問題だ。しかも、安倍首相は…
     食事代については「加計氏にごちそうになることもある」と
     饗応を受けたことを、平然と認める発言までした》

   『●「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」…
                   ズブズブでダークなオトモダチとの友情
    《ここまでくると、“ぼくたちの友情は潔白などとよくもまあ言えたものだ
     と呆れ果ててしまう。現実は、「子飼い議員の面倒を見てもらっている
     「支部の面倒を見てもらっている」「メシを奢ってもらった
     「選挙で動員してもらった」という積もり積もった貸しを、国家戦略特区を
     利用してお返ししたというのが、ふたりの友情の実態なのではないのか》

   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…
       「悪巧み」しておいて「2017年1月20日まで…知らなかった」?
   『●「記憶をつなぐ」、「伝え続けるには、多くの記憶が力となる」、
                      「ただ『忘れない』ということが大切」
    《安倍首相が、「加計学園の獣医学部新設計画を初めて知ったのは
     今年1月20日」って答えたよ。いくらなんでもその嘘は無理
     大胆な嘘つきだな。…だいたい、利害関係者である加計学園理事長に
     (おご)られていたって事実が出てきただけで、アウトな話ではないか?》

 日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/これは深い病だ…文書やデータの改竄に社会が驚かない異常】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230050)によると、《ただ、一筋の希望が見えるのは、組織の論理に染まらず、圧力にも屈せず、「事実はこうだ」と声を上げる個人が少しずつ出ていることだ。文科省の前事務次官の前川喜平氏、愛媛県の職員と県知事、日大アメフト部の宮川選手、さらにセクハラ被害者として実名で声を上げた狛江市役所の4人の女性職員などである。事実の隠蔽やねじ曲げに対して、意を決して「ノー」の意思表示をした勇気ある者たちが出てきている。モリカケ事件も簡単に終わらないだろう》。
 《愛僕者》らの暴走と無責任さ、それを与党・癒党は見て見ぬふり、放置して平気なのですね?

   『●《愛僕者》らの暴走と無責任さを放置して平気?  
        野党の批判の前に、《愛僕者》や与党・癒党の批判を

 東京新聞の記事【首相と加計氏面会「私が言った」 事務局長、愛媛県に謝罪】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201805/CK2018053102000254.html)によると、《「加計学園」の渡辺良人事務局長…うそが認可につながったのではないかと問われると、「そうは思わない」と苦笑した。だが、新文書には「二月二十五日の首相と加計氏の面会を受け」と明記し、首相面会が実現したことを前提に、学園側が柳瀬唯夫首相秘書官(当時)から資料提出を指示されたとの記載もある。首相面会がなければ、なぜ柳瀬氏の指示につながったか説明がつかないが、渡辺氏は「よく分からない」などと述べ、取材を十数分で一方的に打ち切った》。
 また、【県庁で謝罪もニタニタ 渡辺事務局長は加計の“陰の実力者”】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230309)によると、《なぜか表情は終始ニタニタ。…どうやら愛媛県や今治市にウソをついて多額の税金を引っ張り出し、国会質疑を空転させた社会的責任はみじんも感じていないらしい》。
 《もはやカルトだ》…《カルト教団の教祖》を守るために何でもアリ。《うそ》がウソだったら、どうするつもり?(多分、《うそ》がウソで、両者は面会しているはずだ) 《うそ》が本当ならば、何百億円にも及ぶお金を県や市から引き出すための切っ掛けとなった大変な詐欺だ。県や市は、直ぐさま返金を求めるべき。

   『●《もはやカルトだ》…《もはやこの国の総理は
       カルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229726

高橋乗宣 エコノミスト
1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。


日本経済一歩先の真相
景気と国政の停滞を招く居直り断言王にはもうウンザリ
2018年5月25日

     (また開き直る気か(C)日刊ゲンダイ

 「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」――。安倍首相が“腹心の友”である加計学園の理事長と2015年2月25日に面会したとの記録が残る愛媛県の新たな文書が国会に提出された。

 首相本人はご指摘の日に会ったことはない」「獣医学部新設について話をされたこともない。私から話したこともない」「面会記録も残っていないと「ないない尽くしで全面否定だ。「首相案件」の証拠となり得る「記録」が出てくるたび、断定的に「私は知らない」と関与を否定するのは何度目か。“断言王”が開き直る姿を見るのは、もうウンザリだ。

 安倍首相は「加計学園の獣医学部新設を知ったのは17年1月20日」という自分の言葉に縛られ、愛媛県など地方自治体まで巻き込み、混乱を深めている。新文書には、はっきり記録が残っているのに、「ないない」尽くしの全面否定は地方自治体を見下している証拠だ。もはや総理を続ける資格はない

 安倍首相が退陣すべき理由は山ほどあるが、最も深刻なのは経済政策だ。就任直後に「強い経済を取り戻す」と豪語し、「3本の矢」を放ってから5年以上。当初はデフレ脱却への期待を集めたが、日本経済は一向に強さを取り戻せていない。実質GDPはずっと、ほぼゼロ成長のヨチヨチ歩き。今年1~3月期は前期比0.2%減、年率換算0.6%減と、とうとう9四半期ぶりにマイナス成長に陥った。

 財政面でも、消費税増税を2度も先送りした上、もう増税は避けられないとなると、増収分の使途のうち借金返済の充当額を削り、「教育無償化」の人気取りに充てる。さらに買い控え防止策として、住宅と自動車の購入者への減税を検討し、その財源も消費税増税の増収分というから、本末転倒だ。財政健全化は遠のくばかりである。

 日本経済はヨチヨチというより、既にヨレヨレだ。立て直すのはかなり困難な状況であり、すぐに目覚ましい効果が表れないことは理解できる。だが、安倍首相は取るべき対策も取らず、最近は新たな経済政策を全く打ち出していない。「アベノミクスの成果」という決まり文句も、あまり聞かなくなった。成り行きを見ているだけの無為無策は許しがたい。

 もはや安倍首相の仕事といえば、昭恵夫人とお手々つないで外遊に出かけるか、国会でモリカケ疑惑を追及されると、色をなして反論するくらいなものだ。首相の存在自体が景気と国政の停滞を招いている。

 どの世論調査でも、安倍政権の不支持率は50%近くに上る。国民の半数に見放され、この国にとって余計なことばかりしている首相いい加減、辞めて欲しい
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http://lite-ra.com/2018/05/post-4034.html

加計学園が「安倍首相と加計理事長の面談」を自らの捏造と弁明するも嘘がバレバレ! 面談を物語る証拠がこんなに
2018.05.27

     (安倍首相(首相官邸HP)と加計氏(加計学園HP))

 昨日、加計学園が愛媛県の新文書について呆れ果てるようなコメントを発表した。同文書には、加計学園からの報告として、2015年2月25日に加計孝太郎理事長と安倍首相が面談し、安倍首相が「そういう新しい獣医大学はいいね」と発言したことが記載されていたが、今回、加計学園側はそれを自分たちがでっち上げた嘘だったと弁明したのだ。

 加計学園が〈当時の関係者に記憶の範囲で確認出来た事〉として、文書で発表したコメントは以下のとおり。

当時は、獣医学部設置の動きが一時停滞していた時期であり、何らかの打開策を探しておりました。そのような状況の中で、構造改革特区から国家戦略特区を用いた申請にきりかえれば、活路を見いだせるのではないかとの考えから、当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思うとの事でした。その結果、当時の担当者の不適切な発言が関係者の皆様に、ご迷惑をお掛けしてしまったことについて、深くお詫び申し上げます。

 これがほんとうならば、加計学園のやったことは、愛媛県と今治市に対する「詐欺」行為ではないか。

 なぜなら、「誤った情報」などという表現でごまかしているが、加計学園は自ら「獣医学部設置を実現するため、安倍首相と加計孝太郎理事長の面談を担当者がでっち上げ、愛媛県と今治市を騙して動かした」ことを認めたことになるからだ。しかも、この加計学園の「総理と理事長の面会」でっち上げの結果、愛媛県と今治市が緊密な連携をはかり獣医学部新設に向けて動き、それが国家戦略特区として認められ、愛媛県や今治市から合わせて約186億4000万円もの補助金を出す決定をおこない、今年4月の開学へといたっているのだ。

 これはほとんど犯罪だろう。しかも、安倍首相はその詐欺犯罪に名前を利用されたことになる。安倍首相は森友学園問題では籠池泰典理事長のことを「詐欺をはたらく人物」と批判したが、すぐに「加計学園は詐欺をはたらく学校」として抗議するべきだ。

 だが、安倍首相がそんなことをするはずがない。なぜなら、「安倍首相と加計理事長の面談はつくり話とする今回の加計学園のコメントじたいがインチキ、嘘の上塗りでしかないからだ。


愛媛・今治の柳瀬首相秘書官訪問は、安倍・加計会談を受けてのもの

 今回の加計のコメントがインチキであることは、ほかでもない当時、首相秘書官だった柳瀬唯夫氏の行動が証明している。

 参考人招致でも認めたように、柳瀬氏は加計学園側と官邸で3回も面談をしているのだ。しかも、その1度目は、安倍首相と加計理事長の面談があったとされる2015年2月25日からほぼ1カ月後の3月24日のことだった。

 柳瀬氏はこの面談について、参考人招致で「(加計の担当者から)『今度、上京するのでお会いしたい』とアポイントがあってお会いした」と述べた。この答弁は「具体的な案件もなく、『上京するから』なんて理由で首相秘書官と簡単に会えるものなのか」というツッコミが溢れたように、嘘というのがバレバレだ。首相秘書官が独断で一学校法人の担当者の特区指定の相談に乗るなどという、ほかでは絶対にあり得ないことが実現したのは、柳瀬首相秘書官を動かすなんらかのきっかけがあったからだ。

 愛媛県の新文書には、安倍首相の「獣医大学いいね」発言が記された文書とは別に、同年3月15日に今治市と加計側がおこなった協議の内容を記した文書があるのだが、そこにはこんな記述があった。

柳瀬首相秘書官と加計学園の協議日程について(2/25の学園理事長と総理との面会を受け、同秘書官から資料提出の指示あり)(学園)3/24(火)で最終調整中である

 つまり、この文書には、安倍首相と加計理事長の面談がすべての出発点になって、柳瀬首相秘書官が加計学園に資料提出を求め、加計は3月24日に官邸を訪問することになったという経緯が記されているのだ。

 さらに同文書には、「文部科学省の動向について」と題した項目にこんな記述もある。

(学園)文科省から獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議委員に対する意見照会を実施している模様。
 2/25に学園理事長と総理との面会時の学園提供資料のうち、「新しい教育戦略」(別紙p.5-6)に記載の目指すべき大学の姿に関する部分を抜粋したアンケート形式の資料を示して、短期間での回答を求めている。アンケート結果は、柳瀬首相秘書官との面会時に、学園に対し、情報提供されるものと推測。
 なお、委員からの評判は概ね良いとの情報を得ている


