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●「関西生コン事件」《民主主義の危機…労働組合活動に対する恣意的な法執行や長期間の身体拘束》…ナチスが「労働組合員たちを攻撃したとき…」

2024年06月30日 00時00分01秒 | Weblog

【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280


// (2024年06月08日[土])
このでっち上げ労働組合弾圧事件をいつも持ち出すお維。嘘でもデマでもたれ流し、選挙にさえ勝てばいいというお維。この問題「関西生コン事件」に(おそらく氏の勘違いで?)絡んでいる足立康史氏(松井一郎第二代大阪「ト」知事との不仲の一因か?)が、お維の無法 (不法?) 行為を指摘したにもかかわらず、逆に、半年間の党員資格停止処分だそうだ…複雑な気分で、どう受け止めていいのやら。まぁ、それほどお維はデタラメということでもある。まさに《反社》。
 《「公権力が、労組を暴力団と同じ論理に当てはめてやってくる」》。「労組は反社?」…いやいや、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党やお維こそが《反社》でしょ!? 見誤ってはいけない! この事件の本質的教訓はニーメラー牧師の『ナチスが最初共産主義者を攻撃した時』…:

   「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
     私は労働組合員ではなかったから
     そして、彼らが私を攻撃したとき、
     私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

 《関西生コン事件とは何だったのか》? 漸く《労働組合としての正当な行為犯罪とされていたこと明らかとなる無罪判決が出るようになりました》。ここまででっち上げをし、憲法や労働組合法を無視する警察や検察、外野連中。《関西生コン事件とは何だったのか》? 《「共謀罪適用のリハーサルだ」》。
 山田祐一郎記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/331001)によると、《2018年以降、「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)」の組合員81人が逮捕され、威力業務妨害や恐喝未遂などの罪で66人が起訴された。だが公判段階になり、一部無罪を含め11人の無罪が確定している。労働組合活動に対する恣意(しい)的な法執行や長期間の身体拘束に、関係者や専門家から改めて批判の声が上がっている。(山田祐一郎)》。

   『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
                …ニーメラーの警告を無視してはいけない》
    《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が
     行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が
     出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為である
     ストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為
     行われている…集会参加者の一人、ジャーナリストの竹信三恵子さん
     …はドイツの牧師マルティン・ニーメラーの詩を引用した…
     「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった/
     私は労働組合員ではなかったから/そして、彼らが私を攻撃したとき、
     私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」》

   『●ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…
        高江や辺野古が破壊された時、「関生」が狙われた時…
    《▼日本も労組が標的になる段階まできた。生コン車の運転手らで
     つくる連帯ユニオン関西地区生コン支部、通称「関生(かんなま)」。
     組合員らの逮捕は延べ85人、委員長と副委員長の勾留は
     28日で1年になる》

   『●木下昌明さん《ケン・ローチの『家族を想うとき』はすごい。
     しかし、働くものにとってはやりきれなさが残るかもしれない》
   『●風見鶏氏・中曽根康弘元首相《左派労働運動(総評)を
     つぶし、社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに…》
   『●《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、「破防法
        を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》
   『●《連合が労働者にとって何の役にも立たない為政者の腰巾着…労働
     運動が鳴りを潜め、新自由主義政策のもとで資本のやりたい放題が横行》
   『●トンデモなお維とカルトな統一協会、なんという相性の良さでしょう…
     「統一協会の反社会的行動を批判」が「宗教弾圧」だと叫ぶ「ト」なお維
   『●《〈関連団体とは存じ上げませんでした〉…「統一教会の何が問題
      なのか正確に承知していません」…しらじらしいにも程がある》お維
   『●《関西生コン事件とは何だったのか》? 漸く《労働組合としての正当
     な行為が犯罪とされていたことが明らかとなる無罪判決が出るように》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/331001

こちら特報部
保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機
2024年6月2日 12時00分

 2018年以降、「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)」の組合員81人が逮捕され、威力業務妨害や恐喝未遂などの罪で66人が起訴された。だが公判段階になり、一部無罪を含め11人の無罪が確定している。労働組合活動に対する恣意(しい)的な法執行や長期間の身体拘束に、関係者や専門家から改めて批判の声が上がっている。(山田祐一郎


◆無罪が確定しても妻や子は…

 「無罪が確定しても家族が帰ってくるわけではない」。関生支部の武谷新吾副執行委員長(60)が「こちら特報部」の取材につぶやいた。書記次長だった2019年7月、和歌山県警に、他の組合員2人とともに強要未遂と威力業務妨害容疑で逮捕された。生コン事業者の協同組合の事務所で理事長に対し、どなりつけたり謝罪するよう要求したりしたとして起訴され、22年3月の和歌山地裁判決は懲役1年4月、執行猶予3年の有罪。だが昨年3月、大阪高裁は全員を逆転無罪とし、確定した。

 高裁判決は、協同組合側が関生支部の組合員に元暴力団員を使って圧力をかけたことが発端とし、「暴力行為を伴わず、労働組合が団結権を守るための正当な行為だった」と認めた。

 関生支部は、ミキサー車運転手らが個人で加盟できる産業別労働組合。団体交渉で勝ち取った労働条件を業界全体に適用する。一審判決は、組合員が事業者の協同組合と雇用関係がないことを理由に労組としての活動であることを認めなかったが、控訴審判決は「業界企業の経営者・使用者が労働関係上の当事者に当たる」との判断を示した。

    (「無罪となっても逮捕された影響は大きい」と話す
     武谷新吾さん=東京都台東区で)

 「無罪判決後、同県内で組合活動すると、経営者側にも話を聞いてもらえるようになった」と武谷さん。ただ事件の影響で、十数人いた和歌山ブロックの組合員はゼロに。支部全体でも1300人ほどいた組合員は500人に激減した。逮捕から1カ月ほどで保釈されたが、保釈条件は組合支部事務所への立ち入りと組合員との接触を禁じるなど組合活動を不可能にするもの。「結局は軟禁状態だった」と振り返る。

 無罪判決を受けても生活は大きく変わったままだ。妻と2人の子どもとは別居状態。逮捕前、自宅付近に「利権暴力集団」などと書かれたビラをまかれた。「逮捕された時点で、悪いことをしたと決めつけられてしまう」と憤る。


◆賃上げ求めたゼネストが発端に

 一連の事件は、2017年末に賃上げを求めて関生支部が行ったゼネストが発端。大阪、京都、和歌山、滋賀の4府県警が同支部の組合員を次々と逮捕した。事件化された組合活動は13件。ストをはじめ、工事現場で業者の法令違反を指摘する「コンプライアンス活動」や正社員化を求めたことなどが犯罪行為とされた。

 無罪判決は武谷さんらの事件以外でも。生コンの調達先を関生支部と提携関係にある協同組合加入社に変更させようと、建設会社の周辺で工事の不備を指摘し、業務を妨害したとされる事件では今年2月、大津地裁が7人を無罪とし、確定した。コンプライアンス活動の違法性を認めて2人を有罪としたが、ビラまきにかかわった7人は「他地域から動員され、詳細な目的を把握しておらず共謀は認められない」と無罪とした。当時の執行委員長も一部恐喝が無罪となった。

 一連の事件に対し、弁護士有志は18年12月の声明で「共謀罪適用のリハーサルだ」と批判。労組活動に対し、前年に成立した改正組織犯罪処罰法テロ等準備罪共謀罪)が適用される恐れを指摘した。翌年には、労働法学者有志78人が声明を発表。「警察や検察は、組合活動を軽微な違反に因縁をつける反社会的集団による妨害行為と捉えている」と抗議した。


◆正当なはずの黙秘で勾留は644日間にも及んだ

 事件では、当時の関生支部の執行委員長、副執行委員長のツートップに対し、「主導的立場」として再逮捕、追起訴が繰り返された。当時、副執行委員長だった湯川裕司・現執行委員長(51)は8回起訴され、勾留は644日に及んだ

     (武谷さんらが無罪となった大阪高裁判決後の報告集会
      =2023年3月(全日本建設運輸連帯労働組合提供))

 「黙秘や否認をすると、裁判所は罪証隠滅や逃亡の恐れがあるとみなす正当な防衛手段としての黙秘なのに、簡単に勾留を認めてしまう。労働事件でここまで逮捕する必要性があるのか」。昨年3月、大津地裁で恐喝未遂や威力業務妨害などの罪で懲役4年の有罪判決を言い渡され、控訴している。

 逮捕された組合員に、捜査機関が労組脱退を勧奨する言動もあったという。「『もうやめはったらどうですかと、そういう話ばかり」と湯川さん。「公権力が、労組を暴力団と同じ論理に当てはめてやってくる

 湯川さんや武谷さんらは20年、国などを相手取り、一連の捜査が憲法28条や労働組合法が保障する団結権を侵害し、恣意的な拘禁に当たるなどとして国家賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。7月11日に予定されている口頭弁論では、刑事事件で無罪判決が相次いでいる現状について意見陳述で訴える方針だ。


◆これは本当に現代日本の出来事なのか

 5月には、昨年夏に日本で調査を行った国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会が報告書を公表。関西生コン事件について日常の組合活動に参加したことで法的措置に直面したとし、労働組合が正当な方法で活動できることの重要性を強調した。

 事件についての著書「賃金破壊 労働運動を『犯罪』にする国」があるジャーナリストの竹信三恵子さんは「事件を知ったとき、本当に日本での話なのかと驚愕(きょうがく)した」と語る。「暴行」「傷害」といった容疑はなく、「恐喝」や「強要」またその未遂など「取り締まる側の解釈に左右され得る容疑ばかりだ」。

 特に違和感を覚えたのは、労働者の就労証明書を会社に求めたことが強要未遂罪とみなされたことという。「子どもを保育園に通わせるために必須の書類を求めたことが犯罪とされたのは衝撃だ」。この事件では大阪高裁で組合員に無罪判決が出たが昨年、最高裁が二審判決を破棄、審理を差し戻した。


企業別労組が中心となっている日本は世界でも珍しい

 2021年に国内で裁判が確定した21万3000人余のうち、無罪は94人で0.04%。だが関西生コン事件は、起訴された組合員の6人に1人が無罪となっている。

 「異例の事態と考えてもおかしくないが、ほとんどのメディアが沈黙している狙いは労働組合つぶしに向けたイメージ悪化であり、こういう団体にいると逮捕されるという脅しにも思える」。背景を「非正規が増え、正社員は成果主義が進む。労働者が分断されて労組全体の存在感が失われている」と説明する。

     (大手百貨店では61年ぶりとなったそごう・西武のスト。
      競合他社の労組も連携した=2023年8月31日、
      東京都豊島区の西武池袋本店前で)

 大東文化大の古川陽二名誉教授(労働法)は「欧州では労働者全体の利益を考える産業別労組が多く、企業別労組が中心となっている日本は世界でも珍しい。裁判所が、企業別労組を前提にした法理論に立って判断し、関生支部のストを労働基本権保障の範囲外とするのは、産業別労組の存在意義に対する無知、無理解がある」と指摘する。

 「国家権力が刑事事件として、ここまで関生支部の活動に介入するのは異常だ」と危機感を募らせ、こう危ぶむ。「この何十年間、日本では、ほとんどストがないことが当たり前となっている労組の活動が停滞すれば、労働者全体の不利益になるだけでなく、民主主義の危機でもあるということが認識されていない


◆デスクメモ

 大手百貨店で61年ぶりに実施された昨夏のそごう・西武労組のスト。従業員の切実な表情に、労働者の権利への理解が広がった企業別労組に分断されている日本で、他の百貨店の13労組も共闘生活苦が広がっているからこそ注目されたことを警察、検察、裁判所も分かってほしい。(本)


【関連記事】61年ぶりストライキの社会的意味は…企業主導社会に一石 働く者の権利主張に市民のエール
【関連記事】ワンクリックで解雇なんて…Google日本法人で初の労組が結成 巨大IT企業で続々起きる新たな波
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●《関西生コン事件とは何だったのか》? 漸く《労働組合としての正当な行為が犯罪とされていたことが明らかとなる無罪判決が出るように》

2023年05月14日 00時00分21秒 | Weblog

【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280


(2023年04月27日[木])
このでっち上げ労働組合弾圧事件をいつも持ち出すお維。嘘でもデマでもたれ流し、選挙にさえ勝てばいいというお維。

   『●《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、「破防法
        を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》

 《関西生コン事件とは何だったのか》? 漸く《労働組合としての正当な行為犯罪とされていたこと明らかとなる無罪判決が出るようになりました》。
 デモクラシータイムスの映像記事【関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】20230404】(https://www.youtube.com/watch?v=-NwbDUXYFc8)によると、《デモクラシータイムス》《「関西生コン」、ご存じですか? ヤクザまがいの暴力労組がゆすりたかりをし、大量に逮捕された反社集団事件、そう思い込まされていませんか。今でも野党政治家を批判するときに関西生コンと友好的、というデマを知ったかぶりで書き込む人たちもいます。でも、それは、巧妙に仕掛けられた関西での生コン業界の組合つぶし宣伝でした。多くの人のイメージを作った大量のSNS投稿やYouTube動画は、後に月に70万円で雇われていたレイシスト集団によるものであることをその代表者が公表しています。そういう背景や産業別労働組合の活動がようやく理解されるようになったのか、労働組合としての正当な行為犯罪とされていたこと明らかとなる無罪判決が出るようになりました。関西生コン事件とは何だったのか、じっくり話します。出演は、全日本建設運輸連帯労働組合(全日建)書記長の小谷野毅さん、中央執行委員で現役のミキサー運転手でもある松尾聖子さん、そして、労働ジャーナリストの竹信三恵子さんです。…2023年4月4日 収録》。


【関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】20230404】
 (https://www.youtube.com/watch?v=-NwbDUXYFc8

 日本の企業内労働組合というのはかなり世界的には特異的。世界は、産業別労働組合が主流らしい。同一業種で同一労働であれば、同じ労働環境で同じ賃金であるべきで、非正規であろうと、どのような国籍や性別に関係なく同じ賃金であるべき。それができるのが産業別労働組合かも知れない。
 ここまででっち上げをし、憲法や労働組合法を無視する警察や検察、外野連中。《関西生コン事件とは何だったのか》?

   『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
             …ニーメラーの警告を無視してはいけない》
    《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が
     行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が
     出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為である
     ストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為
     行われている…集会参加者の一人、ジャーナリストの竹信三恵子さん
     …はドイツの牧師マルティン・ニーメラーの詩を引用した…
     「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった/
     私は労働組合員ではなかったから/そして、彼らが私を攻撃したとき、
     私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」》

   『●ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…
        高江や辺野古が破壊された時、「関生」が狙われた時…
    《▼日本も労組が標的になる段階まできた。生コン車の運転手らで
     つくる連帯ユニオン関西地区生コン支部、通称「関生(かんなま)」。
     組合員らの逮捕は延べ85人、委員長と副委員長の勾留は
     28日で1年になる》

   『●木下昌明さん《ケン・ローチの『家族を想うとき』はすごい。
     しかし、働くものにとってはやりきれなさが残るかもしれない》
   『●風見鶏氏・中曽根康弘元首相《左派労働運動(総評)を
     つぶし、社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに…》
   『●《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、「破防法
        を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》
   『●《連合が労働者にとって何の役にも立たない為政者の腰巾着…労働
     運動が鳴りを潜め、新自由主義政策のもとで資本のやりたい放題が横行》
   『●トンデモなお維とカルトな統一協会、なんという相性の良さでしょう…
     「統一協会の反社会的行動を批判」が「宗教弾圧」だと叫ぶ「ト」なお維
   『●《〈関連団体とは存じ上げませんでした〉…「統一教会の何が問題
      なのか正確に承知していません」…しらじらしいにも程がある》お維

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●《連合が労働者にとって何の役にも立たない為政者の腰巾着…労働運動が鳴りを潜め、新自由主義政策のもとで資本のやりたい放題が横行》

2022年05月25日 00時00分42秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]


(20220507[])
長周新聞のコラム【自民党の腰にしっかり着いとれ!/コラム 狙撃兵】(https://www.chosyu-journal.jp/column/23383)。

 《連合が労働者にとって何の役にも立たない為政者の腰巾着だからといって、いまさらそれに怒る気もしないし、腰巾着なのだから、自民党の腰にしっかり着いとれ! くらいにしか思わない。大切なのは、労働運動が鳴りを潜め、新自由主義政策のもとで資本のやりたい放題が横行しているなかにおいて、真にみなの思いを代弁する対抗勢力をつくり出すことだろう。いかさま野党やいかさま労働組合が桎梏になっているのなら、そんなものは勝手に消滅すればよいのだ》。

   『●《与党共闘にまっしぐら…自民党から見れば国民が連立入りするメリット
      はほとんどない。自民党は連合を野党支援からはがせればそれでいい》

 自公お維コミを支持し、彼/彼女らに投票することが何を意味しているのか? 違憲に壊憲し、自身の子や孫をそんなに戦場に送りたいものかね? 戦争できる国にして、人殺しに行きたい、人殺しに行かせたいものかね。
 自公お維コミに対抗するためには、どうすべきかは自明。《自民党との蜜月》《自民党から欲され必要とされていると勘違いしている》《与党共闘にまっしぐら》《自民党支持はミエミエ》なコミや連合など、立憲民主党ははさっさと見切りをつけるべきだし、他にやるべきことがあるでしょ。先の衆院選以降、一体何をやったのか? 一方、《与党共闘にまっしぐら》なコミ、哀れな、《これが提案型野党の末路だ》。ガソリン税の減税は一体どうなりましたか? 立憲民主党もその轍を踏むつもりか。

 そして、連合の芳野友子会長。《連合傘下の組合》や組合員は、一体何をしているのか? 芳野友子連合会長の暴走をなぜ止めないのか? あなた達は、自公お維に投票するつもりか? 自分で自分の首を絞める愚かな組合。
 ニーメラー牧師の警句:

     ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、
     共産主義者でなかったから何もしなかった。

     ナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、
     社会主義者ではなかったから何もしなかった。

     学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。
     私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。

     ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した
     ― しかし、それは遅すぎた。

   『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
             …ニーメラーの警告を無視してはいけない》
    《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が
     行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が
     出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為である
     ストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為
     行われている…集会参加者の一人、ジャーナリストの竹信三恵子さん
     …はドイツの牧師マルティン・ニーメラーの詩を引用した…
     「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった/
     私は労働組合員ではなかったから/そして、彼らが私を攻撃したとき、
     私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」》

   『●ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…
        高江や辺野古が破壊された時、「関生」が狙われた時…

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https://www.chosyu-journal.jp/column/23383

自民党の腰にしっかり着いとれ!
コラム 狙撃兵 2022年4月23日

 連合のトップが恥ずかし気もなく自民党にベタベタとすり寄り、いわゆる野党支持者のなかから批判の声が上がっているものの、かといって素直に共感する気にもなれず、もともとが為政者の側に与しており、この数十年来の労働法制改悪においても何ら闘っていたわけでもなし企業側に寄生した御用組合の寄せ集め集団・ダラ幹連合じゃないか、それが本性を丸出しにしただけじゃないか…とやや冷めた視点から眺めている。

 搾取に対して貪欲な資本に対して、労働者の利益や暮らしを守るために闘っている姿など見た試しがなくせいぜい飼い慣らされつつ餌を求めて「おかわり」をしているくらいの印象しかないからである。そうやって資本の好き放題がまかり通るなかで、日本社会はますます労働者すなわち圧倒的国民の生活が窮乏化し続け、しまいには子どもたちが三食をお腹いっぱいに食えない社会にまで転落してしまった。本来なら闘わなければならない束になった労働者のための組織が腐敗堕落して瘡蓋(かさぶた)となり、組合といってもまるで形骸化した姿がそこかしこに横たわっているのが現実だ。そのトップたるキングオブ・ダラ幹が自民党の足下でスリスリしているからといってさほど驚かないし、既になれの果てまでたどり着いて、隠すことすらしなくなったのだと感じさせるのである。

