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●ド「アホウ節」の《こんな人間が国家の中枢に入り込んでいること自体が、麻生風に言えば「みぞうゆう」の事態なのだ》(適菜収さん)

2022年11月21日 00時00分55秒 | Weblog

[※ 《#素淮会(そわいかい)…麻生太郎財務相…「会合費」として約二千万円…支払先は料亭や会員制サロンなど》(東京新聞 2018年12月1日)↑]


(20221106[])
あまりにもアホすぎる》、《麻生節》なるド「アホウ節」。そのように持ち上げるマスコミの気が知れないね。統一協会とのズボズボ壺壺ヅボヅボな関係を、地元を含めて、マスコミはなぜに報じないのか?
 日刊ゲンダイのコラム【適菜収「それでもバカとは戦え」/「おまえが言うな」案件再び 麻生太郎こそ危惧すべきこの国の“みぞうゆう”な事態】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/313605)によると、《…麻生太郎は「例の余計な発言をした参院議運の話みたいにならないようにお願いする」と発言。あまりにも見事な「おまえが言うな」案件である。麻生といえば「余計な発言」しかしない人物だ。…あまりにもアホすぎる》。

   『●杉田水脈総務政務官、麻生太郎自民党副総裁らはウルトラのつく差別
     主義者…ズボズボ壺壺ヅボヅボな自民党で重用されるってどういうこと?
   『●《能力の問題。人格の問題。品性の問題》…本当にそうだ! 〝ハート〟
        無き自民党の〝ハート〟無き山口県連所属国会議員・杉田水脈氏

 アベ様が首相時、相棒の副首相・財務相はド「アホウ節」の麻生太郎氏だし、彼はウルトラ差別主義者野中広務氏へのウルトラ差別「陰口」を忘れられない。

   『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識
   『●『野中広務 差別と権力』読了(2/3)
     「「永田町ほど差別意識の強い世界」… はなく、「総裁選の最中に
    ある有力代議士は…「…総理になれるような種類の人間じゃないんだ」
     (…) と言ったそう。さらに、最近、ネット上で話題になっていた部分。
    当時、「総裁選に立候補した元経企庁長官」 (であり現総理) の
    「麻生太郎は…「あんな……を日本の総理にはできないわなあ」と言い放った」
    (…) そうである。2003年9月、野中は、最後の自民党総務会に臨み、
    当時の小泉総裁や麻生政調会長を前に発言を求めた。「…私の最後の発言と
    肝に銘じて申し上げます…政調会長。あなたは『野中のような…を総理には
    できないわなあ』とおっしゃった。君のような人間がわが党の政策をやり、
    これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできよう
    はずがないんだ。私は絶対に許さん!」、野中の激しい言葉に総務会の空気は
    凍りついた。麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたままだった

   『●「さっさと死ねるようにしてもらわないと」:
         麻生太郎副総理・安倍自公政権の本音
   『●自公議員投票の大罪: 「九電元幹部は
       「政治家側から支援を頼んでくるのが昔からの伝統」」
   『●麻生太郎副総理・財務相舌禍: 「考えないことの罪」を
            自覚すれば「つくづくどうかしている」を理解可能
   『●斎藤貴男さん「家柄だけのボンボン爺さんのチョイ悪ぶりっ子ほど
                みっともないものはない。恥を知ろう…」
   『●「膿」で出来上がった政権、政党… 
      ウルトラ差別主義者=麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?
   『●「謝罪会見の場に、被害女性を散々おとしめた麻生氏の 
        姿はなかった」…ウルトラ差別者の責任は有耶無耶?
   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
       …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
    「《人の税金を使って学校に行った》…ねぇ~? まさかアレは
     税金じゃないですよね、《“愛人のクラブ”に745万6150円もの
     巨額支出》って。」

 自公お維コミがこの国を滅ぼそうとしています、ホントにいいんですか?
 《麻生節》なるド「アホウ節」。そのように持ち上げるマスコミの気が知れないね。
 再度、週刊朝日のコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/大爆笑! 舌禍といえば麻生さん、かなりウケましたがな。】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/313560)によると、《麻生さんといえば舌禍、舌禍といえば麻生さんである。「セクハラ罪という犯罪はない」「厄介道米」「(日本のコロナ死者数が欧米より少ない理由を)国民の民度のレベルが違う」「アルツハイマーの人でもこれくらいはわかる」、そうそう「ナチスの手口を学んだらどうか」なんていうびっくら仰天の暴言もあったな。麻生さんの余計な暴言を、「麻生節と良いところである風にもてはやす人もいる。悲しいことに、メディア関係者にもそういった輩はいる》。

   『●頭から腐った自民党のその総裁・アベ様という
      《総理のために嘘をつくことが奨励される国──》ニッポン
   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の
      失言・暴言…福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●「「愛人」だと報じられた女性がいるバーで
      1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
    「日刊ゲンダイの記事【「人の税金で学校」麻生大臣また舌禍で
     安倍政権の公約破壊】…《麻生節などと大甘に扱うのは
     もうやめた方がいい。17日、福岡市長選で応援演説した
     麻生財務相に非難囂々だ。隣の北九州市の北橋健治市長が東大卒で
     あることを槍玉に挙げ、「人の税金を使って学校に行った」と
     バッサリ切り捨てた一件だが、この暴言、政権にとって致命傷に
     なりかねない…もはや麻生大臣の“舌禍”を挙げたらキリがないが、
     今回はちょっと看過できない。「人の税金――」発言は、
     安倍政権の目玉政策を根底から覆す話だからだ》」

   『●畠山理仁さん《報道に携わる者が対峙すべきは権力者だ》…立岩陽一郎
     さん《驚かされるのは、周囲の記者の反応…傍観者を決め込んでいる》
    《相も変わらず、その応答の酷いこと…「強い特権意識
     「想像力の欠如」「自覚の欠如」な財務相・副総理…
     このウルトラ差別主義者を《(政府も自民党も本当に)野放し》に
     しているのはマスコミも同様だ。なにが「麻生節」か、そりゃぁ
     「アホウ節」。人様に向かって、「アホ」「バカ」ということは
     控えているつもりだが、この真の意味での「ばか」をいつまで
     野放しにするのか? ウンザリだ。》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/313605

適菜収 作家
近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中


適菜収「それでもバカとは戦え」
「おまえが言うな」案件再び 麻生太郎こそ危惧すべきこの国の“みぞうゆう”な事態
公開日:2022/10/29 06:00 更新日:2022/10/29 06:00

     (まるっきりお構いなし…(自民党の麻生太郎副総裁
      =右)/(C)日刊ゲンダイ)

 自民党の石井準一参院議院運営委員長が「野党がだらしない」と発言し、野党の反発を受けて謝罪・撤回したことを受け、麻生太郎は「例の余計な発言をした参院議運の話みたいにならないようにお願いする」と発言。あまりにも見事な「おまえが言うな」案件である

 麻生といえば「余計な発言」しかしない人物だ

 1983年には「東京で美濃部革新都政が誕生したのは婦人が美濃部スマイルに投票したのであって、婦人に参政権を与えたのが最大の失敗だった」。2008年には「多額の収入がありながら、(定額給付金の)『1万2000円をちょうだい』と言う方はさもしい」。13年には「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」。16年には「90歳になって老後が心配とか、わけのわかんないこと言っている人がこないだテレビに出てた。『オイ、いつまで生きてるつもりだよ』と思いながら見てましたよ」。17年8月には「何百万人を殺したヒトラーは、いくら動機が正しくても駄目だ」。同年9月、「選挙を一生懸命やる人は、お祭りを一生懸命やっている人だ。俺のところ(の選挙区の祭り)は7月だけど、このときになったら、ほとんどきちがいみたいな人ばっかりだ」。同年10月、衆院選の自民圧勝に際し「明らかに北朝鮮のおかげもある」。18年4月には自衛隊の日報隠蔽に関し「10年以上前の話でどうだったかと言われると、防衛省も困るのかもしれない」。同年5月、財務事務次官のセクハラ問題について「セクハラ罪という罪はない」。同月、財務省の公文書改ざんに関し、「少なくとも、バツをマルにしたとか、白を黒にしたというような、いわゆる改ざんとかいった悪質のものではないのではないか」。同年9月、「G7の国の中で、我々は唯一の有色人種であり、アジア人で出ているのは日本だけ」

 あまりにもアホすぎる。G7構成国には多くの有色人種がいるし、麻生の総理時代と在任期間の一部が重なるバラク・オバマは黒人の大統領だった。麻生は簡単な漢字も読むことができず、財務大臣なのに証券取引の前場を「まえば」と読んだ。こんな人間が国家の中枢に入り込んでいること自体が、麻生風に言えば「みぞうゆうの事態なのだ。
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●杉田水脈総務政務官、麻生太郎自民党副総裁らはウルトラのつく差別主義者…ズボズボ壺壺ヅボヅボな自民党で重用されるってどういうこと?

2022年11月13日 00時00分26秒 | Weblog

[※ 《#素淮会(そわいかい)…麻生太郎財務相…「会合費」として約二千万円…支払先は料亭や会員制サロンなど》(東京新聞 2018年12月1日)↑]


(2022年10月28日[金])
キシダメ首相が総務政務官に指名してしまったアノ杉田水脈氏を、そもそも、お維から引き抜いたのはアベ様らしい…。

   『●「取締役レベルで決定した確信犯的」ヘイト企画・
      「差別ビジネス」のツケ…これで幕引きでいいのですか?
   『●杉田水脈衆院議員、《一体、だれがこんな人物を国会議員にしたのか》
     (日刊ゲンダイ)…悪夢のような無《責任政党》やその総裁らの無責任
   『●村上誠一郎議員の発言よりも、統一協会票の差配等々のアベ様案件こそ
      が《国賊》であり、《党員の品位を汚す行為》だと思いますが?(1)
    《…自民党・杉田水脈衆院議員の“性的マイノリティには生産性がない
     という差別言説…》

   『●《とりあえず、うっかり「いいね」を押したら即アウト、ではない》…
      杉田水脈衆院議員はどのように言動し、どの様なモノに「いいね」?

 自民党山口県連所属。どうやっても落選させられそうにもない、比例名簿の上位。ヘイトで差別主義者が国会議員、かつ、総務政務官
 一方、そのアベ様が首相時、相棒の副首相・財務相はド「アホウ節」の麻生太郎氏だし、彼はウルトラ差別主義者野中広務氏へのウルトラ差別「陰口」を忘れられない。

   『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識
   『●『野中広務 差別と権力』読了(2/3)
     「「永田町ほど差別意識の強い世界」… はなく、「総裁選の最中に
    ある有力代議士は…「…総理になれるような種類の人間じゃないんだ」
     (…) と言ったそう。さらに、最近、ネット上で話題になっていた部分。
    当時、「総裁選に立候補した元経企庁長官」 (であり現総理) の
    「麻生太郎は…「あんな……を日本の総理にはできないわなあ」と言い放った」
    (…) そうである。2003年9月、野中は、最後の自民党総務会に臨み、
    当時の小泉総裁や麻生政調会長を前に発言を求めた。「…私の最後の発言と
    肝に銘じて申し上げます…政調会長。あなたは『野中のような…を総理には
    できないわなあ』とおっしゃった。君のような人間がわが党の政策をやり、
    これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできよう
    はずがないんだ。私は絶対に許さん!」、野中の激しい言葉に総務会の空気は
    凍りついた。麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたままだった

   『●「さっさと死ねるようにしてもらわないと」:
         麻生太郎副総理・安倍自公政権の本音
   『●自公議員投票の大罪: 「九電元幹部は
       「政治家側から支援を頼んでくるのが昔からの伝統」」
   『●麻生太郎副総理・財務相舌禍: 「考えないことの罪」を
            自覚すれば「つくづくどうかしている」を理解可能
   『●斎藤貴男さん「家柄だけのボンボン爺さんのチョイ悪ぶりっ子ほど
                みっともないものはない。恥を知ろう…」
   『●「膿」で出来上がった政権、政党… 
      ウルトラ差別主義者=麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?
   『●「謝罪会見の場に、被害女性を散々おとしめた麻生氏の 
        姿はなかった」…ウルトラ差別者の責任は有耶無耶?
   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
       …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
    「《人の税金を使って学校に行った》…ねぇ~? まさかアレは
     税金じゃないですよね、《“愛人のクラブ”に745万6150円もの
     巨額支出》って。」

 自公お維コミがこの国を滅ぼそうとしています、ホントにいいんですか?

 《麻生節》なるド「アホウ節」。そのように持ち上げるマスコミの気が知れないね。
 週刊朝日のコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/大爆笑! 舌禍といえば麻生さん、かなりウケましたがな。】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/313560)によると、《麻生さんといえば舌禍、舌禍といえば麻生さんである。「セクハラ罪という犯罪はない」「厄介道米」「(日本のコロナ死者数が欧米より少ない理由を)国民の民度のレベルが違う」「アルツハイマーの人でもこれくらいはわかる」、そうそう「ナチスの手口を学んだらどうか」なんていうびっくら仰天の暴言もあったな。麻生さんの余計な暴言を、「麻生節と良いところである風にもてはやす人もいる。悲しいことに、メディア関係者にもそういった輩はいる》。

   『●頭から腐った自民党のその総裁・アベ様という
      《総理のために嘘をつくことが奨励される国──》ニッポン
   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の
      失言・暴言…福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●「「愛人」だと報じられた女性がいるバーで
      1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
    「日刊ゲンダイの記事【「人の税金で学校」麻生大臣また舌禍で
     安倍政権の公約破壊】…《「麻生節などと大甘に扱うのは
     もうやめた方がいい。17日、福岡市長選で応援演説した
     麻生財務相に非難囂々だ。隣の北九州市の北橋健治市長が東大卒で
     あることを槍玉に挙げ、「人の税金を使って学校に行った」と
     バッサリ切り捨てた一件だが、この暴言、政権にとって致命傷に
     なりかねない…もはや麻生大臣の“舌禍”を挙げたらキリがないが、
     今回はちょっと看過できない。「人の税金――」発言は、
     安倍政権の目玉政策を根底から覆す話だからだ》」

   『●畠山理仁さん《報道に携わる者が対峙すべきは権力者だ》…立岩陽一郎
     さん《驚かされるのは、周囲の記者の反応…傍観者を決め込んでいる》
    《相も変わらず、その応答の酷いこと…「強い特権意識
     「想像力の欠如」「自覚の欠如」な財務相・副総理…
     このウルトラ差別主義者を《(政府も自民党も本当に)野放し》に
     しているのはマスコミも同様だ。なにが「麻生節」か、そりゃぁ
     「アホウ節」。人様に向かって、「アホ」「バカ」ということは
     控えているつもりだが、この真の意味での「ばか」をいつまで
     野放しにするのか? ウンザリだ。》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/313560

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。


室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
大爆笑! 舌禍といえば麻生さん、かなりウケましたがな。
公開日:2022/10/28 06:00 更新日:2022/10/28 06:00

     (麻生太郎・自民党副総裁(C)日刊ゲンダイ)

「例の余計な発言をした参院議運の話みたいにならないようお願いする」(麻生太郎・自民党副総裁)

 これは20日、麻生派会合での麻生さんの発言。同党の石井準一参議院運営委員長が、「野党がだらしない」と発言し、野党の反発を受けて発言を撤回したことについての。

 大爆笑! さすが、麻生さん。かなりウケましたがな。

 麻生さんといえば舌禍、舌禍といえば麻生さんである。

 「セクハラ罪という犯罪はない」「厄介道米」「(日本のコロナ死者数が欧米より少ない理由を)国民の民度のレベルが違う」「アルツハイマーの人でもこれくらいはわかる」、そうそう「ナチスの手口を学んだらどうか」なんていうびっくら仰天の暴言もあったな。

 麻生さんの余計な暴言を、「麻生節と良いところである風にもてはやす人もいる。悲しいことに、メディア関係者にもそういった輩はいる

 が、今一度、問題だとされた麻生発言を見直してほしい。かなぁり、差別的なんだわさ

 たしかに、麻生さんはお坊ちゃんだ。あたしらのような庶民ではない。しかし、あたしたちの代表である議員、それも位の高い議員が、それをいっちゃお終いよ、ということがまるでわかってないようだ。

 つか、お坊ちゃま育ちの本人が、そのベランメェ口調が格好良いとさえ思っていそう

 ……でも、冒頭の発言を注視してほしい。あの麻生さんが、「みたいにならないようお願いする」と、自分の手下に対し、まるで普通の物言いじゃないか。

 やっぱ、自分の派閥の人間がこの間の衆議院選挙で、旧統一教会の関係団体が掲げる政策に賛同するよう記した「推薦確認書」なるものに署名し、指示を受けていたことが明らかになったりしたから?

 こういうの、麻生ファンが使う言葉なら、「効いてる、効いてる」っていうのかも。
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●畠山理仁さん《報道に携わる者が対峙すべきは権力者だ》…立岩陽一郎さん《驚かされるのは、周囲の記者の反応…傍観者を決め込んでいる》

2020年08月06日 00時00分34秒 | Weblog

[※『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)…《政権をチェックしようという意識が…》↑]



立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/相次ぐ異様な会見 気骨ある記者を背後から撃つ“傍観者”へ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276304

 《市長のマスコミへの圧力ともとれる発言の真意を問うのは当然だ。驚かされるのは、周囲の記者の反応だ。まったく発言せず、自らに降りかかる問題にもかかわらず傍観者を決め込んでいる。…日本は総理会見を頂点に、各地で異様な記者会見が続いているということだ。その状況を変えようと取り組んできた新聞労連委員長の南彰氏が「政治部不信」という本を出した。南氏は間もなく任期を終えて朝日新聞政治部記者に戻る。…そして、NHKも朝日も、権力と一緒になって志ある記者を背後から撃つような真似しないで欲しい》。

 コラムの中にある《CNNの記者が会見で大統領の怒りを買い、会見に出る権利を剥奪されそうになった時のことだ。ライバル社がCNNの側に立って大統領の対応を批判した。彼らは傍観者にならなかった》…というのは、以下の件。

   『●『記者会見ゲリラ戦記』読了
    「畠山理仁著。…《ようやくその第一歩、扉がわずかに開いた。
     記者クラブとフリー記者が対峙するなどナンセンス、なぜなら
     「本来、報道に携わる者が対峙すべきは権力者だからだ」。
     …記者会見のオープン化がなされた時、ようやく権力と報道の
     本当の戦いが始まる。…記者会見が真剣勝負の場になれば、
     政治家も記者も技量が磨かれる。ファインプレーも出るだろう。
     さあ、一刻も早く試合を始めよう。開かれた日本の民主主義のために》

   『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、報道が発達し、
              憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た
    《新聞労連・南彰委員長…トランプ政権がCNN記者の記者証を
     取り上げた際、政権寄りのFOXも異議を唱えました
     新聞労連ではこのとき、ホワイトハウス記者協会と連帯する
     という声明を出し、〈ホワイトハウスでの出来事は、日本で働く
     私たちにとっても他人事ではありません〉と書いたんです。
     対岸の火事じゃない、いま官邸で起きていることも同じだ、と。
     NHKをはじめ、日本のメディアはトランプ政権のそうした問題を
     面白がって報じるけれど、そんな場合じゃないですよ、と。でも、
     そうした危機感も広がらず、ズルズルときてしまった。それが
     いまの現状であり、将来世代がまともに取材できる環境に変えて
     いくための最後のチャンスなんだと思っています》

   『●「紙面や番組ではっきりと「嘘つき」…
    「最悪の返答」と批判を浴びせ」る矜持もなく…民主主義の危機
    《対して米国のメディアはどうか。トランプ政権のホワイトハウス報道官
     だったショーン・スパイサー氏が政権に批判的なCNNや
     ニューヨーク・タイムズなどを会見から締め出した際には、AP通信や
     タイム誌はいっしょになって会見をボイコットホワイトハウス記者会も
     抗議声明を発表した。もちろん、スパイサー氏が菅官房長官と同様に
     まともに質問に答えず、批判的なメディアには強権的な姿勢を見せても、
     記者たちは食い下がって何度も質問を繰り返す。スパイサー氏が詭弁を
     振りかざした際には露骨にシラけた表情を向け、紙面や番組ではっきりと
     「嘘つき」「バカ」「大バカ」「最悪の返答」と批判を浴びせている。これこそが
     不誠実な政権担当者へのジャーナリズムの本来のあり方ではないのか》。

 総理会見・首相会見について。見るに堪えない《慰労会》《台本劇》《台本営発表》。首相会見は官邸記者クラブ主催のアベ様「慰労会」…アベ様が「思いを語る」独演会に始まり、「更問い」も無い《台本劇》《台本営発表》。《メディアが総理をもてなす場》。