 そう。この報告文書には、「2/25に学園理事長と総理との面会時の学園提供資料」と、面談時に加計理事長が安倍首相に資料を提供していたとする記述まで、当たり前のように出てくるのだ。


柳瀬首相秘書官は、安倍と加計の会談について否定していなかった

 加計学園担当者の「総理と理事長が面会したという発言がつくり話ではないことを物語る材料はほかにもある。それは、柳瀬氏と加計学園担当者が官邸で2度目に会うことになった2015年4月2日の会合をめぐるものだ。

 5月10日に行われた柳瀬秘書官の参考人招致でも大きな焦点となったこの会合は、加計学園サイドが柳瀬秘書官に愛媛県、今治市を引き合わせるため、いっしょに官邸を訪問。愛媛県、今治市の複数の職員が同席のもとで会合がおこなわれた。

 この会合が行われたのも、安倍首相と加計理事長の会話がきっかけになっていた。新文書のうち、3月24日の柳瀬首相秘書官と加計関係者の協議について今治市から受けた報告内容をまとめた文書には、こう書かれているのだ。

安倍総理と加計学園理事長が先日会食した際に、獣医師養成系大学の設置について地元の動きが鈍いとの話が出たとのことであり、同学園としては柳瀬首相秘書官に4月2日午後3時から説明したいので、県と今治市にも同行願いたいとの要請があったと今治市から連絡があった

 安倍首相と加計理事長が面談し、獣医学部に関して会話していたのが事実であることは、4月2日の会合における柳瀬氏の対応からもうかがえる。加計学園の担当者はこの会合で、柳瀬氏や愛媛県、今治市職員を前に〈先日安倍総理と同学園理事長が会食した際に、下村文科大臣が加計学園は課題への回答もなくけしからんといっているとの発言があった〉などと報告していた。

 もしこれがつくり話であったら、柳瀬氏は当時、総理のスケジュールや行動をすべて把握している首相秘書官であり、すぐにその嘘を見抜けたはずだ。加計学園が安倍首相の名前を使って嘘をついていたのなら、その場で「そんな事実はない」と指摘していなければおかしい。

 しかし、この会合の報告文書のどこをみても、柳瀬氏のそういった発言はない。柳瀬氏はむしろ、安倍首相・加計理事長の面談が前提であるかのように、建設的なアドバイスをおこなっているのだ。


日大だけでなく、安倍首相の嘘と責任転嫁体質も徹底追及すべきだ!

 いずれにしても、こうした経緯をみれば、安倍首相と加計理事長が面談をおこなったことをいまさら「つくり話」とすることがいかに無理スジかというのがよくわかるだろう。

 にもかかわらず、加計学園はなぜ、自らの詐欺疑惑まで浮上するリスクを冒してまで、こんな嘘をついたのか

 それはやはり、安倍首相を守るためとしか考えられない。

 周知のように、愛媛県新文書の公表以来、安倍応援団たちはしきりに「愛媛県の文書には信用性がない」「新文書の内容は伝聞の伝聞でしかない」と、愛媛県の担当者の誤認であるかのような攻撃をおこなってきた。

 しかし、愛媛県の新文書公開で、会合の同席者で安倍官邸とべったりのスタンスだったはずの今治市も追い詰められ、菅良二市長が、安倍首相と加計理事長の面談について加計学園側から市に伝えられていたことを明らかにせざるをえなくなった。

 そこで、加計理事長との面談を絶対に認めるわけにいかない安倍官邸は、加計学園サイドに言い含めて、話の出所である加計学園の担当者が嘘をついた、ということにしたのだろう。

 保身のために佐川宣寿・前理財局長や柳瀬氏にバレバレの嘘をつかせ、今度は大学担当者に責任を押し付けはじめた安倍首相。マスコミはいま、日本大学アメフト部の悪質タックル問題で、日大の責任転嫁体質を厳しく批判しているが、安倍首相の責任転嫁と嘘についても徹底追及すべきではないか。こちらは、日本の政治の根本的な問題が問われているのだ

(編集部)
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コメント
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●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日」で滅公奉僕

2018年05月28日 00時00分42秒 | Weblog

【『●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…』↑】



リテラの二つの記事【安倍首相の嘘を完全に証明する文書を愛媛県が提出!「加計理事長と首相が面談、首相から『獣医学部はいいね』」】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4023.html)と、
【安倍首相が破棄したはずの「官邸記録」を根拠に加計理事長との面会を否定(笑)。首相動静に載せなかった極秘会談の数々】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4024.html)。

 《なんとそこには、2015年2月に安倍首相と加計学園の加計孝太郎理事長が面談し、その席で安倍首相が「そういう新しい獣医大学の構想はいいね」と話していたことが記されているのだ…これで安倍首相の嘘がはっきりしただろう。安倍首相は周知の通り、加計学園の獣医学部新設計画を知ったのは、加計が国家戦略特区の事業者に決定した「2017年1月20日」だと強弁。…「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、225日は加計記念日」──思わずあの有名短歌になぞらえる人がネット上で続出している》。
 《「念のため、昨日官邸の記録を調べたが、確認できなかった」 官邸の記録……? そもそも官邸の入館記録は「破棄」されたのではなかったのか。…その、遅滞なく速やかに破棄されたはずの3年前の記録を、安倍首相は昨晩「確認した」と言うのだ。これは「いままで国会で嘘をついてきた白状しているようなものではないか》。


 週刊朝日の記事【安倍首相の”虚偽答弁”裏づける愛媛県の官邸訪問”爆弾記録”全文入手】(https://dot.asahi.com/dot/2018052100090.html)によると、《愛媛県が21日、2015年4月2日に首相官邸で行われた柳瀬唯夫・元首相秘書官と同県職員らの面会に関連する新たな記録文書を参院予算委員会に提出…<2/25 に理事長が首相と面談(15分程度)。理事長から、獣医学部系大学空白地帯の四国の今治市に設置予定の獣医学部では国際水準の獣医学教育を目指すと説明。首相からは「そういう新しい獣医大学はいいね」とのコメントあり>》。
 「国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった」…はず?、じゃなかったの? 遅くとも2015年2月25日には知ってたわけだ。トンだ息吐く様なウソつき。加計問題では、2015年《「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日》だそうです。森友問題では、「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」でした。

   『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
                  …五日後の「秘密会議」に太田充氏も

   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!  
                           質問主意書による「急な質問」?
   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、 
      2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?
   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                「2017年1月20日まで…知らなかった」?


 日刊ゲンダイの記事【有権者に危機の自覚なし 安倍支持率上昇の異様な世相】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229557)によると、《ルールやモラルも無視し、どんな汚い手を使ってでも、勝ち逃げできればいい――いつから日本は、こんなハシタナイ国になってしまったのか》。
 本当に《ハシタナイ国》ニッポン、行政府の長ら。《愛僕者》(©浜矩子さん)アベ様の息吐く様なウソの数々と取巻き連中の《滅公奉私》「滅公奉」の異様、それを許す支持者たち。

   『●アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」
     …《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚達

    「東京新聞の村上一樹・清水俊介両記者によるインタビュー記事
     【異例の「滅公奉私」 閣僚・知事・大臣秘書官経験 片山善博氏に聞く】…
     《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚たち。
     「タンカ《議員辞職》」や苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった
     との辻褄を合わせるために、アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」ですか?
     情けなく、そして、哀れ。」

   『●アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…
      呆れるほどの「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)

 苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった」…の言訳があまりにお粗末すぎる。

①無いはずの「官邸の記録」が実は在った。1年以上にわたり、廃棄したこととウソをつき続けた。あるいは、すでに廃棄しているが、「面会を否定」という新たなウソを吐いた。

②「首相動静」に載らない会談もある。アベ様自身が国会でそれを認めている。掲載の有無を恣意的に操作している、操作できるようになっている。

③枝野氏もつぶやいているが、監視カメラも含めて誰にも見られることなく「官邸」で首相と会うルートがある。池上彰氏も指摘。

④官邸以外で会っている可能性もあり、官邸に限定しようと誘導している可能性あり。

 「準強姦事件」山口敬之氏の本の表紙にある《愛僕者》の写真、誰がどうやって撮影? 「首相動静」で確認できるの?


 東京新聞の記事【森友文書公表 疑惑解明は国会の責務】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018052402000176.html)によると、《「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」 安倍晋三首相が二〇一七年二月十七日に国会で発した言葉が、すべての始まりだったとの見方はますます強まったといえる…真相解明を妨げているのは、加計氏や昭恵氏らの証人喚問に反対している与党に他ならない憲法で国会に付与された国政調査権がもはや死蔵された状態のままなのも自公の党利党略のせいである》。
 すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった。そして、まず第一に批判されるべきは、与党自公・癒党お維キトである。

 最後に、東京新聞の記事【財務省、隠蔽手段使い分け 森友文書】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201805/CK2018052502000147.html)によると、《財務省による学校法人「森友学園」への国有地の取引に関する文書の隠蔽(いんぺい)、野党からの追及が激しさを増していた昨年二月以降の国会開会中に行われた。公文書は中身の重要度で保存義務の期間が異なっており、財務省は、まだ保存が必要な文書は改ざん保存期限が切れたものは意図的に廃棄という形で隠蔽工作を使い分けていた》。
 「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」以降、取巻き連中の異様な「滅公奉私」・滅公奉の異様さが際立つ。哀れで、そして醜悪。

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http://lite-ra.com/2018/05/post-4023.html

安倍首相の嘘を完全に証明する文書を愛媛県が提出!「加計理事長と首相が面談、首相から『獣医学部はいいね』」
2018.05.21

     (安倍首相(首相官邸HP)と加計氏(加計学園HP))

 安倍首相の嘘を証明する文書がまたも出てきた。なんとそこには、2015年2月に安倍首相と加計学園の加計孝太郎理事長が面談し、その席で安倍首相が「そういう新しい獣医大学の構想はいいね」と話していたことが記されているのだ。
 この文書は、2015年3月に愛媛県の地域政策課が作成したもので、タイトルは「報告 獣医師養成系大学の設置に係る学園関係者との打合せ会等について」。この文書は、こんな一文からはじまる。

加計学園から、理事長と安倍首相との面談結果等について報告したいとの申出があり、3月3日、同学園関係者との間で打合せ会を行った

 つまり、加計学園側は愛媛県に対し理事長と安倍首相の面談の報告をしたいと言い、そのため2015年3月3日に加計学園側と愛媛県が打ち合せをおこなった。この場でどのようなやりとりがおこなわれたかを愛媛県職員が記録し、報告書として文書と残していたのだ。
 そして、「加計学園からの報告」は以下のようなものだった。

2/25に理事長が首相と面談(15分程度)。理事長から、獣医師系大学空白地帯の四国の今治市に設置予定の獣医学部では、国際水準の獣医学教育を目指すことなどを説明。首相からは「そういう新しい獣医大学の考えはいいね。」とのコメントあり。
 また、柳瀬首相秘書官から、改めて資料を提出するよう指示があったので、早急に資料を調整し、提出する予定。