 かつては労働組合のなかでも総評系や同盟系に別れ、それこそ戦後の60年安保闘争などでは労働組合が政治課題を掲げて政治闘争の前面に出て役割を果たしていた時期もあった。ストライキやゼネストを仕掛け、為政者を大いに揺さぶっていたのだ。ところがその後の所得倍増・高度成長を経てすっかり骨を抜かれ、近年では腰が上がらぬまでにその力は衰え、連合トップが政府の諮問機関に抱えられるまでになって久しい。ブタが餌を与えられてブクブクと太らされ、最終的には食べられる――そんな光景にも似ている。高度成長もいいなぁ、資本主義もまんざらではないなぁと思ったが束の間、時間軸を端折ってみると労働者としての諸々の権利は後退させられ、今日のような貧困社会がもたらされたのだろう。そのしわ寄せがご飯をまともに食べられない子どもたちの増大につながり、6人に1人の子どもたちの貧困、つまり親の貧困に収斂(れん)されているように思えてならない。みんなの困難を解決するために声を束ね、政府に対して物言う存在がなくなり、個々バラバラな状態に分断されたもとで、それは進行したのだ。

 連合が労働者にとって何の役にも立たない為政者の腰巾着だからといって、いまさらそれに怒る気もしないし、腰巾着なのだから、自民党の腰にしっかり着いとれ! くらいにしか思わない。大切なのは、労働運動が鳴りを潜め、新自由主義政策のもとで資本のやりたい放題が横行しているなかにおいて、真にみなの思いを代弁する対抗勢力をつくり出すことだろう。いかさま野党やいかさま労働組合が桎梏になっているのなら、そんなものは勝手に消滅すればよいのだ。

                          吉田充春
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●《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、「破防法を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》

2022年01月15日 00時00分36秒 | Weblog

【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280


(2021年12月29日[水])
リテラの記事【れいわ・大石あきこの真っ当維新批判に音喜多駿、足立康史ら維新議員が醜悪攻撃! 足立は負け惜しみでまた「関西生コン」叫び出すが…】(https://lite-ra.com/2021/12/post-6098.html)。

 《足立が負け惜しみで「関西生コン」攻撃! 辻元清美へのデマで懲罰動議にかけられたのに》《なんと足立議員は、大石議員の主張にまともに反論できないと見るや、またぞろ、例の「関西生コン」問題を持ち出したのだ。周知のように、「関西生コン」といえば、ネトウヨが自民党政権の不祥事をごまかし、野党を攻撃するときの常套句。…デマを流布》《にもかかわらず、今度はれいわ議員への攻撃に「関西生コン」というワードを思わせぶりに持ち出してくるとは……。》

 まず最初に問題なのは、「関西生コン」に関するデマをまたしても持ち出してきたこと。醜悪なデマまで持ち出して野党攻撃、お維議員は正気なのだろうか?
 「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった」、それでいいのですか?

   『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
            …ニーメラーの警告を無視してはいけない》
    《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が
     行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が
     出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為である
     ストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為
     行われている》
    《マルティン・ニーメラーの詩を引用した…「…彼らが労働組合員たちを
     攻撃したとき、私は声をあげなかった/私は労働組合員ではなかった
     から/そして、彼らが私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、
     誰一人残っていなかった」》

   『●ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…
        高江や辺野古が破壊された時、「関生」が狙われた時…
    《▼日本も労組が標的になる段階まできた。生コン車の運転手らで
     つくる連帯ユニオン関西地区生コン支部、通称「関生(かんなま)」。
     組合員らの逮捕は延べ85人、委員長と副委員長の勾留は
     28日で1年になる》

 《労働組合としての当然の行為であるストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為が行われている》というのに、そんなデマ=《野党を攻撃するときの常套句》をまたしても持ち出してきた訳だ。《足立が負け惜しみで「関西生コン」攻撃! 辻元清美へのデマで懲罰動議にかけられたのに》ね。正気なんだろうか?
 さらには、《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、「破防法を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》。ブログ主は破防法には大反対だが、誰にもそのようなものを適用すべきではないと思っています。でも、まともな組合にお維が《破防法を適用すべき》とまで言うのならば、《だったら、まず維新に適用すべき》に賛同する。

 《まったく下劣としか言いようがないが、しかし、こうしたスリカエと詐術、悪質なプロパガンダに満ちた手法は、足立議員だけの問題ではなく、維新の生みの親である橋下徹・元大阪市長から、松井一郎・大阪市長、そして吉村洋文・大阪府知事にも通じるものだ》…そうです、大阪「ト」知事三代がお維の諸問題の根源。

   『●大石あきこ氏のつぶやき…〝文通費〟を《吉村知事。…飲みしろに
     使ったんですか? 「ブーメラン反省」では済まない大問題ですよね》
   『●《「ブーメラン反省」では済まない大問題》を《男性アナウンサーは
      吉村知事が自己申告したことを「潔いというか」と紹介する始末》
   『●「れいわ新選組にビビるゆ党」お維の大阪「ト」知事三代…
     《「ブーメラン反省」では済まない大問題》等々を騒がないマスコミの皆さん
   『●大阪市長がお維議員30人と焼き鳥屋で《反省会》…「ルールに従え
     ないなら、組織を出るべきだと思う」by 松井一郎元大阪「ト」知事

 だらしない在阪マスコミ、関西マスコミ。そして、アベ様のNHK『日曜討論』は、図らずも強烈なインパクトを全国の視聴者に。「れいわ新選組にビビるゆ党」お維…トラウマになっているのでは? 「大石パニックおじさん」な初代「ト」知事や《「ブーメラン反省」では済まない大問題》を抱える現「ト」知事も大丈夫かな?

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https://lite-ra.com/2021/12/post-6098.html

れいわ・大石あきこの真っ当維新批判に音喜多駿、足立康史ら維新議員が醜悪攻撃! 足立は負け惜しみでまた「関西生コン」叫び出すが…
2021.12.15 03:15

     (大石あきこTwitterより)

 12日に放送されたNHK『日曜討論』における、れいわ新選組の大石あきこ衆院議員の見事な論戦が、いまなお大きな反響を呼んでいる。

 本サイトでもお伝えしたように、大石議員は先の衆院選で当選したばかりの新人議員であるにもかかわらず、大阪では人口あたりのコロナ死者数がワースト1であること保健所職員が人手不足で過労死レベルであることなど、吉村洋文・大阪府知事のコロナ失政を真っ向から指摘。さらには日本維新の会所属のネトウヨ議員である足立康史の反論にも鮮やかに切り返して、ぐうの音も出ない状態に追い込んだ。この鮮やかな“デビュー戦”に、ネット上では「痛快!」「大阪の実態を全国に伝えてくれる人が現れた」「言ってほしいことを全部言ってくれた!」と称賛の声が集まっているのだ。

 だが、この大石議員の大活躍に噛み付く連中がいた。先日、維新の政調会長に抜擢されたばかりの音喜多駿参院議員と、大石議員にコテンパンにされた足立議員だ。

 まず、音喜多議員の場合は、番組放送中からこんなツイートをおこなっていた。

〈日曜討論。議論の文脈を無視して決め打ちの批判をしたり、資料を掲示してはいけないというルールを完全に破っている人が一人だけいますが、何なんでしょうね。ご自身の株を下げるだけかと存じますが。〉

 大石議員が問題として俎上に載せた吉村知事のコロナ失政に対して反論するでもなく、「ルールを破っている人がいます!」って、お前は小学生か、とツッコみたくなる。だいたい、「ルール破りだ!」といま糾弾すべきは、府民に対して要請しているコロナ対策のルールを破って30人もの大人数で約3時間も大宴会を開いていた維新の松井一郎代表および維新議員のほうだ

 ちなみに、大石議員は番組中、新聞記事が入ったクリアファイルを手に持つ場面があったが(その記事は大阪府関係職員労働組合が保健所の保健師や職員とともに時間外労働実態を訴え、適切な措置を求めて大阪労働局に要請をおこなったことを伝えるものだった)、手元の自分の資料をかざしただけで、大きなフリップをカメラに突き出したわけでもなんでもない。

 一方、昨日14日の予算委員会では、質疑に立った足立議員がデカデカとパネルを掲げ、NHKでも生放送されていたのだが、そのパネルはなんと維新の党役員や新体制を説明するというシロモノ。足立議員は予算委員会の質疑の冒頭からそれを使って維新の宣伝をおっぱじめたのだ。こんなものの提示を許した予算委理事懇談会もどうかしているが、NHKの中継が入る予算委員会の場を使って政党の宣伝をするとは、こっちのほうがよほど問題だろう。


■音喜多は小学生みたいな反論しかできず、SNSで批判された途端、被害者ヅラで逃亡

 にもかかわらず、クリアファイルを手に持っただけの大石議員には鬼の首を取ったように「ルール破りだ!」と喚いた音喜多議員。ようするに、音喜多議員は「ルール破りだ!」と主張することで吉村知事の失策から論点をずらし、大石議員の資質に話をすり替えようとしたのだ。

 この投稿にはもちろん「維新は揚げ足取りの批判ばかり」「ルールを破って、30人の飲み会されて、部下は処分されている親びんさんの株はいかほどでしょうか?」「足立議員が大石議員にことごとく論破されたから悪あがきか?」など、当然のツッコミが殺到

 さらに音喜多議員は、13日にはこんなことを言い出した。

〈本件については最後にしますが、手持ち資料の掲示NGについてはNHKに確認済み。「デマ」「捏造」との指摘は当たりません。そして特定党派の人たちによる一斉拡散が始まると、「見た目がキモイ」「背が低い、チビ」とかのコメントが殺到するのは何なんでしょうね。今日もツイッタランドは修羅の国。〉

 つまり、音喜多議員は容姿についての誹謗中傷が殺到したと言い出し、「本件については最後にする」と終幕宣言したのである。

 無論、容姿を誹謗中傷することは許される行為ではないが、気になったのでTwitter上で検索をしてみたところ、音喜多議員が「ルール破りだ」と大石議員を指摘して以降、音喜多議員の容姿にかんして「キモい」「チビ」と投稿していた人はそれぞれ1件ずつ確認できた。だが、そのほかの「キモい」や「気持ち悪い」といった表現を使った投稿は、音喜多議員のツイートに対して「ストーカーぽくって気持ち悪い」「キモい。これで参議院議員なのか」といったように音喜多議員の言動を評したもので、容姿を揶揄する文脈ではなかった。

 もちろん、見落としがあるかもしれないし、ダイレクトメッセージで中傷が寄せられた可能性もあるが、いずれにしても、吉村知事のコロナ失政という本題とはまったく関係のない重箱の隅をつつくような揚げ足取りをしておいて、最後に被害者だと主張して逃亡するとは、いかにも維新らしい逃げ方としか言いようがない。


■足立は「衆院予算委で本質的反論をしたい」と予告するも一切できず、ツイート削除

 しかし、この音喜多議員よりも醜かったのが、『日曜討論』で大石議員に直接、コテンパンにされてしまった足立議員だ。

 足立議員は番組が放送された12日夜、〈大石さんの大阪批判。日曜討論本来の本質的論点に割く時間を守るためにスルーしましたが、批判をそのままにしたと言われれば、そうかもしれません。大阪の支持者の皆さまにお詫び申し上げます〉とツイート。その後、こう告知したのだ。

〈明後日14日(火)衆院予算委(NHKテレビ入り)で、本質的反論をしたいと存じます。地上波での批判には地上波で反論しないといけませんからね。簡潔に、本質的論点だけ、やります。〉

 テレビ番組での反論を、まさかの国会の予算委員会でやる、だと……!? 言わずもがな、国会は私怨を晴らす場ではないそれこそ税金の無駄遣いではないか。一体、足立議員は貴重な予算委員会の時間を使って、どんな「本質的反論」をする気なのか。そう思って、昨日14日の予算委員会を見守っていたら、足立議員の口から「本質的反論」が飛び出すことは一切なく、質疑は終了したのだった。

 いや、それどころか、足立議員は質疑のなかで「コロナ対策の検証はおこなわれているのか」とコロナ対策担当の山際大志郎大臣に質問。山際大臣が検証はおこなっていると答弁すると、足立議員は「私たちも大阪で責任を持つ、吉村知事を筆頭にですね、大阪では責任政党でありますので、いま山際大臣が『ずっとやってるんだ』とおっしゃった気持ち、まったくよく理解できます」と口にした

 コロナで医療崩壊に陥らせ、飲食店への時短協力金の支払いも全国でもっとも遅かったというのに、なにが「責任政党」だ、という話だが、さらに足立議員はこんなことを言い出したのだ。

「ただ、国民に対して、この感染症対策は国が一義的な責任を持つものでありますから、一体この2年間どうだったのか。あれだけの負担を国民のみなさんにお願いして、知事にも奮闘いただいて、そしてそれらの結果はどうだったのかということをですね、私はちゃんと説明していかなあかんと思うんですね。説明責任ですよ、まさに」

 なんと、足立議員はTwitterで息巻いていた大石議員への「本質的反論」もやらなかったばかりか、「コロナ対策は国の責任」「知事は奮闘した」と主張したのだ。

 もちろん、コロナ対策の一義的責任は政権にあるが、だからといって吉村知事のコロナ失策は国の責任とは別にしっかり検証がなされるべきだ。ところが足立議員は、「知事は奮闘した」などと暗に吉村知事を庇った挙げ句、「コロナ対策の責任は国が負うもの」だとし、説明責任は国にあると責任転嫁してみせたのだ。繰り返すが、吉村知事のコロナ失策を指摘した大石議員への「本質的反論」をやると言っていた人間が、である。

 しかも確認してみると、「衆院予算委で本質的反論をしたい」と投稿していた件のツイートを、いつの間にか足立議員は削除していた。そして、結局は「本質的反論」どころか、責任を国に押し付けて、議論から逃げてしまったのである。


■足立が負け惜しみで「関西生コン」攻撃! 辻元清美へのデマで懲罰動議にかけられたのに

 音喜多議員といい足立議員といい、自分から威勢よくけしかけておいて、この逃げ足の速さには呆れるが、しかし、足立議員はこのほかにも、大石議員に対してけっして看過できない卑劣な攻撃もおこなっている。それは、やはり番組放送後の12日夜に投稿された、こんなツイートだ。

〈大石さんが怒ってる理由はただ一つ。連帯ユニオン関西生コン支部ファミリーだから。〉

 なんと足立議員は、大石議員の主張にまともに反論できないと見るや、またぞろ、例の「関西生コン」問題を持ち出したのだ。

 周知のように、「関西生コン」といえば、ネトウヨが自民党政権の不祥事をごまかし、野党を攻撃するときの常套句。森友問題の際にも、工事の不正を告発した証言者をめぐり、御用メディアやネトウヨが「立憲民主党の辻元清美議員(当時)が付き合いのある関西生コンの人間を森友学園の小学校建設現場に作業員として送り込ませ嘘の証言をさせた」というデマを流布。足立議員も、このデマを国会で取り上げ、「(辻元氏の)生コン疑惑にかかわる疑惑を追求していく」と発言していた。

 ところが、そのあと、“辻元のスパイ”とされた証言者が『荻上チキ・Session-22』(TBSラジオ)で「辻元さんの工作員というか、そういったかたちで現場の作業に入ったこともございませんし、辻元さんとの面識もございませんと完全否定したことで、事実無根であることが明らかになり、デマを国会でわめき立てた足立議員のほうが懲罰動議にかけられている

 にもかかわらず、今度はれいわ議員への攻撃に「関西生コン」というワードを思わせぶりに持ち出してくるとは……。

 そもそも、ネトウヨたちは「関西生コン」のことを何かの陰謀組織か反社組織のように語っているが、「関西生コン」は正式名称の「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部」からもわかるように、生コン業界の末端労働者などを支援する労働組合の支部。大石議員が関西生コンの上部組織の連帯ユニオンの集会に参加していたのは事実だが、弱者の味方であるれいわの議員が正社員ではない非正規やパート、日雇いでも参加できるこうした労働組合と支援協力関係にあったとしてもなんの問題もないし、実際、大石議員もそのことを隠してもいない。

 ネトウヨ連中は、2018年に同組合の委員長である武健一氏はじめ数十人以上が威力業務妨害などで逮捕されたことをあげつらい、足立議員も「連帯ユニオン関西生コン支部には破防法を適用すべきなどと主張しているが、この事件を含む一連の逮捕じたい、生コン会社への抗議活動が問題にされたものであり、労組弾圧や公安による左翼狩りの要素が非常に強い。実際、この13日には、強要未遂で逮捕された組合員が大阪高裁で無罪となっている。


■維新こそ犯罪者集団だ! 公然わいせつ、ひき逃げ、愛知のリコール不正も…

 だいたい、大石議員と関係のある労働組合が刑事事件を引き起こしたのが問題だというなら、足立議員や音喜多議員の所属する維新はどうなのだ。維新の場合は、付き合いのある組織どころか、議員や関係者が山ほど不祥事を起こし、刑事事件を起こしているではないか

 実際、最近の逮捕にかぎっても、2019年5月に「ウグイス嬢」に報酬を渡したとして公選法違反で現職大阪市議が逮捕。2020年9月に衆院候補予定者で東京1区支部長が少女に下半身を露出したとして公然わいせつで逮捕。2020年12月に江戸川区議がひき逃げ容疑で書類送検。2021年2月に現職大阪府議が傷害容疑で書類送検。また、2021年4月には梅村みずほ参院議員の公設第一秘書が知人を車ではね殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕(のちに不起訴)。さらに、愛知県知事に対するリコールをめぐる署名偽造事件で逮捕された田中孝博・事務局長も、維新の愛知5区支部長であり衆院候補予定者だった。繰り返すが、これらは最近の逮捕案件にかぎったもので、政治資金など金をめぐる不正などはそれこそ枚挙にいとまがない

 足立議員は前述したように「関西生コン」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、「破防法を適用すべき」とまで主張しているが、だったら、まず維新に適用すべきだろう

 いずれにしても、足立議員はこうした自党の問題を棚上げして、『日曜討論』でコテンパンにされた腹いせに、印象操作でしかない「大石議員は関西生コンファミリー」というセリフで、ネトウヨに向けて犬笛を吹いたのである。

 まったく下劣としか言いようがないが、しかし、こうしたスリカエと詐術、悪質なプロパガンダに満ちた手法は、足立議員だけの問題ではなく、維新の生みの親である橋下徹・元大阪市長から、松井一郎・大阪市長、そして吉村洋文・大阪府知事にも通じるものだ。実際、吉村知事は足立議員のファンだと公言している。

 大石議員には維新の下劣な攻撃にひるむことなく、今後もどんどん維新の詐術を暴いていっていただきたい。

(編集部)
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コメント
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●山添拓議員の《送検》、八代英輝弁護士の《野党共闘に対する意図的な攻撃》とそれに群がるお維議員たち、中村格氏の警察庁長官へ昇格…

2021年09月21日 00時00分07秒 | Weblog

[※ 野党共闘 市民連合と政策合意 (週刊金曜日、2021年9月17日1345号)↑]