   『●①内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者に
       さらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ
   『●記者会が仕切り役を取り戻し、《総理会見では更問い(追加質問)が
     できないので、結局、総理の言いっ放しになってしまう》ことの改善を
   『●《〈「大幅に時間を超えて対応」した構図を演出…〉…14日の会見も
        批判のガス抜きのため官邸がより巧妙にコントロールしていた》
   『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる者は
       その責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》
   『●首相会見は官邸記者クラブ主催のアベ様「慰労会」…アベ様が「思いを
      語る」独演会に始まり、「更問い」も無い《台本劇》《台本営発表》

 小池百合子「ト」知事も相当に酷い。

   『●小池百合子「ト」知事が《圧勝の裏で露骨にメディア選別、批判的な
        記者は“排除”》…居ても〝居ないことにされてしまった記者〟ら
    《“発信力”が評価される小池知事だが、連日続く記者会見を無難に
     終えるため、都の職員が奔走して記者の座席表を作成。批判的な記者を
     指名せず“排除”していることはあまり知られていない。
     (ダイヤモンド編集部 岡田悟)》

 そして、最低の官房長官望月衣塑子記者は、ウルトラ差別主義者の会見へと移っておられるようだ。相も変わらず、その応答の酷いこと…「強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如」な財務相・副総理…このウルトラ差別主義者を《(政府も自民党も本当に)野放し》にしているのはマスコミも同様だ。なにが「麻生節」か、そりゃぁ「アホウ節」。人様に向かって、「アホ」「バカ」ということは控えているつもりだが、この真の意味での「ばか」をいつまで野放しにするのか? ウンザリだ。

   『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは
      質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」
    「リテラの記事【「令和おじさん」の本当の顔が露わに! 菅官房長官が
     望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活、国連報告でも問題に】…
     《5月29日の定例記者会見で、東京新聞・望月衣塑子記者の質問に対し、
     こう言い放ったからだ。「その発言だったら、指しません」 
     これまでも菅官房長官は会見の場で、望月記者の質問に
     「あなたに答える必要はありません
     「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を
     吐いてきた》」

   『●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばれば
     みんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)
   『●阿部岳さん《菅氏の会見でも食い下がる記者…。問い続けることが、
         あらがうこと。…対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ》
   『●《東京新聞の記者が質問をしようと挙手しても菅氏が
     指名しない》…なぜに《官邸報道室長が司会役を務めている》のか?
   『●あぁ、やっぱりねぇ…、イジメを見て見ぬふり。内閣記者会
      政治部記者達が作り出す〝居ないことにされてしまった記者〟
    「あ~ぁ、ちょっと酷すぎやしませんかね? 内閣記者会政治部記者達は、
     他社とはいへ、社会部記者を報道の同志とは思わないのかね? 
     イジメを見て見ぬふりとは、政治部記者を名乗るのはだな。」

   『●内閣記者会政治部記者の露骨な本音は? Passiveな《官邸による
             「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》かと思いきや…
    「最低の官房長官のバンキシャ殿は、質問を《6月とか国会が
     終わった後にやれば》?、だそうです。アホですか? さらに、
     《質問が下手すぎる。完全に喧嘩売っている。もう少しうまく
     やらないと引き出せない》…だそうですが、記者会見やぶら下がり、
     オフ懇、夜討ち・朝駆けで一体どんな素晴らしい《回答》を引き出した
     のでしょうかね?」

   『●阿部岳さん《望月衣塑子記者への攻撃が、新たな段階に入ったようだ。
              首相官邸だけでなく、他のメディアまで列に加わっている》

 最後に、賭けマージャン

   『●金平茂紀さん《…政府の方針、頭がクラクラしてきます。ウィルスの
      せいではありません。魚と組織はアタマから腐ると言われています》
   『●アベ様の独裁人治主義的《閣議決定の撤回こそが信頼回復につながる
         第一歩であり、唯一の進むべき道》、そして、朝日新聞の対応は?

 そうそう、南彰記者の提言。

   『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
     首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276304

立岩陽一郎 ジャーナリスト
ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。

ファクトチェック・ニッポン!
相次ぐ異様な会見 気骨ある記者を背後から撃つ“傍観者”へ
2020/07/22 06:00

     (静岡市長の定例会見(ユーチューブから))

「市長は、こうおっしゃいました。矛盾があったら追及するという姿勢の人もいるが、あなたの会社は違う。私はあなたの会社の幹部を知っている。(あなたは)組織の中でやりたいことができなくなるリスクがある……こうした発言についてその真意をお答えください」

 今月7日の静岡市長の記者会見だ。動画で見ることができる。記者は取材に圧力をかけた市長の発言について真意を問う。すると、広報が割って入って、「個人的なやりとりだ」として質問を止める。

「あらゆるパワハラは密室で個人的に行われる。それを個人的と言っていては解決しません。市長、お答えください」

 記者は丁寧な言葉で食い下がる。しかし広報は質問させない。動画を見続けると、記者にはそれを問う理由があることがわかる。何度も説明を求めたが無視されてきたという。市長のマスコミへの圧力ともとれる発言真意を問うのは当然だ驚かされるのは、周囲の記者の反応だまったく発言せず、自らに降りかかる問題にもかかわらず傍観者を決め込んでいる

 この広報が質問を制限する状況には既視感がある。総理会見だ。広報官が長々と説明し、質問者を指定し、そして切り上げを宣言する。こうした取材制限が全国で行われていることをこの記者会見は明らかにしている。異様だ。例えば、アメリカ。大統領会見では、大統領が自ら質問者を指し、質問に答えている。普通のことだ。そのトランプ大統領の会見で起きたことがある。それはCNNの記者が会見で大統領の怒りを買い、会見に出る権利を剥奪されそうになった時のことだ。ライバル社がCNNの側に立って大統領の対応を批判した。彼らは傍観者ならなかった

 日本は総理会見を頂点に、各地で異様な記者会見が続いているということだ。その状況を変えようと取り組んできた新聞労連委員長の南彰氏が「政治部不信」という本を出した。南氏は間もなく任期を終えて朝日新聞政治部記者に戻る。その南氏が、権力にあらがえない記者の現状について書いている。その中に次のようなエピソードが書かれていた。

 ある記者が安倍総理に厳しい質問をした。その後、総理の側近が、その記者がいると全ての社の取材を受けなくなった。すると、その記者は、他社の記者から、「君がいるとみんなが取材にならないと言われたという。その南氏も復帰後は、「君がいるとみんなが取材にならない」と言われるかもしれない。南氏の覚悟の書を読んでいて、涙で文字がかすんだ。

 冒頭の静岡で食い下がった記者はNHKの記者だという。実は、記者の気骨に会社名は関係ない。南氏が戻る朝日に権力に迎合する記者は少なからずいるし、逆にNHKにも気骨のある記者はいる。静岡の事例も、南氏の覚悟の書も、この国のメディアにまだ望みがあることを物語っている。だから、私は希望を持ち続けたいし、多くの人に彼らを応援してもらいたい。そして、NHKも朝日も、権力と一緒になって志ある記者を背後から撃つような真似しないで欲しい
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●《2018年…森友学園にかんする決裁文書の改ざん》…素淮会というカラクリを通して税金で愛人の店で豪遊《締めて650万8000円》

2019年12月24日 00時00分40秒 | Weblog

[※ 《#素淮会(そわいかい)…麻生太郎財務相…「会合費」として約二千万円…支払先は料亭や会員制サロンなど》(東京新聞 2018年12月1日)↑]



リテラの記事【潜水艦うずしお搭乗が発覚、麻生財務相の「公私混同」は政治資金でも…例の女性のクラブに650万円、銀座の高級会員制クラブでも豪遊】(https://lite-ra.com/2019/12/post-5131.html)。

 《麻生財務相の資金管理団体「素淮会」の収支報告書を確認すると、昨年も麻生財務相は「会合費名目で高級寿司店「すきやばし次郎」をはじめ、ふぐ店や天ぷら店などに支出。その派手な飲み食いの合計金額は約2300万円にものぼった。そして、突出しているのが例の店への支出だ。その店とは、「麻生氏の愛人」として週刊誌で特別な関係を報じられた女性がママをつとめる「Bovary」という六本木の会員制サロン。そして、同店を経営する「(有)オフィス雀部」に対する支出を確認すると…締めて650万8000円だ》。

   『●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は「政治資金」で 
       夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??
   『●「襟を正す気など」全く無し…「安倍政権の『金満ぶり』」 
             「もはや『ぼろ儲け内閣』と呼ぶべきでは」?
    「【安倍内閣のデタラメ政治資金! 安倍は6千万パーティ、
     麻生は愛人のクラブに900万、稲田、石原、金田も豪華飲食に】…
       《もはや「ぼろ儲け内閣」と呼ぶべきではないか──昨日、総務相が
     昨年2015年の政治資金収支報告書を公表したが、あらためて
     安倍政権の“金満ぶり”があきらかになった》。
       記事に出てくる閣僚や自民党議員の数々の醜態…自公投票者の
     皆さん、コレで良いの? どういう思考をすれば、こんな議員を支持し、
     投票できるの? 特に、アベ様と麻生太郎氏は目に余る。両氏の
     資金管理団体「晋和会」や「素淮会」、一体、「管理」する気はあるのか。
     警察や検察は見て見ぬふり?」

   『●アベ様や吸「血税」氏の「品性」の無さ:  
       政治資金や税金で夜な夜な何をやっているのか?
   『●「「愛人」だと報じられた女性がいるバーで
       1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
   『●「今年も…麻生財相は“愛人のクラブ”に 
      745万6150円もの巨額支出」…飯塚の支持者の皆様、正気?
   『●麻生氏の「愛人」だと報じられた女性がいるバーでの「会合」
             …「必要な政治活動をしているから」なのか?
    《「素淮会(そわいかい)」が昨年、「会合費」として約二千万円を
     支出していたことが分かった。支払先は料亭や会員制サロンなどで、
     総額は閣僚の関係団体の中で突出している…税金を政治活動
     使える分、素淮会の資金に余裕が生まれる構図

   『●「超セレブ」財務相「閣僚給与12カ月分の170万円の返納など
                 はした金…飲み代「2回分」でしかない」

   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●《精神科医の片田珠美は麻生の言動を分析して
       「強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如」を指摘》
   『●壊れた国…金子勝さん《安倍サン、ひょっとして国会もない、
               選挙もない国につくり変えたいのですか》!?
    《…麻生太郎。…今年は官僚の公文書改ざんがあったが、
     事実を無視し感性に乏しい閣僚

   『●麻生太郎氏が《政治活動》していた時…ほぼタダで国有地
        売却されていた森友問題、財務省は公文書を改ざん
   『●アベ様やウルトラ差別主義者らは政治資金パーティーによる
     《荒稼ぎ》…一方、《やはりなかった「前夜祭」の記述》

 《2018年といえば、3月に森友学園にかんする決裁文書の改ざん問題が発覚》…《そして、突出しているのが例の店への支出だ。その店とは、「麻生氏の愛人」として週刊誌で特別な関係を報じられた女性がママをつとめる「Bovary」という六本木の会員制サロン。そして、同店を経営する「(有)オフィス雀部」に対する支出を確認すると、2018年だけで…年間の支払い合計金額は、締めて650万8000円だ》。《税金を政治活動に使える分、素淮会の資金に余裕が生まれる構図》。
 つまり、《2018年…森友学園にかんする決裁文書の改ざん》…自殺者まで出しておきながら、その裏で、素淮会という〝カラクリ〟を通して〝税金〟で愛人の店で豪遊、《締めて650万8000円》、《政治活動を口実にして、非課税の政治資金で豪遊を繰り返していた》という訳。「福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください」な。《武田良太防災担当相…西村康稔経済再生相…加藤勝信厚労相》の選挙区の皆さんも、同様。

   『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。やっているのは犯罪。
               自分の信念や理に反して悔しかっただろう》
   『●(政界地獄耳)《麻生に一貫して流れているスピリッツは
       弱者をさげすみ、バカにする体質》…選んだ人々の責任

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https://lite-ra.com/2019/12/post-5131.html

潜水艦うずしお搭乗が発覚、麻生財務相の「公私混同」は政治資金でも…例の女性のクラブに650万円、銀座の高級会員制クラブでも豪遊
2019.12.07 10:00

     (麻生太郎公式サイトより)

 「桜を見る会」問題では、安倍首相の想像以上の公私混同が明らかになっているが、この体質は政権全体に広がっていると見て間違いがない。先日、2018年度の政治資金収支報告書が公開されたのだが、その中身を検証すると、安倍内閣の閣僚たちがこぞって政治資金で豪遊し、公私混同としか思えないような使い道をしていることがはっきりした。

 その筆頭が麻生太郎財務相だろう。麻生財務相といえば、今年5月18日に海上自衛隊第二潜水隊群所属の「うずしお」に体験搭乗していたことが発覚したばかり。麻生財務相は3日の閣議後会見で「防衛予算の査定作業で、現場環境を知っておくのは大事なことだった」などと強弁したが、予算査定のために財務大臣が潜水艦に乗るなど前代未聞。趣味で乗ったとしか考えられない。この男はおそらく、国の組織を自分のオモチャに考えているのだろう。

 そんな麻生財務相だから、「金」の面でも公私混同は当然というべきか。麻生財務相の資金管理団体「素淮会」の収支報告書を確認すると、昨年も麻生財務相は「会合費名目で高級寿司店「すきやばし次郎」をはじめ、ふぐ店や天ぷら店などに支出その派手な飲み食いの合計金額は約2300万円にものぼった

 そして、突出しているのが例の店への支出だ。その店とは、「麻生氏の愛人」として週刊誌で特別な関係を報じられた女性がママをつとめる「Bovary」という六本木の会員制サロン。そして、同店を経営する「(有)オフィス雀部」に対する支出を確認すると、2018年だけで82万円(2月14日)、92万円(3月19日)、64万円(3月29日)、98万円(4月25日)、38万円(5月24日)、32万円×3回(7月10日、8月10日、10月1日)、28万円(11月6日)、48万8000円(11月26日)、42万円(12月18日)、62万円(12月28日)と計12回支出(いずれも支出の目的は「会合」)。年間の支払い合計金額は、締めて650万8000円だ

 2018年といえば、3月に森友学園にかんする決裁文書の改ざん問題が発覚。当初、安倍首相も麻生財務相も「捜査中」を盾にして逃げていたが、近畿財務局の職員が自殺していたことが判明すると一転して公文書改ざんの事実を認めた。しかし、それでも麻生財務相は、公文書改ざんをどの組織だってありうる。個人の問題だ」「(改ざんの動機がわかりゃ苦労しない」「悪質なものではないのではないか。答弁に合わせて書き換えたというのが全体の流れ」などと無責任発言を連発していた。

 そして、その最中に麻生財務省は、政治活動を口実にして、非課税の政治資金で豪遊を繰り返していたのである。しかも、公文書改ざんという国家的犯罪を引き起こしながら辞任もせず、閣僚給与1年分を自主返納すると発表しただけ。その金額は約170万円であり、「愛人の店」と噂される会員制サロンに昨年1年間で支出した額の約4分の1にすぎない。さらに指摘しておくと、98万円を同店に支出した3月19日というのは、近畿財務局の職員が自殺してから2週間も経っていないタイミングだ。


麻生大臣が2日で77万円豪遊の銀座クラブはママ自ら「セクハラは日常ごと」と豪語する店

 まったく国民を馬鹿にしているとしか思えない政治資金の使い方だが、昨年の収支報告書を見ると、麻生財務相は問題の店以外にも、女性が接客をおこなう店に支出している。

 たとえば、3月29日に6万1000円を支出している店は銀座の会員制クラブラウンジで、このクラブラウンジの求人情報を確認すると、「カウンターと個室3部屋」「求めている女の子のカラーは清楚美人系、モデル系」「お客様は一流企業のエリート社員の方や経営者や社長の方々」「身体のラインが出るような服装で、高めのヒールを履いて勤務することが大切」などと紹介されている。

 さらに、7月2日に49万8910円、10月1日に27万7700円と合計77万6610円を支出していたのは銀座6丁目の高級会員制クラブ。HPにはオーナーママが出版したという書籍が紹介されており、そこには〈銀座高級クラブママが教える働く女としての一流の流儀〉〈冗談、セクハラ、ストーカーは日常ごと。いちいち傷つきません。さらりと斬り返す余裕をもってのぞみます〉などと書かれている。

 麻生財務相は昨年発覚した財務省事務次官によるセクハラ問題でセクハラ罪という罪はない」「殺人とか強制わいせつとは違う」「はめられた可能性は否定できない」と暴言を吐きまくっていたが、こういうことを平気で言う人物がきっと偉そうに夜の店で女性たちにセクハラを平気で働いているのだろう。

 ともかく、女性が接客するラウンジやクラブでおこなう政治活動とは一体なんなのか。そもそも麻生財務相は国民には消費税率を引き上げて負担を強いているのに、非課税の政治資金で飲み食い代約2300万円を支出したことを平気な顔で報告しているのである。恥も外聞もないとはこのことではないか。

 だが、安倍政権の閣僚で、派手な飲み食いを繰り広げているのは麻生財務相だけではない。

 たとえば、千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号についておこなわれた閉会中審査で「千葉県自体があれだけの台風に非常に慣れていないという状況も作用した」などと答弁して顰蹙を買った武田良太防災担当相。武田氏の資金管理団体「武田良太政経研究会」の収支報告書を確認すると、6月12日に靖國神社社務所に「初穂料」1万2000円を支出しており、政治活動費として支出することは適切と言えるのか甚だ疑問なのだが、一方で飲食代の支出額は約1510万円にものぼった。


武田良太防災担当相の飲食代は1510万円、1ヶ月で10回、計51万円の寿司を

 しかも、武田防災担当相の膨大な「飲食代」を見ていると、異常なまでに寿司店への支出が多い。たとえば9月だけでも、6日に「鮨處おざわ」で2万円、7・8日も「うまい鮨勘 赤坂支店」に2万5941円と1万1944円、18日には沖縄県那覇市の「魚寿司 公設市場総本店」で2万1780円、26日は「鮨鯛良 六本木店」で12万2000円、翌27日も「すし巽」で4万9658円、さらに「しまだ鮨」で8万3494円、8万6178円、2万8080円、翌28日も「鮨 まつい」で6万5600円……といった具合で、1カ月だけで寿司店に10回・計51万4675円も支出。本サイトが確認したところ、寿司店への支出は2018年1年間で合計約362万円だ。

 武田防災担当相は異常な寿司好きなのか、はたまた“振る舞い寿司”なのか──。しかし、異常といえば、西村康稔経済再生相の「土産代」も度を超えている。

 西村氏は2018年には内閣官房副長官を務めていたのだが、西村氏の資金管理団体「総合政策研究会」の収支報告書を見ると、やはり西村氏も靖國神社に「初穂料」1万2000円を支出しているのだが、ほかにも支出を確認すると、外遊の同行先である海外から地元の兵庫、都内まで、ともかく「土産」を買い漁っており、その金額はトータルで約768万円。たとえば、4月18日にアメリカでおこなわれた日米首脳会談の2日前には、トランプの次男がCEOを務める「TRUMP WINERY」に43万3160円、やはり首脳会談で安倍首相がアメリカ訪問していた6月11日には「TRUMP INTERNATI WEST PALM」に8万6401円をそれぞれ「土産代」で支出している。

 さらに、武田防災担当相が寿司なら、西村経済再生相の「土産代」支出で目につくのは、肉の購入だ。2月には地元選挙区である淡路島で「肉の丸福」で27万円、「淡路ビーフ新谷」で21万円を“爆買い”したほか、兵庫の選挙区や都内の銀座三越の精肉店などで年間約90万円も支出している。

 いや、安倍首相の側近である加藤勝信厚労相の「贈答品費」も酷い。加藤厚労相の資金管理団体「勝会」の収支報告書によると、加藤氏は「贈答品費」だけで約202万円も支出しているが、そのなかには、フランスの高級ブランド「エルメスジャポン」に6回、合計19万9800円の支出も。また、地元・岡山の青果店(店舗は選挙区外)でも8回、合計77万1930円を支出している。

 菅原一秀・前経産相は地元の有権者にカニやメロンなどを配っていたことが発覚して辞任したが、西村経済再生相や加藤厚労相が地元で爆買いした精肉や青果は、誰への「土産」で、誰に「贈答」されたのか。無論、私的流用だって考えられるだろう。

 毎年指摘していることだが、政治資金は「民主政治の健全な発達を希求して拠出される国民の浄財」(政治資金規正法)である。浄財とは個人の利益を離れた金銭や財産のことだ。その使い道として、こうした豪華飲食や贈与品がふさわしいのか。しっかり考えてみてもらいたい。

(編集部)
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●(政界地獄耳)《麻生に一貫して流れているスピリッツは弱者をさげすみ、バカにする体質》…選んだ人々の責任

2019年07月11日 00時00分14秒 | Weblog

[※ 《#素淮会(そわいかい)…麻生太郎財務相…「会合費」として約二千万円…支払先は料亭や会員制サロンなど》(東京新聞 2018年12月1日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/麻生太郎の軽口が内閣の足を引っ張る】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906200000123.html)。
東京新聞の社説【首相・財務相問責 信頼に足る内閣なのか】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019062502000150.html)。