 これで安倍首相の嘘がはっきりしただろう。安倍首相は周知の通り、加計学園の獣医学部新設計画を知ったのは、加計が国家戦略特区の事業者に決定した「2017年1月20日」だと強弁。加計理事長についても「私の地位を利用して何かをなし遂げようとしたことは一度もなく、獣医学部の新設について相談や依頼があったことは一切ない」と説明してきた。だが、実際は今治市が国家戦略特区に申請する2015年6月4日より約5カ月も前から安倍首相は獣医学部計画を知り、その上、「いいね」とお墨付きを与えていたのだ。「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日」──思わずあの有名短歌になぞらえる人がネット上で続出している。
 しかも、この文書からは、このとき柳瀬氏も同席あるいは加計学園関係者と面談していたことがわかる。ようするに、少なくともこの時点で柳瀬氏は加計の獣医学部新設計画が「首相案件であると認識しており、だからこそ、この約1カ月後におこなわれた4月2日の官邸訪問で、愛媛県・今治市職員に対して「本件は、首相案件」と述べたのだろう。
 さらに、文書はこうつづく。

下村文科大臣が一歩引いたスタンスになっており、県においても、官邸への働きかけを非公式で実施いただけないかとの要望があったが、政治的な動きは難しい旨回答

 この記載もまた、先に出ている愛媛県文書と整合性がとれるものだ。愛媛県職員が2015年4月2日の官邸訪問後に作成した文書でも、安倍首相と加計理事長の会食時の会話が加計学園関係者によって言及され、下村文科相が「加計学園は課題への回答もなくけしからん」と述べていると安倍首相が加計理事長に伝えたことが記されていた。〈下村文科大臣が一歩引いたスタンス〉というのは、このことを指しているはずだ。
 これまで何度も書いてきたが、愛媛県には嘘をでっち上げる理由など何ひとつない。それが、柳瀬氏は参考人招致で、愛媛県から出てきた記録や証言を全否定するかのように、愛媛県や今治市の職員と官邸で面談した事実を「いまでもわからない」などと認めなかった。そのあからさまに無理のある答弁を、安倍首相は「柳瀬氏は正直に話した」と支持し、さらには愛媛県関係者との面会確認は「困難」だと閣議決定までしてみせた。しかし、ご都合主義の曖昧な記憶よりも記録し残されていた文書のほうが信頼性が高いことは言うまでもない。
 それでも、安倍首相はこの文書の内容を否定することだろう。たとえば、この問題の2015年2月25日の首相動静には、加計理事長との面談は記載されていない。そうしたことをもち出して、「そもそも面談などしていない」などと言い張るかもしれない。だが、首相動静というものはいくらでも抜け穴がある。とくに加計理事長は「首相案件」であるため、首相秘書官などの官邸スタッフが事前に調整して、加計理事長を官邸や公邸に招いていた可能性も十分に考えられるからだ。
 今回の文書を愛媛県はきょう、国会に提出している。与党は強固に拒否してきたが、もはや愛媛県の中村時広知事の参考人招致、そして疑惑の当事者である加計理事長の証人喚問は絶対におこなわれなくては先に進まない局面にいよいよ入っただろう。今度こそ、国会ではっきりしていただこうではないか

(編集部)
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http://lite-ra.com/2018/05/post-4024.html

安倍首相が破棄したはずの「官邸記録」を根拠に加計理事長との面会を否定(笑)。首相動静に載せなかった極秘会談の数々
2018.05.22

     (首相官邸ホームページより)

 「新しい獣医大学の考えはいいね」──安倍首相が2015年2月25日に加計孝太郎理事長と面談し、獣医学部新設構想に同意を示していたことが記されていた愛媛県の新文書。これによって安倍首相の加計氏から獣医学部の新設について相談や依頼があったことは一切ない」「計画を知ったのは2017年1月20日」という答弁が大嘘であったことがはっきりとした。
 しかし、予想通りと言うべきか、安倍首相はまたも愛媛県文書の否定にかかっている。昨晩は記者から「『獣医学部、いいね』と言ったのですか?」と質問されても無言で立ち去った安倍首相だが、今朝は一転、ご指摘の日に加計理事長と会ったことはない」「獣医学部新設について、加計氏から話をされたこともないし、私から話をしたこともないと新文書の内容を否定し、こう話した。

念のため、昨日、官邸の記録を調べたが、確認できなかった

 官邸の記録……? そもそも官邸の入館記録は「破棄」されたのではなかったのか。実際、萩生田光一・元官房副長官は「訪問者の入邸確認後、訪問予約届はその使用目的を終えることから、公文書管理法や関係規則等に基づき遅滞なく破棄する扱い」と述べてきたし、安倍首相自身も「総理官邸に入館した方の記録は基本的に定期的に廃棄をしている」(4月11日衆院予算委員会)と答弁していたではないか。その、遅滞なく速やかに破棄されたはずの3年前の記録を、安倍首相は昨晩「確認した」と言うのだ。これは「いままで国会で嘘をついてきた白状しているようなものではないか。
 しかも、愛媛県の新文書には、柳瀬唯夫首相秘書官のみならず加藤勝信内閣官房副長官(当時)までもが加計学園関係者と面談するなど、当時、いかに官邸の安倍首相側近たちが加計と接触を重ねていたかが記されている。そうしたなかで安倍首相の面談をセッティングするのに、側近たちが記録を残さないかたちで加計理事長を入邸させていても不思議はない。
 実際、池上彰はウェブサイト「P+D MAGAZINE」の連載で、総理官邸の建て替え以降、総理が極秘に人と会うことが可能になっていると指摘している。

ただし、総理官邸が建て替えられてからは、記者たちの目の届かないルートを通って総理執務室に入ることが可能になりました。これ以降、「首相動静」に報じられる会談以外にも、極秘の会談がありうるようになりました。


加計理事長とのバーべキューも秋元康、見城徹との組閣ごっこも首相動静に記述なし

 いや、そもそも安倍首相はなぜ、加計理事長と面談したのが「官邸」だと限定しているのか。同日夜、安倍首相は公邸で各府省庁の副大臣と菅義偉官房長官と会食を約1時間30分にわたっておこなっているが、この合間に事前に公邸に招かれていた加計理事長と15分の面談をおこなった可能性もある。
 さらに、加計理事長と私邸で会った可能性もある。加計理事長は昭恵夫人とも昵懇で、森功氏の著書『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)でもふたりの関係について、その親密な交際は、日本国内のクリスマスパーティやゴルフ、飲食にとどまらない。海外にもいっしょに頻繁に出かけた〉〈下戸だった首相に代わり、大酒飲みの夫人たちの面倒をみてきたのが、ほかならぬ加計なのだと書かれている。加計理事長が私邸で昭恵夫人と安倍首相の帰宅を待って“宅飲み”していてもおかしくはない関係なのだ。
 つまり、安倍首相は破棄したはずの「官邸の記録」をもち出して加計理事長と会ってなどいないと否定するが、ふたりが面談をおこなったのは官邸以外の場所、公邸や私邸である可能性は十分考えられるのだ。
 他方、安倍応援団やネトウヨたちも「首相動静には加計理事長と会っていたなどとは書かれていない!」として愛媛県文書の内容を同じく否定しにかかっている。だが、これもまったくナンセンスな話だ。
 たとえば、2013年5月に安倍首相の別荘でおこなわれたバーベキューの際も、加計理事長が参加していたにもかかわらず、各社の動静には名前は出ていなかった
 名前が乗らないケースだけではない。会合そのものが消されているケースもある。安倍首相は「お友だち」である秋元康や幻冬舎の見城徹社長らと2015年3月、総理公邸の西階段で「組閣ごっこ」写真を撮影し、それが「フライデー」(講談社)に報道されたが、このときの会食も首相動静には一切出ていない
 また、安倍首相と会食した経済評論家の三橋貴明氏はその会食をブログで報告する際、こう書いていた。

「財務省が日本を滅ぼす」を書いた三橋との会食を持ちかけたのは両端の方々ですが、「クローズではなく、オープンで」と決めたのは官邸であること(オープンなので、総理動静にも載りました)

 つまり、これは会談そのものをオープンにするかクローズにするか官邸が恣意的に選んでいるということだろう。


当の安倍首相も首相動静に載らない加計との面談を認めていた!

 しかも、こうした首相動静が完全な情報ではないことは、当の安倍首相自身が認めている事実だ。
 5月14日におこなわれた衆院予算委員会の集中審議で、無所属の会・江田憲司議員に「第1次政権では加計氏と1回も会食もゴルフもしていないのに、第2次政権では17回もしているのはどういう事情か?」と問われた安倍首相は、こう答弁している。

一次政権のときも加計さんと会食したことはありますけども、いわば、たまたま名前が外に出ていないということだろうと思います。あの、それはよくあることですから

 ネトウヨは首相動静に記述がない! はい論破!などと騒いでいるが、安倍首相自らが述べているように、名前が動静に載らないことは「よくあること」なのである。
 このように、安倍首相も、安倍首相を擁護したいネトウヨも必死になって加計理事長との面談を否定しているが、いずれもまったく反証になっていないのだ
 その上、今回提出された愛媛県の新文書の正しさを証明する証言も出てきた。2015年2月に加計学園関係者と面談したと新文書に記述されている当時の加藤官房副長官(現・厚労相)は、「地元(岡山県)の事務所で確か事務局長が来て、10回以上チャレンジしたけど難しいという話があった」と、面談の事実を認めているのだ。
 愛媛県の記録と安倍首相の言い分、一体どちらが事実で、どちらが嘘をついているのか。愛媛県の中村時広知事の参考人招致はもちろんだが、この1年、嘘ばかりの答弁に終始してきた可能性が高まった安倍首相こそ、偽証罪に問われる証人喚問が必要だろう。

(編集部)
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●アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…呆れるほどの「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)

2018年05月22日 00時00分31秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



沖縄タイムスの玉城淳記者によるコラム【[大弦小弦]映画「男はつらいよ」第1作の中に、寅さんが…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/250957)。

 《▼一方こちらの屁理屈は怒りを買ってしまった…▼普段は「総理」と使うから「首相案件」という語には「違和感がある」との答えにはあきれる問われているのは発言内容のはずなのに》。

   『●アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」
     …《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚達

    「東京新聞の村上一樹・清水俊介両記者によるインタビュー記事
     【異例の「滅公奉私」 閣僚・知事・大臣秘書官経験 片山善博氏に聞く】…
     《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚たち。
     「タンカ《議員辞職》」や苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった
     との辻褄を合わせるために、アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」ですか?
     情けなく、そして、哀れ。」

 アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…官僚や自公議員の皆さんで必死の隠蔽。呆れるほどの「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)…「タンカ《議員辞職》」や苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった」との辻褄を合わせるために…。《愛僕者》のための「滅公奉」。

   『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
                  …五日後の「秘密会議」に太田充氏も

   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!  
                           質問主意書による「急な質問」?
   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、 
      2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?
   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                「2017年1月20日まで…知らなかった」?