―――――― 《山本太郎代表…「まともな仕事をされている共産党に対して、ジャマな存在だということをああいう形で嫌がらせするっていうのは、ちょっと確信犯に近いだろうなと思います」「だって今、政治の世界のなかで反社って言ったら、自民党と維新でしょ」と喝破》、《適菜収…一方、「社会をリセット」だの「新しい国をつくる」だのと騒ぎ、国を破壊してきたのは、新自由主義と政商、カルトに乗っ取られた自民党であり、その補完勢力としての維新の会である》。


(2021年09月19日[日])
一体何事かと思えば…。山添拓さんのつぶやきから:

―――――――――――――――――――――――――――――――――
https://twitter.com/pioneertaku84/status/1439151513037803523
https://twitter.com/pioneertaku84/status/1439151540221087749
https://twitter.com/pioneertaku84/status/1439151591991365634

山添拓@pioneertaku84

2020年11月3日、休日を利用して趣味の鉄道写真を撮りに行った際に、長瀞町の秩父鉄道の線路を横断したことが、埼玉県警秩父警察署から軽犯罪法違反であるとの指摘を受け、本年9月16日付で送検した旨の連絡を受けました。軽率な行為だったと反省しています。

午後5:57 2021年9月18日
―――――――――――――――――――――――――――――――――

私は、地域住民によって道がつけられ、水路に渡し板がかけられていた箇所を、列車が接近していない時間帯に、通行可能な道であるという認識のもとに、約1秒程度で渡りました。

午後5:57 2021年9月18日
―――――――――――――――――――――――――――――――――
これが渡ることが禁止された箇所であったという指摘については、素直に従い、すべての事情を説明し、反省する旨を記した上申書も提出しています。
今後、二度とこのようなことのないようにいたします。

午後5:57 2021年9月18日
―――――――――――――――――――――――――――――――――

 誰が共産党議員らを監視しているのやら…。10カ月も経った、なぜに今? 暗澹とした気分になる。
 ニーメラー牧師の警句を地で行く。

   『●ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」
      …高江や辺野古が破壊された時、「関生」が狙われた時…

 《共通政策に合意》した他の野党3党にもあまりに失礼だ。
 【ラサール石井 東憤西笑/八代英輝弁護士の「虚偽コメント問題」は公平であるべきTV局とスタッフの知性の劣化にも一因】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/294778)によると、《TBS系「ひるおび!」で八代英輝弁護士が「…」と発言した問題。「綱領」を「要綱」と間違い、全く書かれていないことをあるかのように述べたのは、ワイドショーでのたわ言と看過するには酷すぎる暴言だった。共産党は即刻抗議した。…問題は、田崎史郎氏がいたにもかかわらず間違いを指摘せず、番組自体も発言をスルーしてしまったことにある。そもそも出演者はバランスよく配置されるべきだ。その中で自由に討論すればよい。どうも室井佑月さんが降板したあたりからキャスティングがかなり偏っているように思える。発言が野党共闘に対する意図的な攻撃であり、あえて確信犯的に発言したものであるとしたら、客観的であるはずのコメンテーターとしては逸脱した行為であり、それを容認したのなら、結果的に番組自体が、政府広報、いやそれ以上の一政党を支援する装置になってしまったということになる。これはスタッフの矜持のなさと知性の劣化が招いたものか。》

   『●《立憲民主、共産、社民、れいわ新選組…安全保障関連法廃止を
     求めるグループ「市民連合」と国会内で会合を開き…共通政策に合意》

  デマに群がる、蝟集するお維のあまりの醜悪さ…《共通政策に合意》した他の野党3党にもあまりに失礼だ。
 日刊ゲンダイのコラム【適菜収 それでもバカとは戦え/八代英輝がタレ流したデマに嬉々として便乗した自民と維新 国を破壊してきたのはどっちだ?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/294904)によると、《野党共闘を潰すために選挙直前を狙って確信犯的にデマを流した可能性を疑われても仕方がない。…デマゴーグを放置すれば社会はどんどんおかしくなっていく。実際、維新の会の議員らがこのデマに便乗足立康史は〈逆にTBSが謝罪とか訂正とかしたら、大変な問題になる〉、音喜多駿は〈共産党は公安も認定する通り暴力革命の路線を捨てておらず、TBS番組でコメンテーターの方が言いたかったことは正しいです〉とツイート》。

   『●松尾貴史さん×室井佑月さん対談、「安倍首相は、
      嘘も権力の私物化も恥ずかしいとすら思っていない」
    《松尾 確かに。それで、室井さんの出演している『ひるおび!』
     (TBS)はどう? 個人的には八代英輝弁護士が面白いな
     と思っていて。安倍さんのお友だちなの?》

   『●中曽根康弘元首相や「産経のドン」故・鹿内信隆氏らは、
      あの時、何をしていたのか? …《検閲国家》へと一歩一歩
    《5日放送の『ひるおび!』(TBS)でも、慰安婦問題など含む作品を
     展示した「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれた件を
     とりあげるなか、八代英輝弁護士がこんな発言をしていた。
     「…この慰安婦問題っていうものが史実に基づかないものである
     こと。…」 八代弁護士は「表現自体をさせないという風潮は危険だな
     と思う」などとエクスキューズをいれつつも、「私自身はこれ
     (少女像)を置いて、こんなものあってはならないと議論する
     ということはアリだと思いますけどね」と続けるなど、
     嫌韓煽りを剥き出しにしていた》

 リテラの記事【八代弁護士らの共産党攻撃の根拠「公安調査庁」が“失笑”の報告書! 暴力活動の記載なく「コロナ政策提言で存在感」とまるで共産党】(https://lite-ra.com/2021/09/post-6021.html)によると、《八代弁護士は…「共産党は…党の要綱として廃止してませんから」「よくそういうところと組もうという話になるな、というのは個人的には感じますね」などと発言したが、そもそも日本共産党の「綱領」には「暴力的な革命」などという文言は一切なく、八代弁護士の発言は完全なデマだった》。
 このリテラの記事の結び、《れいわ新選組の山本太郎代表が今回の八代発言の共産党デマ攻撃の背景について、「まともな仕事をされている共産党に対して、ジャマな存在だということをああいう形で嫌がらせするっていうのは、ちょっと確信犯に近いだろうなと思います」「だって今、政治の世界のなかで反社って言ったら、自民党と維新でしょ」と喝破していたが、この連中にそのまま権力を握らせていたら、それこそ、秘密警察による謀略支配はさらにエスカレートしていくだろう》。さすが、山本太郎さん。

 一方…こんなことが許されていいのか! ―――――《官邸の忠犬政権の爪牙山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン》中村格氏が警察庁長官に…。前川喜平さん《中村の警察庁長官就任は、安倍・菅政権の腐敗を象徴する人事だ》。金子勝さん《権力に近ければ、罪を犯しても逮捕されない…公安警察・検察が安倍政権を支配していることに事の本質がある》。青木理さんは《…本来は一定の距離を保つべき政権と警察・検察が近づき過ぎるのは非常に危うい民主主義国家として極めて不健全な状態と言わざるを得ません》。

   『●アベ様が《新政権も警察権力も私物化する暗黒時代が始まる》、《官邸の
       忠犬…政権の爪牙…山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン》が…

 最後に、青木理さんの『日本の公安警察』。

   『●『日本の公安警察』読了(1/2)
    「1章 厚いベールの内側」、「2章 特高から公安へ」、
     「3章 監視・尾行から工作まで」、「4章 公安秘密部隊」、
     「5章 戦後の公安事件簿」、「6章 オウム・革マル派との〝戦い〟」、
     「7章 警察の外にある公安」、「8章 監視社会と公安警察」
    「奇々怪々な「菅生事件(すごう)という謀略とその後の無茶苦茶な経緯、
     〝爆弾犯〟の異常な出世」

   『●『日本の公安警察』読了(2/2)
    《情報は、大物政治家や警察OBの代議士に流れているというのが、
     仲間内での公然の秘密であった。元来、秘密のベールに
     包まれているはずの『第四係』の懇親会終了後に自民党選出の
     国会議員が顔を見せるというのも、警察と自民党との癒着
     物語るものであろう》

 再度、引用する:

――――――――――――――――――――――――――――――――――
https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/44ec4cf2d3eae47aa55c93e8c0a996e7
https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5e6abd0d5b21ef7d6d1f894069c32f8b

青木理さん『日本の公安警察』:

 奇々怪々な「菅生(すごう)事件」という謀略とその後の無茶苦茶な経緯、〝爆弾犯の異常な出世。《…当時国家地方警察大分県本部に所属する公安警察官だった。…事件は一転して、公安警察による謀略事件だった疑いが浮上した。…〝オトリ捜査〟…。…共産党員らに有罪を言い渡した原判決を破棄し、全員無罪の判決を下した。寒村で突如として起きた「共産党員による駐在所爆破事件」は、地元の共産党周辺へと投入された公安警察官らによる謀略事件だったのである。…大分地裁は戸高を爆発物取締罰則違反で起訴し、その後福岡高裁も戸高の有罪を認定したが、結局は「爆発物に関する情報を警察の上司に報告したことが自首にあたる」として刑を免除される。驚くべきはこの後の戸高に対する処遇だった。警察庁は有罪判決からわずか三カ月後、警部補として復職を認めたのである。…復職後の戸高は警察大学校教授、警察庁装備・人事課長補佐などを歴任して警視の地位まで昇任。八五年、警察大学校術科教養部長を最後に退官したノンキャリアの公安警察官としては異例の出世った。…「パチンコ疑惑」…参院予算委員会で、再び「戸高…」の名前が物議を醸す。…警察OBが占める「たいよう共済」の常務に問題人物が就任…。戸高…のことだった。…こんなところにも顔を出している。…菅生事件の〝亡霊〟は事件から四〇年以上を経ても警察組織の中枢でひっそりと息づいていた。そしてプリベイドカードは、今も巨大な警察利権の一つとして指摘されている》。

 盗聴。《中野の警察大学校に本拠を置く「サクラ」部隊は、そんな秘密工作活動を発足以来三〇年以上にわたって延々と、そして水面下で続けてきた。だが一九八六年、組織に大きな転機が訪れる。共産党の緒方国際部長宅盗聴事件の発覚である。…緒方側の申し出を受け、NTT職員は現場を所轄する警視庁町田署に事実関係を通報した。しかし、到着した町田署員は緒方側から事情を聴くと近所で長時間の電話をし、緒方らに対して「警察は静観する」と言ったきり捜査に乗り出すことを拒否。NTT側が一一月二八日、同署に告発したにもかかわらず、これを受け取らず、翌二九日になってようやく受理した。/ところが一二月一日になると突如として実況見分を実施し、大量の〝証拠品〟を持ち帰ってしまう。極めて不透明な形で行われた見分は証拠隠滅すらうかがわせるものだった》。当時の検察総長伊藤榮樹氏のたとえ話・おとぎ話。損害賠償請求訴訟では賠償が命じられ、高裁でも勝訴、国側の上告断念で判決は確定。
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https://lite-ra.com/2021/09/post-6021.html

八代弁護士らの共産党攻撃の根拠「公安調査庁」が“失笑”の報告書! 暴力活動の記載なく「コロナ政策提言で存在感」とまるで共産党PR
2021.09.17 12:08

     (公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」2021年1月版)

 『ひるおび!』(TBS)レギュラーコメンテーターの八代英輝弁護士による日本共産党デマ発言だが、当の八代弁護士にも、同じ見解を持つ自民党政権や応援団にもまったく反省はないらしい

 八代弁護士は10日放送回のなかで「共産党はまだ『暴力的な革命』というものを、党の要綱として廃止してませんから」「よくそういうところと組もうという話になるな、というのは個人的には感じますね」などと発言したが、そもそも日本共産党の「綱領」には「暴力的な革命」などという文言は一切なく、八代弁護士の発言は完全なデマだった。

 ところが、13日に局アナがこの点について訂正・謝罪した一方、八代弁護士は「私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした」などと開き直った。

 しかも、ネット上ではネトウヨや自民党応援団がこぞって「八代弁護士は何も間違ったことを言っていない」「共産党は破防法に基づく監視対象団体」「公安調査庁から暴力主義的な破壊活動をおこなう恐れがあると認定されている」などと叫び、加藤勝信官房長官までが「政府の認識は何ら変更するものではない」などと八代弁護士をアシストしている。

 まったく、連中の悪質さには呆れ果てるしかない。安倍・菅政権の閣議決定の根拠となり、いまもネトウヨや政権応援団が「共産党は暴力革命を捨てていない」ことの根拠としてがなり立てているのは、共産党が破壊活動防止法にもとづく公安調査庁の監視対象団体になっているということだが、この監視対象指定じたい、先日の記事で指摘したように、公安調査庁のでっちあげにすぎないのだ。

 破防法は既報のとおり東西冷戦下の1952年に共産党を排除する政治的な目的でつくられた法律で、その破防法に基づき、監視機関として、公安調査庁が設けられた。

 しかし、この70年近く、公安調査庁は破壊活動を裏付けるような証拠を一切上げられておらず、自民党や警察関係者にすら「無用の長物」「予算の無駄遣い」と冷笑されてきた。

 しかし、何も証拠を上げられていないのは当然で、公安調査庁は自分たちの組織と予算を維持するため、破壊活動の実態など何もないのに、70年近くも共産党に無理やり破壊活動の疑いをかけつづけてきただけなのだ。

 それを証明する公的資料がある。それは、公安調査庁が年に1度発表している、国内外の治安情勢や監視対象団体の動きをまとめた報告書「内外情勢の回顧と展望」だ。


■公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」2021年1月版の失笑ものの内容

 たとえば、最新版にあたる2021年1月の「内外情勢の回顧と展望」を見てみよう。共産党は、「国内情勢」を取り上げた章に登場する。ちなみに、国内情勢のトップバッターとして取り上げられている団体はオウム真理教で、つづいて過激派。共産党はその次の3番目に登場し、最後の4番目は「右翼団体など」となっている。

 一体どんなおどろおどろしい破壊活動が書かれているのか、と共産党のページを開くと、まず、タイトルにはこうあった。

「コロナ禍での政策提言などを通じて存在感のアピールに努めた共産党」

 え? 「暴力革命」とか「破壊活動」じゃなくて「コロナ政策の提言で存在感をアピール」? これって、むしろ政党として褒めてないか

 いや、でも、本文にはさすがに何か破壊活動を示唆するようなことを書いているはず、と思って目を移すと、レポートはこう始まる。

〈共産党は,1月,平成29年(2017年)以来3年ぶりとなる「日本共産党第28回大会」を開催した。大会では,安倍政権の一連の施策について,「憲法と平和,暮らしと経済,民主主義と人権などあらゆる分野で,戦後どの内閣もやってこなかった史上最悪の暴政の連続だった」と批判した。そして,この状況を打開するには,野党が政治的立場の違いを乗り越えて結束し,政権交代を目指すことが重要であると強調した上で,次期総選挙に向け,「野党間で相互敬意をもって一致点で団結し,連合政権をつくるために力を尽くす」などと野党共闘の発展を訴えた。大会には,「日本共産党第27回大会」(平成29年〈2017年〉)に続き,他野党・会派から来賓を迎え,挨拶の場を設けるなどして,共闘の印象付けを図った。〉

 本文が始まっても「暴力革命」や「破壊活動」に関係する記述はなかなか出てこず。その代わりに書かれていたのが、安倍政権は史上最悪の暴政の連続と批判し、その打開のために野党が一致団結しようと呼びかけた、という話だった。公安調査庁の解釈では、もしかしたらこれが「破壊活動の前触れ」ということになるのだろうか。さらに、レポートはこうつづく。

〈また,大会では,「日本共産党第23回大会」(平成16年〈2004年〉)以来となる綱領改定を行い,従来から取り組んできたジェンダー平等社会の実現を目指す旨新たに規定し,女性層に寄り添う姿勢を明確にした。なお,中国については,尖閣諸島周辺海域における中国公船の領海侵入など覇権主義的行動が深刻化していると指摘した上で,「日本共産党第23回大会」で同国を評価した部分を削除した。大会後,共産党は,大会決定や改定綱領の下,令和4年(2022年)の党設立100周年に向けて,党員数及び「しんぶん赤旗」読者数を,大会開催時と比べて3割増とすることなどを目標に党勢拡大活動に力を注いだ。〉


■公安調査庁が共産党の「各地で生活物資の配布活動」「中国批判」を明記 まるで共産党の宣伝パンフ

 相変わらず、「暴力革命」「破壊活動」の記述はなく、今度はその代わりに「ジェンダー平等社会の実現を目指す旨新たに規定」「女性層に寄り添う姿勢を明確にした」……。その上、この「回顧と展望」では、共産党が中国共産党批判をおこなっていると記述。ネトウヨ連中がわめいている「共産党は中国の手先」説を否定する形になっていた。

 もはや共産党の広報紙か「しんぶん赤旗」でも読まされている気になってくる。いくらなんでもこのままでは終わらないだろう、とさらに読み進めたのだが、後半部分にあったのはこんな解説だった。

〈共産党は,新型コロナウイルス感染症の感染拡大を捉え,「新型コロナ危機を体験して, これまでになく多くの人々が政治に目を向けている」と指摘した上で,無党派層を中心に 入党の働き掛けに努めた。この取組では,政府が打ち出した各種政策を捉え,全世帯へのマスク配布や「GoToトラベル」をめぐる対応を批判するとともに,党独自あるいは他野党と共同で提言や政府に対する申入れを行った。〉
〈また,共産党は,党の援助を受け,党幹部も輩出している青年組織・日本民主青年同盟とともに,各地で生活物資の配布活動を実施し,「党・民青と学生の結びつきが生まれていることから,民青を支え,援助を強めることが重要である」などと同活動を評価した。〉
〈9月に発足した菅政権に対しては,安倍政権の政治姿勢を全面的に継承する体制であると 批判し,対決姿勢を鮮明にした。また,次期総選挙については,「しんぶん赤旗」などで,次の総選挙で政権交代を実現するという本気度を国民に示すことが大事であると繰り返し訴えるとともに,いつ解散・総選挙になっても市民・野党共闘の勝利と党躍進を必ず勝ち取る構えで戦い抜くと強調して,選挙準備を進めた。〉

 公安調査庁が列挙しているのは、アベノマスク批判に「GoTo」批判、コロナ対策の提言や政府へ申し入れをおこなったこと……挙げ句、生活物資の配布活動を各地で実施したとも書いているが、これ、コロナ禍で市民に寄り添ういい政党だなあ、という感想しかない。むしろ、共産党の善行を喧伝する公安調査庁は共産党の手先なのではないか?と疑ってしまいそうになるほどだ。

 しかも、レポートはここで終わり。まさかと思うかもしれないが、これが公安調査庁による「共産党」にかんする2021年版の調査結果の全部なのだ。

 安倍・菅政権の閣議決定および八代弁護士の主張、氏を擁護する人びとは、「共産党は暴力革命路線を捨てていない」とする根拠として公安調査庁による調査対象団体に指定されていることを挙げていたが、その公安調査庁は、たんに共産党を調査対象団体にしているというだけで、共産党のPR原稿としか思えない調査結果しか残せていないのである。まったく、これほどの税金の無駄遣いがあるだろうか


■日本ペンクラブや生協、日本ジャーナリスト会議、アムネスティまで監視対象にしていた公安調査庁

 しかも、公安調査庁が自らの組織維持と予算獲得のために危険性をでっち上げている相手は、共産党だけではない。なんと、生活協同組合(生協)や日本ペンクラブなどの報道関係の任意団体まで監視対象に広げようとしていた前歴がある

