JAに依頼してあった土壌診断の結果が届いた。
土壌診断に至った経緯はこうだ。
今主に自然薯を栽培している畑は、
耕作放棄畑を開墾して作り始めた畑なんだが、
初年度はまずまず出来だったものの、
昨年は蔓葉の繁茂が良くなく、
今年も似たような症状で枯れも始まっている。
県の普及員からカルシウム不足との指摘で、
カルシウム成分を葉面散布している。
原因を探るには症状だけでなく「土」そのものを見直すこと。
土を採取したのがお盆の頃なので、
追肥したばかりの「加里」と、
植え付け前の冬に「石灰」を多用したので、
数値が高いのは理解できる。
足りないのが「苦土」と「マグネシウム」だ。
植物には三大栄養素(三要素)が必要で、
それは窒素・リン酸・加里です。
これら以外に、
多量要素 (カルシウムやマグネシウムなど)と、
微量要素(ホウ素、鉄など)も光合成に必要です。
詳しくは分からないので調べると、
マグネシウム(Mg)とは、
動物や植物の生命活動を支えるミネラル(必須元素)のひとつであり、
とりわけ植物の光合成に必要な葉緑素(クロロフィル)で、
効性元素の中心として不可欠なものです。
栽培作物などの植物においてマグネシウムが不足すると、
葉緑素(クロロフィル)の減少をもたらし、
一般に葉脈間の緑色が薄くなり白くなったり、
黄色くなったりするとある。
という訳でマグネシウムと苦土不足を解決してくれる肥料は、
「水酸化マグネシウム」と出た。
写真の右上の「水マグ」がそれです。
今年は無理なので元肥え時に施肥することになる。
これが全ての解決になるか不明だが、
一つ一つ原因をつぶしていくしかないのかな。
今日は2回目の部会員の栽培畑巡回です。
みなさんの畑を見て我が身を知る学びの場でもある。
< どうりで土に聞いたらマグ足りぬと >
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