    「リテラの記事【首相案件文書で安倍首相の虚偽答弁が決定的に!
     安倍首相と加計理事長が会食で獣医学部新設を相談していた】…
     《愛媛県の中村時広知事は…「国が正直に言ったらいいのではないか
     と返した。文書の信ぴょう性は確実になったといっていいだろう》」

 日刊ゲンダイの記事【逆襲開始…中村愛媛県知事の“隠し玉”に安倍自民は戦々恐々】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228964)によると、《「首相案件」が混迷を極めている。加計学園関係者や愛媛県、今治市の職員との官邸面会をめぐって、柳瀬唯夫元首相秘書官が10日の予算委で「(県職員が)いたかもしれない」とウヤムヤ答弁を繰り返したことに、中村時広愛媛県知事がブチ切れた。「愛媛県の信頼を損ねる」「職員は子供の使いじゃない」と憤り、柳瀬氏の名刺と職員の説明メモを公表》…した。
 《職員は子供の使いじゃない》! そりゃぁ、そうだ。

   『●「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めて」
        →「首相…のためなら、自民党はどうなっても」(筆洗)
   『●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。 
        まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?
   『●加計学園問題で、菅良二「今治市長は“お仲間”のため
          行政のルールをねじ曲げたの?」(室井佑月さん)


 日刊ゲンダイの記事【困った時のフジ頼み 安倍首相“緊急出演”内容ゼロの40分間】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228970)によると、《窮地に陥ると、いつもこのパターンだ。…“緊急生出演”…40分以上にわたって電波を占拠…柳瀬元首相秘書官が、加計学園関係者と会ったことを安倍首相に報告していないと答弁したことも、ニタニタしながらまったく問題ない言い放った》…。
 流石、アベ様広報機関・産経系。それにしても、アベ様の言い草、酷いね。報告しているけど、報告していない…二重のウソが「まったく問題ない」?

   『●首相案件…「もうバレバレですよ。
      いつまでかばうの、あんな人。…それほど怖い人なのか?」(室井佑月)

 さらに、日刊ゲンダイの記事【入学者定員割れ 加計学園系「千葉科学大」に漂う経営不安】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228857)によると、《加計学園の系列校として2004年に開学した「千葉科学大学」…安倍首相に近い萩生田光一幹事長代行は09年の衆院選の落選後、千葉科学大で名誉客員教授を務めていた。また、現在学長を務める木曽功氏は元内閣参与。文科省事務次官だった前川喜平氏に獣医学部の新設よろしくと働きかけたと報じられた人物だ》。
 「“ぼくたちの友情は潔白どとよくもまあ言えたものだ」。ズブズブでダークなオトモダチとの友情を取り巻き連中が必死に隠蔽。

   『●「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」
                …ズブズブでダークなオトモダチとの友情

 さらにさらに、爆笑な検証記事【真偽を検証 柳瀬氏答弁「アポがあれば誰とでも」は大ウソ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228965)によると、《首相秘書官という重責を担う国家公務員が、アポがあれば誰とでも官邸で面会し、話の中身はメモに取らず、首相にも報告しない。しかも記録も一切残さない――。スパイが大喜びする柳瀬氏のこの発言を確認するべく、日刊ゲンダイ本紙記者はさっそく、11日、官邸にアポの電話を入れた…。面会を要望した相手は、柳瀬氏と同じ経産省出身で、国会審議中に質疑者にヤジを飛ばして厳重注意となった佐伯耕三首相秘書官だ。最初に電話対応した官邸の担当者は「折り返し連絡する」と返答して電話を切り、3時間ほどして佐伯秘書官付の職員から連絡が来たのだが、いきなり「プレスの方との面会は、取材であるか否かにかかわらず、全てお断りしています」とピシャリ。本紙記者が「取材ではない。柳瀬さんは誰とでも面会していたではないか」と食い下がったのだが、「秘書官は基本的に『裏方』の業務を担当しており、表で取材を受ける立場にありません門前払いだったからフザケている》。
 なぁんだぁ、会えないじゃん! 参考人招致だからと言って、国会で「フザケ」た答弁をしていた訳だ。

 東京新聞の忠犬・「犬の忠義」についてのコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018051102000130.html)によると、《英国軍に一頭の大型犬…ムスタファは砲手に代わって導火線をくわえ、大砲に火を付けた。連合軍は敗れたが、犬の一撃は敵に大きな被害を与えたと伝わる▼犬の忠義は信じるとしても首相に忠実な元秘書官の答弁はどうものみ込みにくい…▼犬は英雄となり、国王ジョージ二世から生活扶助料を与えられたのだが、元秘書官に与えられるべきは偽証すれば罪に問われる証人喚問での質問か。》
 ムスタファ以上の忠犬さんでしたとさ。

 日刊ゲンダイの記事【安倍首相“悪辣答弁” 前川前次官の猛反論でごまかしバレた】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229161)によると、《これに対し、前川前次官は、京産大の提案内容を知らされていなかったため<加計学園と京産大の提案とを比較考量することは不可能>だったと反論した。加えて、加計学園の獣医学部新設が<安倍首相自身の強い意向だという認識を持っていた>と明言し、<首相が加計学園の獣医学部新設に自分が関与していないと主張するための材料として私の名前に言及することは極めて心外>とクギを刺した》。
 「愛僕者」と前川喜平さん、一体どちらが「地位に恋々」としていますか? これまで散々コキオロシテきた前川喜平さんの名をかたり、デマな“悪辣答弁”って、一体どんな神経をしているの?

   『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって 
          「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?
   『●アベ様は「「愛国者」ではなく「愛僕者」…
      彼が「国難」と言う時は「僕難」…愛僕者に付ける薬」無し

 最後に、第3か、第4の森友か、第2の加計か知らないが、まだ弾けていない「国際医療福祉大学」問題について、アクセスジャーナルの山岡俊介さんの記事【「ポスト加計」報道などで本紙と係争中ーー「国際医療福祉大学」の創立時から10年以上、代表権持つ理事に就いていた渡辺喜美参議院議員】(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=8547)によると、《既報のように、本紙が「ポスト加計学園」などと報じた記事を巡り、法人としての「国際医療福祉大学」(栃木県大田原市)と高木邦格理事長に事実無根だとして提訴され、現在、係争中だ。/加計学園を巡っては、安倍晋三首相と「腹心の友」である加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園が、安倍首相が議長を務める国家戦略特区制度例外的かつ52年ぶりに獣医学部新設が認められたことから疑惑を呼んでいるのだが、国際医療福祉大学の方も同じ特区制度で38年ぶりに医学部新設が認められるなど、構造が同じことから一部で「ポスト加計」ともいわれている。/ただし、そういいながらもこちらが加計疑惑のように弾けないのは、安倍首相と高木理事長との関係が見えて来ないからだ。/その点、本紙では渡辺美智雄元外相兼副総理(厚相も)→息子の渡辺喜美元「みんなの党」代表親子(国際医療の本部は渡辺親子の選挙区)と高木理事長は、安倍首相と加計理事長と同じほど懇意で、したがって渡辺喜美氏から安倍首相側へとワンクッションある関係ではないかと見ている。/そして調べたところ、法人としての国際医療福祉大学は1994年12月に設立されたが(渡辺美智雄氏は翌95年9月死去)、渡辺喜美氏はその創立時から2005年4月1日まで10年以上代表権のある理事に就任していたことがわかった…》。
 前川喜平さんは、《うまくいった前例…成田の国際医療福祉大学医学部…一匹目のドジョウ》と評しておられます。そろそろ弾けるべき問題のような…。

   『●「有権者はすぐに忘れてしまうとたかをくくって」いるアベ様ら…
                     第三の森友問題を前に御優しい有権者
   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない《病的な嘘つき》アベ様
                         …前川喜平氏の人間性と彼我の差
    《室井 “国際”なんて言ってるけど、…。/前川 うまくいった前例
     あったんです。それが2017年に開設された成田の
     国際医療福祉大学医学部です。これも加計学園同様、国家戦略特区として
     認可されたものです。加計学園同様に“国際医療人材の育成”だと言ってね。
     新設された医学部の定員140人中、留学生が20人。これは日本医師会など
     から新設する必要はないと批判されていたのが、あっさり認可されるなど、
     加計学園とも類似点が指摘されているんです。
      室井 知ってます! 公募でこの1校しか手が上がらなくて、土地は成田市が
     無償貸与で、成田市から45億円、千葉県から35億円の補助金まで出ていて
     加計学園とそっくり。/前川 この一匹目のドジョウが上手くいったもんで、
     二匹目も上手くいくだろうと思ったんでしょう。しかし加計の獣医学部新設は
     一匹目に比べてもかなり杜撰なものです。》

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/250957

[大弦小弦]映画「男はつらいよ」第1作の中に、寅さんが…
2018年5月13日 09:23 玉城淳

 映画「男はつらいよ」第1作の中に、寅さんが後に義弟となる博をやり込める場面がある。人の立場になってほしいという博の訴えをそんなことができるかと突っぱね「俺がイモ食ってお前の尻からぷっと屁(へ)が出るか?」と文字通りの「屁理屈」で反論する

▼「屈」は曲がるの意味で「理屈」には、曲がった理(ことわり)のニュアンスもあり、そもそもイメージが良くない。さらに「屁」が付けば誰も聞きたくはないだろう。それでも寅さんのように、かわいげがあれば笑いにもつながる

一方こちらの屁理屈は怒りを買ってしまった。10日の国会での参考人招致に臨んだ柳瀬唯夫元首相秘書官。その答弁は記憶を盾に過去の証言を取り繕い、むしろ詭弁(きべん)の印象だ

普段は「総理」と使うから「首相案件」という語には「違和感がある」との答えにはあきれる問われているのは発言内容のはずなのに

首相には一切報告しなかった約束があったから加計(かけ)学園に会っただけ愛媛県関係者がいたか記憶にない…全て言い逃れの強弁に聞こえる。業を煮やした愛媛県は面会時にもらった柳瀬氏の名刺という物証を公開した

▼尾籠な例えで恐縮だが、屁理屈で臭い物にふたをされ、言論の府の役割を危うくする詭弁を弄(ろう)されて、指摘されている多くの疑問解明の幕引きをされては、しゃれにもならない。(玉城淳)
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●アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」…《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚達

2018年05月21日 00時00分06秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



東京新聞の村上一樹清水俊介両記者によるインタビュー記事【異例の「滅公奉私」 閣僚・知事・大臣秘書官経験 片山善博氏に聞く】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018051802000131.html)。

 《学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫(ただお)・元首相秘書官は首相官邸で学園関係者と三回会い、安倍晋三首相に報告しなかったと国会で説明した。うち一回は愛媛県と同県今治市の職員が同席したという》。

   『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
                  …五日後の「秘密会議」に太田充氏も

   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!  
                           質問主意書による「急な質問」?
   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、 
      2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?
   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                「2017年1月20日まで…知らなかった」?


