晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

3年かけ完成

2023-05-03 06:36:11 | じねんじょ
ゴールデンウイークの真っ只中ですが、
我が薯づくり集団は念願であった網室ハウスの2棟目を、
自前で3年かけて昨日完成させました。

この地に1棟目を移設したのは8年程前です。
当時の会員は10人ちょっとで種イモの供給に見合っていたが、
サポーター制度が機能して徐々に会員が増えていき、
もう一棟必要と議論しだしたのが4~5年前だったでしょうか。

県や市と折衝しても補助制度は無いし、
新設するとなると100万円以上はかかるが、
部会にそんな資金は無かった。
当時市内のシルバー人材センターが新規事業として、
トマトハウスを建てるため6,000万円くらいをポンと補助するのに、
小さな団体には何故できないのかと恨めしく思ったものだ。

どこかに中古ハウスが無いかと探していたら、
稲沢で自分たちで解体するならタダで上げるよとの情報を聞きつけ、
時折雪が舞う1月に皆で出かけ解体搬出したのが2年前だった。

元となる資材は手に入れたが、
建設するには少なくとも50万円必要で、
毎年15万円くらいを積み立てて、
やっと昨年の秋からパイプを組み立て始めた。

先ずは畑土の入替から。
部会員で造園業をやっているT君には助けてもらった。
ここまでで土代や重機レンタルで20万円かかった。

そして骨組みの組み立てです。
全員農業ハウスの組み立てなど初めてです。
足りない部材は購入した。
10万円出て行った。

骨組みを建てるまでで資金が途絶え、
冬の間に自然薯を売ってやっとこの春に、
防虫ネットや白コートの屋根材や、
中で使う資材や外周に敷く防草シートを買って、
皆の力で完成させることが出来ました。
これで20万円かかった。


思うこと行政やJAは農業を懸命に維持して広げようとする団体には、
もっと応援の手を差し伸べていいのでないか。
注目される事業だったかもしれないが、
聞くところによればあの大きな補助金で動いた事業は、
早くも曲がり角に来ているらしい。

小さな農業を基本に着実に仲間の輪を広げていきたい。
7月には犬山方式が注目評価され、
全県のじねんじょ部会の幹部研修会が、
犬山で開催されることになりました。

< 小さな農業大きな夢薯づくり >


コメント
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