まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

アイリッシュハープ

2007-11-26 09:52:44 | 想い
22日(金)のことですが。
私立幼稚園PTA大会という催しに参加してきました
今年は永山友美子先生という方の、アイリッシュハープの演奏会
cmが誘ってくれたので、行ってきたのですが。

いやはや。
非常によかったのですよ

とてもシンプルな楽器で、心に響く音色だったのは言うまでもありませんが、
曲と曲との間に繰り広げられる、絶妙な笑いあり涙ありのトーク
(というより、あれはむしろ、講演ですな)が
とてもよかったのです

先生は、あちこちの学校や病院、施設へと、
楽器をもって、演奏や講演に回っておられるとのこと。
一つの曲を紹介するのにも、
その曲にまつわる、さまざまなエピソード、
そして、そのエピソードから先生が感じられたこと、
さらには、私たち母親への、熱いメッセージ‥を
たっぷり語ってくださいました

例えば‥
埴生の宿〈home sweet home〉という名曲の前には、
この曲を「ちょー気に入った~!!」という感想文を寄せてくれた
女子中学生がいたそうです。
「アタシの理想の家庭は、アタシがただいまって言ったら、
 おかーさんがおかえりって言ってくれるウチで~す。
 アタシのウチは、ワケあって、おかーさんとアタシの二人だけで~す。
 おかーさんは、ギャンブルにはまってて、毎晩パチンコに行ってま~す。」
そんな彼女の<夢>は‥
「大きくなって、自分の力でお金を稼げるようになって、
 おかーさんがパチンコ代に困らないようにしてあげたいで~す。」

『どんなお母さんでも、子どもはお母さんが大好き‥なんですよ。
 たとえ、どんなお母さんであっても‥。』


ある病院で、先生が弾く曲弾く曲、全てに大感動な方が。
「先生~!!ど~して、アタシの好きな曲ばかり、やってくれんのぉ~!?」
と、目から涙、鼻から鼻水、口から涎まで垂らして、
拍手喝さいの大騒ぎ‥な女性がおられたそうです
演奏が終わってから、その方は、
「先生、ごめんなさいね。
 私、今、ちょっとおかしいでしょ。
 40になる息子を、亡くしたの。
 それで、今、私、おかしいの。」
と、そっと話しに来られたそうです。

自分でおかしいとわかっているのに、
その「病院」に居なければならないほど‥。
お辛かったんだろうな、と。

『どんなことがあっても、親より先に逝ってはならない、と
 そう思いました。』


時折、先生は涙を拭いながら、声を震わせながら‥。
そんなメッセージをいっぱいいっぱい、織り交ぜながら、
演奏してくださいました。

でも、すべてのメッセージは、
この、一番大切なメッセージに集約されてくる気がします。
『あなた自身の子どもを、精一杯愛して。
 世界中が背を向けても、あなただけは、守ってあげて。
 それくらい、ありのままの全てを、無条件で愛していることを
 美しい言葉と態度で、きちんと伝えてあげて。』

(もう、すっかり、アタシの言葉で書いちゃってますけど↑)


閉会の言葉のとき、代表の方は、
「会ったこともない誰かに思いを馳せ、
 演奏を聴きながら涙する、という経験は、
 初めてのことでした。」と挨拶されました。
まさしく、そのとおり。
あんな演奏会は、初めてでした
もしまた機会があれば、是非、参加してみたいと思ったのでした



さて
昨日は、人でごったがえしていたので行かなかった日吉大社。
朝なら、誰もいない
っという訳で、また、ひとまわりしてきましたよ


何でも、紅葉は、朝晩の寒暖の差が激しく、日当たりがよいと
よく色づくのだとか
あと数日で落ちていこうとしている葉だけど、
‥じゃなくて。
あと数日で落ちちゃう、「だから」こんなに綺麗

きっと、ヒトも同じことだよね。

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