 《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚たち。「タンカ《議員辞職》」や苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった」との辻褄を合わせるために、アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」ですか? 情けなく、そして、哀れ。

   『●前川喜平前文科次官、「本来、できてはいけないものが
             完成した。見たくないものを見たという感じだ」
   『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると
      「どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい
   『●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。
       まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?
   『●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し
          …ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも…
   『●加計学園問題で、菅良二「今治市長は“お仲間”のため
           行政のルールをねじ曲げたの?」(室井佑月さん)
   『●彼/彼女らにこそ「超監視」を! 「市民総出で見張り、
           がんじがらめにしておかなければ、危険すぎる」
   『●アベ様は「「愛国者」ではなく「愛僕者」…
        彼が「国難」と言う時は「僕難」…愛僕者に付ける薬」無し
   『●《極右のタニマチ》達の悍ましさ…
      アノ「安晋会」副会長・アパホテル元谷外志雄代表とアベ様の深~い関係
   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                「2017年1月20日まで…知らなかった」?

    「《記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない》…
     記憶の限りでは、会っていない、だって? 会ってるじゃん。やはり
     《首相案件》だった訳ね。《記憶の限界に挑んで》下さいな。
     早く思い出せばよかったのにね、柳瀬唯夫首相秘書官殿。
     証人喚問では、佐川宣寿・財務省前理財局長のような
     《刑事訴追の恐れ…》という言い訳はできませんょ。」

   『●首相案件…「もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。
                     …それほど怖い人なのか?」(室井佑月)

    「【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「首相案件」否定の柳瀬氏…
     証人喚問に立った佐川氏みたい】…《朝日新聞のスクープとは、
     愛媛県や今治市の職員、加計学園幹部が2015年4月2日に首相官邸で、
     当時の柳瀬首相秘書官と会談した際、県が作成したとされる
     記録文書について。その文書には真っ先に「本件は、首相案件
     となっており……」と書かれてやんの》」

   『●アベ様御夫妻案件噴出…「敵か味方か、
      贔屓するか排除するか、好きか嫌いか分けたがる」首相の情けなさ
   『●広報…「livedoor NEWSも産経ニュースも、
        記事のタイトルがおかしくネ? ……腐ってんな」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018051802000131.html

異例の「滅公奉私」 閣僚・知事・大臣秘書官経験 片山善博氏に聞く
2018年5月18日 朝刊

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫(ただお)・元首相秘書官は首相官邸で学園関係者と三回会い、安倍晋三首相に報告しなかったと国会で説明した。うち一回は愛媛県と同県今治市の職員が同席したという。地方自治体の職員が官邸で首相秘書官と面会することはよくあるのか。知事、閣僚、大臣の秘書官を経験した片山善博・早稲田大大学院教授に聞いた。 (聞き手・村上一樹清水俊介

 -鳥取県知事を務めた経験から、県職員が官邸で首相秘書官と面会したことをどうみるか。

 「一般的にはまずない。県から『課長が行きます』などと首相秘書官に面会予約を取るなんてあり得ない。個別の政策でお願いがあれば、各省庁に行く。今回のケースは加計学園が窓口となって面会予約を取り、同行したのだと思う」


 -柳瀬氏は面会について「首相からも政務秘書官からも指示は全くなかった」と説明している。

 「不可解だ。民間人や自治体職員と、首相や政務秘書官の指示もないのに面談することは通常ない。もし『会ってほしい』と連絡がきて、『首相の友人が経営する学校法人だから邪険にできない』と思ったら、どう対応するか首相に意向を聞くはずだ」


 -自治相秘書官時代、面会依頼にどう対応したか。

 「政治家は、表向き仲良くしている人でも本当は会いたくないことも多い。だから秘書官が会う前に、大臣の腹の内を聞く。そうしないと大臣に迷惑がかかる可能性がある。私は全部、大臣に対応方針を相談した


 -柳瀬氏は首相に面会内容を報告していないと説明。首相も「国家の重大事でもない限り、途中段階で説明を受けることはほとんどない」と国会答弁した。

 「信じ難い話だ。途中経過は聞かないとしても、出だしと結末は聞いているはずだ。もし首相が一切何も聞いていないのであれば、柳瀬氏は首相から全く独立して、加計学園に対して私設コンサルタント業をしていたことになる


 -二〇一五年四月二日に柳瀬氏と学園関係者が会った後の同七日、首相は加計学園の加計孝太郎理事長と会っている。

 「直接か間接かは別として、柳瀬氏が(面会について)首相の耳に入れないことは考えられない。そうでないと首相が(加計氏と会った際に)赤っ恥をかくかもしれない」


 -疑念を晴らすために安倍政権がすべきことは。

 「全部正直に話すことだが、できていないから、国民が納得できない状態が一年以上続いている。官邸はばれたら、ばれたところだけ苦し紛れに認めている。組織のダメージコントロールとしては一番稚拙なやり方だ」


<かたやま・よしひろ> 東大卒業後、自治省(現総務省)入省。梶山静六自治相の大臣秘書官など歴任。1999年に鳥取県知事選に出馬し初当選し、2期務める。2010年、民主党の菅直人政権で、民間人閣僚として総務相を務めた。66歳。
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●加計学園問題で、菅良二「今治市長は“お仲間”のため行政のルールをねじ曲げたの?」(室井佑月さん)

2018年05月14日 00時00分18秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊ゲンダイの記事【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/今治市長は“お仲間”のため行政のルールをねじ曲げたの?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227516)。

 《「(備忘録で面会を認めた)県は県の方向性でコメントしたのだろうが、私どもはあくまでも非公開」(菅良二今治市長)…「『一緒に取り組んできた仲間に迷惑がかかる』と繰り返し、明言を避けた。面会相手の氏名も『控えたい』とした」 それにしてもこの人、まだ「仲間」って言葉を繰り返すんだ?

 愛媛県知事の発言に対して、一方、菅良二今治市長…《迷惑をかけるとヤバいお仲間は誰なのか? もうバレバレですな? でもって、今は自己保身。カッコ悪ぅ》。《お仲間》=アベ様やその取巻き連中やオトモダチに気を使う今治市長。他の発言もスゴイ…《この問題に忙殺されて本当に日本は大丈夫かと思う》、《それは国がやっていることだし、総理が全部やってくれていることなので…》だってさ。先日のコラムでの室井佑月さんの至言《もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。……それほど怖い人なのか?》

   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                「2017年1月20日まで…知らなかった」?

    「《記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない》…
     記憶の限りでは、会っていない、だって? 会ってるじゃん。やはり
     《首相案件》だった訳ね。《記憶の限界に挑んで》下さいな。
     早く思い出せばよかったのにね、柳瀬唯夫首相秘書官殿。
     証人喚問では、佐川宣寿・財務省前理財局長のような
     《刑事訴追の恐れ…》という言い訳はできませんょ。」

   『●首相案件…「もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。
                     …それほど怖い人なのか?」(室井佑月)

    「【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「首相案件」否定の柳瀬氏…
     証人喚問に立った佐川氏みたい】…《朝日新聞のスクープとは、
     愛媛県や今治市の職員、加計学園幹部が2015年4月2日に首相官邸で、
     当時の柳瀬首相秘書官と会談した際、県が作成したとされる
     記録文書について。その文書には真っ先に「本件は、首相案件
     となっており……」と書かれてやんの》」

   『●アベ様御夫妻案件噴出…「敵か味方か、
      贔屓するか排除するか、好きか嫌いか分けたがる」首相の情けなさ
   『●広報…「livedoor NEWSも産経ニュースも、
        記事のタイトルがおかしくネ? ……腐ってんな」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227516

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
今治市長は“お仲間”のため行政のルールをねじ曲げたの?
2018年4月20日

     (菅良二今治市長(C)日刊ゲンダイ)

「(備忘録で面会を認めた)県は県の方向性でコメントしたのだろうが、私どもはあくまでも非公開」(菅良二今治市長

 これは、加計学園獣医学部をめぐり、愛媛県と今治市の職員らが、2015年4月に首相官邸を訪れた際の面会内容について、今治市長が報道機関の取材に応じたときのコメント(16日付の毎日新聞電子版より)。

 市長は一応、市職員に聞き取り調査をしたみたいだ。だけどその内容については、

   「『一緒に取り組んできた仲間に迷惑がかかる』と繰り返し、
    明言を避けた。面会相手の氏名も『控えたい』とした」

 それにしてもこの人、まだ「仲間」って言葉を繰り返すんだ? この問題は、一部のお仲間のため行政のルールをねじ曲げたんじゃないかという疑惑なのに。

 仲間のために、情報公開しないって? 加計学園に96億円もの血税を巻き上げられた今治市民、32億円の血税を巻き上げられる愛媛県民、いいや、それだけじゃない、大学には全国の国民の血税も注がれる。多くの仲間じゃない人間は、疑惑の全貌解明を願ってるんだけど

 でもって、この人、加計学園問題を追及する野党について「この問題に忙殺されて本当に日本は大丈夫かと思う」なんて言っちゃってんの。

 あんた、当事者だろうが。こんなネトウヨみたいな人が市長でいるほうが大丈夫かと心配になってくる。

 つーか、今治市長の関係者は昨年5月、テレ朝の報道ステーションのインタビューに応じ、市長に加計学園のことについて話をしたとき、市長が「それは国がやっていることだし、総理が全部やってくれていることなので、地元はどうこういう話じゃもうなくなってる」と言ったと、証言している。ネットに映像が残ってる。

 迷惑をかけるとヤバいお仲間は誰なのか? もうバレバレですな? でもって、今は自己保身。カッコ悪ぅ。
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●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?

2018年05月09日 00時00分56秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018050302000155.html)。

 《▼どんな閻魔のおかげか知らぬが、その使者はやっと事実を思い出したらしい。「粗忽の使者」ではなく「首相の使者」の話である。「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題。柳瀬唯夫元首相秘書官が学園関係者と首相官邸で面会していたことを国会で認める方向となったという…▼与野党対立で立ち往生する国会を見て忘れたふりをやめたのかとは言うまい。なんにせよ、取り戻した記憶を祝いたい》。

   『●前川喜平前文科次官、「本来、できてはいけないものが
             完成した。見たくないものを見たという感じだ」
    《■安倍首相の「指示」に踏み込む場面も
     「今治市と加計学園は構造改革特区へ15回申請して却下されていた。
     2015年4月2日に、今治市企画課の課長、課長補佐、愛媛県職員、
     加計学園事務局長らが首相官邸を1時間半訪れている
     本人は記憶にないと国会で答弁したが、柳瀬唯夫首相秘書官
     (現在、経産省審議官)に間違いないと思う。官邸での会合は
     安倍首相の指示で、ここで国家戦略特区での認可の道筋が決まった」》

   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                 「2017年1月20日まで…知らなかった」?

