まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

マグルの魔法

2008-09-18 08:55:29 | 想い
夏休みの初めに発売だった、
ハリーポッター最終巻『ハリーポッターと死の秘宝』。

一気に2日で読み終わり
1回目は勢いで読み飛ばしたところもあろうかと、
2回目をじっくり読み終えたら、
今度は、『賢者の石』から読み直してみたくなり

7巻11冊を、先日読み終えましたっ
まだ読んでない人のために、ストーリにはできるだけ触れずに
ちょっとした『感想文』を

いやはや
予めさりげなく張ってあった伏線の一本一本ってのが、
もう一度読み直すことで、その存在が明らかとなり‥。
つくづく、もの凄く壮大なストーリーだったと思いました
最終巻のあとがきにもありますが、最終巻に、
ある人物について『大どんでん返し』の物語が語られる章があり。
1巻の最初からこの場面を用意して全てが書かれていたのか、
と思うと、翻訳者さんと同様に、鳥肌が立つ思いです


もちろんこの物語は、
ほとんどの方がご存知の通り、
11歳の誕生日に、突然、魔法使いであることを告げられ、
何故だか自分は全魔法界注目の少年であるという
『別世界』である魔法界へ飛び込んでいく、というハリーの物語、
‥な訳ですけど。
杖や呪文を使う、魔法学校で習う数々の魔法以外に、
全巻を通して『愛・友情・勇気』の魔法についても、
水面下で熱く、あつ~く語られているのですよね。
(これも、翻訳者さんが言ってはることですけどね。)

ダンブルドア校長がハリーに語る魔法は、
ハリーたちが『教科』として習うことのない種類のこの魔法、
つまりは。
愛・友情・勇気が持つ『力』について、
だったように思います

ど・マグル(マグル‥魔法族の存在を知らずに暮らしている、非魔法族)
であるこのアタシでも、この魔法はゼッタイに使うことができる
‥と、何の迷いもなく思いますね

っつうか。
魔法って言ってしまうと、マユツバもんになりますけど。
人知を超えた不思議な力ってのは、確実に存在していて、
これは、別にホグワーツで習わなくても、
私たちも知らないうちに使っているんじゃないのかな?
なんて思うのです

誰かを想う力=愛には、目には見えない『力』があるし、
そして勇気を奮い立たせて行動に移せば、
そこにも、周りの人をも動かす『力』がどんどん湧いてくる‥もの。

誰でも、実感として持っていることだと、思います。
この『力』の存在を信じ、また感じとり、
私たちには見えないけど、そこらじゅうに(きっと)いる『吸魂鬼』を
呼び寄せてしまわないよう、
心の中を、暖かく明るいもので、満たすようにしなければ!!
と思うのです

この、『吸魂鬼』<Dementor>ってのは、
非常に興味深いヤツで。
そういや、前にも、カオナシ考をしましたが、
物語に出てくるモンスターって、作り出されたものなのだけど、
どこかものすごく現実的で、実在しているのでは!?という
気になったりします

『吸魂鬼』を知らない方のために‥
その外見は:
全身がマントに覆われている為、黒い人影のように見える。
頭巾をすっぽりと被っているので顔を見ることは出来ない。
但し、このように見えるのは魔法界の人間のみで、
マグルはその姿を見ることは出来ない(霧のように感じる)。

ヤツのもつ能力は:
地上を歩く生物の中で一番忌まわしきものの一つと言われており、
人間の心から発せられる幸福・歓喜などの感情を感知し、
それを吸い取って自身の糧とすることが出来る。
その影響力は凄まじく、吸魂鬼が周囲にいるだけで
人間は活力を失ってしまう。
特に、ハリー・ポッターのように過去に悲惨な記憶を持つ者ほど、
吸魂鬼の影響を受けやすい。

防衛・回復法:
吸魂鬼に向かって「守護霊の呪文(パトローナス・チャーム)」
(呪文はエクスペクト・パトローナム)を使用すると、
吸魂鬼を追い払うことが出来る。
吸魂鬼の影響で元気を失った時は、チョコレートを食べると元気を取り戻せる。

豆知識:
吸魂鬼の設定は、ローリングがうつ病に罹患した時の心理状態を基に
考え出したとされる。映画「アズカバンの囚人」DVDのメイキングでは、
「十代のころ、黒いフードを被った人影の夢を見た」と語っている。

‥なんやけど
アカン
「ちょっとした」感想文にならへんかった
続けさして~