[『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著、ちくまプリマ―新書257)↑]
日刊ゲンダイの記事【菅氏「党員投票すべき」発言ブーメラン 世襲制限も腰砕け】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278093)。
《これで首相が務まるのか。2日、自民党総裁選に出馬表明する菅官房長官。党内からは「政策の継続性」を求める声が上がっているが、菅長官に継続性は期待できそうにない。過去の発言が“ブーメラン”となり、SNSで話題になっている。…〈候補者は民主党議員の顔色をうかがい、多数派工作に終始〉〈自民党が総裁を選ぶ際には、全国で遊説を行いって(原文ママ)国民に広く考えを示し、政策論争を深めてきました〉とブログで猛批判していた》。
『●【金子勝の「天下の逆襲」/野党は「消費減税で戦う」ではなく
ニューディール議論を】…最悪な税制なんかを導入したが故に…』
『●さようならアベ総理、そして、こんにちはアベ様…数々のアベ様案件
について真相を解明し、真の「責任」を果たしていただきましょう』
「2020年8月28日(金)午後、漸くこの日を迎えました。
アベ様が首相辞任を表明しました」
『●斎藤貴男さん【二極化・格差社会の真相】《法令を順守しなければ
ならないのは、誰よりも貴君ら自身、警察権力なのだと自覚したまえ》』
『●前川喜平さん《数々の政策の失敗…行政の私物化について、納得できる
説明をし、ちゃんと謝罪し、その責任をとってから、辞めてほしい》』
『●《官邸職員による“腕つかみ質問阻止”》事件…南彰さん《ついに
質問妨害が、実力行使に発展…安倍晋三首相の記者会見での出来事だ》』
『●浜矩子さん《日本をこの狂った道から正しい道に戻さなくては
ならない。安倍政権はそれほど激しい歪みを日本経済に遺したのです》』
『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに
なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》』
『●《権力をほしいままにし、国家を私物化してきた安倍首相も官邸を
出てしまえば“ただの人”…司直の手に落ちることになるのか》?』
《「密室談合」による菅官房長官の次期総理就任を許していいのか!
GoTo、沖縄いじめ、公文書改ざん、メディア圧力の最大の戦犯
…まさに、菅官房長官が陰に陽に繰り広げてきたメディア工作により
忖度が広がり、スキャンダルや疑惑が持ち上がっても批判的な報道が
徹底してなされず、安倍政権は約8年もの長期政権となったわけだが、
当然、菅官房長官が次期総理となれば、メディア圧力はさらに激しさを
増し、安倍政権以上に批判が封じ込められることは必至だ》
『●アベ様広報紙・産経《むしろ記者たちの質問する権利を奪おうとする、
目を疑うような記事が出た》…《メディアコントロール》の成果』
『●《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の
歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…より陰湿・悪質・強権➀』
『●《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の
歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…より陰湿・悪質・強権➁』
最近のブーメランと言えば、アベ様のコレですかね。(当時野党)自民党アベ様は「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」だそうです。なぜ、最低の官房長官・次期無《責任政党》総裁は、アベ様に「地位に恋々」としがみつかくべきではない、と仰らなかったのでしょうかね?
『●ブーメラン…「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に
陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」by (当時野党)自民党アベ様』
「【[大弦小弦]安倍首相の「責任」】…。《…▼「政治家も責任を
取らない結果、政府は無責任体制に陥り、国家運営の著しい停滞を
招いた」。12年10月31日の衆院本会議で、当時の
民主党政権を批判した安倍首相の言葉だ。今、ブーメランのように
返っている。(吉川毅)》」
そして、「最低の官房長官」スガ殿のブーメランと言えば、コレですね。「国民への背信行為」を自分自身で行っていたというもので、(最近、社会部記者に復帰)記者会見での南彰記者の見事な一コマ。《菅氏は野党時代の2012年に出版した『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していた》訳で、しかも、自著であることさへ記憶がなく…。モリカケ桜問題へと壮大なブーメランでした。一方、アベ様政治を《継承》…《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…滅茶苦茶だ。いや、むしろ、陰湿さや悪質さ、強権ぶりはより一層増す「底なしの地獄」です、きっと。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた! 会見で「ここは質問に
答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」】…
《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、そのことすら
記憶にない――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した
『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を
克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。
その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していた》 」
アベ様の口癖な《悪夢のような民主党》政権時の民主党総裁選では、当時、スガ殿は「全国で遊説することなく、国民に広く考えを示さず、政策論争を深めなかった」と当て擦っておきながら、ご自身の無《責任政党》総裁選では「候補者は自民党議員の顔色をうかがうこともなく、多数派工作に終始することもない。自民党が総裁を選ぶ際には、全国で遊説を行って国民に広く考えを示し、政策論争を深めてきました」と胸を張って言えるのですかねぇ?
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278093】
菅氏「党員投票すべき」発言ブーメラン 世襲制限も腰砕け
2020/09/01 14:50
(過去にも自らの発言を翻している(31日、首相官邸に
入る菅官房長官)/(C)共同通信社)
これで首相が務まるのか。2日、自民党総裁選に出馬表明する菅官房長官。党内からは「政策の継続性」を求める声が上がっているが、菅長官に継続性は期待できそうにない。過去の発言が“ブーメラン”となり、SNSで話題になっている。
■過去の「党員投票すべき」発言がブーメラン
菅長官は、民主党政権時の2011年8月、菅直人首相の退陣後、議員だけで代表選が実施されることについて〈候補者は民主党議員の顔色をうかがい、多数派工作に終始〉〈自民党が総裁を選ぶ際には、全国で遊説を行いって(原文ママ)国民に広く考えを示し、政策論争を深めてきました〉とブログで猛批判していた。
現在、自民党内では若手議員を中心に党員投票を求める声が噴出しているが、執行部はあくまで党員投票を省略した両院議員総会で実施する方針だ。民主党を批判した11年当時から考えが変わっていないなら、菅長官は自ら「党員投票すべし」と訴えるべきではないか。しかし、31日の会見で見解を問われ「コメントは控える」と逃げた。
さすがにSNSでは〈早くもブーメラン直撃〉との声が続出。実は、過去にも菅長官は自らの発言を翻している。自民党が下野した09年総選挙前の5月、菅長官は選対副委員長として「世襲制限」の必要性を訴えた。3親等以内の親族の引退直後に同じ選挙区から出馬する候補を公認しないという内容だ。
「当時、勢いがあった民主党が『世襲制限』を選挙公約に入れていた。自民党の支持率低迷に危機感を持った菅さんは民主党に対抗するため、『世襲制限』を声高に訴えたのです。自らが叩き上げということも影響したとみられています」(永田町関係者)
■最終的には「世襲議員」をヨイショ
要するに民主党の公約をパクったわけだ。ところが世襲制限を適用すると、09年初出馬で、父に小泉純一郎氏を持つ進次郎氏が公認を得られないことになる。これに、進次郎氏の支援者や党内の世襲議員から異論が続出した。すると、菅長官はトーンダウン。神奈川県連会長でもあった菅長官は同年6月になって、県連幹部との協議の末「次の次の衆院選から適用」とまさかの腰砕けに終わったのだった。
当時の「変節」の言い訳がしたかったのか、菅長官は12年11月29日付の朝日新聞のインタビューで、世襲制限の必要性を訴えつつも、〈世襲は禁止ではなく制限〉と発言。世襲の安倍首相や麻生副総理を〈物おじしない〉と評価し、〈小泉純一郎元首相の次男である進次郎さんは、誰もが将来を期待している〉と持ち上げてみせたのだから情けない。「手堅い」との評判もある菅長官だが、今後もブレブレ必至だ。
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[※『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)…《政権をチェックしようという意識が…》↑]
リテラの記事【菅義偉“史上最悪”の総裁選出馬会見! 膳場貴子の森友問題追及には「すでに結論」、望月衣塑子の質問には司会者に妨害を指示する動き】(https://lite-ra.com/2020/09/post-5614.html)。
(その➁へ)
《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の歩みをけっして止めるわけにはなりません」》。
『●【金子勝の「天下の逆襲」/野党は「消費減税で戦う」ではなく
ニューディール議論を】…最悪な税制なんかを導入したが故に…』
『●さようならアベ総理、そして、こんにちはアベ様…数々のアベ様案件
について真相を解明し、真の「責任」を果たしていただきましょう』
「2020年8月28日(金)午後、漸くこの日を迎えました。
アベ様が首相辞任を表明しました」
『●斎藤貴男さん【二極化・格差社会の真相】《法令を順守しなければ
ならないのは、誰よりも貴君ら自身、警察権力なのだと自覚したまえ》』
『●前川喜平さん《数々の政策の失敗…行政の私物化について、納得できる
説明をし、ちゃんと謝罪し、その責任をとってから、辞めてほしい》』
『●《官邸職員による“腕つかみ質問阻止”》事件…南彰さん《ついに
質問妨害が、実力行使に発展…安倍晋三首相の記者会見での出来事だ》』
『●浜矩子さん《日本をこの狂った道から正しい道に戻さなくては
ならない。安倍政権はそれほど激しい歪みを日本経済に遺したのです》』
『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに
なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》』
『●《権力をほしいままにし、国家を私物化してきた安倍首相も官邸を
出てしまえば“ただの人”…司直の手に落ちることになるのか》?』
《「密室談合」による菅官房長官の次期総理就任を許していいのか!
GoTo、沖縄いじめ、公文書改ざん、メディア圧力の最大の戦犯
…まさに、菅官房長官が陰に陽に繰り広げてきたメディア工作により
忖度が広がり、スキャンダルや疑惑が持ち上がっても批判的な報道が
徹底してなされず、安倍政権は約8年もの長期政権となったわけだが、
当然、菅官房長官が次期総理となれば、メディア圧力はさらに激しさを
増し、安倍政権以上に批判が封じ込められることは必至だ》
『●アベ様広報紙・産経《むしろ記者たちの質問する権利を奪おうとする、
目を疑うような記事が出た》…《メディアコントロール》の成果』
アベ様は公党に《悪夢》と仰ったわけですが、実際のアベ様政権は《悪夢》どころか「地獄」の7年8カ月だったわけで、《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の歩みをけっして止めるわけにはなりません」》な最低の官房長官が次期・無《責任政党》の総裁、ひいては、首相となれば、「底なしの地獄」な政権へと堕ちていくことになりそう。アベ様の《レガシー》である《メディアコントロール》、それを支えていたのが最低の官房長官。最低の官房長官、《その正体は安倍首相とまったく同じだ》。それどころか、より陰湿に、より悪質に、より強権に。独裁の度合いは増し、《メディアコントロール》はより強固に。
その陰湿さ、悪質さ、強権度合は、特に沖縄でエスカレートしそう。「唯一の解決策」が口癖の無能な最低の官房長官が次期・無《責任政党》総裁、次期首相…沖縄の皆さんには、本当にお気の毒としか言えない。
沖縄タイムスの【社説[辺野古新基地問題]工事強行し寄り添わず[安倍政権の7年8カ月]】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/626252)によると、《「沖縄に寄り添う」「できることは全て行う」 安倍晋三首相のその言葉とは裏腹に歴代最長となった政権で、県民は基地負担の軽減をほとんど実感できなかった。米軍基地問題で、最大の課題である普天間飛行場の返還では、辺野古新基地建設を「唯一の解決策」として、強硬に押し進めた》。
ブログ主が〝最低の官房長官に認定〟したのは2015年2月頃でした。特に、陰湿な沖縄イジメが主要因。
『●屁理屈にもなっていない…
菅義偉官房長官「汚染水の『影響』は完全にブロック」』
「常々、うすうす菅官房長官はアホ?、と思っていたのですが、
今回、確信に。ブログ主の中で、最低の官房長官に認定。」
『●「恐怖販売機」(©東京新聞『筆洗』)から
出てくる「戦争法案」: 国会や憲法学者の存立危機事態』
『●首相の座を「全く考えていない」と否定…
ブログ主のなかでは「最低の官房長官」認定済み』
『●独裁国家・アベ様政権相手に「けんか」できる
翁長雄志知事の叫び、「うしぇーてぃないびらんどー」』
『●スガ殿曰く「報道が萎縮するような実態は全く生じていない」
…「日本は今や世界の笑い者」、恥ずかしい…』
『●「…は沖縄県民の耳には「期待するな」
「何も改善しない」と冷たく翻訳」…中央政府の体をなしていない』
『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、アベ様や
最低の官房長官らは理解しようとするのか?』
さらに、《メディアコントロール》で忘れてはならないのが、望月衣塑子社会部記者イジメとそれを傍観する記者クラブの政治部記者達。《会場では笑いが起こったことだ。暴言を放った「次期総理」に対し、記者が声をあげて反論するでもなく、会場が笑いに包まれる……》…絶望的な気分。そんな中、唯一の朗報は、南彰さんが政治部記者に復活すること。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
『●《官邸の意に沿わない記者を排除…
明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を狭める…》』
『●《事実誤認》というフェイクで記者を会見から締め出す前に…
アベ様や最低の官房長官こそ《事実誤認》?』
『●事実誤認の常習犯…《聞きたくない質問、
都合の悪い質問を遮るような、その先に国民がいることを無視…》』
『●《事実誤認》はどちらか? 《権力を監視し、
政府が隠そうとする事実を明らかにするのは報道機関の使命》』
『●《「この会見は一体何のための場だと思っているのか」と質問
菅氏は「あなたに答える必要はない」》!!』
『●記者イジメ…最低の官房長官が《民主主義を守るために努力》
《国民へ情報を知らせる義務》を果たしてる?』
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、
報道が発達し、憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
『●三宅勝久さん《報道・言論の自由を標榜しながら
じつのところ会見参加者を選別している…巧みな情報操作》』
『●最低の《官房長官が「これでいい」と決めれば、
官僚も秘書官も誰も止められない。それは非常に危険》』
『●映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』《その中で…
ナイト・リッダー社の記者たちは政権のウソを報じ続ける》』
『●《新聞を含むマスコミは…「客観中立で、常に事実と正論を語る」
という自画像を描き、自ら縛られてきた》』
『●『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)読了
…《政権をチェックしようという意識が…》』
『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは
質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
「リテラの記事【「令和おじさん」の本当の顔が露わに! 菅官房長官が
望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活、国連報告でも問題に】…
《5月29日の定例記者会見で、東京新聞・望月衣塑子記者の質問に対し、
こう言い放ったからだ。「その発言だったら、指しません」
これまでも菅官房長官は会見の場で、望月記者の質問に
「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を
吐いてきた》」
『●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばれば
みんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)』
『●阿部岳さん《菅氏の会見でも食い下がる記者…。問い続けることが、
あらがうこと。…対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ》』
『●《東京新聞の記者が質問をしようと挙手しても菅氏が
指名しない》…なぜに《官邸報道室長が司会役を務めている》のか?』
『●あぁ、やっぱりねぇ…、イジメを見て見ぬふり。内閣記者会
政治部記者達が作り出す〝居ないことにされてしまった記者〟』
「あ~ぁ、ちょっと酷すぎやしませんかね? 内閣記者会政治部記者達は、
他社とはいへ、社会部記者を報道の同志とは思わないのかね?
