ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

4年ぶりの新潟ハーフマラソン、田園地帯を気持ちよく(?)走った  (3;最終)

2023-03-21 20:03:30 | RUN

曽野木地区を外れると、また田園地帯を行く。

スピードを上げられるものなら上げたいところだが、ここんところ15km以上は走っていない。

完全に足に来た。

16kmまでの1kmは6分19秒と、このレースで最も遅くなってしまった。

そこで、再び抜かれたランナーで付いていけそうな速さの人の背後について、走っていった。

ただ、目の前が女性ランナーだと、自分がなんだかストーカーっぽく思えて、情けない。

それでも、背に腹は代えられぬ、懸命についていく。

だから、⑰6分00秒、⑱6分01秒と持ち直した。

 

遠くにあったビッグスワンスタジアムとハードオフエコスタジアム(エコスタ)に少しずつ近づいているのを感じてはいる。

だが、楽にはならず、足はますます重くなっていった。

19km地点では、1kmが6分11秒とまた遅くなった。

この辺は、エコスタのすぐそば。

自分の脚も痛いが、同様のランナーも多くいて、歩くことしかできなくなった人もいる。

「あと少し、がんばりましょう」と思わず声をかけた。

19.1kmのところにある最後の給水地点で、水を1杯飲んだ。

脚が自分のものではなく、象の足のように重く感じた。

20㎞を過ぎ、ここまで来た以上は、あとはゴールにたどりつくだけ。

この1kmは、さらに動きが鈍くなり、6分28秒もかかってしまった。

田園地帯を走るのは気持ちよかったけど、ガチガチの脚がきつくて痛くて動かなくなっていることは否定しようがない。

 

ガード下をくぐり、やっとの思いでビッグスワンのそばまできた。

ここからあとわずかだというのに、Nスタンド入口への上り坂が歩くようなスピードでしか進まない。

案の定、あとで見たら20kmまでの1kmのラップは、最遅速の6分42秒/㎞。

 

それでも、ようやくスタジアム内に戻ると、正面のオーロラビジョンに自分の姿も小さく映る。

だが、なんてカッコ悪いフォームなんだろうと、自分の走っている姿を見て思う。

ゴールまで残り30,40mのところに、ゲストランナー市河麻由美さんが迎えてくれた。

「ご苦労さん、がんばったね」の声に、思わず、

「今年も、応援ありがとうございました!」と返し、

その足で、ゴールゲートをくぐった。

記録は、2時間8分50秒。

4年前は、自己ベストの1時間44分台を記録したのだが、25分くらいも遅くなってしまった。

まあ、仕方がない。

これが高齢化であり、体調不十分であり、練習不足であるということだ。

それでも、給水所以外の場所では、どんなに遅くなっても歩かなかったことが誇りだ。

(あ、写真撮影で足を止めたこともあったっけ…)

 

ゴール後、スタジアム内を半周歩きながら一度外に出て、預けていた手荷物を取りに行こうとしたら、どうしても階段を上って2階に上がらなければならない。

これがまた、限界を超えた脚にはきついのなんの。

ようやく上って、荷物を受け取って、荷を出そうとしていたら、私よりだいぶ早くゴールした息子と遭遇。

寒い日陰から暖かい陽の当たるスタンドに移動して、しばらくゆっくり寒暖いや歓談。

ゴール後に受け取ったおにぎりを食べ、記念に写真を撮ってもらった。

 

スタジアムの2階から、階段をゆっくり下りて下に行くと、岸本・横田・山本のゲストランナー3人との撮影会をやっていた。

大会前とは違って、後ろのパネルには、3人の自筆の(?)サインも書かれてあった。

自分の子どもよりも若い彼らとは、一緒の写真を撮るよりも、目を細めてその行動の様子を眺めている方が楽しい。

 

とにもかくにも、ゴールにはたどり着いた。

ハーフでこれだけ疲れているのだから、10月のフルマラソンなんて完走は難しいよな、と思った。

そう思いながらも、疲れ切って脚がボロボロ状態になりながらも、

やっぱり走るのって、サイコー!

 

翌日になって、筋肉痛・関節痛は出たが、幸い、ここのところ必ず出てくるクラクラ感や胸のあたりの不調感は出なかった、ラッキー。

次の大会は、2週間後の笹川流れマラソン大会。

同じくハーフを走る。

体力を回復し、また走れる喜びを味わいたいと思っている。

コメント
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