    「《記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない》…
     記憶の限りでは、会っていない、だって? 会ってるじゃん。やはり
     《首相案件》だった訳ね。《記憶の限界に挑んで》下さいな。
     早く思い出せばよかったのにね、柳瀬唯夫首相秘書官殿。
     証人喚問では、佐川宣寿・財務省前理財局長のような
     《刑事訴追の恐れ…》という言い訳はできませんょ。」

   『●首相案件…「もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。
                      …それほど怖い人なのか?」(室井佑月)
    「カケ問題、柳瀬唯夫首相秘書官殿は、早く「記憶を取り戻」した方が
     よくない? 証人喚問でもウソの上塗りをするつもり?、
     …息吐く様にウソをつく行政府の長を庇うために…リテラの記事
     【これが「首相案件」の始まりだった? 柳瀬唯夫首相秘書官が、
     安倍首相、加計理事長と一緒にゴルフに興じた日】」

   『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると
      「どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい
    《前川喜平前文科事務次官(63)が16日、文化放送「大竹まこと 
     ゴールデンラジオ」(月~金曜午後1時)に生出演し、学校法人
     「加計学園」獣医学部新設計画をめぐり、学部が設置された愛媛県の
     職員が作った文書に、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が「本件は首相案件
     と述べたとする記述が書かれた「愛媛文書」が表面化したことについて
     「愛媛文書は極めて強い証拠。事実認定はそれに沿ってされるべき」と指摘》

 目出度くも柳瀬唯夫元首相秘書官殿、ようやく記憶が蘇えったらしい。
 調整可能な便利な「記憶」だこと。んっ? 「調整」て何を、誰と? 氏の脳内での「調整」? 
 ポイントは「なぜ?」、「どのように?」。《さて、せっかくである。もう少し思い出していただきたいことある。なぜ面会したのか首相はどう関与しているのか。まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは、世間も閻魔様も納得しまい》! 腐りきった与党自公による参考人招致でソレが解明されるのですか? 野党を含めての証人喚問でショ?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018050302000155.html

【コラム】
筆洗
2018年5月3日

 地武太治部右衛門(ぢぶたぢぶえもん)さんが、殿様から使者の大役をおおせつかる。ところが、うっかり者で相手に伝えるべき口上をすべて忘れてしまう。落語の「粗忽(そこつ)の使者」である▼忘れたとあっては切腹するしかない。応対した方も困ってしまい、何か思い出す方法はないかと尋ねると、子どものときから物忘れがひどく、そのたびにお尻をつねってもらって思い出していたと。そこで家中の腕自慢を集め、試してみるが、いっこうに効かない。ついには、出入りの大工が閻魔(えんま)(やっとこ)でつねってみると…▼どんな閻魔のおかげか知らぬが、その使者はやっと事実を思い出したらしい。「粗忽の使者」ではなく「首相の使者」の話である。「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題。柳瀬唯夫元首相秘書官が学園関係者と首相官邸で面会していたことを国会で認める方向となったという▼厳しい追及にも面会の事実を示す備忘録を突きつけられても記憶の限りでは会っていないかたくなにおっしゃっていた方である▼与野党対立で立ち往生する国会を見て忘れたふりをやめたのかとは言うまい。なんにせよ、取り戻した記憶を祝いたい▼さて、せっかくである。もう少し思い出していただきたいことがある。なぜ面会したのか首相はどう関与しているのか。まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは、世間も閻魔様も納得しまい。
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●「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めて」→「首相…のためなら、自民党はどうなっても」(筆洗)

2018年05月08日 00時00分09秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018042302000129.html)。

 《▼「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めてほしい」。国会の様子に思い付いた。ただし、笑えまい。「加計学園」の獣医学部新設をめぐる元首相秘書官の証人喚問要求。これを拒否する与党の態度はこのジョークそのものにしか見えない》。

   『●首相案件…「もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。
                     …それほど怖い人なのか?」(室井佑月)
    「日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「首相案件
     否定の柳瀬氏…証人喚問に立った佐川氏みたい】…。
     …《朝日新聞のスクープとは、愛媛県や今治市の職員、加計学園幹部が
     2015年4月2日に首相官邸で、当時の柳瀬首相秘書官と会談した際、
     県が作成したとされる記録文書について。その文書には真っ先に
     「本件は、首相案件となっており……」と書かれてやんの》」

 《もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。…それほど怖い人なのか?》(室井佑月さん)。
 《真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めてほしい》と自公政権・自民党の内心を吐露。つまり、《自民党総裁(首相)のためなら、自民党はどうなっても》ということらしい。バカ丸出しだ、でも、自民党どころか ニッポンはどうなっても…。いい迷惑だ。自公与党や癒党の議員に投票して下さった皆様方のオカゲ。

   『●「だが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた
        相当情けない国家」(阿部岳さん)だなんて、哀し過ぎる
   『●「規制の少ない通信と放送」…がもたらすのは
       「総安倍チャンネル化」、「アベチャンネルに成り下がる」
   『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると
      「どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい
   『●なぜに日報を隠蔽? 「非戦闘地域」とは名ばかり…
         「そういう場所は、戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ」
   『●「膿」で出来上がった政権、政党…ウルトラ差別主義者=
                麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?

 東京新聞の記事【国会混乱「率直に反省」 首相、森友や加計巡り】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018042601000965.html)によると、《加計問題や前財務事務次官のセクハラ疑惑などについて「誠意ある対応をしないまま、審議するのは政府、与党としてあまりに不誠実だ」(福山哲郎立憲民主党幹事長)と批判。…首相は、森友、加計問題に関して「国民の疑念が向けられるのはもっともだ」と説明。「今振り返れば、私の意識が必ずしも十分でなく、国会審議が政策論争以外に集中してしまう状況を招いた」と国会混乱の責任を認めた》。

 《国会混乱の責任》なのならば、国会空転を続け、与党だけで審議強行するものですかね? 《責任》というのならば、即刻「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」=《議員辞職》を有言実行すべき。

 東京新聞の記事【首相「疑念もっとも」 主要野党欠席で集中審議】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201804/CK2018042602000266.html)によると、《衆院予算委は立憲民主党、希望の党、民進党などの衆院会派「無所属の会」、共産党が欠席。自民、公明の与党と日本維新の会の委員だけで質疑を行った…首相は森友・加計問題について「妻や長年の友人が関わる話であれば、疑念の目を向けられるのはもっともだ。結果として、国会審議が政策論争以外に集中する状況を招いた」と陳謝。「丁寧な上にも丁寧な説明をしていく努力を重ねたい」と強調》。
 「地位に恋々」としているのはアベ様では?。

   『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって 
          「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?
   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
               「2017年1月20日まで…知らなかった」?
    「《安倍首相の“腹心の友”である加計孝太郎氏が運営する加計学園の
     獣医学部新設について、首相官邸と内閣府が結託して事をゴリ押しした
     のは明らかだ。また一つ、安倍“お友達優遇政治の実態が
     暴露された形だ》…オトモダチ「利権」塗れ。さて、菅義偉・
     最低の官房長官殿、「地位に恋々としがみついているのはアベ様、
     それとも前川喜平さん?」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018042302000129.html


【コラム】
筆洗
2018年4月23日

 「健康のためなら、死んでもかまわない」。どなたが言い出したのか知らないが、よくできたジョークで、しかも深い。人は時に何が大切かを見失うものか▼矛盾、論理の破綻によって生み出される種類の笑い。こんなのもある。「私は同じことを二度言わない。もう一度言っておく。私は同じことを二度言わない」「絶対になんてことは絶対にないんだ」「確かに入会を申し込んだが、私の入会を認めるようなクラブには入りたくない」…▼「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めてほしい」。国会の様子に思い付いた。ただし、笑えまい。「加計学園」の獣医学部新設をめぐる元首相秘書官の証人喚問要求。これを拒否する与党の態度はこのジョークそのものにしか見えない▼証人喚問で虚偽証言をすれば偽証罪に問われる。与党はそれが心配なのか証人喚問ではなく、偽証罪のない参考人招致で済ませたいらしい真相解明が目的だろうに証人喚問を嫌がる与党の姿勢を国民は理解できまい。そもそもその態度は与党でさえ、元秘書官がウソをつくかもと想定しているようにも映るだろう▼やみくもに証人喚問要求を乱発するやり方には慎重であるべきだが、元秘書官の説明には不可解な点が多すぎる。証人喚問で確認すべきだろう。まさか、「自民党総裁(首相)のためなら、自民党はどうなっても」ではあるまいに。
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●「膿」で出来上がった政権、政党に絆創膏を貼っても「使い捨て…汚くなったらゴミ箱」(室井佑月さん)

2018年05月03日 00時00分06秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



週刊朝日のコラム【室井佑月「膿とばんそうこう」】(https://dot.asahi.com/wa/2018042500006.html)。
日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/盛り上がる「#Me Too」運動 昭恵さまだって参加したいかも】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227992)。

 《ま、普通は権力者となったものは、自分のために、その力を使おうとすることにためらいがあるんだけどね。最高権力者なら特にだ。あの方に、そんな複雑な感情を求めてもダメか。…あの方を庇(かば)って、ばんそうこうになっている人たち、ばんそうこうは使い捨てです汚くなったらゴミ箱ゆきだし、いつまでもそこに張り付いていられるわけじゃありません》。
 《「こちらの方々は、少なくとも私にとって、セクハラとは縁遠い方々です。私は皆さんに、絶対セクハラは致しませんことを、宣言致します!」(長尾敬衆議院議員・自民党)…すげぇよな。あんたらにはセクハラしないぞ、そういっちゃったんだから、このオヤジ》。

 室井佑月さんの二つのコラム。
 「」のみで出来上がった政権、政党。そんな掃溜め、「膿」に絆創膏を貼っても…《あの方を庇(かば)って、ばんそうこうになっている人たち、ばんそうこうは使い捨てです汚くなったらゴミ箱ゆきし…》。

   『●「膿」で出来上がった政権、政党…
      ウルトラ差別主義者=麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?
    《▼財務省の事務方トップの公僕がこれでは、政府が掲げる
     「女性が輝く社会の実現」も説得力はない。中立な視点で
     「(うみ)を出す」作業を急ぐべきだ》
    「アベ様らの言う《女性が輝く社会》の実情なんてこんなものだ。
     「膿」で出来上がった政権、政党。《「(うみ)出す」作業》をすれば、
     何も残らない、空・無・空虚・虚無。」

 炙りだされた《アホ》、「膿」の一滴・長尾敬衆議院議員…選挙で投票した皆さん、正気? 自民党の女性議員の皆さん、OKなの? 《…すげぇよな。あんたらにはセクハラしないぞ、そういっちゃったんだから、このオヤジ》。

   ●自民若手批判できないアベ様・・・
      「「報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞める」と明言」
   『●呼ぶべき講師は野中広務氏だった・・・
      「憲法学者達<<百田尚樹氏」な自民党には無理というもの

    「(江戸川区選出)大西英男衆院議員(比例近畿)長尾敬衆院議員らは
     勉強会に招くべき講師を誤っていた、という指摘。百田尚樹氏ではなく
     野中広務氏であるべきだったようだ。今からでも遅くないでしょうが、
     ま~、実現することはないでしょう。「憲法学者達<<百田尚樹氏」な
     自民党には、無理な話です。脳内の回路が完全に壊れている方々だから」