 1996年に公安調査庁が下部組織である公安調査局に指示を出し、広範な団体について実態把握に乗り出していたことが、1999年に判明したのである。当時の新聞によると、公安調査庁は全国8カ所の公安調査局に対してそれぞれの「重点解明目標」を設定。たとえば、近畿公安調査局の指示項目には、こんなことが書かれていたという。

〈「大衆・市民運動関係」として、原発建設の賛否を問う住民投票運動のほか、市民オンブズマンの行政に対する告発や大気汚染・リゾート開発・ごみ問題等への取り組みなどを行う団体を列挙。女性の地位向上や消費税率引き上げ反対運動も含まれている。〉
〈「法曹・救援、文化、教育関係」の分野では(1)いじめ・不登校問題、日の丸・君が代反対などに対する諸団体の動向(2)諸団体による死刑廃止や人権擁護の取り組みなどに加え「言論・出版の自由を求める活動の実態」としてマスコミ関係団体も指定した。〉(中日新聞1999年11月25日付)

 そして、公安調査庁が名指ししたとされる団体には、日本ペンクラブや日本ジャーナリスト会議、生協、アムネスティ日本支部、情報公開法を求める市民運動、原水協原水禁などがあったというのである。

 消費税やリゾート開発に反対する団体、いじめや不登校問題に取り組んだり女性の地位向上をめざす団体、さらに日本ペンクラブが、一体どうして破壊活動をおこなう恐れのある団体になるのか、さっぱり意味がわからない

 当時、中日新聞では、奥平康弘・東大名誉教授が「『気に入らない団体はすべて調査しよう』という政府側の意向を反映した動きなのだろう」とコメントしていたが、この調査対象を見るとそれ以下。とにかく、自分たちが予算獲得できるためなら、なんでもいいから手当たり次第、危険性があることにして調査しようとしていたとしか思えない


■山本太郎が八代らの共産党攻撃に「確信犯」「政治の世界で反社って言ったら、自民党と維新」

 いずれにしても、これらの事実を見れば、公安調査庁がいかにデタラメで、連中の言う「破壊活動のおそれ」とやらが何の実態もないでっち上げであることがよくわかってもらえたはずだ。

 しかし、問題は安倍・菅政権になって、リストラ対象になっていたはずのこの役所が復活、その妄想と陰謀論丸出しのやり口をそのまま政権が利用するようになったことだ。

 まず、安倍政権時代の2016年3月にも〈日本共産党は、現在においても、破壊活動防止法に基づく調査対象団体である〉などとする答弁書を閣議決定した。

 2016年というのは、2015年に安保法案が可決・成立して以降、初の国政選挙である参院選がおこなわれたが、この参院選では、立憲主義に反する安保法制強行成立への抵抗から野党共闘が始動していた。この閣議決定は明らかに、参院選をにらんで、野党共闘潰しのために仕掛けられたものだった。

 そして、今年6月には、維新の鈴木宗男・参院議員の質問主意書に答えるかたちで、〈日本共産党は、現在においても、破壊活動防止法に基づく調査対象団体である〉などという答弁を閣議決定したのだが、これもやはり、今回の衆院選対策で、野党共闘に揺さぶりをかけようとしたものだ。

 前述したように、かつての自民党にはまだ、このインチキな公安調査庁のあり方を批判し、整理しようという良識的な姿勢があった。しかし、安倍・菅政権になって良識も倫理もなくなった自民党政権は、フェイク公安機関を平気で政敵叩きに利用し始めたのである。

 それは支持層も同じだ。当の八代弁護士はもちろん、ネトウヨも公安調査庁のインチキ丸出しの「共産党=暴力革命」という決めつけに乗っかって、総選挙を前に、自民党擁護と野党叩きを繰り広げているのだ。

 れいわ新選組の山本太郎代表が今回の八代発言の共産党デマ攻撃の背景について、「まともな仕事をされている共産党に対して、ジャマな存在だということをああいう形で嫌がらせするっていうのは、ちょっと確信犯に近いだろうなと思います」「だって今、政治の世界のなかで反社って言ったら、自民党と維新でしょ」と喝破していたが、この連中にそのまま権力を握らせていたら、それこそ、秘密警察による謀略支配はさらにエスカレートしていくだろう

(編集部)
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/294904

適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。

それでもバカとは戦え
八代英輝がタレ流したデマに嬉々として便乗した自民と維新 国を破壊してきたのはどっちだ?
公開日:2021/09/18 06:00 更新日:2021/09/18 06:00

     (「八代英輝弁護士の事務所は暴力団」とデマを流しても
      謝れば納得するのか(C)日刊ゲンダイ)

 弁護士の八代英輝が、日本共産党に関するデマをテレビ番組で垂れ流した。八代はTBS系「ひるおび!」(10日放送)にコメンテーターとして出演。野党4党(立憲民主、共産、社民、れいわ)の次期衆院選での共闘について「共産党はまだ暴力的な革命ってのを党の要綱として廃止していませんから、よくそういうところと組もうって話になるなと個人的には感じますね」と発言した。

 要綱は綱領の言い間違いなのだろうが、これはシンプルなデマである。

 弁護士なのだから、共産党が暴力革命路線を放棄していることを知らないわけがない。仮に知らなかったとしたら、それに反発した新左翼の動きも、日本の現代史もまったく知らないということになる。さすがにそれはありえない。よって、野党共闘を潰すために選挙直前を狙って確信犯的にデマを流した可能性を疑われても仕方がない。

 番組は「日本共産党の綱領にそのようなことは書かれていませんでした。訂正しておわびします」と謝罪(13日)。八代は「私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした。一方、日本共産党はそれをたびたび否定していることもあわせて申し上げるべきでした」などと言っていたが、話をゴマカすな。問題になったのは「私の認識」ではなく、デマを流したことである。

 また、謝れば済む話でもない。デマを流すのは簡単だが、デマを修復するのは難しい。テレビ番組で「八代の弁護士事務所は暴力団」とデマを流しても謝れば納得するのか

 デマゴーグを放置すれば社会はどんどんおかしくなっていく。実際、維新の会の議員らがこのデマに便乗。足立康史は〈逆にTBSが謝罪とか訂正とかしたら、大変な問題になる〉、音喜多駿は〈共産党は公安も認定する通り暴力革命の路線を捨てておらず、TBS番組でコメンテーターの方が言いたかったことは正しいです〉とツイート。

 これも論点のゴマカシだが、そもそも今の日本共産党は暴力革命路線どころか、かなり保守色が強い。一方、「社会をリセット」だの「新しい国をつくる」だのと騒ぎ、国を破壊してきたのは、新自由主義と政商、カルトに乗っ取られた自民党であり、その補完勢力としての維新の会である。公安が監視対象とすべきはこうした連中ではないか。
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●<金口木舌>《土地利用規制法やデジタル関連法などが国会でバタバタと成立…いずれも国民を監視し思想・良心の自由を奪いかねない法律》

2021年07月25日 00時00分51秒 | Weblog

[↑ 辺野古破壊反対広告 (2021年06月06日、朝日新聞)]


/ (2021年07月04日[日])
琉球新報の記事【<金口木舌>軍靴の足音】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1342759.html)。

 《▼「法律ができてからでは遅いんだ」。瑞慶覧さんの言葉だ。もしかしたら、もう遅いのかもしれないそれでも、諦めるわけにはいかない。ひたひたと迫り来る軍靴の足音を止めよう。この沖縄で、誓いを新たにしたいと思う》。

 《本当にこのままでよいのか》? 《国中が混乱する中、土地利用規制法デジタル関連法などが国会でバタバタと成立した。熟議とは程遠い数の力で ▼いずれも国民を監視し思想・良心の自由を奪いかねない法律だ》。
 《国民はその危うさを実感しているだろうか》? 法治主義を嘯き、《法を盾に権力者は国民を押さえ付ける》。立憲主義を蔑ろにし、違憲に壊憲するくせに。自公お維に投票した責任取ってください。

   『●軍隊は住民を守らない: 《情報保全隊…住民の調査・
       監視のほか、島嶼戦争の際の対スパイ戦任務も想定》…
    《……以上のように、「情報保全隊」の防諜は、
     《「戦前の憲兵政治の再来だ」、「一般市民の活動を監視している
     と批判》され、また、《沖縄でも沖縄弁護士会や
     沖縄平和運動センターなどの団体や個人が監視され、戦前の憲兵隊や
     特高警察を想起させるとの批判》が出ている。《市民集会や自衛隊、
     米軍に批判的な団体・個人の活動を監視》していた訳だ。
     《憲法で保障された表現の自由思想・良心の自由
     侵害するような活動許されない》のに…。》

   『●《陸上自衛隊と米海兵隊が、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブに、
          陸自の離島防衛部隊「水陸機動団」を常駐させる…極秘合意》
    《同訓練場返還地の米軍廃棄物問題などを調査しているチョウ類研究者の
     宮城秋乃さんは「仮にヘリパッドとして使うのであれば、
     高江の負担はより重くなる」と訴えた》

   『●《官邸の意に沿わない記者を排除…
     明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を狭める…》
    「琉球新報の【<社説>基地にドローン規制 沖縄を狙った報道弾圧だ】…
     によると、《政府方針が盛り込まれれば、自衛隊基地や米軍基地への
     取材が大きく制限される。国民の知る権利を著しく侵害する方針に、
     新聞協会が反対を示したことは当然といえる》…そうです。
     どこまでも《卑(ミーン)》なアベ様ら」

   『●《国民投票法に条件付き賛成で…支持者が増》≪「支持者減」…
     立憲を掲げて、しかも、このコロナ禍で、あのトンデモ壊憲に手を貸すかね?
   『●立法府の自公お維議員による土地規制法案 ――― 《何のための国会か》
        《内閣委員のお一人お一人が問われている》(馬奈木厳太郎弁護士)

    《さらに、法案を先取りするような事件も沖縄では起こった。
     米軍北部訓練場の返還跡地である「やんばるの森」に米軍の廃棄物が
     残っている
ことを指摘、その廃棄物を米軍基地ゲート前に並べるという
     抗議活動をおこなったチョウ類研究者の宮城秋乃さんに対し、沖縄県警が
     威力業務妨害の疑いで家宅捜索に入ったからだ》

   『●土地規制法案の先取り ―― 宮城秋乃さんの家宅捜索という見せしめ
       …《見せしめの過剰捜査…人権侵害行為》が頻発すること、必至

 竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。…ニーメラーの警告を無視してはいけない》。
 マガジン9のコラム【家なき人のとなりで見る社会 第7回:僕が生きられる場所を探して(小林美穂子)】(https://maga9.jp/210630-2/)によると:

 《     **
   国会議事堂が「優生日本党」の支持者と「偉大なる日本教団」に
   占拠された。元々数を減らしていた野党議員たちがテロリストを扇動した
   として拘束された。拘束された議員の中にはあっさりと優生日本党に
   寝がえる者が相次いだ
       **
   「おい、君、無事か?」
   携帯を鳴らしてきたのは社会学を学んでいた大学の恩師だった。
   僕は感極まって泣き出して、だけど先生はそんな僕を制して早口でこう言った。
   「逃げろ」
       **》

   『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
             …ニーメラーの警告を無視してはいけない》
    《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が
     行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が
     出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為である
     ストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為
     行われている…集会参加者の一人、ジャーナリストの竹信三恵子さん
     …はドイツの牧師マルティン・ニーメラーの詩を引用した…
     「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった/
     私は労働組合員ではなかったから/そして、彼らが私を攻撃したとき、
     私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」》

   『●ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…
       高江や辺野古が破壊された時、「関生」が狙われた時…


 《私権を制限し、言葉を奪う法律が何をもたらすか》。
 以下、再度の引用:

――――――――――――――――――――――――――――――
https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/48319b7fd1a8ee319ce6602f1dbe387a

 《赤木氏は明確に記している。「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」》…当たり前です。国有地8億円値引きには、赤木さんは関わっていないのですから。アベ様と阿比留瑠比広報員はヒトデナシ過ぎやしませんか?

   『●合同世論調査データ不正問題で中止していたのに―――《フジテレビと
       産経新聞社は…電話による合同世論調査を…再開すると発表》!?

 ところで、たとえアベ様広報紙な産経でも自公政権やお維が廃刊しようとしたら、私は反対しますね…《前夜から新聞スタンドに長蛇の列をつくって購入することはないでしょうが。
 【中国に批判的な香港紙「リンゴ日報」最後の発行は過去最多の100万部 市民ら「言論の自由が失われる」嘆き】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/112453)によると、《【香港共同】中国に批判的な論調で知られた民主派系の香港紙、蘋果(ひんか)日報(リンゴ日報)は24日、最後の新聞として通常の10倍以上に当たる過去最多の100万部を発行し、26年の歴史に幕を閉じた。中国の習近平指導部による締め付けで廃刊に追い込まれた。前夜から新聞スタンドに長蛇の列をつくって購入した市民らは「言論の自由が失われる」と嘆いた。最後の1面トップは、大きな文字で「香港人が雨の中、お別れ 『われわれは蘋果(リンゴ)を支える』」との見出し。23日夜に蘋果日報本社ビルの周囲に集まって「蘋果日報、頑張れ」などとエールを送った市民らの写真を載せた。同社は23日、警察によりさらなる逮捕者が出る危険を避けるため、記者らに本社には戻らないよう通知。最低限の編集者で同日深夜まで作業を行った。蘋果日報は、創業者の黎智英(れいちえい)氏が昨年、香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕され、今年4月に別件で実刑判決を受けて服役中。編集長や主筆らも逮捕された上、資産を凍結されて事業継続を断念した。黎氏は95年に同紙を創刊した》。

 ついでに、〝リンゴ日報〟廃刊の香港政府を非難できるのかね?
 【「表現の不自由展」東京開幕を当面延期 街宣車の抗議で会場移転にめど立たず】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/112475)によると、《愛知県の国際芸術祭で抗議が殺到し2カ月中断した企画展「表現の不自由展・その後」の東京開催を予定していた実行委員会は24日、街宣車の抗議を受け余儀なくされた会場移転にめどが立たないとして、25日の開幕を当面延期すると発表した。10日にいったん内定した新会場がその後、「近隣への迷惑がかかる」として一転、貸し出しを拒否した。7月の名古屋市、大阪市での展示終了後の開催を目指し、新たな会場探しを続けるという。東京都内で記者会見した実行委メンバーの岡本有佳さん(58)は「今回はあくまで延期であり、開催できることを確信している」と話した。同席した弁護士は「開催への妨害行為は脅迫や威力業務妨害の罪に当たると考えており、法的措置を検討している」と述べた。入場予約した約500人のチケットは、希望者には払い戻す。少女像などをテーマに6月25、26日に予定していたオンラインでのイベントは開催するという。東京展は「表現の不自由展・その後 東京EDITION」と題し、内外の作家の作品を展示、7月4日に閉幕予定だった》。
 当然、お維の地元もね。
 毎日新聞の記事【「表現の不自由展」大阪会場の使用許可取り消し 抗議相次ぎ】(https://mainichi.jp/articles/20210625/k00/00m/040/253000c)によると、《大阪市で7月16~18日に開催予定だった企画展「表現の不自由展かんさい」について、会場の指定管理者が施設の使用許可を25日付で取り消したことが判明した。開催が明らかになった6月中旬以降、会場として予定されていたエル・おおさか(大阪府立労働センター)へ抗議が相次ぎ、指定管理者は施設利用者の安全を保証できないと判断した。【石川将来】》。
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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1342759.html

<金口木舌>軍靴の足音
2021年6月23日 05:00
金口木舌 慰霊の日 土地利用規制法 特定秘密保護法 沖縄戦

 新型コロナウイルスの感染拡大が続き、国中が混乱する中、土地利用規制法デジタル関連法などが国会でバタバタと成立した。熟議とは程遠い数の力で

 

▼いずれも国民を監視し思想・良心の自由を奪いかねない法律だ。野党は徹底的に抵抗したか。国民はその危うさを実感しているだろうか。残念ながら否ではないか

▼法律が人を追い詰める。その実例を76年前の沖縄戦の前夜に見る。元県議で社会大衆党委員長だった瑞慶覧長方さんの父は社会主義者だと疑われ、自ら命を絶った。嫌疑のきっかけは社会主義に関する本を持っているといううわさだった

特高の尋問を受け、日を追うごとに憔悴(しょうすい)していく父の姿を瑞慶覧さんは忘れない。父を死に追いやった治安維持法と2013年制定の特定秘密保護法が重なって見えた。「法を盾に権力者は国民を押さえ付ける。その怖さを骨の髄まで味わった」

私権を制限し、言葉を奪う法律が何をもたらすか、私たちは忘れてしまったのだろうか。きょうは「慰霊の日」。犠牲者の冥福を祈りつつ、国民に問い掛けたい。本当にこのままでよいのか

▼「法律ができてからでは遅いんだ」。瑞慶覧さんの言葉だ。もしかしたら、もう遅いのかもしれないそれでも、諦めるわけにはいかない。ひたひたと迫り来る軍靴の足音を止めよう。この沖縄で、誓いを新たにしたいと思う。
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●ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…高江や辺野古が破壊された時、「関生」が狙われた時…

2020年07月08日 00時00分56秒 | Weblog


2019年8月のコラム、随分と時間が経ってしまいましたが。阿部岳さんによる、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]弾圧の順番】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/462262)。

 《ドイツの牧師マルティン・ニーメラーは「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」で始まる警句を残した。「私は声を上げなかった。私は共産主義者ではなかったから」。次に社会主義者、労組と弾圧が広がる ▼日本も労組が標的になる段階まできた。生コン車の運転手らでつくる連帯ユニオン関西地区生コン支部、通称「関生(かんなま)」。組合員らの逮捕は延べ85人、委員長と副委員長の勾留は28日で1年になる》。

 マルティン・ニーメラー牧師の「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…。辺野古高江が殺された時…、《闘う組合》「関生」が狙われた時…。《日本も労組が標的になる段階まできた》。このまま、座視していていいの?
 《「私は関生とは違う」と理由を探し、口をつぐむ人にもいつか権利を奪われる番が来る。(阿部岳)》。竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。…ニーメラーの警告を無視してはいけない》。

   『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
             …ニーメラーの警告を無視してはいけない》
    《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が
     行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が
     出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為である
     ストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為
     行われている…集会参加者の一人、ジャーナリストの竹信三恵子さん
     …はドイツの牧師マルティン・ニーメラーの詩を引用した…
     「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった/
     私は労働組合員ではなかったから/そして、彼らが私を攻撃したとき、
     私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」》

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/462262

[大弦小弦]弾圧の順番
2019年8月26日 07:30

 ドイツの牧師マルティン・ニーメラーは「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」で始まる警句を残した。「私は声を上げなかった。私は共産主義者ではなかったから」。次に社会主義者、労組と弾圧が広がる

日本も労組が標的になる段階まできた。生コン車の運転手らでつくる連帯ユニオン関西地区生コン支部、通称「関生(かんなま)」。組合員らの逮捕は延べ85人、委員長と副委員長の勾留は28日で1年になる

▼警察と検察は労使交渉を「強要」とみなすなど、憲法が保障する組合活動自体を罪に問う。取調室では関生を削っていくと宣言したという。ナチスを礼賛する差別主義者が、ネットと街頭で唱和する

▼弁護団は、今や少なくなった「闘う組合」が狙われたとみる。関生は生コン価格を上げさせ、大企業の権益を脅かしてきた。だから弾圧される国策に抗する辺野古高江とも共通点がある

