フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

延吉市の言語景観

2010-02-08 23:31:39 | Winter walk in Yanji
初日、歓迎会の後、夜の散歩に出かけた。延辺朝鮮族自治州では朝鮮語を使用する権利が認められていて、街の看板はすべて中国語と朝鮮語が併記されることが義務づけられている。順番も決まっていて、上に朝鮮語ハングル、下に中国語漢語となる。ただし、経済活動はやはり中国語ベースなようで、この写真の看板も、中国語のほうが主で、それの翻訳調の朝鮮語が併記されているのだそうだ。もちろん、朝鮮族としてはそれは面白くないわけで、出来るだけ朝鮮語の表現で書きたいわけだが、実態はなかなかそうは行かないというのがこの写真にもよく出ている。

左下の写真は朝鮮族の民族衣装のお店のようだが、1階はピザ屋みたい。それもPizzanalaというところがよい。nalaはもちろん、landとかcountryのこと。それから右上にあるのは「男子医院」とあってずっと謎だったが、これはどうやら日本の産婦人科医の反対、男性の病気専門の医院らしい。でもいろんなところで目に付くのでちょっとあやしい感じがする。
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