 《メディアも国民も暴言に慣れて怒らなくなったが、麻生に一貫して流れているスピリッツは弱者をさげすみ、バカにする体質だ》。
 《首相問責決議案や財務相の問責、不信任両決議案が否決された。安倍内閣は「信任」された形にはなったが、公文書改ざんや年金問題への対応を見ると、とても有権者の信頼に足るとは言い難い。…与党多数の国会情勢では、不信任、問責両決議案が可決されることはないのだろう。しかし、国会は国権の最高機関だ。たとえ与党議員でも、信頼に足る内閣なのか、国民の側に立って考えるべきではないか。全国民の代表たる自覚があるのか、議員一人一人にあらためて問いたい》。

 この失言、暴言の数々。こりゃぁ、《軽口》ですかいね? 極めつきのウルトラ差別主義者のデタラメ暴言の数々、素准会などを通してのデタラメな税金の使い道にもかかわらず、投票する人々や閣僚に指名するアベ様の責任だ。
 大臣どころか、そもそも議員で居ることが不思議。《全国民の代表たる自覚があるのか、議員一人一人にあらためて問いたい》し、選ぶ方の問題でもある。《とても有権者の信頼に足るとは言い難い》のならば、選挙で一票を自公お維に投じるべきではない。《麻生氏をかばい、続投させている首相の任命責任も重い。与党多数の国会情勢では、不信任、問責両決議案が可決されることはないのだろう》…。この《国会情勢》にした人々の責任であり、自公お維新の議員に投票した人々の責任だ。

   『●「「愛人」だと報じられた女性がいるバーで
        1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
   『●「今年も…麻生財相は“愛人のクラブ”に 
       745万6150円もの巨額支出」…飯塚の支持者の皆様、正気?
   『●麻生氏の「愛人」だと報じられた女性がいるバーでの「会合」 
               …「必要な政治活動をしているから」なのか?
   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●《精神科医の片田珠美は麻生の言動を分析して
       「強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如」を指摘》
   『●壊れた国…金子勝さん《安倍サン、ひょっとして国会もない、 
               選挙もない国につくり変えたいのですか》!?
   『●麻生太郎氏が《政治活動》していた時…
      ほぼタダで国有地売却されていた森友問題、財務省は公文書を改ざん
   『●「超セレブ」財務相「閣僚給与12カ月分の
       170万円の返納などはした金…飲み代「2回分」でしかない」
   『●《そうせざるを得ない社会にしている政治の責任》を自覚せず、
                   息吐く様に侮蔑発言を垂れ流す麻生太郎氏
   『●痴れ者(しれもの)=「常軌を逸した愚か者」な 
     ウルトラ差別主義者は未だに副総理・財務相…誰が支持?
   『●果たされぬ《任命責任》…《全て麻生氏の言葉だ。
       いまだに閣内にとどまっているのは不可解極まりない》
   『●塚田一郎氏は、アベ様への忖度について
      《首相の姿勢を問うていた》…《約一年後に、同じ人物が…》
   『●《売国》どころか《安倍さんの安倍さんによる…“献国”とか“贈国”》。
                           《前進どころか…後退してるわ》
   『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。やっているのは犯罪。
                     自分の信念や理に反して悔しかっただろう》
   『●さながらディストピア状態…年金自助努力問題
      《不正確で誤解を与えたのは麻生の態度と発言》(政界地獄耳)
   『●GPIFは年金運用成績を〝隠蔽〟…前回《参院選の
      投開票が終わるまで公表を例年から1カ月近くも遅らせた》

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906200000123.html

コラム
政界地獄耳
2019年6月20日8時1分
麻生太郎の軽口が内閣の足を引っ張る

★党首討論で野党から攻め込まれる首相・安倍晋三だが、この内閣での最大の問題発言者は副総理兼財務相・麻生太郎だろう。元々首相時代にも失言、暴言のオンパレード、漢字の読み間違いも多発しメディアにも責められ結局、自民党が与党から転落する引き金になった、野党に下野した元凶でもある。ところが政権復帰とともに首相の側近として、本人は側近というより首相気取りで副総理という肩書に満足しているのか、軽口は続いている。

★憲法改正については「ナチスの手口を学んだらどうか」とちゅうちょすることなく言い放ち、「人生100歳まで」と言いながらも「90になって老後が心配とかわけが分からない。いつまで生きているつもりだよ」。定額給付金について「貧しい人には全世帯に渡すが『私はそんな金をもらいたくない』という人はもらわなきゃいい。(年収が)1億円あっても、さもしく1万2000円が欲しいという人もいるかもしれない。それは哲学、矜恃(きょうじ)の問題で、それを調べて細かく(所得制限を)したら手間が大変だ」。

★「食いたいだけ食って飲みたいだけ飲んで糖尿病になって病院入っている奴の医療費を払っている」と日常的に言い続けている。他にも財務事務次官のセクハラ問題の時には「セクハラという罪はない」「被害女性にはめられた可能性」にまで言及した。いずれも、自民党幹事長、外相、首相を歴任してきた政治家の“本音”だが、一部は謝罪するものの、発言が続いていることは反省しているわけではないということだ。メディアも国民も暴言に慣れて怒らなくなったが、麻生に一貫して流れているスピリッツは弱者をさげすみ、バカにする体質だ。この内閣の足を引っ張っている張本人の1人は間違いなく麻生だ。(K)※敬称略
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019062502000150.html

【社説】
首相・財務相問責 信頼に足る内閣なのか
2019年6月25日

 首相問責決議案や財務相の問責、不信任両決議案が否決された。安倍内閣は「信任」された形にはなったが、公文書改ざんや年金問題への対応を見ると、とても有権者の信頼に足るとは言い難い

 二十六日の通常国会会期末を前に、参院できのう安倍晋三首相に対する問責決議案が否決された。野党側が衆院に内閣不信任決議案を提出しても、与党の反対多数で否決される見通しだ。

 先週には麻生太郎財務相に対する不信任、問責両決議案が衆参両院でそれぞれ否決された。

 不信任、問責両決議案の提出は野党による会期末の恒例だが、首相の政権運営や閣僚の言動を振り返ると、その意味は軽くない。

 特に、麻生氏に対してである

 かつて首相も務めた麻生氏は、自民党が政権復帰した二〇一二年十二月以降、副総理兼財務相を務める安倍内閣の要だ。

 しかし、この間の言動は適任なのか疑問符を付けざるを得ない。

 例えば、公平・公正であるべき行政が、首相らへの忖度(そんたく)で歪(ゆが)められたか否かが問われた森友学園への国有地売却問題である。八億円の値引きという核心部分を解明しようとはせず、当時の理財局長らを処分して幕引きを図った。

 虚偽の国会答弁をするなど政権擁護に徹したこの局長を適材適所と擁護し、その後国税庁長官に昇進させたのも麻生氏だ。

 財務省はこの問題を巡り、決裁文書の改ざんに手を染めたが、麻生氏は政治責任をとることなく、大臣の地位にとどまった

 前財務事務次官による女性記者に対するセクハラ問題で、麻生氏は「セクハラ罪という罪はない」などと開き直った。

 地元福岡県での国政報告会では少子高齢化に関し「子どもを産まなかった方が問題なんだから」などと言い放ち、その後、撤回・陳謝に追い込まれてもいる。

 極め付きは老後の生活費が二千万円不足するとした金融庁審議会報告書だ。有識者に諮問しておきながら、内容が気に入らないから受け取らない暴挙が許されるのか。麻生氏をかばい、続投させている首相の任命責任も重い

 与党多数の国会情勢では、不信任、問責両決議案が可決されることはないのだろう。

 しかし、国会は国権の最高機関だ。たとえ与党議員でも、信頼に足る内閣なのか、国民の側に立って考えるべきではないか。全国民の代表たる自覚があるのか、議員一人一人にあらためて問いたい。
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●さながらディストピア状態…年金自助努力問題《不正確で誤解を与えたのは麻生の態度と発言》(政界地獄耳)

2019年06月21日 00時00分38秒 | Weblog

[※ 《#素淮会(そわいかい)…麻生太郎財務相…「会合費」として約二千万円…支払先は料亭や会員制サロンなど》(東京新聞 2018年12月1日)↑]



週刊朝日のコラム【室井佑月「衰退してゆくのかも」】(https://dot.asahi.com/wa/2019060500008.html)。
日刊ゲンダイの記事【「老後へ2000万円貯めろ」麻生大臣の“飲み代”は年2019万円】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/255789)。

 《金融庁が老後の資金に備えた資産形成に関する指針案を出してきた。その指針案はどういうものかというと、公的年金に頼らず資産運用など自助努力をすべきという内容…もうこの国では、一部の人たちしか長生きを喜べない。そんな国は衰退していく運命なのかもしれない》。
 《「年金が不足するから、老後のために2000万円貯蓄せよ」――金融庁の報告書が波紋を呼び、安倍政権に「『100年安心の年金』はウソだったのか」と批判が渦巻いている。当初、「いまのうちに考えておかないと」と居丈高な暴言を吐いた麻生金融担当相は、慌てて「不適切だった」と火消ししたが…麻生氏が代表を務める資金管理団体「素淮会」の政治資金収支報告書(2017年分)をチェックすると、素淮会が交際費や渉外費に関わる「組織活動費」として、飲食を伴うとみられる「会合」費用を有名寿司店や高級日本料理店に支出しまくっていることが分かる》。



 リテラの記事【金融庁「年金下がるから資産運用」報告書批判に、麻生太郎大臣が開き直って国民に説教! でも自分が貰う議員年金の金額は…】(https://lite-ra.com/2019/06/post-4756.html)によると、《平均的な高齢夫婦でも公的年金だけでは毎月5万円の赤字になると試算。退職後30年間で約2000万円が赤字になるとして、若いうちから資産運用をするように》提言したことから、《「いまごろになって、年金がこれから減るから生活できない、自分で資産運用しろとは、あまりに無責任だ」と批判が殺到》した。
 で、ウルトラ差別主義者の麻生太郎副首相・財務相・金融相は何を夜な夜なやっているかと言えば、《「愛人」だと報じられた女性がいるバーで1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている》わけです。麻生氏の「愛人」だと報じられた女性がいるバーでの「会合」って、「必要な政治活動をしているから」なのでしょうかね? お優しい支持者の皆さん。

   『●「「愛人」だと報じられた女性がいるバーで
        1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
   『●「今年も…麻生財相は“愛人のクラブ”に 
       745万6150円もの巨額支出」…飯塚の支持者の皆様、正気?
   『●麻生氏の「愛人」だと報じられた女性がいるバーでの「会合」 
               …「必要な政治活動をしているから」なのか?
   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●《精神科医の片田珠美は麻生の言動を分析して
       「強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如」を指摘》
   『●壊れた国…金子勝さん《安倍サン、ひょっとして国会もない、 
               選挙もない国につくり変えたいのですか》!?
   『●麻生太郎氏が《政治活動》していた時…
      ほぼタダで国有地売却されていた森友問題、財務省は公文書を改ざん
   『●「超セレブ」財務相「閣僚給与12カ月分の
       170万円の返納などはした金…飲み代「2回分」でしかない」
   『●《そうせざるを得ない社会にしている政治の責任》を自覚せず、
                   息吐く様に侮蔑発言を垂れ流す麻生太郎氏
   『●痴れ者(しれもの)=「常軌を逸した愚か者」な
     ウルトラ差別主義者は未だに副総理・財務相…誰が支持?
   『●果たされぬ《任命責任》…《全て麻生氏の言葉だ。
       いまだに閣内にとどまっているのは不可解極まりない》
   『●塚田一郎氏は、アベ様への忖度について
      《首相の姿勢を問うていた》…《約一年後に、同じ人物が…》
   『●《売国》どころか《安倍さんの安倍さんによる…“献国”とか“贈国”》。
                           《前進どころか…後退してるわ》
   『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。やっているのは犯罪。
                     自分の信念や理に反して悔しかっただろう》

 一方、アベ様は、「ムニャむにゃムニャ…」…と《反論》? 熔けたと噂のお預けした年金原資は「蔵」の中に在るのね? 予算委員会で集中審議すればいいのにね。
 【安倍首相が「老後2000万円」問題追及に逆ギレして「年金100年安心は確保されている」とインチキ強弁!】(https://lite-ra.com/2019/06/post-4766.html)/《麻生太郎・金融担当大臣は「(報告書の)全体を読んでいるわけではない」と言い放ち、「年金100年安心」と言い募ってきた安倍首相は、その嘘を暴露されると逆ギレ、この期に及んで「100年安心だ」と根拠もなく断言…しかし、最初から最後まで安倍首相はその「100年安心」の具体的な根拠を何一つ示せなかった》

   『●アベ(ホ)ノミクスに騙されてはいけない
        ~年金マネーをアベノミクスのサイフに~
   『●「アベドアホノ丸」:
       ドアホノミクス(©浜矩子さん)という難破船から逃げ出す……
    《GPIFは2015年7~9月期に年金資産を約8兆円もパーにしている。
     年明けから続く足元の株安傾向に歯止めがかからなければ、
     損失規模は膨らむ一方だ》

   『●室井佑月さん「安倍さん率いるこの国に、
      誇りが持てない」…アベ様の辞書には「倫理」無し
    「そして、GPIFの「殺人のための投資」について、脳裏に…
     いつも引用させてもらっている…《武器を売って手にした金で、
     娘はピアノを買ってもらい平和の曲を奏でる》」

 東京新聞の記事【麻生氏、金融審報告の表現不適切 「老後2千万円」で】(https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019060701001752.html)によると、《「老後を豊かにする額を示したものだ」と説明し、不足額を表す赤字という表現を使ったのは「不適切だった」と述べた》。
 また、【「老後2000万円」報告書 野党追及 年金目減り記述削除】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201906/CK2019061102000140.html)によると、《安倍晋三首相は十日、参院決算委員会で、九十五歳まで生きるには夫婦で二千万円の蓄えが必要と試算した金融庁の審議会の報告書について「不正確であり、誤解を与えるものだった」と釈明した。野党は、当初案にあった年金給付水準の目減りなどに関する記述が報告書から削除されたことなども指摘。「国民を欺いている」》。
 「蔵」の中の、お預けした年金原資を見せてほしいな…熔けて跡形もないのでは? それで、どう《安心》しろというのだろう?

 最後に、【政界地獄耳/不正確で誤解与えた麻生発言】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906120000141.html)によると、《麻生太郎は「人生設計を考えるときに100まで生きる前提で退職金って計算してみたことあるか? 普通の人はないよ」と話し、「今のうちから考えておかないかんのですよ」と、あとは自分で何とかしろと丁寧に解説までつけていた…麻生は報告書を読んでいないと国会で白状したが、11日になってから、報告書を受け取らないという面白い策に出た。なかったことにしようというものだ。それは当然、自民党参院選選挙公約ともかけ離れているからだ。 ★この手口を思い出した。森友・加計学園疑惑で近畿財務局の職員に押し付けた手口F35の墜落を人為的ミスと断定し、墜落はパイロットのせいになった戦闘機本体の問題ではないと結論づけ導入に支障がないようにする。公務員は国民のための公僕ではあるが、政治の弾よけや、犠牲になるためにいるのではない。それでも役人も甘んじて政治家にしがみつきたいのだろうか。今までも公文書改ざん、議事録紛失、そして責任を押し付けられてきた事例は多いが、今回は与党全体で金融庁のせいになった。「今のうちに考えとかんといかんのですよ」はどうした麻生。不正確で誤解を与えたのは麻生の態度と発言ではないのか》。
 さながらディストピア状態…。室井佑月さん、《もうこの国では、一部の人たちしか長生きを喜べないそんな国は衰退していく運命なのかもしれない》。

   『●《事実が記録として残されない…
      オーウェルの『1984年』さながらのディストピア小説のような現実が…》
   『●《米国や韓国、中国や北朝鮮、ロシアの防衛担当たちは
            このお粗末さとずさんをどう分析するのだろうか》

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https://dot.asahi.com/wa/2019060500008.html

室井佑月衰退してゆくのかも
連載「しがみつく女」
室井佑月 2019.6.6 07:00 週刊朝日 #シニア #室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中

 作家・室井佑月氏は、高齢者を冷遇する政府のやり方を批判する。

この記事のイラストはこちら
イラスト/小田原ドラゴン


*  *  *

 5月22日、金融庁が老後の資金に備えた資産形成に関する指針案を出してきた。

 その指針案はどういうものかというと、公的年金に頼らず資産運用など自助努力をすべきという内容だった。

 今、無貯金の高齢者が増えていることが問題となっているのにね。若い頃から金貯めて投資などで資産運用しろ、っていわれてもさ、非正規雇用などカツカツの賃金で暮らしている人も問題になってんじゃん。

 今いる弱者に国が手を差し伸べるのは当然だし、増える低賃金の非正規労働者の問題をなんとかせねば、この国の大問題である超少子高齢化を食い止めることができないだろう。

 そういったことをすっ飛ばし、結局、自業自得とか、自己責任とかいいたいように感じてしまったわ~。

 それに最近、政府の働き方改革の中の高齢者の就業促進が、まるで良いことのようにテレビなどで取り上げられるのが不気味じゃ。

 そりゃあさ、元気でやる気に満ちている高齢者の人々が、仕事をつづけていくのはいいことなんだよ。

 でも、その部分ばっかり宣伝するのは危ういとあたしは思う。

 テレビで高齢のタレントさんが、高齢者の就業促進について尋ねられ、「働けるうちは働きます。ありがたいことです」と答える。でも、そのタレントさんのような高い賃金で働いている人は稀でしょう?

 定年を70歳まで引き上げたら、年金を払うのは70歳までで、支給は75歳からなんてことにならないか? 政府はまだそこについてははっきりいっていないから、あたしの不安な妄想であって欲しいけど。

 だって、制度が変わるときは一斉に、だ。その一斉には無貯金の高齢者も含まれてしまう

 もうみんなわかってると思うけど、お金を持っていることと健康でいられることは、ある程度比例する。

 お金がない高齢者全員が元気でやる気に満ちているわけではないはずだ。けれど、年金支給は遅れ、逆に年金の支払いが延びたら、そのぶん働かねばならぬ。生活のため働くのだとしたら、足腰が痛くても、休むって解決法はないわけで。

 でもって、そういう高齢者が、企業側から厚遇を受けるとは思われず。これから安価な労働力としてさらに外国人がこの国に入ってくるわけだから、そこと賃金は競うように安くされるんだろう

 そして、若者も苦労する。とりあえずの労働者を集めた企業が、これから国の宝となる若者だからといって優遇する方向に動くかしら?

 内部留保を増やすことしか頭にない、社会貢献など考えない企業は、若者の賃金も安いほうに合わせると思われる。労働人口が減るというのに、正社員にはなれない若者が続出するんじゃないかと思われる。

 もうこの国では、一部の人たちしか長生きを喜べないそんな国は衰退していく運命なのかもしれない

※週刊朝日  2019年6月14日号
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/255789

「老後へ2000万円貯めろ」麻生大臣の“飲み代”は年2019万円
2019/06/10 15:00

     (麻生大臣にとって2000万円は“ハシタ金”?(C)日刊ゲンダイ)

 「年金が不足するから、老後のために2000万円貯蓄せ」――金融庁の報告書が波紋を呼び、安倍政権に「『100年安心の年金』はウソだったのか」と批判が渦巻いている。当初、「いまのうちに考えておかないと」と居丈高な暴言を吐いた麻生金融担当相は、慌てて「不適切だった」と火消ししたが、庶民が2000万円を貯蓄するのがいかに大変か、分かっているのか。「2000万円って、年間の“飲み代”だろ」――麻生氏の認識がこの程度だろうことが、政治資金の使途から浮かび上がった


■有名寿司店に高級和食店、馴染みの会員制サロンにも…

 「㈲すきや橋次郎 14万8176円」「浅田屋伊兵衛商店㈱ 16万7464円」――。

 麻生氏が代表を務める資金管理団体「素淮会」の政治資金収支報告書(2017年分)をチェックすると、素淮会が交際費や渉外費に関わる「組織活動費」として、飲食を伴うとみられる「会合」費用を有名寿司店や高級日本料理店に支出しまくっていることが分かる。

 「会合」費用の総額はナント、17年の1年間だけで計2019万6547円にも及ぶ。15年分は計2007万6292円で、16年分は計1947万2575円。庶民に対し「貯蓄しとけよ」と迫っている2000万円は、素淮会にとって、毎年の“飲み代”程度の金額ということだ。

 安倍首相が代表を務める資金管理団体「晋和会」ですら、17年の「会合費」は計145万円。素淮会の「会合」費用は、閣僚の中でも突出している。

 問題なのは、麻生氏が足しげく通う会員制サロン「ボバリー」(東京・港区)を運営する「オフィス雀部」に素淮会が年間数百万円も「会合」費を支出していること。同店オーナーの美人ママと麻生氏の“親密関係”は度々、メディアに報じられてきた。日刊ゲンダイを含め、複数メディアが再三、政治活動として適切な支出なのかと質問してきたが、これまで麻生事務所からの明確な回答はない。

 政治資金規正法は関係者との飲食費を「組織活動費」として処理することを禁じていない。

 しかし、明確な回答をよこさない麻生事務所は、会員制サロンへの支出がよほど後ろめたいのか、それとも「法律に違反してないのに何が問題なの?」と開き直っているのか。いずれにせよ、支出内容の説明を避ける麻生氏に「庶民は2000万円貯めておけ」などと言われたくない。

 「麻生氏は首相時代、カップ麺の値段について『400円くらい』と発言し、庶民感覚のなさが問題視されました。飲食費だけで年間約2000万円というのはあまりにも大きい。本来、ポケットマネーで支払うべきもの平然と政治資金から拠出したのではないか。庶民とはかけ離れた感覚が、政治資金の使途に表れているように見えます。少なくとも、マスコミからの質問に対し説明責任を果たすべきでしょう」(政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏)

 少しは自らの政治資金の“放蕩体質”を改めてはどうか
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●痴れ者(しれもの)=「常軌を逸した愚か者」なウルトラ差別主義者は未だに副総理・財務相…誰が支持?