▼沖縄で抗議に加わったことがある組合員も今回起訴された。「社会の片隅に置かれた感じ。沖縄と同じで誰も関心を持ってくれない」。メディアも問題視しない

▼強制収容所から生還したニーメラーの警句は「彼らが私を攻撃した時、私のために声を上げる者は誰一人残っていなかった」と結ばれる。「私は関生とは違う」と理由を探し、口をつぐむ人にもいつか権利を奪われる番が来る。(阿部岳
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●《「自分ごと」と捉える人はどれくらいいるだろうか。権力の横暴を傍観し、いつか矛先が自分に向けられたときには手遅れかもしれない》

2020年05月21日 00時00分08秒 | Weblog


【検察庁法改正案強行は河井克行の逮捕潰しだった! 買収の原資“安倍マネー”に捜査が及ぶことを恐れた官邸が検察幹部と裏取引の動き】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5420.html)。

 《コロナ感染拡大のどさくさにまぎれた安倍政権の検察庁法改正ゴリ押しに批判が高まっているなか、政権の介入危機にさらされている検察の新たな動きが報道された。日本テレビ、そして共同通信が、広島地検が河井克行・前法相を立件するという方針を固めたと報じたのだ。容疑は、妻の案里氏が出馬した昨年7月の参院選をめぐり、地元議員らに現金を配ったという公選法の買収容疑だ》。

 《検察庁法改正ゴリ押し》強行採決、今回は、〝見送り〟となったようだ。あくまでも、見送りであり、近々、再提出されてもおかしくはない。廃案にすべきだ。その前に、1月の、黒川弘務氏の定年延長の閣議決定、これを取り消すべきではないのか。
 さて、《河井克行・前法相…妻の案里氏》の捜査へどのように波及していくか? 《検察は河井逮捕に踏み切れるのか》? 『●選挙を私物化して税金投入し、私怨を晴らすためにアベ様がやったこと…下関市長選では《安倍派のライバル候補…》既視感』…1億5千万円の出所はどこでしょうか、興味津々だな。。
 でも、未だ3割程度の内閣支持率があるそうだ。まだ、支持している人がいるとはねぇ…。

   『●《安倍政権は、官邸に近い黒川検事長を検察トップである検事総長に
        就け、検察組織を官邸の支配下に置くつもりだ》、あぁ………
   『●アベ様は検事総長人事までも私物化…《それならば「三権分立は
      絵に描いた餅で政界では実現しない」と閣議決定すべきだろう》
   『●《官邸の番犬》黒川弘務氏を《論功行賞として検察トップに据える》
          のみならず、カジノ汚職捜査を止めるという目的があった
   『●《政界の不正を摘発するのが特捜部の使命》のはずが…行政府の長・
      アベ様が《従来の法解釈》を恣意的に変更! アベ様による独裁…
   『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
        間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題
   『●《「法案の審議のスケジュールにつきましてはですね、これはまさに、
       国会でお決めになることでございますから」…この台詞によって…》
   『●《緊急事態宣言を利用した監視社会強化に反対》! 《国民を互いに
     監視させ、体制批判をする人を密告…》…が横行する社会でいいの?
   『●神保哲生さん《ええっ、何だよ、ひでえ法案じゃねえか。…一番重要な
     ポイントが定年延長が内閣の一存で恣意的に行われることが可能に…》

 リテラの記事【安倍応援団の攻撃に怯まない「#検察庁法改正に抗議します」の有名人たち…小泉今日子は「読んで、見て、考えた。その上で今日も呟く」】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5421.html)によると、《多数の著名人を含む人びとがTwitter上で声をあげた「#検察庁法改正案に抗議します」。ついには900万ツイートという驚異的な数字を叩き出しているが、一方、安倍首相はこうした市民の声も無視して検察庁法改正案を明日か明後日にも衆院内閣委員会で強行採決することを目論んでいる》。
 西日本新聞の記事【春秋/小泉今日子さんが♪なんてったってアイドル、と歌ったのは35年前…】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/607838/)によると、《今、多くの国民の心をつかんでいるメッセージは「なんてったって民主主義」「なんてったって三権分立」。安倍晋三政権が成立を急ぐ検察庁法改正案を巡るツイートだ。…▼「保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さいこの国を壊さないで」(俳優井浦新さん)「コロナ禍の混乱の中、集中すべきは人の命どうみても民主主義とかけ離れた法案を強引に決めることは、日本にとって悲劇です」(演出家宮本亜門さん) ▼<#検察庁法改正案に抗議します>への賛同は広がり、投稿は500万件を超えた。緊急事態の解除が注目されるタイミングで法案を通そうというのも「どさくさ紛れ」と怒りを買った ▼歌のアイドルは「清く、正しく、美しく」。検察官は「清く、正しく」でなければ。「なんてったって1強政権」ならば法治すら意のままにできる-という前例を残してはならない》。

 日刊ゲンダイの記事【“官邸の守護神”黒川検事長の黒歴史 安倍官邸擁護に暗躍8年】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273096)によると、《コロナ禍のさなか、政府与党がシレッと成立を狙う検察庁法改正案に批判が集中している。安倍政権の目的は、検察トップの検事総長に“官邸の守護神”を据えること。数日間で600万~700万件に上る抗議ツイートが投稿されているが、守護神の“黒歴史”を振り返ると、史上最長政権を支えてきた疑惑潰しの正体が垣間見えた》。
 直ぐに、黒川氏は辞職すべきではないのか?

 毎日新聞の記事【検察庁法改正案と刑事司法の歪み】(https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20200513/pol/00m/010/001000c)によると、《政権がお気に入りの検事長を定年延長させて検事総長に据えようと謀り、その横紙破りの奇策を後づけで合法化、制度化、恒久化する改正案への反発は予想外に強いらしく、「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグをつけたツイッターの投稿は合計で500万件を超えたとも600万件を超えたとも各メディアが伝えている。これも各メディアで報じられた通り、数多くの著名人が抗議に同調したことも注目された。俳優、ミュージシャン、アーティスト、アイドル、タレント、コメディアン、作家、漫画家、その顔ぶれや分野は実に多種多様、ふだんは政治的発言をしない者たちも加わり、ネット上には次のような訴えが続々とアップされた。<これ以上、保身のために都合よく法律も政治もねじ曲げないで><得意技の「ある組織の人事を自分の都合のいいものに…>》。

 東京新聞の記事【<#ウォッチ 検察庁法改正案>元検事総長ら定年延長、反対意見書 あす法務省に提出】(https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020051490135042.html)によると、《検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案に対し、松尾邦弘元検事総長(77)ら検察OB十数人が十五日、反対する意見書を法務省に提出することが分かった。検察の元トップが法務省提出の法案に対し、公然と異を唱えるのは異例だ。(池田悌一)》。

   『●沖縄イジメ: アベ様…「大学時代の恩師は
      二つのムチ(無知、無恥)を挙げ「彼は歴史を知らない」」
   『●《恥を知》らない《日本新悲劇の座長》(星田英利さん)な
          裸のアベ様…予算委員会のための時間が無いらしい
   『●アベ様の無恥・無知・鞭…(リテラ)《とりわけ安倍首相
        だけが何段も上のレベルでタブー視されている》現状…
   『●青木理さん《そこまで政治家に期待するほどウブではない。ただ、
     子どもでもわかる嘘をこれほど連発して恥じない首相がかつていたか》?

 アベ様の無恥・無知・鞭…。
 リテラの記事【検察OB意見書が引用したジョン・ロックの訳者は安倍首相の大学時代の教授! しかも「無知で無恥」と安倍首相を徹底批判】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5428.html)によると、《ほとんどの国民は、安倍政権が自分たちの不正、汚職を握りつぶせる体制を維持するために黒川検事長を強引に定年延長させ、それを後付けで正当化する目的で、いま、検察庁法を改正しようとしていることを見抜いている》。

   『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
             …ニーメラーの警告を無視してはいけない》

 最後に、琉球新報のコラム【<金口木舌>手遅れになる前に】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1123710.html)によると、《「ナチが共産主義者を襲ったとき、自分は共産主義者ではなかったので何もしなかった」。政治学者の丸山眞男が著書で紹介したドイツのニーメラー牧師の詩はこの一文で始まる…そうまでして黒川氏を残したい政権の思惑は何か ▼小渕優子元経産相の政治資金規正法違反疑惑、甘利明元経済再生担当相の都市再生機構への口利き疑惑…。安倍政権下で数々の疑惑がうやむやになった ▼「政権の意に沿わない動きを封じ込める意図がある」と元検察トップも批判する法案だ。「自分ごと」と捉える人はどれくらいいるだろうか権力の横暴を傍観し、いつか矛先が自分に向けられたときには手遅れかもしれない》。
 アベ様らによる私権の制限、そして、悍ましい《自粛警察》《自警団社会
 《行動は自粛しても(政権への)批判は自粛しちゃだめだ…ひるまず「マジか!」を続けよう》(斎藤美奈子さん)。《殺し合いを強いられる側が狂った火事場泥棒のシナリオに乗ってしまったら、取り返しのつかないことに》(斎藤貴男さん)。

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https://lite-ra.com/2020/05/post-5420.html

検察庁法改正案強行は河井克行の逮捕潰しだった! 買収の原資“安倍マネー”に捜査が及ぶことを恐れた官邸が検察幹部と裏取引の動き
2020.05.13 07:58

     (河井克行ブログより)

 コロナ感染拡大のどさくさにまぎれた安倍政権の検察庁法改正ゴリ押しに批判が高まっているなか、政権の介入危機にさらされている検察の新たな動きが報道された。

 日本テレビ、そして共同通信が、広島地検が河井克行・前法相を立件するという方針を固めたと報じたのだ。容疑は、妻の案里氏が出馬した昨年7月の参院選をめぐり、地元議員らに現金を配ったという公選法の買収容疑だ。

「広島地検は2カ月前から、河井に金をもらった県議や後援会関係者など50人以上に聴取をおこなってきた。当初は時期の問題で公選法の買収の立件は難しいと言われていたが、現金をもらった人間が大量にいたうえに決定的な供述があって、いけると判断したようだ。東京地検特捜部の検事も応援に入れて、すでに証拠固めも終わっており、自信満々だ。共同の記事では書いていないが、広島地検としては今国会会期中に逮捕許諾請求を出し、5月中に河井氏を逮捕しようとしている」(全国紙司法担当記者)

 言うまでもないが、法相というのは法務行政の最高責任者。国会会期中にそんな経歴を持つ与党議員が逮捕されるということになれば、安倍政権にとって決定的な打撃となるだろう。

 しかも、問題は買収の原資だ。本サイトでも何度も指摘してきたが、2019年の参院選では、自民党本部から河井夫妻それぞれが代表を務める党支部に合計1億5000万円という異常な金額の選挙資金が振り込まれていた。自民党では候補者に配る選挙資金は1500万円が相場であるにもかかわらず、河井氏陣営にこの異常な額が振り込まれたのは、もちろん、これが安倍首相案件だったからだ。

 党本部からの1億5000万円の出入金記録をすっぱ抜いたのは「週刊文春」(文藝春秋)だったが、「文春」はその記事で自民党関係者と自民党のベテラン職員のこんな証言を掲載している。

「党の金の差配は幹事長マターですが、河井陣営への1億5千万円にのぼる肩入れは安倍首相の意向があってこそです」
「安倍首相の後ろ盾は絶大で、案里氏は党本部からの『安倍マネーを存分に使うことができたのです」

 たしかに、案里氏が参院選に出馬したのが安倍首相の意向だったことはもはや疑いようがない。当初、広島選挙区からは自民党の重鎮・溝手顕正氏だけが公認として立候補することになっていたが、溝手氏は第一次政権時に安倍首相の責任に言及し、下野時代には「過去の人」と批判したことがあり、安倍首相は溝手氏のことを毛嫌いしていた。そこで、“2人区で2人擁立して票を上積みする”という大義名分をたて、溝手氏を蹴落とすための“刺客”として、側近の河井前法相の妻である案里氏を新人として立たせたのだ。

 メディアではやたら、河井前法相が菅官房長官の側近であったことが強調されているが、実は、安倍首相は菅官房長官以上に河井前法相を重用してきた。たとえば、河井氏は法相就任前、総裁外交特別補佐に務めているが、2016年の米大統領選後でトランプが当選すると、安倍首相は就任前に河井氏に渡米して地ならしすることを指示。トランプタワーでの安倍・トランプ初会談にも同行させている。

 問題の選挙の際も安倍首相の力の入れようは尋常ではなかった。自ら案里氏の応援に駆けつけたのはもちろん、自分の地元事務所秘書を広島の案里氏の選対に送り込んでいたのだ。「週刊文春」でも、自民党県議が安倍首相の地元事務所の筆頭秘書をはじめとし少なくとも4人の秘書が広島入りしていたことを証言、「溝手支持で決まっているところにも手を突っ込もうとして動いとった」とも語っている。


■河井克行の買収の原資は安倍マネー、安倍首相は地元事務所秘書を投入し選挙運動も指南

 つまり、こうした安倍首相と河井前法相の関係の延長線上に出てきたのが、1億5000万円という“安倍マネー”だったのだ。もし河井氏が逮捕されれば、当然、買収という犯罪の原資になったこの金を誰の指示で出したのか、ということが問題になるだろう。

「形としては自民党本部が出していますが、検察の動きを察知した二階(俊博)幹事長はすでにオフレコで“河井の件は官邸の案件で、党は関係ない”と語っているようです。しかも、安倍首相の地元事務所の秘書が河井陣営の選挙運動の指南役をしていたわけですから、安倍首相の関係者が買収にも関与していた可能性がある。もし、河井氏が逮捕されれば、金を振り込んだ自民党本部だけでなく、安倍首相の周辺も捜査対象になるかもしれない。立件はされなくても、情報がどんどん出てきて、安倍首相が追い込まれるのは必至でしょう」(全国紙政治部デスク)

 “番犬黒川弘務・東京高検検事長を使って検察の政界捜査をことごとく潰し、人事にまで介入しはじめた安倍政権だが、検察の逆襲によって、いよいよ悪運が尽きるときがやってきたということなのか。

 しかし、状況はそう楽観的なものではないらしい。官邸はこの間、検察の捜査を潰そうと、必死で圧力をかけており、いま問題になっている検察庁法改正案もそのひとつだというのだ。

 周知のように、検察庁法改正案のいちばんの目的は、1月に閣議決定した黒川検事長の定年延長を後付けで正当化するためであることだ。しかし、それだけならここまで強引に急いで法案を成立させる必要はない。コロナ対策で大変な状況下でも、安倍官邸がこの法案にこだわり、強行に成立させようとしているのは、河井捜査にプレッシャーをかけようとしているからだというのだ。

 そのプレッシャーの道具となっているのが、まさに2月になって検察庁改正法案に加えられた2つの制度だ。


■検察庁法改正案強行に加えられた2つの規定は、検事に政権忖度と萎縮をもたらすことが狙い

 周知のように検察庁法改正案の問題点は検察官の定年が63歳から65歳に引き上げられることにあるのではない。これは昨年の秋の時点で法案にあった。問題は、管理職である最高検次長、高検検事長、地検検事正が63歳で役職を退く(検事の身分はそのまま)という「役職定年制」に、2月になって、内閣や法相が認めれば、特例として役職定年後もその役職にとどまれるという例外規定を設けたことだ(検察庁法改正案22条5、6項など)。

 同時に、内閣や法相などが認めれば、やはり特例として検事総長を含むすべての検察官について、65歳になってもその役職のまま定年退職を先送りできる「定年延長制度」も新たに導入した(同22条2項など)。

「この2つの制度によって、内閣のおぼえめでたい幹部は63歳になっても役職にとどまれるし、幹部以外のヒラの検察官もやはり内閣に気に入られれば、65歳以降も職にとどまれることになった。つまり、安倍政権はこの法律を強行することで、幹部だけではなく、現場の検事にも忖度と萎縮の効果を狙ったのではないかといわれています。実際、施行は2022年4月ですが、いま、現場で捜査に当たっている検事には大きく関係してきますからね」(前出・司法担当記者)

 また、官邸と検察幹部の間で、河井捜査と人事問題をバーターにする裏取引が進んでいるという情報もある。

「官邸としては、国会会期中の、逮捕許諾請求に基づいた逮捕だけは絶対に避けたい。そのため、反黒川的なスタンスの稲田伸夫検事総長に裏取引を持ちかけているようです。検察庁法改正案は通すが、黒川検事長の検事総長就任は見送る。その代わり、河井前法相については、在宅起訴、もしくは立件を国会終了後にするという方向ではないかといわれている」(検察関係者)

 実は、今回、「広島地検が河井前法相を立件するという方針を固めた」という報道が流れたのは、こうした安倍政権と上層部の動きに危機感を抱いた現場のリークだという見方が有力だ。

「現場はこのままいくと捜査が潰されかねない、という危機感をもっている。そこで、メディアに報道させて立件を既成事実化させて、世論を味方につけようと、リークしたということのようだ」(前出・司法担当記者)

 検察は河井逮捕に踏み切れるのか。検察庁法改正案の審議の行方とともに注意して見守りたい。

(編集部)
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●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。…ニーメラーの警告を無視してはいけない》

2019年04月30日 00時00分14秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/改憲派よ選挙で堂々と論陣張れ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201904160000146.html)。
レイバーネットの土屋トカチさんの記事【ニーメラーの警告を無視してはいけない〜「関西生コンを支援する会」結成される】(http://www.labornetjp.org/news/2019/0415shasin)。

 《日本維新の会幹事長・馬場伸幸は夕刊紙で「…」と維新を除く野党の憲法問題から逃げ回るさまを批判した…★では一体、憲法議論を進めたがっている政党はどこなのか。今分かっているのは維新だけだということだ。それならばサボタージュは維新以外すべてとなるが、改憲派を説得できない維新の野党への八つ当たりではないのか》。
 《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為であるストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為が行われている…集会参加者の一人、ジャーナリストの竹信三恵子さん…はドイツの牧師マルティン・ニーメラーの詩を引用した…「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった/私は労働組合員ではなかったから/そして、彼らが私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」》。

 お維を含め、与党自公の壊憲派の皆さん、沖縄で起きていること、ここ最近ならば、高江の《生物多様性の生きた教科書》な森の破壊や美ら海辺野古破壊に対して何も感じないの? アベ様という独裁者が種々のクダラナイ理由を持ち出して壊憲を叫ぶ今ごろになって、《保守系の翁長雄志那覇市長》のこの言葉の意味を痛感させられる…「憲法改正よりも日米地位協定を改定することが主権回復だ」(『●沖縄の「屈辱の日」を祝う神経』)。

 そもそも、《維新を除く野党》ってどういうこと? お維は、癒(着)党でしょうに。

 【ポスト安倍に浮上の背景 菅義偉「黒い野望」を読み解く】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252075)によると、《定例記者会見で政権に都合の悪い質問をぶつけられると、「その指摘はまったく当たらない」と強弁し、冷酷な表情で記者を威圧する態度などから「安定のガースー」と揶揄されていたのが一変。“ポスト安倍”に…》!?
 沖縄をイジメ尽くす最低の官房長官が“ポストアベ様”だってさ、あ~ぁ。

 「アベ様が攻撃したとき」…「1/4と2/4」の皆さんは沈黙でいいの? 何も感じないのか…。
 竹信三恵子さんは《似たような状況が、あちこちにつくられています弁護士への大量懲戒請求、相次ぐニュースキャスターの解雇、朝日新聞への攻撃、研究費をめぐる研究者への攻撃など》と言います。そして、《声をあげない限りどんどんやられていく。…ニーメラーの警告を無視してはいけない》と。