イジメを見て見ぬふりとは、政治部記者を名乗るのは恥だな。」
『●内閣記者会政治部記者の露骨な本音は? Passiveな《官邸による
「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》かと思いきや…』
「最低の官房長官のバンキシャ殿は、質問を《6月とか国会が
終わった後にやれば》?、だそうです。アホですか? さらに、
《質問が下手すぎる。完全に喧嘩売っている。もう少しうまく
やらないと引き出せない》…だそうですが、記者会見やぶら下がり、
オフ懇、夜討ち・朝駆けで一体どんな素晴らしい《回答》を引き出した
のでしょうかね?」
『●阿部岳さん《望月衣塑子記者への攻撃が、新たな段階に入ったようだ。
首相官邸だけでなく、他のメディアまで列に加わっている》』
『●畠山理仁さん《報道に携わる者が対峙すべきは権力者だ》…立岩陽一郎さん
《驚かされるのは、周囲の記者の反応…傍観者を決め込んでいる》』
(その➁へ)
[※ 辺野古は破壊「損」 【米軍飛行場の移設先として工事が進む沖縄県名護市の海岸】(東京新聞 2020年4月3日)↑]
阿部岳記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]経済と「基地リスク」】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/603283)。
小塚かおるさんによる、日刊ゲンダイの【注目の人 直撃インタビュー/なぜ敵基地攻撃か…半田滋氏が懸念「政治家の暴走」の結末】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276093)。
《▼問題は昔も今も、軍事活動と私たちの命や経済活動がフェンス1枚を隔てて同居を強いられていることにある。住民を守るという名目の軍隊が、実際はいかに脅威であるか。繰り返し、思い知らされている。(阿部岳)》。
《陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の計画が突然、中止になり、その代替策として「敵基地攻撃能力」の保有が取りざたされ始めた。自民党は今月中に提言をまとめ、政府の国家安全保障会議の議論に反映させる意向だ。トランプ米大統領による「兵器爆買い」のゴリ押しから始まったイージス・アショアだが、そもそも必要だったのか。それがなぜ敵基地攻撃に発展するのか》。
『●《戦争体験の継承はどうして必要》? 大矢英代さん《二度と同じ手段で
国家に殺されないように、生活を奪われないように、知恵をつけること》』
「「戦争や軍隊の本質」の記憶。沖縄での番犬様の居座りや、
嬉々として沖縄を差し出すアベ様や最低の官房長官ら。一方、
島嶼部では自衛隊が〝防波堤〟や〝標的〟に。《軍隊は人を守らない
(大田昌秀さん)》、《軍隊は住民を守らない》
《基地を置くから戦争が起こる(島袋文子さん)》、
《軍隊は同じことをするし、住民も協力するし、軍隊は住民を
また殺すことになる(三上智恵さん)》…」
アベ様や最低の官房長官は何をしているのでしょうか?()
『●番犬様にアベ様も《受け入れ国の要望》…やる訳無いか、〝植民国〟
だものね。《在韓米軍は海外から来た全ての関係者にPCR検査》…』
『●番犬様が《震源地》化…《ところで外務省沖縄事務所と沖縄防衛局は
何をしているのだろう》、そして、アベ様や最低の官房長官らは何を?』
《県民の命だけでなく経済への「基地リスク」が顕在化した。やがて「基地は経済発展の最大の阻害要因」という共通認識にもつながる》(阿部岳さん)…番犬様が《震源地》化することで、再び…、そして、《基地で起きた新型コロナウイルスの集団感染が、また経済に影を落とし始めている》。
東京新聞の【社説 米軍基地の感染 政府はもっと危機感を】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/43666?rct=editorial)によると、《沖縄の米軍基地で新型コロナウイルスの感染が急拡大し、米軍の行動に国内法が適用されない日米地位協定の不備が、県民の不安を高めている。政府は危機感を持ち、改定などを提起すべきだ。沖縄米軍基地での感染は、普天間飛行場やキャンプ・ハンセンを中心に五施設、計百四十人超に上る。数人を除き七月に入っての感染で、県内の一般の感染者約百五十人をしのぐ勢いだ。沖縄では四日の米独立記念日前後に、軍関係者が多数繁華街やビーチパーティーに集っており感染が拡大した可能性が高い。最大の問題は、感染者の行動履歴など詳細な情報が地元にもたらされていないことだ。米軍は当初感染者数の公表さえ渋っていた。県の要請を受け公表したが、個別の感染経路や基地外での行動、病状は一部しか明かしていない。このほか米軍は、無症状者には基地到着の際にPCR検査を実施しない、地元との協議なく異動者の隔離のため民間ホテルを利用、普天間とハンセンの両基地を「封鎖した」としながら関係車両の出入りを続ける−など、県側の信頼を損ねる対応を取っている》。
一方、辺野古は破壊「損」が止まらない。「敵基地攻撃能力」までも口にする始末。
『●地上イージス計画停止、遅すぎる《当然の帰結》…辺野古の工事は
中止してください! 海を殺すな! 辺野古も白紙にして原状回復を!』
『●どうしたらいいんですかね? 沖縄で、アベ様や最低の官房長官らが
やることなすことがデタラメばかり…選挙が終われば、辺野古破壊再開』
『●「敵基地攻撃能力」保有、《安倍首相はアショア断念を「反転攻勢と
したい。打撃力保有にシフトするしかない」》…狂った発想』
《安倍首相はアショア断念を「反転攻勢としたい。打撃力保有にシフトするしかない」》…狂った発想。
レイバーネットの記事【「コロナ・改憲・辺野古」安倍はいらない!~国会19日行動に900人】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0719miya)によると、《「臨時国会ただちに開け! 敵基地攻撃は憲法違反! 安倍改憲発議とめよう! 安倍内閣退陣を!」のテーマで「国会19日行動」が始まった。7月19日は日曜日と重なり、開始時間が15時に繰り上がった。長引く梅雨空の晴れ間に、衆議院第2議員会館前を中心にスタンディングが広がった。いつものように司会の菱山南帆子さんが元気な声で開会アピールをした。藤本共同代表が冒頭挨拶に立つ、「九州、中部地方の自然災害の被災に心からお見舞い申し上げます。今、世界的に脱石炭火力発電が大きく叫ばれ、日本だけが遅れ、見放されいる。コロナ禍で何ら具体策を示さない安倍はいらない。強く糾弾をします」。福島瑞穂(社民党)「役の立たないアベノマスク、GoToキャンペーンは、旅行代理店が儲かるだけ、やるなら個々の観光関係者にやるべき。麻生はパーティーで改憲を語った。絶対させない。頑張りましょう」。(宮川敏一》。
#さよなら安倍総理! #犯罪者は刑務所へ! #GoToJailキャンペーン! 無為無策無能にも程がある。しかも、《昔の軍部が暴走した反省から、我が国はシビリアンコントロールを採用したのですが、今や政治家が暴走し、シビリアンコントロールが危うくて仕方がないという事態なのです》。
『●金(カネ)色の五つの輪に御執心なお二人は<それにつけてもアベ様や
小池「ト」知事の無能さよ>…市民や都民の命や生活なんてそっちのけ』
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【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/603283】
[大弦小弦]経済と「基地リスク」
2020年7月20日 06:00
ゲートに装甲車が陣取り、砲身を国道に向けている。カメラを構えると拳銃を腰に差した兵士が出てきて、「撮るな」と命令する。自分の手足が震えるのが分かる。後でフィルムを現像すると、ぶれていない写真は1枚だけだった
▼2001年9月11日の米同時テロ直後、米軍キャンプ・シュワブ。ここは民間地だと言っても話が通じない。この兵士だけでなく軍全体が殺気立っていた。本国中枢が攻撃された。沖縄の基地もいつ標的になるか-
▼観光客もそう考えた。キャンセルが殺到し、被害額は数百億円と見積もられた。県民の命だけでなく経済への「基地リスク」が顕在化した。やがて「基地は経済発展の最大の阻害要因」という共通認識にもつながる
▼そして、テロから19年後の今。基地で起きた新型コロナウイルスの集団感染が、また経済に影を落とし始めている
▼米軍による情報開示は全く不十分だが、軍の論理では当然なのかもしれない。弱体化を示す感染状況は敵から隠す必要がある。基地を守ることだけを考えれば、なるべく民間のホテルで隔離した方が良い
▼問題は昔も今も、軍事活動と私たちの命や経済活動がフェンス1枚を隔てて同居を強いられていることにある。住民を守るという名目の軍隊が、実際はいかに脅威であるか。繰り返し、思い知らされている。(阿部岳)
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276093】
注目の人 直撃インタビュー
なぜ敵基地攻撃か…半田滋氏が懸念「政治家の暴走」の結末
2020/07/20 06:00
イージス・アショア 河野太郎
(防衛ジャーナリストの半田滋氏(C)日刊ゲンダイ)
■半田滋氏(防衛ジャーナリスト)
陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の計画が突然、中止になり、その代替策として「敵基地攻撃能力」の保有が取りざたされ始めた。自民党は今月中に提言をまとめ、政府の国家安全保障会議の議論に反映させる意向だ。トランプ米大統領による「兵器爆買い」のゴリ押しから始まったイージス・アショアだが、そもそも必要だったのか。それがなぜ敵基地攻撃に発展するのか。今年3月まで東京新聞の防衛担当だった、この問題を最もよく知るジャーナリストに聞いた。
◇ ◇ ◇
――イージス・アショアの中止決定は唐突感がありました。一体、何が起きていたのでしょうか。
河野大臣が表向きに言っている通りで、安全にブースターを落とすには、12年の年月と2200億円かかるという理由です。もともとイージス・アショアは公表ベースでは、総額4664億円(30年間)と言われていた。しかし、これはレーダーと管制システムだけの値段で、1発50億円くらいの迎撃ミサイルを48発買うというので弾代だけで2500億円。総額7000億~8000億円になり、ブースターの改修費用をのせると1兆円もかけるんですかという話。費用対効果もさることながら、12年後の東アジア情勢ってどうなるか分からないですよね。巨額投資に見合うのか、と河野さんが考えたのは間違いない。
■制服組にモチベーションがなかった
――イージス・アショアは、安倍首相とトランプ大統領の政治案件でした。
普通、自衛隊の武器というのは、陸、海、空のどこかが欲しいと手を挙げて要求するものです。しかし、イージス・アショアはどこも手を挙げていない。政治案件で上から下りてきたので、背広組の内局案件なんですよ。内局が武器を買うなんておかしいでしょう。海自はイージス護衛艦、空自はPAC3を担当している。陸自は何もやっていないよね、ということでイージス・アショアは陸自に回った。だから現場にモチベーションがまったくなかった。
――秋田と山口が配備候補地に決まった後も、失態続きでした。
陸自には、おそらく世界一優秀な「施設科部隊」がある。外国で言うところの工兵部隊、工事をする部隊です。カンボジアPKO以来、海外活動で頑張っているのはこの部隊なんです。1級建築士がごろごろいる。本来なら彼らが適地を探せばよかった。施設科がやっていれば、グーグルアースなんかを使って数字を読み間違えるなんて、あり得なかった。
――陸自ではなく、内局が候補地を選んだということですか?
そう。政治案件だから、やらなきゃいけないとなっていたのは背広組。もうひとつ、陸自にやる気がないなと思ったのは、民家の上にブースターが落ちる危険性を避けるのであれば、離島やメガフロートを造ってイージス・アショアを置いたっていい。そうした議論はあったけれど、結局、顧みられていません。
実は、山口県の見島に空自のレーダーサイトがあるんです。だけど空自も「なんで俺たちの敷地に入ってくるんだよ」と嫌がるわけです。要するに、自分たちが希望したのであれば、いろんな調整をして、実現のために努力する制服組が、今回はまったく仕事をしなかったということなのです。
――イージス・アショアをやめるとなったら、今度は「敵基地攻撃」という話が出てきました。
北朝鮮は2014年ごろからミサイル発射を頻発させていましたが、防衛省としてはイージス護衛艦が倍増されるし、迎撃ミサイルの射程も伸びるので十分対応できると考えていた。ところが、安倍首相がトランプ大統領から迫られてイージス・アショアを含む米国製兵器の爆買いを決めた。だから、そもそもイージス・アショアは必要不可欠なものではないわけです。ところが、17年12月に閣議決定した後、防衛計画の大綱も18年12月に変えて、嘘から真をつくってしまった。イージス・アショアがなくなったら、代わりの手当てが必要だという議論は、土台のない家を建てているようなものです。
――自民党の国防部会などが「やめるのはいいけど、じゃあ防衛体制はどうするんだ」と言っていますが、不要な議論ということなんですね。
バカみたいな話ですよ。防衛計画の大綱で「護衛艦いずもの空母化」とか言っているでしょう。海自はそんなの望んでいなかったし、空自もいずもの上にF35Bという新しい戦闘機を載せたいなんて望んでいない。これも政治案件なんです。
なぜそうなるかというと、今の大綱は、自民党の国防部会がたたき台を作り、それを受け、防衛省ではなく初めて首相官邸主導で作ったからです。国家安全保障会議が自民党のたたき台を丸のみした。その中にいずもの空母化があって、自衛隊の人たちは仰天したんです。昔の軍部が暴走した反省から、我が国はシビリアンコントロールを採用したのですが、今や政治家が暴走し、シビリアンコントロールが危うくて仕方がないという事態なのです。
■運用面、財政面、法理面の3つの無理
――では、敵基地攻撃の議論は自衛隊を困惑させていると。
現場にとっては迷惑な話。これまで専守防衛で守りのための兵器を揃えてきた。兵器体系が全く違うのですから。それに、イージス・アショアを導入した閣議決定からすれば、敵基地攻撃の想定は北朝鮮です。しかし、北朝鮮の固定された基地はムスダンニとトンチャンニの2カ所があり、どちらも中国国境に近すぎて、自衛隊が攻撃したら中国軍にやられてしまう。
あとは移動式の車載式発射機で、米国防総省はこれが最大200台あるとみている。どこに隠されているかわからず、見えない敵を探してやっつけることなんてまずできないでしょう。加えて、最も重要なのは「ヒューミント」と言って、スパイです。攻撃するには、移動式の発射機を常時見ているスパイからの情報が必要です。しかし、北朝鮮にそんな人いますか。だから敵基地攻撃なんて不可能なのです。
――机上の空論だということですか?
もうひとつ皆が忘れているのは、北朝鮮が日本にミサイルを撃つような場面なら、既に朝鮮半島が戦争になっているでしょう。そうした前提がすっ飛ばされている。もし韓国とは無関係に日本だけが対象にされているなら、それは日本が巻き込まれている有事。敵基地攻撃どころではなく、全力で自衛隊が戦わなきゃいけない事態です。要するに、木を見て森を見ない議論をしているわけですよ。
もちろん一部、自衛隊が攻撃的兵器を買い始めている事実はある。いずもの空母化も含めて攻撃的兵器への移行ですが、政治が本格的にそれを決めるなら、今ある防衛的兵器に上乗せすることになるので、防衛費はいまの5兆円どころか10兆円でも足りません。
――先制攻撃になるから憲法改正が必要だという見解もあります。
鳩山一郎内閣の時に「敵基地攻撃は自衛の範囲」との政府見解を示していますが、前提として「他に適当な手段がないと認められる限り」という言葉がある。日米安保条約は何なんですか、という話です。第5条に日本が攻撃されたら米国も対処すると書いてある。米軍による攻撃は「他に適当な手段」にあたる。政府見解からこの部分を削除するならば、先制攻撃としかなりません。先制攻撃は憲法9条で認められていないので、憲法を改正するしかない。つまり、敵基地攻撃をするには、運用面、財政面、法理面の3つの無理が重なり、できない、というのが常識ある人の結論だと思います。
■でっちあげ提言の裏の狙い
――心配なのは、安倍首相も会見で「敵基地攻撃」の言葉を出すなど前向きだということです。
先ほどの3つの問題をクリアしないかぎり無理なので、言葉としては何かでっちあげるかもしれないけれど、実現はほぼ無理じゃないでしょうか。
――提言としてまとめるだけになると。
すぐに現実にはならなくとも、長い目で見たら攻撃的兵器を増やすことはいいことだと、自民党は考えているのでしょう。そうなれば、米国の後をどこまでもついて行くことができるようになるのですから。国民に対してはイージス・アショアの穴埋めと言いつつ、一方でそうして揃える攻撃的兵器体系が、米国の戦争に協力する場面で役立つことは当然、理解しているはずです。第2の英国になって、ますます妾として米国にかわいがってもらえる。自民党にはそういう狙いまであるんじゃないかと思います。
(聞き手=小塚かおる/日刊ゲンダイ)
▽はんだ・しげる 1955年栃木県宇都宮市生まれ。下野新聞社を経て、91年中日新聞社入社。92年から東京新聞社会部記者として防衛庁を担当。93年防衛庁防衛研究所特別課程修了。論説兼編集委員を経て、20年4月からフリー。独協大学非常勤講師。法政大学兼任講師。「零戦パイロットからの遺言─原田要が空から見た戦争」(講談社)、「日本は戦争をするのか─集団的自衛権と自衛隊」(岩波新書)など著書多数。
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[※『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)…《政権をチェックしようという意識が…》↑]
【立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/相次ぐ異様な会見 気骨ある記者を背後から撃つ“傍観者”へ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276304)
《市長のマスコミへの圧力ともとれる発言の真意を問うのは当然だ。驚かされるのは、周囲の記者の反応だ。まったく発言せず、自らに降りかかる問題にもかかわらず傍観者を決め込んでいる。…日本は総理会見を頂点に、各地で異様な記者会見が続いているということだ。その状況を変えようと取り組んできた新聞労連委員長の南彰氏が「政治部不信」という本を出した。南氏は間もなく任期を終えて朝日新聞政治部記者に戻る。…そして、NHKも朝日も、権力と一緒になって志ある記者を背後から撃つような真似はしないで欲しい》。
コラムの中にある《CNNの記者が会見で大統領の怒りを買い、会見に出る権利を剥奪されそうになった時のことだ。ライバル社がCNNの側に立って大統領の対応を批判した。彼らは傍観者にならなかった》…というのは、以下の件。
『●『記者会見ゲリラ戦記』読了』
「畠山理仁著。…《ようやくその第一歩、扉がわずかに開いた。
記者クラブとフリー記者が対峙するなどナンセンス、なぜなら
「本来、報道に携わる者が対峙すべきは権力者だからだ」。
…記者会見のオープン化がなされた時、ようやく権力と報道の
本当の戦いが始まる。…記者会見が真剣勝負の場になれば、
政治家も記者も技量が磨かれる。ファインプレーも出るだろう。
さあ、一刻も早く試合を始めよう。開かれた日本の民主主義のために》
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、報道が発達し、
憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
《新聞労連・南彰委員長…トランプ政権がCNN記者の記者証を
取り上げた際、政権寄りのFOXも異議を唱えました。
新聞労連ではこのとき、ホワイトハウス記者協会と連帯する
という声明を出し、〈ホワイトハウスでの出来事は、日本で働く
私たちにとっても他人事ではありません〉と書いたんです。
対岸の火事じゃない、いま官邸で起きていることも同じだ、と。
NHKをはじめ、日本のメディアはトランプ政権のそうした問題を
面白がって報じるけれど、そんな場合じゃないですよ、と。でも、
そうした危機感も広がらず、ズルズルときてしまった。それが
いまの現状であり、将来世代がまともに取材できる環境に変えて
いくための最後のチャンスなんだと思っています》
『●「紙面や番組ではっきりと「嘘つき」…
「最悪の返答」と批判を浴びせ」る矜持もなく…民主主義の危機』
《対して米国のメディアはどうか。トランプ政権のホワイトハウス報道官
だったショーン・スパイサー氏が政権に批判的なCNNや
ニューヨーク・タイムズなどを会見から締め出した際には、AP通信や
タイム誌はいっしょになって会見をボイコット。ホワイトハウス記者会も
抗議声明を発表した。もちろん、スパイサー氏が菅官房長官と同様に
まともに質問に答えず、批判的なメディアには強権的な姿勢を見せても、
記者たちは食い下がって何度も質問を繰り返す。スパイサー氏が詭弁を
振りかざした際には露骨にシラけた表情を向け、紙面や番組ではっきりと
「嘘つき」「バカ」「大バカ」「最悪の返答」と批判を浴びせている。これこそが
不誠実な政権担当者へのジャーナリズムの本来のあり方ではないのか》。
総理会見・首相会見について。見るに堪えない《慰労会》《台本劇》《台本営発表》。首相会見は官邸記者クラブ主催のアベ様「慰労会」…アベ様が「思いを語る」独演会に始まり、「更問い」も無い《台本劇》《台本営発表》。《メディアが総理をもてなす場》。
『●①内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者に
さらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ』
『●記者会が仕切り役を取り戻し、《総理会見では更問い(追加質問)が
できないので、結局、総理の言いっ放しになってしまう》ことの改善を』
『●《〈「大幅に時間を超えて対応」した構図を演出…〉…14日の会見も
批判のガス抜きのため官邸がより巧妙にコントロールしていた》』
『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる者は
その責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》』
『●首相会見は官邸記者クラブ主催のアベ様「慰労会」…アベ様が「思いを
語る」独演会に始まり、「更問い」も無い《台本劇》《台本営発表》』
小池百合子「ト」知事も相当に酷い。
『●小池百合子「ト」知事が《圧勝の裏で露骨にメディア選別、批判的な
記者は“排除”》…居ても〝居ないことにされてしまった記者〟ら』
《“発信力”が評価される小池知事だが、連日続く記者会見を無難に
終えるため、都の職員が奔走して記者の座席表を作成。批判的な記者を
指名せず“排除”していることはあまり知られていない。
(ダイヤモンド編集部 岡田悟)》
そして、最低の官房長官。望月衣塑子記者は、ウルトラ差別主義者の会見へと移っておられるようだ。相も変わらず、その応答の酷いこと…「強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如」な財務相・副総理…このウルトラ差別主義者を《(政府も自民党も本当に)野放し》にしているのはマスコミも同様だ。なにが「麻生節」か、そりゃぁ「アホウ節」。人様に向かって、「アホ」「バカ」ということは控えているつもりだが、この真の意味での「ばか」をいつまで野放しにするのか? ウンザリだ。
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは
質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
「リテラの記事【「令和おじさん」の本当の顔が露わに! 菅官房長官が
望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活、国連報告でも問題に】…
《5月29日の定例記者会見で、東京新聞・望月衣塑子記者の質問に対し、
こう言い放ったからだ。「その発言だったら、指しません」
これまでも菅官房長官は会見の場で、望月記者の質問に
「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を
吐いてきた》」
『●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばれば
みんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)』
『●阿部岳さん《菅氏の会見でも食い下がる記者…。問い続けることが、
あらがうこと。…対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ》』
『●《東京新聞の記者が質問をしようと挙手しても菅氏が
指名しない》…なぜに《官邸報道室長が司会役を務めている》のか?』
『●あぁ、やっぱりねぇ…、イジメを見て見ぬふり。内閣記者会
政治部記者達が作り出す〝居ないことにされてしまった記者〟』
「あ~ぁ、ちょっと酷すぎやしませんかね? 内閣記者会政治部記者達は、
他社とはいへ、社会部記者を報道の同志とは思わないのかね?
イジメを見て見ぬふりとは、政治部記者を名乗るのは恥だな。」
『●内閣記者会政治部記者の露骨な本音は? Passiveな《官邸による
「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》かと思いきや…』
「最低の官房長官のバンキシャ殿は、質問を《6月とか国会が
終わった後にやれば》?、だそうです。アホですか? さらに、
《質問が下手すぎる。完全に喧嘩売っている。もう少しうまく
やらないと引き出せない》…だそうですが、記者会見やぶら下がり、
オフ懇、夜討ち・朝駆けで一体どんな素晴らしい《回答》を引き出した
のでしょうかね?」
『●阿部岳さん《望月衣塑子記者への攻撃が、新たな段階に入ったようだ。
首相官邸だけでなく、他のメディアまで列に加わっている》』
最後に、賭けマージャン。
『●金平茂紀さん《…政府の方針、頭がクラクラしてきます。ウィルスの
せいではありません。魚と組織はアタマから腐ると言われています》』
『●アベ様の独裁人治主義的《閣議決定の撤回こそが信頼回復につながる
第一歩であり、唯一の進むべき道》、そして、朝日新聞の対応は?』
そうそう、南彰記者の提言。
『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276304】
立岩陽一郎 ジャーナリスト
ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。
ファクトチェック・ニッポン!