2019年03月31日 00時00分40秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/公立福生病院の透析中止と麻生氏の弱者に対する罵詈雑言】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/249993)。

 《麻生氏の病人差別、社会的弱者に対する罵詈雑言は数限りない曽野綾子や長谷川豊、古市憲寿、落合陽一各氏らの同類も少なくないが、あろうことか権力者でさえある麻生氏は誰よりも罪深い。…福生病院のマッドドクターたちは、麻生氏にエンカレッジされ、あるいは尻を叩かれた思いで、殺人に手を染めたのではないのか。家柄だけの痴れ者を高い地位に就け続けておくから、こういうことが起こる。殺人を教唆してやまない政権など、一刻も早く解体しなければならない。当たり前だ

   『●《もはやカルト》な教祖様や取り巻き連中が取りまとめる
             「働かせ方壊悪」法案という「残業代ゼロ法案」
   『●アベ様の《国民観、人間観には共通点が多すぎる…
        彼の目には私たちが己の財布、兵力、労働力だとしか…》
   『●「中身が何もない」のは所信表明演説だけではない…
        アベ様自身に議員、いや、人として「中身が何もない」
   『●アベ様のニッポンコクミン観が《己の財布、兵力、労働力》ですょ、 
                      ましてやガイジンに一体どんな人権観?
   『●政界地獄耳《入管法改正…移民法…
     お寒いほどのスカスカの内容で、つまり法案といえるものではない》
   『●#粉飾された美しい国…《政治の目標に数字を合わせていけば
                 政権の都合のいい数字になっていくのは当然》
   『●《野党は政府の答弁にこう質問すればいい。 
       「その数字、書き換えてませんか、本当の数字ですか」》?
   『●《政僕化したり官僕化》する官僚の「滅公奉僕」再び…
       この国ニッポンでは行政府の長が《愛僕者》ですもの
   『●GDP600兆円へ忖度…《アベノミクスの成果が数字に出ない、 
             ならば統計のやり方を変えればいい》!?
   『●GDP600兆円へ忖度…アベ様のドアホノミクスな
       ニッポン《GDP統計は鉛筆をなめなめつくっている》
   『●正に《保守や右翼を気取りたがる人々にも言っておく。
         アベさんのやっていることは、正真正銘の売国だ》

   『●《幸せな未来を想像できている人なんて、この国にはいない》 
                …でっ、アベ様独裁の内閣支持率4割程度?
   『●アベ様や最低の官房長官というサディストによる
       《サディスティックな政治》を支持する「1/4と2/4」

    「マガジン9のコラム【映画作家・想田和弘の観察する日々 第74回:
     脳〈内閣〉の暴走と免疫システム〈国会、裁判所、メディア、警察etc〉の機能不全】」
    「「1/4と2/4」の皆さん、いい加減にしてほしい。いま再び、
     《あのような専横と圧制を支配者にゆるした国民の奴隷根性》に堕ちていっている」

 アベ様や最低の官房長官というサディストによる《サディスティックな政治》を支持する「1/4と2/4」。〝マゾヒスティックな信者〟達…飼い慣らされしつけられている1/4の支持者と選挙に行きもしない2/4の眠り猫な皆さんには、《まるで戦前に回帰するように、次々と悪法を強行採決して国会を壊し、官邸圧力でメディアを萎縮させ、言論を壊している》(金子勝さん)アベ様独裁という最悪の《悪夢》に気づいていないらしい。この「1/4と2/4」の構図を少しでも打ち壊さないとニッポンに未来はない。
 こんなアベ様独裁政権なんて、とっくの昔に倒れていなければオカシイのに…「1/4と2/4」の皆さん、いい加減にしてほしい。いま再び、(伊丹万作さん)《あのような専横と圧制を支配者にゆるした国民の奴隷根性》に堕ちていっている。そういう人たちが許す社会って…。《殺人を教唆してやまない政権など、一刻も早く解体しなければならない当たり前だ》、全く同感。

   『●「容疑者の“弱者を排除すべし”という主張は
      現在の日本社会において決して特殊なものではない」
   『●「都女性活躍推進大賞…当の本人は不思議な気持ちになった。
                          いったい「活躍」とは何なのか」?

 痴れ者(しれもの)=「常軌を逸した愚か者」なウルトラ差別主義者は未だに副総理・財務相。恥ずかし過ぎる。飯塚など、福岡8区の皆さんいい加減に落選させてください。世界の大恥。

   『●「さっさと死ねるようにしてもらわないと」:
         麻生太郎副総理・安倍自公政権の本音
   『●「超セレブ」財務相「閣僚給与12カ月分の170万円の返納など
                       はした金…飲み代「2回分」でしかない」

   『●「「愛人」だと報じられた女性がいるバーで
        1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
   『●「今年も…麻生財相は“愛人のクラブ”に 
       745万6150円もの巨額支出」…飯塚の支持者の皆様、正気?
   『●麻生氏の「愛人」だと報じられた女性がいるバーでの「会合」 
               …「必要な政治活動をしているから」なのか?
   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●《精神科医の片田珠美は麻生の言動を分析して
       「強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如」を指摘》
   『●壊れた国…金子勝さん《安倍サン、ひょっとして国会もない、 
               選挙もない国につくり変えたいのですか》!?
    《…麻生太郎。…今年は官僚の公文書改ざんがあったが、
     事実を無視し感性に乏しい閣僚

   『●麻生太郎氏が《政治活動》していた時…
      ほぼタダで国有地売却されていた森友問題、財務省は公文書を改ざん
   『●《そうせざるを得ない社会にしている政治の責任》を自覚せず、
                   息吐く様に侮蔑発言を垂れ流す麻生太郎氏
    「《人権感覚が欠如していると言わざるを得ない》…息吐く様に暴言な
     ウルトラ差別主義者。未だに、副総理、財務相であることにも呆れるネ。
     支離滅裂な言訳。「誤解」? どうもこうも、誤解のしようがあるのだろうか?」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/249993

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

二極化・格差社会の真相
公立福生病院の透析中止と麻生氏の弱者に対する罵詈雑言
2019/03/20 06:00

 公立福生病院(東京都福生市)が透析治療をしないか、始めていたのに中止して死亡させた腎臓病患者が、少なくとも21人に上ることが明らかになった。16日付の新聞各紙が報じた。

 日本透析医学会は、透析がかえって生命の危機につながる場合など、ごく限られた条件下でのみ、これを見合わせる可能性を認める指針をまとめている。福生病院はこれを大幅に逸脱し、延命できる患者にまで透析をしない“選択肢”を示しては、同意させていたという。

 とすれば殺人以外の何物でもない。実際、再開の希望が無視されたケースもあったらしい。

 報道によれば、透析しない“選択肢”の患者への提示は、2人の医師によって提案され、前院長が了承したとされる。動機や時期などの詳細はなお不明だが、2人の着任は福生病院が「腎臓病総合医療センター」を創設した2013年4月だそうだから、それ以降だったということになる。

 不思議でならないのは、今回の事件との関連で、麻生太郎副総理兼財務相の暴言が取り上げられることがない現実だ。あの男はまさにその2013年4月、都内の会合で、「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入るヤツの医療費は俺たちが払っている。公平ではない」と毒づいた。3カ月前の1月には社会保障制度改革国民会議の会合で、終末期医療を受けている人を“チューブの人間”と呼び、「さっさと死ねるようにしてもらわないと」とも吐いていたのだ。

 麻生氏の病人差別、社会的弱者に対する罵詈雑言は数限りない曽野綾子や長谷川豊、古市憲寿、落合陽一各氏らの同類も少なくないが、あろうことか権力者でさえある麻生氏は誰よりも罪深い

 透析を要する腎症を導く2型糖尿病は、30~70%が遺伝的な要素による。糖尿病学や遺伝学の常識だ。やたら自己責任が喧伝されるのは、それでも残る後天的な要因への戒めもあるにせよ、経済成長に貢献しないと見なした人間の生存を認めない政府とマスコミの情報操作だと断じよう。そもそも自己責任だけで説明できる病気などありはしない。なのに――。

 福生病院のマッドドクターたちは、麻生氏にエンカレッジされ、あるいは尻を叩かれた思いで、殺人に手を染めたのではないのか家柄だけの痴れ者を高い地位に就け続けておくから、こういうことが起こる。殺人を教唆してやまない政権など、一刻も早く解体しなければならない当たり前だ
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●《そうせざるを得ない社会にしている政治の責任》を自覚せず、息吐く様に侮蔑発言を垂れ流す麻生太郎氏

2019年02月22日 00時00分19秒 | Weblog


東京新聞の社説【麻生氏の発言 責任転嫁も甚だしい】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019020602000175.html)。
沖縄タイムスの赤嶺由紀子記者によるコラム【[大弦小弦]麻生太郎副総理が福岡県内で開かれた国政報告会で…】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/381769)。

 《またか麻生太郎財務相の発言にあきれる。人権感覚を疑うような発想だ。少子化は子どもを産まない人が問題なのではない。そうせざるを得ない社会にしている政治の責任こそ自覚すべきだ》、
 《▼麻生氏は今回、自身が生まれた頃と比べて平均寿命が延びたことを指摘した上で「年寄りが悪いみたいなことをいう変なのがいっぱいいるけど、それは間違いだ」として、産まなかったほうが問題だと述べた ▼確か3年前、自民党の集会で、90になって老後が心配だという人を取り上げ、「いつまで生きているつもりだよ侮辱する発言をしたのはだったか》。

 リテラの記事【麻生太郎財務相が「子どもを産まないのが問題」発言の一方で、「金がないなら結婚するな」! いったいどうしろ、と?】(https://lite-ra.com/2019/02/post-4528.html)によると、《福岡県でおこなわれた会合において、少子高齢化問題について、こう発言したのだ。「いかにも年寄りが悪いという変な野郎がいっぱいいるけど、間違っていますよ。子どもを産まなかったほうが問題なんだから」 子どもを産まなかったほうが問題──。》…だそうだ。
 飯塚の支持者の皆様、こんな政治家を支持し続けているなんて、正気でしょうか?

   『●「超セレブ」財務相「閣僚給与12カ月分の170万円の返納など
                       はした金…飲み代「2回分」でしかない」

   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●《精神科医の片田珠美は麻生の言動を分析して
       「強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如」を指摘》
   『●壊れた国…金子勝さん《安倍サン、ひょっとして国会もない、 
               選挙もない国につくり変えたいのですか》!?
    《…麻生太郎。…今年は官僚の公文書改ざんがあったが、
     事実を無視し感性に乏しい閣僚

   『●麻生太郎氏が《政治活動》していた時…
      ほぼタダで国有地売却されていた森友問題、財務省は公文書を改ざん

 《人権感覚が欠如していると言わざるを得ない》…息吐く様に暴言なウルトラ差別主義者。未だに、副総理、財務相であることにも呆れるネ。支離滅裂な言訳。「誤解」? どうもこうも、誤解のしようがあるのだろうか?
 琉球新報のコラム【<金口木舌>産まない「問題」とは】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-872688.html)によると、《▼麻生氏は2014年にも衆院選の応援演説で「産まないのが問題だ」と述べた。首相時代の09年には衆院予算委員会で「(わたしは)43で結婚してちゃんと子どもは2人産んだから義務は果たしたことになるのかもしれない」と述べ、批判を受けて撤回した…「問題」は子育てに苦闘する国民ではなく、政策と麻生氏の閣僚としての資質の方にある》。
 琉球新報の【<社説>麻生氏不適切発言 自浄能力を欠いた政権だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-872165.html)によると、《麻生太郎副総理兼財務相が、またしても不適切な発言をした。3日に地元・福岡で開かれた集会で少子高齢化に触れ「子どもを産まない方が問題だ」と述べたのである。そもそも、子どもをつくるかどうかは個人が選択することだつくりたくても持てない人がいる。発言は、そうした人たちを傷つける。人権感覚が欠如していると言わざるを得ない》。

 《タローがシンゾーにケンカを売った》? そう、アベ様御夫妻をも差別するウルトラ差別主義者。下記の森喜朗氏や山東昭子氏の発現をアベ御夫妻はどう聞いたのだろうか?
 マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ/第62回:タローがシンゾーにケンカを売った?】(https://maga9.jp/190206-6/)によると、《あれ? タローがシンゾーにケンカ売った? だって、麻生氏は確かにふたりの子どもをもうけてはいるが、盟友(?)の安倍氏には子どもがいない。「子どもを産まなかったほうが問題」なんて言えば、そりゃ安倍氏への皮肉になってしまうだろうよ。もっとも、そこまで考えてお話しになる方とは到底思えないので…》。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019020602000175.html

【社説】
麻生氏の発言 責任転嫁も甚だしい
2019年2月6日

 またか。麻生太郎財務相の発言にあきれる。人権感覚を疑うような発想だ。少子化は子どもを産まない人が問題なのではない。そうせざるを得ない社会にしている政治の責任こそ自覚すべきだ。

 「年寄りが悪いみたいなことを言う変なのがいっぱいいるけど、それは間違いだ。子どもを産まなかったほうが問題なんだから」

 麻生氏は福岡県での講演でこう話した。四日に国会で批判されると「誤解を与えたとすれば撤回する」と釈明したが、おわびの言葉はなかった。謝罪したのは五日になってからだ。だから発言は誤解を与えたのではなく本音がでてしまったのだろう。

 麻生氏の発言について二つ指摘したい。

 一つ目は少子化についてだ。出産・子育ては個人の問題だが、そうしたくてもできない社会状況がある。保育所整備や経済支援などの仕事と子育てを両立させる政策は不十分だ。働いていても雇用が安定せず賃金が低い非正規雇用では結婚すらままならない。

 安心して働いて結婚も出産・子育ても望む人がそうできる社会の実現は政治の責任だ

 一九九〇年に前年の出生率が丙午(ひのえうま)の年を下回った、いわゆる「一・五七」ショックが広がった。少子化への懸念は可視化され、社会で共有されたはずだが、出生率は低迷したままだ。二〇一六年には出生数が年間百万人を割った。子どもを産む年代の女性数が減っているからだ。

 政府・与党に問いたい。この間、何をやっていたのか

 二つ目は社会保障制度のあり方である。発言のもうひとつの趣旨は、社会保障費用が要る高齢者を悪者にしている人たちがいるとの指摘だろう。これも疑問だ。

 確かに年金、医療、介護などの費用の多くは高齢者に回している。年を取って働けなくなれば生活費を年金から得るのは当然だし、医療も現役世代より必要になる。だが、優遇されているわけではない。年金で安心を得られる人ばかりではないし、医療や介護も保険料とは別に自己負担額が増えている。

 社会保障の財源をどう確保するのか、制度を支える社会的な合意をどうつくっていくのか、政府はそこに知恵を絞るべきなのに、世代間対立をあおっては逆効果だ。

 麻生氏は過去にも今回と同様の発言をしている。他の自民党議員の出産を巡る問題発言も枚挙にいとまがない。認識を改めてほしい。
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/381769

[大弦小弦]麻生太郎副総理が福岡県内で開かれた国政報告会で…
2019年2月6日 08:10

 麻生太郎副総理が福岡県内で開かれた国政報告会で少子高齢化問題に触れ、「子どもを産まなかったほうが問題だ」と発言し、謝罪に追い込まれた

▼政治家の暴言や失言は後を絶たず、麻生氏の発言も「不適切」では済まされない。高齢化社会に伴うさまざまな問題を少子化が悪いとすり替えた形で、子育て世代に責任転嫁するような発言だ

▼麻生氏は2014年にも社会保障費の増加に絡んで「産まないのが問題だ」と言い、不適切だったと釈明した。何も変わっていない子を産まない選択をした人や、子を持てない事情を抱える人への配慮はみじんも感じられない

▼出産を巡る自民党議員の過去の発言には失望させられる。子どもを一人もつくらない女性が年を取って税金で面倒をみなさいというのは本当はおかしい」(森喜朗氏)子供を4人以上産んだ女性を表彰することを検討しては」(山東昭子氏)

▼麻生氏は今回、自身が生まれた頃と比べて平均寿命が延びたことを指摘した上で「年寄りが悪いみたいなことをいう変なのがいっぱいいるけど、それは間違いだ」として、産まなかったほうが問題だと述べた

▼確か3年前、自民党の集会で、90になって老後が心配だという人を取り上げ、いつまで生きているつもりだよ侮辱する発言をしたのはだったか。(赤嶺由紀子
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●麻生太郎氏が《政治活動》していた時…ほぼタダで国有地売却されていた森友問題、財務省は公文書を改ざん

2019年01月10日 00時00分27秒 | Weblog

[※ 《#素淮会(そわいかい)…麻生太郎財務相…「会合費」として約二千万円…支払先は料亭や会員制サロンなど》(東京新聞 2018年12月1日)↑]



リテラの記事【麻生財務相が2017年も「人の税金」で“愛人のクラブ”に792万円! 森友問題、公文書改ざんの渦中に】(https://lite-ra.com/2018/12/post-4405.html)。

 《完全に国民はこの男に舐められている──。総務省が公表した2017年分の政治資金収支報告書で、またも麻生太郎・副総理兼財務相の“やりたい放題”があきらかになった。というのも、麻生副総理は2017年もまたあの問題の店」に政治資金で大金を注ぎ込んでいたのだ》。

   『●「超セレブ」財務相「閣僚給与12カ月分の170万円の返納など
                       はした金…飲み代「2回分」でしかない」

   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●《精神科医の片田珠美は麻生の言動を分析して
       「強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如」を指摘》
   『●壊れた国…金子勝さん《安倍サン、ひょっとして国会もない、
               選挙もない国につくり変えたいのですか》!?
    《…麻生太郎。…今年は官僚の公文書改ざんがあったが、
     事実を無視し感性に乏しい閣僚

 血税を含む政治資金の《支出の目的は「会合」》…ソコで一体どんな《会合》? 何年にも渡り指摘されているが、相も変わらず《「愛人」と言われる女性の店で“政治活動”として飲み倒していた》。そんな《政治活動》していた時に、森友問題などでデタラメばかり。その最たるものが、《財務省は公文書を改ざんするという国家的犯罪行為》。しかも、何の責任も取らず。
 《一切の問題の責任をとらず、正当な教育や医療の制度にケチをつけ、暴言によって外交にも支障をもたらす一方で、政治資金で豪遊しつづける副総理兼財務相。はっきり言って麻生氏は、この国にとって、害悪でしかないだろう》。マスコミは、なぜもっと大騒ぎ、バカ騒ぎしないのだろうか? 何故に、見てみぬふり?

   『●「「愛人」だと報じられた女性がいるバーで
        1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
   『●「今年も…麻生財相は“愛人のクラブ”に 
       745万6150円もの巨額支出」…飯塚の支持者の皆様、正気?
   『●麻生氏の「愛人」だと報じられた女性がいるバーでの「会合」
               …「必要な政治活動をしているから」なのか?