   『●Nuclear:「核」と「原子力」の使い分け
    「講演のなかで、ホロコーストをまぬがれ強制収容所から生還した
     マルチン・ニーメラー牧師の「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき
     という詩を引用をしてます:

      ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、
      共産主義者でなかったから何もしなかった。

      ナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、
      社会主義者ではなかったから何もしなかった。

      学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、
      まだ何もしなかった。

      ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した
      ― しかし、それは遅すぎた。」

   『●アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」、
      ニーメラー牧師「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」
   『●金子修介監督ショートムービー『希望の党☆』(2005年)…
                「…を日本の政界が後追いしているみたい」

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201904160000146.html

政界地獄耳
2019年4月16日9時7分
改憲派よ選挙で堂々と論陣張れ

★11日、日本維新の会幹事長・馬場伸幸は夕刊紙で「憲法改正に向けた国会の議論が停滞している。立憲民主党などの左派野党が衆院憲法審査会で欠席戦術を続け議論のテーブルに乗ってこない」と維新を除く野党の憲法問題から逃げ回るさまを批判した。「左派勢力は憲法改正を政局にして職務を放棄している。もはや改憲勢力だけでも改憲協議を粛々と前進させるときだ」とし「今こそ、50年先、100年先を見据えた国家像を話し合うべきだ。『結果を出す政治』が求められている」と語った。

★極めて正論だ。議会で議論しなければ、国民にまで憲法改正の意義や目的、どこを改正するのかなど憲法議論のたたき台すら下りてこない。改憲派の歯がゆさはテーブルに着いて議論すらしない野党の対応だろう。だが怒りの矛先を野党に向ける前にすべきことは与党の憲法議論への対応ではないか。公明党は参院選前の憲法議論を嫌っていて、その声を受け止めて自民党も野党のサボタージュを演出するが実態は参院選挙前に憲法議論を進めるというタイミングを与党サイドが嫌っているに他ならない。

★では一体、憲法議論を進めたがっている政党はどこなのか。今分かっているのは維新だけだということだ。それならばサボタージュは維新以外すべてとなるが、改憲派を説得できない維新の野党への八つ当たりではないのか。与党をまず議論のテーブルに着けたらいかがか。国民を巻き込むために自民党、公明党、日本維新の会はそろって憲法改正を国民に正面から問えばいい。選挙が終わってからではなくこの参院選挙の3党の統一政策にされればいい選挙の政策討論でも堂々と論陣を張ればいい。そのテーブルに野党が乗ってこないのならば猛然と批判すればいい。今まで選挙のたびに憲法議論を避けてきたのは改憲派の方だ。そこで論陣を張らずに国民に理解を得るのは順番が違うのではないか。「結果を出す政治」をうたう維新の改憲派取りまとめに期待する。(K)※敬称略
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http://www.labornetjp.org/news/2019/0415shasin

ニーメラーの警告を無視してはいけない〜「関西生コンを支援する会」結成される
動画(11分)



https://www.youtube.com/watch?v=2sSkVQgcu48&feature=youtu.be

 4月15日、参議院議員会館にて「関西生コンを支援する会」結成総会が行われた。くしくも4日前、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部の委員長・副委員長が、みたび逮捕されたタイミングとなった。参加者は約100名だった。

 関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為であるストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為が行われている。これに抗するため「関西地区生コンを支援する会」が作られた。会の目的は不当な長期勾留と接見禁止の即時中止及び保釈」「組合つぶしを目的とした、憲法28条・労働組合法1条2項に違反する不当捜査の即刻中止」「公正かつ迅速な裁判による無罪判決の追求だ。

 集会参加者の一人、ジャーナリストの竹信三恵子さん(写真)はドイツの牧師マルティン・ニーメラーの詩を引用した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから
そして、彼らが私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 そしてこう続けた。「いま日本で起きていることは、総合的な状況で言うならば、ニーメラーが言っていることです。この事件は労働組合に対する弾圧であることに異論はないですが、似たような状況が、あちこちにつくられています弁護士への大量懲戒請求、相次ぐニュースキャスターの解雇、朝日新聞への攻撃、研究費をめぐる研究者への攻撃などです。すべてが、ニーメラーが言っていたように、声をあげない限りどんどんやられていく。なので私は今回の事件について、生コンの組合員じゃないから知らないとは言いたくない。ニーメラーの警告を無視してはいけない。一緒に押し返していきましょう」と訴えた。

 なお、共同代表は鎌田慧さん(ルポライター)、佐高信さん(評論家)、宮里邦雄さん(弁護士)、海渡雄一さん(弁護士)、内田雅敏さん(弁護士)、藤本泰成さん(フォーラム平和・人権・環境 共同代表)が務める。〔土屋トカチ
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●金子修介監督ショートムービー『希望の党☆』(2005年)…「…を日本の政界が後追いしているみたい」

2017年10月03日 00時00分19秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]



日刊ゲンダイの記事【スペシャルインタビュー/小池新党と“同名”の偶然 映画「希望の党☆」監督に聞いた】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/214393)。

 《「今、映画撮影のため中国に来ているんですけど、日本のニュースを見てビックリしました。12年前に僕が作ったショートムービーを日本の政界が後追いしてるみたいなんだもの」…映画監督の金子修介氏》。

 J-CASTニュースの記事【小池新党と同名の映画「希望の党」に脚光 見事な政権奪取、そして結末は...】(https://www.j-cast.com/2017/09/26309501.html?p=all)によると、《金子修介さん…。…ところがその選挙で、「希望の党」なる新興政党が過半数を制し、政権を奪取してしまう。数カ月後、「国民権利義務省」から父親に届いたのは、「国民選挙義務新法に基づき、その選挙権を剥奪する」という封書だった… 過激な政策が次々と実現され…ついには戦争が勃発し、娘までもが出征することに――》。

 YouTubeの映像はコチラ:

   『「希望の党」前編』(https://www.youtube.com/watch?v=pmykwa114OE
   『「希望の党」後編』(https://www.youtube.com/watch?v=YDuwDBAVIVc
                     ……「監督・金子修介…出演/…木下ほうか」

キト☆、ロンパ。「眠り猫」で本当に大丈夫? マルチン・ニーメラー牧師の「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」を知っていますか? でも、「「ナチ党が攻撃したとき」は「アベ様が攻撃したとき」だとばかり思っていたら、「キトも攻撃したとき」に、いつのまにか…。マスコミも含めて、非立憲主義・非平和主義な単なる反アベ様派は「キトによる攻撃」に熱狂していますが、気付いた時には大政翼賛体制な独裁社会に」…。(『●アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌…民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!』)
 過去には戻れません、いくら後悔しても。 

   『●Nuclear:「核」と「原子力」の使い分け
    「講演のなかで、ホロコーストをまぬがれ強制収容所から生還した
     マルチン・ニーメラー牧師の「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき
     という詩を引用をしてます:

      ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、
      共産主義者でなかったから何もしなかった。

      ナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、
      社会主義者ではなかったから何もしなかった。

      学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、
      まだ何もしなかった。

      ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した
      ― しかし、それは遅すぎた。」

   『●アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」、
      ニーメラー牧師「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」
   『●争点は「壊憲」: 若者の皆さん、「もしあなたが
        投票に行かないと日本はどうなってしまうのか?」
    「WP『100% Go Vote!(全員、選挙に行こう!)』は、
     コチラです ⇒ 【http://www.japanteam.net/100vote/index.html】…
       少しでも投票率が100%に近づくことを願っています。
     大袈裟なことではなく、「20XX年、再び戦争が始まった…
     とならないために」


 マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ/第5回:ヤクザ抗争と私利私欲選挙はよく似ている気がする】(http://maga9.jp/kotobano170927/)によると、《こんなありさまを見て、天国の文太さん、泣いてるだろうなあ。「国難突破」が笑わせる…まさに、ナニコレ珍百景。…「議員亡者」の駆け込み寺 そこへ、小池新党が参戦。…市民連合」が選挙を変えるか?…最後は聞いていた人たちが「野党は共闘! 野党は共闘!」と一斉にコール。4人の政党人へ大きなエールを送っていた。それを聞きながら、この動きが大きなうねりとなって実を結ぶのではないかとぼくは思った。ここではいわゆる市民連合」が、野党共闘への動きをリードしいてる… 小池都知事「リセット」発言の傲慢 …若狭氏や細野氏らは面目丸つぶれ…》。

 《今や“戦争反対”は“反日”のレッテルを貼られかねない時代》で、戦争法に反対し、壊憲に反対すると…トファ・キト党首小池氏に「選別」され、「排除」される時代。彼女にニッポンは「リセット」されるようです。大政翼賛体制、独裁社会。
 自民党亜種トファ・キトの政治「屋」らには「希望」など在らず。「希望」はどこに在るのか? 《市民連合」が、野党共闘への動きをリードしている》…立憲主義・民主主義・平和主義を守ってくれるリベラル派の真の政治家を支えるべき。
 与党・自公、癒党お維新、自民党亜種トファ・キトに騙されるな! 最強のヒトラー「悪魔」「毒」なヒトラーかの二択ではなく、第3の選択肢・リベラル派の真の政治家たちを選びましょう。「アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌…民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!

   『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
      「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」
   『●「選挙上手・戦略家」氏は羽衣の下には剣と鎧を纏い、
                 スネにもお金にまつわる多数の傷が…
   『●宇都宮健児さん、「小池さんが東京でカジノをやろうとしたら、
                 猛烈な反対運動をやらなければいけないな」
   『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
          →自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能
   『●室井佑月さん「小池都知事…考え方は安倍首相に近い」
             「自民党っていう看板を付け替えただけじゃん」
   『●「文書が不存在」…トファ小池都知事の脳内AIという
           超単純回路な「ブラックボックス」で「政策判断」
   『●権力内での席替え: 無言「……」で「のり弁」での
      チョッピリ情報開示…自民党亜種トファ的な情報非公開

   『●自民党亜種トファの小池都知事が「震災時に
      朝鮮人が虐殺された史実の否定にもつながりかねない判断」を…
   『●瞬く間にデマを善人が鵜呑みにし…
      上原正三さん「琉球人の俺も、いたらやられていた。人ごとではない」

   『●朝鮮人虐殺…黒澤明監督「何をかくそう、
      その変な記号というのは、私が書いた落書きだったからである」
   『●トファは自民党亜種…「第2自民党」なのか
      第2お維なのか不明だが、自公お維と同種で、かつ、壊憲体質
   『●「選ぶ側の目こそ問われる」「有権者も…
     「二物」を許すほど甘くはなかろう」…サギ師を見抜く甘くない目

   『●自民党亜種トファ・キトの「反作用として期待される
         リベラルの結集」…それが最後の望み・希・希望
   『●アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌… 
         民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!
   『●「おっさん政治をつぶして新おっさん政治を始めたにすぎない」
                           自民党亜種トファが本領発揮

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/214393

スペシャルインタビュー
小池新党と“同名”の偶然 映画「希望の党☆」監督に聞いた
2017年9月28日

     (金子修介監督(左)は予見していた?/(C)日刊ゲンダイ)

 「今、映画撮影のため中国に来ているんですけど、日本のニュースを見てビックリしました。12年前に僕が作ったショートムービーを日本の政界が後追いしてるみたいなんだもの」

 こう言うのは「ガメラ」シリーズや「デスノート」などで知られ、最新作「リンキング・ラブ」の公開を控えている映画監督の金子修介氏だ。

 前述のショートムービーとは、総務省と財団法人「明るい選挙推進協会」の依頼で金子監督が作った20分間の短編映画「希望の党☆」のこと。物語はこうだ。

 主人公はごく平凡なサラリーマン。翌日に国政選挙を控え、“大事な選挙だから”と娘から投票を勧められるが、どうせ誰に投票しても世の中変わらないと棄権してしまう。

 ところが、選挙の結果、過半数を獲得して政権を握ったのが「希望の党」なる政党。誰も注目していなかったのに、若者世代の圧倒的な支持を得て、次々と斬新な改革に着手していく。動物虐待に重罰、痴漢は死刑。3年間、選挙に行かなかった国民からは選挙権を剥奪、その代わり、選挙権を高校生にまで引き下げる……。「冤罪というリスクを冒しても犯罪者を許さない」と勇ましい党首に熱狂していた国民だが、次第にエスカレート。ある日、徴兵令が敷かれ娘も戦場に……

 「政治に無関心だとこうなりますよ。みんなで選挙に行きましょう」というメッセージが込められた作品だが、まさに今の日本の状況にそっくり

   「12年前は『戦争反対! 日本は戦争しないって決めたんだ』
    という父親の絶叫も不偏不党のセリフとしてごく当たり前に
    使われていましたし、ムービーを見た官僚も笑って喜んで
    いましたが、今や“戦争反対”は“反日”のレッテルを貼られ
    かねない時代ですからね」(金子監督)

 「原発ゼロ」「女性の活躍」など、口当たりのいいスローガンを並べながら「憲法改正」を盛り込み、自民より右といわれる小池百合子都知事。党首を務める「希望の党」の出現は偶然とはいえ、まさに12年前に金子監督が危惧したファシズム社会の予兆ともいえる。

   「動画の趣旨を理解し、選挙を棄権しないこと。
    それがオトナの第一の役目だと思います」(金子監督)

 悪夢が現実にならないことを祈るばかりだ。
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●アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌…民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!

2017年10月01日 00時00分06秒 | Weblog


リテラの記事【「希望者は全員公認」は嘘! 小池と前原が密約したリベラル排除と民進から希望への上納金】(http://lite-ra.com/2017/09/post-3480.html)。

 《はっきり言って、これはまさに「悪魔との取引」であり、小池新党に魂を売ったも同然…》。

 名を捨てて、取ったと主張する「」=「」も取られていることに、何の罪の意識も無い無責任政治「屋」前原氏。

   『●「選ぶ側の目こそ問われる」「有権者も…
     「二物」を許すほど甘くはなかろう」…サギ師を見抜く甘くない目
   『●自民党亜種トファ・キトの「反作用として期待されるリベラルの結集」
                            …それが最後の望み・希・希望


 アベ様自公政権の継続が「最悪」の事態かと思っていましたが、それどころではない事態が待っているようです。「地獄」の事態とでも言いましょうか。ヒトラー政権を倒すために、別のヒトラーという「悪魔」「」を用いる…一体誰がそんなものに期待しているのか。
 「自民党をぶっ壊す」と言っていた方(結局、自民党は破壊されず、新自由主義でニッポンが破壊)が居ましたが、自民党亜種トファ・キトの小池百合子「ト」知事は「民進党をぶっ壊した」とさ…。
 この間不思議でしょうがないのだけれど、民進のカネと組織をなぜキトが使えるの? なぜキトに差し出すの? 民進に残る人たちが政党交付金と組織を利用して選挙を戦うべきであり、トファ・キトに吸い取られて、リセットされた非民進党の方々は、キトのお金と組織で選挙を戦われるべきだと思うのですが…? 不思議。民進壊憲派が脱党・吸収されて癒党キトのカネと組織で戦い、「民」共「進」99%民衆の味方な民進立憲派こそが、民進に残り、民進党のお金と組織を使って、さらに、リベラル派で野党共闘した上で、選挙を戦うのがスジ。なんで解党なんだ? 滅茶苦茶じゃないか!?

   『●自公お維トファへどうぞ、どうぞ! 
     …室井佑月さん「野党はほんとうに99%民衆の味方なのか」
   『●アベ様に「対峙」? 「新たな選択肢」提示? 
      「民」と共に「進」む気の無い党はついに自民党に「擬態」
   『●室井佑月さん、「民進党のせいで負けたってこと、
          民進党の人たちだけがわかってないのか?」

 アサヒコムのコラム【室井佑月「安倍首相、最強」】(https://dot.asahi.com/wa/2017092700016.html)によると、《そう思えば、政治家が政治家でいるのは弱者救済のためなんて、ただの幻想と諦められる。国のトップがそうなんだから、正義のために闘うメディアってのもただの幻想。みんな人間。自分の権力を長く保ちたいし、お金が好きだ》。
 そういった最強政治「屋」から「悪魔」・「」な政治「屋」へ…そんな大政翼賛体制な独裁社会でいいの?
 「ナチ党が攻撃したとき」は「アベ様が攻撃したとき」だとばかり思っていたら、「キトも攻撃したとき」に、いつのまにか…。マスコミも含めて、非立憲主義・非平和主義な単なる反アベ様派は「キトによる攻撃」に熱狂していますが、気付いた時には大政翼賛体制な独裁社会に。

   『●Nuclear:「核」と「原子力」の使い分け
    「講演のなかで、ホロコーストをまぬがれ強制収容所から生還した
     マルチン・ニーメラー牧師の「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき
     という詩を引用をしてます:

      ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、
      共産主義者でなかったから何もしなかった。

      ナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、
      社会主義者ではなかったから何もしなかった。

      学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、
      まだ何もしなかった。

      ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した
      ― しかし、それは遅すぎた。」

   『●アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」、
      ニーメラー牧師「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」


 アサヒコムの記事【「森友&加計疑惑隠し解散」のツケ】(https://dot.asahi.com/wa/2017092800033.html)によると、《安倍首相の解散総選挙の本当の動機は何だったのか。やはり土俵際まで追い詰められた森友・加計疑惑からの〝逃亡〟だろう》。
 その「ツケ」が市民に向けられ、ニッポン社会が大政翼賛体制に向かって行くなんて…。「最強」のヒトラーの後ろに、もう一人、「悪魔」「毒」なヒトラーが控えていたとさ。

 東京新聞の記事【衆院選の連携で3知事が会見へ 30日夕、小池、松井、大村氏】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017092901001239.html)によると、《松井一郎大阪府知事大村秀章愛知県知事…。希望の党の細野豪志元環境相は日本維新について「政策的な部分での親和性は相当ある」と共同歩調を取る可能性に言及》。また、東京新聞の記事【首相けん制「政策抜き」 「ブームから希望生まれず」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201709/CK2017092902000113.html)によると、《「私たちは誠実に愚直に具体的な政策を訴える。厳しい選挙戦だが、身を引き締め全力投入したい」とも強調…。…山口那津男代表…は「自公政権か、はたまた違う政権かを選択する選挙だ」》…いやぁ、違うでしょ。巨大な壊憲派か、平和主義派かを選択しないと。
 それにしても、「親和性の相当ある」癒党お維や大村知事、ここに名前は出ていませんが、河村たかし市長…と共同歩調。先に、匂い・腐臭を嗅ぎつけて寄ってきた(あえて差別する…真の意味で「キ」「ト」な)中山恭子氏や中山成彬元文部科学相…。選挙後には、自公も合体し、巨大な拡大大政翼賛会…反吐が出ます。

 東京新聞の記事【「護憲」どこに託せば】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201709/CK2017092902000124.html)によると、《自民党を含め衆院選の候補者の多くが改憲に前向きな政党から出馬することになりそうだ。改憲反対の立場で、野党共闘に期待した有権者は投票先を見失う可能性がある。民進など野党四党による共闘を求めてきた市民団体の呼び掛け人、山口二郎法政大教授は「民進全員が希望に合流したら、リベラルの立場にある有権者にとって積極的な選択肢はなくなる」と失望感を隠さない…牧原出(いづる)教授(政治学)は「現状では小池新党の立ち位置が分からない。リベラル支持者の気持ちが落ち着かないのはよく分かる」と話す。今後、民進の護憲派などが排除される可能性も指摘し、「リベラル派は自力で結集を図るしかない。その結果、一つの核ができるかもしれない選挙の構図はまだ固まったと言えない」と述べる》…そうだ。