相次ぐ異様な会見 気骨ある記者を背後から撃つ“傍観者”へ
2020/07/22 06:00
(静岡市長の定例会見(ユーチューブから))
「市長は、こうおっしゃいました。矛盾があったら追及するという姿勢の人もいるが、あなたの会社は違う。私はあなたの会社の幹部を知っている。(あなたは)組織の中でやりたいことができなくなるリスクがある……こうした発言についてその真意をお答えください」
今月7日の静岡市長の記者会見だ。動画で見ることができる。記者は取材に圧力をかけた市長の発言について真意を問う。すると、広報が割って入って、「個人的なやりとりだ」として質問を止める。
「あらゆるパワハラは密室で個人的に行われる。それを個人的と言っていては解決しません。市長、お答えください」
記者は丁寧な言葉で食い下がる。しかし広報は質問させない。動画を見続けると、記者にはそれを問う理由があることがわかる。何度も説明を求めたが無視されてきたという。市長のマスコミへの圧力ともとれる発言の真意を問うのは当然だ。驚かされるのは、周囲の記者の反応だ。まったく発言せず、自らに降りかかる問題にもかかわらず傍観者を決め込んでいる。
この広報が質問を制限する状況には既視感がある。総理会見だ。広報官が長々と説明し、質問者を指定し、そして切り上げを宣言する。こうした取材制限が全国で行われていることをこの記者会見は明らかにしている。異様だ。例えば、アメリカ。大統領会見では、大統領が自ら質問者を指し、質問に答えている。普通のことだ。そのトランプ大統領の会見で起きたことがある。それはCNNの記者が会見で大統領の怒りを買い、会見に出る権利を剥奪されそうになった時のことだ。ライバル社がCNNの側に立って大統領の対応を批判した。彼らは傍観者にならなかった。
日本は総理会見を頂点に、各地で異様な記者会見が続いているということだ。その状況を変えようと取り組んできた新聞労連委員長の南彰氏が「政治部不信」という本を出した。南氏は間もなく任期を終えて朝日新聞政治部記者に戻る。その南氏が、権力にあらがえない記者の現状について書いている。その中に次のようなエピソードが書かれていた。
ある記者が安倍総理に厳しい質問をした。その後、総理の側近が、その記者がいると全ての社の取材を受けなくなった。すると、その記者は、他社の記者から、「君がいるとみんなが取材にならない」と言われたという。その南氏も復帰後は、「君がいるとみんなが取材にならない」と言われるかもしれない。南氏の覚悟の書を読んでいて、涙で文字がかすんだ。
冒頭の静岡で食い下がった記者はNHKの記者だという。実は、記者の気骨に会社名は関係ない。南氏が戻る朝日に権力に迎合する記者は少なからずいるし、逆にNHKにも気骨のある記者はいる。静岡の事例も、南氏の覚悟の書も、この国のメディアにまだ望みがあることを物語っている。だから、私は希望を持ち続けたいし、多くの人に彼らを応援してもらいたい。そして、NHKも朝日も、権力と一緒になって志ある記者を背後から撃つような真似はしないで欲しい。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/実態は総理の慰労会 “国民だまし”に加担するメディアの罪】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275012)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/一番の問題は政治家もどきの官僚】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202006240000068.html)。
《その後、定期的に開かれたわけだが、この日、1つの事実が明らかになった。この記者会見が儀式であり、演説会であることは既に明らかになっていたが、実はそのレベルにとどまらず、単なる安倍総理の慰労会だったことが明確になったからだ。そこには暗黙のルールがある。安倍総理に気持ち良く思いのたけを語ってもらう。そうでないやりとりはあってはならない》。
《一方、こちらも元経産官僚ながら、日本の先行きへの不安や官邸政治批判の急先鋒(せんぽう)なのが古賀茂明だ…「…電通、経産省、安倍政権という3チャラトリオに国を委ねた国民の悲劇」と厳しい》。
『●①内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者に
さらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ』
『●記者会が仕切り役を取り戻し、《総理会見では更問い(追加質問)が
できないので、結局、総理の言いっ放しになってしまう》ことの改善を』
『●《〈「大幅に時間を超えて対応」した構図を演出…〉…14日の会見も
批判のガス抜きのため官邸がより巧妙にコントロールしていた》』
『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる者は
その責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》』
見るに堪えない《慰労会》《台本劇》《台本営発表》。
首相会見は官邸記者クラブ主催のアベ様「慰労会」…アベ様が「思いを語る」独演会に始まり、「更問い」も無い《台本劇》《台本営発表》。《メディアが総理をもてなす場》。
(経産省出身)《佐伯耕三…は首相の会見原稿と記者との質疑応答をその場で書いてプロンプターに出して首相が読むという離れ業をはじめ》…振付が無けりゃぁ、答えれない無能ぶり。それに手を貸す、官邸記者クラブ。(経産省出身)仕切り役の首相補佐官・長谷川栄一氏に好き放題やらせている官邸記者クラブ。
《元経産官僚ながら…古賀茂明…「…電通、経産省、安倍政権という3チャラトリオに国を委ねた国民の悲劇」と厳しい。…一連のコロナ禍の責任については1に官邸、2に経産省といわれるが、一番の問題は政治家でもない「官僚の政治家もどき」が取り仕切ることだ》。
元経産省出身の慶大教授・岸博幸氏も思い出したよ。
『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると「どうやら経産省では
文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい』
《経産省内閣》とも呼ばれている。
アクセスジャーナルの山岡俊介さんの【<記事紹介>「コロナにかこつけ予算分捕り 甘い汁を吸う政府御用達企業」(『ベルダ』7月号。本紙・山岡)】(https://access-journal.jp/52257)によると、《同記事で一番いいたいことは「電通」を中心とする政府御用達企業のことというより、今回のコロナ禍対策と称して我々国民の貴重な血税を無駄遣いするのは、安倍内閣が経済産業省主導で「経産省内閣」とも揶揄されている事実。コロナ禍対策として出て来、過大な中抜き疑惑で国会でも槍玉に上がった「持続化給付金事業」(給付予算約2・3兆円)にしろ、「Go Toキャンペーン事業」(約2・8兆円)にしろ経産省主導。コロナ対策を盛り込んだ第2次補正予算に前代未聞の10兆円もの「予備費」が計上されたのも同様だ。この趣旨と符合する記事が、6月25日の「毎日」に載っていた…。「電通」が出て来るのは、経産省との深い関係かつ同省は事業執行、管理する自己処理能力がないから丸投げになると。もし、厚労省や国交省主導ならこんなことにはならなかったと》。
『●《人材の宝庫》のはずが…《「経産省内閣」と揶揄される
安倍政権は歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい》』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275012】
立岩陽一郎 ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。
ファクトチェック・ニッポン!
実態は総理の慰労会 “国民だまし”に加担するメディアの罪
2020/06/24 06:00
(安倍総理に気持ち良く思いのたけを語ってもらう。
そうでないやりとりはあってはならない儀式(C)共同通信社)
国会閉幕を受けた6月18日の安倍総理の会見は、歴史に残るものかもしれない。新型コロナ対策としての一連の総理会見は、2月29日を最初に、その後、定期的に開かれたわけだが、この日、1つの事実が明らかになった。この記者会見が儀式であり、演説会であることは既に明らかになっていたが、実はそのレベルにとどまらず、単なる安倍総理の慰労会だったことが明確になったからだ。そこには暗黙のルールがある。安倍総理に気持ち良く思いのたけを語ってもらう。そうでないやりとりはあってはならない。
■実態は安倍総理の慰労
当然、記者会見にあるべき厳しい質問も、事実を引き出すような問いも出ない。例えば、その日に逮捕された河井議員夫妻についても、さらりとは触れる。それは事実を確認するという作業ではなく、安倍総理の真摯な姿勢を国民に見せるための仕掛けでしかない。
拉致問題についてのNHKの質問も同じだ。総理が拉致被害者の家族と共有した長い時間を振り返り、「断腸の思いであります」と語るための仕掛けでしかない。本気で拉致問題を解決するには日朝関係を前に進める必要があるわけだが、この政権がその逆の行動しか取ってこなかったことは容易に指摘できる。北朝鮮との対話を拒否することまで国連で各国に求めている。それでどうやって拉致問題を解決できるのか? 当然出てくる疑問はこの場で出ることはない。
ポスト安倍についての質問などは、無上の喜びを噛みしめながら語っていたのではないか。この時、質問した記者が口にした候補者以外にも候補はいると語るなど、キングメーカーとしての存在感まで示している。
この「慰労会」の決まり事の1つが20分に及ぶ総理の独演会だ。ここで安倍総理が最初に思いを語るわけだが、実は、この中には、事実の検証が必要な内容が含まれている。例えば安倍総理は、日本が行ってきた「クラスター対策」について「世界の中で注目が集まっています」と話した。つまりPCR検査を幅広く行わずにクラスター対策に重点的に振り分けたことを世界が評価しているということだ。
それは本当なのだろうか? アメリカ政府が日本でのPCR検査の少なさに懸念を示し在日アメリカ人に帰国を促したことがあるが、評価したとは聞かない。事実を言えば、クラスター対策はPCR検査を拡充できない中での苦肉の策だった。尾身茂専門家会議副座長は記者会見で、PCR検査を拡充できない「根深い」問題があって、その結果としてクラスター対策を選択せざるを得なかったと説明している。もちろん、災い転じて福となすということもあるだろう。では、どの「世界」が注目しているのだろうか? この点を海外のジャーナリストに問い合わせているが、皆、戸惑うばかりだ。しかし、こうした疑問は「慰労会」の場で語られることはない。
この「慰労会」の主催は官邸記者クラブだ。つまりメディアが総理をもてなす場ということだ。もちろん、一部には、まともな記者会見を行ったジャーナリストはいた。恐らく、その人は次の「慰労会」には呼ばれない。
※コラムへの感想や意見は以下のアドレスへ。
tateiwa@infact.press
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202006240000068.html】
コラム
政界地獄耳
2020年6月24日7時9分
一番の問題は政治家もどきの官僚
★官邸官僚という言葉は最近の言葉だが、第2次安倍内閣以降、首相・安倍晋三を支える官邸官僚は首相首席政務秘書官兼首相補佐官・今井尚哉が経産省出身ということもあり、経産省出身が多い。今井の側近で総理秘書官・佐伯耕三は経産省入省の時、同省と警察庁のどちらを選ぶか悩むも経産省入り。今では最年少首相秘書官だ。
★佐伯は首相の会見原稿と記者との質疑応答をその場で書いてプロンプターに出して首相が読むという離れ業をはじめ、「全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ」と首相に進言したといわれ、予算委員会では控え席から「違う」とやじを飛ばして大問題になったこともある。内閣広報官兼総理補佐官・長谷川栄一も経産省出身。中小企業庁長官退官後、持続化給付金の業務を委託した一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」の外注先のイベント会社「テー・オー・ダブリュー」に長谷川が過去に顧問を務めていた。
★一方、こちらも元経産官僚ながら、日本の先行きへの不安や官邸政治批判の急先鋒(せんぽう)なのが古賀茂明だ。雑誌に「1980年代以降、経産省の産業政策は失敗続き。失業寸前の経産省は、毎年新しい事業を立ち上げ、中身がなくても何とか立派に見せて予算を確保する。おもてなし規格認証、プレミアムフライデーなど。クールジャパンでは巨額ファンドを作ったがほぼ全滅。電通、経産省、安倍政権という3チャラトリオに国を委ねた国民の悲劇」と厳しい。
★経産省出身で、民主党などで衆院議員を2期務めた福島伸享もネットで「永田町と霞が関ではコロナ終息と時を同じくして安倍政権は終焉(しゅうえん)を迎えることは既定路線として捉えられており、経産省はその道連れとなることが確実視されている。持続化給付金や『GO TOキャンペーン』に関する経産省のあきれた対応と発言は、同省の断末魔の叫びなのかもしれない」と一刀両断だ。一連のコロナ禍の責任については1に官邸、2に経産省といわれるが、一番の問題は政治家でもない「官僚の政治家もどき」が取り仕切ることだ。(K)※敬称略
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[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注」した方は、素直に挙手願います!(東京新聞2018年8月27日)↑]
リテラの記事【安倍政権がコロナ「専門家会議」の議事録を残さないと明言!「37.5度以上4日以上」の相談目安に異論があったことも隠蔽か】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5446.html)。
日刊ゲンダイのコラム【立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/議事録を残さないのは議論を隠蔽して闇に葬り去るためか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274010)。
《公文書の改ざんという国家的犯罪を繰り広げた政権が、反省など微塵もなく、新型コロナで情報隠蔽を正当化した。28日、政府の専門家会議の議事録を政府が作成していないと共同通信が伝えたが、菅義偉官房長官は昨日29日、“議事録は残さなくても問題はない”と主張したのだ》。
《既に驚くことでもなくなっているが、本当にこの政府は、自らの存在自体が緊急事態だと気づくべきだ》。
『●森ゆう子議員「本気度が足りない」…アベ様は《国民がどれくらい
コロナに苦しんでいるかの数字ぐらい連日頭に入れておく》べきなのに…』
『●青木理さん「たかが検査なんですよね…検査がこれだけ増えない
というのは…明らかに政府が無能だからだと思いますよ」と一刀両断!』
『●《スピード感》《やってる感》…《「いまさら」感》、《しかし
コロナ対策で求められるのは一刻も早い政策実現だ》(西日本新聞)』
『●金子勝さん《PCR検査数が圧倒的に少なければ、何の意味もない。
…東京の異様な数値は、検査数の圧倒的不足を示している》』
『●《アンダーコントロール》演出…お維や「小池都知事はよくやっている」
だってぇ? そう見えるのは、《安倍首相がひどすぎるからだ》』
『●内閣支持率は《国会を閉じれば…自然と回復》…「逃げるは恥だし
役立たず」なアベ様は《今は逃げるが勝ちと判断した》のか?』
《…抜け道を悪用したのだ。実際、安倍首相は森友・加計学園問題や自衛隊日報隠蔽問題が発覚しても、「私のリーダーシップの下、公文書管理の在り方について政府を挙げて抜本的な見直しをおこなう」などと述べながら、行政文書の管理に関するガイドラインの改正後は、安倍首相と官庁幹部との面談の際、議事概要などといった打ち合わせ記録が一切、作成していないことは判明》《ガイドラインの見直しによって、公文書を改ざんしたり隠蔽する必要がないよう、そもそも記録を残さないようになってしまったのである》。〝御頭〟は腐りきり、全身にその腐敗が波及。
『●金平茂紀さん《…政府の方針、頭がクラクラしてきます。ウィルスのせい
ではありません。魚と組織はアタマから腐ると言われています》』
何度でも引用します。
金平茂紀さん、「コロナ自粛の最中、賭けマージャンをしていた黒川弘務前東京高検検事長に《訓告》という超軽い処分、さらに、コロナ対策の専門家会議の議事録を作らないという政府の方針、頭がクラクラしてきます。ウィルスのせいではありません。魚と組織はアタマから腐ると言われています。考え直しては如何でしょうか」(報道特集、2020年5月30日)。アタマどころか、本体まで腐りきっている。《既に驚くことでもなくなっているが、本当にこの政府は、自らの存在自体が緊急事態だと気づくべきだ》、アベ様の独裁政権が歴史的緊急事態。
琉球新報の【<社説>コロナ専門家会議 議事録の作成は不可欠だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1131196.html)によると、《政府が、新型コロナウイルス対策を検討してきた専門家会議の議事録を作成していないことが分かった。公文書管理に対する安倍政権の姿勢は不誠実の一語に尽きる。コロナ禍で我慢を強いられている国民への背信行為でもある。…そもそも政府は3月、新型コロナに関して国家・社会として記録を共有すべき「歴史的緊急事態」に指定している。行政文書管理のガイドラインに基づく対応だ。歴史的緊急事態は民主党政権下で2011年の東日本大震災に関連する会議の議事録が未作成だった反省から、12年にガイドラインに盛り込まれた。野党だった自民党は「政権の隠蔽(いんぺい)体質だ」と未作成を批判した経緯がある。政府は今回、作成していないことについて、政策を決定したり了解したりする会議はガイドラインで議事録作成が義務付けられるが、専門家会議はこれに該当しない―と説明している》。
《野党だった自民党は「政権の隠蔽(いんぺい)体質だ」と未作成を批判した経緯》…人様の公党を《悪夢》とまでお呼びになるアベ様、壮大なブーメラン。いまや、どちらが《悪夢》なのかは自明。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「南彰記者による記事【自著での主張も記憶にない? 菅官房長官
「知らない」】…と、リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた!
