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10月29日~30日は香港中文大学で開かれた国際シンポジウムに行っていました。ただし、29日は私は参加できず、30日だけの参加でした。それでも朝の基調講演では現龍谷大学教授(東大名誉教授)の濱下武志氏による「グローバリゼーションの中の日本のアジア・アイデンティティ」という興味深い話が聞けたのは収穫でした。
アジアと日本というと、とかく政治的軋轢や戦後処理の問題だけがクローズアップされがちですが、濱下氏は海の歴史から都市と都市の関係としてアジアや日本を捉える視点を提出しており、ある種の知的な力業を見せていたと思います。東洋史が専門ということがあるからか、脂ぎったところもなく、その点も親近感を覚えました。
さて、写真は数日後に再訪した中文大学の中国文化研究所の博物館。そこで見つけた甲骨文字の実物です。実際の骨に刻まれた漢字を見たのは初めてでこれもまた感動ものです。感動のあまり、ややぶれてしまいましたね。
アジアと日本というと、とかく政治的軋轢や戦後処理の問題だけがクローズアップされがちですが、濱下氏は海の歴史から都市と都市の関係としてアジアや日本を捉える視点を提出しており、ある種の知的な力業を見せていたと思います。東洋史が専門ということがあるからか、脂ぎったところもなく、その点も親近感を覚えました。
さて、写真は数日後に再訪した中文大学の中国文化研究所の博物館。そこで見つけた甲骨文字の実物です。実際の骨に刻まれた漢字を見たのは初めてでこれもまた感動ものです。感動のあまり、ややぶれてしまいましたね。