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https://lite-ra.com/2018/12/post-4405.html

麻生財務相が2017年も「人の税金」で“愛人のクラブ”に792万円! 森友問題、公文書改ざんの渦中に
2018.12.03

      (自民党HP『議員・役員情報』より)

 完全に国民はこの男に舐められている──。総務省が公表した2017年分の政治資金収支報告書で、またも麻生太郎・副総理兼財務相の“やりたい放題”があきらかになった。

 というのも、麻生副総理は2017年もまたあの問題の店」に政治資金で大金を注ぎ込んでいたのだ。

 問題の店とは、「麻生氏の愛人」として週刊誌で報じられた女性がママをつとめる「Bovary」という六本木の会員制サロン。麻生副総理の資金管理団体「素淮会」の収支報告書によると、同店を経営する「(有)オフィス雀部」に対して、2017年だけで102万円(2月9日)、106万円(3月1日)、102万円(3月22日)、104万円(5月17日)、102万円(6月13日)、106万円(7月25日)、92万円(9月13日)、78万円(12月28日)と計8回支出(いずれも支出の目的は会合」)。年間の支払い合計金額はなんと792万円だ。この金額は2016年の同店への支出総額745万6150円を上回っている。

 この「(有)オフィス雀部」には、2013年に798万円、2014年は755万5000円、2015年も915万円と巨額の金を支出してきた。そのため2015年には「FRIDAY」(講談社)が同クラブに通い詰める麻生副総理の写真付きで大々的に報じたのだが、麻生副総理に反省の色はナシ今年も堂々と支出を報告しているのである。

 この「Bovary」のママ、雀部敏子氏と麻生副総理の付き合いは古く、30年以上前、モデルからホステスに転身した雀部氏が銀座の「ピロポ」という高級クラブで働いていたころからだという。そして、雀部氏は90年代の終わりごろには銀座で自ら「ラ・シュミネ」という高級クラブをオープンするのだが、その際には「麻生氏がスポンサー」という情報が月刊誌で報道されていた。

 さらに、10年ほど前に雀部氏が現在の「Bovary」をオープンし、2008年に麻生氏が総理に就任する直前には、2人の関係が大々的に報道されている。「週刊現代」(講談社)が麻生氏と雀部氏が愛人関係にあり、麻生氏が政治活動費として雀部氏の六本木の店で年間1000万円以上使っているとスクープしたのだ。

 このとき、麻生氏は「昔の付き合いで今は何もない」と弁明したが、これは真っ赤な嘘だった。当時、雀部氏は実勢価格1億4500万円のマンションに住んでいたのだが、この部屋の所有者は愛知県丹羽郡大口町の鈴与興業。同社の代表者・鈴木雅博氏は麻生氏が強い影響力をもつ日本青年会議所の元副会頭で、麻生氏の有力な支援者だったという。

 鈴木氏は雀部氏の住むマンションの部屋を購入した2年後の大口町長選挙に出馬するのだが、このとき外務大臣だった麻生氏は鈴木氏の応援にかけつけている。さらに、鈴木氏はこの町長選挙に落選したころから、「衆議院議員 麻生太郎 顧問 鈴木雅博」という名刺を持っていたという。

 ようするに、麻生氏は自分の愛人の住居をタニマチに提供させていたのである。そして、その愛人の店に巨額の政治活動費を流していたと見られるのだ。

 だが、愕然とさせられるのは、この報道があった後も、麻生氏は行動をまったくあらためていないという事実だ

 報道直後、総理になった2009年こそ、オフィス雀部(Bovary)への支払いは1回18万円だけだったが、野党転落後の2010年は計6回303万5000円、2011年は計8回718万円、2012年は計6回844万円が支払われている。2009年から2017年までの支出をまとめると、なんとその総額は5889万6150円にものぼる。言っておくが、これは政党交付金という国民の血税が含まれている金である。麻生氏は先月、東大卒の北橋健治・北九州市長について「人の税金を使って学校へ行った」との暴言を吐いたばかりだが、自分こそ「人の税金を使って」何をしているのか


■麻生財務相は「国民の税金」で豪遊する一方、教育や医療への公的支出を批判

 今年10月にも麻生氏は「飲み倒して運動も全然しない(で病気になった)人の医療費を、健康に努力している俺が払うのはあほらしくてやってられんと言っていた先輩がいた。良いことを言うなと思った」と暴言を吐いた。だが、政治資金収支報告書を見ると、麻生財務相は「愛人」と言われる女性の会員制サロンのみならず、そのほか高級料亭やフレンチ、天ぷら、寿司などの店での「飲み食い」にも多額の支出をおこなっているどうしてこんな人物に国民はどうこう言われなくてはいけないのかと怒るべきだが、しかし、問題はこれだけではない。

 思い出してほしい。麻生財務相が年間約800万円も「愛人」と言われる女性の店で“政治活動”として飲み倒していた昨年は、2月に8億円も値引きされて国有地が売却されていた森友問題が浮上。そしてその裏で財務省は公文書を改ざんするという国家的犯罪行為をおこなっていた年だということだ。

 実際、麻生財務相は国会でも「適正な手続き、価格で処分され問題はない」と強弁。その一方、野党の追及に対して2月23日の衆院予算委員会では「何を調子のいいこと言ってんだか」などと耳を疑うような台詞を吐いてから答弁をおこなった。

 さらに7月には、タダ同然の国有地取引を「適切だった」と正当化し、学園側との面会記録等を「すでに破棄した」「残っていない」と言い張って疑惑の火消しをはかった佐川宣寿理財局長を財務省ナンバー2の国税庁長官に栄転。麻生財務相は「(佐川氏は国会で)丁寧な説明に努めてきた適材だ」と述べ、国民から大顰蹙を買った。

 その上、麻生財務相は「会計検査院で必要とするような文書はきちんと残している」と主張してきたが、昨年11月に公表された会計検査院の報告では検証に必要な書類がないと指摘。しかし、麻生財務相は「今後の国有財産管理処分に係る手続きの見直しを行うことなどを通じて、財務相の責任を果たす」などと答弁するだけだった。


■森友・国有地値引き問題、公文書改ざん問題の渦中も「愛人」の店に…

 だが、前述したように、こうした答弁を国会でおこなっている裏で、財務省は公文書の改ざんに手を染めていた。その上、自殺した近畿財務局の職員が遺したメモには「勝手にやったのではなく財務省からの指示があった」「このままでは自分1人の責任にされてしまう」と書き記されていた。だというのに、麻生財務相は自殺が報じられたその夜、佐川氏の国税庁長官辞任に伴う臨時記者会見を開いた際もふてぶてしい態度をとりつづけ、改ざん前文書を公表したときの会見でも「問題の最高責任者は理財局長の佐川」と言い、“改ざんは理財局の一部職員と佐川がやったことと繰り返した

 決裁文書を改ざんし、国会で嘘の答弁をおこないつづけた、その責任をとるべき人間は紛れもなく麻生財務相だ。そもそも、このような大がかりな改ざんをトップの麻生財務相が知らなかったということは考えられず官邸主導の指示があった疑いが濃厚だ。にもかかわらず、いまだに麻生財務相は何ひとつ責任をとっていない

 いや、麻生副総理兼財務相の問題は森友疑惑にかぎらない。麻生財務相は2013年に「ナチスの手口を学んだらどうか」と発言し大問題になったことがあるが、昨年8月にも「(政治家は)結果が大事。何百万人も殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメ」と発言したことが原因で同年9月の米・ペンス副大統領との非公式協議が中止に。同年10月に「日米経済対話」の第2回会合が開かれたが、その後は「対話」ではなく「懇談」にとどまり、先月ペンス副大統領が来日した際も、やはり麻生副総理との会談は短時間で終了。報道によれば、米政府筋からは「ヒトラー発言をきっかけに関係が破綻した」という声さえ上がっているという。

 しかし、麻生氏は、森友問題があれほどの大問題になり、暴言が国際問題に発展する最中にも、「愛人」と報じられてきた女性の店に血税が原資の政党交付金が含まれる政治資金を年間約800万円も注ぎ込んでいたのである。

 一切の問題の責任をとらず、正当な教育や医療の制度にケチをつけ、暴言によって外交にも支障をもたらす一方で、政治資金で豪遊しつづける副総理兼財務相。はっきり言って麻生氏は、この国にとって、害悪でしかないだろう。

(編集部)
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●麻生氏の「愛人」だと報じられた女性がいるバーでの「会合」…「必要な政治活動をしているから」なのか?

2018年12月05日 00時00分45秒 | Weblog

[※ 《#素淮会(そわいかい)…麻生太郎財務相…「会合費」として約二千万円…支払先は料亭や会員制サロンなど》(東京新聞 2018年12月1日)↑]



東京新聞の原田遼記者の記事【税金使うのと本質同じなのに 麻生氏団体 年2000万円「会合費」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/CK2018120102000158.html)。

 《「素淮会(そわいかい)」が昨年、「会合費」として約二千万円を支出していたことが分かった。支払先は料亭や会員制サロンなどで、総額は閣僚の関係団体の中で突出している…税金を政治活動に使える分、素淮会の資金に余裕が生まれる構図》。

   『●「「愛人」だと報じられた女性がいるバーで
        1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
   『●「今年も…麻生財相は“愛人のクラブ”に
       745万6150円もの巨額支出」…飯塚の支持者の皆様、正気?
    「リテラの記事【安倍内閣の政治資金が今年もヒドい! 安倍はパーティで
     6000万ボロ儲け、麻生は愛人の店に750万、稲田はバレンタインチョコに
     24万】…。…《安倍首相の資金管理団体「晋和会」の報告書によると、…。
     麻生副総理の資金監理団体「素淮会」の収支報告書によると…》。
       企業献金政治資金との二重取り詐欺で得た税金で彼らは
     夜な夜な一体何をやっているのか? いや、シレ~ッと復活している
     政治資金パーティで得たおカネもあるので、三重取りですね。国会で
     居眠りしていようがどうしようが、たっか~い給料を貰っているのですから、
     自分のポケットから出しなさいよ

 「素淮会」…アベ様の「晋和会」も同じ構図ではないのか? 

 《麻生氏は「素淮会」とは別に、税金が財源となる政党交付金も受け取っている》わけであり、《税金を政治活動に使える分、素淮会の資金に余裕が生まれる構図》。上脇博之教授の仰る通り、「素淮会からの支出であっても税金で飲み食いをしているのと本質的には変わらない」…全くその通り。

   『●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は「政治資金」で 
       夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??
    《安倍首相の資金管理団体「晋和会」の10~12年分の収支報告書を
     みると、「行事費」という名目で多額の飲食代を計上。その規模は
     3年間で3000万円近い》
    《安倍首相をはるかにしのぐのが、麻生大臣のデタラメ支出だ。
     資金管理団体「素淮会」の10~12年分の収支報告書によると、
     「交際費」名目で消えた飲食代は12年分だけで3000万円を突破
     3年間の総額はナント、1億円近くに上る》
    《気になるのは、居並ぶ高級店に交じって「オフィス雀部」という
     六本木の有限会社への支出を3年間で計22回
     総額1805万5000円も計上していることだ。
      「六本木の会員制サロンを経営する会社で、麻生大臣はその店の
       “太い客”。経営者の女性は麻生大臣と過去に愛人関係に
       あったことを認めた、と6年前に週刊誌で書かれたこともある。
       ちなみに安倍首相も店の常連です」(自民党関係者)》

   『●「襟を正す気など」全く無し…「安倍政権の『金満ぶり』」 
             「もはや『ぼろ儲け内閣』と呼ぶべきでは」?
    「『LITERA 本と雑誌の知を再発見』の編集部による記事
     【安倍内閣のデタラメ政治資金! 安倍は6千万パーティ、
     麻生は愛人のクラブに900万、稲田、石原、金田も豪華飲食に】…
       《もはや「ぼろ儲け内閣」と呼ぶべきではないか──昨日、総務相が
     昨年2015年の政治資金収支報告書を公表したが、あらためて
     安倍政権の“金満ぶり”があきらかになった》。
       記事に出てくる閣僚や自民党議員の数々の醜態…自公投票者の
     皆さん、コレで良いの? どういう思考をすれば、こんな議員を支持し、
     投票できるの? 特に、アベ様と麻生太郎氏は目に余る。両氏の
     資金管理団体「晋和会」や「素淮会」、一体、「管理」する気はあるのか。
     警察や検察は見て見ぬふり?」

   『●アベ様や吸「血税」氏の「品性」の無さ:  
       政治資金や税金で夜な夜な何をやっているのか?
   『●石破茂氏「日本への核拡散」発言と 
     山尾氏「私事」による離党の事の軽重…マスコミはわきまえているか?
    「バカ騒ぎのマスコミの皆さんには、「「元愛人」に1805万円」や「素淮会」の
     件もよろしくお願いしたいものですね。日刊ゲンダイの記事…に賛同します
     …《確かに…するなら政治家の信用性にかかわる。ただ、
     安倍応援団メディアの鬼の首を取ったような報道には鼻白む
     安倍政権の閣僚は、週刊誌に「元愛人」と書かれた女性が経営する
     会員制サロンに政治資金から1晩50万~100万円もつぎ込んでいる
     この関係を自民党内は「あの人は面倒見がいい」と
     美談のように片付けているのに……》」

   『●「超セレブ」財務相「閣僚給与12カ月分の170万円の返納など
                       はした金…飲み代「2回分」でしかない」

   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●《精神科医の片田珠美は麻生の言動を分析して
       「強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如」を指摘》

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/CK2018120102000158.html

税金使うのと本質同じなのに 麻生氏団体 年2000万円「会合費」
2018年12月1日 朝刊



http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/images/PK2018120102100074_size0.jpg

 三十日に総務省が公表した政治資金収支報告書で、麻生太郎財務相が代表を務める資金管理団体「素淮会(そわいかい)」が昨年、「会合費」として約二千万円を支出していたことが分かった。支払先は料亭や会員制サロンなどで、総額は閣僚の関係団体の中で突出している。

 収支報告書によると、素淮会は昨年、寄付や政治パーティーで約一億一千万円を集め、前年からの繰越額を含めた収入は約一億九千七百万円。「会合費」は約百九十件記載され、総支出約七千八百万円のうち26%を占めた。

 利用したのは高級店ばかり。特に六本木の会員制サロンには八回に分けて合計約七百九十万円を支払っている。森友学園国有地売却問題に財務省が揺れていた三月下旬も、活発に活動。二十二日にはこのサロンや料亭、てんぷら屋、ホテルなど七件で約百六十万円を使った

 総務省に届け出た閣僚の関係団体で比較すると、支出トップは茂木敏充経済再生担当相の約九千五百万円だが、「会合費」は11%の約一千万円にとどまる。

 麻生氏の事務所は一日における多数の支払いについて「記載の日付は支払日で、利用日ではない」と説明。高級店で開く理由を「それが必要な政治活動をしているから」と語った。

 麻生氏は「素淮会」とは別に、税金が財源となる政党交付金も受け取っている。九月に公表された報告書によると昨年、国は自民党本部に百七十六億円の交付金を支給。党本部は、麻生氏が代表の福岡県第八選挙区支部に二千七百万円を分配し、支部はそのうちの五百万円を麻生氏個人に寄付している。

 税金を政治活動に使える分、素淮会の資金に余裕が生まれる構図。神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)は「素淮会からの支出であっても税金で飲み食いをしているのと本質的には変わらない」と指摘。「高級店で会合する理由をしっかり説明すべきだ。そうでないと消費税増税で痛みを伴う国民から理解は得られない」と批判した。 (原田遼)
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●《精神科医の片田珠美は麻生の言動を分析して「強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如」を指摘》

2018年12月04日 00時00分41秒 | Weblog


日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/麻生野放し状態 暴言止まらない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201811270000145.html)。

 《★ガバナンスが利かなくなっているのは一体だれか。…片田珠美は麻生の言動を分析して強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如を指摘している。問題は、このご仁が元首相で元外相で今も副総理ということだ。政府も自民党も本当に野放しでいいのか》。

 日刊スポーツの他の記事【麻生氏が止まらない!野党に「ばか」自民議員に皮肉】(https://www.nikkansports.com/general/news/201811270000784.html)によると、《高市早苗衆院議院運営委員長(自民党)の解任決議案を検討した動きに触れ「否決されれば解任しようがなくなるから、普通は会期末に出す。最近は野党に素人が多いせいかもしれないが、こんな早々と出すばかがどこにいるんだ」》…だってさ。

 強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如な財務相・副総理…このウルトラ差別主義者を《(政府も自民党も本当に)野放し》にしているのはマスコミも同様だ。なにが「麻生節」か、そりゃぁ「アホウ節」。人様に向かって、「アホ」「バカ」ということは控えているつもりだが、この真の意味での「ばか」をいつまで野放しにするのか? ウンザリだ。

   『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識
   『●『野中広務 差別と権力』読了(2/3)
   『●「さっさと死ねるようにしてもらわないと」: 
         麻生太郎副総理・安倍自公政権の本音
   『●自公議員投票の大罪: 「九電元幹部は
       「政治家側から支援を頼んでくるのが昔からの伝統」」
   『●麻生太郎副総理・財務相舌禍: 「考えないことの罪」を
            自覚すれば「つくづくどうかしている」を理解可能
   『●斎藤貴男さん「家柄だけのボンボン爺さんのチョイ悪ぶりっ子ほど
                       みっともないものはない。恥を知ろう…」
   『●「膿」で出来上がった政権、政党… 
      ウルトラ差別主義者=麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?
   『●「謝罪会見の場に、被害女性を散々おとしめた麻生氏の 
        姿はなかった」…ウルトラ差別者の責任は有耶無耶?
   『●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は「政治資金」で 
       夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??
   『●「襟を正す気など」全く無し…「安倍政権の『金満ぶり』」 
             「もはや『ぼろ儲け内閣』と呼ぶべきでは」?
   『●アベ様や吸「血税」氏の「品性」の無さ:  
       政治資金や税金で夜な夜な何をやっているのか?
   『●「今年も…麻生財相は“愛人のクラブ”に 
      745万6150円もの巨額支出」…飯塚の支持者の皆様、正気?
    《安倍首相の資金管理団体「晋和会」の報告書によると、…。
     麻生副総理の資金監理団体「素淮会」の収支報告書によると…》

   『●「超セレブ」財務相「閣僚給与12カ月分の170万円の返納など
                       はした金…飲み代「2回分」でしかない」

   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●「「愛人」だと報じられた女性がいるバーで
       1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
    《教育への公的支出を批判する、驚愕の暴言だ。…これはすなわち
     「人の税金を使って学校へ行くな」と言っているに等しい。…自殺者まで
     出した公文書改ざん問題責任も取らず口を開けば差別発言や暴言が
     次々に出てくるこの男がいまだに財務大臣でいることが信じられないが、
     暴言しか取り柄がなく、その上、「愛人」だと報じられた女性がいるバーで
     1回約180万円の支出を政治活動費で賄っているこの財務大臣の給料は、
     税金から支払われているのだ》

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201811270000145.html

コラム
政界地獄耳
2018年11月27日9時25分
麻生野放し状態 暴言止まらない

★内閣改造でも首相・安倍晋三は盟友で副総理兼財務相・麻生太郎を続投させた。ところが麻生の暴言が止まらない。この留任については「内閣改造をして新人とかが出ない限り、新聞で評価が上がった例が過去にあったら教えてくれ」と開き直った。26日の参院予算委員会集中審議で日産自動車前代表取締役会長・カルロス・ゴーン容疑者らが逮捕された件をただされ「一般論」とした上で「経営陣の監督機能を発揮させることが大事だ。金融庁としては引き続き企業のガバナンスを実効的なものにするために、きちんとやっていかなければいけない」と発言した。

ガバナンスが利かなくなっているのは一体だれか。5日にはスバルがブレーキ検査の不正を発表、KYBの免震データ改ざんなど企業の不祥事が続いているが、麻生は「基本的に信用というものをなくすことになる。大きなマイナスになる。この種の話はきちっと対応しないと」と発言した。思えば5月8日に会見で「セクハラ罪って罪はないと思う」とし、のちに閣議決定までした。セクハラで辞任した財務事務次官・福田淳一の疑惑について「はめられて訴えられているんじゃないかとか、世の中にご意見はある」とし、10月23日、外相・河野太郎のパーティーで麻生は河野に「何が欠けているといえば、間違いなく一般的な常識に欠けている」と言い放った。

★ところが森友学園疑惑での財務省の公文書改ざんについては「どの組織だってありうる。個人の問題」と一蹴。ガバナンスは企業にだけ適用されるのだろうか。ビジネスジャーナルで精神科医の片田珠美は麻生の言動を分析して強い特権意識」「想像力の欠如」「自覚の欠如を指摘している。問題は、このご仁が元首相で元外相で今も副総理ということだ政府も自民党も本当に野放しでいいのか。(K)※敬称略
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●松尾貴史さん×室井佑月さん対談、「安倍首相は、嘘も権力の私物化も恥ずかしいとすら思っていない」

2018年09月17日 00時00分30秒 | Weblog

[●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



リテラの対談の前編【室井佑月の連載対談アベを倒したい!」第11回ゲスト 松尾貴史(前編)/松尾貴史室井佑月が本音で語る安倍政権の危険な本質!「安倍首相になってからメディアへの圧力が露骨に」】(http://lite-ra.com/2018/08/post-4165.html)と、
後編
室井佑月の連載対談アベを倒したい!」第11回ゲスト 松尾貴史(後編)/松尾貴史室井佑月が体験した安倍政権からの圧力と「反日」バッシング!「日本をいちばん貶め壊しているのは安倍さん」】(http://lite-ra.com/2018/08/post-4167.html)。

 《それから1年半以上経ったいまも安倍政権下の言論状況に改善の気配はない。それどころか気がつけば、テレビには政権に迎合する芸能人や論客ばかりがますます増えている。そんななか今回、果敢にもこの連載「アベを倒したい!」に登場してくれたのが、タレントの松尾貴史氏だ》
 《ふたりの実体験をもとに、安倍応援団やネトウヨによる「反日バッシング」のメカニズム、安倍政治がもたらした社会の分断にも話が及ぶ。なかでも、松尾は国民やメディアをコントロールする安倍政権の巧妙な手法を冷静に分析》


   『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…
      諸悪の根源である“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻
   『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
                 …《あなたの政治的ポジションを見つけて…》
    《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
     「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
     それ、常識。》《党派性をもたずに政治参加は無理である。》

   『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
      《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》
    《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
     …専門的には「番犬ウォッチ・ドッグジャーナリズム」理論という》
    《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
     一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
     成長し、民主主義社会に貢献できる
のではないか》

   『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
                    …《今、ジャーナリズムと野党の…》
    《望月衣塑子さんと森ゆうこ森裕子)さんの対談。お二人の共通した
     問題意識は、森友問題加計問題準強姦事件の3つ》

 アベ様や自公議員らのやっていることは全て、松尾貴史さんのツイートそのもの…〈悪辣、卑怯、狡猾、下品、姑息〉。

   『●松尾貴史さん「政権を擁護する提灯持ちが解説者と称して出演…
                    批評性がないくせに評論家のふりをして…」
    《心根も作法も悪い安倍政権 議論を拒み、「中間報告」という禁じ手で
     「共謀罪」法を成立させた安倍政権に対し、ツイッターで
     〈悪辣、卑怯、狡猾、下品、姑息〉といった激しい言葉を羅列して批判した。
     皮肉を効かせた風刺を身上とするタレントの松尾貴史氏(57)には珍しい
     ストレートな物言いだ。ものを言わない芸能人が多い中、堂々と自らの
     主張を発信するのはなぜか。その思いとは――》

 醜悪なメディアコントロール。アベ様は《盲目的に服従しない者には弾圧で…》。

   『●もはやニッポンに「民主主義の看板を掲げる資格はない」…
              アベ様は「盲目的に服従しない者には弾圧で…」
    《自民党の石破茂氏が2013年にブログで公にした「デモもテロ」を
     思い出す。特定秘密保護法案をめぐる国会周辺のデモが続いた
     時期だった。そしてアベ首相は、盲目的に服従しない者には弾圧で
     応える姿勢において、おそらくは彼の上を行く

 壊れた社会、アベ様の政…《死にそうな子どもたちを助けるための金と、人をたくさん殺す武器の値段が、どう考えても釣り合わないくらいの使われ方をしている》。
 《安倍首相は、嘘も権力の私物化も恥ずかしいとすら思っていない》…、あぁ、絶望的な気分。さらに、それを支えるマスコミ。これまた絶望的か?