会見で「ここは質問に答える場所じゃない」、自分の著書のことを
「知らない」】…《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、
そのことすら記憶にない――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した
『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残す
のは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは
国民への背信行為」と記していた》。《菅官房長官の定例会見…「国会で
述べたとおりです。国会で述べたとおりだと。ここは質問に答える
場所では私はないと思います」…もはや語るに落ちたというべきだろう
…内閣官房長官の定例会見は、ただ政府側の公式発表を垂れ流すための
場所ではない。…菅官房長官「知りません」と一蹴…
「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」》」
「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」 by 現・最低の官房長官 (当時、野党自民党)。カッコイイですねぇ~。まさに正論。
【「桜を見る会」推薦者の内訳調査、記録に残さず】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/32785?rct=politics)によると、《菅氏自らが昨年十一月に内閣府や与党関係者らに聞き取り調査を実施していたが「対象者が少数で内容も詳細なものではなかったので記録は残していない」と述べた。菅氏は昨年十一月の国会で調査結果を基に、桜を見る会では首相約千人、副総理や官房長官、官房副長官約千人、自民党関係者約六千人などの推薦枠があったと答弁。一日の会見で調査について「少数の関係者から確認した内容をそのまま国会に報告したと記憶しており、それ以上のものではない。(国会の)議事録に残されている」と述べた》。
また、同紙の記事【議事録の初回と3回目、速記なし コロナ専門家会議で厚労相】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/32767?rct=politics)によると、《加藤勝信厚生労働相は2日の参院厚生労働委員会で、新型コロナウイルスを巡る専門家会議の初回と3回目に速記者が入っていなかったことを明らかにした。菅義偉官房長官は1日の記者会見で、会議には基本的に速記が入っていると説明していた。政府は議事録を作成することも含め検討に入っているが、これまでの対応の検証がさらに難しくなりそうだ。加藤氏は1~3回の専門家会議に関し「2回目しか速記者を入れていなかった」と語った。現在は議論の内容が記された議事概要が公開されているが、発言者は特定できず、意見に賛否があったかどうかなどを確認できない》。
『●【黒鉄好 アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」
驚愕の事実】《復興副大臣へ「献金」…若松謙維参院議員(公明、比例)》』
《利権》塗れという点でも汚染されているアベノカビマスク。
琉球新報のコラム【<金口木舌>物差しは一つではない】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1130409.html)によると、《今や「アベノマスク」は、政府が配布する布マスクの呼び名として定着した感がある。埼玉県深谷市の市立中は、生徒に渡した文書に「アベノマスク」と明記した。着用を確認するといった文言や「忘れた生徒は少人数教室に残る」との記載があり、波紋が広がった ▼保護者から「アベノマスクじゃないと駄目なのか」との問い合わせがあり、SNSでも批判される。学校は謝罪し「どのマスクでも構わない」と訂正した。マスクの有効活用が目的だったというが、強要は許されない》。
漸く我が家にも6月2日(火)に到着、(ちなみに、〝第1回〟定額給付金の申込書が到着したのは 5月30日(土))…要経日観察…使わなくても、日々どのように劣化していくのか。また、《パニックに乗じてカネを懐に入れた悪党がいたなら…》…その監視も必要。
【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/昨日、例の奴が届いたのだが…】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/4c2dc9bf6a89772b7288a36988664ee8)によると、《ハンジさん : こ、これが、アベノマスク!?…アニ : どうでもいいけどさ、あたしはいらないから。以上、ひらパーで買ったお菓子の空き缶でした》。
【サービスデザイン推進協議会が経済産業省から受託した全14事業】(東京新聞、2020年6月1日)
(https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=32435&pid=41467)
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【https://lite-ra.com/2020/05/post-5446.html】
安倍政権がコロナ「専門家会議」の議事録を残さないと明言!「37.5度以上4日以上」の相談目安に異論があったことも隠蔽か
2020.05.30 02:16
(29日、会見する菅官房長官(首相官邸HPより))
公文書の改ざんという国家的犯罪を繰り広げた政権が、反省など微塵もなく、新型コロナで情報隠蔽を正当化した。28日、政府の専門家会議の議事録を政府が作成していないと共同通信が伝えたが、菅義偉官房長官は昨日29日、“議事録は残さなくても問題はない”と主張したのだ。
政府は今回の新型コロナを、3月10日、公文書管理のガイドラインに基づく「歴史的緊急事態」に指定。「歴史的緊急事態」では当然、平時よりも厳格な公文書の作成と管理がおこなわれなければならないが、「政策の決定または了解を行わない会議等」については、議事録の作成が必要ないとされている。
菅官房長官はこの規定を利用して、なんと専門家会議についても「政策の決定または了解を行わない会議等」に該当すると主張、議事録が作成していないことを正当化したのだ。さらに、「発言者を明示しないことは最初の会議でメンバーに説明し了解をいただいた」「専門家に自由かつ率直に議論していただくために、発言者は特定されないかたちだが、議事概要は作成して公表している」と述べ、発言者が誰なのかがわからない「議事概要」で十分だとしたのだ。
これはとんでもない詭弁だ。ご存知のとおり、安倍首相は新型コロナ対応のさまざまな場面で「専門家の意見を踏まえて」判断したと繰り返し述べてきた。その判断のもととなった専門家会議の議論は当然、誰がどんな発言をおこなったのかも含め、すべて国民に公開されなければならないものだ。
しかも、菅官房長官は「自由かつ率直に議論していただくため」に発言者が特定されないかたちにしていると言うが、一方の専門会議のメンバーからは「名前を出して構わない」という声があがっているのだ。
たとえば、専門家会議メンバーの岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は昨日、「事務局が『議事概要を出す』と答えたので、ああそうですねということで終わった。(賛否の)手を挙げたわけじゃないから分からないが、全てではないが別に発言者名が出ても構わないというのが委員の意見だと思う」と述べ、「僕は自分の発言に責任を持ちたいから発言は出ても構わない」と記者団に語っている(毎日新聞ウェブ版29日付)。
さらに、昨夜おこなわれた会見でも議事録にかんする質問が記者から数多くなされたが、専門家会議の脇田隆字座長は「(名前が出るのは)個人的にはどちらでも構わない」、尾身茂副座長も「政府が決めて名前を出すということになれば私自身は全然問題ない」と答えている。
脇田座長や尾身副座長の“政府の判断に委ねる”という姿勢は、国民の生命や生活に直結する提言を担う機関の代表として、あまりに自分たちの発言に無頓着と言わざるを得ないが、それでも、専門家会議としては“名前が出ることが議論の妨げにはならない”とはっきり述べているのである。当然だ。名前が非公表だからと無責任な発言がなされているようでは困るからだ。
だが、安倍政権は発言者の名前が公表され、議論をそのまま書き起こした「議事録」ではなく、「議事概要」で済ませようとしている。これは、専門家が提言していないことや疑義を呈しているものを、政府が無視して無理やり押し切っているということを露呈させないためなのではないのか。
実際、そうしたことが疑われる問題もある。たとえばそのひとつが、厚労省が2月17日に示した「37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合」(高齢者や妊婦、基礎疾患のある人については2日)という政府の「相談・受診の目安」だ。
■専門家会議では異論が出たのに「37.5度以上の発熱が4日以上」を発表した加藤厚労相
周知のように、「37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合」というこの目安は早期の検査を阻み、重症化・死亡するケースを引き起こす大きな要因となってきたが、目安が発表された経緯を振り返ると、政府の独断だった可能性がかなり濃厚なのだ。
安倍首相が専門家会議を設置したのが国内初の感染者が確認されてから約1カ月後の2月14日、初会合が開かれたのが同月16日。その翌日の17日、加藤勝信厚労相が記者会見で「風邪の症状や37.5度以上の発熱」「強いだるさや息苦しさがある」といった症状が4日、重症化のリスクのある人は2日続いた場合という「相談・受診の目安」を発表している。
時系列だけを見ると、これは前日の専門家会議の初会合で決定され、それを加藤厚労相が発表したかに見える。実際、専門家会議の冒頭で安倍首相は「国民のみなさまにわかりやすい受診の目安の作成などについて議論をお願いしたい」と述べ、この初会合の議事概要には〈普通の風邪だと症状のピークは3~4日だが、新型コロナウイルス感染症では7~10 日でも治らない。“普通の風邪”とずれていると気づけるような内容があるといい〉〈風邪の症状があれば自宅で安静にして、症状が長引けば相談センターに連絡してもらうという流れが望ましい〉といった意見が記載されている。
しかし、この初会合の結果を伝えた読売新聞によると、じつは初会合では、〈受診や相談の目安を示す予定だったが、専門家の間で議論がまとまらなかった〉というのだ(2月17日付)。
議論がまとまっていなかったというのに、なぜ、加藤厚労相は17日に目安を発表したのか。ようするに、専門家会議で異論が出たにもかかわらず、政府がPCR検査を抑え込むために押し切った可能性が高いのではないか──。実際、加藤厚労相は17日の会見で、目安について、専門家会議の正式な見解という言い方をせず、「最終的に専門家の座長と相談してこういう数字を決めさせていただいた」と説明している。
この重要な問題について、一体、この日の専門家会議ではどんな議論がかわされたのか。しかし、議事概要ではそれが正確に掴めない状態になっているのだ。
しかも、安倍首相の新型コロナ対応では、もっとも公開されるべき議論の議事録が残されていないという問題もある。それは、安倍首相と関係閣僚らが意見交換する「連絡会議」だ。
安倍首相は一斉休校を決めた際、専門家に意見を求めることなく、実質的にはこの「連絡会議」で決定したとされている。だが、こうした重要な決定プロセスが具体的に明かされていない。この「連絡会議」の記録について、安倍首相は3月27日の参院予算委員会で「まだ作成されていない」と答弁。専門家会議の議事録を残さないことを正当化した菅官房長官と同じように、この「連絡会議」が「政策の決定・了解を行う会議」には当たらない、と主張したのである。
■森友・加計学園問題や自衛隊日報隠蔽問題後、打ち合わせ記録を作成しない体制に
今回、菅官房長官が“議事録は残さない”と明言したのも、こうした隠蔽をほじくり返されないようにするためだったのではないか。ようするに、新型コロナを行政文書の管理に関するガイドラインに規定する「歴史的緊急事態」に該当するとして、議事録の作成・公表が義務づけられない「政策の決定または了解を行わない会議」という抜け道を悪用したのだ。
実際、安倍首相は森友・加計学園問題や自衛隊日報隠蔽問題が発覚しても、「私のリーダーシップの下、公文書管理の在り方について政府を挙げて抜本的な見直しをおこなう」などと述べながら、行政文書の管理に関するガイドラインの改正後は、安倍首相と官庁幹部との面談の際、議事概要などといった打ち合わせ記録が一切、作成していないことは判明(詳しくは既報参照→https://lite-ra.com/2019/06/post-4751.html)。ガイドラインの見直しによって、公文書を改ざんしたり隠蔽する必要がないよう、そもそも記録を残さないようになってしまったのである。
そして、安倍首相自身が「100年に1度の危機」だと言う新型コロナの対応でも、その対応について検証するための材料となる議事録を残そうとせず、歴史的検証を不可能にしようとしている──。「桜を見る会」問題でも、共産党議員が国会質問のために資料の提出を求めた当日に今年分の名簿をシュレッダーにかけ、「サーバーのデータは復元できない」と強弁するなど、その隠蔽体質に拍車がかかっていたが、そうした問題が有耶無耶になってしまった。そしていま、このような歴史的な国民の生命と生活に直結する問題でも、安倍政権は同じことを繰り返そうとしているのである。こんな政権に、これ以上、新型コロナ対応を任せることなどできないだろう。
(編集部)
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274010】
立岩陽一郎
ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。
ファクトチェック・ニッポン!
議事録を残さないのは議論を隠蔽して闇に葬り去るためか
2020/06/03 06:00
(専門家会議の尾身茂副座長と脇田隆字座長(C)日刊ゲンダイ)
既に驚くことでもなくなっているが、本当にこの政府は、自らの存在自体が緊急事態だと気づくべきだ。
新型コロナウイルスの対策を検討している専門家会議について議事録を作成していないという。共同通信の情報公開で明らかになった。議事録を作成しないことについて、政府は、専門家に率直に議論していただくためだと話した。発信者が特定されない形で議事概要を作成しているから十分だという。
その「十分だ」とする議事概要を読み続けているが、一度として十分だと感じたことはない。例えば、3月2日の専門家会議の議事概要。その日の出席者は脇田隆字座長、尾身副座長を含めて16人だが、議事概要に記されている発言はわずか12だ。それもどのような文脈で出た発言なのかもわからない。そもそもそれは「概要」にさえなっていない。
また、この議事概要には隠蔽の疑いもある。例えば、PCR検査については、この議事概要はほとんど書かれていない。では、専門家会議はPCR検査について議論してこなかったのか? そうではないことを、尾身副座長が5月4日の記者会見で明らかにしている。この会見で尾身副座長は、PCR検査の拡充が遅れたことについて次のように話した。
「さまざまな理由があって、これは根深い。制度的な、歴史的な背景があって、一朝一夕には変えられない……ところが、だんだんと3月になって、PCR検査ができないために重症化するという報告が出てきた」
その結果、3月に入って政府にPCR検査の拡充を求めたという。尾身副座長は、それまでもPCR検査について議論をしてきたと話した。そして2月24日の専門家会議で、どう検査体制を拡充するか議論したことを、「よく覚えています」と語った。そして、その結果として、「さまざまな制約があるので、重症化を防ぐということに集中せざるを得ない」という結論になったと話した。
では、その議論の中身はその日の議事概要にどう書かれているのか? 2月24日の議事概要を見ると、約2時間にわたって議論が行われていることがわかる。そして、人々が閉鎖空間を避けることや、無症状感染者からの感染に注意を促すことなど今後の基本方針について議論されていることがわかる。他の日の議事概要に比べれば記述は多い。しかし、PCR検査について議論した内容は書かれていない。PCR検査については、「全国的には余裕があるものの、一部地域では検査が追い付かない状況となっている」との状況が書かれているだけだ。
これで、何が「十分」なのだろうか? 十分どころか、議論を隠蔽しているとみられても仕方のない内容だ。議事録を作成しないという政府の判断には、専門家会議のメンバーからも異論が出ているという。当然だと思う。
尾身副座長がPCR検査について語った「さまざまな理由があって、これは根深い。制度的な、歴史的な背景があって、一朝一夕には変えられない」。これは今回の政府の対応の全てに言えることかもしれない。議事録を残さないとは、その根深いさまざまな理由を闇に葬り去る取り組みにしか思えない。
※コラムへの感想や意見は以下のアドレスへ。
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日刊ゲンダイのコラム【立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/検察人事の究極“えこひいき”法案ほど不要不急なものはない】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273047)。
《「黒川(東京高検)検事長のような人が守護神として自分を守ってくれるからこの法案を出したのではないか?」と問うた。それに対する安倍総理の答弁は、「それはまったくあたりません」と言った以外は役人の用意した答弁を読むものだったが、普通に考えたら、後藤議員と同じ疑問を多くの人が持つだろう》。
『●《安倍政権は、官邸に近い黒川検事長を検察トップである検事総長に
就け、検察組織を官邸の支配下に置くつもりだ》、あぁ………』
『●アベ様は検事総長人事までも私物化…《それならば「三権分立は
絵に描いた餅で政界では実現しない」と閣議決定すべきだろう》』
『●《官邸の番犬》黒川弘務氏を《論功行賞として検察トップに据える》
のみならず、カジノ汚職捜査を止めるという目的があった』
『●《政界の不正を摘発するのが特捜部の使命》のはずが…行政府の長・
アベ様が《従来の法解釈》を恣意的に変更! アベ様による独裁…』
『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題』
『●《「法案の審議のスケジュールにつきましてはですね、これはまさに、
国会でお決めになることでございますから」…この台詞によって…》』
『●《緊急事態宣言を利用した監視社会強化に反対》! 《国民を互いに
監視させ、体制批判をする人を密告…》…が横行する社会でいいの?』
《市民が市民を監視し非難する。コロナ禍は人の心までむしばんだのか》、《相互監視の中で密告が横行する社会といえば、戦前を思い起こす》。
《行動は自粛しても(政権への)批判は自粛しちゃだめだ…ひるまず「マジか!」を続けよう》(斎藤美奈子さん)。《殺し合いを強いられる側が狂った火事場泥棒のシナリオに乗ってしまったら、取り返しのつかないことに》(斎藤貴男さん)。〝放火〟泥棒に縄を綯わせる様な愚かなことが…。壊憲や緊急事態条項の導入、また、お得意の閣議決定で有耶無耶に定年延長した黒川弘務氏に関して、更なる定年延長をもくろむ検察庁法改正案(壊壊)を内閣委員会で強行採決を狙っている…検察人事の私物化。違法に準司法な行政官の人事に手を突っ込む…。国がどんどんと壊れていく…。
『●《韓国…国防予算の削減…新型コロナウイルス対策に振り向け…極めて
合理的な判断…その合理は日本では通用しない…》(立岩陽一郎氏)』
アベ様曰く「内閣の恣意的な人事が今後おこなわれるといった懸念は、もちろんまったく当たりません」だって? 問題は、「可能な道」を作ることでしょ? 武器や兵器と同じ。持てば「使いたくなる」、「使う」のがアベ様ら。
《どこまでも保身しか考えず、日本ではいままでなかった規模で抗議の声があがっているというのに、それと向き合おうとせず逃げようとする安倍首相──》。
#検察庁法改正に抗議します …《定年延長が内閣の一存で恣意的に行われる》《内閣が検察幹部の人事に対する絶大な裁量を手にする》。
リテラの記事【田崎史郎が検察庁法改正問題で「黒川検事長と安倍首相は近くない」と嘘八百の政権擁護! 大谷昭宏、ラサール石井にツッコまれ馬脚】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5419.html)/《言うまでもなく、いまは新型コロナの影響で待ったなしの状態にある人たちを救うための生活支援策に早急に取り組むべきときだ。だが、その肝心の第二次補正予算案は今月中を目処に編成するなどというタラタラした対応しかしていないのに、政権が検察人事に介入できるようにする法案は国民の声を一顧だにせず信じられないスピードで審議を進めるとは……。》
やっぱり、《ひでえ法案》らしいです。
神保哲生さんのブログ【検察庁法改正案の中身がやっと理解できたよ】(https://www.jimbo.tv/commentary/492/)によると、《ふう、やっと読み解けたっぽい。ええっ、何だよ、ひでえ法案じゃねえか。ただ、この部分は法改正のディテールに過ぎず、一番重要なポイントが定年延長が内閣の一存で恣意的に行われることが可能になった、つまり内閣に気に入られれば2年から最長で5年もの長きにわたり今のポストにとどまれるのはもちろんのこと、場合によってはもう一つ上のポストも狙える一方で、どんなに優秀な検察官でも内閣に煙たがれれば63歳でお払い箱ということになり、内閣が検察幹部の人事に対する絶大な裁量を手にすることになります。時には最高権力の腐敗も摘発しなければならない立場にある検察の独立性の危機であることだけは間違いありません》。
『●《安倍政権にはどうしても、官邸に近い黒川氏を検察トップに据えたい
訳がある…検察が政権に私物化されれば、「首相の犯罪」は…》』
「【本音のコラム 「検察人事の私物化」 前川喜平】…《検察も教育行政も
政治的中立性が不可欠な分野だ。検察が政権に私物化されれば、
「首相の犯罪」は決して暴かれることがないだろう》」
『●アベ様は《時間や任期が有限である事実から目を背け、ひたすら
無限を渇望…。歯止めを失って暴走する権力という車輪は、どこに…》』
「《任期は、権力の歯止め》…内閣による恣意的な検察官人事にも言える
こと。海渡雄一さんらが呼びかけた「 #検察庁法改正案に抗議します 」
「 #検察庁法改正法案に抗議します 」は〝ネットデモ〟となり、
400万を超えるツイートが。」
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273047】
立岩陽一郎
ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。
ファクトチェック・ニッポン!
検察人事の究極“えこひいき”法案ほど不要不急なものはない
2020/05/13 06:00
(“官邸の守護神”こと黒川弘務東京高検検事長(C)共同通信社)
5月8日、衆議院の内閣委員会。検察官の定年延長などを盛り込んだ検察庁法改正案の審議が始まった。野党は審議拒否。当然だろう。担当の法務大臣が出席していないのでまともな質疑はできない。
そもそもなぜ内閣委員会なのか? それは、この法案が、国家公務員の定年を引き上げる法案のひとつとして一括で審議されているからだ。国家公務員全般や自衛官の定年延長の議論に紛れて検察官の法改正も通そうという政府の魂胆が透けてみえる。
明けて5月11日の衆議院予算委員会。質問に立った国民民主党の後藤祐一議員は安倍総理にこの法改正について、これまで指摘されてきた疑惑、そして今後出てくるかもしれない疑惑に対して、「黒川(東京高検)検事長のような人が守護神として自分を守ってくれるからこの法案を出したのではないか?」と問うた。それに対する安倍総理の答弁は、「それはまったくあたりません」と言った以外は役人の用意した答弁を読むものだったが、普通に考えたら、後藤議員と同じ疑問を多くの人が持つだろう。
この法案の肝は、検察官の定年延長にはない。定年延長は、検事総長を除く検察官の定年を63歳から65歳に引き上げるというもので理解できないわけではない。問題は、内閣が必要と認めれば役職定年や定年を迎えても最長で3年間にわたってポストにとどまれるという点だ。これが検察官の独立を脅かす危険性をはらんでいることは多くの人が指摘している。
■究極の「えこひいき」
元特捜部主任検事の前田恒彦氏は、「個別の検察官の定年を、閣議決定で延長するなどといった馬鹿げた話はない」と切り捨てる。更に、「政権による究極の『えこひいき』にほかならず、検察人事さえも法規範をねじ曲げて意のままにできるという姿勢のあらわれにほかならない」と政府の対応を厳しく批判している。
前田氏の指摘する「えこひいき」は、政府が、法案提出前の1月に黒川氏の定年延長を閣議決定していることからも否定は難しい。黒川氏の検事総長就任に道を開こうとしたという以外に説明は難しく、それが前述の後藤議員の質問になっている。
それにしても信じ難いのは、この新型コロナウイルスの最中に、この原稿を書いているという事実だ。政府は外出など人々に不要不急な活動の自粛を求めている立場ではないのか? 生活が懸かった商売さえ自粛を求められている。何が不要不急と言って、この検察庁法改正案ほど不要不急なものはないではないか。
それにしても、森法務大臣の国会での答弁の酷さは忘れようがない。謝罪にも追い込まれており、新型コロナの問題がなければ解任されていただろう。こうした経緯から大臣が審議に出られないということだろうが極めて異様な審議だ。
安倍総理には本欄で、記者会見時に不要不急な演説をしないよう求めた。今度は政府与党に求める。不要不急なこの法案審議の自粛だ。それができないなら、人々に不要不急の外出自粛などを求めてはならない。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/韓国は国防予算削減 今の日本に必要なのは最新鋭戦闘機か】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272539)。
《韓国が20年の国防予算の削減を決めたと国際的な軍事情報誌ジェーンが伝えた。2%を削減して新型コロナウイルス対策に振り向けるという。極めて合理的な判断だと思うが、その合理は日本では通用しないようだ》。
『●#粉飾された美しい国…《政治の目標に数字を合わせていけば
政権の都合のいい数字になっていくのは当然》』
「【立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/メディアは国の
トップ発言の垂れ流しを終わりにするべき】」
『●2020年4月6日朝のニュース【首相、初の緊急事態宣言発令へ】
…ついに、無能無為無策、不作為なアベ様が凶器を振り回す時が来た…』
「【立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/安倍総理よ、
この時期「不要不急な演説」は自粛を願いたい】」
軍事費削れ! …出来ない!? ドサクサ壊憲したい!? 無能・無為無策なアベ様や厚労相。イージス・アショアやF35A、F35B…なんて要りますか? 《…記事の見出しだけでも「兵器ローン残高5兆円突破」「米製兵器維持費2兆7000億円」「地上イージス6000億円超も」と、とてつもない数字が並ぶ。たとえば米国製の戦闘機F35は一機百億円以上する。都市部で定員九十人の認可保育所を建てる場合、厚生労働省は建物費用を約二億円と想定しており、土地があれば一機分で少なくとも五十カ所、四千五百人分を建てることができる…(望月衣塑子)》(2018年12月6日の記事【<税を追う>取材班から 戦闘機で買えるもの】)。
《韓国…国防予算の削減…新型コロナウイルス対策に振り向け…極めて合理的な判断…その合理は日本では通用しない…》。韓国や台湾など、隣国に何も学ばない、学べないニッポン。哀れすぎて、情けなくなる。<それにつけてもアベ様の無能さよ>…大量検査・隔離・追跡、さらに、地域のサンプリング検査…どれ一つ出来ない、やらないアベ様ら。不作為は、最早犯罪的、大人災。
『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる者は
その責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》』
『●《国民が信用しない政府》《調査しない政府》など《……ない政府》
(鈴木耕さん)…そんな独裁者が〝戒厳令〟という凶器を振り回す…』
『●《耳目を引く策を打ち出し、手なずけたマスメディアやSNSを駆使して
「世論」を作り出せば、愚策も「英断」となり、支持率は上がる》…』
『●2020年4月6日朝のニュース【首相、初の緊急事態宣言発令へ】
…ついに、無能無為無策、不作為なアベ様が凶器を振り回す時が来た…』
『●経済対策による感染症拡大対策…小池晃さん「補償なき緊急事態宣言では、
いくら休みたくても、働きに出るしかない市民がたくさんいる」』
『●《悪魔》はアベノマスク2枚だけを残して…アベ様「最悪の事態に
なった場合、私は責任をとればいいというものではありません」』
『●《なぞかけ名人…お題を出すとこんな内容が返ってきた。「布マスク」
とかけまして「森友学園や桜を見る会」と解きます。その心は「…」》』
『●《行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ。緊急事態宣言の発令を
歓迎している場合じゃない。ひるまず「マジか!」を続けよう》』
『●適菜収さん《不道徳な連中を7年以上も放置していた時点で、日本は
危機管理ができていなかった。そういう国がどうなるか。今、…》』
『●〝報道統制〟下、《安倍政権はコロナ感染拡大に犯罪的な役割》
(山口正紀さん)…《どさくさに紛れてさまざまな仕掛けを政府は…》』
『●デマ・ウソ吐きはどっち? 《雇用調整助成金…構造的欠陥があり、
誰もが受け取れる「休業補償」という仕組みにはまったくなっていない》』
『●【【私説・論説室から】難局と指導者の態度】《これまで…決して責任を
取らなかった首相である。コロナ禍ではどんな責任を取るのだろう》』
『●ウチの首相は《対策の不備…科学的根拠の欠如…的外れ》など批判の山
…文化・民度・首相のレベルに彼我の差を感じずには要られない』
『●大量検査・隔離・追跡、さらに、地域のサンプリング検査が必要…
アベ様や小池「ト」知事は、この数カ月、一体何をやってきたのか?』
『●鈴木耕さん《目を覚まそうね、みんな》《さすがに、安倍終焉劇の幕は
上がったのだ……。》…であってほしいが、内閣支持率4割の絶望』
『●「自己申告」させる気? アベ様内閣や自公お維には《小さな声に
耳を傾け、実現に向けた実践力を適宜発揮できる政治家》が一人もいない』
『●《補償や生活支援策にはケチり続け》る一方で、《悪魔》が残して
いったアベノマスク2枚で批判封じ…さらに、報道統制のためにドブガネ』
『●《厚労省はそういった感染者用病床に転用できないものも含めた
空きベッドの数を無理やり足して、数合わせ》…アベ様の《やってる感》演出』
『●[大弦小弦]《大阪のおばちゃんのように突っ込む「悪魔」が政権に
必要だ》…アベノマスク2枚だけを残す《悪魔》ですもの、アベ様が。』
『●《新型コロナウイルス禍の対応に尽力している政府は絶対の正義で、
社会防衛の前には人一人の命ごとき取るに足らないとでも言いたげ…》』
『●ドサクサ壊憲…《殺し合いを強いられる側が狂った火事場泥棒のシナリオ
に乗ってしまったら、取り返しのつかないことに》(斎藤貴男さん)』
『●<それにつけてもアベ様の無能さよ>…大量検査・隔離・追跡、
さらに、地域のサンプリング検査…どれ一つ出来ないアベ様ら』
『●相も変わらず大量検査せず…《政府は人々を犠牲にして「国難」を
乗り切る集団免疫路線をとっていると思わざるをえない》(小倉利丸さん)』
『●【黒鉄好 アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」
驚愕の事実】《復興副大臣へ「献金」…若松謙維参院議員(公明、比例)》』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272539】
立岩陽一郎
ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。
ファクトチェック・ニッポン!
