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●《行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ。緊急事態宣言の発令を歓迎している場合じゃない。ひるまず「マジか!」を続けよう》

2020年04月15日 00時00分42秒 | Weblog

[『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著、ちくまプリマ―新書257)↑]



琉球新報のコラム【<金口木舌>「総合調整」のその先】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1104201.html)。
大変に申し訳ありません。ツイッター(https://twitter.com/Only1Yori/status/1248371724539715586)から文字起こしさせていただきます。斎藤美奈子さんの、東京新聞のコラム【本音のコラム/マジか! の効用】。

 《行列の中で話していると警察官が飛んでくる。「わたしたちがたがひにデマかなにかを喋(しゃべ)り合つてゐるんぢやないかと疑つてかかつてるんでせうね」…▼「天皇のため」「お国のため」を掲げ、異論を許さず、表だって反対しづらい大きな目標達成への同調を強いる力が支配した。それを過去の過ちで済ませることができるだろうか》。
 《行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ緊急事態宣言の発令を歓迎している場合じゃないひるまずマジか!を続けよう》。

   『●《国民が信用しない政府》《調査しない政府》など《……ない政府》
     (鈴木耕さん)…そんな独裁者が〝戒厳令〟という凶器を振り回す…
   『●《耳目を引く策を打ち出し、手なずけたマスメディアやSNSを駆使して
       「世論」を作り出せば、愚策も「英断」となり、支持率は上がる》…
   『●2020年4月6日朝のニュース【首相、初の緊急事態宣言発令へ】
     …ついに、無能無為無策、不作為なアベ様が凶器を振り回す時が来た…
   『●経済対策による感染症拡大対策…小池晃さん「補償なき緊急事態宣言では、
          いくら休みたくても、働きに出るしかない市民がたくさんいる」
   『●《悪魔》はアベノマスク2枚だけを残して…アベ様「最悪の事態に
       なった場合、私は責任をとればいいというものではありません」
   『●《なぞかけ名人…お題を出すとこんな内容が返ってきた。「布マスク」
     とかけまして「森友学園や桜を見る会」と解きます。その心は「…」》

 狂気な凶器を振り回す…。《従来の外出自粛とそう変わらない。ただ首相は、NHKなど指定公共機関に「総合調整」や「指示」ができるようになる民放に対しても放送内容を指示する可能性が指摘されたことは、感染への危機感が高まる中であまり意識されていないのではないか。…「宣言で自粛以上のことはできない。一つできるのはNHKへの指示だ野党も国民も問題意識がない」…感染症は怖いが言論統制も恐ろしい》。私権を制限し、自粛を促すが、支給・補償はしない。そして、報道統制
 《口封じ》だけでなく、アベ様の山積する犯罪や劇薬な宣言に伴う私権の制限や報道統制から目をそらさせるための〝目隠し〟にもアベノマスクは使われるのかも…。

 斎藤美奈子さんは、《行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ緊急事態宣言の発令を歓迎している場合じゃないひるまずマジか!を続けよう》と。

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1104201.html

<金口木舌>「総合調整」のその先
2020年4月9日 06:00
新型コロナウイルス 言論統制 緊急事態宣言 金口木舌

 行列の中で話していると警察官が飛んでくる。「わたしたちがたがひにデマかなにかを喋(しゃべ)り合つてゐるんぢやないかと疑つてかかつてるんでせうね」

▼劇作家の井上ひさしさんの戯曲「きらめく星座」は、そんな大戦前夜の空気を描いた。国家総動員法の下、「一億一心」を合言葉に言論が統制されつつある時代でもあった

天皇のため」「お国のためを掲げ異論を許さず表だって反対しづらい大きな目標達成への同調を強いる力が支配した。それを過去の過ちで済ませることができるだろうか

▼新型コロナウイルス感染症のまん延防止で安倍晋三首相は緊急事態宣言を出した。欧州のような厳格な外出制限はできず、従来の外出自粛とそう変わらない。ただ首相は、NHKなど指定公共機関に「総合調整」や「指示」ができるようになる

▼宣言の根拠となる特措法改正の国会審議で、民放に対しても放送内容を指示する可能性が指摘されたことは、感染への危機感が高まる中であまり意識されていないのではないか。武田徹専修大教授(メディア社会学)は「宣言で自粛以上のことはできない。一つできるのはNHKへの指示だ野党も国民も問題意識がない」と憂慮する

▼10年前のきょう亡くなった井上さんをしのぶ「吉里吉里忌」も新型コロナウイルスで中止となった。感染症は怖いが言論統制も恐ろしい
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https://twitter.com/Only1Yori/status/1248371724539715586

本音のコラム
マジか! の効用
斎藤美奈子


 このところ、日本中から連日「マジか!」の声が聞こえてくる。

 「新型コロナウィルス感染症対策として、和牛商品券をを配ります」

 マジか! お肉券より日本銀行券だろ。

 「全世帯に2枚ずつ布マスクを配布します

 マジか! あんたはアベノマスクかい。

 こうした声に対し、いまは国難なんだから政府の批判や牽制は控えろという人たちがいる。

 それ、話が逆だから。

 第一に私たちは主権者だ。口を出すのは当たり前である。第二にこんな時だからこそ知恵を結集する必要がある。おかしな策に対してはマジか!といってやったほうがいいのである

 現に「マジか!」の連呼で和牛商品券案は立ち消えた。布マスク二枚案は決行の由だが、現物支給じゃ人は納得しないと高官は気づいただろう。

 「自粛を要請するなら補償とセットだろ」コールはさすがの政府も重い腰を一応上げた。無策な政府に仕事をさせるには市民の批判と外部のプロの提案が必須。黙っていたらどうなることか。

 「マジか!」な局面はまだ続く。検査のハードルは相変わらず高い。三十万円給付の内実はトホホだし、三十九兆円の財政支出も中身は不透明。行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ緊急事態宣言の発令を歓迎している場合じゃないひるまずマジか!を続けよう。(文芸評論家)
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