ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

NHK杯フィギュア 復帰した三原舞依選手に感動

2020-11-27 22:43:02 | ひと
NHK杯フィギュア開催。
高橋大輔のアイスダンス挑戦後、初の大会、ということで注目を集めている。
無難にショートプログラムを終えたのは、さすがだった。

彼も注目の選手だったが、私が注目したのは、女子フィギュアの三原舞依選手。
彼女は、2017四大陸選手権で優勝したりするなど、実績も十分の選手だった。
彼女の演技を見ることが好きで、更なる活躍を期待していた。
その彼女が、昨シーズンは、病気のせいで大会に出ることができなかったのだ。

その病名は、「若年性特発性関節炎」というそうだ。
彼女は、それ以前から難病に指定されるほどの病と闘いながら試合に出場していたのだった。
可愛らしく、丁寧で美しい演技を見せていた彼女が、そんな難しい病気だったなんて、知らなかったので、びっくりした。

その三原選手を、久々にテレビ放送で見ることができた。
もともとスリムではあったが、非常に細くなっていたので、びっくりした。
だが、ショートプログラムの演技が始まると、無心に懸命に演技する彼女の姿に、私は目を引き付けられた。
伸びやかでキレがあって、昨シーズンを棒に振ったとは思えないほどだった。
転倒したり目立ったミスをしたりすることなく、彼女は滑り切った。
演技を終えた彼女は、微笑んだ後、目頭を押さえた。
病に負けず、大会に出られて、無事にプログラムを滑り終えることができた。
そのことがとてもうれしかったのだろう。
本人しか分からない大変さがきっとあったはずだ。

オジ(イ)さんは、若いコが、大変な苦労をしてがんばっている姿に弱い。
涙をぬぐうような三原選手の姿に、こちらももらい泣きしてしまった。
よくがんばった。
12人中7位という順位ではあるが、得点は、3位とは4点くらいしか離れていない。
立派な成績だ。

大変な思いをしながら、病にも自分にも負けないその姿には、頭が下がる。
明日のフリーの演技でも、この後の大会や生活でも、彼女の持ち味を出してがんばってほしい。
コメント
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