韓国は国防予算削減 今の日本に必要なのは最新鋭戦闘機か
2020/04/29 06:00
(空母化される護衛艦「いずも」(上)と、F35A戦闘機(C)共同通信社)
■韓国は国防予算を削減してコロナ対策費に
韓国が20年の国防予算の削減を決めたと国際的な軍事情報誌ジェーンが伝えた。2%を削減して新型コロナウイルス対策に振り向けるという。極めて合理的な判断だと思うが、その合理は日本では通用しないようだ。20年度の当初予算は新型コロナについて全く触れない内容がそのまま成立している。これは新型コロナ対策のための補正予算を早く成立させるためだと説明されているが、仮に、この予算の組み替えができていれば迅速な対応は可能だったと悔やまれる。
北朝鮮との軍事的な緊張を抱える韓国政府が国防予算の削減に踏み切った理由は、国防予算が持つその性格にもよるだろう。国防予算は長期的な計画の一部という側面が強く、先送りが可能だ。
断っておくが、私は防衛予算など必要ないという立場ではない。これまでも自衛隊や米軍を取材してきており、適切な規模の防衛力は必要だと考えている。しかし、20年度の日本の防衛予算を、新型コロナの危機という現状から見て、「不要不急」なものと感じざるを得ない。
例えば、F35A戦闘機3機の新規調達(310億)。護衛艦の空母化とそれに伴うF35B戦闘機の調達(877億)。この空母の保有には海自OBからも不要論が出ている。またイージス・アショアのための関連予算(122億)。掃海機能を持った護衛艦の建造(940億)。これで2249億円が捻出できる。
例えば、アメリカから買うF35A戦闘機。トランプ大統領の発言をその就任前からチェックしていた私は、この大統領の最大の関心事がこの金食い虫戦闘機の売り先だったことを知っている。日米首脳会談でも、常に話題となっていた。その結果が日本政府の大量購入だ。また、護衛艦の空母化という構想の中で、別途、短距離離着陸機能を持ったF35Bも購入が決まった。繰り返すが、空母の保有に関しては、海自OBからも不要論が出ている。
もちろん、自衛隊員の士気をくじくような削減は必要ない。ここは、削減より、その中身の組み替えを提案したい。例えば、護衛艦の新規建造、空母化を止めて病院船を建造する。アメリカは軍の病院船を西海岸と東海岸に派遣。新型コロナ以外の患者の治療にあたっている。また、軍が野戦病院を設置して、PCR検査の実施などを支援している。この時期に自衛隊病院のための医療器材を揃え、それを全国の病院に拠出することは可能だ。20年度予算でも、自衛隊の医療部門の強化は言われており、「感染症などへの対応能力の向上」という項目もある。しかし、その予算は2億円余でしかない。それで良いのか? 良いわけがない。
感染症のような緊急時の備えを考えると、自衛隊がその役割を担うことが最も適している。それも国防だからだ。防衛予算を未曽有の危機への対応に振り分けることはその趣旨に合致する。何が不要不急なのか? 今必要なのは空母や最新鋭戦闘機なのか? それとも、感染が集中した場所に急行して多くの人を治療できる病院船なのか? 感染症対策の強化なのか? その答えは明白だ。政府は、不要不急の外出自粛を求める前に、まず、不要不急の支出を自粛すべきだ。
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[※ 《望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る》…森達也監督『i -新聞記者ドキュメント-』(https://i-shimbunkisha.jp/)↑]
阿部岳記者による、2月中旬の沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]望月記者に波状攻撃】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/535678)。
《東京新聞の望月衣塑子記者への攻撃が、新たな段階に入ったようだ。首相官邸だけでなく、他のメディアまで列に加わっている…記者の唯一の「武器」である質問が危ない今、私は望月記者の側に立つし、全ての記者が違いを超えてそうしてほしいと願っている。(阿部岳)》。
『●『記者会見ゲリラ戦記』読了』
「畠山理仁著。…《ようやくその第一歩、扉がわずかに開いた。
記者クラブとフリー記者が対峙するなどナンセンス、なぜなら
「本来、報道に携わる者が対峙すべきは権力者だからだ」。
…記者会見のオープン化がなされた時、ようやく権力と報道の
本当の戦いが始まる。…記者会見が真剣勝負の場になれば、
政治家も記者も技量が磨かれる。ファインプレーも出るだろう。
さあ、一刻も早く試合を始めよう。開かれた日本の民主主義のために》
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、報道が発達し、
憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
《新聞労連・南彰委員長…トランプ政権がCNN記者の記者証を
取り上げた際、政権寄りのFOXも異議を唱えました。
新聞労連ではこのとき、ホワイトハウス記者協会と連帯する
という声明を出し、〈ホワイトハウスでの出来事は、日本で働く
私たちにとっても他人事ではありません〉と書いたんです。
対岸の火事じゃない、いま官邸で起きていることも同じだ、と。
NHKをはじめ、日本のメディアはトランプ政権のそうした問題を
面白がって報じるけれど、そんな場合じゃないですよ、と。でも、
そうした危機感も広がらず、ズルズルときてしまった。それが
いまの現状であり、将来世代がまともに取材できる環境に変えて
いくための最後のチャンスなんだと思っています》
『●「紙面や番組ではっきりと「嘘つき」…
「最悪の返答」と批判を浴びせ」る矜持もなく…民主主義の危機』
《対して米国のメディアはどうか。トランプ政権のホワイトハウス報道官
だったショーン・スパイサー氏が政権に批判的なCNNや
ニューヨーク・タイムズなどを会見から締め出した際には、AP通信や
タイム誌はいっしょになって会見をボイコット。ホワイトハウス記者会も
抗議声明を発表した。もちろん、スパイサー氏が菅官房長官と同様に
まともに質問に答えず、批判的なメディアには強権的な姿勢を見せても、
記者たちは食い下がって何度も質問を繰り返す。スパイサー氏が詭弁を
振りかざした際には露骨にシラけた表情を向け、紙面や番組ではっきりと
「嘘つき」「バカ」「大バカ」「最悪の返答」と批判を浴びせている。これこそが
不誠実な政権担当者へのジャーナリズムの本来のあり方ではないのか》。
『●三宅勝久さん《報道・言論の自由を標榜しながら
じつのところ会見参加者を選別している…巧みな情報操作》』
『●《オーストラリア各紙は黒塗り紙面で「政府があなたから真実を
遠ざけるとき、何を隠しているのか?」と読者に問い掛けた》』
『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」』
《…攻撃が、新たな段階に入ったようだ。首相官邸だけでなく、他のメディアまで列に加わっている》。内閣記者会政治部記者は恥ずかしくないのかな?
《官邸による「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》より、実際はもっともっとひどかった模様。Passiveに《「黙殺」する形で「加担」》どころか、ジャーナリズムの自死に積極的にactiveに《加担》。もう、そんな内閣記者会政治部記者達には《報道》を名乗らないでほしい。
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは
質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
「リテラの記事【「令和おじさん」の本当の顔が露わに! 菅官房長官が
望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活、国連報告でも問題に】…
《5月29日の定例記者会見で、東京新聞・望月衣塑子記者の質問に対し、
こう言い放ったからだ。「その発言だったら、指しません」
これまでも菅官房長官は会見の場で、望月記者の質問に
「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を
吐いてきた》」
『●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばれば
みんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)』
『●阿部岳さん《菅氏の会見でも食い下がる記者…。問い続けることが、
あらがうこと。…対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ》』
『●《東京新聞の記者が質問をしようと挙手しても菅氏が
指名しない》…なぜに《官邸報道室長が司会役を務めている》のか?』
『●あぁ、やっぱりねぇ…、イジメを見て見ぬふり。内閣記者会
政治部記者達が作り出す〝居ないことにされてしまった記者〟』
「あ~ぁ、ちょっと酷すぎやしませんかね? 内閣記者会政治部記者達は、
他社とはいへ、社会部記者を報道の同志とは思わないのかね?
イジメを見て見ぬふりとは、政治部記者を名乗るのは恥だな。」
『●内閣記者会政治部記者の露骨な本音は? Passiveな《官邸による
「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》かと思いきや…』
「最低の官房長官のバンキシャ殿は、質問を《6月とか国会が
終わった後にやれば》?、だそうです。アホですか? さらに、
《質問が下手すぎる。完全に喧嘩売っている。もう少しうまく
やらないと引き出せない》…だそうですが、記者会見やぶら下がり、
オフ懇、夜討ち・朝駆けで一体どんな素晴らしい《回答》を引き出した
のでしょうかね?」
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【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/535678】
[大弦小弦]望月記者に波状攻撃
2020年2月17日 08:00
東京新聞の望月衣塑子(いそこ)記者への攻撃が、新たな段階に入ったようだ。首相官邸だけでなく、他のメディアまで列に加わっている
▼望月記者が菅義偉官房長官の記者会見に出始めて2年半。質問を畳みかける望月記者に対して官邸は質問数を制限し、質問中も「簡潔に」と口を挟んで妨害してきた。最近は菅氏による指名自体が減った
▼1月、望月記者は「不当な扱いだ」と菅氏に抗議した。すると毎日新聞と産経新聞の官邸記者クラブ所属記者が相次いで似た記事を書いた。望月記者のツイッター発信に誤認があると批判し、東京新聞に対応を迫り、質問制限の経緯には触れない
▼新聞労連が昨年、官邸クラブ所属記者に聞いた匿名のアンケートがある。クラブ所属でない望月記者について「突出しすぎ」などと流儀の違いに戸惑う声が多い
▼苦悩の告白もあった。「(菅)長官の夜回りでは最近、携帯電話やICレコーダーを事前に回収袋に入れて、(録音はしないと)忠誠を誓っている。非常に息苦しい」
▼力比べをしたら、記者より政府首脳の方が強いに決まっている。選別と分断を受け入れれば、こうやって屈服するほかない。だから束になってかかる。記者の唯一の「武器」である質問が危ない今、私は望月記者の側に立つし、全ての記者が違いを超えてそうしてほしいと願っている。(阿部岳)
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[※ 《望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る》…森達也監督『i -新聞記者ドキュメント-』(https://i-shimbunkisha.jp/)↑]
佐藤和子氏による、週刊金曜日オンラインの記事【望月『東京』記者に示した『毎日』官邸キャップの“忠告”の中身】(http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/02/14/news-57/)。
《望月記者を批判した『毎日』だが、希望する記者が質問できるように努力してくれるのだろうか。…「記者が質問できるようにするのは当然のことだ。内閣記者会に加盟しているか否かにかかわらず、出席し質問ができる環境を維持すると同時に、出席したいとの新たな要望があれば、積極的に受け入れるべきだと考える」(同社広報)》。
毎日新聞社広報が仰るように、記者や(フリーの)ジャーナリストが自由に質問できるでしょうか? 質問がなくなるまで、最低の官房長官が答えるような「しきり」になっているでしょうか?
最低の官房長官のバンキシャ殿は、質問を《6月とか国会が終わった後にやれば》?、だそうです。アホですか? さらに、《質問が下手すぎる。完全に喧嘩売っている。もう少しうまくやらないと引き出せない》…だそうですが、記者会見やぶら下がり、オフ懇、夜討ち・朝駆けで一体どんな素晴らしい《回答》を引き出したのでしょうかね? おまけに、《負け犬の遠吠え》? シナリオの通りの〝記者会見〟は政府広報にしか過ぎず、政治部記者殿は《勝ち馬》になったつもりでしょうか。こんな政府広報のおかげで、有権者は政治に興味を失い、間接的に自公お維を支持する《眠り猫》になってしまうのでしょう。内閣記者会政治部記者はActiveなイジメ《加担》者であることが、《やぶ蛇》で露見。
『●『記者会見ゲリラ戦記』読了』
「畠山理仁著。…《ようやくその第一歩、扉がわずかに開いた。
記者クラブとフリー記者が対峙するなどナンセンス、なぜなら
「本来、報道に携わる者が対峙すべきは権力者だからだ」。
…記者会見のオープン化がなされた時、ようやく権力と報道の
本当の戦いが始まる。…記者会見が真剣勝負の場になれば、
政治家も記者も技量が磨かれる。ファインプレーも出るだろう。
さあ、一刻も早く試合を始めよう。開かれた日本の民主主義のために》
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、報道が発達し、
憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
《新聞労連・南彰委員長…トランプ政権がCNN記者の記者証を
取り上げた際、政権寄りのFOXも異議を唱えました。
新聞労連ではこのとき、ホワイトハウス記者協会と連帯する
という声明を出し、〈ホワイトハウスでの出来事は、日本で働く
私たちにとっても他人事ではありません〉と書いたんです。
対岸の火事じゃない、いま官邸で起きていることも同じだ、と。
NHKをはじめ、日本のメディアはトランプ政権のそうした問題を
面白がって報じるけれど、そんな場合じゃないですよ、と。でも、
そうした危機感も広がらず、ズルズルときてしまった。それが
いまの現状であり、将来世代がまともに取材できる環境に変えて
いくための最後のチャンスなんだと思っています》
『●「紙面や番組ではっきりと「嘘つき」…
「最悪の返答」と批判を浴びせ」る矜持もなく…民主主義の危機』
《対して米国のメディアはどうか。トランプ政権のホワイトハウス報道官
だったショーン・スパイサー氏が政権に批判的なCNNや
ニューヨーク・タイムズなどを会見から締め出した際には、AP通信や
タイム誌はいっしょになって会見をボイコット。ホワイトハウス記者会も
抗議声明を発表した。もちろん、スパイサー氏が菅官房長官と同様に
まともに質問に答えず、批判的なメディアには強権的な姿勢を見せても、
記者たちは食い下がって何度も質問を繰り返す。スパイサー氏が詭弁を
振りかざした際には露骨にシラけた表情を向け、紙面や番組ではっきりと
「嘘つき」「バカ」「大バカ」「最悪の返答」と批判を浴びせている。これこそが
不誠実な政権担当者へのジャーナリズムの本来のあり方ではないのか》。
『●三宅勝久さん《報道・言論の自由を標榜しながら
じつのところ会見参加者を選別している…巧みな情報操作》』
『●《オーストラリア各紙は黒塗り紙面で「政府があなたから真実を
遠ざけるとき、何を隠しているのか?」と読者に問い掛けた》』
『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」』
《官邸による「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》より、実際はもっともっとひどかった模様。Passiveに《「黙殺」する形で「加担」》どころか、ジャーナリズムの自死に積極的にactiveに《加担》。もう、そんな内閣記者会政治部記者達には《報道》を名乗らないでほしい。
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは
質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
「リテラの記事【「令和おじさん」の本当の顔が露わに! 菅官房長官が
望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活、国連報告でも問題に】…
《5月29日の定例記者会見で、東京新聞・望月衣塑子記者の質問に対し、
こう言い放ったからだ。「その発言だったら、指しません」
これまでも菅官房長官は会見の場で、望月記者の質問に
「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を
吐いてきた》」
『●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばれば
みんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)』
『●阿部岳さん《菅氏の会見でも食い下がる記者…。問い続けることが、
あらがうこと。…対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ》』
『●《東京新聞の記者が質問をしようと挙手しても菅氏が
指名しない》…なぜに《官邸報道室長が司会役を務めている》のか?』
『●あぁ、やっぱりねぇ…、イジメを見て見ぬふり。内閣記者会
政治部記者達が作り出す〝居ないことにされてしまった記者〟』
「あ~ぁ、ちょっと酷すぎやしませんかね? 内閣記者会政治部記者達は、
他社とはいへ、社会部記者を報道の同志とは思わないのかね?