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http://lite-ra.com/2018/08/post-4165.html

室井佑月の連載対談アベを倒したい!」第11回ゲスト 松尾貴史(前編)
松尾貴史室井佑月が本音で語る安倍政権の危険な本質!「安倍首相になってからメディアへの圧力が露骨に」
2018.08.03

     (松尾貴史氏と室井佑月対談)

 「どんどん仲間がいなくなる」「右のやつらが羨ましい」……昨年1月の連載スタート時にそう嘆いていた室井佑月だが、それから1年半以上経ったいまも安倍政権下の言論状況に改善の気配はない。それどころか気がつけば、テレビには政権に迎合する芸能人や論客ばかりがますます増えている
 そんななか今回、果敢にもこの連載「アベを倒したい!」に登場してくれたのが、タレントの松尾貴史氏だ。
 松尾は、政治的発言がタブーとされる日本の芸能界に身を置きながら、毎日新聞の連載コラムやSNSで、ときにストレートに、ときにユーモアを交えて、知的で鋭い政権批判を続けている貴重な存在だ
 対談は、直情型の室井がぶつける疑問と怒りに、知的で冷静な松尾氏が問題の本質を解き明かすかたちで進んだ。安倍政権の最大の問題点とは? 安倍政権になってから明らかに増えた圧力や嫌がらせの正体とは? それでも松尾氏が政権批判を続ける理由とは?
(編集部)

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●安倍首相の悪口を言うと圧力や嫌がらせが…しかも安倍応援団は陰湿で粘着質

室井 20代の頃「anan」(マガジンハウス)で対談させていただいていただいたじゃないですか。もう20年以上も前です。その頃から落ち着いていて、達観しているというか、なんか大人っぽいんですよね。イヤミとかも、すっごく深いの(笑)。

松尾 そんなことないと思いますよ(苦笑)。昔から進歩も退化もせずにキープしているだけだと自分では思ってます。

室井 でも、松尾さんは政治的発言も昔から一貫してる。それは安倍政権になって、芸能界において政治的発言がタブーのようになっても変わっていないじゃないですか。でも、安倍政権の悪口言って大丈夫なの?

松尾 本来、時の政権批判権力チェックは誰でも大丈夫なはずなのにね。ただ、安倍政権はマスコミに圧力をかけることをすごく一生懸命やってきた人たちなので。僕は無邪気に自分が思ったことを書いたり話したりしているだけ。たとえば麻生太郎さんの記事をリツイートするときに、「阿呆丸出し」って書いたりしたけど、それが本心だから。でも、あの人たちが一生懸命だから、僕はここ数年、情報番組などにあまり出ていないでしょう? 逆に連載コラムやSNSなどでは自由に発言しているし、精神衛生上はいいんですよ。まあ、これまでも「出してください!」と頼んでテレビに出してもらっていたわけではなく、「呼ばれたら行く」「呼ばれなかったら行かない」というスタンスでしたから。

室井 でも、安倍政権になってからマスコミに対する圧力や、マスコミの忖度も露骨になったと思いませんか。小泉さんのときもたまげたことはいっぱいあったけど、こんなに怖くなかったです。小泉さんの悪口いっぱい書いても……。

松尾 変な圧力とか嫌がらせは来なかったもんね。いまは本当に……。そういう意味では、道筋をつけた小泉純一郎さんも罪深いと思いますけどね。

室井 安倍さんの場合は、応援団もひどいでしょ。

松尾 しかもあの方たちの応援団は、陰湿で粘着質です。ただ、思うんです。安倍政権やその応援団の人たちが、絡んでくるってことは、「自分が言ったことが正しかったんだ」ということの証明だと。僕の言葉が「効いているんだな」「痛いところ突かれたんだな」ということの現象なので。逆に、「我が意を得たり」と思うんです。

室井 そういうところが大人。わたしは気が弱くなってきちゃって。自分のほうが間違いなのかと思ってしまうこともあるんです。だって、安倍政権になってからわたしがおっかないと思ったのが、メディアへの嫌がらせって他の政権もしていたけど、ある程度抑制が効いていたし、メディアもここまで萎縮していなかった。でも、安倍政権ってメディアへの介入にすっごく熱心だし、真剣。しかも、ピンポイントで名前をあげたりするじゃないですか。朝日新聞に敵愾心をむき出しにしたりして。

松尾 それで自分の気に入ったところにはえこひいきして、首相インタビューを喜んで引き受ける。そこが面白いですよね。含羞がないというかね、全体的に。欲望に忠実というか。思ったらストレートに欲望を表現することに抵抗感を感じない、脳内に関所が設けられてない方たち、みたいなね。


■政治家のモノマネをしただけで、テレビ局に苦情の電話が

室井
 芸能人も、あの人に対して腹が立ってる人いっぱいいると思うんです。でも、なぜ声を上げないんですか?

松尾 「俺は言うよ」って人はいるにはいるんですが、それが少数派になってしまって。たとえば海外では、マドンナやレディ・ガガ、ジョージ・クルーニー、ショーン・ペンとか、政治的・社会的な発言を能動的にする。あれはアメリカのアーティストがエージェントを雇うというかたちも関係しているんです。日本の場合、芸能人と所属事務所は対等ではなく自分が雇用してもらっている、つまり昔で言うところの「置屋さんに所属している感覚なんです。「置屋さんと旦那衆とお茶屋さんには迷惑をかけられしまへん」というようなメンタリティをもっているんじゃないのかなと。たまに僕みたいな行儀の悪いのが好き勝手言っているだけで、もともとそういう発言をすることに抵抗があるという構造ではあったと思う。

室井 でも、事務所はマージン取ってるわけでしょ。いっぱい!

松尾 いや、そういう筋論じゃないの。たとえば、自分が発言することで大スポンサー降りるとか。そうすると、同じ所属している先輩たちも業界で肩身が狭くなるとかね。そういう感覚があるから、みんな物言えば唇寒しになっている。

室井 やだぁ。“みたい。長いものには巻かれろってこと? でも、空気感が変わったと思う。松尾さんはブレていないけど、でも周りは変わったんじゃないですか?

松尾 政治家のモノマネをすると、放送局に苦情の電話がかかってくるようなことにはなっています。おそらく安倍さんのファン筋から(笑)。昔はそんなことなかったんですけどね。

室井 政治家って風刺の対象になる人たちでしょ。権力者風刺はもともと庶民の楽しみだし、お笑いには欠かせないものだったはず。それなのに……。

松尾 政治家のモノマネなんて、もちろん本来はまったく問題ないもののはずです。だって相手は権力者だもん。それが許されないというのは、日本は先進国ではないってことですよね。


■政治も官僚も企業も、これから先より腐っていく予兆がいま出ている

室井
 モノマネくらいで批判がくるなんて恐ろしい世の中になったもんです。わたしもテレビに出て政権を批判すると、メディア関係者からはたぶん心配してくれているんだと思うんだけど、「もっと大人になれよ」みたいなことを言われるんです。「まだマスコミとかが正義だと思ってるの?」って。

松尾 マスコミは正義でないと思うけど、マスコミのなかに正義感をもっている人はいる。それは芸能人でも作家でも飲食店の人でも、街で働いている人でもね、もちろん政治家のなかにも、正義感をもっている人もいるということじゃないですか。

室井 でも、すごく不思議です。金持ちや政治家、地位が高い人のほうは、一般の人よりもさらに倫理観をもって世の中に尽くすっていうのが当たり前だと思っていたから。でも、安倍政権になってから、どんどんそうした倫理観がなくなっていると思うんです。官僚や政治家の不祥事、なにより安倍さんのモリカケ問題を見ると嘘ばかり

松尾 以前は政治家も少しは品がありましたよね。でも、いまは政治家もお金持ちもどんどん品がなくなっていって。これから先、政治にしても官僚や企業にしても、さらにゆるゆる腐っていくだろうなっていうムードになっていますよね。強い者だけが得をし、バレなかった者だけが得をする世の中になっている。そして現時点ではいい人でも悪い人でもない人が、この先悪いほうに転がるという予兆がいま、出てるんじゃないのかなって気がします。

室井 勝てばなんでもいい。そんな風潮はおかしいでしょ。でも、安倍さんを見ているとそれがまるで“正義”みたいになっちゃって。

松尾 たとえば選挙でも戦争でもそうだけど、勝ったほうが正義の“フリ”をできるだけなんですね。いまは選挙でも、与党自民党がバカ勝ちをして「自分たちがやっていることが国民から信任された」と胸張って、悪いことをやっても「国民が選んだんだ」と白紙委任されたようなムードです。思いついたことを思いついた人がトップダウンでやれてしまう。これって民主主義ではないですよ。しかも与党は「国民の付託を受けて俺たちはその数にのっとってやっているんだから、国民にも責任がある」という言い訳までたつ。みんな“良く生きよう”とは思っているでしょう。だって家族の前で恥ずかしくて言えないようなことをしたくない人が、大多数なんじゃないんですか?

室井 そうですよね。


■安倍首相は笑顔の裏で、お友だちや軍事産業が得する仕組みづくり

松尾
 性善説か性悪説か、そんな両極端ではないと思うけど、世の中の人は平和で優しく生きていたいって思っているはずです。だから、安倍さんのファンも「安倍総理ってこんなに優しい」という証明として、広島の被爆者の人と抱き合っているような写真とか、子どもをあやしているような写真とかを、ありがたがって見ている。今年の「桜を見る会」での様子が首相官邸のHPにアップされていたけど、動画ではやたらと子どもたちとにこにこ笑っている安倍さんの姿が映っていた。でも、その笑顔の影で、ものごとを隠したりすり替えたり、証拠文書を廃棄したり、隠れたところで身内やお友だちだけが得をするよう仕組みをつくる。社会の仕組みの一番大事なところを司っている人たちが、です。そしてその先には、もっと大きな企業や軍事産業などに関わっている人たちが儲かるような世の中の仕組みにしていこう。そんな悪い野望があると思うんです。そこを見極めていかないとね。

室井 でも、安倍さんはじめ、いまの政府要人たちは尊敬できない。たとえば、このまえ強行成立させたカジノだって人の不幸で成り立つような仕事でしょう?

松尾 カジノというのは、必ず胴元が儲かるようにできているからね。だから参加した人は、おしなべて言うと、必ず損はするけど、それをエンターテインメントととるなら、それはテーマパークに遊びに行くときの入場料を払うのとどこが違うのかと言われる。けれど、一部の人がバカ負けするわけです。そのためか知らないけど、金貸しができる法律が盛り込まれているでしょう。借金しなきゃ博打できないような人に、金を貸すシステムをそこに盛り込むっていうのは、ちょっと江戸時代ですか? っていうかね。これはいいのかと。

室井 しかも、嘘だったじゃないですか。外貨をいっぱい呼び込むって言ってたけど、実際は客の7〜8割が日本人という予測だとわかった。あと、イスラエルと武器共同開発をするって言い出してもいる。武器は人を殺すためのものだから、それでちょっと儲けたからといって、まったく尊敬できないって思っちゃうんです。

松尾 死にそうな子どもたちを助けるための金と、人をたくさん殺す武器の値段が、どう考えても釣り合わないくらいの使われ方をしている戦闘機一つ買うお金と、苦しい、ギリギリのところで生きている人たちに手を差し伸べるってことは、桁が違うんです。その辺りのことを視覚化してほしいなと思いますよね。

室井 その通り! 松尾さんって、ホント、アタシの言いたいことを全部わかりやすく解説してくれる。スッキリする! 

(後編に続く)
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http://lite-ra.com/2018/08/post-4167.html

室井佑月の連載対談アベを倒したい!」第11回ゲスト 松尾貴史(後編)
松尾貴史室井佑月が体験した安倍政権からの圧力と「反日」バッシング!「日本をいちばん貶め壊しているのは安倍さん」
2018.08.04

     (松尾貴史と室井佑月の真剣対談)

 タレントの松尾貴史をゲストに迎えた室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」第11回。
 前編では、松尾、室井ともに「安倍政権になってから明らかに増えた」口をそろえ、安倍政権のメディア圧力、いまメディアで政権批判することの難しさが語られた。
 後編ではさらに、ふたりの実体験をもとに、安倍応援団やネトウヨによる「反日バッシング」のメカニズム、安倍政治がもたらした社会の分断にも話が及ぶ。
 なかでも、松尾は国民やメディアをコントロールする安倍政権の巧妙な手法を冷静に分析。
 メディアで仕事をしているふたりだからこそ語れる、リアルで本質的な議論をぜひ最後まで読んでほしい。
(編集部)

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室井 前回、安倍政権のメディア圧力のことを語りましたけど、いま普通のことが普通に言えなくなってきていて、戦争に反対だというだけですぐに「反日だ」とバッシングされます。松尾さんはこの状況について、どう思ってます?

松尾 まず、「安倍政権」=「日本って思っている人が妙に多いよね。安倍政権に異を唱えているだけなのに、「反日」と言われるのはおかしいはずなのに。さらに言えば、僕の中の評価だけど、一番の反日は安倍さんだと思っているほど。日本を一番貶めて壊しているのは安倍さんだし、安倍さんを応援する人たちは反日に手を貸していると。

室井 同感!

松尾 統治機構=国ではないはずです。国の要素は統治機構と、国土と国民であって、他にも様々な要素はあるでしょうけど、この3つは大きい。そもそも国民が幸せに暮らせるなら、統治機構なんてはいらないはずです。それだけでなく国土がなくても国として認識されている集団はあるけれど、でも国民がいないと国とは呼べない。ということは一番必要なもの、大事な要素は国民なんです。それなのに、国民の生活や未来より、国民が統治機構に忠誠を誓わされて我慢を強いられる。今、そんな状況が“よし”とされている。まるで戦前戦中です。だからそんな統治機構のトップの安倍さんが、“国”に対して反旗を翻している行為ではないかとさえ思うんです。

室井 日本国民って、「長いものに巻かれろ」みたいな国民性だから、より一層、強いものや権力になびいちゃうしね。それも周囲のムードや雰囲気で。一種の同調圧力なんだと思う。松尾さんやわたしが安倍ファンのネトウヨから攻撃されるものそういうことでしょ? 強い安倍ちゃんを応援したい。信じたい。それが正義だ!と。

松尾 そうなんです。人間って信ずべきものより、信じたいものを信じようとする。

室井 安倍親衛隊やネトウヨはその最たるものだけど、わたしもネットは自分の読みたいものしか読んでないかも(笑)。実生活でもハッと気づくと、思想が似たような友だちしか残ってない(笑)。

松尾 ツイッターもそう。自分の意見が合う人や、この人の意見をもっと読みたいって人をフォローして、自分のタイムラインに出るのは自分の気に入った人たちしか並ばないようにしているからまさに“快楽情報”です。快楽情報ばかりに浸って、自分の反対意見なんかフォローしない。反対意見やケチ、難癖をつけるため、絡むためにフォローしているアカウントはあるでしょうが。でもほとんどは自分の好きな意見ばかりで、でも室井さんの言うように、人間ってほとんどがそうなんです。ただ、僕の周りには安倍さんを好きな人、一人もいません(笑)。でも世の中には実際に4割くらいいるでしょう。

室井 松尾さんのツイッターもすごいことになってますよね。日の丸模様のアカウントの人たちからすごく絡まれてる。

松尾 僕はどんどんブロックしています。ブロックを恥だと思っていないので。読みたくないなら、読ませません。しかも彼らの手口は手が込んでいるんです。以前に、文科省前事務次官の前川喜平さんを「素晴らしい」と書いたんです。一方で、そのずっと前に、同じく文科省OBで天下り先の厚遇を国会で証言した嶋貫和男さんに対して、嶋貫さんの名前を書かずに「ゲス官僚」と書いたんです。でもその2つを貼り合わせて、まるで前川さんを以前に「ゲス官僚」と非難したということにされた。そして「(松尾は)こういう男だ」「こんなにダブルスタンダードだ」との批判がツイートされて。僕の人格を貶めることを目的に書いているんだけど、ただ僕は痛くも痒くもないんですよ。さきほども言いましたが、こんなことでわざわざコラージュ作ってやるってことは、よっぽど僕のさまざまな批判が安倍ファンの痛いところを突いたと思うから。そこまで僕に絡んで来る人たちは気の毒だとも思うし、そうやって反応があるってことは「相手に効いたんだな。僕は上手に言ったんだな」と、我が意を得たりですよ。

室井 やっぱり大人。わたしだったら死ねと思っちゃう。敵と味方どっちだ、という性格だし。

松尾 (爆笑)。


■松尾貴史と室井佑月が体験した安倍政権のメディア圧力、安倍応援団の実態

室井
 苦しんで死ねとすら思ってるくらい。もちろんわたしは公の場で発言しているし、叩かれることも仕事、ギャラのうちと頭では思っているけど、心ではやっぱりね。でもわたしのことをネットで「バカ」「ブス」「売国奴」「日本人じゃない」って書いている人とばったり会って握手をしたとしたら、その瞬間からわたしのファンになるような人の気がするの。

松尾 さすが、前向きだね(笑)。確かにああいう人たちは、直接会うと何も言えない、目も合わせられないような人たち。だから顔を隠し名前を隠し、サブ垢、裏アカつくって勤しんでやっている。すごく弱い人だと思う。ただ、考え方だけで敵対するなんて今時ナンセンスだし、ナチスの時代じゃないから、「敵と味方」ではないと思う。ただ、世の中が“そっちのほう”に流れればいいなと思っているのが、今の政府や偉い人たちじゃないか。そう思うと、不安ですけどね。たとえばいじめに加担する子たちって、なんとなく「あの子悪者だよ」という大義名分をムードでつくってひとりの子をいじめたりするでしょう。その子が何も悪いことをしていなくてもそういうムードになっちゃう。それが今、日本全体に蔓延していてマスコミもそれに手を貸してさらにムードを醸成しているところがあると思うんです。

室井 マスコミ、とくにテレビって視聴率しか考えてないもん。

松尾 そうなんだよね。視聴率ってすごく大きな問題だよね。でもテレビが商売である以上そこはしょうがないですよ。ただこれから、ネットメディアがどのように、本来に伝えるべきものを伝えていくか。たとえばアジアのどこかの国だと、視聴率とは別に質のいい番組だという評価を独立した組織がして、保証を与えているシステムがあるらしいです。そういう発想が日本はないよね。

室井 しかも権力に弱腰だから、余計圧力をかけられる。でもメディアって権力の監視役でしょ。そこに圧力をかける政権なんて“独裁そのものなんだから、たとえば放送権のことで脅されたら、各局で団結して、抗議番組を作るとか。どうしてそういう発想にならないのか本当に不思議

松尾 目先の利益がほしいですからねえ。

室井 今は国民がメディアの味方をしない。信用されていない。そのことも大きいと思う。

松尾 確かに。それで、室井さんの出演している『ひるおび!』(TBS)はどう? 個人的には八代英輝弁護士が面白いなと思っていて。安倍さんのお友だちなの?