 また、アサヒコムの記事【小池都知事は民進党解党でも「ブランドは安売りしない」】(https://dot.asahi.com/wa/2017092800078.html)によると、《民進党がいよいよ”解党”される…会場には「これが政治のダイナミズムだよな」などと笑顔で雑談する議員もおり、党が消滅するとは思えないような和やかなムード。役員席では終始、腕を組んで険しい表情だった枝野幸男代表代行や、悲しげな表情を崩さなかった辻元清美氏などの姿が印象的だったものの、全体的には前原氏の提案に肯定的な議員が多いようだった》…という絶望的な内情。
 トファ・キトの「反作用として期待されるリベラルの結集」…それが最後の望みなのですがね。
 トファ・キトの小池「ト」知事は「民進党をぶっ壊した」わけですが、リベラル派は座していていいのですかか? 何の反撃もしないの? 前原氏は《希望者は全員公認》と希望的観測、一方、キト党首は《あり得ない》と、アマちゃんな民進議員を絶望へ。対抗馬を出さないなんて云う密約・希望的観測をエサに尻尾を振ってどうする。小池氏に「選別」され、「排除」を怖れて〝踏み絵〟を踏みつけ、矜持を捨てる訳ね。希望していない方は居ないのですか……? なぁ~んだ、自民党と変わらないじゃない。誰一人、戦争法に反対し平和憲法を守ろうという矜持ある人は居ないのね? 平成の治安維持法にも賛成なんだ? 最大野党・民進にはヘタレばっかりだったとはね、呆れる。


   『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
      「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」
    《リテラ…『酷すぎる安倍政権の沖縄いじめ…米軍属事件対策の
     防衛省パトロール隊が基地反対派を監視!
     小池百合子も沖縄ヘイト』…小池百合子・東京都知事候補も、
     沖縄バッシングに加担してきた人物だ。沖縄担当相だった》

   『●「選挙上手・戦略家」氏は羽衣の下には剣と鎧を纏い、
                 スネにもお金にまつわる多数の傷が…

 最後に、沖縄紙の論調。
 琉球新報の【<社説>衆院解散 民意実現の好機にしたい】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-584965.html)によると、《民意を踏みにじる安倍政権に、改めて沖縄の強固な民意を示す選挙と位置付けたい。…新党「希望の党」への民進党の合流など野党再編の動きが加速化…。有権者は政策をしっかり吟味して投票することで、国民としての責任を果たしたい》。
 沖縄タイムスの【社説[沖縄選挙区始動]「辺野古」の是非明確に】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/149376)には、《3区の玉城デニー氏…小池氏が打ち出している憲法改正・安全保障政策と玉城氏の主張には隔たりがある。…1区は前回同様、共産党の赤嶺政賢、自民党の国場幸之助、維新の会の下地幹郎の3氏の争いになりそうだ。「非自民・非共産」の姿勢を示す希望の党に下地氏が接近することになれば1区の状況も変わってくる可能性がある》。
 強調しておくべきことは、トファ・キトの小池党首は沖縄ヘイトでもある。

 自公とお維が、キトと手を結ぶ巨大「大政翼賛」体制な社会がニッポンの民意とは思いたくない…。 
 真の野党共闘を! アベ様や自公お維も厭、トファ・キトも嫌…民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集しましょう。政治「屋」ではなく、そんな政治家を一人でも多く国会へ。

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http://lite-ra.com/2017/09/post-3480.html

「希望者は全員公認」は嘘! 小池と前原が密約したリベラル排除と民進から希望への上納金
2017.09.29

     (前原誠司HPより)

 本日、民進党・前原誠司代表が党両院議員総会で小池百合子都知事率いる新党「希望の党」との合流を提案、満場一致で合流を決定した。
 前原代表は「名を捨ててを取る」と語り、「好き勝手な安倍政権を終わらせる」ことを強調。「安倍政権を打倒できるのであれば」と、この合流にはリベラル支持者のあいだからも歓迎の声があがっている
 だが、はっきり言って、これはまさに「悪魔との取引」であり、小池新党に魂を売ったも同然ではないか。
 そもそも民進党は、安倍政権下での憲法改正に反対し、安保法制の白紙撤回特定秘密保護法や共謀罪の廃止といった政策を掲げてきた。しかし、小池代表は憲法改正に対するスタンスとリアルな安全保障政策入党の条件だと明言。同様に、細野豪志も「安全保障法制白紙撤回を言いつづける人(を受け入れること)は考え方として厳しいと思う」と述べている。
 だが、前原代表は、安保法制の見直しについて「少なくとも細野さんとのあいだでは合意できるんではないか」などと述べた。希望の党の公認についても、両院議院総会で「誰かを排除することじゃない」と発言し、会見では「これまで一緒にやってきた仲間の公認を目指すということでこれから交渉していく」と説明していた。
 しかし、これはあきらかにごまかしだ。実は、前原代表と小池代表の間では、とっくに、改憲や安保法制賛成に手のひらをかえした議員のみ公認され、リベラル派議員を排除することで話がついている。

「小池代表が民進党と合流しようとしたのは、単に民進党の100億円の政党交付金、地方組織や支援団体、間に合わない候補者選びをカバーするためでしかない。民進党の各候補者に公認に当たって分配した政党交付金を出させリベラル派の議員を排除することが最初から合流の条件だった。もちろん、壊滅危機に瀕していた前原代表はその条件をわかっていたはずです。もともと前原代表は改憲や安保法制推進派であり、抵抗はない。ただ、そこのところをはっきりさせてしまうと、話が壊れるので、あえて曖昧にして“公認をとれるよう努力する”などという表現でごまかしてるんです」(全国紙野党担当記者)


議会の8割を改憲勢力が占め、大連立の可能性も

 おそらく、この後、リベラル派議員が公認を申請するたびに、「目指すべき政治の方向性が違う」「現実的な安保政策を拒否する候補者は立てられない」ことを理由にはねつけられる、という光景が繰り広げられるだろう。

「ただ、その場合もマスコミや世論の批判は起きない。後になって公認をはねられた候補者が告発の声をあげても、むしろ、政策が違うのに、公認を求めた候補者のほうが“政治的信念がない”などと批判されるはず、と、小池代表も前原代表も踏んでいるんです」(前出・全国紙野党担当記者)

 なのに、民進党議員は「満場一致」でこの合流を支持し、丸乗りしたのである
 その理由は実に安直なものだ。毎日新聞によれば、前原代表は枝野幸男代表代行に対し、「小池氏は長妻(昭選対委員長)さんや枝野さんのところに(対立候補を)立てるようなことはしない」と語って説得したという。つまり、小池新党への合流に消極的な議員には、選挙における譲歩をダシにしたのだ
 だが、相手は手のひら返しの名手・小池百合子である。この密約も守られるかどうかもかなり怪しい。また、もし選挙区で対立候補が立たなかったとしても、小池新党に合流しない/できない議員は無所属での出馬となる。人的・金銭的な支援が得られず、ほとんどが討ち死にするのは必至だ。まったく民進党というのはどこまで世間知らずで覚悟のない議員だらけなのか、とため息をつきたくなるではないか。
 それでも、単に民進党がなくなってしまうというだけなら、まあ「自業自得」と笑ってすませることもできる。しかし、いま、起きていることはもっと深刻だ。
 この選挙の後に、日本を戦争に引きずり込む翼賛議会が誕生する可能性があるからだ。
 現在の目算では、自民の獲得議席は200議席以下に激減。一方、希望の党も200議席に迫る勢いだという。これがなにを意味するかというと、8割が改憲勢力になるということだ。
 しかも、どちらも過半数はとれないため、連立を組まざるをえない。自民党が公明党と組んでも過半数を超えない場合、あるいは希望の党と維新で過半数が獲れない場合は、自民=希望の大連立という事態が必ず起きるだろう。


「勝ち馬に乗り遅れるな」という発想が大政翼賛会を生み出した

 小池代表は「安倍政権の打倒」を口にしているじゃないか、と言う人もいるかもしれないが、そんなものは小池お得意のポーズにすぎない。事実、小池新党に合流した中山成彬はさっそく〈安倍首相の交代は許されない〉などとツイートしている。それ以前に、そもそも改憲や安全保障をはじめ安倍と小池は、政策も思想も大差ない。最終的には、自民党と小池新党は北朝鮮危機を口実にして連立を組み、9条や緊急事態条項を軸にした憲法改正を押し進めていく──。そして、勝ち馬に乗りたいと考える国会議員たちがどんどん集結し、事実上の“独裁”状態になるだろう。
 これはまさに、先の戦争の泥沼化に大きな役割を果たした大政翼賛会の再現だ。1940年にできた大政翼賛会も、けっして軍部に強制されてできたわけではない。世界的な全体主義の台頭のなか、「バスに乗り遅れるな」というスローガンのもと、政界のなかで挙国一致体制を築くべきとする新体制運動が起き、大政翼賛会を結成。ファシズム運動が起き、近衛文麿を中心に、保守政党のみならず無産政党であった社会大衆党までもが積極的かつ自発的に解党して、ファシズム体制をつくりあげていったのだ。
 いまの民進党も全く同じことをしようとしている。憲法改正への反対や安保法制の白紙撤回という主張を捨て、新党に合流することは、いわば立憲主義を否定することを意味する。ところが、「勝ち馬に乗り遅れるな」とばかりに雪崩をうって、小池新党に丸乗りしていく様は、恥知らずとしか言いようがない。
 「中から右派を抑制」「主導権をとる」などと思っているのかもしれないが、民進党内部の話し合いですらなんの異議申し立ても抵抗もせず“なごやかに満場一致”し、カネも組織ももっているのは自分たちのほうなのに人気だけの小池百合子にひれ伏している首を差し出す人たちに、そんなことができるのか
 良識ある政治家たちにいま、求められるのは、第二自民党たる小池新党に参加することではなくリベラル勢力として結集することだ。メディアは小池一色に染まっているが小池の欺瞞や詐術を見抜き、安倍と小池がまったく変わらない独裁者であると嗅ぎ取っている国民は、大勢いる。その受け皿がいまこそ必要なのだ。

(編集部)
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●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。権力にオネダリして、そうしていただいたのである」

2016年05月26日 00時00分51秒 | Weblog


nikkan-gendaiの斎藤貴男さんによる記事『消費税増税 新聞が決して書かない真相 増税延期ならば、既存メディアはますます安倍批判ができなくなる』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179871)。

 《このままではジャーナリズムが死に絶えてしまう。反権力的な番組を流した放送局の電波停止を示唆した高市早苗総務相の発言など、安倍晋三政権のメディアコントロール戦略だけを指すのではない。恐ろしいのは圧力よりも自滅だ》。

   『●アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」、
      ニーメラー牧師「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」

 アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」…という惨状なジャーナリズム。「電波」な「凶器」高市総務相の暴走と「報道現場の声」から見えてくるのは、「自粛」「忖度」「委縮」…が「内部から」

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
     「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
   『●青木理さん: ジャーナリストの矜持
      「権力や権威の監視」「強者にこそ徹底した監視の目を」
   『●『ヒトラー選挙戦略』へ推薦文を書ける 
     高市早苗氏は「公平」とか、「倫理」「法」とか口にできるのか?
   『●「クレショフ効果」と「電波停止」「メディアコントロール」: 
                 「電波」な「凶器」高市総務相が暴走中
   『●「電波」な「凶器」高市総務相の暴走と「報道現場の声」:
                  「自粛」「忖度」「委縮」…が「内部から」

   『●東電核発電人災から5年: 「今や世界の笑い者…
      政権批判をいとわないキャスターの首を差し出した」
   『●何度目かの「今日、死んだに等しいと思います」…
         《安倍政権の顔色ばかりうかがっている》テレ朝

 どうやら消費税増税に賛成する理由は、アベ様らによる、新聞社への軽減税率適用という「御慈悲」にあるらしい。報道機関・ジャーナリズムであれば悪税制度・消費税そのものに反対すべきなのに…。

   『●『消費税のカラクリ』読了
   『●そういうことで騙される人はたくさんいる:
      内閣支持率49.4%、アベ様による消費増税賛成46・5%
   『●「軽減税率か給付付き税額控除か」なんてことよりも、 
        そもそも消費税を否定する経済学者はいないのか?
   『●消費税増税見送り? アベ様は、「アベドアホノ丸」という
                難破船・泥船が座礁したことを認めた訳だ

 朝日新聞が消費税増税へと旗振りをするはずである…、財政再建の「唯一の方法」であるかのように喧伝しつつ。斎藤貴男さんに言わせれば《中小・零細の事業者が「デフレ下では増税分を価格に転嫁できずに自腹を切らされる」と悲鳴を上げても黙殺し、「財政再建のためだ、痛みに耐えよ」と当局の主張を垂れ流すのみ。にもかかわらず、自分たちだけは例外権力にオネダリして、そうしていただいたのである》…そうだ。正に正鵠。権力と「闘う」ことなく、ジャーナリズムは自死している。

   『●『「押し紙」という新聞のタブー』読了(2/2)
     「【黒藪哲哉著、『「押し紙」という新聞のタブー/
          販売店に押し込まれた配達されない新聞』】」
     「「日販協と新聞族議員の〝絆〟」。中川秀直、
      小泉進次郎小池百合子与謝野馨
      「・・・新聞販売懇話会は多数の有力政治家を
      「輩出」している。・・・塩川正十郎、小沢一郎、森山真弓、
      小渕恵三、与謝野馨、石原慎太郎、・・・島村宜伸、
      小泉純一郎、河野洋平、森喜朗、羽田孜、谷垣禎一、
      加藤六月、西岡武夫、・・・。・・・山本一太・・・。
      いわば政界の頂点と日販協が太いパイプでつながった
      時期もあったのだ」。中川秀直センセへの恩返しや、
      山本一太センセへ800万円もの政治資金のばら撒きが。
      衝撃的です。「政治献金によって政策が左右されるシステムが、
      民主主義であるはずがない」。
      「・・・新聞業はジャーナリズムの看板を掲げているのだから、
      道義上の問題は免れない。それに、仮に献金の目的が
      再販制度などの既得権の防衛にあるとすれば、
      金で政策を買ったことにもなる」」

   『●消費税増税についての朝日新聞社説に対する答え
   『●消費税と朝日新聞: 大企業の代弁者のようなことを
                       マスコミがすべきではない
   『●公約破りの自民党が推進するTPP、
          その旗を振るマスコミにも呆れる
   『●自民党新聞販売懇話会と消費税増税と新聞社と
       ・・・「わが国の『民度』」なんて口にできるのか?
   『●アベ様の広報機関誌『産経』が「「新聞がないと、
        政権の批判もできない」……だそうです、御笑い

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179871

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斎藤貴男 ジャーナリスト

1958年生まれ早大商卒業、英国・バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。『日本工業新聞』入社後、『プレジデント』編集部、『週刊文春』の記者を経て独立。弱者の視点に立ち、権力者の横暴を徹底的に批判する著作を出し続けている消費税の逆進性を指摘する著作も多数。「機会不平等」「安心のファシズム」「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」「ちゃんとわかる消費税」など。
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消費税増税 新聞が決して書かない真相
<1>増税延期ならば、既存メディアはますます安倍批判ができなくなる
2016年4月20日

     (ノーベル経済学者を招いて増税延期の口実づくり(C)AP)

 このままではジャーナリズムが死に絶えてしまう。反権力的な番組を流した放送局の電波停止を示唆した高市早苗総務相の発言など、安倍晋三政権のメディアコントロール戦略だけを指すのではない恐ろしいのは圧力よりも自滅

 国民の「知る権利」を代行し、権力の暴走をチェックするべきジャーナリズムの機能が喪失したら、民主主義は成立しなくなる。ともあれ多くの読者に危機的状況を知っていただき、幅広い議論が喚起されること以外に再生への道はあり得ない。ゆえに筆者は、本連載を世に問うものである。

 安倍政権が憲法改正を急いでいるのは周知の事実だ。一方では2017年4月に予定された消費税率10%への引き上げを延期、その信を問うとして衆参ダブル選挙に踏み切る流れが、ほぼ確実視されているという。

 永田町筋の読みである。

   「5月18日に今年1~3月のGDP速報が発表されます。
    数字が悪いのは分かりきっているから増税凍結の口実になる。
    多分に織り込み済みとはいうものの、サプライズの部分も
    あって株式市場には好材料。その勢いで26、27日の
    伊勢志摩サミットを乗り切り、“世界経済に貢献するアベノミクス
    みたいなイメージを演出してダブル選圧勝、というシナリオでしょう」 

 3月には「国際金融経済分析会合」を開催。ジョセフ・スティグリッツ、ポール・クルーグマンら、もともと日本の消費税増税に反対していたノーベル賞経済学者を招聘して先送り論をぶたせたのも、そのための布石だったとされる。今回の熊本地震もまた、シナリオの補強に使われそうだ

 本稿のテーマはここからだ。そうなった場合にジャーナリズムは、とりわけ新聞および系列下のテレビ各局は、今後の安倍政治を本気で取材し、追及していけるのか。はなはだ心もとない

 消費税率10%と軽減税率制度の導入はセットになっている。延期されれば、昨年12月に閣議決定された、新聞への適用も先送りだ。そのことの影響を、誰もが考えておく必要がある。

 日本新聞協会(会長=白石興二郎・読売新聞グループ本社社長)は、かねて政権与党への陳情・工作を重ねてきた直接には人の生死に関わるわけでもない商品が、食料品と並んで軽減税率の適用を勝ち取ったのは、その結果に他ならなかった

 ただ、この事実が既存メディアで報道される機会は皆無に近い。食料品の場合だと、適用されない外食との区別で、「ハンバーガーを持ち帰ると言って購入したら、それまで埋まっていた客席が空いたので店内で食べた。レジはどう処理すればよいのか?」といった細かな問題までが詳報されるのとは対照的に過ぎる

 そもそも新聞もテレビも、民主党政権の時代に消費税増税が政治日程に上って以来、この税制を礼賛し続けてきた中小・零細の事業者が「デフレ下では増税分を価格に転嫁できずに自腹を切らされる」と悲鳴を上げても黙殺し、「財政再建のためだ、痛みに耐えよ」と当局の主張を垂れ流すのみ。にもかかわらず、自分たちだけは例外権力にオネダリして、そうしていただいたのである
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●室井佑月さん:アベ様に「マスコミは甘すぎやしないか?…いっそう乱暴になるし、国民の知る権利が妨害」

2016年05月05日 00時00分45秒 | Weblog


asahi.comの社説【NHKの使命 政府の広報ではない】(http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_pickup_p)と、
(週刊朝日)コラム【室井佑月「問題をひた隠しにする政府をマスコミはなぜ甘やかすのか?」】(http://dot.asahi.com/wa/2016042800274.html)。

 《当局の発表をただ伝えるだけでは、報道機関の使命は果たせない。それは放送人としての「イロハのイ」だ》

 アベ様の《「公式発表」のみを事実として扱うことを求め、…ものごとを様々な角度から見つめ、事実を多面的に伝えるという報道の基本を放棄せよ》という籾井勝人NHK会長。「アベ様のNHK」と呼ばれる所以です。

   『●「川内原発を地図からトリミング」というのは穿ち過ぎか
                と思ってたら、「アベ様の犬HK」ときたら…
   『●アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」、
      ニーメラー牧師「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」

 テレ朝もふくめて…アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」状態は加速。アベ様に飼いならされるマスコミ。
 《私はTPP断固反対といったことは一回も、ただの一回もございません》…なんて言わせて、なぜ平気? なぜ、アベ様を責めないの?
 自公お維大地支持者も、アベ様から《説明したって、おまえらわからないだろ? なら、黙ってついてくればいい》と言われて、ヘイコラ投票し続けるの?

