まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

この木なんの木?

2008-09-26 15:06:29 | 想い
気になる木がありました

先日、奈良公園にて、でっかい木を発見!

(みんなで手をつないで、大きさを測っていたのだけど、
 シャッターチャンスを逃しました

上のほうでは‥

何と、木の又から、竹が!!

植物の生命力って、スゴいです

何だかね。
奈良公園って、他の公園とは‥違う
ナニが違うんだろうって‥、やっぱり、

‥よね


いつごろからコイツらはここに居るんだろう?と思って調べてみると

和銅13年(710)年、藤原不比等が氏神として春日大社を創建する際、
「鹿島(茨城県鹿島神宮)から勧請した神が白鹿に乗って春日山に入った」
という言い伝えから、神の使いとして大切に保護されてきた
‥のだそうですよ

従って、大事に保護されてきた訳なのですが、
ヤツらは、飼われているのではなく、『野生』の鹿(いや、これはウマ)

しかし
神格化されてきたその歴史と、
これだけ人になついている野生の鹿は他にないことから
国の天然記念物にも指定されているそうで

つまりは、公園内の植生も、鹿と一緒に大事に保護されてきた
‥訳なんやろね
だから、あんな木がある訳だ!!

さらにはね
鹿が餌(鹿せんべいはおやつ程度。主食は、草や木の芽、木の実など)
を食べ、ふんをする。
そのふんをふん虫が土の中へ引き込む。
ふんの中には草の種が混ざっていて、そこから、また新しい芽が出る。
こういうサイクルで奈良公園の芝は伸びすぎることなく
適当に食べられいつも美しい緑を保っている
‥のだそうですよ

ああ。
この森は、人間の手で守られているんじゃないんだ
鹿と人間が一緒になって、森を守ってるんだ~

奈良公園が、「なんか、違う」のは、そういう訳なんやね


鹿が学内を歩き回るキャンパスで過ごした4年の間には、
(夜に自転車をこいでいたら、生ゴミをあさる鹿に脅かされたり、
 カバンの中のプリントを食われたりもしましたけど
全然思いもよらなかったようなことを、
このトシになって、今回、改めて「想い」ました

タもユも、「また、行こうよう~」って言ってるし
また今度、改めてゆっくり、行ってこようっと