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
      「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
    《佐藤勉国対委員長は会を主宰した党青年局長の木原稔衆院議員
     (熊本1区、当選3回)を呼び、「大変なことをしてくれたな」
     と怒鳴りつけた。自民党は木原青年局長の更迭し、
     1年間の職務停止の処分に。問題の発言を行ったのは大西英男
     (東京16区)、井上貴博(福岡1区)、長尾敬(比例近畿ブロック)の
     各衆院議員(いずれも当選2回)だとして、3人を厳重注意とするなど
     火消し躍起》

   『●選挙制度の不備に加えて、大企業を巻き込みながら
          《極右のタニマチ》が《組織的な選挙運動》を展開…
   『●日本のマスコミは準強姦事件についてなぜ騒がないのか?…
                「日本の国会やメディアは…関心がないようだ」
    「リテラの「反吐の出る」記事【はすみとしこが詩織さんを「枕営業」と
     イラスト攻撃! 元ネタは山口敬之のトンデモ弁明、杉田水脈
     安倍チル議員も同調】…によると、《このイラストには、たんに
     はすみによる誹謗中傷の表現というだけでない重要な事実がある
     ということだ。それは、このデマはすべて山口氏が「Hanada」(飛鳥新社)
     1712月号で展開したシナリオを下敷きにしているということだ。
     …はすみとしこの差別イラストを百田尚樹杉田水脈長尾敬が支持》」

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https://dot.asahi.com/wa/2018042500006.html

室井佑月膿とばんそうこう
連載「しがみつく女」
2018.4.26 11:30 週刊朝日 #安倍政権 #室井佑月

   室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の
   「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。
   自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中

 作家の室井佑月氏は安倍政権が国としての考えを持っているのかと疑問を呈する。

【この記事のイラストはこちら】
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018042500006_2
(c)小田原ドラゴン

*  *  *

 米軍が英仏と一緒に、シリアを攻撃した。シリア軍が化学兵器を使ったからだという。今後の使用を抑止するためだって。

 

 でもって、この国の御大将の安倍首相は、今回の武力行使にすぐに理解を示した。米国がやることには右倣えってか

 でもさ、後になってみれば、イラクの大量破壊兵器もなかったわけじゃん。理解を示すにしても、国連安保理などの見解を待ってからにしたほうが良かったんじゃ……。

 つーかさ、ちゃんとした国としての考えを持っている? そっからして怪しいんだよ。

 森友学園問題の財務省の公文書改ざん。財務省から学園に、ゴミの撤去について口裏合わせの依頼までしたというから呆れる。

 そして、防衛省の日報隠蔽。

 それからそれから、加計学園問題、首相秘書官による「首相案件」発言の発覚(愛媛県側から出たのは備忘録という記録で、柳瀬元首相秘書官が頼っているのは記憶。もう発覚っていっていいでしょ)。

 この国を動かしている人たちに、ちゃんとした国としての考えを持とうという意識が少しでもあったのなら、こんな問題、起こってない

 権力を握った人たちが、その力を自分のために使おうとしたがため、起こった話じゃないのか? たとえばさ、忖度なんてもんも、自分の今の地位を守るため、さらなる上に行こうとするがため、良いか悪いかの判断もせずに、ただ上に従おうとするから不味(まず)いんだもん。

 ま、普通は権力者となったものは、自分のために、その力を使おうとすることにためらいがあるんだけどね最高権力者なら特にだ。

 あの方に、そんな複雑な感情を求めてもダメか

   「全容を解明し、膿(うみ)を出し切り、全ての国民の皆さんの前に明らかにし、
    そしてその上で、根本から組織を立て直していく。この責任を必ず果たします」

 とかなんとかいっていたっけ。

 もっと一般的な責任の取り方はあるのに、よくぞここまですっとぼけられるもんだ

 だって、あの方の指示があったのか、組織が勝手にあの方に忖度したのか、それで起こった問題なのだし。

 そうそう、この件に関して、希望の党の階猛衆議院議員が、4月14日付のブログで上手いこといってた。

   <膿が出た傷口は、ばんそうこうを貼っても治りません。
     早く陽の当たるところにさらさなければ、
     化膿が進み手遅れになるでしょう>

 あの方は、

 <むしろ膿が出ている傷口にばんそうこうを貼り、人目に付かなくすることに一生懸命のように見えます>だってさ。

 あたしがそれに一言付け加えるなら、あの方を庇(かば)って、ばんそうこうになっている人たち、ばんそうこうは使い捨てです。汚くなったらゴミ箱ゆきだし、いつまでもそこに張り付いていられるわけじゃありません。

※週刊朝日 2018年5月4-11日合併
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227992

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。


室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
盛り上がる「#Me Too」運動 昭恵さまだって参加したいかも
2018年4月27日

     (興味津々だったりして(C)日刊ゲンダイ)

 「こちらの方々は、少なくとも私にとって、セクハラとは縁遠い方々です。私は皆さんに、絶対セクハラは致しませんことを、宣言致します!」(長尾敬衆議院議員・自民党)

 これは20日、「#Me Too」と書かれたプラカードを掲げて抗議する野党の女性議員らについて、長尾議員が自分のTwitterにあげた言葉。

 その後、方々から叱られ謝ったみたいだけど、すげぇよな。あんたらにはセクハラしないぞ、そういっちゃったんだから、このオヤジ

 ま、そういう嫌な批判や嘲笑があることも、「#Me Too」運動をした野党の女性議員は分かってたはず。

 肉を切らせて骨を断つ、「#Me Too」運動は無駄じゃなかった。長尾議員のようなアホをあぶり出せたわけで

 そこで、あたしの提案なのですが、世にいる女性蔑視な男を一気にあぶり出すため、「#Me Too」運動の輪をさらに大きくするため、あの方に声をかけてみてはいかがでしょう

 あの方というのは、今、この国でもっとも注目されている女性の昭恵さま

 なぁに、「桜を見る会」などにもホイホイ出てくるんだから、より意味のあるこっちに出て来られないってことはないでしょう? あの方、スタイルが良いから、桜がプリントされたゴテゴテしたスーツより、シンプルな黒いスーツのほうが似合います。

 「#Me Too」運動、あの方だってぜひとも参加したいかもしれない。

 一部、報道によれば、森友問題について、あの方だって真相を知りたいといっている。なのに、森友の件で、出たがりのあの方を、絶対に前に出さないようにしているのは、なぜよ?

 夫であるあの方が、妻のあの方を信用してないからじゃん。閣議決定で勝手に私人にしちゃうし。

 そこに、「あいつはバカな女だから」って腹はないか? だとしたら、女性蔑視よ。
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●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると「どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい

2018年04月24日 00時00分03秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/「改ざん」常識 経産省が霞が関牛耳る】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804140000267.html)。
ニッカンスポーツの記事【前川喜平、裁判なら文書ある愛媛の勝ち】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201804160000715.html)。

 《元経産省出身の慶大教授・岸博幸…「情報がもれず、完全犯罪が可能という自信があれば組織防衛や自己保身のためならば公文書をいじるくらいのことはやるはず」「バレないと思えば、書き換えぐらいのことは平気でやるということですよ。はっきり言って、書き換えなら僕と石川さんがいた経済産業省でもよくあったでしょう」…どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事だったようだ》。
 《前川喜平前文科事務次官(63)が16日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」…に生出演…。…「愛媛文書は極めて強い証拠事実認定はそれに沿ってされるべき」と指摘した。…また官僚と政治家との関係について「…私だってそうだったんだけども…役人ができるのは面従腹背』》。

 バカ丸出し…こんな放言。《どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事》らしいですよ。コノ《…ようなことは安倍政権になって経産省が霞が関を牛耳り始めてからのこと》。
 これを聞いて「ミスター通産省」は何を思うでしょう? (前川喜平さん)《おかしいと思ったことはストレートにやらない》という感覚は、岸博幸らにはなかったようだ。

   『●「ミスター通産省」と「ミスター文科省」:
     「総理のご意向」に沿う形で、「行政が歪められた」

    《高度経済成長を支えた官僚らの姿を活写した城山三郎さんの小説
     『官僚たちの夏』の主人公・風越信吾は、巧みに天下り先まで
     見つけて人心を握り、「ミスター通産省」と呼ばれた男だ。
     …「ミスター文科省」…総理のご意向」に沿う形で、「行政が
     (ゆが)められた」と衝撃の告白…ぜひ、国会で真相を
     語っていただきたいが、自民党は国会への参考人招致を
     拒んでいるという。それが「まっとうな政治なのか》。

   『●『官僚たちの夏』読了
    「「ミスター通産省」こと、風越信吾佐橋滋さんがモデル)。
     …《…風越は自分からは決して主計局に出向かなかったし、
     もちろん頭を下げることもしない。「予算は国の金だ。
     主計局の連中の金じゃない。…」》」

 東京FMの【クロノス】は大好きなのですが、岸博幸氏のコメントはどうも…。
 一方。《前川喜平前文科事務次官…役人ができるのは面従腹背』》。

   『●それぞれの「面従腹背」…《官僚は…政治家は
      尊重しなければならないが、魂までは明け渡してはならない》
    「それは、《「面従腹背」という言葉を使い、職業的良心に基づいた行動
     だった。市民のためにその言葉を実行できる方は少ないのでは? 
     官僚たちのそれぞれの「面従腹背」…《官僚は国民から選挙で
     選ばれた政治家は尊重しなければならないが、
     魂までは明け渡してはならない》。なかなかできることではない」

 この「大竹まこと ゴールデンラジオ」は必聴もの。前川喜平さんの前半は、中学・高校の道徳教育の問題点についての御話。


【大竹まこと ゴールデンラジオ 2018年04月16日
  (https://www.youtube.com/watch?v=J9VrdzhCr3w)】

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804140000267.html

政界地獄耳
2018年4月14日9時45分
「改ざん」常識 経産省が霞が関牛耳る


 ★国会での答弁で国家公務員の劣化が著しいことに驚く。担当課長が決裁文書に判を押すものの中身を読んでいないといってみたり、決裁文書を書き換えることもあることが分かってきた。すると産経新聞が出版する「正論」の元経産省出身の慶大教授・岸博幸と社会保障経済研究代表・石川和男の対談企画「官僚OB対談 書き換えは霞が関の常識?」にはすさまじいことが書かれていた。

 ★岸「情報がもれず、完全犯罪が可能という自信があれば組織防衛や自己保身のためならば文書をいじるくらいのことはやるはず」「バレないと思えば、書き換えぐらいのことは平気でやるということですよ。はっきり言って、書き換えなら僕と石川さんがいた経済産業省でもよくあったでしょう」。石川「ありましたね。誰がやったとか詳しくは絶対言えないけど」。どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事だったようだ