   『●「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、
                   騙す阿呆に、騙される阿呆

   『●公約破りの自民党が推進するTPP、その旗を振るマスコミにも呆れる
   『●ISD条項はどうなった?…TPP問題、
       自民党の「悪辣」ぶりは、今に始まったことではない


 《政府に寄り添うような発言はその都度批判されてきたが、一向に改まらない。このままでは、NHKの報道全体への信頼が下がりかねない》…これは、「アベ様のNHK」に限った話しではない。マスコミ全体の話し。アベ様は、《そう堂々といい切ってしまえるお人なのだ。2012年の総選挙のポスターが、証拠として残っていてもマスコミは彼に甘すぎやしないか? そういった甘やかしが、いったい誰のためになる? 彼はいっそう乱暴になるし、国民の知る権利が妨害されるだけ》なのに。

 「闘い」続けた忌野清志郎さんは、かつて、「日本国憲法第9条に関して人々はもっと興味を持つべきだ」と仰っていました。

   『●これが民意なの?
    《「地震の後には戦争がやってくる軍隊を持ちたい政治家
     TVででかい事を言い始めてる国民をバカにして戦争にかり立てる
     自分は安全なところで偉そうにしてるだけ」。昔、有名なロック歌手が
     そう書いていた▼「日本国憲法第9条に関して人々はもっと興味を
     持つべきだ」という題名でつづったのは、四年前に亡くなった
     忌野清志郎さん。雑誌で連載していたエッセーをまとめた
     『瀕死(ひんし)の双六(すごろく)問屋』(小学館文庫)に収録されている》

 『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の記事【今日が命日…忌野清志郎の「表現の自由を奪う圧力」との闘い、そして憲法9条への美しすぎるメッセージ】(http://lite-ra.com/2016/05/post-2205.html)によると…、

   《忌野清志郎の楽曲をめぐって起きた発売中止、放送中止の圧力事件、
    その圧力に抗し続けた清志郎の言動にフォーカスをあてて、
    彼の歴史を振り返ってみたい》
   《彼の死後に起きた東日本大震災では福島第一原発が放射能事故を起こし
    また、そんな大事故が起きたのにも関わらず、その反省を活かそうともせず
    この国は原発再稼働へと急速に歩みを進めている
     また、昨年は、十分な議論もなされないまま安保法案が強行可決され、
    憲法9条の存在すら危ういものとなり始めている。天国の清志郎が見たら、
    さぞや嘆き悲しむであろう状況に我々はいる。
     そして、おそらく、私たちが彼ほどの過激な行動をとり続けることは無理だろう。
    どんな圧力を受けても、決して自分のメッセージを曲げなかった清志郎のような
    強さを持ち続けることも常人には難しい。
     しかし、それでも、忌野清志郎のことを思い出し、彼の言葉にふれたら、
    少しだけ勇気がわいてくる。明日は憲法記念日、清志郎はこんなメッセージも
    残している。

      〈この国の憲法第9条はまるでジョン・レノンの考え方みたいじゃないか? 
       戦争を放棄して世界の平和のためにがんばるって言っているんだぜ
       俺たちはジョン・レノンみたいじゃないか。戦争はやめよう
       平和に生きよう。そしてみんな平等に暮らそう。きっと幸せになれるよ〉
       (『瀕死の双六問屋』/小学館)》

…だそうです。

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http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_pickup_p

NHKの使命 政府の広報ではない
2016年5月2日(月)付

 NHKは、政府の広報機関ではない。当局の発表をただ伝えるだけでは、報道機関の使命は果たせない。

 それは放送人としてのイロハのイ。しかし、籾井勝人会長は就任から2年3カ月になるが、今もその使命を理解していないとしか思えない。

 籾井氏は、先月の熊本地震に関する局内会議で、原発に関する報道は公式発表をベースにと発言した。当局の発表の公式見解を伝えるべきだ。いろいろある専門家の見解を伝えても、いたずらに不安をかき立てるなどとも指示した。

 26日の衆院総務委員会で籾井氏は、こう答弁している。

 公式発表とは気象庁、原子力規制委員会九州電力の情報のこと。鹿児島県にある川内(せんだい)原発については(放射線量を監視する)モニタリングポストの数値などをコメントを加味せず伝える規制委が、安全である、(稼働を)続けていいといえばそれを伝えていく」と考えているという。

 災害の時、正確な情報を速く丁寧に伝えるよう努めるのは、報道機関として当然だ。自治体や政府、企業などの発表は言うまでもなく、ニュースの大事な要素である。

 同時に、発表内容を必要に応じて点検し、専門知識に裏付けられた多様な見方や、市民の受け止めなどを併せて伝えるのも報道機関の不可欠な役割だ。

 しかし籾井氏の指示は「公式発表」のみを事実として扱うことを求めているように受け取れる。ものごとを様々な角度から見つめ、事実を多面的に伝えるという報道の基本を放棄せよと言っているに等しい。

 「住民に安心感を与える」ためというのが籾井氏の言い分のようだ。だが、それは視聴者の理解する力を見くびっている

 NHK放送文化研究所の昨年の調査では、85%が必要な情報は自分で選びたいとし、61%が多くの情報の中から信頼できるものをより分けることができるほうだと回答した。

 多くの視聴者は、政府や企業などが公式に与える情報だけでなく多角的な報道を自分で吟味したいと考えているのだ。

 籾井氏は一昨年の就任会見で「政府が右ということを左というわけにはいかない」と発言。昨年は戦後70年で「慰安婦問題」を扱うか問われ、「政府の方針がポイント」と語った。

 政府に寄り添うような発言はその都度批判されてきたが、一向に改まらない。このままでは、NHKの報道全体への信頼が下がりかねない。
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http://dot.asahi.com/wa/2016042800274.html

室井佑月「問題をひた隠しにする政府をマスコミはなぜ甘やかすのか?」
 (更新 2016/5/ 2 11:30)

      (なぜ甘やかす?(※イメージ))

 あたしが今、いちばん気になっている話題は、「パナマ文書」。大企業や一部の金持ちがタックス・ヘイブンを利用し、法律スレスレの「節税」を行っていたと聞けば、良い気持ちはしない。

 アイスランドの首相はこのことで辞任に追い込まれ、イギリスのキャメロン首相も、父親が設立した投資ファンドを所有していたため、窮地に立たされている。

 4月6日付の朝日新聞デジタルによると、

   「オバマ米大統領は5日の記者会見で『税逃れは世界的に
    大きな問題だということを改めて思い起こさせた。
    多くの取引が合法で、それがまさに問題だ』と述べ、
    抜け道を防ぐ取り組みが必要との考えを示した」

 という。あたしもその通りだと思う。まず、抜け道のある法律がおかしいわけで、そこを変えなきゃならない。

 菅官房長官は日本では調査しないといっているが、それはなぜなんだろう

 増えつづける社会福祉費で、国費が足りないんでしょ。いつもそういってるでしょだから、消費税増税だって決行したわけだし

 ならば、今後のことを考え、きちんと調査をし、法の抜け道を塞ぐために動くべきではないか

 それをするつもりがないといわれれば、わざと抜け道を作っておきたい理由があるように見えてしまう。

 話は変わって、TPPについてもおなじことがいえる。政府が提出したTPP交渉資料は、ほぼすべてが黒塗りだ。

 TPP特別委員会で野党が質問しようにも、どうにもならない。

 海外とTPPの交渉をはじめてから約3年。たしか、交渉がはじまったばかりの頃は、

   「他国も絡んでいることだから、
    交渉の途中経過は話せない」

 というような説明をされていた。が、すでに、終わった交渉もある。どのような交渉がなされてその結果となったのか、私たち国民がこれから深く関わる事柄なのに、それを教えられないってどういうこと

 そういうことをされると、政府は国民のための交渉なんてしなかったんじゃないか、だから隠さなきゃならないんじゃないか、そんなふうに思えてしまう。

 安保法制のときも思ったが、ひょっとして、

   (説明したって、おまえらわからないだろ? 
    なら、黙ってついてくればいい

 とでもいわれているのだろうか。だとしても、それは難しい。

 なにしろ、この国の首相の安倍さんは、

   「私はTPP断固反対といったことは一回も
    ただの一回もございません

 そう堂々といい切ってしまえるお人なのだ。2012年の総選挙のポスターが、証拠として残っていても

 マスコミは彼に甘すぎやしないか? そういった甘やかしが、いったい誰のためになる? 彼はいっそう乱暴になるし、国民の知る権利が妨害されるだけ

週刊朝日  2016年5月6-13日号
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●半田滋さん「(レーダーも武器搭載もない)TC90練習機を貸与しても無関係でいられるでしょうか」?

2016年04月15日 00時00分46秒 | Weblog


東京新聞の半田滋さんによるコラム【【私説・論説室から】自衛隊機貸与を読み解く】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016041302000150.html)。

 《TC90を貸与しても無関係でいられるでしょうか。…日本の安全保障に直接関係のない南シナ海の問題に自衛隊がかかわれば、中国軍は東シナ海の尖閣諸島に対して威嚇してくるのは確実なのでは。南シナ海問題は、もはや対岸の火事ではなさそうです》。

   『●沖縄と報道カメラマン・石川文洋さん
   『●「韓と恨」と日本人/『週刊金曜日』(2013年1月25日、
                  928号)、927号についてのつぶやき
   『●「「3.11」から2年 封じ込められる福島」
       『週刊金曜日』(2013年3月3月1日、933号)
   『●「敗戦特集」『週刊金曜日』
       (2013年8月9日、955号)についてのつぶやき
   『●『自然と人間』(2013年9月号、Vol.207)についてのつぶやき
   『●「主権在民 創刊1000号」 『週刊金曜日』
       (2014年7月18日、1000号)についてのつぶやき
   『●いろんな意味で疲れます・・・住民基本台帳活用と
        アイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!
   『●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身
   『●「安倍首相と戦争」 『週刊金曜日』
      (2014年11月7日、1015号)についてのつぶやき
   『●「税金逃れをする大企業リスト」
      『週刊金曜日』(2015年3月27日、1033号)について
   『●王様による「人治主義国家」を沖縄辺野古から覆す:
       「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」
    《翻って、自衛隊を「わが軍」と呼んだ安倍晋三首相の発言は、
     まともに追及される様子もない…現在の状況をつくり出しているのは、
     自民党が一強の国会というより、党内で一強となっている
     安倍首相である…閣議によって日本が変わり
     安倍首相の一人勝ちが演出される。専制的な政治手法のもと、
     国民主権がかすんでみえる。 (半田滋)》

   『●東京新聞・半田滋さん「「銃後の国民」も
     無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは・・・」

   『●「平和」「安全」ラベル付き「戦争法案」:
      「非戦闘地域」で「後方支援したい。リスクとは関わりない」
   『●経済的徴兵制、悪徳企業型徴兵制……
            経団連が望む「1億総活躍社会」
   『●中学生を「青田買い」する自衛隊:
      「体験入隊や防衛・防災講話」という「総合的な学習の時間」も

 アベ様は戦争したくて仕方ないらしい。泥沼に足を突っ込みたいようだ。違法な手法による違憲な壊憲という綻び…、やがて綻びは拡大し、自衛隊の自制はどんどんと弱まり、アベ様の「わが軍」に変貌し、平気で余所ンチの「人殺し」に「子」を送り出すようになるわけです。「子」を「人殺し」に行かせたいという、自公お維大地支持者=「親」の心理が全く理解できない。そんな政党の議員に平気・兵器で投票できる気が知れない。「日本は法治主義国家」にはほど遠く、21世紀のこの世で、世界でも珍しい、アベ様という王様・独裁者による人治主義国家」。

   『●「教訓を学ばないアベ様ら」を教訓に選挙を:
      戦前を忘れて壊憲し、東電人災を忘れて核発電所再暴走
   『●平和憲法を壊憲し軍隊を持ち「戦争できる国」の時代に:
              「ネジレ」を取り戻し、「厭戦」の世に戻したい
    「「積極的平和主義」の名の下、自公政権は、クーデターという
     違法な手法で、違憲な破憲を行いました。平和憲法を壊憲して
     軍隊を持ち、「戦争できる国」の時代に壊質してしまいました。
     《自衛隊はきょうを境に「戦争できる」組織へと法的に変わった
     訳です。《無数の花が咲いている》大きな木を、根元から切り倒し、
     戦火・戦禍にクベようとしています。たかだか25%の自公支持者、
     そして、眠りこけた50%の「眠り猫」の皆さんによって。
      なんとか参院選で「ネジレ」を取り戻し、「厭戦」の世に戻したい。
     「人殺し」のために人を無理やり戦地に行かせるなんて御免だ」

   『●「不誠実極まりない」アベ様ら、安全保障関連法廃止法案を
                   国会にて2ヶ月に渡り店晒しするつもり
   『●アベ様ら「貧しい人」=「ぜいたくな暮らしを際限なく求め、
             欲の奴隷となって」政を行い、人殺しへと誘う
   『●アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」、
      ニーメラー牧師「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」
   『●「ネジレ」を取り戻すために重要な
     2016年4月衆院補選: アベ様の政の評価は如何に?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016041302000150.html

【私説・論説室から】
自衛隊機貸与を読み解く
2016年4月13日

 武器輸出の解禁など積極的な安全保障政策をとる安倍晋三政権は、海上自衛隊の練習機TC90練習機を初めてフィリピン軍に貸与することを決めました。フィリピン政府は領有権をめぐり中国と対立する南沙諸島の警戒監視に活用する計画です。

 フィリピン軍は南沙諸島に近いパラワン島に軍用機とは名ばかりの旅客機タイプの航空機三機を保有しています。軍の要望は海上自衛隊が保有するP3C哨戒機の提供でしたが、日本側が断り、レーダーも武器搭載もしていないTC90に落ち着きました

 南シナ海にある南沙諸島はフィリピンのほか、中国、ベトナム、マレーシアなどが領有権を主張。中国は七つの環礁で埋め立て工事を続けています。中国を警戒する米政府は駆逐艦を派遣るなど南シナ海はホットスポットとなっています。

 日本政府は南シナ海への自衛隊派遣について「負担が大きすぎる」(防衛省幹部)として見合わせていますが、TC90を貸与しても無関係でいられるでしょうか操縦法を教え、機体整備を指導するのに自衛隊が関与する可能性もあります。

 日本の安全保障に直接関係のない南シナ海の問題に自衛隊がかかわれば中国軍は東シナ海の尖閣諸島に対して威嚇してくるのは確実なのでは。南シナ海問題は、もはや対岸の火事ではなさそうです。 (半田滋
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●「ネジレ」を取り戻すために重要な2016年4月衆院補選: アベ様の政の評価は如何に?

2016年04月14日 00時00分29秒 | Weblog


東京新聞の社説【衆院補選告示 「安倍政治」問う前哨戦】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016041302000149.html

 《夏の参院選の前哨戦であり、安倍政権への評価が問われる…補選が行われるのは、町村信孝前衆院議長の死去に伴う北海道5区と、育休宣言後に不倫が発覚した宮崎謙介前自民党衆院議員の辞職に伴う京都3区の二選挙区》。

 一つは自公の不戦敗。自公お維大地に投票してはイケナイ、「眠り猫」ではイケナイ。
 衆院北海道5区の方、補選で選ぶべき候補者は誰ですか? 大西英雄氏が応援する候補者で良いの?? 京都3区の方、自公政権を支える「癒」党候補者に投票して大丈夫ですか?? 《野党同士が争う構図》ではありません、「癒」党に投票していて大丈夫ですか?

   『●「橋下(徹)行政最大の負の遺産はヘイトスピーチの隆盛」
                 …そんな彼らが今やアベ様をバックアップ
   『●衆院北海道5区の方、補選で選ぶべき候補者は誰ですか? 
                 大西英雄氏が応援する候補者で良いの??

   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定
          ・・・「やめろと言わないのは“許した”のと同意」
   『●アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」、
       ニーメラー牧師「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」
    「記事の中に《マルチン・ニーメラー牧師
     「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」》が引用されている。
     《誰一人残っていなかった》状態は、もうすぐそこかもしれない。
     「やめろと言わないのは“許した”のと同意」、自公お維大地に投票し、
     「眠り猫」となり投票に行かないことは、アベ様らに「同意」したこと同じ」

   『●アベ様ら「貧しい人」=「ぜいたくな暮らしを際限なく求め、
              欲の奴隷となって」政を行い、人殺しへと誘う
    「「積極的平和主義」の名の下、「自らは安全地帯にいて
     ナショナリズムをあおる政治家が姿を消さない」ニッポン。
     自公お維大地を支持し、彼/彼女らに投票するということは、
     「戦争できる国」への道の舗装をせっせと進めていることと同じ。
     人の「親」として「子」に「人殺し」へ行かせたいのでしょうか?、
     そうであるならば、ブログ主には理解不能です」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016041302000149.html

【社説】
衆院補選告示 「安倍政治」問う前哨戦
016年4月13日

 衆院の補欠選挙が告示された。夏の参院選の前哨戦であり、安倍政権への評価が問われる。選挙結果は、安倍晋三首相が衆参同日選に踏み切るかどうかも左右する。選挙戦の行方を注視したい。

 補選が行われるのは、町村信孝前衆院議長の死去に伴う北海道5区と、育休宣言後に不倫が発覚した宮崎謙介前自民党衆院議員の辞職に伴う京都3区の二選挙区。

 北海道5区は自民党公認で公明党など推薦の和田義明氏(44)と、民進、共産、社民、生活各党推薦の野党統一候補、池田真紀氏(43)との新人対決。京都3区は自民党が擁立を見送り、野党同士が争う構図となった。

 今回は、二〇一四年の前回衆院選後に発足した第三次安倍政権にとっても、今年三月発足の民進党にとっても初の国政選挙だ。

 北海道では町村氏の女婿である和田氏が弔い合戦を制することができるのか、京都では前衆院議員の泉健太氏(41)が民進党初の議席を得られるのかが焦点となる。

 北海道で自民党が敗れ、京都で民進党が勝てば政権批判の根強さが裏付けられる。参院選での野党共闘が加速し、首相が模索しているとされる衆参同日選は見送りを迫られるだろう。首相が在任中の実現を目指す憲法改正の筋書きにも狂いが生じるに違いない。二議席を決める以上に、政治の行方を左右する重みがある補選である。

 北海道5区では野党四党が安全保障関連法廃止立憲主義回復を掲げて共闘する。経済政策や環太平洋連携協定(TPP)、社会保障に加え、安保関連法も重要な争点だ。選挙区内には自衛隊基地も多く、両陣営は重点的に訴える。

 与党側は野党共闘を、日米安保条約廃棄や自衛隊解消を目指す共産党との野合だと批判する。民進党支持の保守層や組合関係者にあるとされる「共産党アレルギー」に訴え、共闘に水を差す戦術だ。

 しかし、問われるべきは歴代内閣が継承してきた集団的自衛権の行使を禁じる憲法解釈を一内閣の判断で変更し、戦後日本の専守防衛政策を変質させる安保関連法の成立を強行した「安倍政治」そのものである。

 与党側は野党共闘を「理念も政策もバラバラ」と批判するが、政権批判を糾合することは一強多弱の政治状況を転換し、政治の誤りを正すためには当然ではないか。

 全国の有権者が安倍政治に断を下す参院選の前哨戦として関心を集める補選である。中傷合戦ではない、堂々の舌戦を期待したい。
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