昨日の夜遅くに娘っこが修学旅行を終えて帰宅
「楽しかったかい?」とるる
「つかれた~それに大変やった!」
「だって着く早々トランク開かないし、テンション下がるし
お母さん!あれはSでも2でもなかったし」
あっ、この顛末は12月1日のブログに・・・。
「えっ2とちがったと?でも開いたんよね」
「2じゃなくて5よ、5**!おばあちゃんの誕生日やったと!」
「5・・・S!なーるほど、その手があったか」
「もうほんとにこまったと」
「いいやん開いたんやし、それに持っていく修学旅行のしおりに
ナンバーを書いといてあげたのにさ、まあS**ってさ、それ見たら
Sが5ってわかりそうなもんでしょ。」
「それをそこに書いたことを言ってないでしょ」と娘っこ
「ああ・・・・それを忘れたね
もう済んだ話はよかろうばい」
「よくない」
てな落ちでしたが、おあとがよろしいようで
「よくない」
「」
(眠るふりみて我がふりなおせ)
それにしてもスーツケースのナンバーが母の誕生日だったのは
このスーツケースが母のものだったからであるが
るるが大学生の頃確か、卒業旅行に行く前、母と色違いのサムソナイトを
買ったのだったと思う、るるがエンジ色は母は紺色で、るるのサムソナイトは
今、アメリカの大学に留学している姪っ子に譲り、持って行ってる
紺色のは新婚旅行のとき旦那が借りて持って行き、ずーと納戸にあったが
この家に引っ越す時に収納場所がなく、旦那のお兄さんの家に持っていって
もらったのだった、そんな遠い昔の記憶はすぐには甦らない
なんか新婚旅行の記憶からこのサムソナイトは結婚する時に買ったような
気がしていたのだった、しかし記憶はおそまきに甦る、いまさらです
大学4年の卒業前の冬休みに、同じ学科の女子3人で、卒業旅行に欧州へ
行かせてもらった、その友達の父親が朝日新聞にいて、朝日旅行社のツアー
なら安くなるからと、るる初めての海外旅行で、たぶん飛行機に乗るのも
初めてだったと思う。
ドゴール空港からパリに入り、この時に昨日のブログの
サモトラケのニケのルーブル美術館を訪れたのだった、そうだったよ。
初めての海外、パリのホテルで目覚めて、
友達は寝ていたので一人で街に散歩に出て
パリの路地にあった八百屋で当時珍しかった洋ナシを見て
食べたくなって、3つほど買ったのを思い出した、相変わらず単独行動。
初めての海外は不思議と違和感もなく、その町にずーといる様な変な感覚
に襲われた、その時るるは、どこでも生きていける気がした。
若かった。
そのあとスイスの中央の中世都市、ルツェルンという町で、14世紀前半に
造られた屋根付きの木造橋を渡ったのが印象に残っている、カペルブリュッケ
と言ったっけ。
そうそうイタリアはフィレンツェに着いて、実はツアーのコースになかったけど
どうしても見たいと思っていたフレスコ画があって、自由時間に得意の小走りで
一人で行こうと思って、添乗員のお兄さんに
「サンマルコ修道院へはどう行けばいいのですか?」
と尋ねたら、ちょっと待ってといわれ、しばらくしてから
「予定を変更して、コースに入れてあげよう」
と言って私の為にツアー客全員でフラ・アンジェリコのフレスコ画「受胎告知」
を見にサンマルコ修道院へと向かった。
フラ・アンジェリコは初期ルネッサンスのフィレンツェ派の画僧で
テンペラ画など宗教画を残しているんだけど、基督教の宗教画は
あまり好きではないるるが、唯一惹かれる画家で、修道院などの壁画が
ほとんどだと思うけど、色も美しいし、聖人たちの顔が本当にいいのだ。
この画僧は本当に敬虔な人格者だったらしい、天使のような画僧と呼ばれた。
ところで何故、予定を変更してるるの行きたいところへと行ってくれたのか
といえば、たぶんこの前の日、この添乗員のお兄さんが、るるを口説こうと
して失敗したからだと思う、会社とかに告げ口を恐れたのかな?。
そういうことに疎かったるるは前の日、たまたま一人部屋で、
部屋でくつろいでいたら、ドアをノックする音が
ツアーも半ばで添乗員さん2人とも打ち解けてきた頃で
ドアをあけたら添乗員のお兄さんがいて
「ぼくらの部屋でワイン飲みませんか?」
と言う
ワインにつられたるるは
「ああいいですね」
と言ってお兄さんの部屋へ
もう一人の人は?と思った部屋には、そのお兄さんとるるだけだった
ワインをついでくれたが、なんか妙な雰囲気で部屋の内鍵もかけられた
ちょっとーこれはまずいかなーと思って
「いや**さんとかもいると思ってたし、
友達も呼ぼうと思ってたし・・・」
とるるは、お兄さんにダメダメの意思表示をしつつ帰ろうとした
そのあとなんか口説き文句を言われたが、まったく覚えていない
とりあえず「これはまずいでしょう」とドアに向かい
「帰らせてもらいま~す」と部屋に戻った
次の日その添乗員のお兄さんは二日酔い顔であった、そして気まずそう
それでなぜか、サンマルコ修道院がコースに入ったのではなかろうか
まあ一人で行こうと思っていたから、なんか違う意味で残念な気もしたが。
あくまで単独行動好きのるるであった。
「楽しかったかい?」とるる
「つかれた~それに大変やった!」
「だって着く早々トランク開かないし、テンション下がるし
お母さん!あれはSでも2でもなかったし」
