物流は、船は、大変だ。
ユーロの地域は。
日本は、船便、原油。
「(ブルームバーグ): 紅海を航行する商船への攻撃が数週間続き、米国と英国はイエメンの親イラン武装組織フーシ派への空爆を決定した。だが海運業界の混乱は深まる一方で、サプライチェーンを巡る危機が長引く恐れを浮き彫りにしている。
17日には3日間で3隻目の商船が攻撃を受けた。この攻撃はドローンによるものだった。海運業界幹部は内々に、船員の多くがいまや紅海南部の航行を怖がっていると認めた。
西側諸国の海軍は米英の空爆開始直後から、同海域には近づかないよう船舶に呼び掛けている。少なくとも2300隻の商船を運航する業者や船主はこれに従い、一部の保険会社は補償対象を制限した。
この結果、通常であれば世界の海上貿易の約12%を担う海域の通行量は急激に減少した。石油やガス、穀物、工業製品だけでなく、家畜を運搬する船までもが迂回(うかい)している様子で、家畜の健康に懸念が生じている。
世界の商船全体の約8割の船主らで構成する国際海運会議所(ICS)で貿易・環境担当のシニアマネジャーを務めるジョン・スタウパート氏は、「極めて不透明性の強い時期で、われわれ全員が米英軍による空爆作戦の全体的な影響を様子見していると思う」と説明。「この攻撃の潜在的な影響は、船員にとって恐ろしいものだ」と語った。
それでも同海域を航行する勇敢な船舶に対して、保険費用は10倍に値上がりした。空爆開始以降に大幅に上昇した。一部の保険会社は戦争リスク補償の対象から米国と英国の商船の除外を求めており、コンテナや石油輸送の運賃は上がり始めている。
海運大手APモラー・マースクのビンセント・クラーク最高経営責任者(CEO)は17日、「われわれにとって、これは輸送期間の長期化を意味し、恐らく少なくとも数カ月はサプライチェーンの混乱が続くだろう」と述べた。
紅海の混乱、すぐには収束しない公算大-海運大手2社のトップが予想
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は16日、空爆が及ぼす影響を断定するのは「時期尚早」だとしつつ、フーシ派の攻撃能力を損ね、破壊するという点では「有効」だろうと主張した。
空爆による米国のサプライチェーンやエネルギー価格への影響は限定的だと、米当局者は18日に述べ、同海域はアジアや欧州にとってより重要だと付け加えた。
ブルームバーグがまとめた船舶追跡データによると、中東から米メキシコ湾岸地域に向かう原油輸送船の大半はすでに、喜望峰経由の航路をとっている。
紅海の出口に当たるバブ・エル・マンデブ海峡はイエメンとジブチに挟まれ、幅が20マイル(約32キロ)程度しかない。スエズ運河経由でアジアまたは中東と欧州を結ぶ船は、同海峡を避けることができない。」
前触れかな、戦争、いや戦争しているが世界戦争。
のんきに、海外行くと、危ない。