■メディアをコントロールし、国民の無知・無関心をつくる安倍政権の愚民化作戦

室井 聞いたけど、お友だちってじゃないって。ワイドショーに出てる人で、安倍さんや菅義偉さんや麻生太郎さんと隠れて飲みに行ったりして、友だちだと思っている人はたくさん知っているけど、八代さんはただの自衛隊と自民党好きでしょ。でもわたしに「もっと大人になれ」と心配してくる人より、わたしとはまるで考え方が違うけど、八代さんのように「それが絶対の正義」ってはっきり言っている人のほうが、ある意味純粋だと思う。親切な人なだし。でも安倍さんとか国とか防衛の考え方とか、そういうところでいきなり目が三角になって怒り出したりする(笑)。

松尾 あはははは!

室井 八代さんはアメフトの日大の酷さとかは、舌鋒鋭く追及するのに、安倍さんのことは「証拠もないのに、まだ決まってないんだから断定するな」と言うんです。ほんと不思議でしょうがない(笑)。でも、情報番組の司会やコメンテーターも安倍政権になってから、“安倍支持か不支持か”の基軸が鮮明になってきた。

松尾 そうなんです。利害に忠実、欲望に忠実っていう人たちが、安倍政権の閣僚や、閣僚だった人や周辺の人たち、あるいは奥さん、そしてマスコミにこんなに多かったのかって。加計学園にしても関連人物が政権のまわりにいっぱいいる。こんなにあからさまなことがあるのかとびっくりするものね。でもあまりテレビではそれを言わない。それがどういうことなのか。イマジネーションを働かせれば、すぐにわかることです。

室井 じゃあ松尾さんは? こんなにズバズバ発言していて安倍政権からの直接的嫌がらせや圧力は感じたことはありますか?

松尾 直接はないです。間接的にはあるけどね。ものすごく巧みですよ。証拠が残らないようにやってきますので。でも具体的に言うと間に入っている人に迷惑がかかる。この辺が僕もマスコミで毒されているところなんですけどね。でも、マスコミだけでなく、国民も政権からバカにされてますよね。実際に、「民は愚かに保て」というムードが偉い人の中にあると感じます。だから大事なことは伝えないし、情報も隠す。そして考える機会を与えない。無力感・無関心の状況を作っておいて、気がついたらトンデモない事態が進んでいる。そんな取り返しのつかない法律もたくさんできています。その最終形が改憲だと思っています。そこに向かって巨大なPRがお得意な人たちでムードを作ったときに、どうなってしまうんだろう。成立してから「改憲は間違いだった」と国民が思っても取り返しがつかない。


■安倍首相は、嘘も権力の私物化も恥ずかしいとすら思っていない

室井
 今の政権は嘘が平気だから、いくらでもフェイクや嘘の情報を繰り出し作り話して違うことを言いますし、官僚トップがセクハラもしちゃう。

松尾 エリート中のエリート、セクハラ財務官僚にしても、「手縛っていい?」なんて女性記者に言うセンスも問題でしょう。勉強を一生懸命してきたことは尊敬するけど、でもまっとうな甘酸っぱい恋とかしてこなかったんじゃないのかなと思うんです。思いやりとか、「女子にこう言ったら嫌がられるかも」「傷つくんじゃないか」ということを考えるより先に、地位とかランク、ステージばかり考えてきたから、バランス感覚さえなくなってしまった。

室井 思いやりや想像力の欠如ですよね。安倍さんや麻生さんにしても、何を考えてああなっちゃったの? 自分たちのせいで自殺者まで出ても何も思わない。そういえば昭恵夫人がインタビューで話していたことだけど、安倍さんって映画監督になりたかったって言うじゃない。わたし、びっくりしちゃって。いやいや、映画監督や物書きや役者、音楽家は才能がなければダメだから。想像力がないとダメだから。なりたいと言ってもお金で買えない。自己認識が足らなすぎるというか、恥かしくないのかなと思いますね。自分のことなにもわかってない人なんだな。だいたい権力の私物化ってすごく恥ずかしいことじゃないですか。それなのに安倍さんは平気でやってしまう。

松尾 それを恥と思っていないんでしょう。

室井 やっぱり、尊敬できない。1月の参院予算委員会でエンゲル係数の上昇が指摘されたとき、安倍さんってデタラメな言い訳をしてた。そんな人、総理って呼びたくない。

松尾 あの答弁から、ウィキペディアまで書き換えられたんですよね。なんでもかんでも閣議決定しちゃう政権だから当然かもしれないけど(笑)。

室井 「昭恵夫人は公人」だとか「『そもそも』には『基本的』にという意味もある」という閣議決定もあったしね。本当にバカバカしい。

松尾 でも室井さんは頑張りすぎじゃない? そんなに無理して頑張っちゃダメですよ。しんどいときはやめたらいい。自分でハードル高くしちゃうと、ハードルは高くなっても自分の能力は変わらないから、いい結果が出なかったら自己嫌悪が起こるでしょ。そうすると鬱入っちゃいますから。そんなことはやめたほうがいいですよ。ゆるーく、思ったことを言って、やだなあと思ったら距離を置くくらいの感じでやっていかないと。みんなできることをできる範囲内でやればいいだけで。使命感を持って「ここまでやらなきゃ」なんてしてると壊れちゃうから。

室井 使命感ではないんですけどね。ただ、ライフワークになっているって感じかな。だから安倍さんが辞めたら、寝込むと思います。燃え尽き症候群。

松尾 (爆笑)。安倍さん批判が、人生の張り合いになっちゃったんですね(笑)。

室井 ……。 
〈了〉

松尾貴史(まつお・たかし) 1960年兵庫県神戸市出身。大阪芸術大学卒業後デビューし、テレビ、ラジオ、映画、舞台、執筆、イラストなど多彩に活躍。現在各地で巡回公演中の、権力にすり寄る記者クラブを題材にした舞台「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」(二兎社)に出演中。毎日新聞毎週日曜日の連載コラム「松尾貴史のちょっと違和感」での知的で鋭い政権批判やメディア批評は毎回大きな注目を集めている、著書に『東京くねくね』(東京新聞出版局)など。

室井佑月(むろい・ゆづき) 作家、1970年生まれ。レースクイーン、銀座クラブホステスなどを経て1997年作家デビューし、その後テレビコメンテーターとしても活躍。現在『ひるおび!』『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)、『あさイチ』(NHK)などに出演中。「週刊朝日」「女性自身」「琉球新報」などにコラム連載を持つ。
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コメント (2)
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●西日本大豪雨…「国民の生命と財産を守るって、口だけじゃないか」「博打の議論なんてやっている場合か」

2018年07月12日 00時00分46秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/「日本を守る」はずでしょ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201807100000187.html)。
リテラの記事【安倍首相の豪雨対策そっちのけ自民飲み会参加に非難轟々! 一緒に大はしゃぎの安倍側近は言い訳のためデマ拡散】(http://lite-ra.com/2018/07/post-4115.html)。

 《5日夜、既に大阪、兵庫など3府県の20万人に避難勧告が発令されている頃、首相・安倍晋三と複数の閣僚や党幹部は議員宿舎で若手議員と宴会の最中だった。また首相は11日からの外遊を控えていた。安倍の山口を筆頭に広島、島根と被災地選出の議員や防衛、復興など災害対策の担当相らも同席していた。またその時の浮かれた様子をネットにあげており、被災者のみならず、配慮のなさと緊張感のなさ、与党のたるみっぷりは既に政界の大きなテーマとなっている…救助の後、初動の遅れと不作為の結果の検証が必要だ》。
 《しかし、もっとも批判の矛先が向いているのは、やはり、5日の夜に安倍首相が「赤坂自民亭」なる自民党の飲み会に参加した一件だ》。


   『●(リテラ)「あの未曾有の福島第一原発事故を招いた
       “最大の戦犯”が、他ならぬ現内閣総理大臣・安倍晋三」

 デマまで垂れ流して旧民主党を散々批判しておきながら…いま、自公政権がやっていることは何だ?
 この西日本豪雨災害の最中、〝博打〟審議のための参議院内閣委員会(2018年7月10日)を開催(http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?ssp=34785&type=recorded)…、野党の中止の申し出にもかかわらず。山本太郎さんは、(アベ様は)「国民の生命と財産を守るって、口だけじゃないか」「博打の議論なんてやっている場合か。博打の議論が遅れて、人の命が亡くなりますかって こんなことやっている場合か?」 杉尾秀哉さんらも批判。
 東京新聞の記事【「カジノ」審議に国交相張り付き 豪雨被害拡大する中 6時間】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201807/CK2018071102000177.html)によると、《野党は「西日本豪雨の対応に専念すべきだ」と同日の審議中止を求めたが、同法案成立を目指す与党が審議時間を積み上げるため開催に踏み切った。石井氏は被災地で深刻な被害が拡大する最中に昼休みを挟んで六時間、法案審議に張り付きとなった…辻元清美国対委員長は…「国交相は(災害対応の)陣頭指揮を執るべきだ。人命第一と言いながらカジノ第一。本当にあぜんとしている」》。自公支持者の皆さんや無関心派の皆さんは、な~にも感じないのかね。この豪雨災害の最中、詐称・「子育ての党」が、《カジノ第一》とはね。『浜矩子さん《昼間は超効率的に労働させ…夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…』。
 また、ニッカンスポーツのコラム【災害よりカジノ優先の石井国交相/政界地獄耳】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201807110000225.html)によると、《★その想像力の欠如は、党の幹部や閣僚たちにも相通じる。例の避難命令が出ている時にも、党所属若手議員を相手に宴会をし続けた想像力のない首相や党幹部、閣僚たちのその場しのぎの政治に、危機感を覚えなくてはいけない。…★国難突破を訴える首相・安倍晋三だが、これでは自民党が国難そのものだ。10日の参院では、今やカジノ担当相とやゆされる国交相・石井啓一出席の下、カジノ法の審議を続けたが…。…辰巳孝太郎も「カジノ審議。石井国交相、広島・府中の氾濫を『昼間のニュースで知った』と答弁。国交相が河川の氾濫をニュースで初めて知る? こらアカン、やっぱりカジノの審議やってる場合じゃない」…。自公政権から「日本を取り戻す」べきと感じた有権者が増えたのは、間違いない。これなら予定通り自民党総裁選も実施だろうなあ》。な~にが、「国難突破」か。西日本はニッポン国じゃないのか?

 トップページの現在のリテラの特集は、【特集1 何が「国民を守る」だ!ヒドすぎる安倍の災害対応】(http://lite-ra.com/):

    ・安倍が災害無視し極右ネットTV
    ・堤防決壊で自民党ネトサポがデマ拡散
    ・九州北部豪雨も安倍首相は帰国せず!
    ・安倍訪問中止の意図を予定国大使館がRT
    ・安倍が森友加計追及を鈍らせるため震災を
    ・邸が震災の早期対応を拒否し政治利用
    ・安倍首相が震災対応よりTPPを優先
    ・安倍子飼い松本文明が地元職員にも暴言!
    ・安倍が被災者より先に自衛隊を激励!

…です。

   『●オウム死刑囚大量執行…アベ様や上川陽子法相は
       「前夜祭」を催し、死刑さへも「サーカス」に使う悪辣さ
    「「前夜祭」を催し、死刑執行さへも「サーカス」に使う悪辣さ。
     台風や大雨で避難警報や警告は翌日に予想される中での「前夜祭」。
     その写真に写る面々のニヤケタ顔と酔い加減…」

 リテラの記事【豪雨災害で安倍首相の対応がヒドい! 自民飲み会優先、対策本部立ち上げず2日間放置しながら「時間との戦い」と大見得】(http://lite-ra.com/2018/07/post-4113.html)によると、《いや、今回の豪雨に対して、安倍首相は初動から、災害を舐め国民の命を軽視しているとしか思えない対応をとってきた…だが、安倍首相は、この日の夜、自民党の中堅・若手議員らが開いている「赤坂自民亭」に参加…異常な“ショー”の命令を下した上川陽子法相が「女将」として参加しただけでなく、自衛隊派遣の要請を受け指示をおこなう立場にある小野寺五典防衛相まで参加》。せめて酒を飲まず、事態を皆に告げて中座し、職務に戻った人なんて誰ひとりいないのね? 《異常な“ショー”の命令》を前に、親指を立て、また、ピースしながらニコヤカに写真におさまることが出来る神経。

 3.11東電核発電人災時のアベ様デマ「メルマガ事件」。

   『●福島第一原発海水注入中断事件の裏にいたヒト
   『●「メルマガ事件」東京地裁判決、アベ様の
     「息吐く様に嘘つく」典型例が無罪に、そして、はしゃぐメディア
   『●鈴木耕さん、核発電人災等々々々々々…
       「自民党内閣だったら解決できただろうか。とてもそうは思えない」
   『●「安倍ちゃん…○○の象徴じゃない?…あれぐらいのさ、
            ■■な人じゃないと、多分あんなことやれない…」
   『●(リテラ)「あの未曾有の福島第一原発事故を招いた
       “最大の戦犯”が、他ならぬ現内閣総理大臣・安倍晋三」

 2015年9月の鬼怒川などでの洪水・土砂崩れ災害の時も…。

   『●大水害被害者は癒えず……そんな時に  
     極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?
    「リテラ…【洪水災害の中、安倍首相が櫻井よしこ主宰の
     極右ネットテレビに生出演! 国民の生命より右翼仲間が大事なのか」

 さらに、熊本大分大地震でも、川内・玄海・伊方核発電所を放置し、さらには、空飛ぶ棺桶オスプレイまで投入する震災の政治利用する始末。

   『●福島第一原発海水注入中断事件の裏にいたヒトは、 
           いま、熊本大分大地震に際して何をしている?
    「nikkan-gendaiの記事【オスプレイまで投入…震災を政治利用する
     安倍政権の悪辣】…《…物資輸送なら自衛隊のヘリで事足りる
     わざわざ危険なオスプレイを投入したのは、災害救援に名を借りた
     日米同盟の強化アピールに他なりません》》」

   『●熊本大分大地震の最中、アベ様や閣僚殿は
       「大した用もないのに、超快適旅行」「いい旅夢気分」
    《大した用もないのに、今年のゴールデンウイークも
     安倍内閣の閣僚が次々に海外に出発する。…安倍首相は
     政府専用機を使い、閣僚はファーストクラスの超快適旅行だ。
     熊本の被災地で車中泊を続ける被災者は内心、怒っているだろう》。
    《今回も約5億円もの血税が外遊に使われることに…
     舛添都知事といい、国民の税金を何だと思っているのか》。
   『●アホらしき税収不足! 日本の「報道の自由度」72位で、
             「パナマ文書を調査しない国は…と日本くらい」
    《熊本県知事が求める「激甚災害指定」を安倍首相はすぐに
     出さなかった…結局、お金を出すのを渋っているのか。できることは
     ぎりぎり地方でやれ、そういいたいのか。冷たいよな
     海外にいっては金をばらまいてきているのに。海外で自分らだけが
     いい顔をできればそれでOKか。でも、そのお金は血税
     こういうときにこそ、使うべきお金

 安全保障という名の下でJアラートなどで脅し、人殺しのためのオモチャ・オスプレイやイージス・アショアなど巨大な軍事費を投じるのならば、真の安全保障として、市民の命を守るために災害の補償や防災に投じれば、腐りきった政権もどれほど喝采を浴びるだろうか。イカサマをしなくても、アベ様の内閣支持率もうなぎのぼりでしょうに。まあ、やることもやらずに、Jアラートや害遊・害交、適当な国会対応をしていれば、内閣支持率が上がるんだから、ニッポンは本当にオメデタイ。

   『●「FMSは武器取引を通じて、米国が他国を従属させる
         システムでもある。日本の対米追従は強まる一方だ」

 アサヒコムの記事【西日本豪雨で日本に1台しかないレッドサラマンダーが出動「オスプレイより使える?」と話題】(https://dot.asahi.com/dot/2018071000073.html)によると、《救助活動が続いている中、全国で唯一の特殊車両である「レッドサラマンダー」が、7月6日未明、総務省からの要請を受け、出動》。
 同様に、日刊ゲンダイの記事【予算にもクッキリ 安倍政権の露骨すぎる「防災より武器」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233025)によると、《こんなに腰が重いのは、安倍首相が災害を軽視しているからだ。昨年、安倍首相は北のミサイル発射前夜に官邸泊を繰り返したが、今回の災害では、私邸にこもって危機感ゼロ。そんな「防災より武器という安倍政権のスタンスは、予算配分にもクッキリ表れている。 ■災害無策でも防衛費概算要求は過去最高へ 7月7日未明、愛知県岡崎市から出動し、午後から岡山県倉敷市真備町で救助活動に加わった全地形対応車「レッドサラマンダー」。全国でたった1台しかない》。
 東京新聞のコラム【【私説・論説室から】陸上イージスを見直せ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018071102000187.html)によると、《防衛省は弾道ミサイルを迎撃できるイージス護衛艦を四隻から八隻に倍増させる計画で、改修や新規建造が始まっている。さらに「地上イージス」まで必要なのか。導入すれば、米国を除いて世界初の保有国となり、安倍首相と米国製武器の追加購入で合意したトランプ米大統領は大いに喜ぶことだろう》。
 西日本大豪雨災害を目の当たりにして、方針転換は必至でしょう。軍事費を削れ。税金は使うべきところに投じよ。

   『●未来に投資しない国: 「そういうせりふは、
      ハコモノではなく、子どもたちのために言ってほしいものだ」
   『●安倍首相の脳ミソは「壊憲」「戦争を出来る国へ」
        でいっぱい(脳ミソがあればの話ですけれどもね)
   『●そもそも、子どもたちのためにこそ
       「ドブガネしている」税金を使ったらどうなのか?
   『●「誰のための政治…誰のための税金なのですか。 
        税金は安倍総理のポケットマネーではありません」!
   『●弱い者イジメ…「『低所得世帯の生活水準が下がった』なら、
                  『貧困は改善』は嘘で、アベノミクスは失敗」
   『●オトモダチ「利権」塗れ…「この国でもっとも「利権」から遠い
                  生活保護受給者の暮らしがまた脅かされる」

 日刊ゲンダイの記事【拡大する西日本大豪雨被害 鮮明になってきた政治の責任】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233022)によると、《その日の夜、安倍が議員宿舎で開かれた自民党議員との懇談会に参加し、酒盛りに興じていたことに怒りの声が上がっている。参加議員がSNSに投稿した写真には、笑顔で乾杯する安倍や小野寺防衛相、上川法相らの姿がある。豪雨災害の危険が強まり、翌日には元オウム真理教幹部7人の死刑を控えている政権の面々とは、とても思えない》。
 また、同紙の記事【「安倍首相は法律を軽く見ている」委員会で“元身内”が批判】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233026)によると、《安倍自民党がまたもやドサクサに紛れて公選法改正案をゴリ押し…参院定数を6増やすことについて「選挙制度は国民のためにある自民党のためではない」とバッサリと切り捨てた。また、得票数の多い順に当選する比例区に、党が勝手に当選者を決められる「特別枠」を設けることには「民意によらない当選者が出る」とズバリ》。

 松尾貴史さんのつぶやき(https://twitter.com/Kitsch_Matsuo/status/1016341974427709447):

   「松尾 貴史@Kitsch_Matsuo
    今、東日本大震災の時の、菅直人総理や枝野幸男官房長官の、
    下手だが真剣かつ必死な様子、マスコミへの対応を思い出して、
    今まるでSF小説に出てくる暗黒の国にいるかのような錯覚を覚える。
    あの時に協力を拒否してデマを飛ばし足を引っ張り続けた人物達が、
    今政権に居座り、豪雨の対応で嗤われている
    0:23 - 2018年7月10日」

 最後に、リテラの続報。
 【安倍首相の豪雨被災地ないがしろは続いている! 災害対応よりカジノ優先、宴会参加の官房副長官は自治体に責任転嫁】(http://lite-ra.com/2018/07/post-4117.html)によると、《映画監督・想田和弘氏の〈首相はもはや自分が何をやっても主権者から罰せられないと感じているのだと思う〉》。あぁぁ…。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201807100000187.html