あっ、この顛末は12月1日のブログに・・・。
「えっ2とちがったと?でも開いたんよね」
「2じゃなくて5よ、5**!おばあちゃんの誕生日やったと!」
「5・・・S!なーるほど、その手があったか」
「もうほんとにこまったと」
「いいやん開いたんやし、それに持っていく修学旅行のしおりに
ナンバーを書いといてあげたのにさ、まあS**ってさ、それ見たら
Sが5ってわかりそうなもんでしょ。」
「それをそこに書いたことを言ってないでしょ」と娘っこ
「ああ・・・・それを忘れたね
もう済んだ話はよかろうばい」
「よくない」
てな落ちでしたが、おあとがよろしいようで
「よくない」
「」
(眠るふりみて我がふりなおせ)
それにしてもスーツケースのナンバーが母の誕生日だったのは
このスーツケースが母のものだったからであるが
るるが大学生の頃確か、卒業旅行に行く前、母と色違いのサムソナイトを
買ったのだったと思う、るるがエンジ色は母は紺色で、るるのサムソナイトは
今、アメリカの大学に留学している姪っ子に譲り、持って行ってる
紺色のは新婚旅行のとき旦那が借りて持って行き、ずーと納戸にあったが
この家に引っ越す時に収納場所がなく、旦那のお兄さんの家に持っていって
もらったのだった、そんな遠い昔の記憶はすぐには甦らない
なんか新婚旅行の記憶からこのサムソナイトは結婚する時に買ったような
気がしていたのだった、しかし記憶はおそまきに甦る、いまさらです
大学4年の卒業前の冬休みに、同じ学科の女子3人で、卒業旅行に欧州へ
行かせてもらった、その友達の父親が朝日新聞にいて、朝日旅行社のツアー
なら安くなるからと、るる初めての海外旅行で、たぶん飛行機に乗るのも
初めてだったと思う。
ドゴール空港からパリに入り、この時に昨日のブログの
サモトラケのニケのルーブル美術館を訪れたのだった、そうだったよ。
初めての海外、パリのホテルで目覚めて、
友達は寝ていたので一人で街に散歩に出て
パリの路地にあった八百屋で当時珍しかった洋ナシを見て
食べたくなって、3つほど買ったのを思い出した、相変わらず単独行動。
初めての海外は不思議と違和感もなく、その町にずーといる様な変な感覚
に襲われた、その時るるは、どこでも生きていける気がした。
若かった。
そのあとスイスの中央の中世都市、ルツェルンという町で、14世紀前半に
造られた屋根付きの木造橋を渡ったのが印象に残っている、カペルブリュッケ
と言ったっけ。
そうそうイタリアはフィレンツェに着いて、実はツアーのコースになかったけど
どうしても見たいと思っていたフレスコ画があって、自由時間に得意の小走りで
一人で行こうと思って、添乗員のお兄さんに
「サンマルコ修道院へはどう行けばいいのですか?」
と尋ねたら、ちょっと待ってといわれ、しばらくしてから
「予定を変更して、コースに入れてあげよう」
と言って私の為にツアー客全員でフラ・アンジェリコのフレスコ画「受胎告知」
を見にサンマルコ修道院へと向かった。
フラ・アンジェリコは初期ルネッサンスのフィレンツェ派の画僧で
テンペラ画など宗教画を残しているんだけど、基督教の宗教画は
あまり好きではないるるが、唯一惹かれる画家で、修道院などの壁画が
ほとんどだと思うけど、色も美しいし、聖人たちの顔が本当にいいのだ。
この画僧は本当に敬虔な人格者だったらしい、天使のような画僧と呼ばれた。
ところで何故、予定を変更してるるの行きたいところへと行ってくれたのか
といえば、たぶんこの前の日、この添乗員のお兄さんが、るるを口説こうと
して失敗したからだと思う、会社とかに告げ口を恐れたのかな?。
そういうことに疎かったるるは前の日、たまたま一人部屋で、
部屋でくつろいでいたら、ドアをノックする音が
ツアーも半ばで添乗員さん2人とも打ち解けてきた頃で
ドアをあけたら添乗員のお兄さんがいて
「ぼくらの部屋でワイン飲みませんか?」
と言う
ワインにつられたるるは
「ああいいですね」
と言ってお兄さんの部屋へ
もう一人の人は?と思った部屋には、そのお兄さんとるるだけだった
ワインをついでくれたが、なんか妙な雰囲気で部屋の内鍵もかけられた
ちょっとーこれはまずいかなーと思って
「いや**さんとかもいると思ってたし、
友達も呼ぼうと思ってたし・・・」
とるるは、お兄さんにダメダメの意思表示をしつつ帰ろうとした
そのあとなんか口説き文句を言われたが、まったく覚えていない
とりあえず「これはまずいでしょう」とドアに向かい
「帰らせてもらいま~す」と部屋に戻った
次の日その添乗員のお兄さんは二日酔い顔であった、そして気まずそう
それでなぜか、サンマルコ修道院がコースに入ったのではなかろうか
まあ一人で行こうと思っていたから、なんか違う意味で残念な気もしたが。
あくまで単独行動好きのるるであった。
宗教画が苦手な方でも、「フラ・アンジェリコは好き」って方は結構いらっしゃるようですね。
一研究者として嬉しいです。
私も修学旅行でヨーロッパに行きましたが、サン・マルコ美術館は入っていませんでしたよ。すぐ傍のアカデミア美術館は行ったのですが。開館時間は短いし、元修道院で団体見学には向かないのでコースには入っていないのではないでしょうか?
私も、できることなら、もう一度
一人で見に行きたいです。