イジメを見て見ぬふりとは、政治部記者を名乗るのは恥だな。」
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【http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/02/14/news-57/】
週刊金曜日オンライン
ジャーナリズム・文化
【タグ】官房長官|望月衣塑子|毎日|毎日新聞|菅義偉|記者会見
望月『東京』記者に示した『毎日』官邸キャップの“忠告”の中身
佐藤和子|2020年2月14日1:45PM
(首相官邸。(撮影/編集部))
「(あなたのツイートを)削除してほしい」。『毎日新聞』政治部の官邸キャップは、『東京新聞』社会部の望月衣塑子記者にそう迫った。
「質問が下手すぎる」「(質問は)国会が終わった後に」。男の口から次々と飛び出してきた。菅義偉官房長官の記者会見で厳しい質問をぶつける望月記者への苛立ちを吐き出しているかのようだ。
「会社の方に聞いてくださいというコメントでいいですね?」。突然、確認を求められた。翌2月6日早朝、『毎日新聞』デジタル版は、「『望月記者は指させない』…事実に反するツイート拡散 菅長官会見巡る異常事態」という番記者による記事を配信、「望月氏は『会社を通じてください』とだけ述べた」と掲載した。
政治部記者の本音か
手元にある2人のやりとりの記録(概要)には政治部記者の本音が露骨に現われている。
2月5日午前。菅長官の記者会見が終わり会場を出た望月記者は先述の官邸キャップに呼び止められた。
「予算委員会はいま一番忙しい時期だから時期を間違えちゃいけない。6月とか国会が終わった後にやればもうちょっと指されますよ」。官邸キャップは、来るな、質問するな、とは言わないが、“忠告”にしてはきつい言葉だ。
「(私は)官房長官番もやっていた。その立場から言わせると質問が下手すぎる。完全に喧嘩売っている。もう少しうまくやらないと引き出せない」
望月記者の質問には、様々な評価があり、この意見も典型例の一つだ。そして次のようにも言っている。
「外野で言って終わり。負け犬の遠吠え。はっきり言って」
「官房長官会見で政権のことを追及するより別の方法で追及した方がお互いのためになる」。菅長官の都合で指名が制限されている現状には、「それが政治ですから」。
望月記者は、自分の質問に絡んで菅長官が番記者とのオフレコ懇談を拒む手口を批判した。しかし、官邸キャップは「それは菅さん個人の問題ではなく、(政治家は)そういうものだから。その中で我々はいかに(情報を)取っていくか。菅さん個人の問題じゃない。単純すぎる」と否定していた。
〈先週菅官房長官に抗議して以降、3回連続で指されず。なんと番記者たちが「望月が手を挙げても指させない」と内々で決めたとの情報が届いた〉(1月29日、抜粋)。官邸キャップはこのツイートを印刷した紙を望月記者に突き出し、「これって事実と違いますよね」と現われたのだった。
菅長官は昨年11月に「桜を見る会」問題が浮上して以降、『毎日』をはじめ番記者からの厳しい追及にさらされた。関係者によると、菅長官は指名権を都合よく利用し、次第に質問を制限するようになったらしい。この流れのなかで、もともと菅長官が答えたくない望月記者の指名も極端に減った。
1月は参加した14回のうちたった2回(3問)。1月22日、ついに質問の際「非常に不当な扱いを受けている」と抗議したのだ。この日以降、菅長官は番記者による夜回りなどオフレコ取材にも応じなくなり、幹事社(『朝日』)と『東京』の番記者に望月記者への対応を求める声が相次いだという。
望月記者がツイートしたのは、そんなさなかだったようだ。
望月記者を批判した『毎日』だが、希望する記者が質問できるように努力してくれるのだろうか。本誌編集部を通じて聞いてみた。
「記者が質問できるようにするのは当然のことだ。内閣記者会に加盟しているか否かにかかわらず、出席し質問ができる環境を維持すると同時に、出席したいとの新たな要望があれば、積極的に受け入れるべきだと考える」(同社広報)
ぜひ、期待したい。
(佐藤和子・ライター。2020年2月14日号)
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[※ 《望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る》…森達也監督『i -新聞記者ドキュメント-』(https://i-shimbunkisha.jp/)↑]
臺宏士氏による、webronzaの論説【望月衣塑子記者の質問外しに官房長官番記者側も加担!?】(https://webronza.asahi.com/national/articles/2020013000001.html)。
《そして記者会見を主催する内閣記者会の幹事社の記者も1月22日午前を最後に、望月記者の質問を受けるよう菅長官に促すことをしていない》。
《「社会問題化後も、会見を主催する内閣記者会の態度は見て見ぬふりに映る。いじめと同根だ」と書いた。内閣記者会の記者たちは、望月記者の質問途中に上村室長が「質問は簡潔に」と露骨に遮る妨害行為を目の前で繰り返し見てきたのだ。それにもかかわらず、内閣記者会として官邸側に抗議したという話はいまも聞かない。いわば官邸による「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」してきたのだ》。
『●『記者会見ゲリラ戦記』読了』
「畠山理仁著。…《ようやくその第一歩、扉がわずかに開いた。
記者クラブとフリー記者が対峙するなどナンセンス、なぜなら
「本来、報道に携わる者が対峙すべきは権力者だからだ」。
…記者会見のオープン化がなされた時、ようやく権力と報道の
本当の戦いが始まる。…記者会見が真剣勝負の場になれば、
政治家も記者も技量が磨かれる。ファインプレーも出るだろう。
さあ、一刻も早く試合を始めよう。開かれた日本の民主主義のために》
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、報道が発達し、
憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
《新聞労連・南彰委員長…トランプ政権がCNN記者の記者証を
取り上げた際、政権寄りのFOXも異議を唱えました。
新聞労連ではこのとき、ホワイトハウス記者協会と連帯する
という声明を出し、〈ホワイトハウスでの出来事は、日本で働く
私たちにとっても他人事ではありません〉と書いたんです。
対岸の火事じゃない、いま官邸で起きていることも同じだ、と。
NHKをはじめ、日本のメディアはトランプ政権のそうした問題を
面白がって報じるけれど、そんな場合じゃないですよ、と。でも、
そうした危機感も広がらず、ズルズルときてしまった。それが
いまの現状であり、将来世代がまともに取材できる環境に変えて
いくための最後のチャンスなんだと思っています》
『●「紙面や番組ではっきりと「嘘つき」…
「最悪の返答」と批判を浴びせ」る矜持もなく…民主主義の危機』
《対して米国のメディアはどうか。トランプ政権のホワイトハウス報道官
だったショーン・スパイサー氏が政権に批判的なCNNや
ニューヨーク・タイムズなどを会見から締め出した際には、AP通信や
タイム誌はいっしょになって会見をボイコット。ホワイトハウス記者会も
抗議声明を発表した。もちろん、スパイサー氏が菅官房長官と同様に
まともに質問に答えず、批判的なメディアには強権的な姿勢を見せても、
記者たちは食い下がって何度も質問を繰り返す。スパイサー氏が詭弁を
振りかざした際には露骨にシラけた表情を向け、紙面や番組ではっきりと
「嘘つき」「バカ」「大バカ」「最悪の返答」と批判を浴びせている。これこそが
不誠実な政権担当者へのジャーナリズムの本来のあり方ではないのか》。
『●三宅勝久さん《報道・言論の自由を標榜しながら
じつのところ会見参加者を選別している…巧みな情報操作》』
『●《オーストラリア各紙は黒塗り紙面で「政府があなたから真実を
遠ざけるとき、何を隠しているのか?」と読者に問い掛けた》』
『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」』
あ~ぁ、ちょっと酷すぎやしませんかね? 内閣記者会政治部記者達は、他社とはいへ、社会部記者を報道の同志とは思わないのかね? イジメを見て見ぬふりとは、政治部記者を名乗るのは恥だな。
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは
質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
「リテラの記事【「令和おじさん」の本当の顔が露わに! 菅官房長官が
望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活、国連報告でも問題に】…
《5月29日の定例記者会見で、東京新聞・望月衣塑子記者の質問に対し、
こう言い放ったからだ。「その発言だったら、指しません」
これまでも菅官房長官は会見の場で、望月記者の質問に
「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を
吐いてきた》」
『●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばれば
みんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)』
『●阿部岳さん《菅氏の会見でも食い下がる記者…。問い続けることが、
あらがうこと。…対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ》』
『●《東京新聞の記者が質問をしようと挙手しても菅氏が
指名しない》…なぜに《官邸報道室長が司会役を務めている》のか?』
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【https://webronza.asahi.com/national/articles/2020013000001.html】
望月衣塑子記者の質問外しに官房長官番記者側も加担!?
望月衣塑子の質問・番外編
臺宏士 フリーランス・ライター
2020年02月02日
内閣記者会|望月衣塑子|番記者|菅官房長官|記者会見
菅義偉官房長官の記者会見で、東京新聞社会部の望月衣塑子記者が質問をぶつけられない事態に陥っている。
これまでは記者会見の最後に2問ほど質問できていた。官房長官の記者会見は記者が挙手している限り、指名し続けるルールで運用されてきたが、質問者の選択権を持つ菅官房長官が望月記者を指名しなくなったのだ。
そして記者会見を主催する内閣記者会の幹事社の記者も1月22日午前を最後に、望月記者の質問を受けるよう菅長官に促すことをしていない。
本欄の連載「望月衣塑子の質問」(全6回:第1回はこちら)では、首相官邸が「質問内容に事実誤認がある」などとして2017年9月から2019年1月までの間に東京新聞に対して申し入れた9件のうち主要な抗議について検証してきた。その一方で、記者会見を主催する内閣記者会の姿勢については特段の言及はしなかった。
官房長官の記者会見をめぐり、内閣記者会の内部でいま、何が起こっているのだろうか。
(首相官邸による質問制限に抗議する望月衣塑子・
東京新聞社会部記者=2019年3月14日、東京・永田町の
首相官邸前、筆者撮影)
■望月記者の声を聞き流す内閣記者会
1月29日午前の記者会見。中国・武漢を中心に広がりを見せる新型コロナウイルスによる肺炎について政府が前日(28日)に感染症法に基づく「指定感染症」と、検疫法の「検疫感染症」に指定したこともあり、このときの菅長官への質問は、新型コロナウイルス問題に集中した。
口火を切ったのは、共同通信記者。朝日、NHK、産経、日本テレビ、時事通信と6人の質問が続いた。菅長官が7人目の質問を受けようとする直前、司会進行役を務める上村秀紀・官邸報道室長がいつものように注意を喚起した。
「次の質問、最後でお願いします。このあと国会日程ありますので」
菅長官が7人目の質問者に指名したのは、時事通信の別の記者だった。菅長官が質問に答えると、幹事社の記者が「よろしいですか」と会見参加者に呼び掛けた。すると、間髪置かずに上村室長が「はい、ありがとうございます」と記者会見の終了を宣言したのだった。
その間、およそ10分。
望月記者は「あります! 1問」とはっきりとした声で呼び掛けたが、顧みられることはなかった。
彼女の声は幹事社の記者の耳に届いたはずだ。「幹事社の記者は望月さんが声を上げたのでびびっていた」という情報もある。
望月記者は同日午後の記者会見でも指名されることはなかった。
幹事社の対応は、その1週間前に大きく変わったのだ。
■望月記者が「不当な扱い」に直接抗議した1月22日会見
(記者会見で、挙手する望月衣塑子記者を指名する
菅義偉官房長官=2019年5月30日)
官房長官会見では、記者は疑問を何度でもぶつけることができるというのが原則だったが、安倍一強政治が長期化する中で、こうした慣行は大きく変質している。
望月記者が菅官房長官に質問できた最後の記者会見(1月22日)は、菅長官を担当する報道各社の「番記者」たちが後述する望月記者への対応を東京新聞に求めるきっかけとなったとされる。
その会見は、どんな様子だったのだろうか。まずは、首相官邸ホームページから概要を紹介したい。
「このあと日程ありますので、次の質問最後でお願いします」
上村秀紀・官邸報道室長のいつもの言葉のあとに質問するのは、これまでは望月記者であることが多かった。ところが、このときは、別の記者だった。
記者会見は幹事社の記者が「よろしいですか」と会見場を見渡し、質問を希望する記者がいないことを確認したうえで、上村室長の「はい、ありがとうございました」で終了する段取りになっている。望月記者は別の記者の質問が終わると、すかさず声を発した。
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望月記者「はい、長官、お願いします。あのー、昨日からずっと手を上げているんですが、私だけ指されていないんで。お願い致します」
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菅長官はこのあと、ちらりと幹事社の記者に目を向けている。「あのー、1問よろしいでしょうか」。幹事社の記者の要請を受けて、菅長官は「どうぞ」と望月記者を指名した(この前日21日の午後の記者会見映像には、望月記者が「はい、あります。お願いします。すいません、長官」と呼び掛けているのに、「よろしいですか」(幹事社)、「はい、ありがとうございました」(上村室長)――と望月記者の声を無視する最後のやりとりが明瞭に記録されている)。
上村室長が「じゃあ、次の質問最後でお願いします」と釘を刺した。ようやく、いつもの光景だ。
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望月記者「すいません、2問聞きたいんですけれども。2問だけ」
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菅長官が幹事社の記者の方に顔を向けた。幹事社は「昨日も手を上げておられたんで…」とやんわりと促した。
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菅長官「いや、私、指名したのは、最後の1問ということで指名させていただきました」
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上村室長が「じゃあ、次の質問、最後でお願いします」と促すのにつづいたのは、望月記者ではなく、なぜか菅長官だった。
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菅長官「これ(官房長官会見)はあのー、記者会のみなさんと政府のお互いの話し合いのなかで行われておりますので、そこはできるだけルールに従ってお願いしたいと思います。私にもいろんな今日も公務等の中でですね、こうして丁寧に説明をさせていただいているところであります」
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望月記者「ひたすら手を…指されないということが続いております。しかも必ず私が最後でございます。見てる限りは他の記者さんは最低でも1回は指されてるんですね。非常に不当な扱いを長官の指名によって受けていると感じます。ぜひ、見直していただきたい。なのでここで2問、昨日も含めて聞けない質問が続いておりますので……」
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菅長官は、望月記者の発言を遮った。
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菅長官「ここはあのー、あなたのご要望についてお答えする場所ではありません。ここは記者会とまあ、あの内閣との間の合意のなかで行われている記者会見でありますので、ご要望を申し上げる場所じゃないということを明快に申し上げておきたいと思います」
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望月記者は「恣意的な最後に回す、指すのは抗議をさせていただきたいと思います。聞かせて頂きます」と言うと、「桜を見る会」の名簿廃棄問題についての質問に移ったのだった。
■望月記者の「質問制限」が番記者に拡大
菅長官は望月記者が会見場で直接訴える要望は拒絶する一方、幹事社の要望は突っぱねていない。1月14日午後の会見では、幹事社の記者が「会見時間については余裕をもって確保してもらえるよう幹事社として要望したいと思います」と述べたのに対し、菅長官は「ご要望に応えるためにできるだけ努力しているつもりであります」と返している。
望月記者の1月の質問状況について調べてみた。
官房長官の記者会見は原則として平日の午前と午後の2回、開かれている。望月記者は12日間で、計14回の記者会見に出席した。このうち、質問できたのは17日午前と22日午前の2回で計3問だけだ。挙手したにもかかわらず望月記者だけ指名されなかったことは、5回あった。
望月記者の質問が打ち切られるなど制限される事態が始まったのは、彼女が官房長官会見に出始めてから2カ月ほどたった2017年夏ごろのことだ。この「質問外し」は官邸側と内閣記者会側が“内々に”話し合って、「番記者には適用しない」ことを条件に始まったとされる。
この露骨な「望月外し」は世論の批判を浴び、その後、会見の最後に2回指名されるということが定着してきたのだった。
ところが、2019年11月に「桜を見る会」問題が浮上し、厳しく追及する番記者も現われると、今度は望月記者を標的としていた質問制限が番記者にも適用される場面が出てきた。
それにあわせて望月記者への指名も徐々に減っていく。
「菅長官に指名されないのは、望月記者だけではない。番記者だって指名されず質問できない」――。望月記者が1月22日の会見で菅長官に直接抗議したのを機に、番記者の間で彼女に対する批判の声が高まったという。
■番記者たちが望月記者に伝えた「要請」
菅長官側からも望月記者への強い不満が番記者たちに伝えられた。以下のような内容のようだ。
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▽記者会見は内閣記者会の主催。菅長官に対して不当な扱いと指摘するのは誤り
▽東京新聞については政治部記者も指名している。限られた時間の中で同じ会社の記者を複数指名するのは好ましくない
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菅長官は1月22日夜、望月記者の「直接抗議」に対する報復ともとれる行動をなぜか番記者たちに対して行っている。
番記者たちは、菅長官を記者会見の後に囲む取材や、議員宿舎に帰宅するのを待ち構えて囲む「夜回り取材」を日常的に行っている。たいていは発言内容を報道することができない「オフレコ」であるが、菅長官の本音を知る機会の一つと位置づけられている。
ところが、望月記者が抗議した1月22日夜以降、菅長官は夜回り取材を拒み始めたという。
番記者たちはこうした事態に慌てたのだろう。彼らは翌23日に話し合いを持った。その結果、東京新聞に対し、▽官房長官の記者会見の運用に関して意見がある場合は、主催者である内閣記者会の幹事社に伝えてほしい▽記者会見には個人ではなく会社の一員として参加していることを認識してほしい――などの数項目を要請したという。
1週間たった1月30日にも番記者たちは再び話し合ったようだ。望月記者に対し、▽菅長官から指名されなくても会見席から不規則発言をしないこと▽望月記者が不規則発言をしないように東京新聞が対応すること――などを要請したという。
望月記者が記者会見の主催者ではない菅長官に対し直接抗議をしたことに不満を持つ長官側に歩調をあわせたような内容である。
1月29日午後の記者会見では、望月記者が座る会見場の席の近くに、東京新聞の菅長官の番記者が着席していた。番記者は最前列付近に座ることが多いのだが、あえて望月記者の近くに座るその姿は、「お目付役」のようにも映像からは見えた。
「望月さん(東京新聞記者)が知る権利を行使すれば、クラブ側の知る権利が阻害される。官邸が機嫌を損ね、取材に応じる機会が減っている」
神奈川新聞は、2019年2月21日朝刊「質問制限 削られた八行」の中で内閣記者会に所属する全国紙のある記者の声をそう伝えたが、今回はそのように考えた番記者がかなり多くを占めたということなのかもしれない。
■見て見ぬふりで「いじめ」に加担
番記者ら内閣記者会側が望月記者の指名外しを続ける菅長官に対して「抗議」をするのではなく、指名を外されている望月記者に対して事実上の「抗議」をしたという事実に、筆者は驚きを禁じ得ない。
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菅長官が記者会見で望月記者だけを指名しない→幹事社が記者会見の際に望月記者の指名を菅長官に促し、望月記者が記者会見場で直接抗議する→菅長官が番記者のオフレコ取材を拒否→オフレコ取材の再開を求める声が番記者の中で高まる→菅長官は望月記者を指名せず、幹事社も望月記者の指名を菅長官に促さず
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このような流れと共通認識が番記者の間にあり、「自分たちが菅長官を取材できなくなる」という被害者意識が東京新聞と望月記者への要請へと向かわせたのだろう。
番記者たちはオフレコ懇談の場で菅長官に質問や要望をすることができるが、内閣記者会に所属しない記者にはそうした機会はない。番記者たちは番記者以外の記者が菅長官に記者会見のあり方について直接抗議することを「不規則発言」とみなし、封じ込めに動いたといえるだろう。
官房長官は内閣のスポークスマンである。官房長官会見を主催する内閣記者会は会見の門戸をできるだけ広く開く責務があるのではないか。
繰り返しになるが、官房長官会見は幹事社の番記者が「よろしいですか」と参加記者に呼びかけ、質問がないことを確認したうえで司会が「ありがとうございました」と締めることが長年の慣行となってきた。番記者が「よろしいですか」と呼びかけた後に記者が「質問があります」と応じることは何の問題もないと思うのだが。
筆者は2019年3月6日東京新聞朝刊の読者面に投稿した「『質問妨害』検証深めて」で、「社会問題化後も、会見を主催する内閣記者会の態度は見て見ぬふりに映る。いじめと同根だ」と書いた。
内閣記者会の記者たちは、望月記者の質問途中に上村室長が「質問は簡潔に」と露骨に遮る妨害行為を目の前で繰り返し見てきたのだ。それにもかかわらず、内閣記者会として官邸側に抗議したという話はいまも聞かない。いわば官邸による「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」してきたのだ。
その内閣記者会の番記者たちが「記者会見への異議があるのなら内閣記者会に言うように」と望月記者に求めることは、果たしてフェアといえるのか。
■メディアの敗北
番記者たちが読者や視聴者に見えない水面下で官邸の圧力を跳ね返そうと奮闘しているのなら声援を送りたい。しかし、内情はどうも「菅長官vs望月記者」という単純な構図ではなさそうだ。
関係者によると、菅長官に質問時間の確保を求めたり(1月14日)、望月記者の指名を促す(1月22日)などした幹事社の記者に対し、「そんなことを会見で求める権限が幹事社にあると思っているのか」などと批判する番記者も複数いたという。
官房長官会見での質問が番記者を含め制限され始めているのは、菅長官や上村室長が質問者の指名や司会進行を自分たちに都合良く運用していることに原因があるのは明らかだ。番記者たちは望月記者や東京新聞に対する自分たちの行動を読者や視聴者に面と向かって説明できると考えているのだろうか。
内閣記者会などの「記者クラブ」は、権力監視というジャーナリズムの目的を共有し、結束して権力に対峙することに存在意義がある。ところが、いま官邸内で起きていることは、権力から露骨な質問制限を受けているひとりの記者が、内閣記者会の記者たちから支援されるどころか、逆に疎外されているという、にわかには信じがたい事態なのだ。
メディアの敗北――そんな言葉が浮かんできた。
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リテラの記事【朝日の元旦スクープ「中国企業が『金を渡した』と供述の国会議員5人」は誰か? 名前の挙がっていなかった元防衛相ら大物も】(https://lite-ra.com/2020/01/post-5185.html)。
《朝日新聞によると、5人の内訳は自民党が4人で、日本維新の会1人。いずれも〈IR誘致を検討していた自治体出身の議員や超党派でつくる「国際観光産業振興議員連盟(IR議連)」の幹部ら〉で、閣僚経験者や現職の政務官も含まれるという》
《菅義偉官房長官の側近》《“懐刀”》和泉洋人首相補佐官の《便宜供与》《行政の私物化》問題を沖縄タイムスの阿部岳さんらかスクープ…、でも、カジノ汚職で霞んでしまった。トドメのサクラやカジノ汚職など次から次に腐敗が明らかになり、かすんでいるのかな。和泉洋人首相補佐官の《便宜供与》《行政の私物化》問題も相当に大騒ぎすべき案件。「本土」のマスコミは一体何を?
