(びっくりマークな雲もたまには良い)
縁側の住人は
最後の公園調査に向かった
この夏
公園調査の日はすべからく晴れ
本当に太陽に愛されている
と実感する住人であった
しかし
この二日間は雨が続いていた
前日の新聞では
降水確率10%
夜から雨 朝も雨が
しのしのすんすんと
降っていた
朝刊では降水確率60%
に昇格していた
だが
雨でも台風でも
今日は行かねばならない
何故なら
勾配計を借りておけるのは
今日までだから
住人は傘を持って家を出たが
朝八時過ぎ
なんと なんと
雨が上がっていた!
「この感じだと大丈夫かも知れない・・・。」
と
ひとりごちる住人
風致公園である「山のやぶ蚊公園」
まで
電車を乗り継ぎ 杜甫杜甫歩き
坂の下の入り口へ向かう
(公園の中の民家には大抵が茶屋看板あり)
風致公園とは
自然を残しながら整備された公園
春には3000本の桜が咲き誇るが
夏の終わりにあるのは
草いきれ と やぶ蚊
しかも
雨あがりには
うじゃうじゃ湧いている
に 違いなく
立ち止まると
もうもう
ヤブ蚊の餌食となるハ必至
(課外授業は公園で自然を学ぶのが正当)
蜘蛛やブンブン飛ぶ
わけのわからない虫達も
ご挨拶になのか
顔めがけて飛んで来て
近視眼でぶつかる
どこからくるかわからない為
避けようが無い
「ほんに うざい!」
うざい という言葉は
こういう時にこそ使うべき蚊!
と思う
調査や調査票作りで
盆休みも働き
シルバーウィークも働き
土日祝日関係なく
夏の炎天下にさらされ
室内では電磁波をあび続け
その合間
飯をつくり坂を下って買出しに行き
パソコン前とキッチンと坂ノ下のストア
いったりきたり
この日
これまでのどっぷり溜まった疲れ
が
身体から
とめどなく とめどなく
流れ出て眩暈がした
(景色がセピア色に変わったら要注意)
足取り重く身も重く
一番時間も短い調査だったにも
関わらず
いままでの調査で二番目に
キツかった
一番目は~あの暑い日・・・。
カスケードに転落した日
身も心もずぶ濡れの日だ
NOパン短パン状態で
計り続けた灼熱地獄
でも今日で終わる
(この藤豆食えるんじゃない?と自転車君は言った)
しかし
あの雨雲はどこに行ったのか?
汗の滲む手の甲にやぶ蚊がキスをする
痒くてたまらぬ
指を噛むな!
どこよりも痒いんだ!
指の先の血はうまいのか?
グルメのモスキートさん
きっと
我が血は世界三大珍味
珍味?(美味じゃないの!)
あと二人は誰なのか?
まあいずれ わかる
わかるの?
公園の展望所に中年男性が二人
東屋にディレクターチェアーを持参で
完全に我が庭気分で陣取っていた
どうやら仲良く並んで弁当を食べている
楽しそうだ
みんなの東屋であるが
人の少ない日は許そうと思う
リゾート地に来た気分で
くつろいで帰ってくれ
(クローバルな斜面地)
そんなことよりも
調査が終わり
住人が縁側宅に辿り着いた
その後すぐに
雨が降り出した!!!
「太陽よ そんなにわたしが好きなのか!」
おかげで
今年の夏は太陽の光をあびすぎて
お肌は乾燥状態
体内は水分摂取過剰
脳内はシワがのびて思考回路断線
眩暈の中つぶやく
働けど~働けど~わが暮らし 楽にならず
じっと
じっと
・・・・・・。
じっとり汗ばむ
キーボード
はあ はあ ふう
とりあえず今、1日だけ
な~んにもしなくて良い日を
ください・・・。
出雲の彼方を仰ぎ
いない神につぶやく
神無月に入って神はますます
横着になり
不貞寝を決め込んで
世界は崩れつつある
だが
崩れても 崩れても
人間は生き残るものだけが
たくましく生き抜くに違いない
あたりまえだ
あたりまえだから
生き残るものだけが
世界を再生していく
ホモルーデンスが
ホモファーベルよりも
先にあると言った
ホモサピエンスよ
崩れゆく世界に希望はあるの?
それでも
再生され また崩れ
再生され また崩れ
何度も何度も 世界は築かれるだろう
あなたが 居なくとも
わたしが 居なくとも
世界は誰のものか?
世界の
たった2~3パーセントの人が
世界のあらゆる富を独占し
世界の半分以上の人々は
あらゆるストレスと貧困と
混乱や戦乱に巻き込まれながら暮らし
心を病んでいくだろう
世界は誰のものか?
あなたの世界は
あなたの寿命と共に消える
理想も夢も愛情も
寿命と共に消える
より良い世界とは・・・。
誰のための世界か?
ただこの世を
這いずり回って生きていれば
未来の子供たちのための礎となれるのか?
なれぬまま己の世界が終わるのか
知る由もなく月日流れる
そうよね 知らんよね
疲れて
脳の回路が断線しているから
意味不明よ・・・いつもか。
ところで
神の無い月は
優しい女房が欲しいでしょ?
誰だって無理を承知で
坂道を登りながら
かう・・・こう考えた
女に生まれて
丈夫な赤ちゃん時代を過ごし
突然変異して少年として
山や丘や小川や自然を友にすくすく育ち
もちろん男前の青年期をモテモテに過ごし
優しい女房を得て仕事に邁進し
笑顔でお疲れ様と言ってもらい
名誉と富を得て引退したら
何故か!
女に戻って
優雅なおばさんとなり
婆さんになったら 友と暮らし
天寿をまっとうする
それがこの世の理想かも知れない
仕事しょうっ。 と。
(「栗をくりしいほど愛するあなたに!」と手紙をそえて
実家の丹波に里帰り中のあまぐりさんが丹波栗を送ってくれた
有り難!とうとう!謝!謝!謝!謝!狂喜乱舞です。)
(なんて愛らしく くりおしく くりっとまるく可愛いんでしょう!
食べるなんて これを食べるなんて・・・・。)
さっそく
鍋で湯浴み蒸し風呂に入れて美人くりにしたてて・・・。
(あなた~お疲れ様。)
お茶に付き合ってくれて
ありがとう、とう、ありがとう。
まぁ~この栗ちゃんのぷっくりうまそ♪なこと。
近くにいなくて残念ざます。
昨日の今日ですが、なんと一仕事してきましたよ。
激しく自信喪失しております。
富士山みて気分もアゲアゲ!にしますので、
またお付き合いください。
友引しか逢えなくなっては
寂しいからほどほどにしてね
富士山からの写メ楽しみに待っとります
また近くに来たら連絡くだされ
5分でも10分でも
逢えるなら参ります
脳が回路断線中で何を喋ったのか
定かではないけど
お替り自由の濃い目の珈琲で
あたしゃ目が覚めました