フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

国際大会でのパネルセッション

2006-10-01 11:24:36 | NYC after 25 years
さて肝心の国際大会についてかんたんにご報告。

コロンビア大学はニューヨークのセントラルパークが終わったあたり、116 streetの地下鉄駅を出た真ん前にあります。ちょうど小高い丘のようになっていて、キャンパス自体も谷を挟んで南の丘に図書館、北の丘にシンボルにもなっている円屋根の法学講堂というようにマンハッタン島には珍しい起伏のある地形が見られます。

国際大会はForeign Affairs関連の建物で行われましたが、朝から行って機器の確認などに手間取りました。仲間が持参したノートブックに、備え付けの機器のコードが短すぎて良い位置で接続できないために、そこにあったデスクトップでファイルを示し、ノートブックでは動画を再生する、みたいな先進的なのか原始的なのかわからない方法を考えるしかなかったんです。しかし幸い、手伝ってくれたコンピュータ科学専攻の学生さん(韓国からの移民の人で、ご両親は韓国語、その人は韓国語と英語、少しだけ日本語も勉強しているらしい)に助けてもらって事なきを得ました。

パネルは2時間で以下のような内容でした。

「教室参加者の共同構築的情報を付した日本語授業コーパス」
まとめ役・司会/Organizer & chair:村岡英裕(千葉大学)
P5-1. 「文字化の規則をどう教室談話の分析に適用するか:一提案」横須賀柳子(国士舘大学)、村岡英裕(千葉大学)
P5-2. 「第2言語としての日本語教育教室活動の共同構築プロセス」山下早代子(東京医科歯科大学)、吉野 文(千葉大学)
P5-3. 「世界の日本語教育-ブダペストの教室から」齋藤真美(ミュンヘン大学)、大場美和子(千葉大学)
P5-4. 「教室参加者の共同構築作業過程に関する事例研究:教師の行動に着目して」西村よしみ(筑波大学)、田中亜子(国士舘大学)

あまり人が集まらなかったのですが、まあいくつも同時間にパネルが開いていたので、しょうがないですね。国研の野山さんや金田さん、東外大の宇佐見さん、米加の松本さんなどが来てくれて、有意義な時間を過ごせたと思います。ただ、これなら日本でやるのと変わりがない、とも言えますが(笑)。

写真は、その発表のうち、最初に私が枕詞をくだくだと述べているところ。千葉大の吉野さんと東京医科歯科大の山下さんが写っています。二人とも予定時間をうるさく行っていた司会が最初から時間をオーバーして話しているのにヤキモキしていた様子が見えています(汗)。(写真を撮って下さったのは楽しい時間をすごさせていただいた実践女子大の高木さんです。多謝!)
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