カジノ汚職…やはり、お維も絡んできますよね。自民党議員は当然として、関心事は、お維の議員らの汚職への関与ですね。
お維の橋下徹元大阪「ト」知事は、かつて、《日本再生の切り札》《全国民を勝負師に》と喧伝しておられました。石原慎太郎元東京「ト」知事もカジノ設置に夢中でした。如何わしさ満載です。賭博場開帳に群がり、集る人々の胡散臭さ。ギャンブル中毒法案。カジノで観光客増加って、わざわざギャンブルしに日本に来るのか? 蚊帳の外の害虫《蚊》とばかりに、中国や韓国等との無為無策で外交音痴なアベ様らの害交のおかげで、特に九州では、観光客は激減中なのですが? やはり、うさん臭さ満載なカジノ汚職。
『●「まん延する差別」な、「御持て成し」どころでない
「うらあり」だったニッポン…「病んだ空気」が蔓延』
『●《全国民を勝負師に》…「国民にギャンブルを
奨励するギャンブル国家の道…憲政史上、由々しき法案」』
『●《全国民を勝負師に》…「さすがに六時間で可決させるのは
無理だろうな」「だったら、賭けるか」(筆洗)』
『●室井佑月さん「安倍政権の掲げる成長戦略は…
他人の不幸や不運を踏み台にしたものばかり。ろくでもない」』
『●「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」
…どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける?』
『●浜矩子さん《昼間は超効率的に労働させ…
夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…』
『●「働かせ方壊悪」…(斎藤美奈子さん)「こんな形で働かされたら
子育てなんかできない…少子化促進法」』
『●「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう
強く要求」されておきながらアベ様は平気で…』
「《トランプ大統領が自身の大口献金者であるカジノ大手の
米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう強く要求》
してたんじゃないのぉ! アベ様ときたら、あまりの予想通りの展開過ぎて、
呆れたねぇ。憲政史上最悪の国会で、アベ様は《そんな事実は、
これはまったく、一切なかったということをはっきりと申し上げておきたい》
と明言。息吐く様にウソをつく。《ニヤニヤと笑みを浮かべながら…、
根も葉もないヨタ話と言わんばかりに笑い、鼻にもかけないような態度をとり、
事実を完全に否定》しておきながら、なんじゃそりゃ」
「《カジノに貿易、武器購入まで……。トランプに尻尾を振ることしかできない
“忠犬”の安倍首相によって、日本はどこまでも売り渡されつづけて
いくのだろう》…世界中の笑いものだ」
『●大阪「ト」の万博、お維とアベ様らが賭博場開帳のために
《血税をつぎこむための隠れ蓑》…上前はどこに?』
「リテラの記事【大阪万博“カジノ利権”の証明! オフィシャル
スポンサーに安倍首相がトランプにねじこまれた米カジノ企業
3社が】…《この万博開催決定、そんなに手放しで喜んで
いいものなのか。1200億円〜1300億円という会場建設費に、
800億円の運営費、それとは別に大阪市が負担する700億以上の
インフラ整備など、費用についても懸念が広がっているのは
もちろんだが、なにより問題なのは、この万博が、日本維新の会と
安倍政権が推し進めるカジノ建設に血税をつぎこむための隠れ蓑に
なってしまっていることだ…つまり、最初にカジノありき。
カジノだけでは税金投入に反対意見が出るため、万博という
大義名分を使ってインフラ整備を図ろうという計画なのだ》。」
「《こんなグロテスクなイベントに快哉を叫んでいるこの国の
メディアと国民は、ほんとうにオメデタイという他ない》
…〝バカ丸出し〟、という所以だ」
『●賭博場開帳…《ばくちで生きながらえる自治体になりたい》
というカジノ誘致横浜市長の後ろ盾が最低の官房長官』
『●賭博場開帳が《人口減、税収減など、横浜の将来への
強い危機感》を払拭し、《市民が誇れる、持続可能な街作り》に?』
『●高江破壊…《反対する市民らに対抗するのに協力する
ことの見返りに、海外事業で便宜を図ると和泉首相補佐官は約束》』
《本サイトの予告したとおり(1日ずれたが)、本日、自民党の
秋元司衆院議員がカジノをめぐる収賄疑惑で東京地検特捜部に
逮捕された。また、安倍首相の出身派閥である細田派の
白須賀貴樹衆院議員や、勝沼栄明前衆院議員の事務所にも家宅捜索に
入っており、疑惑拡大の様相を呈している。事件の本丸は、
安倍政権が強行したIR、カジノをめぐる汚職であり、秋元議員の
参入働きかけの裏には自民党の二階俊博幹事長や菅義偉官房長官らの
関係も取り沙汰されている》
『●《…人の不幸で金もうけ。カジノ誘致への心配は数々あれど、
もう一つ不安の種が加わった。「政治汚職の温床」》』
「日刊ゲンダイの記事【秋元カジノ疑惑のキーマンも逮捕…維新議員の
息子だった】…によると、《紺野容疑者は秋元容疑者をはじめ、
複数の自民党議員との接点が明らかになっているが、
なんと紺野容疑者は、カジノ誘致を推進している「日本維新の会」
の現職議員の息子だと日刊ゲンダイの調べで判明》」
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【https://lite-ra.com/2020/01/post-5185.html】
朝日の元旦スクープ「中国企業が『金を渡した』と供述の国会議員5人」は誰か? 名前の挙がっていなかった元防衛相ら大物も
2020.01.02 11:35
(首相官邸ホームページより)
IR汚職は想像以上の規模で安倍政権に広がっているらしい。この元日、朝日新聞が新たに「国会議員5人に金を渡した」という中国カジノ企業の供述を報じたのだ。
「朝日の報道はもちろん検察のリーク。贈賄の疑い逮捕されている中国企業500ドットコム顧問で元沖縄県浦添市議の仲里勝憲容疑者が、秋元司衆院議員への300万円以外に、5人の国会議員に対してそれぞれ100万円前後を渡したと供述しているようです」(全国紙社会部記者)
朝日新聞によると、5人の内訳は自民党が4人で、日本維新の会1人。いずれも〈IR誘致を検討していた自治体出身の議員や超党派でつくる「国際観光産業振興議員連盟(IR議連)」の幹部ら〉で、閣僚経験者や現職の政務官も含まれるという。
いまのところ、5人の議員が現金授受を認めていないため、朝日も名前は伏せており、他紙の後追い報道でも名前は報じられていない。ただ、この5人は500ドットコムから押収した現金授受のメモにあった名前とも一致しており、検察は強い関心を持って捜査を開始しているという。
しかも、興味深いのは、この5人がこれまで500ドットコムと関係があるとして名前が出た国会議員ではないことだ。朝日が報じた5人には、事務所を家宅捜索された細田派所属で元内閣府政務官の白須賀貴樹衆院議員や勝沼栄明前衆院議員も含まれていない。逮捕された紺野昌彦容疑者とのツーショット写真が発覚している安倍首相の実弟・岸信夫衆院議員も入っていない。出回っていた500ドットコム接待政治家12人リストとも重複していない。
また、日本維新の会では、これまで紺野容疑者の父親が室井邦彦参院議員(衆院1期、参院3期)であることが報道されてきたが、今回、仲里容疑者が金を渡したと供述した維新の議員はまったく別の幹部クラスの議員だという。
「これまで名前が上がっていたのは、岸議員を除けば、3〜4回生クラスの小物ばかり。でも、この5人のなかにはIR議連の幹部格は入っているようで、自民党は戦々恐々の状態に陥っています」
では、この5人とは誰なのか。残念ながら一部しかわからなかったが、検察が関心を持っているといわれているのは、麻生派所属で前文科政務官の中村裕之衆院議員、そして安倍内閣で昨年9月まで防衛相を務めていた岩屋毅衆院議員への金の流れだという。
2017年、中村議員が代表を務める自民党支部に札幌市内の観光会社幹部から200万円の献金があったことが政治資金収支報告書に記載されているのだが、この観光会社は500ドットコムとともに北海道留寿都村のIR事業を計画していたとされる会社。検察は、200万円の献金が実際は500ドットコムが出したもので、外国企業の献金を禁じた政治資金規正法をかいくぐるために、日本の観光会社幹部を偽装して、金を渡したとみているのだ。
しかも、もうひとつの問題は、この献金があった3日後、今度はその中村議員の支部から、岩屋前防衛相が代表の自民党支部に100万円が寄付されていることだ。岩屋前防衛相はIR議連の幹事長を務める推進派の中心人物。これについても、検察は、500ドットコムがIR政策に影響力のある岩屋議員に便宜をはかってもらうため、同じ麻生派の中村議員を経由して、迂回献金をしていたと考えているらしい。
マスコミの取材に、中村議員はあくまで観光会社からの献金だと主張し、岩屋議員も否定しているというが、検察の周辺からは検察が疑惑を解明する姿勢を持ち続けていることが伝わってくる。
いや、この疑惑だけではない。ほかの3人、さらには白須賀議員や安倍首相の実弟・岸信夫議員はじめ、500ドットコムと関係を噂されている政治家はまだまだ山ほどいる。東京地検特捜部の森本宏部長は、政権を忖度してばかりの最近の検察には珍しいタイプで「政官界の汚職を糺すが特捜部の使命だ」と周囲に宣言しているという。
特捜部にはぜひ圧力に屈することなく、その使命を貫徹し、IR汚職の全貌を解明してもらいたい。
(編集部)
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[※ 《望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る》…森達也監督『i -新聞記者ドキュメント-』(https://i-shimbunkisha.jp/)↑]
三宅勝久さんの『スギナミジャーナル』記事【首相記者会見「オープン化」を要求する新聞労連の声名を歓迎する】(http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/3901)。
《新聞労連が12月2日、「オープンな首相記者会見を求める」と題して以下の声名を発表した。http://shimbunroren.or.jp/20191202-statement/ …今回の問題を取材している社会部記者や、ネットメディア、フリーランスなどの記者の多くは参加することが困難で、公正さを欠く取材設定だった》。
南彰さんによる新聞労連の声明には《すべての取材者》とある…畠山理仁さん《本来、報道に携わる者が対峙すべきは権力者だからだ》が思い出される。
『●『記者会見ゲリラ戦記』読了』
「畠山理仁著。…《ようやくその第一歩、扉がわずかに開いた。
記者クラブとフリー記者が対峙するなどナンセンス、なぜなら
「本来、報道に携わる者が対峙すべきは権力者だからだ」。
…記者会見のオープン化がなされた時、ようやく権力と報道の
本当の戦いが始まる。…記者会見が真剣勝負の場になれば、
政治家も記者も技量が磨かれる。ファインプレーも出るだろう。
さあ、一刻も早く試合を始めよう。開かれた日本の民主主義のために》
【労連声明:オープンな首相記者会見を求める】(http://shimbunroren.or.jp/20191202-statement/)によると、《国の税金を使って、首相が主催する「桜を見る会」をめぐる疑惑が深刻化している。…とりわけ、主催者であり、多くの招待客を招いている首相の説明責任は重い。…新聞労連は2010年3月に「記者会見の全面開放宣言」を出している。そのなかで示した「質問をする機会はすべての取材者に与えられるべきだ」との原則に基づく記者会見を開き、説明責任を果たすことを求める…」。…国民・市民の疑問への十分な説明を尽くすと共に、今回の事態を契機に、首相に対する日常的な質問機会を復活するよう求める。2019年12月2日 日本新聞労働組合連合(新聞労連)中央執行委員長 南彰》。
最低の官房長官の〝記者〟会見の様子が、ここ数日、大きく変わってきている。いままでが酷過ぎたのだが、官僚から(酷い内容だけれども)「差し紙」がなければ答えられない最低の官房長官…哀れだ。落ちた「最低の官房長官」は叩け。政治部記者の皆さんでも、できるでしょ?
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは質問に
答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
「《職責を放棄して暴言を吐いてきた》最低の官房長官は、
いじめの度合をエスカレートさせ、この度、「その発言だったら、
指しません」と言い放った。記者を選別することを宣言。
でっ、い~っつも思うのですが…周りの記者は何やってんだ?」
『●《『新聞記者』原作者の視点で報道現場を描く
森達也監督作『i -新聞記者ドキュメント-』》が11月に公開』
『●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばれば
みんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)』
南彰さん《報道機関の対応にも厳しい視線が注がれており、報道各社は結束して、オープンで十分な時間を確保した首相記者会見の実現に全力を尽くすべきだ》。大賛成!
『●《オーストラリア各紙は黒塗り紙面で「政府があなたから
真実を遠ざけるとき、何を隠しているのか?」と読者に問い掛けた》』
「《日本でも権力の暴走が起きた場合、報道機関は連帯できるだろうか》?
《報道機関がなすべき方向性》に進むだろうか? いや、ニッポンでは、
むしろ積極的に《メディアコントロール》されたがる…。そもそも、
コラムも云う《民主主義社会》なのかな、ニッポンは。
《知る権利》なんて、情報隠蔽国家ニッポンにあるのだろうか?
《日本でも権力の暴走が起きた場合》…というか、もうすでに
アベ様ら自公政権や与党自公、癒着党お維が《暴走》して
一体何年たっているでしょうか?」
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【http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/3901】
スギナミジャーナル
東京都杉並区限定(ときどき限定解除)の硬派ジャーナリズム 「からい、しつこい、おもしろい」 主宰・三宅勝久 土日休刊
首相記者会見「オープン化」を要求する新聞労連の声名を歓迎する
miyakatu 2019年12月3日
新聞労連が12月2日、「オープンな首相記者会見を求める」と題して以下の声名を発表した。
http://shimbunroren.or.jp/20191202-statement/
(以下抜粋)
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…安倍首相は11月15日に記者団のぶら下がり取材に応じ、「桜を見る会」前夜に行われた後援会の懇親会費について、政治資金収支報告書に記載のないことは「政治資金規正法上の違反には当たらない」と主張した。しかし、明細書などの合理的な裏付けは示されず、その後、記者団が投げかけている追加の質問にもほぼ応じていない。
また、15日に官邸で行われたぶら下がり取材は、開始のわずか約10分前に官邸記者クラブに通知されたものだった。今回の問題を取材している社会部記者や、ネットメディア、フリーランスなどの記者の多くは参加することが困難で、公正さを欠く取材設定だった。
新聞労連は2010年3月に「記者会見の全面開放宣言」を出している。そのなかで示した「質問をする機会はすべての取材者に与えられるべきだ」との原則に基づく記者会見を開き、説明責任を果たすことを求める。記者クラブが主催する記者会見の進行を官邸側が取り仕切ることによる問題が近年相次いでいる。公権力側が特定の取材者にだけ質問を認めたり、一方的に会見を打ち切ったりするなどの、恣意的な運用のない状態で、オープンな首相の記者会見を行うべきである。
また、多岐にわたる疑惑を確認するには、十分な質疑時間の確保も必要だ。報道機関の対応にも厳しい視線が注がれており、報道各社は結束して、オープンで十分な時間を確保した首相記者会見の実現に全力を尽くすべきだ。
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日本が真の民主化をはたすことができない原因のひとつに「記者クラブ」の問題があると筆者は常々感じてきた。公権力の有する情報は、特定のメディア企業にだけ独占的に提供され、あたかも「報道の自由」があるかのような錯覚のもと、社会に流される。巧妙な情報操作である。そこにかかわる記者クラブ記者自身も、自身が情報操作に利用されていることを自覚できる者はまれである。
韓国にも日本統治時代につくられた記者クラブがかつて存在した。同国ではこれが民主化の障害になるとして撤廃することに成功した。現在、地球上にある「報道の自由」を標榜する国家で、このような「自由」と矛盾する制度をとっている国はほかに見当たらない。つまり、現代日本における「言論の自由」「報道の自由」はまがいものにすぎないということになる。
記者クラブの開放運動は新聞社などの企業の壁を超えたジャーナリストの連帯運動でもある。今回の新聞労連の声名を、いちフリージャーナリストとして歓迎したい。
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[『「安倍晋三」大研究』…《「なぜ安倍さんは〈噓〉をつくのか」という…疑問…》↑]
CINRA.NETの記事【森達也が望月衣塑子の姿を通して報道の問題に迫る記録映画『i』11月公開】(https://www.cinra.net/news/20190903-i)。
《森達也監督の新作ドキュメンタリー映画『i -新聞記者ドキュメント-』…東京新聞社会部記者で、映画『新聞記者』の原案者でもある望月衣塑子の姿を通して日本の報道の問題点、日本社会が抱える同調圧力や忖度の正体に迫るもの。プロデュースは『新聞記者』の河村光庸が手掛けた》。
Real Soundにも、同様な記事【『新聞記者』原作者の視点で報道現場を描く 森達也監督作『i -新聞記者ドキュメント-』11月公開】(https://realsound.jp/movie/2019/09/post-410782.html)。《本作は、オウム真理教を題材にした『A』やその続編『A2』、そしてゴーストライター騒動の渦中にあった佐村河内守を題材にした『FAKE』などで知られる、映画監督で作家の森監督の最新作。東京新聞社会部記者・望月衣塑子の姿を通して、日本の報道の問題点、ジャーナリズムの地盤沈下、ひいては日本社会が抱える同調圧力や忖度の正体に迫る社会派ドキュメンタリーだ。『新聞記者』のプロデューサーである河村光康が、企画・製作、そしてエクゼクティヴ・プロデューサーを務めた》。
『●2016年報道の自由度ランキング72位:
「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪』
《政治が一流だけど、メディアは三流なんて国はありません。
メディアは二流ならば社会も二流なんです。相互作用ですから。
「国境なき記者団」が発表する「報道の自由度ランキング」でも、
上位に位置するノルウェーやデンマーク、スウェーデンは、
僕から見れば確かに政治も一流だし、社会も成熟していると感じます。
2010年に自由度11位だった日本のメディアが、2016年には72位に
まで下落しました。ならばメディアだけではなくて政治も国民も、
同じように下落したということです。今のこの国のレベルは途上国以下》
「ジャーナリズムは、《社会や大衆が望まなくとも…火中の栗を拾って
報じなければならないときがある》。この国の報道機関は「闘って」
いるでしょうか? 権力と「闘う」どころか、『読売』や『産経』、
『アベ様のNHK』などはアベ様と同調し、社会を破壊していないか? 」
《「納得できる答えをいただいていないので繰り返しています」と彼女は即答した》。かつて森達也さんは…ジャーナリズムは、《社会や大衆が望まなくとも…火中の栗を拾って報じなければならないときがある》、と…でも、いま、大マスコミの壊れっぷりは凄まじい。
『●『追及力 権力の暴走を食い止める』
(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了…《今、ジャーナリズムと野党の…》』
「お二人の共通した問題意識は、森友問題・加計問題・準強姦事件の3つ。
「いつまでやっているのか?」という声に対して、最低の官房長官
(の会見を仕切る…)への望月さんの返答
「まだ納得できる回答を得ていない」という〝追及力〟が重要。」
そして、森達也さんの予想を上回るニッポンの「政」の壊れっぷり。アベ様の「政」で〝唯一うまく行っている〟メディアコントロール。《あるべきメディアとジャーナリズムの姿》とは程遠い。
『●森達也さん、「僕はもうあきらめた」
「これから4年間でこの国がどう変わるのか、とてもとても楽しみだ」』
『●青木理さん《ちょっと冷静になって、
ちょっと中長期的に考えたら、日韓共に得なことがひとつもない》』
『●《テレビマンも新聞記者も…あなた方が近年、
国民を政権の意向通りに操ることしかしていないことの罪深さを…》』
『●《「なぜこんな世の中になってしまったのか」とあって、
その文字に重なるようにして「今だけ 自分だけ 金だけ」》』
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【https://www.cinra.net/news/20190903-i】
森達也が望月衣塑子の姿を通して報道の問題に迫る記録映画『i』11月公開
i -新聞記者ドキュメント- 森達也 望月衣塑子 河村光庸
2019/09/03 09:00
(『i -新聞記者ドキュメント-』 ©2019『i –新聞記者ドキュメント-』)
森達也監督の新作ドキュメンタリー映画『i -新聞記者ドキュメント-』が、11月15日から東京・新宿ピカデリーほか全国で順次公開される。