 ★ある幹部官僚は「経産省ではそれが常識だったのだろうが他の役所はそんなことは絶対なかった。今の官邸が経産省を重用することで、霞が関の常識が経産省の常識に変わってしまったのだろう。従来、経産省は霞が関の異端児だった」と振り返る。旧内務省系幹部官僚は「僕らは入省してまず、公文書の重大さ、なぜ『こより』でとじるのか、なぜボールペンで書いてはいけないのかをきっちり教え込まれる。いずれも公文書の改ざんをさせないための霞が関の知恵が詰まったルールだ。自分が担当した案件が決裁されて幹部のハンコや大臣の花押をもらって感激したことを思い出す。雑誌の記事のようなことは安倍政権になって経産省が霞が関を牛耳り始めてからのこと。財務省は完全に経産省にやられたな」。自民党ベテラン秘書が言う。「通常の陳情や有権者からの相談事を役所に伝えると、どの省も一様に口が重く、相談事のメモも取りたがらない」という。霞が関全体が揺れている。(K)※敬称略
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https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201804160000715.html

前川喜平、裁判なら文書ある愛媛の勝ち
[2018年4月16日20時56分]

     (文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」に
            生出演した前川喜平氏(C)文化放送)

 前川喜平前文科事務次官(63)が16日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜午後1時)に生出演し、学校法人「加計学園」獣医学部新設計画をめぐり、学部が設置された愛媛県の職員が作った文書に、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が「本件は首相案件」と述べたとする記述が書かれた「愛媛文書」が表面化したことについて「愛媛文書は極めて強い証拠。事実認定はそれに沿ってされるべき」と指摘した。

 その上で、柳瀬氏が「記憶の限り会っていません」と否定したことを踏まえ「動かぬ証拠を持っている人たちと、何も持っていない人の間の争いであって、これは、もう決定的なんですよ。もし総理が事実じゃないと言うなら、それを示すもっと強力な証拠を持ってこなければならないんだけど、そんなのないじゃないですか?」と安倍晋三首相はじめ政権側をチクリと批判した。

 そして「裁判なら、一方がかなり明確に、誰が作って、何に使ったか分かっている文書があって、関係者が全部本物だと言っていて、書いていることが全部、本当にあったと言っている文書…動かぬ証拠がある。一方が何も覚えていませんと言っていたら動かぬ証拠を持っている方が圧倒的に勝ちますから。裁判なら愛媛県の勝ちになるんですよ」と強調した。

 また前川氏は、17年7月の参考人招致の際に、柳瀬氏の隣に座っていた時も今回と同様の発言を聞いたと明かした。「正確に日本語を解釈すると、柳瀬さんは会ったとも会ってないとも言ってないんですよね。去年の7月の参考人招致の時に私も隣に座ってましたけど、彼が言っていたのは『記憶にございませんので、会ったとも会ってないとも言えません』と言ってましたから。だからその『記憶の限りでは会っていません』って言い方は、実は『会ったとも会ってないとも言えない』と言うのと同じ意味だと思うんですけど」と指摘した。そして「記憶がないというのが本当かウソかっていう問題はあると思いますね。私は記憶、あるんじゃないかな、と思いますけど」と語った。

 また官僚と政治家との関係について「官僚は確かに組織の中にいる限り、なかなか表だって『私はこの政策に反対です』とは言えないんですよ。私だってそうだったんだけども…役人ができるのは『面従腹背』。表向きは組織の中で強い権力に従うんだけど、腹の中では『違う』と考えていると。折あらば違う方向に進もうと機を狙っている。私なんかもよくやってたけど、右へ行けって言われて右に行くんだけど、それが言われなくなったら今度左に方向転換するとかね。かなりそういうことをしながら仕事をしていたんですよね」と内情を説明。その上で「おかしいと思ったことはストレートにやらない。そういう知恵ってのは、役人は長年培ってきてるわけで、政治家の言われるがまま危ないという感覚はあるんですね」とも語った。
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●「だが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた相当情けない国家」(阿部岳さん)だなんて、哀し過ぎる

2018年04月22日 00時00分33秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



沖縄タイムスの阿部岳さんによるコラム【[大弦小弦]首に縄をかけられ、フセイン元大統領の像が引き倒される…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/234440)。
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/世界から「粉飾民主主義国家」】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804090000221.html)。

 《重要書類をまともに扱えず、探せという指示すらきちんと伝わらない。こんな政府が、大量の兵器を抱えていることが恐ろしい》。
 《★無論、現在も含めて改ざんや隠蔽、粉飾データを使い続けている国はあるだろう。しかし民主主義の充実とともに、そういった方法で先進国に近づこうという考えは消えていくだが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた相当情けない国家なのではないか》。

 《そして世界からの我が国に対しての評価やレッテルは粉飾民主主義国家ということになろう》…恥ずかし過ぎる。《だが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた相当情けない国家なのではないか》…あぁ、情けない。

   『●自衛隊PKO日報問題…「森友捜査ツブシ」選挙の
        ドサクサに紛れて人治主義国家ニッポンの人事考査が再び
    《タイミングを考えれば、陸自内日報データをめぐる対応について
     安倍首相と相談していたと見るのが自然だろう。
       いや、それ以前から、黒江事務次官は安倍首相に指示が求めていた
     可能性も否めない。そもそも、日報問題でもっとも重要なのは、
     南スーダンへの安保法に基づく駆けつけ警護の任務を付与した
     PKO派遣に際して、日報に「戦闘」状態にあることを裏付ける
     “不都合”な記述があったために、組織的に隠蔽が行われた
     のではないかということだ》

   『●「粉飾された「美しい国」」…
     「「夫人、ひいては首相の顔をつぶすわけにはいかない」という恐怖政治」

    「「粉飾された美しい国」…「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」を
     引き金に公文書「書き換え」という名の「捏造」=犯罪がまかり通る、
     「「夫人、ひいては首相の顔をつぶすわけにはいかない」という恐怖政治」な
     ニッポン、恥ずかしき「非文明的な国」」

 《“不都合”な記述…組織的に隠蔽》…。小泉純一郎氏やアベ様らが唱えた「非戦闘地域」の惨状は、南スーダンやイラクの日報を隠蔽・改竄・破棄してまで、隠したかったことだ。PKOなどと呼べる状況ではなく、そこに居るべきではなかった自衛隊のすぐ側に、「戦闘」が在ったことを示していたはずだ。事実、PTSDによる、多数の自衛隊員の自殺者が出たと言う。イラクや南スーダンPKOの「実態」を、アベ様や稲田朋美元防衛相が公開できる訳がない。「戦闘」が明らかになっていれば、戦争法や「新安保法に基づく「駆け付け警護」の新任務」の自衛隊への付与など、議論の根底から吹き飛んでいたはずだ。遅くはない、直ぐに出来ることはあるはず。

   『●高畑勲監督…「『火垂るの墓』…どれだけの人が戦争の悲惨さを知り
                  …反戦映画の枠を超える名作になった」

   『●高畑勲監督「「人を殺したくない」という気持ちこそ」…
          日本の「侵略戦争」と「加害責任」を問うテーマは…

 モリカケ問題をはじめとして、「数多」の首相案件・アベ様御夫妻案件での様々な犯罪。データの改竄や文書の改竄・隠蔽・破棄。斎藤貴男さんは、《明白な事実や数字を権力者が都合のいいように変え、信じ込ませようとする》社会に…と。人治主義国家、「非文明的な国」、「粉飾民主主義国家

   『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を
         権力者が都合のいいように変え、信じ込ませようと》…
    「【論壇時評「思考を奪う言葉の操作」中島岳志】…《言葉が書き換えられ、
     消去されるという事態》…ニッポンは民主主義国家なのか?」
    「ジョージ・オーウェルの小説『1984年』の《ディストピア(反ユートピア)》
     …そして、「ビッグ・ブラザー」。ニッポンではとっくに、斎藤貴男さんの言う
     《明白な事実や数字を権力者が都合のいいように変え、
     信じ込ませようとする》社会に」

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/234440

[大弦小弦]首に縄をかけられ、フセイン元大統領の像が引き倒される…
2018年4月9日 07:44 阿部岳

 首に縄をかけられ、フセイン元大統領の像が引き倒される。イラク戦争を象徴する場面。名護市の稲葉博さん(67)は15年前の9日、バグダッドの広場にいた

▼突然、隊列を組んだ市民約20人が現れた。米軍の侵攻を歓迎し、一緒に像を倒す。「あんなのやらせですよ」。実際、駐留米軍は歓迎どころか攻撃の対象になり泥沼にはまった

▼稲葉さんは戦争を阻止する「人間の盾」になろうと現地入りした。ミサイルが頭上を飛び、米兵に銃を向けられ、トラックに山積みの遺体を見た

▼2014年、たまたま訪れた沖縄が米軍のイラクへの出撃拠点だったことを知る。「日本も沖縄も加害者だった」。ちょうど辺野古新基地の建設が始まり、「また同じことが起きる」と、反対運動に加わった。そのさなかに罪に問われ、一審有罪判決を受け控訴している。身をもって戦争を体験した稲葉さんの総括は続く

▼一方、開戦を全面支持し、後に自衛隊を派遣した日本政府。イラクに大量破壊兵器なかった米英の指導者が誤りを認めた後も押し黙ったまま

▼政治家が都合の悪い事実に目をつぶる。自衛隊は意向をくむかのように現地部隊の日報を隠蔽(いんぺい)していた。重要書類をまともに扱えず、探せという指示すらきちんと伝わらない。こんな政府が、大量の兵器を抱えていることが恐ろしい。(阿部岳
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804090000221.html

政界地獄耳
2018年4月9日9時27分
世界から「粉飾民主主義国家」

 ★森友学園の疑惑は、公文書改ざんの全容がおぼろげながら見えてきそうだが、実態は財務省理財局と国交省航空局を軸とした両省の疑惑と言えそうだ。防衛省の日誌隠蔽(いんぺい)シビリアンコントロールの視点から見ても現場を掌握できていない大臣と幹部たちの責任は重い。いずれも国民には見せられない資料やデータは隠すか破棄するか、いや破棄したことにして隠し通すが日常的にまかり通っているという実態があぶり出された。

 ★厚労省のデータ改ざんにしても国民や国会議員をだましてでも省益や国益につながるものがあるという発想が中央官庁に根強いということだろう。そうだとすれば首相・安倍晋三が繰り出す好景気を象徴するアベノミクス成功、または効果があることがうかがえる数値やデータの数々もこれ本物ですかと疑ってみることが必要になる。OECDや国連加盟国でのさまざまな“国家の作成したデータに基づく”我が国の序列にさえ変化が出てくるのではなかろうか。そして世界からの我が国に対しての評価やレッテルは粉飾民主主義国家ということになろう。

 ★無論、現在も含めて改ざんや隠蔽、粉飾データを使い続けている国はあるだろう。しかし民主主義の充実とともに、そういった方法で先進国に近づこうという考えは消えていくだが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた相当情けない国家なのではないか。実行犯である官僚、それをつかさどるべき政治家。いずれの劣化も相当ひどい。またそれを問題ないとかこの程度のこととうそぶく政治家や国民も相当まひがひどいといえる。防衛省は第1次安倍政権時代の07年に防衛庁から昇格した。やはりまだ早すぎたのかもしれない。今回の日報隠蔽は相当の人事的処分の覚悟が必要だが、内閣府防衛庁への組織降格も本気で考える必要もあるかもしれない。(K)※敬称略
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