政界地獄耳
2018年7月10日9時31分
「日本を守る」はずでしょ

 ★西日本を中心とした豪雨被害は12府県に及び、100人以上が死亡、安否不明者も80人を超える。また2万人以上が避難所生活を余儀なくされている。野党各党は事態の重要性に鑑み災害対策本部を早々に設置。8日には立憲民主党と自由党幹部が会談し、当面国会審議を中断し災害対応を優先すべきだと訴えた。

 ★5日夜、既に大阪、兵庫など3府県の20万人に避難勧告が発令されている頃、首相・安倍晋三と複数の閣僚や党幹部は議員宿舎で若手議員と宴会の最中だった。また首相は11日からの外遊を控えていた。安倍の山口を筆頭に広島、島根と被災地選出の議員や防衛、復興など災害対策の担当相らも同席していた。またその時の浮かれた様子をネットにあげており、被災者のみならず、配慮のなさと緊張感のなさ、与党のたるみっぷりは既に政界の大きなテーマとなっている。その中の1人、党総務会長・竹下亘は会見でこの宴席を問われ「どのような非難も受ける。正直言ってこれだけすごい災害になるという予想は私自身はしていなかった」と述べた。

 ★政府は非常災害対策本部を設置したものの、本部長は防災相・小此木八郎。つまり首相の外遊を想定して首相を本部長とする緊急災害対策本部設置をちゅうちょした。結局9日になって首相は外遊を取りやめたものの後手後手に回った印象だ。首相は「時間との闘い」「暑さが厳しくなる中、被災者へのきめ細やかな支援は急務だ」というが、全体的に事態を甘く見ていたとの批判はぬぐえないだろう。この判断ミスは人命に直結する。政府は同日、今回の豪雨を「平成30年7月豪雨」と命名し激甚災害指定にした。

 ★「日本を守る」。首相は得意とするメッセージに安全保障がある。それは国民の生命、財産を守ることに尽きる。首相は安全保障を軍事的なものに限定しているのかもしれないが、外遊と災害対策をてんびんにかけたのではないかと被災者に問われたときにどう応えるのか。救助の後、初動の遅れと不作為の結果の検証が必要だ。(K)※敬称略
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http://lite-ra.com/2018/07/post-4115.html

安倍首相の豪雨対策そっちのけ自民飲み会参加に非難轟々! 一緒に大はしゃぎの安倍側近は言い訳のためデマ拡散
2018.07.09

     (西村康稔官房副長官がツイートした自民党飲み会の模様)

 西日本を襲った豪雨はきょう死者が100人を超え、平成に入ってからは最大規模の水害となった。本日21時現在で安否不明者81人(朝日新聞調べ)もいる上、避難者の数も約2万人。交通インフラの被害も深刻で、復旧の目処も立っていない。
 そんななか、怒りが集中しているのが、安倍首相の災害対応だ。たとえば、6日夜の時点で広島県は土砂崩れなど甚大な被害が出ており、さらに7日深夜には岡山県倉敷市真備町で川が氾濫し冠水。同日朝には愛媛県西予市をはじめ、多くの地域で取り残された人びとからの救助要請が相次いでいた。
 にもかかわらず、安倍首相は、7日午前10時1分から豪雨にかんする関係閣僚会議を15分間開いただけで、その後は東京・富ヶ谷の私邸に帰宅。非常災害対策本部を立ち上げたのは昨日8日の午前8時のことで、そんな時期になって「救命救助、避難は時間との戦い」などと言い出したのだ。しかも、昨日も午後14時過ぎには官邸を出て、さっさと私邸へ戻ってしまった。
 そして、安倍首相はようやくきょうになって救助活動や被災者支援のため、11日から予定していたベルギーやフランスへの外遊を取りやめると発表。だが、これはあまりにも当然の話だろう。もっと早く外遊取りやめを公表し、政府をあげて対応にあたると明言することで、被災地に多少なりとも安心感をもたらすことができたからだ。
 しかし、もっとも批判の矛先が向いているのは、やはり、5日の夜に安倍首相が「赤坂自民亭」なる自民党の飲み会に参加した一件だ。
 5日といえば、地震発生から間もない大阪北部や京都市などの地域では早朝から避難勧告が断続的に出され、夕方には京都府だけでも避難指示は14万人に及んだ。気象庁も14時に「記録的な大雨となるおそれ」と大雨では異例の緊急会見を開き、17時台には「厳重な警戒」を呼びかけていた。
 だが、安倍首相は西日本を襲う危険は自分とは無関係と言わんばかりに、自民党の中堅・若手議員らが開いている「赤坂自民亭」に参加。この会は、竹下亘総務会長が「亭主」を、翌日にオウム死刑囚を大量処刑した上川陽子法相が「女将」、“ドリル破壊大臣”こと小渕優子・元経済産業相が「若女将」、吉野正芳復興担当相をはじめとする7期生が「店員」を務めるという“ごっこ遊び”のような内輪の飲み会で、安倍首相がこの夜、参加したのは、9月の総裁選に向けた票固めのための行動であることは間違いない。ちなみに、安倍首相はこの会に地元・山口の有名ブランド日本酒である「獺祭」を差し入れたというが、獺祭の蔵元も今回の豪雨で浸水被害を受け、製造中止に追い込まれている。
 避難者が十数万人に及ぶなか、災害そっちのけで総裁選の選挙運動に勤しむ安倍首相……。この危機管理ゼロかつ酷薄な態度には言葉を失うが、醜いのは、この場に集まっていた安倍政権の面々も同じだ。
 なかでも、呆気にとられるような言動を繰り返したのは、安倍首相の側近である西村康稔・内閣官房副長官だ。
 西村官房副長官といえば、第二次安倍政権の発足とともに内閣府副大臣に任命され、防災対策を担当。2014年8月に豪雨で土砂崩れが発生した広島土砂災害では現地対策本部長を務めた。同年に出版した『命を守る防災・危機管理』(プレジデント社)なる著書の帯では、安倍首相が「数々の災害に、彼が最前線で指揮を執ってくれた」と推薦文を寄せているほど。つまり、西村官房副長官は、安倍政権が誇る“災害対応のエキスパート”というわけだ。


■安倍首相が“防災担当”に指名、西村康稔内閣官房副長官も飲み会で大はしゃぎ

 だが、被害拡大が懸念されていた5日の夜、西村官房副長官は安倍首相に迅速な対応を進言するでもなく、一緒に「赤坂自民亭」に参加。そして、安倍首相と岸田文雄・自民党政調会長の、あきらかに酒が入って陽気な様子のツーショットや、安倍首相を中心に参加者が乾杯ポーズで写った集合写真とともに、こんなツイートを投稿した。

   〈参加した多くの議員は「(安倍総理が差し入れた)獺祭と
    (岸田政調会長が差し入れた)賀茂鶴とどっちを飲むんだ??」と聞かれ、
    一瞬戸惑いながらも、結局両方飲んでました。そして、お二人と写真を
    撮っていました笑笑 いいなあ自民党。〉
   〈今日は、安倍総理、岸田政調会長、竹下総務会長が勢揃い。
    和気あいあいの中、若手議員も気さくな写真を取り放題!
    まさに自由民主党党。〉(原文ママ)

 安倍首相が称える「防災・危機管理」のプロが、危機が迫るなかで宴会の様子を垂れ流す……。これが、西村官房副長官が「いいなあ」と誇る「まさに自由民主党」の姿なのである。
 しかし、西村官房副長官の醜態はこれで終わらない。この宴会写真と被災者の不安を無視した投稿には非難が殺到したためか、同日23時45分には〈地元秘書から、地元明石淡路の雨は、山を越えたとの報告を受けました。秘書、秘書官と随時連絡を取り合いながらの会でした〉とツイートしたのだ。
 官房副長官ともあろう者が、自分の選挙区のある地域にしか目を向けていないことを露呈させるとは、これだけでも酷い話だが、その明石市や淡路島にしても〈山を越えた〉というようなことはなく、その後、6〜7日にかけて避難勧告が出され、淡路市にいたっては本日21時16分まで大雨、雷注意報が出されていた。つまり、自分が飲み会で浮かれていたのを打ち消すために、災害を矮小化するデマを流したのである。
 さらに、西村官房副長官は7日の関係閣僚会議において安倍首相が発言している写真と合わせて、〈これまでに経験したことのない記録的な雨量〉と投稿。未曾有の雨量だと認めているのに、この時点で非常災害対策本部がいまだ設置されていないのはどう考えてもおかしいのだが、西村官房副長官がそうした安倍首相の失策を指摘するはずもなく、ただ写真だけで「やっている感」を演出しようとしたのだ。


■西村官房副長官、災害は「山を越えた」「自衛隊員2万人が救助活動中」とデマツイートを連発

 しかも、問題はこのあと。西村官房副長官は、投稿文をこう締めくくっているのである。

   〈現在、京都、岡山、広島、山口、愛媛、高知、福岡の各府県で
    自衛隊員約21,000名が人命救助など活動中。〉

 じつは、これもデマだった。実際、自衛隊の救助態勢について、8日の毎日新聞の朝刊は以下のように伝えている。

   〈防衛省によると同日(注・7日)夕現在、京都、高知、福岡、広島、
    愛媛、岡山、山口の7府県からの災害派遣要請を受け、自衛隊は
    約600人態勢で、土砂崩れ現場での救助、孤立地域からの輸送、
    洪水対策などにあたっている。西日本の陸上自衛隊を中心に
    約2万1000人が救助要請などに即応できるよう待機している〉

 ようするに、実際に7日時点で救助などの活動に当たっていた自衛隊員は約600人に過ぎず、2万1000人は「待機」していただけだったのだ。それを西村官房副長官は、「約21,000名が人命救助など活動中」だとデマを喧伝したのである。
 総理出席の飲み会ではしゃぎ、それをごまかすために危機感を促すべきタイミングで〈山を越えた〉などと拡散させ、挙げ句、非常災害対策本部も立ち上げないままに虚偽の情報を流して、あたかも万全の救助態勢であるかのように装う──。西村官房副長官は前述した著書のなかで、自身の災害対応を振り返った後に、日本は〈世界の防災のリーダー国〉なのだと胸を張っているが、デマを流すような官房副長官がいる国の、一体どこが防災リーダー国なのだろうか。
 そして、最大の責任者は、このような人物を防災担当に据えた安倍首相である。そもそも、安倍首相こそが、頻発してきた災害に対して毎度毎度、信じがたい対応をとってきた。
 事実、2014年の広島土砂災害では、8月19日に豪雨によって土砂崩れが発生。このとき安倍首相は山梨県の別荘で過ごしていたのだが、翌20日午前6時30分に「政府の総力を挙げて被災者の救命・救助などの災害応急対策に全力で取り組む」と宣言。そのまま官邸に入り対応にあたると思いきや、なんと官邸ではなく富士桜カントリー倶楽部に向かい、日枝久・フジテレビ会長(当時)や笹川陽平・日本財団会長らとゴルフに興じたのだ。
 これだけではない。2015年の関東・東北豪雨では、孤立して救助を待つ人びとや不明者も多数いるなか、インターネットテレビ「言論テレビ」に生出演し、櫻井よしこや田久保忠衛・日本会議会長とともに「歴史的使命を完うする覚悟と戦略」と題して安保法制の必要性をアピール。また、昨年は、G20首脳会談出席のための外遊中に九州北部豪雨が発生したが、その後、被害が深刻化するなかにあって安倍首相はG20閉会後も外遊を続行。結局、1日だけ予定を早めて7月11日に帰国したが、緊急性もない外遊を続行させたのは、同月10日に開かれた加計問題追及の閉会中審査に出席したくないからではないかとも囁かれた。
 災害が起こっても、ゴルフをプレーし、お仲間の極右ネット番組に生出演し、閉会中審査に出たくないばかりに外遊先から帰国しない。そして今年もまた、総裁選に向けた選挙活動に励む一方で被災地を無視しつづけ、非常災害対策本部の立ち上げは遅れに遅れた──。総理大臣がこの有り様なのだから、安倍政権の面々が災害にも目もくれずどんちゃん騒ぎを繰り広げ、側近がデマを流すのも、当たり前なのかもしれない。

(編集部)
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コメント
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●真の司法改革とは?、そして「イヌのイヌのイヌのイヌ」

2014年04月16日 00時00分24秒 | Weblog


CMLの二つの記事【[CML 030638] Re: 佐藤様 Re: 映画「ハンナ・アーレント」の書評の紹介】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-April/030655.html)と、
【[CML 030643] Re: 「絶望の裁判所」なり瀬木比呂志 すさまじきかな講談社新書】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-April/030660.html)。
前田朗さんのブログ【内側から明かされた裁判官の精神構造の病理】(http://maeda-akira.blogspot.jp/2014/04/blog-post_7.html)。

 「検察は警察権力のイヌであり、そのまた手先の裁判官は「イヌのイヌ」ということになります。もっとも、法学者の中には裁判所の御用聞きみたいなのがたくさんいますから、「イヌのイヌのイヌ」(笑)」・・・・・・ということは、それを持ち上げるマスコミは「イヌのイヌのイヌのイヌ」。

   『●〝犬〟になれなかった裁判官
   『●「絶望の裁判所」: 裁判所の頂点、最高裁からして・・・・・・


 「法曹一元制をとれば、現状の司法官僚制の打破ができます。司法試験合格者はすべて弁護士になり、弁護士経験者の中から裁判官を募るという考え方です。司法修習も、最高裁が恣意的に運営するのではなく、むしろ弁護士会主導でやるべきです」・・・・・・真の司法改革を行うためには。

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-April/030655.html

[CML 030638] Re: 佐藤様 Re: 映画「ハンナ・アーレント」の書評の紹介
・・・・・・・・・
2014年 4月 4日 (金) 09:55:00 JST

前田朗です。
4月4日

>   全く、同感です! 最近、元エリート裁判官だった瀬木比呂志氏の『絶望
>の裁判所』(講談社現代新書)を読みまして、裁判官も都教委並みで、権力者の
>「精神的奴隷」である…マスダ節で言えば「イヌ裁判官」(笑)ってことです…理
>由が、よ~~っく、理解できました。私の数々の裁判体験から、ウスウス(笑)は
>感じていたんですけど…
>  この書物はオススメです! しかし、『絶望の裁判所』であることは分かっ
>ていても、ここ以外には人権侵害の救済を法的に求める場所はないのですからねェ…

まだ読んでません。これから読みます。
「イヌ裁判官」(笑)。
人様を動物に例えるのは失礼なことですが、この喩えはかつて裁判官自身が用い
ました。

(以下の引用はすべて私の記憶によるもので、出典確認はしていません。若干の
不正確さを伴うことをご了解ください。)

10数年前に、裁判所の中から、平裁判官による改革運動が起きた時に、「イヌ
からの脱出、解放が語られたことがあります。結局、最高裁事務総局によって抑
え込まれましたが。

それ以前、東京地検特捜部が、警察の犯罪である神奈川県警盗聴事件を不起訴処
分にしたときに、「検察は警察の走狗」に陥っているのではないかということが
検察官自身によって語られたことがあります。「権力の走狗と言われないように」
と。

ですから、検察は警察権力のイヌであり、そのまた手先の裁判官はイヌのイヌ
ということになります。

もっとも、法学者の中には裁判所の御用聞きみたいなのがたくさんいますから、
イヌのイヌのイヌ」(笑)。

自分でみじめだと思わないのか、本当に不思議。

・・・・・・・・・。
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【http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-April/030660.html】

[CML 030643] Re: 「絶望の裁判所」なり瀬木比呂志 すさまじきかな講談社新書
・・・・・・・・・
2014年 4月 4日 (金) 15:58:57 JST

前田朗です。
4月4日

先ほど買ってきましたが、まださわりしか読んでません。


> なぜ解決策として法曹一元? 本書を読んでも分からない。

これは読まなくても、私なりの意見を出せます。
法曹一元制をとれば、現状の司法官僚制の打破ができます。
日本では、司法試験合格後の統一修習(裁判官、検察官、弁護士の供給源)の一
元化ができただけで、
これは法曹一元ではありません。
法曹一元というのは、国によって差異はありますが、
司法試験合格者はすべて弁護士になり、弁護士経験者の中から裁判官を募るとい
う考え方です。
司法修習も、最高裁が恣意的に運営するのではなく、むしろ弁護士会主導でやる
べきです。
弁護士の養成、後継者育成は弁護士会が責任を持ってやるべきです。
これによって、一方で、裁判官を民衆の中から選出するという位置づけにすると
ともに、
他方で同時に、裁判官を官僚制から引き離し、弁護士から裁判官へ、そして逆に
裁判官から弁護士へという流れを作る
もちろん、一定程度の司法行政が必要になり、司法行政に強い人材が生み出され、
司法行政による裁判官支配がなされる危険性は残りますが。
前回の司法改革の時に、学界からは法曹一元の提案がありましたが、
最高裁は法曹一元だけは絶対に拒否し、
弁護士会も責任の重大さから逃げ腰となり、
しかも、裁判員制度法科大学院という奇妙な改革に流れました
学界では法科大学院制度には強い反対があったのですが、
最高裁と弁護士会の結託で制度ができました。
制度ができてしまえば、各大学とも懸命になって法科大学院を作り、宣伝し、維
持しなくてはなりません。
かつて法科大学院構想を厳しく批判していた教授たちが、懸命に法科大学院の授
業をやっているという漫画的な状況です。
あとは裁判官、検察官の天下り先をつくっただけです。
法科大学院制度の制度設計が失敗であり、次々と問題を引き起こしてきたことは
報道されている通りです。
法曹一元が基礎にあれば、法科大学院はもう少しましになったと思います。

・・・・・・。
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【http://maeda-akira.blogspot.jp/2014/04/blog-post_7.html】

前田朗Blog
MONDAY, APRIL 07, 2014

内側から明かされた裁判官の精神構造の病理
瀬木比呂志絶望の裁判所』(講談社現代新書)

「最高裁中枢の暗部を知る元エリート裁判官 衝撃の告発!」「裁判所の門をくぐる者は、一切の希望を捨てよ!」。1954年生まれの著者は1979年に裁判官となり、東京地裁、最高裁に勤務、2012年に明治大学法科大学院教授に転身。30年余りの裁判官生活における実体験を多数紹介しながら、裁判所の実態を描き出す。

政権追随司法人権軽視司法を形成・維持した最高裁司法行政族による青法協攻撃以来の「司法の反動化」は有名である。政治的動機による裁判官弾圧と裁判官統制であり、それゆえ組織が歪み、人間が抑圧されていった。裁判官懇話会も白眼視された。青法協と懇話会は本書に登場する。その後、市民のための裁判官ネットワークもあったが、こちらは本書には登場しない。青法協、懇話会、ネットワーク、それぞれに自由で開かれた裁判所を目指したが、上からの弾圧で潰されていった。

憲法に背を向け平和や人権に冷酷な裁判官をつくりだすための猛烈な工作が、この国のエリート裁判官を堕落させたことは良く知られている事実だ。多数の批判書、研究書があった。黒木亮『法服の王国 小説裁判官(上・下)』(産経新聞出版)も出た。

  http://maeda-akira.blogspot.jp/2013/12/blog-post_10.html

本書が取り上げた話題はほとんど既知のことであるが、著者自身の体験が裏打ちし、説得的であり、随所で「やっぱりそうだったのか」と繰り返すことになる。ただ、著者はそこで立ち止まらない。内側からの分析の強みであるが、「裁判官の精神構造の病理」として、(1)一枚岩の世界、内面性の欠如、内面のもろさ、(2)エゴイズム、自己中心性、他者の不在、共感と想像力の欠如、(3)慢心、虚栄、(4)嫉妬、(5)人格的な未熟さ、幼児性、(6)建前論、表の顔と裏の顔の使い分け、(7)自己規制、抑圧、(8)知的怠慢、(9)家庭の価値意識。ここまで書くか、と思うくらい厳しい批判である。もちろん、著者自身もその世界にいたのであり、そのことを著者は十分に自覚している。

裁判官に常識の欠ける人物が多いことは私も良く知っている。かつて東京地裁の裁判官、東京地検の検察官が参加する研究会に数年間出ていたが、現職裁判官のオフレコ発言はまさにエゴイズム、自己中心性、他者の不在、慢心、虚栄、嫉妬。なるほどその通りである。あまりに気持ち悪いので、数年で出席を止めたが、出席し続けて黙って聞いておけばよかったかもしれない。もっとも、大学に所属する研究者にも変人は少なくないが。

著者は関根牧彦という筆名で数冊の著書を出しているが、それは法律書ではなく、『内的転向論』『映画館の妖精』『対話としての読書』であり、音楽ファンでもある。本書にも、ビートルズ、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーンが出て来る。

Posted by 前田朗 at 6:25 AM
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