ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

いい色の日は、私にとって特別な日でもある

2020-11-16 21:43:26 | 生き方
11月16日。
今日は、いい色の日なのだとか。
いい色の日と言われても、どんな色かなあ。
ちょっと思い浮かばない。

でも、私にとって、11月16日といえば…今年で
36年!
これは、父が亡くなってからの年数である。
まさに37回忌!

父は、故郷の墓地に眠っている。
父が亡くなる1年前に生まれた娘と
父が亡くなった1年後に生まれた息子と
私たち夫婦の家族4人で墓参りに出かけた。


父が亡くなったときに単身赴任していた私は、やがて故郷に戻り、連れ合いを亡くした母と同居した。
ただ、交通に不便な地であったので、その後今住んでいる場所に家を建て、母ともども家族皆で移り住んだ。
長男だったのに、 父が建てた家、父も私も育った故郷とも別れたのだった。
だから、墓参りに行って墓石に向かうと、父に対して申し訳ないような気にもなる。
そんなことは、しょせん自分の心だけのことなのだが…。
心の中を、様々な思いが駆け巡った。

ふと目をそらすと、近くの地面にはあちこちに、ムラサキツユクサが繁殖していることに気付いた。
夏の花のムラサキツユクサが、晩秋と言えるこの時期に花を咲かせているものもあった。


素直に感動した。



墓石の前で様々な思いに沈む墓参り。

いい色の日、今年の私にとってのいい色は、紫色だな。
墓の周辺に咲く、このムラサキツユクサの紫がぴったりだと思った。
コメント (2)
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