同作は、東京新聞社会部記者で、映画『新聞記者』の原案者でもある望月衣塑子の姿を通して日本の報道の問題点、日本社会が抱える同調圧力や忖度の正体に迫るもの。プロデュースは『新聞記者』の河村光庸が手掛けた。
森監督は「望月記者はなぜこれほどに目立つのか。周囲と違うのか。言葉が残るのか。特異点になってしまうのか。撮りながら悩む。考える。だから観ながらあなたにも考えてほしい。悩んでほしい。きっと最後には、あるべきメディアとジャーナリズムの姿が見えてくるはずだ」とコメント。
■森達也監督のコメント
望月衣塑子記者の名前を、あなたはいつ知っただろうか。官房長官の記者会見で質問を重ねる女性記者。同じ質問を何度もするなと官邸スタッフに咎められたとき、「納得できる答えをいただいていないので繰り返しています」と彼女は即答した。とても当たり前のこと。でもその当り前の言葉が、ずっと僕の頭から離れない。
この国のメディアはおかしい。ジャーナリズムが機能していない。そんな言葉を日常的に見聞きするようになってから、もう何年が過ぎただろう。いや見聞きするだけではない。僕自身も頻繁に言ったり書いたりしている。
かつてテレビ・ディレクターだった。その後に映画監督が肩書に加わった。それから活字も仕事の領域になった。いわば僕のこれまでの人生は、常にメディアと共にあった。そのうえで断言する。確かに今のメディアはおかしい。ジャーナリズムが機能していない。
あなたが右だろうが左だろうが関係ない。保守とリベラルも分けるつもりはない。メディアとジャーナリズムは、誰にとっても大切な存在であるはずだ。だから撮る。撮りながら考える。望月記者はなぜこれほどに目立つのか。周囲と違うのか。言葉が残るのか。特異点になってしまうのか。
撮りながら悩む。考える。だから観ながらあなたにも考えてほしい。悩んでほしい。きっと最後には、あるべきメディアとジャーナリズムの姿が見えてくるはずだ。
作品情報
『i -新聞記者ドキュメント-』
2019年11月15日(金)から新宿ピカデリーほか全国で順次公開
監督:森達也
出演:望月衣塑子
配給:スターサンズ
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【《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》…『新聞記者』(望月衣塑子著)↑】
山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【<再度紹介>「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載(『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)】(https://access-journal.jp/30577)。
マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ 第75回:【本日の安倍総理】というコーナー】(https://maga9.jp/190605/)。
《この疑惑が一過性で過ぎ去ったのは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因であると思っている。その点、このインタビュー原稿は、限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。目を通していただければ、そう実感してもらえると思う》。
《その句に倣っていえば、最近のNHKは 〈安倍の顔 見ない日はなし NHK〉 ということになろうか。別になんのニュース価値もないけれど、とにかく“安倍の顔“はNHKニュースには欠かせない。あの顔を出さないとNHKの1日は終わらない。それほど安倍権力はスゴイのだ…というほどの意味》。
『●将来のアベ様自身の「落選脅威」…選挙妨害をしてでも
下関市長選候補者を落選させ、政治生命を絶つ必要が』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
山岡俊介さんは、《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》と言います。でも、今も自民党総裁であり、ニッポン国の首相というデタラメ。人治主義国家であり、独裁国家。《#ケチって火炎瓶》「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」は、今の立法府や司法が機能していない異常な状態を示す究極の例。アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟《メディアコントロール》の故か、ほとんど報じられることはない。
鈴木耕さん、《【本日の安倍総理】というコーナー…〈安倍の顔 見ない日はなし NHK〉》だそうです。
《<金口木舌>…韓国に「テンチョンニュース」という言葉がある…国民に事実を伝えない偏向報道を戒める文脈で使われる》。さしずめ、「時報の音とともにニュースが始まると、アナウンサーは「アベ様は…」と原稿を読み始めた」といった感じか。「権力の監視」を出来ない、権力を批判できない報道に大きな問題。飼いならされる報道。あぁ、アベ様のNHKをはじめとした飼いならされた報道…。鈴木耕さんのコラムの〆の言葉、《だがいまや、この国のマスメディアは…「安倍支持率上昇マシン」と化している気がして仕方ない……》。
『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…
《そんな時代にしてはならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら』
「琉球新報のコラム【<金口木舌>テンチョンニュース】(…)によると、
《韓国に「テンチョンニュース」という言葉がある。1980年代の
軍事独裁政権下、テレビで「テーン」という時報の音とともにニュースが
始まると、アナウンサーは「全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領は…」
と原稿を読み始めた ▼独裁者の成果を強調する偏向報道が
まかり通っていた。軍部による報道機関の監視が強まったことが背景に
あった。「テンチョン」という言葉は国民に事実を伝えない偏向報道を
戒める文脈で使われる…▼日本では安倍政権が武器輸出を
「防衛装備移転」と言い換え、政府は米軍機の墜落を「不時着」「着水」
と発表した。報道機関の権力に向き合う姿勢も問われ続けている。
歴史の過ちを認め、将来を展望する国から学ぶべき点は多い》」
それにしても…東京新聞の記事【首相、12日イラン訪問 米との対話仲介目指す】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201906/CK2019060702000134.html)によると、《首都テヘランでロウハニ大統領、最高指導者ハメネイ師との会談を調整している。米国とイランの軍事的な緊張が高まる中、両国の直接対話に向けた仲介役を務めたい考えだ》。
マジですかぁ…。「害遊・害〝行〟のアベ様」が《仲介役》《橋渡し》とはね。それより、北朝鮮を優先してよね……。えッ、相手にされて無いの??
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【https://access-journal.jp/30577】
2019.5.30 17:23
<再度紹介>「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載(『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)
yamaoka
すでに全国で発売されている、東京新聞社会部記者・望月衣塑子氏著の『「安倍晋三」大研究』(KKベストセラーズ。1500円+税)を再度、紹介しておく。
本紙がスクープした「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」につき、本紙・山岡にインタビューした内容が30頁に渡って載っていることもあり紹介したのだが、再度するのは、この間、同書の宣伝用ショートムービーが送られて来た(冒頭左写真は同映像より。*ココをクリックすれば見えます→https://www.youtube.com/watch?v=IalM6f2S2ZA)のが1つ。
そして、こちらの方が重要なのだが、この間、複数の方から本紙・山岡が受けたインタビューは、「“#ケチって火炎瓶”のことなのか?」との問い合わせを受けたからだ。
その方が圧倒的に知名度があるので、あっさり「そうです」と頷けばいいし、“♯ケチって火炎瓶””の件でインタビューを受けたと宣伝すればいいという意見もあることだろう。
だが、本紙がそうしないのは、“♯ケチって火炎瓶”の意味するところは、暴力団が500万円で選挙妨害を頼まれ実行したが、300万円にケチられたことから、安倍首相の地元(下関市)自宅に火炎瓶を投げ込んだという不正確かつ矮小化された内容に終始しているからだ。
これに対し、本紙はそんなチンケな犯罪ではなく、安倍首相自身も深く関わる本当に闇の深い重大疑惑と考えているからこそ、この“♯ケチって火炎瓶”の言葉は封印。そして、ともかくそれで世に知られればいいという、反安倍ネタなら何でもいいという安直な姿勢のジャーナリストとは縁を切り追及して来た。
この疑惑が一過性で過ぎ去ったのは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因であると思っている。
その点、このインタビュー原稿は、限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。目を通していただければ、そう実感してもらえると思う。
是非、目を通していただき、実感したら、宣伝、拡散をよろしくお願い致します。
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【https://maga9.jp/190605/】
言葉の海へ
第75回:【本日の安倍総理】というコーナー(鈴木耕)
NHKニュースの堕落
江戸期の俳人・宝井其角にこんな句がある。
〈鐘ひとつ 売れぬ日はなし 江戸の春〉
めったに売れることのない鐘だって、江戸ではけっこう売れる。それほど繁栄している大都会の春だなあ…というほどの意味のようだ。
その句に倣っていえば、最近のNHKは
〈安倍の顔 見ない日はなし NHK〉
ということになろうか。
別になんのニュース価値もないけれど、とにかく“安倍の顔“はNHKニュースには欠かせない。あの顔を出さないとNHKの1日は終わらない。それほど安倍権力はスゴイのだ…というほどの意味。
NHKニュース(とくに午後7時のニュース)には、まるで【本日の安倍総理】というコーナーがあらかじめ設けられているみたいだ。必ずといっていいほど、安倍首相の“ご尊顔”が映し出される。
時には、「安倍総理、私邸の近所を散歩」なんてどうでもいいことまでが、なぜか“ニュース”になっちゃう。日本でもっとも巨大なTV局がこれだから、他の民放だって似たようなものだ。
しかも危ないのは、NHKのこの傾向がどんどん強まっていること。その陰にいるとされるのが、安倍ベッタリで有名な岩田明子解説委員兼記者(こういう肩書も異例だという)である。
雑誌「選択」6月号に、「NHK『政治部』、『政権広報機関』の哀れな内情」という記事があった。一部引用しよう。
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岩田氏は、二〇〇〇年に首相に就任した森喜朗政権の時代から政治部に在籍している。全国紙記者によれば「彼女は官房副長官時代の安倍担当になる前から、さらに言えば、岡山放送局当時から特ダネ記者だった」。とはいえ、安倍政権が長期化し、首相本人との関係で岩田氏が突出している現実が「NHKの政治部の人事に歪みをもたらしている」(NHK関係者)ことも事実である。(略)
人事の歪みとは、岩田氏の直属の上司である官邸キャップの原聖樹氏が第二次安倍政権発足以来、同職を続投している事態である。岩田氏が信頼する先輩記者が他にいないため、「彼女の意向で原氏が続投を余儀なくされている」(前出関係者)と言われている。(略)
政権の意向を背にして、自社の人事に影響力を行使する政治記者は極めて稀と言ってよいだろう。岩田氏が策動したとされる象徴的なNHK政治部の人事があったのは三年前のこと。とりたてて非のない政治部長がわずか一年で地方局に飛ばされた。真偽のほどは確かではないが「部長として当然の指摘をしたのが、岩田氏の逆鱗に触れた」「後任人事は岩田氏の言いなり」と噂され、これ以降、彼女に逆らうことはタブーという空気が蔓延していたという。(略)
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ソースが“関係者”とぼかされているので、すべて信じていいのかどうかは分からないが、これは他のところでも聞いた話だから、ある程度の信憑性はあるだろう。
確かにNHKニュースにおける岩田記者の“安倍ヨイショ解説”は、目に余るものがある。逆に言えば、それだけ安倍官邸にとっては“貴重な人材”ということになる。あの元TBS記者の山口某が表には出てこられない現在、安倍首相の最側近記者としての岩田記者の存在は、これからもますます大きくなるだろう。
記事のタイトルにある通り、岩田記者とともにNHKの「政府広報機関」としての役割は肥大化していく。むろん、安倍退陣後はどうなるか分からないけれど。
安倍首相の「やってる感」演出
だが困ったことに、この傾向は他の民放各局にも、多かれ少なかれ言えるのだ。
安倍首相とたいへん親しいことでも有名な、あの“問題発言”の幻冬舎の見城徹社長は、実はテレビ朝日の番組審議会委員長でもあり、このTV局に大きな影響力を持っている。
番組審議会とは、局の番組にさまざまな意見を言う立場だ。その委員長が、なんと“安倍友”なのだ。個々の番組ディレクターたちが“安倍忖度”をしない、とは言い切れまい。抵抗するジャーナリストたちは、いつの間にか、表舞台から消されていく。そんな例は、国谷さんや岸井さんをはじめ、たくさんあったじゃないか。
だから、【本日の安倍総理】的な演出は、NHKのみならず、民放各社のニュースやワイドショーにも頻出する。それが、「安倍的パフォーマンス=懸命にやっている感の表出」である。
とにかく、どんな事件があっても災害が起きても、「安倍首相は次のように、関係閣僚に指示しました」というようなニュースが、むろん“安倍の顔つき”で大量に流される。それは異常な多さだ。
これだけTV画面に頻繁に登場すれば、それだけで視聴者には「ああ、がんばっているな」と刷り込まれる。当たり前だ。
安倍政権に逆らったために、菅官房長官から「地位に恋々としがみついている」とまで罵声を浴びせられ退任した元文科省事務次官の前川喜平氏は、東京新聞のコラム「本音のコラム」(6月2日付)で、その安倍パフォーマンスについて、こんな辛辣な文章を書いていた。
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川崎・登戸で起きた小学生ら二十人殺傷事件。悲しい思いがこみ上げる。だが政権は、このような大事件も自らの支持拡大に利用する。人々の憤りに訴え、悲しみに取り入る行動をとるのだ。
「緊急閣僚会議」の開催はその典型的な手法だ。事件翌日の五月二十九日、安倍首相は緊急閣僚会議を開き、「強い憤りを覚える」「安全を何としても守らなければならない」「政府一丸となって早急に取り組む」などと発言。テレビも新聞も大きく報道した。こうした緊急閣僚会議は、悲惨な事件が起きるたびに催される恒例行事のようになっている。
二〇一六年の津久井やまゆり園事件後の閣僚会議では、安倍首相が「断じて許せない」「内閣一丸となって対応する」と発言。二〇一八年の結愛(ゆあ)ちゃん事件後の閣僚会議では「こんな痛ましい出来事を繰り返してはならない」「命を守ることを何よりも第一に、すべての行政機関があらゆる手段を尽くす」と語った。
その十カ月後、心愛(みあ)ちゃん事件が発覚すると…(略)
かっこいい台詞はすべて官僚の作文。首相はそれを読んでいるだけだ。心にもない芝居。国民に「やってる感」を植え付ける見世物。それが緊急閣僚会議なのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まったくその通りだ。官僚の作文を読み上げるだけだから、安倍首相にとっては中身なんかどうでもいい。
例えば、前川氏のコラムにも出てきた悲惨な幼児虐待死事件。このときの談話では、なんと、安倍首相は心愛(みあ)ちゃんを結愛(ゆあ)ちゃんと言い間違えたのだ。似たような名前だったとはいえ、緊急閣僚会議まで開いた案件の肝心の幼児の名前を間違えるなど、それこそ前代未聞だろう。心がこもっていない証拠だ。
ま、漢字が読めないのは安倍首相のお家芸だから仕方ないとはいえ、あまりにひどすぎる。
だが、安倍首相にとっては、この「やってる感」が大切なのだ。中身なんかどうでもいい。ひたすら「国民のみなさまのために、アタクシは身を粉にして“やってる”のです」というわけだ。だがこれは、マスメディアが“報道”してくれなくては効果がない。
だから、各TV局には圧力をかけ、意に添わないキャスターなどはクビにさせ、岩田記者みたいなのを重用する。そして新聞社の政治部や幹部クラスとは、しきりに食事会を催す。
するとTVも新聞も、「安倍首相、映画鑑賞」「映画に感激、主演タレントと食事」などという愚にもつかないことまでを、ニュースとして流してしまうことになる。
「枝野幸男立憲代表、アイドルの○○と食事」なんてのも同じようにマスメディアからニュース配信されるのならまだ分かる。だけど、そんなのは聞いたことも見たこともない。
昨日も今日もまた明日も、ひたすら【本日の安倍総理】だけが“ニュース”になる。これでは、安倍内閣の支持率上昇計画に、マスメディアがそっくり加担していると言われても仕方ないではないか。
毎日毎日TV画面で「何かをやっているらしい安倍首相」を見せつけられれば、それは極めて有効な刷り込み現象になる。マスメディアはいまや、安倍支持率上昇マシンになっているのだ。
票にならぬことには冷血
本気で取り組んでもらわなくてはならないことだって、安倍首相はパフォーマンスに利用するだけで、何の成果も挙げちゃいない。
トランプ大統領来日も、徹底的にパフォーマンスに利用した。だが内実は、呆れるほどのお粗末さ。結局、トランプ夫妻のツアーガイドを務めただけのみっともなさ。あれが我が国の宰相だと思えば、こんなぼくでさえ情けなくて言葉もない。
トランプ大統領と「膝づめでふたりきりで話せるのは安倍総理だけ」などと、官邸茶坊主たちは大ボラを吹くけれど、トランプ大統領が「8月に大きな発表があるだろう」と会見の場で述べた時には、安倍首相は白目を剥いてびっくりしただけ。何も聞かされていなかったのだろう。
日米貿易交渉は、トランプ大統領に一方的に押し切られたのだ。何の成果もなかった。成果がないどころか、選挙が終わった8月以降には、日本の農家は激しくつらい目にあうだろう。
沖縄については一言の言及もなかった。あれだけ「民意」を示し続けている沖縄の基地問題について、せめて一言でもトランプ氏に再考を求めるべきではなかったか。
だが安倍には、最初からそんな気などないかったのだ。なぜか?
「沖縄は票にならない」と思っているからだ。票に結びつかない事案については、安倍はとことん“冷血”である。
逆に「拉致問題」では、異常なほどの熱心さを売り込む。「票になる」と踏んでいるからだ。だが、それにしたところで、「トランプ大統領は3回も拉致問題に言及してくれた」などと自慢げに言うだけ。トランプ氏が「金委員長と安倍首相が直接会う段取りをつけてくれた」とでもいうのならともかく、3回言及したことが、果たしてどんな成果なのか?
安倍首相は突然、「金委員長と前提条件なしで直接会う」と、これまでの圧力路線を大転換してしまった。だがその道筋など、毛ほども見えていない。逆に、北朝鮮「いまさら前提条件なしの会談などと、ずうずうしい」とまで罵られる始末。「安倍外交」がいまや笑いものだ。
言葉の軽さは今に始まったことじゃないけれど、安倍首相、まさに口先男である。
拉致家族会の方たちだって、もう、うすうす安倍パフォーマンスの無意味さには気づいているのではないだろうか。
マスメディアはいまや、「安倍支持率上昇マシン」化
天皇の退位、そして新天皇即位、令和への改元、トランプ大統領の来日、さらには東京五輪の聖火コース設定…。
それらをめぐる、マスメディアの異様なほどの大騒ぎ。そこへ脈絡もなく登場する“安倍総理”。
国際NPO「国境なき記者団」が世界180ヵ国を対象にした「世界の報道の自由度ランキング」を、毎年発表している。それによると、日本の報道の自由度は、このところ下降一直線。こんな具合だ。
2005年(小泉首相)37位
2010年(鳩山首相)11位
2012年(野田首相)22位
ところが、安倍首相時代になると、53位→59位→61位→72位→67位(2019年)と、ほんの少し持ち直した年もあるが、ほぼ右肩下がりの下降曲線を辿るばかり。
だが、このニュースを報じる“日本の報道者“たちは、疑問は持たなかっただろうか? それほど自由度が失われたのはなぜか、誰のせいか、何があったのか。このたった10年間で、11位から67位まで急降下したのはなぜなのか…と。
ぼくは、日本のマスメディアにかなり絶望している。自分たちの仕事である「報道」からこんなに自由が奪われていることに、ジャーナリストならばなぜ抵抗しないのか。いや、報道を仕事とする報道機関(報道企業というべきか)は、社としてなぜ抵抗しないのか。こんなランク付けされて、なぜ悔しくないのだろう?
もっと悔しがれよ、とぼくは言いたいのだ。
少数の記者たちが踏ん張っているのは知っている。彼らを、会社として守らなくてどうするのだ!
だがいまや、この国のマスメディアは、最初に書いたように「安倍支持率上昇マシン」と化している気がして仕方ない……。
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